ケータイ刑事銭形泪17話(2nd.4話)[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]
現在、「銭形愛」と同時に「裏ネタ編」を薦めている「銭形泪」であるが、こちらの方が1つの物語に対しての執筆回数が多いこともあって、取り上げる話数が遅れてきているが、何だかんだで記しておきます。(今のペースなら、終わる頃にはBS-iの再放送から3年以上になってしまうのも確実だし...)
「銭形泪・2nd.4話」の「高村刑事、絶体絶命! ~正しい日本語殺人事件」の「裏ネタ編」はまだ続きます。5回目となる今回は言霊名誉教授が口にした「警鐘を鳴らす」についてと、高村さんが口にした「グリーンティ」についてと、言霊名誉教授が口にした「緑茶」について(一応、別のものに分けちゃいます。)、そして「玉露」について記します。
尚、約2年9ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「警鐘を鳴らす」:他人に対して(危険などを)警告する、という意味である。英語では「Warn」という動詞がこれを指す。
「警鐘」とは、危険の予告、警戒のために鳴らす鐘ということで、古くは火事の時に使う半鐘のことである。と言うことなので「警鐘」だけでは単なる鐘であるので、それを「鳴らす」ということになる。
「グリーンティー」:英語の「Green Tea」をそのままカタカナにしてものであって、日本語に訳すと「緑茶」と「日本茶」のことであり、意味としたら次に記す「緑茶」と同じと考えて良い。尚、「グリーン」は茶葉の色が緑色をしているためにこう言われる。よって、広義では日本茶以外も含むことになるが、緑茶とは日本と中国ぐらいしかなく、世界的に知られることになった日本茶のことを指していると思って、特に問題はない。
「緑茶」:茶葉を摘み取った後、加熱処理を行って発酵することを妨げて、それを乾燥処理した茶葉のこと、若しくはその茶葉に湯を注いで抽出した茶飲料のことである。尚、後者の茶飲料のことを、日本で広く飲まれいるお茶ということから「日本茶」ともいう。
緑茶の茶葉は、加熱処理を行うことで、葉中に含まれている酸化酵素の活動を停止させることになるため、葉緑素が発酵によって分解されることがない。そのため緑色を保っている。(発酵させれば、ウーロン茶や紅茶になる。)よって、緑茶は不発酵茶ということになる。
加熱処理は、日本では「蒸す」ということで行うのが中心であるが、中国では「炒る」ということで行うのが中心である。尚、「蒸す」というのは日本独特の製法である。また、日中以外では不発酵茶というのは珍しい。
近年は緑茶が含んでいるカテキンが注目されたことで、世界的に緑茶がブームになっている。しかし、日本や中国以外では、緑茶に蜂蜜や砂糖などを加えたものが販売されている。日本人から見たら「?」と思う所であるが、日本では紅茶やコーヒーが加糖されたものが販売されているが、紅茶やコーヒーをストレートで飲むのが主流の国の人から見たら「?」と思うのと同じである。→ミルクまでとは言わないが、緑茶に少量の蜂蜜や砂糖を加えると、苦みが無くなり、また違った味わいがするものである。一度試してみたら如何かと...(コーヒーや紅茶に砂糖を入れるのよりも少なめに(半分から2/3程度に抑えた方が良いでしょう。))
尚、日本では緑茶の茶葉はお茶を抽出するためだけに使うのではなく、茶葉の天ぷら、かき揚げ、炒め物などの料理もある。
「玉露」:日本茶の一つであるが、最高級品とされているお茶である。茶葉の製造方法は普通の緑茶と大差ない(強い蒸気でさっと蒸し上げる。)が、茶葉の栽培方法に特徴がある。芽が伸びて摘み取る2週間ほど前になると覆いを掛けて日光が当たらないようにする。これによって煎茶の旨みを引き出すテアニン(アミノ酸の類)が増加し、渋みの原因となるタンニン(カテキンの類)が減少することになる。更に、かぶせ香と呼ばれる独特の香が生じることになる。
一般的な煎茶は70゜C程度の尾和を使って抽出するが、玉露は60゜C程度までの低温のお湯を使う。(低温のお湯を使うことで苦み成分の抽出が抑えられる。)
