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THE ISLAND OF DR. MOREAU(1996)(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1996年の映画「D.N.A.」である。(ビデオ化された時に「D.N.A. ドクター・モローの島」に改題された。)1932年の「獣人島」、1977年の「ドクター・モローの島」のリメイク作品である。(同一原作の3度目の映画化である。)が、本作はちょっとしたトラブルから監督が変わり、ベテラン監督が対処することになったが、そういうドタバタもあってか、冴えることが無く、リメイク作品に良くある出来に終わってしまいました。

作品データを記しておくと、時間は95分、原作はH・G・ウェルズ、監督はジョン・フランケンハイマー、脚本はリチャード・スタンリーとロン・ハッチンソンの2人、撮影はウィリアム・A・フレイカー、特殊メイクはスタン・ウィンストン、音楽はゲイリー・チャンである。そして出演は、マーロン・ブランド、ヴァル・キルマー、デヴィッド・シューリス、フェアルーザ・バーク、マルコ・ホーフシュナイダー、テムエラ・モリソン、ロン・パールマン、ピーター・エリオット、ウィリアム・フットキンス、マーク・ダカスコス、ネルソン・デ・ラ・ロッサ、たちである。

太平洋を漂流していた国連の弁護士・ダグラスは、通りがかった国籍不明の貨物船に救出された。貨物船のモンゴメリーは、野生動物を積み込んでいて、やがてある熱帯の島に到着し、その島は行方不明になっていたノーベル賞受賞の天才遺伝子学者・モロー博士の島だと知る。博士の娘・アイッサと出会い、彼女に魅せられてダグラスだったが、モンゴメリーに部屋に閉じ込められてしまう。何とかして脱出したダグラスはモロー博士の実験室に迷い込み、博士が遺伝子操作によって獣人を作り出しているのを目にする。恐くなったダグラスは、アイッサの助けを借りて島から逃げ出そうとするも、獣人たちに取り囲まれてしまう。更に、モロー博士がやってきて連れ戻される。博士は純粋無垢な生物を生み出そうとしていたが、それを批判するダグラスだった。やがて、掟を破って動物の肉を食べた豹男が裁判にかけられ、処刑されることになり、これを契機に、獣人たちの間で不満の空気が生まれる。そしてハイエナ男をリーダーとした獣人たちがモロー博士に叛逆の牙を向け、抹殺してしまった。ダグラスはアイッサと共に逃げようとするが、アイッサもモロー博士の生み出した獣人だった。が、アイッサはダグラスを守ろうとして獣人立ちと戦い、殺されてしまう。モンゴメリーも殺され、ダグラスも絶体絶命の危機に陥る。が、ダグラスは獣人立ちを同士討ちさせ、辛うじて難を逃れ、島から脱出していった...

結局、主人公・ダグラスだけが生き延びることになるという結末であるが、1977年版が頭にあると、内容の方が薄っぺらに感じられてしまうだけでした。

そんな本作であるが、音楽の方はそれなりによいものがあったので、本編の方が転けたのが残念なところであった。で、サントラ盤の方を取り上げておく。

サントラ盤の収録曲は以下の全16曲である。『Interimsliebenden [Rausch Remix]』『Three Thoughts』『Main Title』『Dr. Moreau』『Colony』『Moreau's Demise』『Serum』『Island』『Button』『Stranded』『Aissa's Death』『Epilogue』『Funeral』『Brandenburg Concerto No. 2 In F Major, Second Movement』『Concerto For 2 Violins In D Minor, Second Moovement』『Trout』。

リメイク作品によくあるパターンという作品であったが、トラブルが無く、当初の予定通り、リチャード・スタンリーが監督を務めていたら、少しは変わっていたであろうが、あまりにも残念な作品でした。

 

Island of Dr. Moreau

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  • 出版社/メーカー: Milan
  • 発売日: 1996/08/27
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「THE ISLAND OF DR. MOREAU」(1977) [映画(洋画)]

