「いんふぉる!」#12(1/30)+「iしたい。」+BS-i深夜「アニメ枠」(1/29)CM [BS-TBS(BS-i)関連]
今週は3つを1つにまとめて記します。まずは「いんふぉる!」から。
今回の「いんふぉる!」は東京散策シリーズで、東京・日本橋でした。ちなみに、東京の日本橋は「にほんばし」と読むが、大阪の日本橋は「にっぽんばし」と読みます。
で、日銀から、貨幣に関する所を巡っていました。→お金の博物館を回っていたが、そこから「銭」→「銭形」というような連想をしたのでしょうか、「得トク情報」では久しぶりに目玉となるものが取り上げられました。(ただ、一ヶ月遅いというのが正直な所ですけど...)それは「ケータイ刑事銭形海」のDVD-BOX3であり、番組としても久しぶりのプレゼントということで、その告知がありました。(2名にプレゼント、締め切りは2/5です。)今月初めに再放送が終わった所でもあり、何で今更?と思ったのだが、プレゼントということになると話は別です。(ただ、ケー刑事・ファンであれば、12月に発売になっているだけに、当然購入しているでしょうから、応募する必要はないでしょうが...→どうせプレゼントするのなら、12月の発売とほぼ同時にやってくれたら良かったのに...)
「得トク番組」では4本の番組が取り上げられたが、これというものはありませんでした。
今週目にした「iしたい。」は青木アナと小川アナが中心で、水野アナと新井アナのものが流れるという状態でした。月末ということで、内容的には平凡で、特に目新しいものはありませんでした。来週になると月が変わるので、PV版で使われる曲が変わることになるが、それまでは特に大きな変化はないでしょうね。
では、アニメ枠のCMにいきます。まず、アニメが始まる前のTVショッピングのあとの1分の所では、「銭形舞」のDVDの宣伝(30秒版)が流れていました。
前半のアニメが今週から「明日のよいち!」になり、予想したように、CMの一部が少し入れ替わっていました。で、OP主題歌の後に「東京少女・日向千歩 ~エレベーター少女」の27秒版の予告があり、A/Bパート間、ED主題歌の後、次回予告の後はいずれも収穫無しでした。
後半の「CLANNAD~AS」は、OP主題歌の後、ED主題歌の後、次回予告の後はいずれも収穫無しだったが、A/Bパート間に再放送「銭形愛」の予告(第4話)の27秒版があったということで、こちらの方は特に入れ替わりはありませんでした。
来週は、水曜日の再放送「恋日・ニュータイプ」と「東京少女・大政絢」(次は最後の物語となる「エチュード」です)はサッカー放送のためにお休みなので、これらの予告は流れないと分かっていたが、一応は安定した内容でした。来週は2月になっているので、もしかしたら流れる予告の登場位置に変化があるかも知れません。「東京少女・真野恵理菜」と「銭形愛」の予告は確実に流して貰いたいところです。(まあ、他にも確実に流れる枠はありますけど...)
三丁目の夕日の時代 日本橋篇―写真と資料で読む昭和30年代大図鑑!! (ワンダーライフスペシャル)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/10
- メディア: ムック
中央区の今昔―日本橋区・京橋区 (復刻古地図戦前の東京シリーズ (2))
- 作者:
- 出版社/メーカー: 人文社
- 発売日: 2004/04
- メディア: 単行本
あの日の日本橋―昭和25年から30年代の思い出と出会う (地図物語)
- 作者: 佐藤 洋一
- 出版社/メーカー: 武揚堂
- 発売日: 2007/09
- メディア: 大型本
ケータイ刑事 銭形海 冬舞台完全版 ついに公開!後悔しないよ!死の航海!~超豪華客船キングアンドリウII世号 [DVD]
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- メディア: DVD
ケータイ刑事銭形愛4話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
「銭形愛」の第4話「お面でゴメン殺人事件」の「裏ネタ編」は今回で打ち止めです。で、今回は愛ちゃんがこの物語で披露した「銭投げ」についてと、「銭投げ」と言えばこの作品ということになる「銭形平次」について、そして愛ちゃんが五代さんを誘った「オペラ座の怪人」について記します。
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「銭投げ」:「投げ銭」ともいう。野村胡堂の原作小説に登場する岡っ引きの平次(「銭形平次」というのは通称である。)が主人公の「銭形平次捕物控」及びその映像作品である「銭形平次」ににおいて、平次が得意とする技であり、銭(寛永通宝)を投げて、逃げる悪人を追いつめる業である。
「銭形平次」:野村胡堂の小説「銭形平次捕物控」のTVドラマシリーズのタイトル、及び映画のタイトルである。(映画のタイトルは原作小説のタイトル「銭形平次捕物控」というものが中心である。)
