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アジアンスマイル「孝女の涙」 [ETC.(その他)]

BS-1で放送されているドキュメンタリー番組を取り上げたのは、今回のナレーションがお姉ちゃまこと黒川芽以さんだったためです。BS-1は殆ど見ないチャンネルであり、このチャンネルを見たのはいつ以来になることやら?少なくとも今年になってからは初めてです。

黒川さんはナレーションをやっているだけで、姿は登場しないが、内容を考えたら、ちゃん(黒川さん)がナレーションを務めるというのも納得です。(NHKには黒川さんファンのスタッフが絶対にいますね。→黒川さんのデビュー作「鏡は眠らない」もNHKだし、「ハート」「天使みたい」「風のハルカ」「風の来た道」など出演作も多いし、現在は「名曲探偵アマデウス」もNHKですし...)

放送されたのは「孝女(ハオルー)の涙」というもので、台湾の女性を追ったものでした。台湾では、葬儀の時、盛大に泣くのが遺族の務めでもあって、遺族の先頭に立って大声を出し涙を流す泣き女が雇われるのが常である。ということで、泣き女として働いてきた27歳の女性の日常を追った内容でした。(泣き女としてキャリア10年と言ってました。)

黒川芽以さんも女優としてキャリア12年、子役からやってきてキャリアを積み重ねているが、特に泣きの演技には定評があることを思うと、最高の人選ですね。(お姉ちゃま(宮﨑あおいさん)もNHKでは、「ぴあのピア」でナレーションをやっていたが、お姉ちゃまもNHKでは色々と登場してくれます。)

葬儀は、宗教にもよるが、国によっても随分と違う風習があるもので、厳かに行うのが良いとされている所があると思えば、華やかに大騒ぎをするのが良いとされている所もあって、千差万別であるのだが、人間学では実に興味深いところでもある。日本の風習からはとても考えられないが、台湾の葬儀では、(遺族とは全く関係ないのに)白衣を着て遺族の先頭に立って大声をあげて涙を流すと泣き女が雇われる。他の参列者も泣き女を目にすることで涙を流すと言うが、これには納得できるが、死者を騙しているという罪悪感を感じてしまうのは、日本の風習に染まっているから何でしょうね。(逆に、台湾の人たちが、日本の葬儀を目にしたら、死者のことを本当に思っているの?と感じることでしょうし...)

そんな中、最近は騒音問題などで泣き女の出番が減っていると紹介していたが、なるほど現代らしいものですね。また、最近の葬儀は公営の斎場が主流で、遺体の安置から葬儀、火葬までを一ヶ所で行えるという施設があり、人気を集めていると紹介していたが、合理的と言えば合理的ですね。が、日本だと「火葬場」を作ろうとすると反対運動が起きるだけに、都市部には作れないし、田舎に作ろうとすると交通の便が不便ということで上手くいくことはなさそう...

台湾は日本の隣という所にあるが、面白い風習があることが分かって、ちょっと勉強になりました。(NHKらしいといえばらしいですが...)

ただ、番組の半分過ぎの所で地震速報のテロップが出てしまったのが残念でした。(被災された方にはお見舞いを申し上げます。)地震は天災であり、こういうテロップが出るのは放送法でも定められているので仕方のない所であり、諦めざるを得ませんし... が、この番組は水曜日の朝に再放送を行っているので、今回放送されたものは2/18(水)の朝9:15から再放送があるので、そこで録画をしなおうという見たがあります。(「名曲探偵アマデウス」もBS-hiでは2回の再放送が行われているし、本放送から直ぐに再放送があるのは嬉しい所です。)また、本日の放送ほ見逃してしまったという方も、18日の午前の放送を録画しておけば見ることができますね。

(2/19追記)
18日午前の再放送では、途中でニュース速報などのテロップが出ることはなかったのだが、時間表示が番組の最初から最後までずっと表示されていました。が、時間表示ならば、まだ許せるので、15日放送版は消去して、18日放送版を残すことにしました。

 

↓日本の葬儀の場合ですけど...