玉露の生産地としては福岡県の八女が有名であり、八女茶は玉露の生産量の半分弱を占めている。その他は京都の宇治茶、静岡県の岡部茶が有名である。(岡部茶で有名な静岡県岡部町は、藤枝市に編入合併したため、現在は「岡部町」という自治体は無くなった。江戸時代は東海道の宿場町の一つであった。)
↓参考まで
緑茶のマーケティング―“茶葉ビジネス”から“リラックス・ビジネス”へ
- 作者: 岩崎 邦彦
- 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
- 発売日: 2008/10
- メディア: 単行本
茶楽―癒される日本茶の世界 (ワールド・ムック (485))
- 作者:
- 出版社/メーカー: ワールドフォトプレス
- 発売日: 2004/05
- メディア: 単行本
ガンにならない緑茶カテキンの驚異―ガン細胞が自滅する“弱点”がわかった (プレイブックス)
- 作者: 樋廻 博重
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 1999/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
↓時には飲んでみましょう。
- ショップ: 舎人園茶遊亭
- 価格: 1,000 円
ゴルゴ13#43 [アニメ]
ゴルゴがある店に入り、自動扉が閉まった瞬間、爆発が起こった。(自動扉、戸が閉まった瞬間、爆発ということで「007/リビング・デイライツ」のウィーンの遊園地でのシーンを思い出させてくれました。)爆弾を仕掛けた連中は、ゴルゴは死んだものと思った。
町中である女に男が絡もうとしていた。そんなところで、走ってきた車が電柱に衝突するという事故が起こり、女は車を運転していた男を助けた。その男はゴルゴだった。女はゴルゴをアパートに運び込み、怪我の治療をした。気がついたゴルゴはすぐに出ていこうとするが、女が止める。ゴルゴは瀕死の重傷を負っていて、記憶も失っていた。が、何かをしなければならないと感じていた。で、女はゴルゴに協力する。(形の上では、ゴルゴの協力者と言うことになるが、ゴルゴがただ者ではないと感じているものの、正体を知らないだけに、やっぱり「007」の物語の前半でボンドとボンドガールが初めて会った時を思わせてくれる。)
やがて、僅かな手掛かりからある教会に向かったゴルゴと女。洞穴で一夜を共にしたゴルゴと女は、男女の関係となった。女はクリスタといい、かつてレイプされたことがあり、それから強くなろうとしていたのだった。(男女の仲になるというのも、「007」ではお約束。)
何かを思い出しかけていたゴルゴは、今、狙撃地点にいることを感じていた。で、空に向けて銃を撃った。これによって警戒していた警官隊が発砲し、ゴルゴは銃弾の雨の中に身をさらすことになる。で、ゴルゴは記憶を取り戻し、依頼された仕事を思い出した。それは国王を暗殺者から守るために、テロリスト集団のリーダーを仕留めるというものだった。で、そのリーダーは、みんなから信頼されていた教会の若い神父だった。で、ゴルゴはターゲットを仕留めた。(「007」を彷彿させるのはここまででした。ここから先は「ゴルゴ13」や「必殺シリーズ」ならではの展開に...)
クリスタはゴルゴの正体を知ってしまった。どんな形でアレ、ゴルゴの正体を知った者を生かしておくことは出来ない。クリスタもそのことを知っていて覚悟していた。そんな所に、ゴルゴを狙った一味の追っ手がゴルゴを狙って発砲するが、銃弾はクリスタを貫いた。敵を簡単に倒したゴルゴ、クリスタはゴルゴのお陰で女に戻れ、幸せを感じて死んでいった...
いい感じの終わり方で、クリスタの死に対してゴルゴはそれなりに敬意を示していて、余韻を残したエンディングだったのだが、その後のED主題歌がそのいい雰囲気を完全にぶちこわしてしまったのが残念な所でした。(まあ、主題歌はすっ飛ばしてしまえば良いだけですが...)兎に角、ダメな物語の時はともかく、良い物語の時の主題歌が及ぼす悪影響は何とかならないものですかね...
