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恋する日曜日・1st.#22「そして僕は、途方に暮れる」 [ドラマ]

この物語を見たことで、遂に「恋日」の物語は(3rd.まで、「文學の唄」と「ニュータイプ」も含む)全て見たことになりました。

今回の物語は、主題歌は大沢誉志幸の『そして僕は途方に暮れる』(サブタイトルが曲のタイトルと一致するのは当然です。)で、ドキュメンタリー風に描かれた物語で、同棲していたカップルが別れを決意し、その最後の日となる一日の様子を追ったという物語でした。尚、本作に出演していた4人だが、他の出演作品を全く見たことが無いということと、(言葉は悪いが)スターというオーラを感じることが無くて、どこにでもいそうな一般人というような感じがしたということで、「ドキュメンタリー」らしさを強く感じることになり、こういう描き方もまた面白いものでした。

が、単に破局を描いただけという物語にならず、見終わった後に幸せを感じさせてくれるのが「恋日」(特に1st.はこの傾向が強い。)であるが、この点では「恋日」の王道を行く物語でもありました。

1年間同棲していた柳瀬純一と青山樹里だったが、別れることになり、今日は樹理が出ていく日である。荷物を整理する二人だったが、なんとそこに樹理の新しい彼の小杉英治が手伝いに来る。ということで、樹理の引っ越し作業をドキュメンタリー風に描き、それぞれの人物にインタビュー(出会い、別れることになった理由など)が行われて説明がされる、という形のストーリーです。

英治がレンタカーでやってくる。純一は英治に握手を求めるが、「こんなことをして平気なのか。俺だったら相手を殴る」と英治が言ったことから気まずい雰囲気になる。また、樹理の友達の武田裕子もやってきて、4人が樹理の引っ越し作業が進んでいく。

で、作業は進み、昼食も済ませ、殆どの荷物が運び出されると、英治と裕子は席を外す。で、純一も「ちょっと出掛けてくる」と言い、その間に出ていってくれるように樹理に言うと外に出た。が、樹理は、部屋に飾ってあった2人で作ったジグゾーパズル(上手くできないということで、一部はカッターでパズルを削って、無理矢理完成させたものだった。)を目にすると泣き出した。そんな所に英治と裕子が戻ってくる。2人は樹理の気持ちを察していて、「本当のことを言ってもいい」「止めてもいい」と言うが、樹理は出ていくことを貫こうとする。で、ジグゾーパズルを片付けようと手を伸ばすが、落としてしまって、組み上げたパズルが壊れて床に散らばった。で、色んなことを思い出す樹理は再び泣き始める。

その頃純一は、2人が出会ったコインランドリーにいた。で、出会った時と同じようにアイスを口にしているが、あの時は「ハズレ」だったが、今度は「アタリ」と記されていた。で、泣きながらも度伝行く潤一だったが、樹理の荷物を載せたトラックが走り去っていくのを目にすると、樹理は行ってしまったと思い、泣き叫んでいた。気持ちを落ち着けるようにして、吹っ切ろうとする純一。

気持ちの整理もつき、陽も傾くと、純一はマンションに戻ってくる。荷物が減った部屋を寂しそうに見る純一。そして足は寝室に向かった。が、そこには樹理がいて、壊れたパズルを組み立てようとしていた。純一に気づいた樹理は何も言うことが出来ないでいた。純一は「また一緒にやろう」と声を掛ける。更に純一が「また作り直そう」と言うと、樹理も頷いていた。その後、外に出た二人、純一はアイスのアタリを樹理に見せていた。「凄いじゃん」と言う樹理。二人はやり直すことにしたのだった...

同棲していた2人の最後の一日という物語も凄いが、それをドキュメンタリー風に描くという発想は面白い。が、2人の出会いから別れることになったいきさつを回想ドラマとしてではなく、それぞれにインタヴューということでそれぞれの言い分を聞かせるという表現は、短い時間(本編が26分というドラマですから。)だと十分に描くことが出来ないものを、短時間でしっかりと、しかもどちらに味方することもなく描いていて、なるほど上手い表現方法だと感じました。(こういう内容のドラマだと、回想ドラマを使って描いていたら、1時間枠のドラマとして収めるのも難しいだけに...)