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↓一応、こういうものを
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ケータイ刑事銭形泪18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

銭形泪2nd.5話」(通算では18話)の「盗まれた李の秘宝? ~銭形泪探偵団VS怪人十面相事件」の「裏ネタ編」の2回目となる今回は、この物語に登場した名(迷)探偵・ジャーロック・ボームズと銀田一ゴースケの元ネタである「シャーロック・ホームズ」について、「金田一耕助」について、そしてちゃんの物まねがあった「エルキュール・ポアロ」についてと、高村さんが口にした「ルパン」という言葉から、「アルセーヌ・ルパン」についてと、ちゃんがそれに反応した言葉の中から「ルパン三世」について記します。

尚、約2年9ヶ月前のBS-iのこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

シャーロック・ホームズ」:コナン・ドイルの小説に登場する名探偵で、世界を代表する名探偵として現在でも高い人気を誇っている。名探偵の中の名探偵である。現在でも、ロンドン・ベーカー街に事件解明の依頼が届くという、伝説的な存在である。

生まれははっきりとした記述がないが、1985年1月6日生まれとする説が最も有力である。(1852年/1853年生まれという説もある。)出身地はイングランド・ヨークシャー州北ライディングとされている。一方、亡くなったのは、「現在でも生存」とする説が最も支持されているがこれでは現在155歳ということになってしまうので、あり得ないでしょうが、1920年代から1950年代に亡くなったという諸説がある。(1957年に103歳で死亡というのが最も有力な説となっている。)

映像化作品の数も半端ではなく、サイレント映画の時代から映像化作品が製作されていて、最も数多くの映画で主役となったキャラクターとして知られている。(サイレント映画の時代では全てを確認できない状況である。)

これまでにホームズを演じた俳優としては、モーリス・コステロ、バスター・キートン、クライブ・ブルックス、ベイジル・ラスボーン、ピーター・カッシング、ジェレミー・ブレット、クリストファー・リー、ニコラス・ロウ、リチャード・ロクスバーグ、レナード・ニモイ、ロジャー・ムーア、マイケル・ケインたちがいる。

当然、舞台劇をはじめ、TVドラマにもなっていて、全てを確認できない。

尚、ホームズの愛好家のことを、日本やアメリカでは「シャーロキアン」、イギリスでは「ホームジアン」と呼び、その組織は世界中にある。(→「22話(2nd.9話)」の「裏ネタ編」の時に改めて記すことにする。)

金田一耕助」:横溝正史の小説に登場する名探偵であり、ボサボサ頭で袴と下駄を履いているという独特のスタイルをしている。また、フェルト帽を愛用している。悩んだ時には逆立ちをして考えるという癖がある。登場作品は77作を数える。(明智小五郎と共に、日本が産んだ名探偵の横綱的な存在である。)

生まれは東北地方で、1913年の早生まれと言うことになっている。(はっきりとした誕生日までは設定されていない。)1931年に中学卒業と共に上京、翌1932年に渡米し、サンフランシスコである殺人事件を解決した。岡山に果樹園を持つ久保銀造に学資を援助してもらってカレッジに通い、1935年に卒業して帰国する。そして久保の援助で探偵事務所の看板を上げる。1940年に召集されて戦地に行き、1946年に復員し、再び探偵として活動を始める。1973年に最後の事件(「病院坂の首縊りの家」)を解決し、渡米、消息不明になる。(横溝正史は、1975年に帰国したとしている。)

映画やTVドラマにもなり、数多くの俳優が演じている。最初に金田一耕助を演じたのは片岡千恵蔵で、1947年の映画「三本指の男」(物語は「本陣殺人事件」である)で6作品で演じた。その後、岡讓司、河津清三郎、池部良、高倉健、中尾彬が1本ずつ演じ、石坂浩二が2006年のリメイク版「犬神家の一族」を含めて6作品演じた。更に、渥美清、西田敏行、古谷一行、鹿賀丈史、豊川悦司が1本ずつ演じている。(映画版で金田一耕助と言うと、片岡千恵蔵か石坂浩二でしょうね。)

一方、TVドラマでも多くの俳優が演じている。岡讓司が最初に演じ、船山裕二、金内吉男、古谷一行、愛川欽也、小野寺昭、中井貴一、片岡鶴太郎、役所広司、上川隆也、稲垣吾郎が演じている。(TVドラマで金田一耕助というと、古谷一行でしょう。)

その他、舞台、ラジオドラマなどにもなっている。

エルキュール・ポアロ」:日本語では「ポアロ」ではなくて「ポワロ」と表記される場合もある。アガサ・クリスティの小説に登場する名探偵で、ホームズと共に世界を代表する名探偵である。登場した作品数は、短編の数が定かではないが、長編と合わせると83作以上である。(長編は33作だが、短編の数が50以上と定かではない。)尚、A・クリスティが生み出した名探偵には、ミス・ジェーン・マープル(「ミス・マープル」と呼ばれる)もいる。(32作品がある。)

