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JACKSON BROWNE『LIVES IN THE BALANCE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された彼の8枚目のアルバムである。これまでは自分自身の内省的な側面をテーマにしていた彼が、外側に目を向けたということで、大きく変わったアルバムである。また、ある意味、(当時の)アメリカを象徴する音楽を生み出したことで、アメリカを代表するシンガーであるものの、ファンからは目を背けられることになるきっかけとなってしまった。本アルバムは4作続けて全米アルバム・チャートでTOP 10入りをしていたのが途切れることになり、Billboardのアルバム・チャートで最高位23位に留まった。また、1986年のBillboard年間アルバム・チャートでは68位にランクインしている。(イギリスでは最高位36位ということで、前作までとそう大差はなかった。)

収録曲は以下の全8曲である。『For America』『Soldier Of Plenty』『In The Shape Of A Heart』『Candy』『Lawless Avenues』『Lives In The Balance』『Till I Go Down』『Black And White』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。『For America』がBillboardのシングル・チャートで最高位30位を記録(イギリスではチャートインせず。)、『In The Shape Of A Heart』は最高位70位に留まっている。(こちらはイギリスでは最高位66位を記録している。

本アルバムからのお薦め曲は、'80'sのアメリカを象徴する曲として知られる『For America』と、シングル・カットされた『In The Shape Of A Heart』、そして『Lawless Avenues』『Black And White』、アルバム・タイトル・ナンバーである『Lives In The Balance』をピックアップしておく。

本アルバムは、これまでのJ・ブラウンとは違う世界が広がっているということで、本アルバムに対する評価は決して良いものではない。が、逆に、内側ばかりを見ていた彼だからこそなしえる生み出すことが出来たアルバムでもあり、'80'sと言う時代のアメリカを上手く表現することが出来ている。だからこそ、『For America』はB. SPRINGSTEENの『Born In The U.S.A.』と共に時代を映すアメリカらしい曲になったということも出来る。

評価だけで判断せずに、自分の耳で聴いてから判断して貰いたいアルバムとして、'80'sサウンドを聴く方には聴いてもらいたいアルバムである。

 

Lives in the Balance

Lives in the Balance

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Asylum
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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必殺仕事人2009 #6 [ドラマ]

今回は主水が「旋風編」のようなポジションになって、ますます「必殺シリーズ」は名前だけという亜流作品を突き進んでいく。そもそも、小五郎にしても、お菊にしても、仕事人らしくなく、首を突っ込んで行きすぎである。火の粉が降りかかったのならともかく、仕事になりそうと言うだけで首を突っ込んでいくのは、仕事人とは言えない。

依頼人に絡む人物を減らしていくのは良いが、どう見ても仕事(殺し)をやりたくて仕方がないような約一名のために仕事を作ろうとしているようでは、「恨み」という重みが全く出てこないだけで、単なる殺し屋の物語になっている。(だからこそ「亜流作品」と言うのであって、エセ仕事人バッタモンと言うのである。「必殺闇同心」の亜流という雰囲気もあるだけに...)ということで、酷い所を笑って見ることにしようと決めました。

ということで、「必殺シリーズ」で最悪と言われている作品「必殺始末人」よりも酷い内容の作品が、放送延長って、何を考えているのやら...(よっぽと、新企画のドラマのネタが無いということなんですね。→どうせなら「必殺うらごろし」の再放送でもしたらいいのに...(おそらく、現在の放送規定では、そのまま放送できないものと思われますが...))一応、「剣劇人」の放送話数を超えることになるが、番組改編期の休止を考えると、「旋風編」の全14話を越えるぐらいという所ですかね?

で、こんなボロクソの作品のてこ入れ策が「謎の影」って、今度は「必殺仕事人Ⅴ激闘編」や「必殺仕事人・激突」など、困ったときの常套手段を採用って、方向が間違っているとしか思えない。(「まっしぐら!」のように敵対するもう一つの仕事人グループを登場させるということは無いでしょうが...)その前に、本当の仕事人らしい姿の物語に修正すべきでしょう。ひょっとして、助っ人仕事人を登場させるなんてことを考えているのでは?

