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HEAVEN'S GATE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1981年の映画「天国の門」である。1978年の「ディア・ハンター」の大成功を収めたM・チミノ監督の意欲作であるが、本作はそれに続いて製作されたが、興行的に大失敗となり、ユナイトを父さんに追い込むことになり、彼がハリウッドを追放されることになった問題作である。兎に角酷評されているが、大金を注ぎ込みながら、どうしてそういう結果になったのかを学ぶためにも、勉強になる作品でもある。物語は、アメリカの暗部を描いたものである。

作品データを記しておくと、時間は劇場公開版は149分、オリジナル版は219分である。監督と脚本はマイケル・チミノ、撮影はヴィルモス・ジグモンド、音楽はデヴィッド・マンスフィールドである。そして出演は、クリス・クリストファーソン、クリストファー・ウォーケン、ジョン・ハート、イザベル・ユペール、ジェフ・ブリッジス、サム・ウォーターストン、ブラッド・ドゥーリフ、ジョセフ・コットン、ジェフリー・ルイス、リチャード・メイサー、テリー・オクィン、ミッキー・ローク、ウィレム・デフォー、ジョン・コンレイ、ポール・コスロ、トム・ヌーナン、ロニー・ホーキンス、キャロライン・カヴァ、マディ・カプラン、アンナ・レヴィン、ロビン・バートレット、ロージー・ヴェラ、たちである。

1870年、ハーバード大学を卒業したジェームズとビル。それから20年が流れ、ジェームズは保安官としてワイオミングにやってくる。その土地では、ビルが牧場を経営していて、2人は再会する。その頃のワイオミングは、東ヨーロッパからの移民が増え、先住のアングロ・サクソン系の人々との間で対立が深まっていた。ある日、家畜業者協会の評議会が召集され、移民による牛泥棒の対策として粛清の議案が提出され、125人が粛正されることが決まる。ビルからこの話を知ったジェームズは、粛正を止めさせようとするが、町には既に粛正のために雇われた殺し屋たちがやってきてきていた。一方、移民たちも粛正の話を聞いて団結を誓っていたが...

オリジナル版は3時間半を越えるもので、劇場公開版でも2時間半という長尺作品である。時間が長いということで、製作費も巨額になるというのは分かるが、余りにも無駄な所にお金を掛けていて、大金を注ぎ込んだ意味がなくなっているということが画面から伝わってくる。(某放送局の地上波ドラマがこういう傾向があり、冗長度が余りにも高く、まとめることが出来なくなっている...)劇場公開版ですら、冗長度が高いということで、本作が興行的にも失敗するというのもよく分かります。

本作の映画としての評価は散々たるものであるが、音楽の方は長尺作品に相応しいスケールの大きなものになっていて、たっぷりと聴かせてくれる。ということで、サントラ盤の出来は悪くなく、こちらの方はじっくりと聴きたい所である。

サントラ盤の収録曲は以下の全25曲である。『Slow Water』『Song Of '70』『Heaven's Gate Waltz』『Snowfall』『Blue Danube』『Battle Hymn』『Ella's Waltz』『Sweet Breeze』『Mamou Two-Step』『Moonlight』『Morning Star』『Village Dance』『Long Road』『Overture』『Immigrant Road』『Meeting Billy』『Baby's Song』『Slow Water Reprised』『Intermission』『Playing In The Barn』『Champion's Death』『People Revolt』『Ella's Death』『Yacht』『End Credits』。

良い映画音楽は、作品を1ランク上のものにするが、本作は映画の出来が余りにも悪いため、音楽が1ランクアップさせても、トータルではマイナスとなってしまい、音楽の評価も悪くなっているのが残念な所である。(と言っても、映画本編と、その作品の映画音楽とは「運命共同体」のような所があるので、うなってしまうのも...)