これだけでも十分に面白い表現をしているのに、結局は元の鞘に収まったという「恋日」らしいハッピーエンドということで、「恋日」らしい物語を味わえたということで、たっぷりと堪能できた物語でもありました。→それにしても、「恋日」は全体的にレベルが高いドラマばかりですね。(こういうドラマを見ていたら、つまらない地上波ドラマは見ることが出来なくなります。)

次回南Q太原作の三部作(南Qセレクション)に突入です。まずは「丘をこえて ~May be Tommorow」です。そして「ゆらゆら ~バカンスはいつも雨」「猫」と続きます。(ラストは「渋谷で5時」です。)「恋日・1st.」も残す所あと4本ということになりましたが、その後は「恋日・2nd.」に突入となるのでしょうか?(見ているとはいうものの「さそり」の再放送もしてもらいたいと思います。)尚、来週からは、記すかどうかは分かりません。(全部は記さないにしても、「ゆらゆら ~バカンスはいつも雨」はクオリティの高い作品でもあるので、一部は記すかも...)

 

↓今回の主題歌はこちらです。

そして僕は途方に暮れる(25th ver.)(初回盤)(DVD付)

そして僕は途方に暮れる(25th ver.)(初回盤)(DVD付)

  • アーティスト: 大澤誉志幸,Natsuo Giniro,Yoshiyuki Ohsawa,URU
  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL SIGMA(P)(M)
  • 発売日: 2008/05/07
  • メディア: CD

そして僕は途方に暮れる(25th ver.)

そして僕は途方に暮れる(25th ver.)

  • アーティスト: 大澤誉志幸,Natsuo Giniro,Yoshiyuki Ohsawa,URU
  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL SIGMA(P)(M)
  • 発売日: 2008/05/07
  • メディア: CD
↓この物語は収録されていませんが...
恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD
↓純一と樹理が組み上げたジグソーパズルの絵柄はこれのようです。(但し、ピース数はもっと多いようですけど)
500ピース ひまわり畑 RS-55-77

500ピース ひまわり畑 RS-55-77

  • 出版社/メーカー: 毛塚合紙所
  • メディア: おもちゃ&ホビー
↓これの再放送もして欲しいところです。
さそり DVD-BOX

さそり DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: アートポート
  • メディア: DVD

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ゴルゴ13#47 [アニメ]

今回の物語は依頼された仕事ではなく、骨休みとしてフランスのホテルに行った時の物語で、過去に対して、プロのゴルゴと、素人のダニエルということの対比がしっかりと描けていた物語でした。(ただ、一般的には、過去に対して、男のゴルゴと女のダニエルは、逆ではないか、と言われているところがあるだけに...←「プロ」ということを抜きにしての一般論。)

フランスのあるホテルに静養のためにやってきたゴルゴ。(ゴルゴも人間ということですね。)そのホテルのバーでは、町長のバルドー夫妻の結婚3周年記念パーティが行われていた。ゴルゴはいつものように他人に関わらないように一人で酒を口にしていたが、そんなゴルゴの姿を見かけたバルドー夫人・ダニエルは激しく動揺した。というのは、ダニエルはかつて娼婦をしていて、その時にゴルゴと一夜を共にしたことがあり、彼女はゴルゴがそのことをネタにして恐喝にやってきたと思ったのだった。で、バルドーはゴルゴを消すために殺し屋を雇った。が、ゴルゴには、その殺し屋は赤子の手を捻るようなものであり、あっさりと失敗する。ゴルゴはバルドー夫妻から話を聞くが、ゴルゴはダニエルのことを完全に覚えていなかった。殺し屋を雇ったことを水に流して貰い、バルドーは安心したが、ダニエルはそれでも安心しきれなかった。というのは、ダニエルはダニエルで、夫とは別に殺し屋を雇っていたのだった。で、ダニエルは殺し屋にキャンセルを告げるが、殺し屋はターゲットがゴルゴということで、名を挙げられるということで俄然張り切る。とはいっても、結局はゴルゴの前には全く歯が立たず、消されてしまう殺し屋、そしてその殺し屋と一緒にいたことから、ダニエルも消されたのだった...