また、今回のTV大阪の放送では、後半で地震速報(四国地方での地震)が出たということで、保存版の方は今晩深夜(24:30から)のBS-JAPANでの放送を録画し直すということにしなければ...→地震は天災であり、仕方のないことであるが、こういう速報テロップを工夫して貰いたい所である。アナログ放送であれば仕方がないが、デジタル放送だと、映像にテロップを乗せずに、データ放送の特殊データとして放送し、受信機がこの特殊データを受けたら映像信号に合成する形で表示させることが可能である。これならば、HDDに録画したものにはデータ放送関係は残らないので、テロップは入らない。しかもオンタイムでテロップ情報は画面表示が出来る。しかも、テロップで流れた情報は、オンタイムでは有用であるが、時間が経過すれば続報なり、詳細情報が流れることで、全く価値のないものになってしまうが、古い情報は捨てられることになるので、いいことだらけなんですけどね... アナログ放送ではこういうことは無理だが、デジタル放送ではこういうことをやってもらいたいのですけどね...
↓この物語は「SPコミック105巻」に収録されています。
リビング・デイライツ (アルティメット・エディション) [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: DVD
消されたライセンス (アルティメット・エディション) [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: DVD
トゥモロー・ネバー・ダイ (アルティメット・エディション) [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: DVD
メジャー・5th.#5 [アニメ]
ようやく試合(まだワールドカップの試合ではなくて、日本代表と若手選抜との試合ですが...)の登場と言うことになり、やっと野球アニメらしくなりました。(ということで、今週は記すことにしました。)で、今後に大きく関わる試合ということなのでで、たっぷりと描かれている。(今回は試合開始から2回裏途中まででしたし...)
代表監督の佐々木監督が、勝った方をワールドカップの日本代表の主力にすると宣言したことで、若手チームは燃える。
試合開始となり、先攻は若手チーム。いきなりチャンスを作ったが、4番寿也はヒットを打ったが、京四郎のスーパープレーで、ランナーは本塁で憤死、結局は無得点。で、1回裏の日本代表の攻撃。先発の香取は、日本代表を相手に無意識の内に呑み込まれていて、先頭の京四郎に得意のスライダーを快打され、更に盗塁されたことで自分のピッチングが出来なくなった。で、4点を失う。2回表はあっさり終了し、2回裏の日本代表の攻撃を相手にするのは2番手の阿久津だった。先頭の京四郎にスタンドに運ばれ、滅多打ちとなり、やはり4点を奪われた。というところで、吾郎がマウンドに。
自分をアピールするにはもってこいで、更に試合をひっくり返せばいいということでマウンドに登った吾郎だったが、バッターは京四郎。で、ようやく身につけたジャイロ・フォークを投げるが、直ぐに弱点を見抜かれ、結局は痛打を喰らい、失点していき、遂に0-11という大差がついた...
まあ、若手チームが最初から楽勝ということになったら、全く面白みがないので、派手に凹まされるというのはお約束であるが、出てくるピッチャーみんなが次々と滅多打ちというのは、レベルの差を描くにはいいものの、吾郎の様な楽天家でないと、後々まで尾を引きそうなだけに... とは言っても、吾郎のあの性格がみんなを変えていくのですけどね...
ボコボコにされるということではお約束ではあるものの、どうせなら1イニングに10点以上取られて、実力差のあるラグビーの試合のようなスコアになってくれたらと思う所でした。
↓原作コミックスはこの辺りです。
Major―Dramatic baseball comic (56) (少年サンデーコミックス)
- 作者: 満田 拓也
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/11/18
- メディア: コミック
東京少女・真野恵里菜#1「10才のあたし」 [ドラマ]
2月のヒロインは真野恵里菜ということで、最初の物語は「10才のあたし」という、ちょっと不思議なファンタジックな物語でスタートでした。
物語としたら説明不足という所が多々あるのだが、全てを説明してしまうとそこで終わってしまい、それ以上のものが出てこなくなってしまうだけに、ファンタジックな要素があるこの物語を十分な説明をしなかったのは、色々と想像力をかき立ててくれることになり、いい感じでした。(最近は何でもかんでも説明してしまうドラマが多いが、そういうものは想像力を駆り立てる余地が無いだけに、一度見たらそれっきりになってしまい、面白みも薄い...また、何でもかんでも説明してしまうのは、視聴者を見下げていることになり、製作サイドの傲慢さも出てくるだけに...)
