JOE WALSH(BARNSTOM)『BARNSTORM』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1972年に発表された彼の1st.ソロ・アルバム(ということになっている)である。彼のキャリアではJAMES GANG脱退後、BARNSTORMを結成し、彼としたらバンド名義のアルバムという位置づけで発表したのだが、レコード会社との間で色々とあって、現在では彼のソロ名義のアルバムという扱いになっている。この後、1975年にEAGLESに加入することになる彼であるが、ギターのテクニックに関しては流石という所を見せているアルバムである。評価は高かったが、セールスの方は伸び悩み、Billboardのアルバム・チャートでは最高位79位を記録したに留まった。
収録曲は以下の全10曲である。『Here We Go』『Midnight Visitor』『One and One』『Giant Bohemoth』『Mother Says』『Birdcall Morning』『Home』『I'll Tell The World』『Turn To Stone』『Comin' Down』。
この中からのお薦め曲は、『Here We Go』『Midnight Visitor』『One and One』と『Comin' Down』をピックアップしておく。
彼のギター・テクニックが全開であり、ギター好きにはたまらないロック・ナンバーが集まっている。が、単にギター・アルバムというものではなくて、テーマを持ったコンセプト・アルバムのとしての仕上がりとなっていて、彼独特の世界を構築している。また、JOE VITALEのキーボードやフルートという所も、サウンドに華を持たせるように融け合っていて、J.W.の盟友と呼ばれるだけの存在感を示している。
現在では、BARNSTORM名義のアルバムは全て(本アルバムと、1973年発表の「THE SMOKER YOU DRINK, THE PLAYER YOU GET」の2枚)彼のソロ・アルバムという位置づけとされているが、JAMES GANGとEAGLESとの狭間の時期でもギタリストとして天才的な所をしっかりと出しているBARNSTORM時代のJOEもしっかりと抑えておきたい所である。特に、ギター好きの方には、侮ることの出来ないアルバムである。
BEST HIT USA 2009[2009/2/17] [音楽(etc.)]
今回はリクエストスペシャルということで、いつものレギュラー・メニューはお休みでした。(内容の方ははっきり言ってゴミでした。が、ON AIRしたPVの方は結構貴重なものでした。ただ、3曲は完全にこの番組でも過去に流していたことが確認できたものだったので、違う曲にしてくれたら良かったのに...)
ゴミというのは、ここ半年のリクエスト曲を集計して、それをTOP 50という形でカウントダウン形式で発表していくということだったからで、こういうものに順位を付けても全く意味がない。数多くリクエストが集まったものを取り上げるのでは、単なる人気投票であって、多数派に迎合しているだけの価値のないものである。人気投票によらないリクエスト曲を取り上げるからこそ、面白くなるのである。
が、ON AIRされたPVの方は、しっかりと最後まで流した(ライヴの1曲は除く)というのと、かつての「ベストヒットUSA」を見ていた世代と、'80'sサウンドのファンのための選曲となっていたので、そこは評価します。→TOP 50の内訳は、'70'sが14曲、'80'sが29曲、'90'sが2曲、'00'sが5曲で、トップ10は'70'sと'80'sが5曲ずつ、TOP 3は全て'70'sの曲という結果でした。(8割以上が'80's以前でした。)ひょっとして'60'sの曲(例えばBEATLESなど)もと思ったが、そこまで行かなかったので、かつての「ベストヒットUSA」の中心となっていた'80'sサウンドと、(その当時の)少しだけ懐かしい曲、すなわち'70'sの曲ということで、正に'80'sの雰囲気に充ち満ちた結果になっていました。