ゴルゴにしてみれば、娼婦を買ったことがあっても、それはその場限りのものという割り切りがあるため、それが誰であろうとどうでも良いことであり、プロとしての割り切りがある。一方、ダニエルも、ごく普通の男と結婚していたのならともかく、町長夫人になったということで、やはり過去には触れられたくないということで、過剰反応をする。しかも、殺し屋まで雇うのだから、凄まじい怯え方と言うことが出来る。(でも、簡単に殺し屋を雇うことができるというのが凄い所でもありますけど...)

ゴルゴにとったら、一文にもならない殺しであったが、降りかかる火の粉は振り払うということでした。→本当の意味での静養、骨休み、休暇というのは、人が全くいない所にでも行かないと、ゴルゴには不可能ということですね。でも、全く人がいない所となると、食事から全て自分で作ることをしないとイケナイので...

今回の物語で思い出したのは、「68FILMS」時代の「東京少女」の「彼女の告白」という物語でした。これはコミカルな物語で、全くシャンルは違うが、「勘違い」が発端になって展開される物語としたら、同じカテゴリーに入ります。

 

↓この物語は「SPコミック25巻」に収録されています。

ゴルゴ13 (25) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1997/04
  • メディア: コミック

 

↓「勘違い」ということで...

敬語の達人―クイズでわかるあなたの勘違い (祥伝社黄金文庫)

敬語の達人―クイズでわかるあなたの勘違い (祥伝社黄金文庫)

  • 作者: 山岸 弘子
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 文庫

勘違いことばの辞典

勘違いことばの辞典

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 東京堂出版
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 単行本

いつのまにか大恥をかいている「ああ勘違い」の日本語345 (角川文庫)

いつのまにか大恥をかいている「ああ勘違い」の日本語345 (角川文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 文庫

男と女の進化論―すべては勘違いから始まった (新潮文庫)

  • 作者: 竹内 久美子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1994/03
  • メディア: 文庫


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東京少女・ユ・ソルア#1「マーメイドの詩」 [ドラマ]

「東京少女」の最後のヒロインはユ・ソルアということで、いよいよ最終章に突入です。(BS-iのドラマも本作が最終作になります。→4月からはBS-TBSという名前に変わります。)最初の物語は「マーメイドの詩」という物語です。物語の方は「恋日」に近い感じがしたが、「恋日」でも1st./2nd.ではなくて3rd.の一部の作品の雰囲気に近いものでした。ストーリー上も「東京」ということは蚊帳の外でもありましたから...

今月のヒロインであるユ・ソルアについては、何で韓国の女優を?と言う声と、少女?という声があるが、前者に対しては、「若手女優が週替わりで4つの役を演じる」というコンセプトの本作からすれば、特に外れているものではないので、「東京少女」とはそういうものという解釈をすれば、まあよろしいかと... 尚、「少女」という言葉を調べてみると、一般的には7、8才から15、16才までの女の子を指して言うが、大宝律令では17歳以上20歳以下の女子のことを指している。これらを足し合わせても、未成年であるというのが「少女」の条件でしょう。ちなみに「小女(しょうじょ)」と言うと、女子の謙称になるので、年齢のことは関係なくなるので問題はなくなるので、今月は「東京小女」と記して「とうきょうしょうじょ」と読み、「小」という漢字の所に、たまたま竜巻でも起こり、それによって「少」という感じに見える、と解釈すれば良いんじゃないですかね...(強引なこじつけであるが、こういう理屈を考えるというのも頭の体操になりますし...)→今回の物語のソルアだったら、謙遜語である「小女」という言葉を使ってもいいと良いというものでしたからね。(ということで今週は「東京少女・宝積有香」にするべきだった、と言う声は上げないことにします。)

また、ユ・ソルアには言葉(日本語)の問題があるが、今回は一部の助けを呼ぶ台詞を除いては、声帯の手術をしたことからしゃべれないということにして、台詞を廃し、ソルアの気持ちは「ナレーション」ということで日本人が語ると言うことにしていたが、これならば不自然さは無く、上手いこと対処したものです。

で、声帯の手術ということで思い出す「ブラック・ジャック」の物語であるが、そちらは単に炎症を抑えるためにということで、ヒロインに声は戻ったが、やっぱり同じ様にはしませんでしたね。