流石に童顔の真野恵里菜でも「10才」というのはどうかと思ったが、なるほどということで、これならば「10才」というのにも納得です。(クイーン・宝積さんでも、これならば「東京少女・宝積有香」で十分にヒロインが務まりますね...)
小学四年生・10才の泉恵里菜はかくれんぼをしていて、自室のクローゼットに隠れた。(「まあただよ」と言っていたが、思わず黒澤明監督作の「まあだだよ」を思い出しました。)で、クローゼットから出てくると部屋の様子が変わっていて戸惑っていた。「ご飯よ」という母の声がしたので部屋から出て行こうとするが、鏡に映った自分の姿を見て驚いた。10才のはずの自分が成長した姿になっていたためだった。「ママ、大変!」と言って飛び出していくが、母・慶子の様子が違っていると感じた。母の背が縮んでいて、髪型も違っていた。が、慶子は「いつもと同じ」と言って恵里菜に朝食を食べさせる。
朝食を食べ始めたが、人参が入っていて、それを避ける恵里菜は「人参嫌いって言ってるのに...」と言うが、慶子は「克服した」と言う。が、恵里菜にはその記憶がない。慶子は「あなたは高校生なのよ。しっかりしてね」と言うが、恵里菜は困惑する。で、「今いくつなの?」と尋ねると「17才」と答えた慶子だった。
慶子はこの後出掛けると言い、食事を済ませると出掛けて行き、恵里菜は一人になった。で、「10才だったのに、何で急に17才になっちゃったの?」と考える。また、「パパは?」と父がいないことに気づく。が、「パパはお仕事」と、これは迷うことなく納得した。
そんな時、携帯が鳴った。「何の音?携帯電話?」と気づき、携帯を探すが、ポケットに携帯があった。で、それを手にした恵里菜は「欲しかったんだ」と言うと開いて届いたメールに目を通した。
メールは中澤武志という男からで、同級生らしい。「今日、遊ばない?」という誘いのメールだったが、恵里菜には彼の記憶がなかった。で、知らない人なので遊べない、返信した。そんな恵里菜は、自分の携帯だったら、知っている人の電話番号が入っていると思って、アドレス帳を見る。が「知らない人ばっかり...」と恵里菜。そんな中、近野りさという知っている名前があり、りさにメールを送った。
恵里菜は今日が何の日だったのか思い出せないでいた。で、りさなら知っているかも、と思った所に、りさから返信が届いた。りさは恵里菜の家の近くにいるから、直ぐに遊びに行く、と伝えてきた。
りさがやってきた。が、恵里菜の知っているりさではなかった。が、りさは「ちょっと聴いてよ」と言って家に入ってくる。で、りさがつきあっている彼氏が浮気していることが分かり、デートの途中で帰ってきたのだった。が、恵里菜は「本当にりさちゃんなの?」と戸惑う。で、恵里菜はクローゼットから出てきたら10才から17才になっていたという話をする。りさは女子の10才から17才は色んなことがあり、すっ飛ばしたいと言うが、恵里菜は10才に戻りたかった。
りさは恵里菜に、今日起こったことを問い糾し、「今日起こったことを1個ずつ検証してみたら、何か分かることがあるかも知れない」と言って、楽しもうとしていた。恵里菜は「ママと一緒にご飯食べて…」と語り出すが、今日が何の日だったをりさに問う。「普通の土曜日だと思うけど」と言う返事に「何か約束があった気がするんだけど...」と恵里菜。で、メールの武志との約束ではないと思うと言って、メールをりさに見せる。「やったね。デートのお誘いだよ」と言うりさだったが、恵里菜は知らない人だという。これに「まさか。武志のこと忘れちゃったの?」とりさ。りさの話によると、恵里菜は高校で知り合った武志のことが好きだったという。で、返信内容を尋ねる。恵里菜が「遊べません」と言うと「もったいない」と言って、勝手にメールを送ったりさ。そして2人は外出した。
ある公園にやってきた2人。そこには武志が待っていた。恵里菜は「だめだよ、知らない人だし...」と断ろうとするが「武志に会えばその謎が解けるかも知れないでしょう」とりさ。そしていくつかの注意を与えると、去っていった。(ここでAパート終了。経過時間はほぼ12分半ということで、Bパートは13分半です。)