また、この作品の音楽の使い方で感じていることだが、涼次と源太の殺しのシーンで使う音楽は逆にすべきでしょう。源太は『旅愁』のアレンジ曲であるが、風貌が秀ということで、『想い出の糸車』をアレンジした曲の方が良く、同じ刺技の涼次と入れ替えることで、レントゲン写真の効果も一段と栄えることになる。

どこまで「ズタボロ路線」を突き進んでいくのでしょうかねぇ?(今回も、早見再生で時間を短縮して見るだけで十分な物語でした。)

 

↓参考まで

必殺シリーズ完全殺し屋名鑑 月が笑ってらぁ編 (ザ・テレビジョン文庫)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 文庫

必殺シリーズ完全殺し屋名鑑 荒野の果てに編 (ザ・テレビジョン文庫)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 文庫

必殺まっしぐら!/必殺仕事人V旋風編 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • メディア: VHS

必殺始末人 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • メディア: VHS

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ケータイ刑事銭形愛7話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形愛」第7話「ハートのエース殺人事件」の「裏ネタ編」は今回で打ち止めとします。で、今回は前回に続いて、お楽しみコーナーでもあった芸人たちの芸から「吹き矢」についてと「マジック」について、そして被害者がこれであるということから「手品師」について、そして殺害の原因にもなった「宝くじ」について記します。

尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

吹き矢」:英語では「Blowgun」または「Blowpipe」と言う。長さが数十cm程度から1m程度の中空の竹や木の筒に小さい矢を差して、息でその矢を吹き出して射る道具である。広義では「武器」と言うことになるが、狩猟に使うとか、スポーツに使うというのが一般的になっている。(一部の地域の原住民族の中には、神聖なものとして扱われる部族がある。)

銃と違って使用時に音がしないことから、警戒心が強い動物の捕獲(狩猟)に有用であり、良く使われていた。また、毒を矢に塗布しておくことで、その効果を高める使われ方もある。(要人の暗殺に使われたこともある。)

マジック」:英語では「Magic」。手品、奇術、魔法、魔術、魔力、呪術という意味があるが、エンタテイメントの一つである手品、奇術のことを差すことが多い。

巧妙な技術によって、常識的な判断を超えた現象を目の前で見せる芸能のことである。(例えば、何もない箱の中から花を出すなど。)

歴史は古く、古代エジプトで行われていたものが起源とされている。それが世界各地に広がり、それぞれの地域の文化と融合し、独自の発展をしていった。日本には、中国を経て奈良時代に伝来した散楽が起源とされている。それが曲芸などと融合し、日本独自のものに発展していった。(当時は「幻戯」または「目くらまし」と呼ばれていた。)江戸時代には「手妻」または「手品」と呼ばれ、現在のものに近づいた。(これは日本独自の奇術として、世界に知られていくことになる。)明治になって西洋の奇術が入って来て、大がかりな仕掛けを使ったものも行われるようになり、今日に至っている。

手品師」:手品を行う人のことである。「手品」のことを「奇術」と言うことから、「奇術師と言われることもある。英語では「Magician」と言うのが一般的であるが、「Juggler」若しくは「Wizard」と呼ばれることもある。(「Juggler」は詐欺師という意味の方が強く、「Wizard」は魔法使いという意味の方が強い。)

宝くじ」:英語では「Lottery」と言う。富くじの一種である。現在の日本で販売されているものは、「当選金附証票法」(1948年に公布された法律。現在は「当選金付証票法」と改題されている。)に従って発売されているものである。よって、正式名称は「当選金付証票」と言うが、「宝くじ」の名前で知られている。

起源となる「富くじ」は、江戸時代に行われていたものであり、寺社の修理資金の調達手段として幕府が許可したものである。1730年に行われた京都・仁和寺の富興行が最初である。

数千から数万枚の富札を発行し、抽選日に富札とおなじ数の木札を箱に入れ、目隠しをした人物が錐で当選番号を決める。尚、賞金額の最も高いのは一番最後に決められて、これを「突き留め」と言った。18世紀後半から19世紀前半は盛んに行われたが、1842年に天保の改革の時に富くじは禁止された。

現在の宝くじは1945年10月に日本勧業銀行(現在のみずほ銀行)が扱った政府が発行したものである。(政府発行の宝くじは1954年まで。その後は地方公共団体(都道府県、政令指定都市、特定市など)が発行している。)

尚、現在では「富くじ」の販売は犯罪行為に該当するため、発売できない。(刑法に定められているが、「富くじを発売した者は、二年以下の懲役又は百五十万円以下の罰金に処する」「富くじ発売の取次ぎをした者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する」「富くじを授受した者は、二十万円以下の罰金又は科料に処する」となっている。また、取次、授受は、有償/無償を問わないとされている。)宝くじは「当選金付証票法」に規定された条件を満たしているので、犯罪にはならず、誰でも自由に購入することが出来る。(販売方法、賞金の額、払戻率、販売目的など、それぞれ規定がある。)また、「当選金付証票法」では外国で販売されている富くじは対象としていないため、日本にいて海外の富くじを購入することは出来ない。(海外の富くじは、それぞれの国において、それぞれ法律によって定められている。)

尚、日本の宝くじは、払戻し率が50%以下であり、世界各国の宝くじの中でも低い数字である。(競馬の払戻し率の方が高い。)

 

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