が、こういう作品は失敗事例集ということになり、学ぶべき所が多いのもまた事実である。(特に、最近の質の低いドラマしか作れないあの放送局(特に局名は出さないことにします。)のスタッフは、本作から学ぶべきである。)ということで、映画の作品内容を見て楽しむ、ということではなく、勉強のために見ておきたい作品である。

 

Heaven's Gate

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  • 出版社/メーカー: Rykodisc
  • 発売日: 1999/06/08
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↓映画DVDはこちら(オリジナルの219分のものです。)

天国の門 [DVD]

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メジャー・5th.#10 + ゴルゴ13#48 [アニメ]

今回は面白くない展開の物語だったと言うことで2作を1つにまとめてしまいます。1つは予定調の展開で、1つは面白さが無い展開ということで、凡作でした。それにしても、この2作って、面白い時とつまらない時がほぼ一致していることになるという不思議な縁を感じます。

「メジャー」は、ワールドカップのベネズエラ戦で、大量リードされた日本。吾郎がマウンドに登り、ピンチを切り抜け、日本の攻撃で、代打を送られるはずの吾郎がそのままバッターとなり、ヒットを打ち、そこから一気の大逆転へ。この試合で足を引っ張っていた寿也の逆転ホームランで試合をひっくり返し、そのまま吾郎が抑え、日本は勝った。

主人公である吾郎がチームのムードを変えて、寿也の一打で逆転というのは、展開上はそうなるのはある意味ではお約束とは言っても、ちょっと都合が良すぎると感じてしまうだけでした。(だからといって、大きく原作を変えるという訳にもいかないでしょうが...)

「ゴルゴ13」は、ゴルゴのプロらしい一面が消されてしまったというで、魅力を感じない物語で、ゴルゴのそっくりさんの物語のように感じられた駄作でした。

組織を再編してドンになろうとしたマフィアのグレビックは、上層部に睨まれる。で、先手を打って、殺し屋のロンを雇い、組織の殺し屋を消していく。そんな中、ゴルゴの子供を産んだという娼婦がゴルゴと偶然再会したことを知り、ゴルゴの子供を利用して、ゴルゴを仲間に引き入れようと画策した。が、結局はゴルゴに消されてしまったというだけの、いつものような結びで片付けてしまっただけの物語でした。

殺し屋ロンが鮮やかな手口で組織の殺し屋を消していき、凄腕ということを描いておきながら、ゴルゴを消そうとして、ゴルゴの泊まっているホテルにバズーカーを打ち込むが、その直前に(フロントに)電話を掛けさせてゴルゴが射ることを確認するが、凄腕だったらば、ターゲットに気づかれないように存在を確認するのに、わざわざ不審なことを匂わせるような確認方法はしないものである。で、この時点で、凄腕のロンが実はマヌケでしかないということになってしまい、その後は目も当てられない言葉が出てくるようになってしまった。で、結局は雑魚相手だったらゴルゴの敵ではない、ということです。が、それだけに収まらず、ゴルゴの方もゴルゴであって、子供のことを思っているような台詞まで口にしてしまい、プロの殺し屋というゴルゴのイメージも壊してしまった。

グレビックの子供を利用しようとした考えは、ゴルゴを揺さぶる作戦としては面白いものであるのだが、ゴルゴがどうして超一流の殺し屋として知られているのかを考えると、幼稚園児が大学入試試験を受けるようなものであって、所詮は考えが浅はかな二流のチンピラと変わらない成り上がろうという野望を持つ小物にしてしまっただけでした。

終わりが近いが、こんな所でこんな駄作をやってしまうとなると、最終的な評価も一気に堕ちてしまいそうで...