で、思ったのは、レギュラー・メニューの最後のリクエストで取り上げる曲についてである。この結果から、今後リクエストとして取り上げる曲は、'90's以降の曲は完全に除外(=一切取り上げない。)ことにして、'70'sまたは'80's('60'sは入れても止すかも...)の曲に限定してしまうべきですね。'70'sと'80'sの曲に対してこれだけのリクエストがあるのだから、それを前面に出して番組の個性にするべきでしょう。また、この番組に求められているのは「'80'sの曲が中心」ということが、この場で改めて証明されたのですからね。('70'sと'80'sでも少数派のリクエスト曲もあるので、それなりに個性あるものをチョイス出来るし、'90's以降は切ってしまって全く問題ない!!)→そもそも'80'sの雰囲気を持っているこの番組に、混迷の時代の'90'sサウンドは不似合いである。
では、ON AIRされたPVの曲名を記しておきます。(カウントダウンの中から適当にチョイスされ、最後は1位の曲という構成でした。)
1986年のBON JOVI『Livin' On A Prayer』、1985年のA-HA『Take On Me』、1979年のNOLANS『I'm In The Mood For Dancing』、1975年のQUEEN『Bohemian Rhapsody』、1974年の武道館ライヴで、CARPENTERS『Yesterday Once More』、1977年のABBA『Dancing Queen』(これが1位)。
ところで、今回は完全に'70's&'80's特集ということになったと言って良いが、こうなるとこの反動によって、来週と再来週、ひょっとしたら一ヶ月ぐらいは'70'sと'80'sの曲は意識して外し、'90'sの曲を中心とした選曲になってしまうという嫌な予感が...→リクエストの結果をまともに受け取ればいいが、「バランス」と言って無視するようだと、視聴者を考えていないヘボ・スタッフということになります。
最後に、今回はお休みだったが、筆者のデータベースにある2/17が誕生日のアーティストを記しておきます。TOMMY EDWARDS(1922年生まれ)、BOBBY LEWIS(1933年生まれ)、JOHN LEYTON(1939年生まれ)、GENE PITNEY(1941年生まれ)、DODIE STEVENS(1946年生まれ)、JOSE JOSE(1948年生まれ)、FRED FRITH(1949年生まれ)、LOREENA McKENNITT(1957年生まれ)、DAVID McCOMB(1962年生まれ)、MICHAEL LEPOND(1966年生まれ)、QUORTHON(1966年生まれ)、CHANTE MOORE(1967年生まれ)、TIM MAHONEY(1970年生まれ)、BILLIE JOE ARMSTRONG(1972年生まれ)、TAYLOR HAWKINS(1972年生まれ)、BRYAN WHIRE(1974年生まれ)、MEAGHAN JETTE MARTIN(1992年生まれ)。
次回は、EPGによると、ゲストはMr. BIG、内容説明は、スーパーメックバンド、Mr.BIGが奇蹟の再結成を果たした!そしてオリジナルメンバー4人がスタジオに登場!再結成が実現した秘話について語ってくれる。見逃せない!、とあります。→最後の言葉がなければいいのに、そのお陰で三流ヘッポコ週刊誌の苦し紛れの客寄せというように感じてしまう...
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ケータイ刑事銭形愛7話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]
2回目となる「銭形愛」第7話「ハートのエース殺人事件」の「裏ネタ編」は、この物語に登場した芸人たちの芸名にちなんだ事柄として、芸名そのままにもなっている「一心不乱」についてと、芸名の元ネタとなっている「千切り」について、「ゴボウ」について、「タンバリン」について、そして被害者の名前(苗字)の「世界」について記します。
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「一心不乱」:一つの事に心を注いで、他の事のために乱されないことを言う。四字熟語であるこの言葉は、元々は仏教の言葉である。
類義語としては「脇目もふらずに」「一意専心」などがある。また、英語で「一心不乱に」ということを「with rapt attention」と言う。
「千切り」:「繊切り」と表記することもある。(読みはいずれも「せんぎり」)野菜などを細長く切る切り方である。またはその切った野菜のことを指して言う。
