「JOAN OF ARC」(1999) [映画(洋画)]
表題の作品は、1999年のアメリカとフランスの合作映画「ジャンヌ・ダルク」である。(先に記した1948年のアメリカ映画と原題は同じであるが、邦題は異なる。(1948年作品の邦題は「ジャンヌ・ダーク」である。))フランスの歴史に名を残すジャンヌをフランス人監督のリュック・ベッソン監督が描いた作品であるが、独自の解釈を導入しているのがポイントである。(その解釈には賛否両論ありますが...)
作品データを記しておくと、時間は157分、監督はリュック・ベッソン、脚本はリュック・ベッソンとアンドリュー・バーキンの2人、撮影はティエリー・アルボガスト、音楽はエリック・セラである。そして出演は、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ジョン・マルコヴィッチ、フェイ・ダナウェイ、ダスティン・ホフマン、ヴァンサン・カッセル、チェッキー・カリョ、パスカル・グレゴリー、デズモンド・ハリントン、たちである。
基本的なストーリーは、一般に知られているジャンヌの生涯を描いたものであり。(百年戦争で両親をイギリス軍に殺され、親戚に引き取られたジャンヌが、神の声を聴き、立ち上がり、オルレアンの解放、王の戴冠を果たすが、イギリス軍に捕らえられ、火あぶりにされる。)聖女とされている彼女を、一人の人間として描いているが特徴である。
2時間半強の作品であり、1948年のI・バーグマン主演のオリジナル版よりも長尺であるが、意外と時間的なことは苦にならない。それは戦闘シーンの演出に見られるスピード感と迫力があるためである。しかし、それを除くと、ちょっとだるくなってしまう作品でもある。逆に、テーマを考えると、戦闘シーンだけが本作から浮いている感じがする。120分程度に編集した方が、見やすくなると感じる作品であるが、リュック・ベンソン監督だから、そういうことはしないでしょうね...
尚、娯楽作品では無いので、軽い気持ちで見ようという人は、見ない方がいいでしょうね。
BEST HIT USA 2009[2009/6/30] [音楽(etc.)]
今回はまたも特別メニューであったが、逆に、特別メニューになっていたからこそ、マイケル追悼企画も行えたということになりました。→何が幸いするのか分かりませんね。まあ、マイケル・ジャクソンと言うと、「THRILLER」はこの番組を象徴するアルバムでもあるだけに、しっかりと取り上げてくれました。ただ、EPGでは「スター・オブ・ザ・ウィーク特集」となっているのに、小林克也は「ゲスト特集」と言っていて、この番組のスタッフはそういう等星が取れない三流のヘボということがまたも露見した内容でした。(本番組は生放送ではないので、放送直前までにEPGの文言の修正は可能なのに、それをしないのは、三流の証である。)
いきなり「マイケル・ジャクソンさんが25日(現地時間)亡くなりました 50歳でした 謹んでお悔やみ申し上げます」という文字が画面に出て、いつものOPがあって、小林克也がいきなり登場して、今回のメニューを語る。「ゲスト・スペシャルです。」と言っていたが、EPGは「スター・オブ・ザ・ウィーク特集」となっていて、統一されていない。細かいことだが、こういう不統一というのは見苦しく感じるので、統一すべきである。で、マイケルが亡くなり、後半でその特集をやるということを語り、マイケルの話題を少し語り、それからCMへ。
改めて「ゲスト・スペシャルです。」と語り、スタジオにELLIOTT YAMINが登場し、色と話をして、『You Say』のON AIR(3分少しでブチ切り)、再びインタヴューに戻り、更に少し話し込んでいました。続いてはGREEN DAYで、3人の(収録した)インタヴューと『Know Your Enemy』(3分強)のON AIR、インタヴューの続きがあって、CMへ。
CM明けは「HOT MENU」のタイトルが出て、AUTOKRATZのことを解説し、DAVIDのインタヴュー、『Always More』(3分弱でブチ切り)、インタヴューの続き、続いてHEY MONDAYの5人のインタヴュー、『How You Love Me Now』(2分強でブチ切り)、ご挨拶でCMへ。
CM明けからはマイケル特集へ。解説やメッセージ紹介があってからまずは1979年の『Rock With You』(3分半弱)のON AIR、更に最後は『BILLE JEAN』だが、ムーンウォーク初登場の1983年のモータウン25周年ライヴとなるアポロ・シアターでのライヴ・バージョンでした。