武志とのデートになった恵里菜。武志のマフラーを首に巻いて貰ったり、公園でブランコに乗ってはしゃいでいた。そんな中、恵里菜は「今日は遊園地に行く約束をしていたんだ」と思い出した。「誰と?」と武志が尋ねると「パパとママと恵里菜と3人で」と恵里菜。で、2人とも約束を忘れちゃったと嘆いていた。が、思い出せたことで恵里菜はすっきりした。
ベンチに座って話している恵里菜と武志。武志は「映画に行こう」と誘うが、恵里菜は「ここがいい」と口にした。武志は、今日の恵里菜は子供みたい、雰囲気が違うと口にして「無邪気で可愛い」と続けた。これに恵里菜は胸がドキドキしていて顔が熱いと感じていた。
そんな恵里菜は突然「朝起きて、急に大人になってたらどうする?」と尋ねた。で、武志は「具体的には?」と問い返し「10才から17才」と恵里菜。で、これに武志は「別にどうもしない。7年経っても俺は俺のまんまだし、ずっと繋がってる」と答えた。すると恵里菜は「昨日のあたしと今日のあたしは一緒なの?」と尋ねる。武志は「昨日学校で会った恵里菜ちゃんと今日の恵里菜ちゃん。俺には変わったようには見えないけどな」と答えた。
日も傾き、恵里菜の家の側までやってきた2人。武志は「じゃあまたね。今日はありがとう」と言うと恵里菜は「こっちこそ。マフラーありがとう」と行ってマフラーを返す。で、マフラーを首に巻いた武志は帰っていこうとする。すると恵里菜は「あの...」と呼び止めた。振り返った武志が「何?」と言うが、「何でもない」と恵里菜。そして「また、いつか会えるよね」と言う。すると笑いながら「また来週学校で会えるじゃん」と武志。そして恵里菜の側にやってくるとマフラーを恵里菜の首に巻き、「これ、預かっといて。また今度会ったら返して」と言った。で、これに頷く恵里菜。で、武志は帰っていった。
武志を見送る恵里菜は、来週、17才のまま武志に会えるのかと不安だった。今はこのまま17才でいたいという気持ちに変わっていた。
家に帰ってきた恵里菜は鍵を開けて中に入ろうとするが、逆に鍵が掛かった。ということで、「ママ、帰ってきたんだ」と思った恵里菜。が、家にいたのはパパだった。で、今日、遊園地に行く約束をしていたことを話す。が、「俺、恵里菜と約束してたっけ?ごめん。すっかり忘れていた」とパパ。恵里菜は戸惑いながら「私、本当は10才なんだよ」と切り出す。これにパパは「流行りのギャグか?」と返した。「そうじゃなくて、本当に10才なの」と言う恵里菜だったが、パパは笑っていた。で、マフラーのことを尋ねる。が、恵里菜は武志のことを話せず「友達」と言っていた。
そんな中、パパは「何か上手いもんでも食いに行くか」と言った。恵里菜は「うん。でもママは?」と返すが、パパは「アイツは一人で食べてくるだろう」と素っ気ない返事だった。恵里菜は「マフラー、部屋に置いてくる」と言って自室に行った。
そんな所にりさからのメールが届いた。早速目を通す恵里菜。その中には「今日の子どもになる!/ゲーム!?なかなか楽しかったよ 恵里菜、10才になりきって 女優みたいだった」とあった。これに恵里菜は、「何で17才になっているの。誰か教えて。まだあたし、心は子供のまんまなんだよ。10才に戻りたい」と鏡を見ながら口にしていた。
用意を調えた恵里菜が階段を降りてくる。パパがママと電話で話している声を耳にして、そっと聴いていた恵里菜は、電話が終わると「パパ」と言ってパパの前に現れた。で、「行こうか」とパパ。また、マフラーを貸してくれた友達を今度家に連れて来たらいい、と言う。恵里菜は「今度の休みの日、遊園地に行きたいんだ」と口にした。パパは「さっきの約束か、恵里菜、いつまでも子供だな」と言うが「だって恵里菜はパパの子供だもん」と、(分かっているが)なかなか上手く返した恵里菜だった。そして、「武志くんも一緒に連れてって、お弁当持って、パパとママと恵里菜と4人で」と言うが「それは、無理だよ」とパパ。恵里菜は武志のことだと思ったが、そうではなくて、ママがダメと言うのだった。で、ショックを受ける恵里菜は昔のことを考えた。
子供の頃、両親が喧嘩を始めると、恵里菜はクローゼットの中に隠れて耳を塞いでいた。そしていつからか楽しみだった遊園地にも行かなくなった。そして2人が家の中に一緒にいることはなくなった、ということを思い出した。
