SSブログ

JACKSONS『DESTINY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1978年に発表されたJACKSONS名義として3枚目のアルバムとなるものである。が、本アルバムは実質的にマイケルが中心となって製作されたアルバムであり、彼ら兄弟たちで完成させたアルバムである。また、マイケルが後にソロとして超大ヒットを生み出すことに繋がることになるアルバムでもある。本アルバムは大ヒットとなって、bILLBOARDのアルバム・チャートで最高位11位を記録、更に1979年の年間アルバム・チャートでも31位にランクインしている。

収録曲は、オリジナル版では全8曲であったが、現在は2曲のボーナス・トラックが追加されて、全10曲が収録されている。(後ろの2曲がボーナス・トラックである。)収録曲は以下の通りである。『Blame It On The Boogie』『Push Me Away』『Things I Do For You』『Shake Your Body (Down To The Ground)』『Destiny』『Bless His Soul』『All Night Dancin'』『That's What You Get (For Being Polite)』『Blame It On The Boogie (John Luongo Disco Mix)』『Shake Your Body』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。(いずれもが、アメリカよりもイギリスでのチャート成績の方が良かった。)最初は『Blame It On The Boogie』で、イギリスでは最高位8位、アメリカでは最高位54位というヒットを記録、続いて『Shake Your Body (Down To The Ground)』はイギリスでは最高位4位、アメリカでは最高位7位を記録して、1979年のbILLBOARD年間シングル・チャートでも25位にランクインしている。3曲目はアルバム・タイトル・ナンバーの『Destiny』で、これはイギリスで最高位39位を記録している。(アメリカではチャートインしていない。)

本アルバムからのお薦め曲は、『Shake Your Body』を筆頭に、『Destiny』『Blame It On The Boogie』『Things I Do For You』という所をピックアップしておく。

JACKSON 5の頃はまだ子供だったマイケルも大人になり、この時期(アルバム「BAD」の前あたりまで)が一番元気があり、良かった時期でもある。サウンドの方は、ソウルフルであり、'70'sという時代にマッチしたものであり、'80's前半に時代をリードする男になるマイケルが時代に乗ることになったサウンドをしっかりと聴かせてくれている。じっくりと堪能したいアルバムである。

 

Destiny

Destiny

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Epic/Legacy
  • 発売日: 2009/01/27
  • メディア: CD

↑ボーナス・トラックあり |ボーナス・トラックなし ↓

Destiny

Destiny

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony/BMG
  • 発売日: 1988/10/27
  • メディア: CD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

「GUNCRAZY」 [映画(洋画)]

表題の作品は1992年の映画「ガンクレイジー」である。(1966年のイタリアとスペインの合作映画に同じ邦題の作品があるが、それは邦題が一致するだけであって、原題も全く異なり、内容も完全に別物であって全く関連性はない。)コッポラ監督の下で修行した女流監督T・デイヴィスの監督デビュー作である。悲劇的な運命を辿っていく少女の姿を描いた作品である。

作品データを記しておくと、時間は93分、監督はタムラ・デイヴィス、脚本はマシュー・ブライト、撮影はリサ・リンズラー、音楽はエド・トムニーである。そして出演は、ドリュー・バリモア、ジェームズ・レグロス、ジョー・ダレッサンドロ、ビリー・ドラゴ、マイケル・アイアンサイド、アイオン・スカイ、ロドニー・ハーヴェイ、ジェレミー・デイヴィス、たちである。

カリフォルニア州のある田舎町に住む女子高生・アニータは、学校ではいじめの対象とされていて、家では酔っぱらいの養父・ルーニーに性的虐待を受けるという日々を送っていた。彼女の楽しみは射撃であり、辛い日々の中、練習を課されて射撃の腕は確実に上達していく。ある日、学校の研究課題で、アニータは、刑務所に服役中のハワードと文通を始め、やがてハワードに対して恋愛感情を覚えるようになる。そんな中、泥酔したルーニーに暴行されたアニータはルーニーを射殺してしまう。一方、ハワードは模範囚として仮釈放され、2人は結婚した。が、アニータの親友・ジョイの父で保護観察士であるキンケイドは、前科者のハワードに疑念を抱き、監視をしていた。結婚式の夜、2人は自分の過去を打ち明け合い、ルーニーの死体を焼却炉に投げ入れる。が、かつてアニータを犯した2人の同級生たちにその秘密をかぎつけられそうになり、ハワードはその中の1人を殺してしまう。で、2ンはハワードの母の故郷へ逃亡する。豪華な屋敷に忍び込んだ2人は、2人だけの一夜を過ごし、人生の幸せを感じるが、2人を追っていた警官隊がいつしか取り囲んでいて、銃撃が開始される。2人の隠れ家を取り囲み、容赦なく銃撃が開始され、追いつめられた2人は...