尚、今回は誕生日のアーティストが取り上げられなかったので、筆者のデータベースにある6/30日生まれのアーティストを記しておきます。HARRY SHIELDS(1899年生まれ)、LENA HORNE(1917年生まれ)、ANDREW HILL(1931年生まれ)、DAVE VAN RONK(1936年生まれ)、APOSTOLOS NIKOLAIDIS(1938年生まれ)、MARK SPOELSTRA(1940年生まれ)、FLORENCE BALLARD(1943年生まれ)、GLENN SHORROCK(1944年生まれ)、STANLEY CLARKE(1951年生まれ)、HAL LINDES(1953年生まれ)、BRENDAN PERRY(1959年生まれ)、MURRAY COOK(1960年生まれ)、YNGWIE MALMSTEEN(1963年生まれ)、PHIL ANSELMO(1968年生まれ)、MATISYAHU(1979年生まれ)、ANDY KNOWLES(1981年生まれ)、DAN JACOBS(1982年生まれ)、BRENDON JAMES(1983年生まれ)、CHERYL COLE(1983年生まれ)、PATRICK WOLF(1983年生まれ)、FANTASIA BARRINO(1984年生まれ)。
次回は、EPGによると、ゲストはレディー・ガガ、ミシカ、NASAという名前があります。内容説明の方は、世界で一番ホットな女性、レデイー・ガガがゲストに登場!彼女の奇抜な服だけが話題になる昨今、彼女の本当の姿は見えていない。キーワードはウォーホール。といります。
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スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ#14 [アニメ]
前回の続きで、惑星マリダンを舞台にした物語。負傷したアナキンと、ジェダイ・マスターのアイラ・セキュラ、そしてアソーカが繰り広げる物語であるが、それにしても都合良く分離主義者たちが現れるものですね。(戦争をしている相手では無くても、この物語ではルアメンたちとの間では、それなりの物語が出来るでしょうに...→やっぱり、派手なドンパチの方がウケが良いから何でしょうかね...?戦うことを放棄したルアメンと、ジェダイの接触というのは、作り方ではより深い所に話を持って行ける可能性があるだけに、今回の物語はご都合主義が先に来てしまい、残念な物語になってしまいました。→この物語のテーマは、かなり深いものにもなるだけに、23分枠の番組(前後編の2話)では深く描くのは無理なことは分かっていますがね...)
助けが来ることを期待したアイラたちだったが、現れたのは分離主義者の一段だった。ジェダイがここにいると、争いに巻き込まれるという理由で、アイラたちに出ていくように迫るルアメンの長。
分離主義者はロク・ダード将軍が率いる一隊でであり、到着するとこの惑星を分離主義者の保護下に置くと宣言するが、長は敵対しないことを告げた。
村を出ていたアナキンたちは、ロク・ダード将軍たちの不穏な動きに気づいた。ロク・ダード将軍がこの惑星にやってきたのは、ある新兵器の実験のためで、この惑星でテストをしようとしていた。また、その新兵器とは、生物は抹殺するが、機械には全く無害というものであり、ドロイドには一切の損害が無く、クローンをはじめとする敵のみを殲滅できるというものだった。で、テストを行うと、ドロイドは無傷で、草原が一瞬で荒野へと変わった。で、ロク・ダード将軍はルアメンを実験体として、この新兵器のテストをしようとしていた。
そんな中、ルアメンの中でも、ドロイドが責めてくるということで立ち上がろうという動きが出るが、長はあくまでも無抵抗という掟を守ろうとして、滅びてしまうのならばそれも運命として、受け入れようとする。信念を貫く姿勢は認めるものも、ジェダイも信念を貫き戦い、命を賭けて自分たちを守ってくれるということで、ルアメンも遂に立ち上がり...。
残念だったのは、ルアメンには、例え何があっても最後まで無抵抗という姿勢を貫いて欲しいところであった。(例え火の粉が襲っててきも姿勢は変えないということ。)結局、何だかんだと言っても、力に対して力で対抗する姿勢をとったことで、ルアメンも結局は他の普通の部族と同じということになってしまい、折角のキャラが死んでしまったのが残念だった。まあ、最終的には立ち上がって力には力で対抗するというのは、アメリカらしい発想と言ってしまえばそれまでなんですが...
あと、アナキンに関しては、やっぱり化け物ということが分かりました。何せ、前回で瀕死の重傷で死にかけていたのに、今回では元のように活躍するところまで回復するのだから、普通の人間ではないですね。→今回も戦力には全くならず、アソーカにもっと活躍して貰いたかったと思いました。
次回は、今回の物語ではお休みだったオビ・ワンと、負傷の傷も癒えた(?)アナキンの漫才コンビが、氷の惑星で繰り広げる物語ということです。
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↓輸入盤ですが...
