スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ#9 [アニメ]
今回の物語は、前回で捕らえたヌート・ガンレイを巡っての物語であったが、予想された通り、ガンレイが逃亡に成功したという物語でした。
EP2とEP3の間に位置する物語であるため、EP3に登場するキャラクタはここで死んでしまう訳にはいかないので、ある程度、物語が進んで行く方向が見えてしまうのは仕方のない所である。(これが本作のストーリー上における欠点である。)結果的にどうなるのか分かっているとは言っても、もう少し引っ張るとか、もう一捻りして貰いたかった物語でした。
ところで、どういうわけで、アナキンとアソーカのコンビでガンレイの護送をしなかったのですかね。ルミナーラ・アンドゥリとアソーカのコンビにガンレイ護送の任務を行わせたのが説明されていなかったのが残念な所でした。アソーカとアサージの因縁を出すために都合良く持ってきたと言われても仕方のない所でした。
ガンレイの奪還を、抹殺することも考えて、ダース・シディアスはドゥーク伯爵に命じた。で、ドゥーク伯爵はアサージ・ヴェントレスを派遣した。→お約束通りの展開ですね。が、EP3にガンレイは登場するため、奪還が成功するという形に終わってしまうと分かってしまうのが残念です。
何だかんだで、ガンレイの奪還に備えていた共和国軍だったが、敵に侵入され、ガンレイを巡ってのバトルとなる。
それにしても、アソーカの言動って、EP2におけるアナキンですね。今回はアソーカの側にいたジェダイがアナキンではなくてルミナーラになっていたということで、EP2のオビ・ワンとアナキンを別キャラで再現していたということになりました。
結局、裏切り者がいて、ガンレイが脱出に成功するのだが、これって、その裏切り者がアソーカに対して、ガンレイのいる所から切り離そうとしていた所で、裏切るだろうと予想出来てしまったので、予定調の物語が思った通りに進んで行く事になり、物語としたら面白みはなかったですね。
先週予想した「アソーカのミスによってガンレイが逃亡に成功」ということにはならなかったが、ガンレイの前から引き離されて手薄にされ、それがガンレイ逃亡に繋がったので、厳しい見方をすると、アソーカのミスだったと言うことも出来ますが...
ガンレイが逃亡した報告を受けたアナキンが、アソーカに対して「気にするな、お前はベストを尽くした」と言ったアナキン。昔のアナキンだったらアソーカを責めただろうから、こういう所は成長している姿が見えていて良いですね。まあ、裏切り者についての認識が変わったということで、ガンレイに逃げられたとは言っても、それなりに得るものがあったということで、よろしいかと...
尚、裏切り者が始末されるというのもお約束なので、最後もやっぱりな、ということになったが、時にはこういう物語もあって良いかと...(ただ、今週はつまらなかったですが...)
次回は、ガンレイ逃亡を受けての物語だが、グリーヴァス将軍の能力の再評価がということらしいが、ということは、ジェダイに戦死者が出るということですかね...?
※今週は、いつもUPする時間が某Blogのメンテ時間中であることから、いつもより繰り上げてUPしました。
↓今回の主役はこの人でした。
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「若親分」(その1) [映画(邦画)]
懐かしの邦画ヒーローシリーズの第35弾として取り上げる作品は、任侠映画ブームに乗って製作された「若親分」シリーズです。この作品は1965年から1967年にかけて、大映が製作した市川雷三主演による作品群であって、全8作が製作された。時代劇への出演が多い雷蔵であるが、その雷蔵の任侠映画ということで、珍しい作品ということになる。が、珍しいのはそれだけではなくて、東映作品を中心とした任侠映画とは異なる独特のテイストが感じられるシリーズになっているということもあって、任侠映画としても珍しい作品群であると言うことが出来る。
物語は、主人公・南条武は海軍少尉であるが、南条組の親分である父・辰五郎が殺され、二代目として組を引き継ぐところから、渡世の世界に入る所から始まる。で、南条武が、素人衆を相手に悪事を働く悪徳ヤクザに対して立ち向かっていき、やっつけるというパターンのストーリーである。まあ、お約束のパターンがあるということで、シリーズが進んで行っても変わり映えがしないのだが、市川雷三の任侠映画という珍しさもあって、それなりの人気を集めた作品である。
初回となる今回は、シリーズのおさらいです。本シリーズ作品は以下の通りである。シリーズ第1作「若親分」(1965年)、シリーズ第2作「若親分出獄」(1965年)、シリーズ第3作「若親分喧嘩状」(1966年)、シリーズ第4作「若親分乗り込む」(1966年)、シリーズ第5作「若親分あばれ飛車」(1966年)、シリーズ第6作「若親分を消せ」(1967年)、シリーズ第7作「若親分兇状旅」(1967年)、シリーズ第8作「若親分千両肌」(1967年) 。
次回からは、それぞれの作品について、順番に記していくことにします。
↓DVDではありません。
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↓参考まで
LED ZEPPELIN『LED ZEPPELIN Ⅱ』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1969年に発表された2nd.アルバムである。英米加独西豪の6ヶ国で1位を獲得し、彼らを一躍スーパー・バンドにした名盤である。アメリカ(Billboard)では、BEATLESの「ABBEY ROAD」と1位を取り合うという形で、通算で7週に渡って1位を獲得(「ABBEY ROAD」が8週、本作が1週、「ABBEY ROADヶが2週、本作が1週、「ABBEY ROAD」が1週、本作が5週ということで、4ヶ月の間、2枚が1位を取り合っていた。)し、1970年の年間アルバム・チャートでも2位にランクインしている。(年間チャートでは「ABBEY ROAD」は4位でした。ちなみに年間1位は、5週連続1位の本作に代わって1位を獲得し、10週1位となったサイモン&ガーファンクルの「BRIDGE OVER TROUBLED WATER」です。)
収録曲は以下の全9曲である。『Whole Lotta Love』『What Is And What Should Never Be』『Lemon Song』『Thank You』『Heartbreaker』『Livin' Lovin' Maid (She's Just A Woman)』『Ramble On』『Moby Dick』『Bring It On Home』。
この中からシングル・カットされたのは2曲で、『Whole Lotta Love』がBillboardで最高位4位、豪では1位を獲得、『Livin' Lovin' Maid (She's Just A Woman)』はBillboardで最高位65位を記録している。→とは言っても、彼らはシングル志向ではないので、シングル・チャートの成績がアルバム・チャートの成績に比べると見劣りするが、全く気にする必要はないですが...