この物語は「SPコミック55巻」に収録されています。

今週は完全に両作とも消化試合でした。こういう時もある、と言ってしまえばそれまでだが、同じ日に放送された「ウルトラギャラクシー 大怪獣バトルNEVER ENDING ODYSSEY」の最終回も酷かったし、その他の特撮作品もズタボロということで、こんなにも酷い物語が同じ週に集中しているのは、一体どうなっているのでしょうかねぇ?兎に角、今週は再放送の「恋日・ニュータイプ」(3/11放送分)も今ひとつ(作品クオリティは高いが、「恋日・ニュータイプ」の中では今ひとつというだけである。)という物語だったので、負の連鎖が続いている...(3/15の再放送「銭形愛」が負の連鎖を止めてくれたが、その前の「シンケンジャー」も「ディケイド」もズタボロで酷いものでしたし...)

 

↓今週の原作関係

ゴルゴ13 (55) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1992/11
  • メディア: コミック

Major―Dramatic baseball comic (57) (少年サンデーコミックス)

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  • 作者: 満田 拓也
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/01/14
  • メディア: コミック

↓今週の再放送は第10話でしたが、やっぱりこれは面白い。

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD


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東京少女・ユ・ソルア#2「東京の休日」 [ドラマ]

ユ・ソルアの2本目の物語は「東京の休日」という物語です。明らかに、A・ヘプバーン主演の映画「ローマの休日」を意識した内容であり、BS-i作品らしいエッセンスを取り入れた翻案作品となっていました。(王女を人気女優に、多数の写真を音声レコーダーに、ローマの観光地を東京の民家というように変更しているが、「ローマの休日」である。また、新聞記者をフリーライターにしたというのは現代っぽい感じがする所でした。)

コメディの要素が強くなるのかと思っていたら、シリアスな物語であって、30分ではなく、もっと時間を取ってじっくりと描いて貰いたいと思った良い感じの物語でした。(時間の関係もあって、冒頭でソルアが飛び出した所について、何故休みが欲しくなって飛び出したのか、とか、剛と娘とのいきさつ(これは語りで済まされていましたけど...)など、じっくりと描いていたら、もっと良くなっただけに、それが残念でした。

尚、この物語はベースが映画「ローマの休日」であり、また、ソルアの韓国語での台詞は理解できなかったが、「ローマの休日」を思い出しながら、それで脳内補間するということで理解することにしました。(特に間違っていないと思います。)また、「ローマの休日」のオマージュと呼べるようなシーンが1つぐらいは欲しかったですね。(冬なので、流石にジェラートを食べるとはいかないのは分かりますが...)

尚、今回は、東京を舞台にした物語と言うことになっていたので、大きなマイナス要素はありませんでした。→今月の「東京少女」は久しぶりにアタリの月のような気がしてきました。

来日中の韓国の人気女優・ソルアが、「一日休ませて」という書置き(当然、ハングルで書かれている)を残して失踪した。ホテルを飛び出したソルアだったが、眠そうな表情をしていた。

フリーライターの渡辺剛は職に溢れていて公園にやってきた。で、携帯が鳴ったということで出たが、それは自分の携帯ではなく、そこで寝ているソルアの携帯だった。で、ソルアに声を掛ける。が、ソルアが韓国語を話したことから、会話が出来ないということで分かれた。しかし、ソルアは剛のあとをついていく。が、剛は気にしなかった。

で、喫茶店に入った2人。が、そこで剛は目にした新聞で、韓国の人気女優・ソルアが来日していることを知り、目の前にいるのがソルアだと気づいた。「まさかなぁ」と言っていた剛だったが、仕事の相手からの電話にソルアのことを何気なく話すと、失踪したということを聞き、目の前にいるのがソルアだと気づいた。で、剛は仕事に繋がらないかと思い考え、ソルアの独占取材をすることを思いついた。で「女優ソルア、空白の一日」ではなく「ローマの休日」をもじって「東京の休日」とすることにして、ソルアを何処かに連れて行こうと思いつく。が、誰かに見つかるかも知れないと思い、思い直す。するとソルアが「ユア・ホーム」と言い、実家に連れて行くことにした。

母には、娘のマナミの友達で、韓国から来たということにした。(マナミは剛の娘であり、17才、受験を控えていた。が、離婚し、最近は疎遠になっていた。)