小太りの小男で、緑の眼、卵型の頭、黒髪(年を重ねると禿げる)が特徴であるが、彼のトレードマークというと、大きな口髭である。

ベルギー南部(フランス語圏)の出身で、ベルギーで警察官をしていたが、第一次大戦でイギリスに亡命し、そこで友人のアーサー・ヘイスティングズ大尉と再会し、それから探偵として事件を解決するようになる。(生年月日に関しては不明である。)

やはり、映像化作品の数も多く、「オリエント急行の殺人」「ABC殺人事件」などは余りにも有名である。映像作品では、アルバート・フィニー、ピーター・ユスティノフ、デヴィッド・スーシェなどがポアロを演じているが、TVシリーズ「名探偵ポワロ」のD・スーシェの人気が高く、そのポアロが一般的なポワロのイメージとなっている。

アルセーヌ・ルパン」:モーリス・ルブランの小説に登場する世紀の大怪盗として知られているが、いくつもの顔を持っている。紳士であるが、強盗、詐欺師でもある。また、冒険家としても知られる。変装の名人であり、多数の変名を持っている。尚、強盗であるが、義賊という側面も持っていて、貴族の城館や資本家の邸宅などを襲って宝石、美術品、貴重な家具などを専門で盗む。

1874年生まれで、ラウールという幼名が付けられた。父は体育教師であり詐欺師でもあるテオフラスト・ルパンである。1880年、6歳の時に最初の事件を起こす。1893年に始めて「アルセーヌ・ルパン」を名乗る。生涯で5度の逮捕、4度の結婚をしている。

ルパンは1905年に初めて小説として登場したが、映像化作品は少ない。2004年のフランス、イタリア、スペイン、イギリスの合作映画「ルパン」と、1970年代初頭に製作されたテレビドラマシリーズぐらいである。が、ルパンをモチーフとしたり、ルパンが登場する作品をモチーフにした作品となると数は膨大になる。(「ルパン三世」もその1つである。)

ルパン三世」:モンキー・パンチ原作による漫画、及びそのアニメ作品の主人公である。アルセーヌ・ルパンの孫という設定である。初出は1967年であり、漫画として登場する。1971年にアニメ化されてTV放送されるが、この時は今ひとつ不人気であった。が、再放送されて人気に火が付き、1977年には新たなテレビシリーズが製作された。(「宇宙戦艦ヤマト」も、本放送では不人気で打ち切りとなったが、再放送で人気に火が付いたが、「ルパン三世」も同様に最初は打ち切り終了となった作品でした。)更に、1984年にはテレビの第三シリーズが製作された。

映画化もされていて、1978年にTVの第2シリーズ第8話を劇場公開されたのを最初に、劇場オリジナル作品がこれまでに6作製作されている。また、1989年からは毎年年に1本のペースで、テレビスペシャルの新作が製作されている。

尚、ルパン三世の逮捕を悲願としてルパンを追っている銭形警部であるが、彼は銭形平次の子孫と言うことになっている警視庁の警部である。(「M2」以後の岡野さんと同じ階級です。)また、TVの第2シリーズからはICPOに出向ということになっている。「銭形警部」「とっつぁん」と呼ばれているが、本名は「銭形幸一」である。(漫画では生年月日は設定されていないが、TVスペシャルで1937年12月25日生まれとなっている。)「ケータイ刑事」の銭形警視総監、および銭形姉妹とは苗字が同じであるが、血のつながりは全くない。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
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↓あまりにも数が多いので、映像化作品のみとして、かなり絞っています。

シャーロック・ホームズの冒険 完全版 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

新シャーロック・ホームズの冒険 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: デックスエンタテインメント
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シャーロック・ホームズ全集 [VHS]

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  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
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金田一耕助シリーズ 悪霊島 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: TBS
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金田一耕助シリーズ 悪魔の仮面 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD

金田一耕助TVシリーズ 不死蝶 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
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金田一耕助TVシリーズ 黒猫亭事件 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
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名探偵ポワロ 完全版 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
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名探偵ポワロ ニュー・シーズン DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ハピネット
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怪盗紳士アルセーヌ・ルパン DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: アイ・ヴィ・シー
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ルパン三世 first- TV. BD-BOX [Blu-ray]

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ルパン三世 second-TV. BD-BOX I [Blu-ray]

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LUPIN THE BOX -TV&the Movie- [DVD]

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  • 出版社/メーカー: バップ
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劇場版 ルパン三世 DVD LIMITED BOX

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  • 出版社/メーカー: 東宝
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恋する日曜日・1st.#19「ダイアリー」 [ドラマ]