翌朝、目覚めた恵里菜は17才だった。武志の言葉通り、昨日の私と今日の私は変わっていない。10才の私と17才の私を結ぶ思い出の絆、あれ以来言っていない遊園地への思い出に繋がっている、ということで、恵里菜は武志に、「今度のお休み、ふたりで遊園地に行きませんか」と誘いのメール送った。(優しいアレンジになった『イケナイ恋』のインストが流れる中、エンドロールが画面下を右から左に流れていく。)で、一旦クローゼットに入った恵里菜は、出てくると鏡を見た。が、17才のままだったということで「変わってない」と口にした。で、クローゼットを見て「さよなら、10才のあたし」と口にして、10才の自分と決別した。でサブタイトルの「10才のあたし」と画面に出ると、その左側に「さよなら」と言う文字が出て「さよなら10才のあたし」となりました。
次回は「さよならお父さん」と言う物語です。今回の物語と同様に、父親とのドラマがあるようです。しかも、今回と同様に両親が離婚しているということで、今月の隠しテーマは「父親」「片親」ということなんですかね... 尚、監督が堀江慶ということで、「東京少女」では初めての監督ということになります。が、BS-i作品では「怪談新耳袋」や「スパイ道」で監督を務めているし、「ケータイ刑事」にも役者としての出演があるだけに、久しぶりという感じですね。(いずれ、「ケータイ刑事」にも監督として登場ということもあるかも...)
次回予告では、「バレンタイン」とか「2月14日」という言葉が出てきたが、正にジャスト・タイムな設定の物語になりそうですね。(が、ルー大柴のお父さんから真野恵里菜のような可愛い子が生まれるのか?という疑問が浮かぶんですけど...←母親似と無理矢理解釈して納得するか...)
「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせのバックの風景は、いつも通りの「高速道路と東京タワーを中心としての夕景」でした。
細かい所まで全て劇中で語っていないのは尺の関係もあるが、遠回しに語っているとなると、それについては色々と想像させてくれることになり、後からでも色々と楽しむことが出来ることになり、こういう作品というのは筆者は好きである。(最近のドラマは何でも全て語ってしまおうとするだけに、一度見終わったらそれっきりになってしまうだけで、後から楽しむことが出来ないだけに、つまらないですからね。)
この物語では、困惑した表情、戸惑った表情というように、暗い表情の方が笑顔などの明るい表情よりも多かったが、なかなか良い笑顔を見せていた真野恵里菜でした。(1月の日向千歩のように、変な顔ではなく、オーソドックスながら、正攻法で笑顔を見せてくれるというのは良いですね。)次の物語も楽しみです。
10才の子供が突然17才にということで、最終的には「夢だった」というオチとか、SFチックな大がかりな裏設定があって、科学実験だったということに走らず、しかもコメディといったお笑いの要素も無かったため、ファンタジックな印象が残った物語だったが、真野恵里菜に初々しさがあったため、これはこれでいい感じでした。「初めてのデート」という雰囲気がとても良く伝わってきた物語ということで、「恋日」とは少し違う爽やかさを感じた物語でした。で、こうなるとコミカル編での真野恵里菜の変わり方が楽しみになってきます。今月も期待できますね。
名曲探偵アマデウス#27 サン・サーンス「組曲・動物の謝肉祭」 [ドラマ]
事務所が貧乏と言うことを強調した今回の物語は、コメディ色を強くした物語であるが、取り上げられた曲がサン・サーンスの「組曲・動物の謝肉祭」ということで、バラエティに富んだ曲にあった楽しい物語となっていました。
冒頭、暖房も入っていない事務所で、寒作に凍えて震えながらババ抜きをしているカノンさんと所長。「寒い」というのなら、コートを着て、マフラーを巻いて、と言うことにしたらいいのに、意外と薄着でいます。で、体を温めようとして、運動をすることを思いついたカノンさん。で、所長と一緒に体を動かすために(狭い)事務所の中を駆け回る。っと、本当に楽しいカノンさん。そんな所に依頼者がやってきて、一言二言お小言を。これに「余計なお世話ですよね」と、口では黙っていないカノンさんでした。