本アルバムには、彼らの代表曲となる『Whole Lotta Love』『Lemon Song』『Heartbreaker』が収録されているだけに、これらを聴かないでどうする、といった内容である。それ以外にも名曲に満ちているということもあって、お薦め曲としては「全部」と言ってしまうので、筆者のお薦め曲については控えておくことにする。
セールスの点では、1971年に発表した「Ⅳ」の方が本作よりも上であるが、完成度でも劣ることはなく、本作があってこそ、後のアルバムも栄えるのである。
ZEPPELINを聴くのであれば、本作は聴いておかなければならないマスト・アルバムであるが、'70'sという時代を目前にした'60's終盤から'70's初頭の音楽シーンに与えた影響の大きさを考えると、ロック・ファンであれば、知らなければモグリと言われてもおかしくないアルバムである。じっくりと味わいながら聴き入りましょう!
ケータイ刑事銭形泪25話(2nd.12話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]
通算では25話となる「銭形泪・2nd.12話」の「千里眼を持つ女 ~全てをお見通し殺人事件」の「裏ネタ編」の2回目となる今回は、この物語で金剛地さんが行っていた実況中継に関して、「金剛地武志」について、そして「実況中継」について、その実況中継の中に出てきた言葉から「四面楚歌」について、「八方塞がり」について、「ポツダム宣言」について記します。
尚、約2年11ヶ月前になるBS-iのこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「金剛地武志」:「こんごうち・たけし」。1967/10/18、横浜生まれ。ミュージシャンであり俳優でもある。また、日本に於いては、エアギターのパイオニアとなる存在であり、2004年と2005年に2年続けて世界エアギター選手権で4位入賞した。(2006年は5位入賞。)
苗字の「こんごうち」を正しく読んで貰えず「こんごうぢ」と読まれ、それを「こんごうち」と正すネタは「ケータイ刑事」でもお馴染みである。(「銭形海」)
元々はミュージシャンであって、「yes, mama ok?」というバンドのリーダーである。作詞、作曲、アレンジ、演奏、ボーカル、ミックスなどの音楽面の全てを担当しているが、実質的にはワンマンバンドと言って良い。インディーズ・レーベル「etiquette recording co.」を主催していることもあって、インディーズで活動しているバンドである。
俳優としては「ケータイ刑事銭形愛」がデビュー作である。この時はレギュラーではなくて準レギュラーという扱いであったが、その途中からレギュラーに昇格し、本家四姉妹の「舞」「泪」「零」の全てにレギュラーとなった。「雷」と「海」ではゲストとして、本人役をはじめ、出演している。尚、今回の物語では柴田太郎ではなくて金剛地武志本人役での「ケータイ刑事」への初めての出演である。
その後、柴田太郎は、放送局の壁を越えて、テレビ朝日系のドラマ「キミ犯人じゃないよね?」では、「ケータイ刑事」の本庁から富士見署に転勤しての登場となった。
「実況中継」:物事が実際に行われている状況を中継してテレビやラジオで放送すること、またはその放送のことをいう。(「実際の状況」の短縮形でもある。)英語では「Running Commentary」「On-the-spot Broadcast」などと呼ばれ、また生中継であれば「live」と呼ばれる。(スポーツの場合は「Play-by-play Broadcast」と言う場合もある。)→スポーツなどでは「生」というのが基本であるが、競馬中継であれば、レース単位で生ではない場合も珍しくない。(特にラジオの場合。)
「四面楚歌」:周囲の全てが全て敵や反対する者ばかりになり、誰も助けてくれる者がいなくなること、または孤立するをいう。類義語としては「孤立無援」がある。
四字熟語としてはよく使われる言葉であるが、「しめんそか」と正しく読むことは出来ても、漢字で記す場合は「四面楚歌」の「楚(そ)」に誤字が多いことでも知られている。(「疎」「礎」などと間違えられるのが多い。)
この言葉は「史記」の出展である。春秋時代の紀元前202年、4年に及んだ漢と楚の戦いは終局を迎えようとしていて、漢の劉邦に追いつめられた楚の項羽は、垓下の地に於いて城壁に立て籠もる。周囲を敵に包囲され、夜、どこからともなく項羽の故郷である楚の国の歌声が聞こえてきた。これによって項羽は、それを歌っているのは降伏した楚の国の人の歌声と思い込み、自分は孤立無援になってしまったと思い込み嘆いた。が、これは漢の軍師・張良の作戦であって、敵の戦意を挫くために漢の兵士に歌わせたものであり、この作戦に項羽は引っかかってしまった。という故事からきた言葉である。