表題の作品は1977年のアメリカ映画「ドクター・モローの島」である。1932年の「獣人島」のリメイク作品であるが、本作はエンディングがハッピーエンディングとなるものと、アンハッピーで終わるものとの2バージョンが製作されている。(劇場公開作は後者で、前者はビデオ版である。また、TV放送も初期はアンハッピー版だったが、ハッピー版もTV放送されている。)また、1996年に、同名タイトル(原題)で改めてリメイクされているが、邦題は「D.N.A」(ビデオ化された時は「D.N.A. ドクター・モローの島」に改題された。)である。

作品データを記しておくと、時間は104分、原作はH・G・ウェルズ、監督はドン・テイラー、脚本はジョン・ハーマン・シェイナーとアル・ラムラスの2人、撮影はジェリー・フィッシャー、特殊メイクはジョン・チェンバース、音楽はローレンス・ローゼンタールである。そして出演は、バート・ランカスター、マイケル・ヨーク、バーバラ・カレラ、ナイジェル・ダヴェンポート、リチャード・ベースハート、ニック・クラヴァット、たちである。

時は1911年。赤道に近い太平洋上を漂う一艘の救命ボートが、ある孤島に流れ着いた。乗っていたのはブラドックという青年であった。彼は島の散策を始めるが、密林の中で落し穴に落ちて気を失ってしまう。気づいた時には、ある小屋の一室にいた。モンゴメリーという男に助けられたのだった。で、ここはドクター・モローの島と知る。モローには醜い姿の召使いと美しい美女・マリアがいた。が、ドクター・モローは何かの研究に没頭していて、詳しくは話さず、密林と研究室には近づくな、と言うだけだった。やがてブラドックとマリアと親しくなっていく。そんなある日、ブラドックは密林で召使いが獣のような格好をしているのを目にし、ドクター・モローの研究を調べようとして、研究室に忍び込む。で、ドクター・モローの研究内容を知る。それは、特殊な液体で獣の人間化の研究だあり、密林らはその実験で生まれた未完成の半獣人が棲んでいたのだった。ブラドックは小船で島から脱出を使用とするが、失敗し、捕らえられてしまう。ドクター・モローは彼を獣に退化する実験のモルモットとして使い、薬を射たれたブラドックは獣化していく。そんな中、実験に反対したモンゴメリーがドクター・モローに殺され、死体を獣人たちが見た時、獣人たちの反乱が起こり、ドクター・モローを殺した。マリアの助けでブラドックは小船で島から脱出したが...

この先は、ハッピーエンデイングとアンハッピーエンディングの2バージョンがあるが、どちらが好みかは見る者の判断でよろしいかと...

現在では、劇場公開版であるアンハッピー版を目にする機会は殆ど無いが、そちらは'70's作品らしいテイストが最後まで貫かれた仕上がりとなっている。一方、ハッピーエンデイングだと、それまでの作品の雰囲気から離れてしまった雰囲気になってしまうが、とんでもない体験をしたことを思うと、最後ぐらいは良い感じで終わって欲しいと思うフィクションに期待する結末ということで、ホッと出来ることになる。どちらが良いかの判断はしないが、それぞれにおいてメッセージがあるだけに、両方とも見て、各自が考えると言うことでいいでしょう。(ストーリーとしては、アンハッピー版の方が良いと思いますけど...)

 

↓ハッピーエンディングの方ですけど...

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ケータイ刑事銭形愛18話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

4回目となる「銭形愛」第18話の「走れ、五代! ~銭形愛誘拐事件」についての「裏ネタ編」ですが、今回はこの物語に出てきた「自由の女神」についてと、ちゃんが残したヒントの「」について、「」について、「女神」について記します。

尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

自由の女神」:フランスの自由の象徴であるマリアンヌ(Marianne)のことである。(真里アンヌさんではありません。念のため...)フランス革命の際、サン・キュロットの象徴とされたフリジア帽という三角帽を被っているのをはじめ、ドラクロワの絵画「民衆を導く自由の女神」にも描かれている。