テレビドラマは888回という放送回数(ちなみに「ケータイ刑事」は現在(「海」終了時点)で183話なので、5倍近くということになります。)を誇る大川橋蔵主演のシリーズが1966年5月から1984年4月まで放送された。当初は白黒作品であり、途中からカラー作品になったということで、テレビ史そのままというようなシリーズである。尚、大川橋蔵の平次は初回から最終回まで変わっていないが、平次の妻・お静や八五郎は途中でキャストが変わっている。(お静は3人、八五郎は2人が演じている。)
その他、テレビでは若山富三郎、安井昌二、風間杜夫、北大路欣也、村上弘明たちが平次を演じている。
映画は、戦前(昭和初期)からサイレント映画で登場し、嵐寛寿郎、市川猿之助が平次を演じてきた。そして、一番有名なのは長谷川一夫主演で、1949年から1961年の間に、全18作が製作された人気シリーズである。(第1作は新東宝、第2佐久目以降の17本は大映京都の制作である。)第2作が「銭形平次」というタイトルであるが、他の17本は「銭形平次捕物控」という文字が入っている。シリーズ作品のタイトルを記しておくと、シリーズ第1作「銭形平次捕物控 平次八百八町」(1949年)、シリーズ第2作「銭形平次」(1951年)、シリーズ第3作「銭形平次捕物控 恋文道中」(1951年)、シリーズ第4作「銭形平次捕物控 地獄の門」(1952年)、シリーズ第5作「銭形平次捕物控 からくり屋敷」(1953年)、シリーズ第6作「銭形平次捕物控 金色の狼」(1953年)、シリーズ第7作「銭形平次捕物控 幽霊大名」(1954年)、シリーズ第8作「銭形平次捕物控 どくろ駕籠」(1955年)、シリーズ第9作「銭形平次捕物控 死美人風呂」(1956年)、シリーズ第10作「銭形平次捕物控 人肌蜘蛛」(1956年)、シリーズ第11作「銭形平次捕物控 まだら蛇」(1957年)、シリーズ第12作「銭形平次捕物控 狐屋敷」(1957年)、シリーズ第13作「銭形平次捕物控 八人の花嫁」(1958年)、シリーズ第14作「銭形平次捕物控 鬼火燈籠」(1958年)、シリーズ第15作「銭形平次捕物控 雪女の足跡」(1958年)、シリーズ第16作「銭形平次捕物控 美人蜘蛛」(1960年)、シリーズ第17作「銭形平次捕物控 夜のえんま帳」(1961年) シリーズ第18作(最終作)「銭形平次捕物控 美人鮫」(1961年)である。
また、テレビドラマで主演を務めた大川橋蔵主演の映画「銭形平次」(1967年)を東映京都が制作している。
「オペラ座の怪人」:1910年にガストン・ルルーが発表した小説、及び、そのミュージカル作品と映像化作品がある。それぞれ複数の作品があり、いずれもが大ヒットを記録している。
ミュージカル作品は1976年のものと1986年のものがあり、後者は20念を超えるロングラン作品となった。また、日本でも劇団四季が上演を1988年から始めている。
映画はこれまでに都合8回制作されている。最初は1925年のサイレント、白黒映画である。2度目からはカラー、トーキー作品となり、1943年、1962年、1974年、1989年、1990年、1998年、2004年に製作されている。中でも1943年版はアカデミー賞を2部門(撮影賞、舞台装置賞)を獲得していて評価の高い作品であり、1974年版はB・デ・パルマ監督作で、原作からは大きくかけ離れた内容であるが、人気が高い作品であり、1989年版はホラー映画という部分強調した作品になっている。(筆者のお薦めは、1943年版であり、翻案作品ということでは1974年版と1998年版というところです。)
物語の方は、説明する必要はないと思うが、簡単に記しておくと、パリ・オペラ座を舞台にしたもので、謎の怪人が住みついているという噂から繰り広げられるミステリアスな作品である。
世界的に人気の高い作品であり、何度も舞台公演が行われ、映画も多数あるので、一度は見ておきましょう。
↓一度は接してみましょう。
時代劇スペシャルセレクション銭形平次ボックスセット [DVD]
- 出版社/メーカー: video maker(VC/DAS)(D)
- メディア: DVD
オペラの怪人 (ベスト・ヒット・コレクション 第9弾) 【初回生産限定】 [DVD]
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- メディア: DVD
アイシネ「ケータイ刑事THE MOVIE 2 石川五右衛門一族の陰謀 ~決闘、ゴルゴダの森」 [ケータイ刑事]
BS-i製作の劇場作品の放送という1月の「アイシネ」のトリは「ケータイ刑事THE MOVIE 2 石川五右衛門一族の陰謀 ~決闘、ゴルゴダの森」でした。この作品は去年のGWに放送された時にHD化してBDに録画しているので、今回はどうでも良かったのだが、放送していると、つい見てしまいます。(「東京少女・日向千歩」の次回予告が流れる可能性を考えて、録画もしていました。→無かったので、放送が終わると消去してしまいましたけど...)