今週の「恋する日曜日(1st.)」は、久しぶりに筆者の未見作品が放送されたということなので、記すことにします。(これで未見作品は「恋日・1st.」の3本だけになりました。尚、筆者が見ていない作品は「色彩都市」「言えずのI LOVE YOU」「そして僕は、途方に暮れる」の3本である。これら3本は来週から3本続いて再放送されるので、まもなく「恋日」は3rd.まで含めて制覇となる。)

BS-iのドラマは色々と実験を行っているが、今回の物語は1つの脚本を別の役者と演出によって2つの異なる作品にしたという実験作品です。同じ脚本であるため、物語としたら同じであるのだが、役者が違うだけで雰囲気が大きく変わり、それに合わせた演出によって、別作品のように違った印象を受けるということで、これも面白い試みです。(前々回と前回の「終章」のように、同じキャストで主人公となる男女それぞれの目を通して描いた作品というのも斬新であるが、同じ脚本でキャストを買えるというのも面白い所である。)ただ、同じ脚本で異なるキャストというのは、舞台で「ダブルキャスト」というのがあるが、それに近いものでもあるので、「斬新」とは言えませんが...

物語は、知り合ったばかりの男・ユウジと女・アスミが、ユウジの部屋で一夜を共にして朝を迎え、ちょっとした事態が起こる、という物語である。言葉が続かない2人だったが、ユウジの携帯に着信があり、それはユウジの恋人・リカからだった。何でもないとして電話に出ないユウジだったが、そのリカがユウジの家にやってきて、インターホンを鳴らす。ユウジはやり過ごそうとするが、リカはドアを叩き始める。それでもリカを無視しようとするが、リカは一行に帰る気配を見せず、更にエスカレートしていく。そんな中、リカがアスミの妹だということが分かり、ユウジもアスミも唖然としてしまう。ユウジは観念して玄関に出ようとするが、アスミが助け船を出した。携帯でリカに電話をして、大変だから直ぐに家に戻ってくるように伝えたリカ。リカはようやく帰って行き、一安心。が、アスミはリカよりも先に家に戻らなければならない。一夜を共にした2人だったが、アスミは「今度会うのは結婚式の時かな」と言い、その時は「初めまして」と挨拶しようと言った。で、アスミは帰って行った。

2つの物語を、日記帳の色の「」と「」ということにサブタイトルを付けていたが、色で分けるというのは、1993年と1994年のフランス映画「トリコロール」を意識しているようで、面白い所でした。(「トリコロール」シリーズは「青」「白」「赤」の三部作である。但し、いずれもが別物語です。尚、邦題は「トリコロール/青の愛」「トリコロール/白の愛」「トリコロール/赤の愛」と付けられている。)→冒頭で、フランス語によるこの物語の趣旨説明があったが、フランス語を使うというのも「トリコロール」シリーズを意識しているのでしょうね。

」の方は、アスミは粟田麗、ユウジは高野八誠が演じ、「」ではアスミを新谷真弓、ユウジを佐藤二朗が演じている。尚、リカは声だけということもあって、両方とも浦本早都子である。尚、時間的には「」の方が「」よりも少し長めでした。

」の方は美人&イケメンによるシリアス傾向の物語になっていて、「」の方は言葉は悪いが「美人&イケメン」ではないキャストで、コミカルなスパイスが利かせてあるが、これは演じる役者のカラーがしっかりと出ているところであって、当然と言えば当然でしょう。が、さりげない日常生活の朝の描写ということでは、「青」の方が細かい演出が利いていて、より自然な感じがしました。

ドラマとしたら、小さな物語であるが、これはなかなか面白い試みでした。活弁で同じ映像を違う物語にするというのも面白いが、同じ脚本を違ったものにするというのは、舞台の再演のような雰囲気もあって面白いものですね。機会があれば、またやって貰いたいのだが、「恋日」の2nd.や3rd.でも無かったということで、こういうのって製作する上では色々と障害もあるということですかね...(やはり、ギャラの点で普通の作品よりも製作コストが掛かってしまうので、作りにくいというのでしようが...)

次回の物語は「色彩都市」。これには金剛地武志さんが出演しています。(主演は橘実里)未見なので、記す予定です。その後は「言えずのI LOVE YOU」「そして僕は、途方に暮れる」と続き、南Qセレクションの3本(「丘をこえて ~May be Tommorow」「ゆらゆら ~バカンスはいつも雨」「猫」)、最後は「渋谷で5時」と続きますが、「恋日・1st.」も残りが少なくなってきました。今のペースならば4/5に終了と言うことになるが、その後はやっぱり「恋日・2nd.」の再放送ということになるのでしょうか???(BS-iの「恋日・2nd.」の再放送12話の「アニー」で止まったままになっているが、1話から始めてくれますよね?)