一橋音大の声楽科に進学することになっているソルアは、声帯の手術を行い、担当の医師から、3週間は声を出すことを禁じられる。が、春には元の声が戻り歌えるようになるということで、ソルアも納得して受け入れる。

そんなソルアは、八ヶ岳山中の病院付近で、了と真希というカップルに出会う。了はカメラマンであり、ソルアに見とれた了は、ソルアの写真を写す、また、ソルアも一目で了に惹かれた。

そんな了が崖から転落しているのを見つけたソルアは、了の元に駆け寄り、助けを呼びに行こうとするが、崖を上ることが出来なかった。真希が了を捜す声を耳にしたソルアは、真希に気づいて貰おうとして声を張り上げて叫んだ。それに真希が気づき、助けを呼びに行った。が、ソルアは声を出したことで、血を吐いてしまった。

了は八ヶ岳の病院に運ばれ、真希が付き添っている。意識を取り戻した了は何も覚えていなかった。で、真希がいてくれたことに感謝する。

一方、ソルアは、もう二度と元の綺麗な声を出すことが出来ないかも知れない、と医者から見放される。が、ソルアは後悔はしていなかった。

ソルアは東京のあるカフェの厨房で働いていた。(この時バックに流れていた曲はユ・ソルアが歌っているのでしょうか?)その店に了がやってくる。ソルアの気持ちを知っている同僚は、ソルアに注文を取りに行かせようとするが、ソルアはそれを拒も、彼の側にいられることだけで幸せを感じていた。

同僚はソルアに、気持ちを伝えたらと言うが、ソルアは聞き入れなかった。

了が店を出た後、ソルアは片付けに行く。そんな時、客の忘れ物の携帯が鳴り、ソルアが出る。が、何も言わない。電話は了からで、自分の携帯だと言うことを伝える。ソルアは同僚に携帯を渡し、同僚が話を聞くと「今すぐ持っていきます」と答えた。(了はカフェの隣の写真スタジオにいた。)で、ソルアに携帯を持って行かせようとする。で、ソルアは了の携帯を持って、隣の写真スタジオに行った。

スタジオでは了が被写体のセッティングを行っていた。人が来たことに気づいた了は、ソルアに声を掛けるが「前に何処かであったことあるよね?」と、ソルアのことを何となく覚えているようだった。ソルアの手に携帯があることに気づくとお礼を言うが、「(店では)見たこと無い」と言う了。これにボディランゲージで「厨房」と伝えるソルア。で、了はソルアが声を出せないと知ると、携帯でメルアド交換をして、「メールで話が出来る」と言い、メールで語り始める2人。まずは自己紹介をした2人。ソルアははにかみながらも笑顔を見せていた。(Aパートはここまで。経過時間は14分半を過ぎた所ということで、Bパートは11分半弱となります。)

メールで会話をするソルアと了。やがてカフェに移動した2人。了はソルアがカフェで働いている所を写した写真をソルアに見せていて、ソルアは幸せを感じていた。

その頃、真希がスタジオにやってくる。が、了がいないということで捜し始め、隣のカフェで了とソルアが楽しそうにしている姿を目にする。真希はソルアがあの時(了が崖に落ちた時)の少女だと気づいた。

スタジオでウエディングドレスを着た真希の撮影をしている了。そんな所にソルアがコーヒーとサンドイッチを運んでくる。「もしかして差し入れ?」と言う了にソルアは笑顔を見せていたが、真希が2人の間に入り、コーヒーを口にする。更に真希は結婚すると言うことをソルアに言い、了との写真をソルアに見せる。これに了は「止めろよ」と言って写真を取り上げると、パソコンの方に移動する。そこには八ヶ岳で撮影した写真があり、了はその中にソルアの写真があることに気づき、呆然となる。真希は了に話しかけて、「了が結婚したくないというのなら...」と言い出す。ソルアはそれをずっと聴いていたが、了が「そんなことはない」と言って真希を抱きしめると、ソルアは黙ってその場を去っていった。