で、途中に入るCMも、その時と同じでした。(途中で7回入りました。1回のみ1分15秒で、6回は2分、終了後は15秒のCMで放送枠終了でした。)で、頭に「アイシネ」のタイトル・ロゴがあるため、本編時間は100分半弱でした。ということで、2時間枠(114分)でCM占有率は11.8%ということになり、この数字はやっぱりBSならではの数字です。(地上波だと15%よりも少ないことはまず無い。18%~20%と言うのが標準的な数字です。→地上波の2時間枠(114分)で「M2」を放送しようとしたら、7~8分のカットをするしかなく、ノーカットにするなら10分延長して124分枠にしないと...)
ただ、先週の「M1」の放送時には「銭形零DVD-BOX2」の宣伝が途中のCM(しかも、零ちゃんの事件の所に入った)にあったが、今回は零も雷も含めて「ケータイ刑事」のDVD-BOXの宣伝は途中には入りませんでした。また、この枠では「東京少女・日向千歩」の予告も前回と同様に入りませんでした。→他に確実に流れる枠があるから、別に構わないんですけど...
来週の「アイシネ」は「ハーフ・ア・チャンス」ということで、洋画になるが、またもこの作品を放送するんですね。その後はアニメの「あらしのよるに」、韓国映画の「誰にでも秘密がある」、スペイン映画「あなたになら言える秘密のこと」というのが2月のラインナップです。
洋画が中心になると、この枠で再び「東京少女」(2月は「東京少女・真野恵理菜」です。)の予告が流れることになるかも...(去年までの水曜深夜の放送枠だった時、「東京少女」の次回予告は確実に流れていましたし...)
で、劇場公開から1年になる「東京少年」と「東京少女」は、3月か4月(春休みになってからだと予想している。)にはBS-iでも放送されるのではないかと思っているのだが、どうなんでしょうかねぇ?
ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀~決闘!ゴルゴダの森 プレミアム・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀〜決闘!ゴルゴダの森 スタンダード・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- メディア: DVD
BS-2・アンコール黒澤作品、再放送日程確定 [映画(邦画)]
シネマ堂本舗スペシャルで、NHKが1/15まで受け付けていた黒澤明監督作品のリクエストが発表されました。黒澤監督作品は全30作で、その1位から5位の作品が2月の頭に再放送するということで、順位には注目していましたが、1位はやっぱりあの作品でした。それ以外のベスト5は、あの作品というのが入っていなかったということもあったが、6位から10位まで発表されたら、やはりその中には入っていました。
1位は「七人の侍」というのは誰もが納得でしょう。太陽が例え西の空から登ったちしても1位の座は明け渡さないでしょうね。黒澤明監督といえば、やっぱり「七人の侍」が真っ先に頭に浮かぶでしょうからね。
以下、発表されたTOP 10を記しておきます。(発表は5位から1位、そして6位から10位という順番でしたけど...)2位「赤ひげ」、3位「用心棒」、4位「生きる」、5位「天国と地獄」、6位「椿三十郎」、7位「隠し砦の三悪人」、8位「羅生門」、9位「デルス・ウザーラ」、10位「乱」。
個人的には、2位から5位の作品は、順位はどうなるか分からないものの、「天国と地獄」「椿三十郎」「羅生門」の3本と「赤ひげ」「隠し砦の三悪人」「蜘蛛巣城」のいずれかが入るものと予想してのだが、「生きる」が4位に入ったのと、「蜘蛛巣城」が10位までに入っていないというのは意外でした。→「生きる」は10位までには入るとは思っていましたけど...