 

↓主題歌はこのアルバムに収録されています。

FALL IN LOVE

FALL IN LOVE

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ファンハウス
  • 発売日: 1994/05/25
  • メディア: CD

True Love

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ファンハウス
  • 発売日: 1986/12/20
  • メディア: CD
↓本作はこれには収録されていません。
恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD
↓「トリコロール」シリーズはこちら
トリコロール コレクターズBOX [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • メディア: DVD
キェシロフスキ・コレクションII 「トリコロール」セット [DVD]

キェシロフスキ・コレクションII 「トリコロール」セット [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD
トリコロール/青の愛 [DVD]

トリコロール/青の愛 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ショウゲート
  • メディア: DVD
トリコロール/白の愛 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ショウゲート
  • メディア: DVD
トリコロール/赤の愛 [DVD]

トリコロール/赤の愛 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ショウゲート
  • メディア: DVD

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ゴルゴ13#44 [アニメ]

今回の物語はゴルゴを取り込もうとする大財閥の野望を描いた物語。金で何でもやってしまおうとする金持ならではの手段を使ってゴルゴを従わせようとしたが、こういうやり方というのは定番と言うことの出来る物語でした。で、ありがちなパターンで、勝ち誇り、余裕を見せた所でそれが墓穴となってしまったということで、こちらの方もありきたりの物語で、今ひとつ面白みがなかったですね...

数多くの世界的な企業を配下に置くロックフォード財閥の当主・デビッド・ロックフォード。彼はその資本に物を言わせて世界制覇を成し遂げようと企んでいた。そのためには、彼の敵になる人物を抹消する必要があり、ゴルゴを彼専属のスナイパーとして雇おうとして、秘書をゴルゴの元に向かわせた。月額1000万ドル(現在のレートで約9億円、1日あたり約3000万円、時給125万円、分給2万円強というとんでもない金額です。)を提示するが、ゴルゴは依頼人を1人に固定することを嫌い、拒否した。それを知ったロックフォードは手を回し、ゴルゴの口座を凍結させて、強制的に屈させようとする。そんな中、ゴルゴはロックフォードに対抗できる存在の男の情報を得て、華僑の黄一族の長老・黄疆孫の元を訪ね用として台湾に入る。が、台北でゴルゴに迎えが来た。黄はゴルゴとコンタクトしようとしていたのだった。で、黄と会ったゴルゴ。黄は自分たちの力ではもはや対抗することは出来ず、ゴルゴにロックフォードの殺害を依頼した。ロックフォードはゴルゴが自分を狙って動き出したと知ると、ひょっとしたら止められるかも知れないということで、早速手を打った。で、ある国の指導者から、手を引かなければ世界の警察を敵にする、と脅して圧力をかけた。ロックフォードは小畔の別荘に身を潜める。そして、ゴルゴに圧力をかけたことを知ると、ゴルゴを掌中に収める算段を考え始め、バルコニーに出て夜の湖を眺める。が、その時、湖の方から銃声が轟いた...

ゴルゴのキャラクターを考えると、一匹狼であり、買収使用としても不可能ということを描くにはいいエピソードであるが、アニメ放送も終盤になった今になって放送する物語なのか、疑問を感じるところでした。(始めの数話にとは言わないが、アニメ化するのならもっと早い時期(やはり1クール目)にするべき物語だと思います。)

↓この物語は「SPコミック63巻」に収録されています。(続編は66巻に収録)

ゴルゴ13 (63) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1987/03
  • メディア: コミック

ゴルゴ13 (66) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1988/01
  • メディア: コミック
↓ロックフォードのモデルは...
ロックフェラー回顧録

ロックフェラー回顧録

  • 作者: デイヴィット ロックフェラー
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 単行本
闇の世界金融の超不都合な真実 ロックフェラー・ロスチャイルド一味の超サギの手口 (5次元文庫)

闇の世界金融の超不都合な真実 ロックフェラー・ロスチャイルド一味の超サギの手口 (5次元文庫)

  • 作者: 菊川 征司
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2008/06/07
  • メディア: 文庫

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東京少女・真野恵里菜#2「さよならお父さん」 [ドラマ]

真野恵里菜の2本目の物語は「さよならお父さん」という物語でした。が、今回は「東京」ということが完全に蚊帳の外という物語(まあ、月に1~2本はこういう内容になってますけどね...)で、しかも設定がちょっと複雑なものの、そういう説明が少ないこともあって、最近の地上波ドラマのように何でも語ってしまうドラマばかりを見ていたら、難しく感じてしまうのではないか?と感じた物語でした。(ある意味では、視聴者を選ぶという内容のドラマだったと言うことが出来る。が、何でも語ってしまうドラマでは、見る方の想像の世界を閉ざしてしまうので、つまらないものでしかないのですけどね...)