ソルアの行動を手帳にメモする剛。が、ソルアは何処か寂しげな表情を見せるが、ホッとしたという表情も見せていた。そんな中、剛はマナミの(赤ちゃんの時の)写真をソルアに見せ、いきさつを話す。(日本語で話すから、何処まで通じたのか分かりません。)が、ソルアは剛の頭をなで、剛はソルアに慰められた思いを持った。

剛の母は、ちらし寿司を作り、それを食べる剛とソルア。そんな中、マナミにちらし寿司を持っていったら、と母が言うが、マナミは忙しくて無理だと言う剛。これにソルアが怒った。(韓国語なので、内容までは分からない...→日本語字幕も有りませんでした。)

その後、後片付けを手伝うソルア。母は、洋服が汚れるとイケナイから、と言って、割烹着を持ってきてソルアに着せた。そんな中、ソルアは剛が描いた書いた記事が載っている週刊誌に気づいた。母は「ろくでもない雑誌」と言ってソルアに語った。

その頃、剛は部屋で、録音したソルアの声を聴いていたが、何を言っているのか分からなかった。そんな所に仕事先の雑誌社から電話が入り、取材続行中と答える。そして、後で録音した韓国語を翻訳して貰いたいと頼む。が、相手からは証拠写真を求められたのだった。

割烹着姿のソルアが布巾でテーブルを拭いている。そんな所にやってきた剛は、ソルアの写真を取ろうとするが、剛に気づいたソルアが振り返って笑顔を見せると、カメラを隠す剛だった。(Aパートはここまで。経過時間は17分を過ぎた所ということで、Bパートは9分弱となります。)

剛の家を出るソルアと剛。母はちらし寿司をソルアに渡し、また遊びに来てと言って見送った。で、剛はソルアに「次、何処行きたい?」と尋ねるが。ソルアは韓国語で語る。(剛は何を言っているのか分からない。また、日本語字幕も出ない。)ソルアは週刊誌のことを問い糾していて、週刊誌を手にして問い詰める。で、体裁悪そうになる剛。が、その時のソルアの声はしっかりと録音していた。が「何やってんだ、俺」と言っていた。

その後もソルアのお供を続けた剛。夜になり、ソルアは泊まっているホテルに戻ってくる。で「ありがとう」と(日本語で)言うソルア。剛は「ごめんなさい」と頭を下げて謝る。が、ソルアは「写真を取って」と(英語で)言い、ポーズをとる。で、剛は写真を取った。

撮影した写真を見た後、「さよなら」と言って別れ、ソルアはマネージャーに伴われてホテルに帰っていった。一方、剛は再び実家に戻り、ソルアの声を録音したレコーダーを聴いていた。母がやってくると再生を止める。母は、ソルアが何処でマナミと知り合ったのかを尋ねる。剛は「あれ...」と誤魔化そうとするが、母はそれが嘘だと見抜いていた。(嘘をつく時、頭を触るという癖があった。)そんな剛は仕事先にソルアの件で、と言って連絡をして、あることを頼んだ。

翌日、剛はソルアの取材のために、ホテルにやってきた。ソルアも剛だと気づくが、互いに初対面という素振りをする。で、取材を始める剛。(この場は通訳がいます。)最初に「録音させて貰って良いですか?」と尋ね、「OK」とソルア。で、レコーダーのスイッチを入れてテーブルに置き、インタヴューを始める。質問をいくつかして、「最後に」ということで、「東京の印象で、何かありますか?」と問う。それに答えるソルアは「特別な場所」と言うが「あと、友達になりたい人がいます」と答える。剛は「誰ですか?Who?」と尋ねる。これに「マナミさん」とソルア。剛は「他に、何か印象に残っていることありますか?」と尋ねる。すると「I like ちらし寿司」とソルア。すると剛は笑顔を見せて、お礼を言って取材を終える。で、立ち上がって帰って行くが、テーブルの上のレコーダー(その下にメッセージ・カード(裏には「To My Friend」と書かれてある)がある)はそのままにして、回収しないで帰って行った。