「千切り」について語るとき、野菜は「大根」が代表的に用いられることが多い。確かに、大根の千切りは、刺身のつまにされることが多く、「千切り」にした野菜の代表的な位置にある。その他の野菜では、カツやコロッケなどの揚げ物の盛りつけの際に必ずと言っていいほど使われる「キャベツ」の千切り、金平ゴボウの場合の「ゴボウ」、フライドポテトとして使われる「ジャガイモ」などが「千切り」にされることが多い野菜である。(勿論、それ以外の野菜を「千切り」にしても、何ら問題はない。)
「ゴボウ」:漢字では「牛蒡」と記す。キク科の一年草、または二年草である。原産地ははっきりとしていないが、現在の分布状況からユーラシア大陸のいずれかと考えられている。主に根を食用とする(葉も食べられることがある)ため、古くから栽培されている野菜である。
日本には縄文時代に中国から渡来したとされているが、はっきりとした年代は分からない。(古墳時代には確実に日本に渡来していた。)その後、日本で独自の改良が続けられ、栽培種として確立する。が、食用となるのは江戸時代になってからである。日本では、根を食用としているが、欧米では、食するのは葉である。(根を食用とするのは、ほぼ日本のみであり、かつて日本が支配していた地域(朝鮮半島や東南アジア)でも食されるが、欧米では全く食されない。)
「タンバリン」:英語では「Tambourin」、日本語のカナ表記は「タンブラン」「タンブリン」と表記される場合もある。安価であり、しかも簡単に音を出すことができる楽器である。
打楽器の一種(一枚皮の枠太鼓)であり、金属製、または木製の円形の枠(胴と呼ぶ)の片面に皮を張り、胴には小さなシンバルのような金属円盤(ジングル)を複数個付けたものである。大きさは、直径は20~30cm程度で、胴の深さは10cm以下である。尚、ジングルだけではなく、鈴が付いているものもある。
起源は西アジア・中近東であり、その地の民族楽器である。18世紀になって東ヨーロッパに伝わる。また、スペインの舞踏曲では多用されていて、ビゼーの「カルメン」が有名である。また、管弦楽でも使われている楽器(打楽器の一つとして使われる。)でもあって、グルックやモーツァルトの曲にも使われている。
「世界」:色んな意味がある。一般的には、地球上の人間社会の全て、人の住む所、世の中、世間の人、地球を中心として見た宇宙全体、という異なった意味で使われる。
また、古語では、地上界、人間界という意味があり、仏教用語では、宇宙の中の一区域であり、一仏の教化する領域のことを言う。また、「世」に過去・現在・未来という意味で、「界」は東西南北上下を指しているので、衆生が済んでいる空間と時間のことを意味している。
更に、「ある特定の範囲」という意味(「勝負の世界」「賭け事の世界」などという使い方がある。)や、何らかの秩序を持った同類の人間の集まりのことを言う意味(「学者の世界」「役者の世界」などという使い方がある。)もある。
英語では「world」、フランス語では「monde」、ドイツ語では「welt」、イタリア語では「mondo」、スペイン語では「mundo」という。(「救急戦隊ゴーゴーファイブ」に登場する巽世界(たつみ・もんど)というキャラクターは、イタリア語の「mondo」を意識しているということでしょうね。)
この物語に登場した「世界千鶴子」の「世界」とは、これらの中からどんな意味があるのかを考えると、色々と想像できて面白い所である。(「芸人の集まり」と捕らえるのも良いですし、世の中とか人間社会というように解釈しても面白い...←そこまで考えて「世界千鶴子」という名前を付けているということはないでしょうけど...)
↓参考まで
にんじん・ごぼう・だいこん (はじめてのめいさくしかけえほん)
- 作者: 藤枝 リュウジ
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 1999/04
- メディア: -
↓こういうものがあります。
匠創 替刃式 調理器3点セット (ワイドタイプ) 【スライス用・千切り用・細千切り用】 DH-5505
- 出版社/メーカー: 貝印
- メディア: ホーム&キッチン
イワタニ あっとクック オプション スライス・千切りセット IOR-SE
- 出版社/メーカー: イワタニ
- メディア: ホーム&キッチン
しあわせタンバリン~けっていのうたアルバム~(初回限定オリジナルタンバリン付き)
- アーティスト: 井上喜久子,Sora,ブリザードひね吉,広谷順子,川井憲次,村山達哉
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 1998/09/02
- メディア: CD