それにしても、今回の物語は実に地味な物語で、もう少し抑揚が欲しいと感じたものでした。結構シリアスなことを描いているのだが、演出次第では大化けする内容であっただけに、それがちょっと残念でした。

高校生の望月恵里菜が、父・二ノ宮俊章の元にやってきて、絵のモデルになっていて、俊章が(油絵)の筆を持ってキャンパスに描いている。俊章は離婚して、恵里菜は母に引き取られたため苗字が違っているのだが、今日は久しぶりの父と娘で過ごしている日だった。

庭に目をやった恵里菜は「雑草、増えちゃったね」と口にして、母の昔話を始める2人。そんな中「今日は特別な日」と口にした俊章。「覚えてたんだ」と返す恵里菜だったが「覚えてるよ、バレンタインぐらい」と俊章。が、恵里菜は不機嫌な表情を見せる。「チョコを渡す相手がいない」と言う恵里菜だったが、2人の間には重い空気が漂っていた。

再びモデルとなる恵里菜、筆を走らせる俊章。そんな中、恵里菜の携帯に着信があった。が「いいの」と言って無視する恵里菜。が、やはり気になった恵里菜は携帯を開く。「彼氏か?」と俊章が言うが「だからいないって」と返す恵里菜。すると「お父さんか?」と俊章。俊章は相手が分かっていた。確かに電話は恵里菜の(今の)父からだった。

恵里菜は「お父さん、お腹空かない?」と言って話題を変えた。で、「食べに行こうか」ということで、2人は寿司を食べに出掛けていった。

寿司屋からの帰り道、結婚のことを口にする俊章だったが、恵里菜にはまだピンと来なかった。で、結婚について、「若いうちにした方が良い」と言って色々と語り出す俊章。そして、恵里菜が生まれる前の新婚旅行の思い出を語っていた。

家に戻り、再び恵里菜をモデルにして絵を描く俊章。恵里菜は母の絵のことを口にする。そこからまたも昔話が進んで行く。俊章は今でも母の絵を持っていて、そのことで恵里菜は尋ねる。が、父からのメールが入ってくる。無視していた恵里菜だったが、何度も入ってくることから、携帯を開いた恵里菜は、夕食を友達と食べてくる、と返信を返した。(ここでAパート終了、経過時間は11分を少し過ぎた所ということで、Bパートは15分弱になります。)

モデルとなっている恵里菜、筆を走らせ続ける俊章。が、外は既に暗くなっていた。そのことを口にした恵里菜は「晩ご飯、どうしようか」と言って、立ち上がり、俊章の描いた絵を除く。すると「母さんだ」と、恵里菜は絵に母の面影を見た。(本当に他愛のない会話が続きます。)で、恵里菜は夕飯を作ると言い、材料を買いに行こうとする。で、2人は再び外出しようとする。

が、そこに俊章の再婚相手の二ノ宮ゆきが帰宅した。恵里菜と俊章が外出使用としているのに気づいたゆきは「晩ご飯食べてって」と言って、近所のイタリアンの店でテイクアウトしてきたのだった。が、恵里菜と俊章の間はまたも重い空気に包まれた。

ゆきを加えた3人で食事をしているが、ゆきは色々と楽しそうに話し続ける。それに俊章は大笑いをしていたが、恵里菜は黙っていた。で、立ち上がった恵里菜に「何処行くの?」とゆき。「ちょっとトイレ」と言う恵里菜に「場所分かる?」とゆき。そして先ほどの話しを続けて大笑いをする。これに恵里菜がキレて「何がおかしいの」と反発する。更に恵里菜は俊章も一緒に笑っていることに不満で「どうして笑えるの?」と言って問い詰める。というのは、今日がどういう日なのかを語ろうとする。「2月14日は…」と言う恵里菜に、ゆきが「命日でしょう。お母さんの」と言った。そして、神妙になると、母の一周忌である今日、恵里菜と一緒に迎えたいと言う(口下手な)俊章に、恵里菜に絵のモデルを頼むことを提案したことを口にした。更に、今日は遅く帰るつもりで、親子水入らずの邪魔をしたくなかったが、「でも、親子の邪魔はしたくないけど、夫婦の邪魔されるのもやっぱり嫌なんだなぁって…」と正直な気持ちを語り「いい加減、割り切ってよ」と恵里菜に言う。