その後、了はソルアのカフェにやってきた。そして「ソルアちゃんは?」と尋ねる。これに「ソルアはいません」と言い、ソルアは田舎に帰った、と告る。すると了は諦めて帰って行った。

が、ソルアはその時、カウンターの陰に隠れていた。同僚はソルアに「本当にこれで良いの?」と言って、気持ちを伝えるようにソルアに言おうとするが、ソルアは首を横に振る。そして携帯を取り出すと文字を入力して、見せる。「私の声は了さんを救った。それでもう私は幸せ」しかし、ソルアは最後に一つだけ伝えたいことがあった。

了と真希は、新生活のための買い物のために町中を歩いていた。そんな中、真希がセールをやっているのに気づき、了を残して見に行き、了は一人になる。そんな所に了の携帯が鳴り、電話に出る。それはソルアからの電話だった。「今、何処にいるんだ?」と尋ねる了だったが、ソルアは何も言わなかった。了は「君に聴きたいことがあって...」と言うが、ソルアは伝えたいことを声を出さずに言うと、電話を切った。

そんな所に真希が戻ってくる。「仕事の電話」と言った了は、それ以上のことはしないで、真希と共に店に歩を進めた。

ソルアは八ヶ岳山中のある川縁にいた。「人魚姫は何も伝えられないまま泡になって消えたけど、私は例え彼に聞こえなかったとしても気持ちは伝えられた。だから...」ということで、満足していた。(ピアノのアレンジの『イケナイ恋』が流れ、物語のいくつかのシーンの静止画が出る中、エンドロールが流れていきました。)

次回は「東京の休日」という物語です。明らかに映画「ローマの休日」を意識していますね。流石に某国の王女というところは変更されている(人気女優となっている)が、その「ローマの休日」の翻案作品と内容の様ですね。

ところで、「東京少女・岡本杏理」の「川の匂い」の時は「柳ユーレイ」名義で出演していたが、次の物語では「柳憂怜」と改名しての登場となります。(「川の匂い」の後に改名した。)また柳憂怜の奥さんの川田あつ子(「スパイ道」に出演作がある)も出演してくれたらいいのに...

次回予告を見た範囲では、英語を口にしていたところがあったが、母国語でもなく、日本語でもない言語を使うというのもアイデアですね。(ただ、「東京少女・岡本あずさ ~絆」の時にこの方法を使っただけに、新鮮さはないとはいうものの、常套手段ですね。)

「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせのバックの風景は、いつも通りの「高速道路と東京タワーを中心としての夕景」でした。(4月からは「BS-TBSドラマ倶楽部」ということに名称が変わるのでしょうが、「BS-TBS」って語呂も余り良くないし、発音すると長いし...)

今回の物語は、これまでに描かれたラブ・ストーリーとは随分と違っていて、積極的に自分から動くことはしないヒロインが、現実を受け止めて、それを受け止める(気持ちの整理は出来ている)ということで、大昔には「美徳」とされていたことを描いた物語となっていましたね。こういう物語は最近では見ることがないだけに、ある意味では新鮮でした。(とは言っても、大昔のドラマを見ているように感じました。)→最近のドラマのパターンに飽き飽きしているだけに、こういう物語もあっていいでしょうが、受けは悪いでしょうね。(まあ、そこがBS-i作品らしいところなんですけど...)

今回の物語で真希を演じていたのは三輪明日美だったが、彼女は三輪ひとみの妹である。姉・ひとみは「東京少女・山下リオ」の第4話「タイマン少女」に出演していたので、これで姉妹が揃って「東京少女」に出演したことになりました。でも、「怪談新耳袋」では姉妹共演をしていただけに、別々ではなくて同じ作品に出演して貰いたいと思ったのもまた事実ですけど...

ユ・ソルアは、これまでの11人のヒロインと比べると、年齢的にも上である(お姉ちゃまよりも年上です。)だけに、子供っぽい所は無く、落ち着いているので、演技の方も安心して見ることが出来る。よって、ヒロインとしての起用は悪いことではないのだが、番組タイトルの「東京少女」というのが気になる所です。(が、「東京少女」というドラマは、単に、若手女優のヒロインが4つの異なる役を演じるというオムニバスドラマの看板名であって、「東京」や「少女」という言葉に意味はないと思えば、「セピア編」までの作品群から様変わりした寂しさを感じるものの、納得出来る所です。)

脚本の出来や監督の手腕に左右されることになるが、今月は「じっくりと見せるドラマ」を見せてくれそうです。(「山下リオ」からの「東京少女」では「じっくりと見せる」という作品が少なかっただけに...)