で、前からアナウンスされていたが、2月の第1週に、TOP 5の作品が再度放送される。月曜(2/2)から木曜(2/5)の21時からが5位かせ2位の順番で、そして1位の「七人の侍」は2/7(土)の20時から放送されるということが確定しました。
が、問題はその後に発表されたことであり、その次の月曜(2/9)からは、BS-2で昼間(多少の開始時間のズレはあるが、13時スタートが多い)や深夜の時間帯(いずれもが「衛星映画劇場」の枠です。)を使って、残りの25本も全て再放送するということで、そのスケジュールが出ました。(日曜は無いが、ほぼ毎日で、3/13まで続きます。)→トップ5は夜の良い時間帯で、その他は昼間か深夜という放送時間帯の差はあるが、全部再放送するというのだったら、別に順位を付けなくても良いような気がするんですけどね...(どうせ録画しておいて、後から見ることになると思いますし...)
また、約1ヶ月半(6週間)の間に全30作を全て放送するということになると、去年の4月から12月に9ヶ月かけて、(GWや9月頭、12月下旬という例外はあるが)毎月ほぼ2本のペースで放送してきたのは何だったのか?と思ってしまいます。
ただ、全30作の時間をトータルすると61時間強ということになるのだが、6週間の間にこれだけの時間になるものを全て見ようというのは、週に平均で5本、時間で10時間強のペースで見ないと、一気に未見というものが溜まることになってしまいます。(普通の人だったら、これだけ見るというのは無理があるでしょうし...)で、HDDレコーダーがとんでもない状態になってしまいますね。(筆者は録画に失敗した2作品だけを録画し直そうと思っているだけなので、週に10時間も見る必要はないので、楽と言えば楽ですが...→とは言っても、12月放送分で、まだ見ていない作品が3本あるので、5本ということになりますけど...)
黒澤 明 THE MASTERWORKS 1 RECOMPOSED EDITION [DVD]
- 出版社/メーカー: 東宝
- メディア: DVD
黒澤明 : THE MASTERWORKS 2 DVD BOXSET
- 出版社/メーカー: 東宝
- メディア: DVD
黒澤明 : THE MASTERWORKS 3 DVD BOXSET
- 出版社/メーカー: 東宝
- メディア: DVD
↓4作品だけですがBDもリリースされました。
「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その88) [ケータイ刑事]
今回とりあげる「ある物」は「酒」です。「ケータイ刑事」は主人公が女子高生(=未成年)なので、本人が飲むということはないが、物語に登場したり、相棒がこれに絡んでいるので、「小物」という扱いにして記すことにする。また、「007」では、ある意味では「ウォッカ・マティーニ」と「ドン・ペリニョン」がボンドのトレードマークとなっていて、どの作品でも何らかの形で酒が登場する。ということなので、ボンドというキャラクターと「酒」について記すことにする。(今回は、少しイレギュラーという形で記していきます。)
で、取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「泪・1st.2話」「零・1st.5話」「雷・1st.19話」の3本とし、「007」からは特にこれという作品を取り上げることはしない。
「ケータイ刑事」:「泪・1st.2話」。「海王星人は実在する ~未知との遭遇殺人事件」という物語である。タイトルからするとSFじみた物語ということを感じさせるが、実在する酒を上手くトリックに使った物語である。
この物語に登場する酒は、世界で最高純度の酒として知られるウォッカの「スピリタス」である。アルコール純度96%というのは限界まで高められたアルコールであり、「ウォッカ」(酒)というよりも「アルコール」といった方が正しいでしょう。(この酒を扱う場合は「火気厳禁」です。)
宇宙人を呼ぶための儀式で「スピリタス」が使われたが、これが被害者にぶっかけておいて、静電気で起こした火花を火種にして燃え上がらせて殺人を犯したという事件でした。
泪ちゃんがこのトリックを見破り、発火させないものの、火種のトリックを再現していました。(未成年の泪ちゃんは、当然のことながら「スピリタス」を口にしていない。→「スピリタス」をそのまま口にするような人はいません。果実酒を造のに使ったり、消毒薬に使うのが一般的です。)