D・バリモアといえば、'80'sに天才子役として名を馳せたが、その後の彼女は私生活の方で色々とあっただけに、本作で演じた姿とダブるイメージがある。(その後の活躍を見ると、糧になっていると言って良いでしょうが、本作当時の彼女は低迷期でもあった。)それだけに、ちょっと気になる作品であるのだが、内容的には'60's終盤から'7-0's前半のアメリカン・ニューシネマのスタイルを感じさせてくれるだけに、新鮮みは無い。が、人物描写はよく出来ているので、物語としてはしっかりしているので、色々と感じさせてくれる所はあり、大作にはないアピールがあるのは良い所である。見ても損には鳴らない作品である。(ただ、もう少し強く訴えるものがあっても良かったと感じさせる作品でもありますが...)

 

ガン・クレイジー [DVD]

ガン・クレイジー [DVD]

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • メディア: DVD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

ケータイ刑事銭形泪17話(2nd.4話)[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

6回目となる「銭形泪・2nd.4話」の「高村刑事、絶体絶命! ~正しい日本語殺人事件」の「裏ネタ編」は、この物語の2つの殺人事件(外タレ事務所社長、言霊名誉教授)の動機になった要素である「清書」について、「誤字」について、「盗作」について、「不法滞在」について記します。

尚、約2年9ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

清書」:下書きしたものを改めて綺麗に書き直すこと、またはそうやって書き直して完成させたそのものを指して言う。近年は文書をワープロなどを使って電子データにすることが一般的であるが、手書き原稿を電子データーに変換する(入力する)作業も(「清書する」という意味で。)含まれる。(→これも、時代と共に意味が変わっていく言葉らしいところであり、言葉は生きものであるということを感じさせてくれる一例である。)→が、欧米ではタイプライターが登場した当時から、手書き原稿(校正原稿を含む)を清書するのにタイプライターを用いて文書を作成することが行われ、これを「清書」と言っていたので、ワープロを使っての作業を「清書」というのも、自然な意味の拡大である、と言える。

それ以前はメモ書きなども含まれた手書き原稿(校正原稿を含む)を、誤字脱字の修正や、くせ字などを見やすい文字にして、綺麗なものとして(手書きで)書き直す行為のこと、もしくはそうやって書き上げられたものを言った。言うまでもなく、毛筆のもの(習字も含む)も「清書する」というのが一般的であった。

誤字」:間違っている文字のこと全般を言う言葉である。尚、これの反対語(正しく使われた文字)は「正字(せいじ)」という。

誤字にはいくつかのものがあって、正しくない使い方をしているもの(用法の誤り)、間違って別の文字を使っているもの(誤植)、文字の形そのものが違っているもの(字形の誤り)がある。(英語のスペル・ミスは「間違って別の文字を使っている」に含まれる。)

英語では「Misspelling」と言うが、英語における「誤字」というのは、その殆どが「間違って別の文字を使っている」ということである。これは、英語に使用される文字の数が少ないため、字形の誤りが少なくなるためである。→アルファベットを使っている言語のように使用文字の数が少ない言語に於いては「誤字」というと殆どが「間違って別の文字を使っている」である。逆に、日本語や中国語のように、使用文字の数が多い言語に於いては、「字形の誤り」が多くなる。(特に説明しなくても、誰でも理解できますよね。)が、近年では、日本語でもワープロの使用が当たり前になり、文字の変換ミスが多くなっている。(これは「間違って別の文字を使っているもの」になる。文字通り「誤植」というのにピッタリである。)そのため、日本語に於いても近年では「字形の誤り」が減少して、「間違って別の文字を使っている」が増加している。