大空小空学園の理事長が依頼者で、学園で異変が起き始めたということでした。校長が階段から転げ落ちたと聴くと「死んじゃったんですか?」と結構キツく尋ねるカノンさん。(大きなコブが出来ただけということでした。)相変わらず、豊かな表情を見せてくれます。
依頼者に「当てずっぽうみたいなこといわない」と窘められ、「どうせこれまでの人生もヤマカンだけで凌いできたんじゃないですか」と言われると「大当たり」と、実に素直なカノンさんでした。(ノリで勝負の現代っ子、という設定をしっかりと活かしていて、楽しい所です。)
今回、初めて知ったのは、「象」の楽譜に楽しい仕掛けがある、というのは面白いところですね。こういうのって、譜面を見ないと分からないものであり、CDや演奏会で聴くだけでは分からないので、製作者サイドの遊びということになるが、こういうのがあるものはとても楽しいものになるものです。(本作もそうですし、「ケータイ刑事」もそうです。)しかも、「パロディ」まで入れているなんて、もう本当に凄いです。→「パロディ」というのは、元ネタに対して十分な知識があってこそ成立するものである。日本ではパロディに関しての評価が低いが、これって文化が低いということの証でしかないのですよね...
今回で印象に残った演出が見られたのは、所長、カノンさん、依頼者の3人がぐるぐると輪のように回っていくという所です。これは、黒川さん出演作ではないが「銭形愛・20話」や「銭形雷・2nd.5話」などでも見られた演出でもあり、連続して続いていくという表現でもあるが、面白いことを殺ってくれるものです。更には「早送り」と「スロー」の両方で回っているというのも見せたが、「スロー」の方は人間スローモーションとして、映画「0093女王陛下の草刈正雄」でも見せた楽しいものです。→やっぱり黒川芽以さんの過去の出演作をどこかで意識している演出でもあります。
ドラマ部分は37分弱ということで、いつもよりも長めでもあった。ということで、今回はたっぷりと見せてくれたドラマでもありました。で、曲の方は約6分ということだったが、3曲(いずれも途中まででした)が聴けたというのは良かったですね。ON AIRされたのは、第1曲「序奏とライオンの行進曲」、第12曲「化石」、第13曲「白鳥」でした。
ラストのオチの所で、カノンさんは「私を動物に例えたら?」と所長に尋ねていたが、所長は鳴き声をやっていたが、それに対して「新種の動物?」「エンゼルフィッシュ?」とツッコみ、「可愛いようにして下さいよ」と言っていたカノンさん、やっぱり口では負けないで頑張ろうとするのは楽しい所でした。尚、カノンさんを動物に例えると、ということだが、「銭形泪・1st.5話」で五代さんが口にして、泪ちゃんもそのポーズをしていた「ウサギ」ということでよろしいんじゃないかと...
次回(2/14)のBS-hiは、事件ファイルNo.028・ドビュッシー「組曲・牧神の午後ヘの前奏曲」ですが、その次の新作の放送は3/7ということで、またまた待たされるということになっちゃいます。
そんな中、4月からも番組が続くということと、地上波でも放送が始まるという、嬉しいニュースがありました。(地上波放送で視聴者が増えるのは良いことです。やっぱりファイルNo.001から放送するのでしょうね。筆者はBS-hiで見続けますが...)
- アーティスト: アルゲリッチ(マルタ),バシュキローバ(エレナ),クレーメル(ギドン),リド,メシュビッツ,ツィンマーマン(タベア),ポーシュ(アロイス),マイスキー(ミッシャ),ヘルトナーゲル(ゲオルグ),ブルンナー(エドゥアルト),グラフェナウアー(イレーナ)
- 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1998/04/25
- メディア: CD
- アーティスト: バレンボイム(ダニエル),リテーズ(ガストン),ロジェ(パスカル),パリ管弦楽団,アルゲリッチ(マルタ),パールマン(イツァーク),フランス国立管弦楽団,シカゴ交響楽団,ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2005/03/23
- メディア: CD