「ケータイ刑事」:「零・1st.5話」。「さよなら、アンドリウ ~キラークイーン殺人事件」という物語で、こちらは架空の銘柄のお酒(ワイン)が出てくる物語である。また、中学生の零ちゃんは、自ら断ったが、ワインをグラスに注がれそうになっていました。
登場するのはワインで、1971年産のシャトー・ジロー・ラトゥールというものである。「シャトー」はフランス語の「ワイン醸造所」という意味であるが、この名前は「佐藤二朗(さとう・じろう)」→「サトー・ジロー」をもじっているというのは言うまでもない。
クイーン女優・宝積さんが本人役で登場とか、内輪ネタがてんこ盛りとなっているというように、「ケータイ刑事」らしい物語である。事件の方は、ワイン(シャトー・ジロー・ラトゥール)をグラスに注ぐその時がポイントになっていて、注意深く見ていないと、トリックがそこにあったと言うことすら気づかないかもしれないですね。
「ケータイ刑事」:「雷・1st.19話」。「No.1ホストVS銭形雷 ~シャンパンタワー殺人事件」という物語で、タイトルにある通り、シャンペンが登場する物語である。(雷ちゃんは当然のことながら口にしません。)
あるホストクラブで、シャンペンタワーを造り、シャンペンを注ぎ、ホストと客たちが乾杯をするが、ホストの1人が飲んだシャンペンによって毒殺されたという事件である。(被害者が手に取るであろうグラスを予見し、毒をその1つのグラスにだけ入れるというトリックが見物である。)尚、ここに登場したシャンペンの銘柄は不明である。(シャンペンタワーに使うごく普通のものと思われる。)
「007」:ジェームズ・ボンド。愛飲するのは、ステアしないでシェイクしたウォッカ・マティーニである。(多くの作品で、「Shaken, not stirred」という台詞を口にしている。)酒場ではよく注文しているが、自分で配合したマティーニも飲む。特に「ヴェスパー」というカクテル(「ヴェスパー・マティーニ」)は「カジノ・ロワイヤル」に登場したカクテルであり、「007」の原作者であるイアン・フレミングが考案したものである。(ヴェスパーとは、「カジノ・ロワイヤル」のボンドガールであり、ボンドが結婚を考えた女性の名前でもある。)
また、女性をくどく際にはシャンペンを使うボンドであるが、お気に入りは「ドン・ペリニョン」であり、「ドン・ペリニョンを好む者に悪い奴はいない」とまで言っていたボンドでした。(「私を愛したスパイ」での台詞です。)氷のように冷やしたシャンパンを手にして、行く先々で出会った女性に手を伸ばしていたボンドくんでした。
ワインに関しても博学で、深い知識を持っている。欧州では、ワインはあまりにもポピュラーな酒であり、大人のつきあいでは当たり前に出てくるものであるが、「ロシアより愛をこめて」では、オリエント急行内の食堂で、魚料理に赤ワインを頼んだナッシュが殺し屋・レッド・グラントだと見抜くことになった。
その他の酒としては、ウィスキーはスコッチではなくてバーボンを好んで飲み、ブランデーも口にする。カクテルに関しての知識も深い。
共通点ということでは、「007」ではボンドが「ウォッカ・マティーニ」が好物であり、「ケータイ刑事」ではそのカクテルに使われるウォッカを、しかも最高純度のウォッカを登場させるという「ウォッカ」繋がりがあること、「ケータイ刑事」の高村さんが「バーボン刑事」と呼ばれているが、ボンドと高村さんはバーボンを愛飲するという共通点があること、(高村さんは「泪・2nd.10話」で(レンタカーだったが)ボンド・カーのBMW Z3に乗るというように、ボンドを意識しているような所があります。)、シャンペンをごく普通のアイテムとして(「007」では女性をくどくのに、「ケータイ刑事」では物語の舞台ではごく普通に行われているシャンペンタワーで使うというように)ごく普通のお決まりの行動に使っている、というところである。
まあ、今回はかなり強引なこじつけということになっているが、「ケータイ刑事」の主人公が未成年であるということから、ちょっと無理があったテーマだったということですかね...
次回も「ある物」シリーズを続ける予定でいます。何が登場するかはお楽しみに。
007 「カジノ・ロワイヤル」付スペシャル・コンプリートBOX (Amazon.co.jp/HMV限定) [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: DVD
007 アルティメット・エディション スペシャル・コレクターズBOX [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: DVD