 

↓一応、ピックアップしておきます。

人魚姫

人魚姫

  • 作者: アンデルセン
  • 出版社/メーカー: リトル・モア
  • 発売日: 2007/06/26
  • メディア: ハードカバー

アンデルセン物語 人魚姫 [DVD]

アンデルセン物語 人魚姫 [DVD]

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • メディア: DVD

世界名作アニメーション 人魚姫(日本語吹替・英語オリジナル) [DVD]

世界名作アニメーション 人魚姫(日本語吹替・英語オリジナル) [DVD]

  • 出版社/メーカー: エー・アール・シー
  • メディア: DVD

↓こちらは韓国ドラマ です。(ユ・ソルアが出演しているという訳ではないですが...)

人魚姫 DVD-BOX1

人魚姫 DVD-BOX1

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

続・人魚姫 DVD-BOX1

続・人魚姫 DVD-BOX1

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

↓「マーメイド」ということで

リトル=マーメイドをさがせ (マスコット版Look & Find Book)

リトル=マーメイドをさがせ (マスコット版Look & Find Book)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本

真夏のマーメイド (ハーレクイン・イマージュ)

真夏のマーメイド (ハーレクイン・イマージュ)

  • 作者: サラ モーガン
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 新書

リトル・マーメイド プラチナ・エディション [DVD]

リトル・マーメイド プラチナ・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • メディア: DVD

↓一応、こういうものを...

音声と声帯のすてきな関係

  • 作者: 萩野 昭三
  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 単行本

プリマドンナの声帯―音楽裏方医者のカルテから

  • 作者: 米山 文明
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 1990/02
  • メディア: -


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名曲探偵アマデウス#29 リヒャルト・シュトラウス「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 [ドラマ]

2週続けて再放送だったが、今週は3週ぶりの新作でした。が、今回は少し違った展開で、サブタイトル(「天出、恋の暴走」)にあるように、所長の暴走で勝手に謎解きを行ったというものでした。で、カノンさんはツッコミという所が色濃かったですね。(今回の(形の上での)依頼者・麗子に対するライバル心がメラメラと燃えていました。)

冒頭では、カノンさんが寝ていて、そこにいたずらっ子が現れて、カノンさんの鼻に洗濯ばさみを挟む。で、起きたカノンさんは周囲が散らかっていることから「何じゃこりゃ!」洗濯ばさみはそのままで、鳴った電話に出るカノンさんのぼけぶりが面白い所です。

で、いたずらっ子を発見したカノンさんだったが、所長が戻ってきたり、いたずらっ子のお母さんがやってきて、ということで、カノンさんのイタズラを返すことは出来なかったが、コミカルに楽しませてくれます。

その時、ラジオから流れていた「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」から、所長がお母さんに絡んで返さないようにして、無理矢理謎を解くと言うが「依頼人じゃないですよ」というカノンさんの言葉も無視の所長は、子供の相談を勝手に進めていく。また、お母さんがシングルマザーと知ると、お母さんの肩に手を回して、「お母さん、任せて下さい」と所長が暴走し始める。(カノンさんが、お母さんの方に回った所長の手を外そうとしているのも、面白い所です。)→いつもいつも、依頼者がやってきて、ということだが、時にはこういう展開も面白いものです。

「依頼もされていない」ということをナレーションでもしっかりと言っているが、暴走モードに入っている所長は勝手に進めていく。カノンさんは呆れ顔でつきあっているという感じで、所長の問に関して「関係ないことは答えなくて良いですよ」と言ったりしているが、曲を聴いて感じたことを口にする時には、いつものように豊かな表情を見せてくれていました。が、所長に対して「セクハラですよ」「訴えましょう」と言う時は睨みを利かせていて、凄味がありました。(今回のカノンさんは、所長に対して、かなり敵対心を出していました。)