「八方塞がり」:苦しい局面を打開するための方法が見つからず、手の施しようがない状況になったことを言う。
元々は陰陽道で、8つの方角(東、西、南、北、北東、東南、南西、西北)のいずれに行くものも不吉な結果しか生じない「凶」であることを意味する言葉である。そこから転じて、あらゆる方向に手を打っても傷害があって、手の打ちようが無いことを意味する言葉となった。
尚、「八方」とは東、西、南、北、北東、東南、南西、西北の8つの方角のことを意味しているが、これは「あらゆる方向」という意味である。そのため、「八方破れ」という言葉は、あらゆる方向から攻められるように備えが全く無く、隙だらけでどうしようもない状態を意味し、「八方美人」は周囲の誰からも良く思われるように立ち回る人を意味するが、「八方塞がり」を含め、これらの言葉の「八方」は「八紘」と同じ意味である。(※「八紘」は四方(=東西南北)と四隅(=北東、東南、南西、西北)という意味と、そこから転じて「地の果て」「天下」「全世界」と言う意味がある。)
また、英語では「In Dire Straits」「Up Against a Wall」「A No-Win Situation」などと言う。
「ポツダム宣言」:英語では「The Potsdam Declaration」と言う。1945年7月17日~8月2日にかけて、ドイツのベルリン郊外のポツダムにおいて、アメリカ、イギリス、ソ連の首脳が集まり、第二次大戦の戦後処理についてと、太平洋戦争(日本)の終戦について話し合われたポツダム会談で発せられた宣言である。第二次大戦はこの時には既に終結していて、ヨーロッパの戦後処理(主にドイツに対する処理)についての「ポツダム協定」と、日本に対する「ポツダム宣言」がある。
「ポツダム協定」は8/2に米英ソの間で結ばれたものであり、ドイツの非ナチ化、非武装化、分割統治などが決められた。(やがてこれが東西ドイツという分断、そして冷戦に突入していくきっかけになる。)
一方、日本に対する「ポツダム宣言」は7/26に発されたものであって、アメリカ、イギリス、中華民国の首脳による日本(大日本帝国)に対する太平洋戦争の終結に関する共同宣言である。内容は13条からなるものであり、日本の降伏条件と、戦後の対日処理方針を定めた内容である。尚、宣言された当初(7/26)は上記三カ国の首脳によるものであったが、後にソ連が加わって四カ国になった。
日本は最初はこれを無視して、戦争完遂としたが、広島への原爆投下、ソ連の対日参戦、長崎への原爆投下により、戦争完遂は不可能と判断して、8/10にポツダム宣言を受諾することを決定し、連合国に伝えた。(この時点ではソ連もポツダム宣言に加わっていた。)そのため、その四カ国の名前をとって「米英支ソ四国共同宣言」ともいう。(「支」は「支那」であるが、これは中国(中華民国)のことである。また、玉音放送の原文では「ソ連」のことを「蘇」と記していて、四カ国を「米英支蘇」となっている。)
その後は、8月15日の玉音放送、16日の軍隊に対する停戦命令、9月2日の戦艦ミズーリの甲板上でのポツダム宣言受諾調印が行われた。(戦艦ミズーリでの調印には重光葵と梅津美治郎、そして連合国側の代表が出席したが、重光葵については「泪・10話」において名前が出てきて、柴田太郎さんが解説しているので、「ケー刑事・ファン」であれば覚えていますよね...)
で、この歴史になぞって、相手に対して無条件降伏を迫る場合の条件を指す言葉として使われるようになった。
↓金剛地さんと言えば...
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Beauty J-POP-Columbia EDITION-
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↓参考まで
四字熟語便覧―「四面楚歌」「洞房花燭」 四字熟語の意味と使い方がすぐわかる!!
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項羽と劉邦 10 四面楚歌 (希望コミックス カジュアルワイド)
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開戦の詔書―大日本帝国憲法・教育勅語・大本営発表・ポツダム宣言・終戦の詔書
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日本人はなぜ終戦の日付をまちがえたのか―8月15日と9月2日の間のはかりしれない断層
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