マネージャーは取材が終わったことを連絡するが、それがおかしいと分かると、剛を追っていった。一人になったソルアはメッセージ・カードに目を通す。「ソルア、色々ありがとう。ここに吹き込まれた声は君に返します。またいつか東京に来て下さい。その時は娘を紹介します」と記してあった。ソルアは東京での思い出をふけり、呟いていた。(ここは「ローマの休日」のアン王女と同じ台詞だと解釈して良いでしょう。)

優しいアレンジのインストの『イケナイ恋』が流れる中、エンドロールが流れていきました。

次回は「リアルワールド」という物語です。次回予告にも登場していたが、柴田束志でお馴染みの大掘こういちさんも登場します。「霊感アイドル・青山そるあ」と言うことになっているが、口がきけないという設定のようです。(次は完全に日本人という設定ですかね。)次回予告では、文的にはコミカル系の物語のようにも見えるが、青山そるあは人気占い師だが、自分は何の力も持っていないということに葛藤しているということで、またまたシリアス系の物語のような感じがします。

「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせのバックの風景は、いつも通りの「高速道路と東京タワーを中心としての夕景」でした。

今回の物語は、やはり映画「ローマの休日」があっての物語である。時間的な制約から十分に描けていない所もあったが、そういう所は全て「ローマの休日」に準じていると判断して、「ローマの休日」での設定をそのまま当てはめて物語を解釈しました。また、ソルアの話す韓国語に対して日本語字幕が全く出なかったが、韓国語は理解できないが、基本的に「ローマの休日」に準じた内容(設定を変えている所はそれに応じた修正をしている。)のことを言っているとして物語を解釈しました。(流石に、オードリー・ヘップバーンとユ・ソルアを同じ位置にして解釈することは出来ませんが...)が、これで問題はないと思います。(とは言っても「ローマの休日」を知らなければ、それなりに脳内補間することも出来るが、今回の物語の半分しか分からないでしょうね。)

それを考えると、かなり高度な仕掛けがしてあった物語ということになる。それ故、30分枠ではなく、最低でも1時間枠(本編が46~48分程度)の作品にして制作して貰いたかった作品でした。(今月は4週なので、前後編とするのは無理であるが、時間の制約を外し、ディレクターズカットということで描き足したら、凄い傑作になるでしょうね。)→「ローマの休日」の翻案作品は数多くあるが、30分枠の作品としたら悪くはないが、1時間枠にしたら、はるかに良くなったでしょうね。

「ローマの休日」をリメイクした「新・ローマの休日」という作品(1987年のTVムービー)が存在するが、その「新・ローマの休日」よりははるかに良い内容の物語でした。

 

↓今回は、これを抜きには語れません。

ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版 [DVD]

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ローマの休日 (別冊宝島 1398 名作映画で英会話シリーズ)

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  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 単行本
みるみる上達 名作映画で英会話 ローマの休日(COSMIC MOOK)(DVD付) (COSMIC MOOK)

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  • 作者: コスミック英会話編集室
  • 出版社/メーカー: コスミック出版
  • 発売日: 2008/09/19
  • メディア: 単行本
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↓どうしようもない作品でした。(リメイクしたという勇気だけは讃えられるが、「無謀な作品」としても有名な作品です。)

新・ローマの休日 [VHS]

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • メディア: VHS

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名曲探偵アマデウス#30 シューベルト「さすらい人幻想曲」 [ドラマ]

今回で、今月の新作は打ち止めになり、次の新作は4月になってからということになります。それにしても、1年で30話、半年で15話ということで、1ヶ月平均2.5本というペースが続いていますね。