恵里菜は何も言わず、庭が見えるガラス戸の方に移動すると「雑草」と口にした。で、雑草を抜く話しをする。(俊章と2人の時にも話題にしたことであり)俊章はこれに笑い、恵里菜も笑顔を俊章に見せていた。

2階で恵里菜を描いたキャンパスの前にいる俊章。そこに恵里菜がやってきて「お父さん、帰るね」と告げた。で「じゃあ」と言って帰って行こうとする恵里菜を俊章が呼び止めた。そして引き出しにしまってあった恵里菜が6歳の時に初めてくれたバレンタインのチョコを取り出した。それを見た恵里菜は「食べなかったんだ...」と言うが俊章は「食べられないよ、もったいなくて...」これに涙を流す恵里菜。俊章はその頃の話をする。

そんな所に恵里菜の携帯に着信があった。「出なくていいの」という俊章に「メール」と言う恵里菜。で、メールを見ると「早く帰っておいで。命日なんだし、母さんさびしがるから」という(今の)お父さんからだった。「父さんから」と言った恵里菜は、その内容を口にする。これに「そうか」と俊章。

恵里菜は「じゃあね」と言って帰ろうとすると「また来てくれるか?」と俊章。「もう少し描きたい」と言うが、恵里菜は「ちょうだい、これ」と言った。

自分の絵を貰って家に帰る恵里菜はちょっぴりだけ幸せを感じていた。(その)恵里菜の絵をバックに、優しくアレンジされた(インストの)『イケナイ恋』が流れる中、エンドロールが流れていきました。

次回は「甘い罠にご用心」と言う物語です。今回もバレンタインデーに関する物語でもあったが、浮かれた所が全くないものだったが、次は浮かれた所ばっかりとなりそうな物語で、コミカル編のようですね。が、放送日のことをもう少し考えてもいいんじゃないか?という予感がするのですけど...

次回予告では、「バレンタイン大作戦」と言ったような雰囲気があったが、友達と一緒に作った手作りチョコにちょっとしたことがあって、そこからドタバタという展開のようですね。ということで、今回とは完全に対極にありそうな物語のようです。

「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせのバックの風景は、いつも通りの「高速道路と東京タワーを中心としての夕景」でした。

今回は台詞を少なくして、表情で複雑な感情を見せるという物語になっていたが、こういうドラマというのは実に難しいものである。複雑な思いを秘めていて、それを言葉ではなくて表情で表現しなければならず、表現力不足ということを感じるのだが、時折、良い表情を見せていて、なかなか頑張っていましたね。(特に失笑を買いそうな所は無かった。)今後が楽しみです。

物語としたら、かなり重い内容を引きずっているのだが、前半ではそれが語られていないので、ちょっと異様な感じがして、変な想像も生まれそうになったが、後半になって一気に述べていくということで、これはこれでまあよろしいかと。ただ、前半の方がちょっと退屈な感じがしたので、前半にも何か盛り上がる所が欲しい所でした。

また、「東京少女」というタイトルなのに、「東京」ということを全く感じない物語というのも、毎月必ずあるので、今ではすつかり慣れてしまったのだが、今回の物語は「東京」ということを絡めようと思えば出来た(例えば、現在の恵里菜の暮らしぶりだとか、母の死んだいきさつに絡めるなど)だけに、もう少し脚本を練っていたら良かったのに、と思う物語でもありました。(4つの異なる役を演じるということだけに終始しているだけでは、余りにももったいない企画なんですよね...)

 

↓真野恵里菜関係

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真野恵里菜 イメージDVD(仮)

  • 出版社/メーカー: hachama
  • メディア: DVD
↓俊章の会話(新婚旅行)に出ていたので...
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名曲探偵アマデウス#28 ドビュッシー「組曲・牧神の午後ヘの前奏曲」 [ドラマ]

事務所が貧乏と言うことを今回も出していて、冒頭で所長が新聞を読んでいて「北京オリンビック開幕」と言う記事を見ていた。早速、カノンさんが突っ込んでいたが、古新聞を読んでいても、全く役に立ちません。で、そういうコントをしていると、依頼者が登場、しかも「インディ・ジョーンズ」のテーマが流れてくるということで、今回も初っぱなから笑わせてくれて、しかもワクワクとさせてくれました。