そんな彼女をモデルにした像が「自由の女神像」であり、自由を象徴する像として知られている。最も有名なのは、ニューヨークのリバティ島にある像であるが、これはアメリカ独立100周年(=1876年)を記念してフランスから贈られたものである。が、完成したのは1886年である。台座を含めると、像の高さ(最も高いトーチ部分まで)は93mである。(台座からトーチまでは約46mである。)また、これは世界遺産に登録されている。

そのレプリカ像が世界各地にあり、パリにあるものが有名である。これはアメリカが自由の女神像を贈られたことの返礼として、フランス革命100周年(=1889年)を記念して贈られたものである。高さは11.5mである。セーヌ川に掛かるグルネル橋のたもとにある。

それ以外にも、レプリカ像は多数存在し、今回の物語に出てきたものもレプリカの一つである。日本に於けるフランス年事業 の一環として、1998年から1999年の約1年の間、パリの自由の女神像が設置されていたが、事業が好評だったことから新たなレプリカの制作をフランス政府が認め、作られることになった。で、2000年に設置された。

お台場にあることから「台場の女神」と呼ばれることもある。

」:雨、霧などの空中にある微小な水滴によって、太陽光線が分光されて見られる7色の光の帯のことである。当然のことながら、それ以外の水滴でも同様の減少を観察することが出来る。(滝による水しぶき、ホースによって散布された水、ダムの放水による水しぶきなどでも見られる。)これは、水滴がプリズムの役割をして、太陽光が屈折、反射して分光されるためである。

英語では「Rainbow」、ドイツ語では「Regenbogen」、フランス語では「Arc en Ciel」と言う。

虹の色は7色(赤、橙、黄、緑、青、藍、紫)とされているが、時代や地域によっては色数が少ない場合もある。

時には二重になって現れることもあり、この場合は内側の方を「主虹」、外側の方を「副虹」と言う。しかし、一般的に見られる「虹」は「主虹」だけであり、「副虹」が見られるのは希である。

「主虹」では、外側が「赤」で内側が「紫」という順番の色になるが、「副虹」では内側が「赤」、外側が「紫」というように、色の順番が主虹とは逆になる。また、視半径は「主虹」が40度~42度、「副虹」が50度~54度である。

」:地球の衛星である天体のことを指すのが一般的である。英語では「Moon」、ドイツ語では「Mond」、フランス語では「Lune」、イタリア語とスペイン語、ラテン語では「Luna」と言う。

直径は約1750km(地球の約1/4)、地球からの距離は約38.5万キロ(光速でも約1.3秒かかる距離である。)、体積は地球の約1/50、地球の周りを周期約27.3日で公転している。

それ以外の「月」としては、暦において、1年を12に分けた時のそれぞれのことを言う。太陽暦では「1月、2月、…、12月」と数字で呼ばれているが、和暦では「睦月、如月、弥生、夘月、皐月、水無月、文月、葉月、長月、神無月、霜月、師走」と言い、それぞれが「月」として呼ばれる。

女神」:女性の姿をした神のことをいう。英語では「Goddes」と言う。神話などに多く登場しているが、地域の神話によっても登場する女神は様々である。

世界的な傾向としては、美しく若い女性か、母性を感じさせる女性の姿をしていることが多いという特徴がある。(当然のことながら、例外も存在する。)

日本神話に登場するイザナミ(漢字では「伊弉冉」「伊邪那美」「伊弉弥」などと表記される。)、アマテラス(漢字では「天照大神」「天照大御神」などと表記される。)、ローマ神話のユノ(ジュノー)、ディアナ(ダイアナ)、ミネルウァ、ウェヌス(ヴィーナス)、ウェスタ、フォルトゥーナ、ギリシャ神話のヘーラー、デーメーテール、ヘスティアー、アテーナー、アプロディーテ、アルテミス、モイライ、エジプト神話のアセト(イシス)、ネベトヘト(ネフティス)、テフヌト、ヌト(ヌート、ヌウト)など、数多くの女神が神話の中に登場している。

一般的には優しいというイメージがある「女神」であるが、インド神話に登場するカーリーは殺戮を好む戦いの女神であり、恐ろしい存在の女神もいる。

 

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