で、今回はシューベルト「さすらい人幻想曲」でした。ピアノ曲であるが、スケールの大きい曲で、激しい所は激しく、静かな所は静かという、聴き所がたっぷりとある曲である。

冒頭、カノンさんが楽譜を見ているということで、所長は「クラシックの勉強か。いい心がけだ」と言うが、これに対するカノンさんの返答は「どうして音符のことをオタマジャクシって言うのかな?と思って...」と、相変わらずマイペースなカノンさんが炸裂です。これに所長は「形を見たら一目瞭然。」と答えたまでは良いとして、その後に「これもオタマジャクシ」と言って、料理器具のおたまを出すということで、楽しい漫才コンビです。が、カノンさんは「何でこんなの持ってるんですか?」と質問し、所長は20年前に「音楽とオタマジャクシ伝説をめぐる考察」という論文を書いていて、「これを読みたまえ」と、負けていません。

そんな所に、一人息子が3日前から帰ってこないという(過保護な)母親が依頼者としてやってくる。(22才の息子です。)で、本題に入っていく。(ゲストは麻丘めぐみということで、「左利き」というネタが出てこないか、と期待したが、流石に出てこなかったですね。→物語では「息子」であって「彼」とは違うということなんでしょうね...(「わたしの彼は左きき」を「わたしの息子は左きき」ということにしても面白いのに...))
今回は、カノンさんがピアノを弾きながら歌うという所もあって、いつもの豊かな表情もあって、たっぷりと魅せてくれました。

で、「何処に行った?」ということでカノンさんが音符の形をしたダーツの矢を所長に渡し、それを世界地図に向けて投げる所長。(2回もやりました。)これって、いい加減にしていると思われるが、狙った所に投げられると言うのなら、これはこれで凄い芸と言うことになります。(1本目のアマゾンはともかく、2本目のヒマラヤというのは、明らかにその場所を狙っていたので、所長のダーツの腕前は波ではないと判断できる。)が、音符のオタマジャクシの形をしたダーツの矢って、たっぷりと楽しませてくれますね。

結局、所長は息子の行き先を考察して見事に当てたが、それだけではなくて、過保護な母親を諭してしまうのだから、これはこれでまた凄いものです。が、探偵事務所の方が(経済的に)苦しいというのなら、人生相談のアルバイトでもしたら良さそうですね。が、所長にはそんな考えは浮かばないでしょうけど...

依頼を解決して、お礼を言う依頼者。で、カノンさんを見て「あなた可愛いわね...」と言うが、謙遜するカノンさんというのも良いが、ここでは一ネタやって欲しい所でした。(例えば「銭形泪・1st.5話」のようにウサギのようなポーズをするなど)

今回のドラマ部分は約33分半で、曲の冒頭部が流れ始めている。で、約10分の演奏があり、第1楽章から第4楽章まで、たっぷりと聴かせてくれました。

その後のオチは30秒強ということだったがねカノンさんの割烹着姿が見られるというサービスがありました。(「銭形泪・2nd.8話」を思い出させてくれます。)で、ヒマラヤにいる息子からお米が届き(「ヒマラヤ錦」という銘柄)、それを炊いたご飯でカノンさんはおにぎりを作ろうとしている。(割烹着姿になっている。)で「鮭でしょう、タラコでしょう」とここまではいいのだが「ピーナッツでしょう、ミカンでしょう、チョコでしょう」(ここまでしかいわなかったが、その後には輪切りのバナナまで用意されていました。)と続けるカノンさん。所長の「ミカンにチョコ?」という反応は正常です。カノンさんが「お客さん、何にしましょう?」と言うと即座に「」と答える所長。(これもまともです。)が、カノンさんは「遠慮しなくていいです。チョコ行っちゃいましょう」と言って、おにぎりの具にチョコを選び「入りました」と言って握り始める。で「愛情たっぷり」と言ってました。→カノンさんが握ったおにぎりなら食べてみたいと思いますが、流石に具がチョコというおにぎりは...(用意されていた具では、やはり鮭かタラコを握って欲しい所です。)って、誰もがそう思います。