盗作」:「剽窃(ひょうせつ)」とも言う。(論文などでは「盗作」と言うよりも「剽窃」と言う方が多く、芸術作品などでは「盗作」と言うことが多い。)他人の著作物の全部、またはその一部のアイデアや表現方法などを自分が生み出したものとして、権利者に無断で使い、著作物を生み出す行為のこと、若しくはそのようにして生み出された作品そのもののことを言う。→著作権侵害行為となり、これは犯罪行為である。(特に、ネット時代になってからは、「著作権侵害」という犯罪行為は急増している。但し、その殆どが立件されないというのが現状である。)

尚、よく誤解されるのだが、「パロディ」や「オマージュ」は「盗作(剽窃)」ではない。ということで、盗作逃れのために「パロディだ」、「オマージュだ」と言う良い訳を耳にすることがあるが、そういう輩に限って「パロディ」や「オマージュ」の意味を知らないものである。「パロディ」は他の作品を揶揄したり、風刺・批判したりしたものであり、滑稽化したものである。一方「オマージュ」は先人の作品に対して尊敬の気持ちがあって、敬意を示して行うものである。→「滑稽化されていないパロディ」、表面だけ真似た「敬意のないオマージュ」などが見受けられるが、これらは単なる「パクリ」でしかなく「盗作」と言われても仕方がない。

とは言っても、「盗作」かどうかを判断するのは、最終的には裁判で決着を付けることになる。(裁判にならない限り「盗作」というものは存在せず、全て「盗作疑惑」ということになる。)

不法滞在」:これはその国の国籍を持っていない人、つまり外国人に対して起こる事柄である。(日本国内に於いては、日本人は該当しないが、外国に行けば、その国に於いて日本人も該当する場合が生じる。)

滞在している国の出入国関係法で定められた状態に違反して滞在している外国人の滞在状況のことを言う。詳細は、それぞれの国の法律に従うため、国によって「不法滞在」となる条件は異なる。(共通するのは「不法入国」の場合である。)

不法滞在には、「不法入国」による場合と「不法残留」による場合とがある。前者は入国許可を得ないで入国した場合であり、これには偽造/変造パスポートや期限切れのバスポートを使っての入国も含まれる。また、言うまでもなく密入国者もこれに該当する。一方、後者は正規の入国をして滞在していたが、滞在期限を過ぎても帰国せず、そのまま滞在を続けている場合である。「オーバーステイ」と言う。(ビザの種類によっても滞在期限が異なるので、入国してから何日経過したらということは一概に言えない。)

不法滞在ということで逮捕されると、強制退去となるのが基本である。(基本的に本国への強制送還ということになる。)しかし、国によっては難民に関する法律が整備されていると、政治難民(本国の政府から弾圧されて国を脱出した人など)であれば不法滞在にはならない。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓参考まで

わかりやすい一表式誤字俗字・正字一覧―戸籍の氏又は名の記載・記録に用いる文字

わかりやすい一表式誤字俗字・正字一覧―戸籍の氏又は名の記載・記録に用いる文字

  • 作者: 戸籍実務研究会
  • 出版社/メーカー: 日本加除出版
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: 単行本

例解 誤字辞典 (シリーズ日本人の手習い)

例解 誤字辞典 (シリーズ日本人の手習い)

  • 作者: 土屋 道雄
  • 出版社/メーカー: 柏書房
  • 発売日: 2001/07
  • メディア: 単行本

むずかしくないぞ!!誤字俗字・正字

むずかしくないぞ!!誤字俗字・正字

  • 作者: 小林 勝彦
  • 出版社/メーカー: 日本加除出版
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 単行本

最新人名用漢字と誤字俗字関係通達の解説

最新人名用漢字と誤字俗字関係通達の解説

  • 作者: 日本加除出版株式会社企画部
  • 出版社/メーカー: 日本加除出版
  • 発売日: 2005/06
  • メディア: 単行本

すぐわかる正字・誤字俗字一覧

すぐわかる正字・誤字俗字一覧

  • 作者: 日本加除出版編集部
  • 出版社/メーカー: 日本加除出版
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

盗作の文学史

盗作の文学史

  • 作者: 栗原裕一郎
  • 出版社/メーカー: 新曜社
  • 発売日: 2008/07/01
  • メディア: 単行本

パクリ・盗作 スキャンダル事件史 (宝島SUGOI文庫 A へ 1-83) (宝島SUGOI文庫)

パクリ・盗作 スキャンダル事件史 (宝島SUGOI文庫 A へ 1-83) (宝島SUGOI文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2008/12/18
  • メディア: 文庫


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。