で、今回はドビュッシーの「組曲・牧神の午後ヘの前奏曲」ということで、「牧神」の話や、カノンさんのニンフが登場するというように、たっぷりと魅せてくれる物語でした。

依頼者が見せた宝として、秀吉が信長のために暖め続けていた草履の片方、モナリザが落とした眉毛、と知ると、カノンさんのテンションが上がる(やはり、こういうノリは「ケータイ刑事」の載りですね。)が、「全部ニセモノ」と聴くと「ですよね~」と、やっぱり楽しいカノンさんです。

今回は、久しぶりにカノンさんがピアノを弾いたり、レコードに針を降ろす所があったということで、カノン・ニンフの舞と合わせて、魅せる所は全てカノンさんが担っていました。

「悪魔の音程」の話は、いつもの解説の延長線上にあるものであったが、フルートの穴の大きさの話が聞けたのはためになりました。(1つだけ7mm程度で、他は15mm程度というのは知りませんでした。)

そんな中、所長が良いことを言ってくれました。「夢は買うものではなく、追い続けるものですよ」確かに、お金をいくら積んでも買えないものがありますし、ロマンを感じさせる良い台詞でした。(カノンさんも頷いていましたし。)

ドラマ部分は35分強で、今回の演奏部分は約8分でした。で、最後のオチの部分は40秒弱だったが、ここでも事務所が貧乏という所がしっかりと描かれていました。所長に「どうぞ」と言ってお茶を持ってきたカノンさん。それを飲んで「味がないなぁ」と所長が言うと「そりゃそうですよ。経費削減。ただのお湯ですから」とカノンさん。やっぱり事務所の経理もカノンさんが担っているんですね。で、所長の肩を叩いたカノンさん。これによってお湯をこぼしてしまった所長。で、依頼者の忘れ物の絵に掛かってしまったが、その裏に宝の地図(?)らしきものが現れて、所長とカノンさんは素早く瞬きを繰り返して、その気になっていました。→宝の地図だったら、これはカノンさんの大殊勲ということになります。が、現実はそう甘い物ではないですからね...

今回はいつも以上に魅せてくれたカノンさん。豊かな表情はいつもの通りだが、舞まで魅せて見せてくれたのだから、次の新作まで2週間飛ぶ(次は3/7です)ことのお詫びのためのサービスだったと解釈しておきます。

次回(2/21)のBS-hiは、事件ファイルNo.016・ムソルグスキー「展覧会の絵」の再放送です。(その翌週の2/28も何かの再放送です。)で、次の新作の放送は3/7になり、事件ファイルNo.29・R・シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」です。3/14は事件ファイルNo.30のシューベルト「さすらい人幻想曲」です。(ということで、1年で何とか30の大台には乗るものの、新作放送が6割というのは何とかならないですかね...やはり月に3本となる36本ぐらいには達して欲しいところです。)

 

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

  • アーティスト: ドビュッシー,アバド(クラウディオ),グリットン(ロビン),ラインスドルフ,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,パユ(エマニュエル)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/09/05
  • メディア: CD

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

  • アーティスト: バレンボイム(ダニエル),ドビュッシー,パリ管弦楽団,デボスト(ミシェル)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2006/11/08
  • メディア: CD
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

  • アーティスト: アバド(クラウディオ),ドビュッシー,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,パユ(エマニュエル)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2001/09/21
  • メディア: CD
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

  • アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン),ドビュッシー,フランク,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,パリ管弦楽団
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2008/07/23
  • メディア: CD
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

  • アーティスト: ハイティンク(ベルナルト),ドビュッシー,ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2004/06/30
  • メディア: CD
牧神の午後への前奏曲~アンセルメ/ドビュッシー名演集

牧神の午後への前奏曲~アンセルメ/ドビュッシー名演集

  • アーティスト: アンセルメ(エルネスト),ドビュッシー,ビュッセル,スイス・ロマンド管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2001/04/25
  • メディア: CD
ドビュッシー : 牧神の午後への前奏曲

ドビュッシー : 牧神の午後への前奏曲

  • アーティスト: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,ドビュッシー,カラヤン(ヘルベルト・フォン),パリ管弦楽団
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1997/11/19
  • メディア: CD
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

  • アーティスト: ヤルヴィ(パーヴォ),ドビュッシー,ポルコ(ロバート),ボウマン(ランドルフ),シンシナティ交響楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2005/04/21
  • メディア: CD

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