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ケータイ刑事銭形愛24話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形愛」の第24話「白い麻雀牌殺人事件 ~死のダブル役満」の「裏ネタ編」も3回目となるが、今回は愛ちゃんが「サマ師」と聴いて口にした「猫舌」についてと、この事件で使われた毒物である「バトラコトキシン」について、そして愛ちゃんが説明の時にこれのシールを使ったということで「髑髏」について記します。
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「猫舌」:熱い飲食物を口にすることが出来ないこと、またはそういう体質の人のことを言う。これは、猫は熱い食物を嫌うことから来ている。(とは言っても、猫は元々加熱した飲食物を口にすることはないため、慣れていないだけである。また、猫に限らず、人間以外の動物は、加熱した飲食物を口にすることは無いので、基本的に猫舌のはずである。→人間だけが加熱した飲食物を口にするため、熱い飲食物を平気で口にすることの方が動物としていおかしなこと(「異常」とまでは言わないが、特異なことである。)だという気がするのですが...)
猫舌の人は、次のような特徴がある。普通の人よりも舌、上顎などの口腔内の温感神経が敏感であること、または、口腔内の粘膜が弱いために、上顎や歯肉に熱傷による水疱が出来やすいこと、粘膜が剥離することがその原因とされている。(いくつかの説があって、はっきりと断定されてはいない。→まあ、複合要因があって、それらの関係があるものと思われる。)
尚、猫舌は体質であって、病気であるとか、障害者であるという訳ではない。何せ、熱い飲食物をそのまま口にせず、冷ましてから口にすれば、全く問題はないため、その研究は進んでいない。(飲食物を冷ますのも、特別ことをしなくても、口に入れる前に息を吹きかけたり、暫くそのまま置いておいたら自然と冷めるので、特に問題がある訳ではない。)
それにしても、愛ちゃんは「サマ師」から「冷ます」を連想し、そこから「猫舌」と口にするなんて、豊かな発想をしているものですね。
「バトラコトキシン」:英語では「Batrachotoxin」。アルカロイド系の猛毒であり、ステロイドアルカロイドの一種である。生物の体内に入ると、筋肉や神経を萎縮させ、そして死に至らしめる。人間も体内に入ると死に至る。
南米・コロンビアに生息しているモウドクフキヤガエルが持っている毒であり、現地の人はこれを矢の先に塗って、狩猟に使用していたという記録がある。(弓矢の矢や吹き矢の矢に使用していた。また、このカエルの名前にそれが反映されている。)
また、ニューギニアに生息するピトフーイと言う鳥類もこの毒を持っていることが知られている。
「髑髏」:英語では「Skull」と言う。日本語でも漢字表記の「髑髏」以外にもひらがな表記の「どくろ」、カタカナ表記の「ドクロ」が並列的に使用される(漢字が難しいからでもありますが...)他、「されこうべ」「しゃれこうべ」「しゃりこうべ」という言い方もある。
何者かと言うと、白骨化した人間の頭蓋骨のことである。白骨化するにはある程度の時間が必要であるため、これは「死」の象徴として扱われるものであり、色んな図案で使われる場合も、一般に「死」を象徴するものとして、毒物や危険物ということを表す際に使われている。(頭蓋骨と2本の骨を「X」に交差させたものを重ねた図案は、万国共通で「毒物」を意味するマークとして使用されている。)よって、「髑髏」そのものには毒はないものの、「毒」を意味するマークという認識は世界共通となっている。
また、上下(上に頭蓋骨、下に交差させた骨)に並べた図案は「海賊旗」として知られていて、恐怖の存在であることを表している。これは、海賊が他の船を襲撃する時、最初に「海賊旗」を掲げ、これが相手に対して「襲撃する」ということを伝えている。髑髏が使われているのは、相手に対して降伏することを求めていて、そけを拒否すれば、旗にあるように、「殺されて骨になるぞ」という脅しの意味である。(で、襲撃を受けた船は、海賊旗を見て恐れおののくことになった。)
尚、海賊が、海賊旗を常に掲げていないのは、軍艦に遭遇した場合、軍艦は「海賊旗」を掲げている船は「海賊船である」と了解し、一切の警告無しに攻撃を行い、沈没させて良い、ということになっていたため、軍艦に遭遇した場合に備えてのことである。(昼夜の関係なしに、軍艦は攻撃出来たため、海賊船の乗組員たちが眠っている場合だと、ただ撃沈されるだけになってしまうだけですから...)
↓参考まで
動物もの知りクイズ―169の「なぜ?」「どうして?」 ネコは本当に「猫舌」なのか? (ワニ文庫)
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毒物雑学事典―ヘビ毒から発ガン物質まで (ブルーバックス (B‐569))
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猛毒動物 最恐50 コブラやタランチュラより強い 究極の毒を持つ生きものは? (サイエンス・アイ新書)
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ふしぎいっぱい 毒をもつ動物 (AMAZING WORLDS)
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- 発売日: 1996/10
- メディア: 大型本
↓こういうものを...
↓「海賊」で思い出したもの
パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち [Blu-ray]
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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト [Blu-ray]
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パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド (Blu-ray Disc)
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パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド コレクターズ・セット (初回限定)
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