次の新作まで、またまた間に2週入ることもあって、今回はカノンさんのサービス・カットがいつもより多かったですね。所長との漫才というか、コントの方も楽しいですし、本当に楽しませてくれます。こんなにも楽しくて、しかもクラシック音楽を解説してくれる作品が2年目に突入するというのも当然ですね。「所長・ラブ」というカノンさんの今後も楽しみです。が、恋愛音痴の所長はカノンさんのそんな気持ちには気づかないでしょうから、そういう掛け合いも楽しみです。(ボチボチ、ディープ内藤の3度目の登場があるのではないかな...???)

次回の(新作の)放送は4/5の日曜日の20時からになります。(昼の再放送の方にはこの案内の字幕が出たが、夜の方の放送では出ませんでした。)つまり、日曜日に放送時間が変わります。(半年単位、15本放送されると、またも放送日が変更になっている...)で、4/5が事件ファイルNo.031のヴィヴァルディ「バイオリン協奏曲集<四季>」、4/12が事件ファイルNo.032のショパン「ポロネーズ第6番変イ長調作品53<英雄>」となります。尚、来週3/21のこの時間は、事件ファイルNo.027のサン・サーンスの「動物の謝肉祭」の再放送です。

よって、次に記す時は、日曜の1本目ではなくて、月曜の1本目になることにします。(それに伴って、一部のカテゴリーの記事については曜日を変更することも行う予定です。)

また、カノンを演じる黒川芽以さん出演の「裁判員 ~選ばれ、そして見えてきたもの」がCS・日本映画専門チャンネルで、3/20(金)の午前03:05(木曜の深夜27:05)からと、3/21(土)の午前02:50(金曜の深夜26:30)から再び放送されます。いずれも無料放送であり、HD放送です。CSを契約していなくても視聴は可能です。

 

シューベルト:さすらい人幻想曲

シューベルト:さすらい人幻想曲

  • アーティスト: 小山実稚恵,シューベルト
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: CD

シューベルト:さすらい人幻想曲

シューベルト:さすらい人幻想曲

  • アーティスト: リヒテル(スビャトスラフ),シューベルト
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2004/06/23
  • メディア: CD

シューベルト:さすらい人幻想曲

シューベルト:さすらい人幻想曲

  • アーティスト: クラウス(リリー),シューベルト
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2004/05/19
  • メディア: CD
ロシア・ピアニズム名盤選-5 シューベルト:さすらい人幻想曲/シューマン:交響的練習曲/ブラームス:パガニーニ変奏曲

ロシア・ピアニズム名盤選-5 シューベルト:さすらい人幻想曲/シューマン:交響的練習曲/ブラームス:パガニーニ変奏曲

  • アーティスト: ベデルニコフ(アナトリー),シューベルト,シューマン,ブラームス
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2003/05/21
  • メディア: CD
シューベルト:さすらい人幻想曲(CCCD)

シューベルト:さすらい人幻想曲(CCCD)

  • アーティスト: ブーニン(スタニスラフ),バッハ,ベートーヴェン,シューベルト
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2004/01/21
  • メディア: CD
シューベルト:さすらい人幻想曲/シューマン:幻想曲

シューベルト:さすらい人幻想曲/シューマン:幻想曲

  • アーティスト: ポリーニ(マウリツィオ),シューベルト,シューマン
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2008/06/25
  • メディア: CD
シューベルト:さすらい人幻想曲

シューベルト:さすらい人幻想曲

  • アーティスト: 田部京子,シューベルト
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2003/02/21
  • メディア: CD
シューベルト:さすらい人幻想曲

シューベルト:さすらい人幻想曲

  • アーティスト: 園田高弘,シューベルト,ショパン,スクリャービン
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2005/02/23
  • メディア: CD
↓一応これもピックアップしておきます。
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

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