お母さんが「最近新しい恋人が出来ました」と言う言葉に、カノンさんはお目々が輝き、所長は一気にガックリとなった対比は面白いですね。が、お母さんが所長に対して「どうしたらいいんでしょうか?」と頼りにして尋ねると、「馬鹿馬鹿しい!」とクッションを投げてしまったカノンさん。やっぱりカノンさんの気持ちは所長に向いていて、嫉妬というこれまでにないカノンさんの新たな一面がありました。

今回の曲は、ドラマ仕立てのものであるが、本当にその物語に上手く合わせた物語が出来るものですね。

お母さんが「これからデートします」と言う言葉に、所長は一気に盛り上がるが、「子供を頼む」と言うことだと分かると「そういうことですか」とショックを受け、カノンさんに子供の世話を押しつけようとする。ということで、カノンさんが貧乏くじを引くことになり、所長は落ち込んでいた。

今回のドラマ部分は36分ちょっとで、曲の方は約7分でした。が、曲の方はダイジェスト的に繋がれていて、物語のあらすじ(所長が説明したものそのまま)を振り返る、という感じでしたる→全曲を通して聴いてみると、より楽しむことが出来ますね。

ラストのオチは、所長は子供に「こんなお父さん、欲しいでしょう」と言って、トランプをしながら売り込んでいる。(カノンさんは部屋の片付けをしている。)で、「もう帰りますよ」と逃げようとするカノンさんに「ケーキでも買ってきてよ」と所長。そして改めて「こんなお父さん、欲しいよね」と売り込むが、子供の返事は「おじさんの子供は無理だけど、弟子にはなれる。僕、名曲探偵になりたいんだ」と、完全にふられてしまった所長でした。

今回のカノンさんは、随分と怒っていた表情を見せていたが、これも感情の一つなので、相変わらず豊かな表情を見せてくれるカノンさんです。で、今までに見せたことのない表情が見られたというのが面白い所でした。こういう子供が鍵を握る物語となると、その子供に食われてしまうことが多いのだが、カノンさんは食われることなく、今まで以上に感情を表に出して、存在感がありました。(所長も食われることなく、ふられたダメ男と、謎を解く頭脳明晰な男の対比を見せて存在感がありました。黒川芽以さん、筧利夫さん、二人とも演技は上手ですし、流石でした。)

次回(来週)は事件ファイルNo.030・シューベルト「さすらい人幻想曲」です。(が、1年目の新作はここまでで、その次からはまたも再放送のようです。)ということで、1年で30本というのは、月に2.5本ペースということで、少し少ないように思います。が、4月からは2年目に突入するので、お楽しみはまだ続きます。

 

R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」

R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」

  • アーティスト: ブロムシュテット(ヘルベルト),R.シュトラウス,ドレスデン・シュターツカペレ
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2004/12/22
  • メディア: CD

チャイコフスキー:「ロメオとジュリエット」/リヒャルト・シュトラウス「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28 [xrcd]

チャイコフスキー:「ロメオとジュリエット」/リヒャルト・シュトラウス「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28 [xrcd]

  • アーティスト: シャルル・ミュンシュ,チャイコフスキー,リヒャルト・シュトラウス,ボストン交響楽団
  • 出版社/メーカー: 日本ビクター
  • 発売日: 2002/11/10
  • メディア: CD
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」、 R・シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 [Import]

マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」、 R・シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 [Import]

  • アーティスト: Gustav Mahler,Richard Strauss,Karel Ancerl
  • 出版社/メーカー: SUPRAPHON
  • 発売日: 2002/07/17
  • メディア: CD
R・シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯

R・シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯

  • アーティスト: ライナー(フリッツ),ドヴォルザーク,R.シュトラウス,ブラームス,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2000/09/30
  • メディア: CD
R.シュトラウス : 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」

R.シュトラウス : 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」

  • アーティスト: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,R.シュトラウス,クラウス(クレメンス)
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1997/07/16
  • メディア: CD
R.シュトラウス:アルプス交響曲、交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」

R.シュトラウス:アルプス交響曲、交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」

  • アーティスト: ドレスデン国立管弦楽団,R.シュトラウス,ケンペ(ルドルフ)
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1996/11/20
  • メディア: CD

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