名曲探偵アマデウス・地上波#10(ファイルNo.038) [ドラマ]
今週の金曜「名曲探偵アマデウス」は、BS-2の方はお休みで、地上波だけでした。これでBS-hi、BS-2、地上波の放送は、現時点での最新の物語であるファイルNo.038まで放送されたことになります。(但し、地上波では昨年度放送分は1本しか放送されていませんが...)とは言っても、今度の日曜日でBS-hiがファイルNo.038を放送し、BS-2は来週放送され、地上波では7/31までお預けということになりますけど...
ファイルNo.038は、フランクの「バイオリン・ソナタ イ長調」であり、今までの中でもちょっと異色の作品である。この物語の登場によって、本作の物語に幅が出たため、今後、更に物語の幅が広がっていくことが期待出来るだけに、今後が楽しみです。カノンさんの回顧という形での展開も、また面白い所でしたしね。
で、放送後の「BS20歳」では、日曜日のBS-hiで放送のファイルNo.039・スメタナ「連作交響詩「わが祖国」より」の予告もしっかりとありました。(でも、火曜日のBS-hiの再放送の後にも流れていてゲット出来ていますけど...)
今後の放送は、地上波は、来週7/10は昨年度の放送の中から、ファイルNo.026・バッハ「無伴奏チェロ組曲」です。昨年度の放送と言うことなので、OPが現在のものとは違っていることになります。ちなみに、BS-hiでは2009/1/24の放送でした。(その後、再放送も行われている。)カノンさんが通販で買ったという枕「瞬眠」が玩具のように使われる物語で、カノンさんの表情が楽しい1本でもある。依頼人が落語家ということで、最後までオチで笑わせてくれる物語です。
その後の地上波は、大相撲のため2週間お休みとなって、7/31にファイルNo.039・スメタナ「連作交響詩「わが祖国」より」ということになる。
BS-2は、来週7/10にNo.039・スメタナ「連作交響詩「わが祖国」より」、7/17はファイルNo.040・ドビュッシー「月の光」、7/24はファイルNo.041・メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」序曲、7/31はお休みです。
そしてBS-hiは、7/5にNo.039・スメタナ「連作交響詩「わが祖国」より」、7/12がファイルNo.040・ドビュッシー「月の光」、7/19がファイルNo.041・メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」序曲となり、7/26は何かの再放送(多分、ファイルNo.0334のサラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」だと思われる。)です。火曜日、土曜日の再放送も、日曜の放送から2日遅れ/6日遅れで放送があります。尚、7/4の再放送は、ファイルNo.038・フランクの「バイオリン・ソナタ イ長調」ですが、土曜の再放送が地上波よりも(1日とはいうものの)後になるというのは初めてですね。
- アーティスト: ミンツ(シュロモ),ラヴェル,フランク,ドビュッシー,ブロンフマン(イェフィム)
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2006/11/08
- メディア: CD
- アーティスト: ラヴェル,フランク,ドビュッシー,デュメイ(オーギュスタン),ピリス(マリア・ジョアン)
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2007/09/05
- メディア: CD
怪談新耳袋スペシャル・まえ「すごい顔」 [ドラマ]
3年目の「怪談新耳袋スペシャル」は「まえ」と「うしろ」ということで、1年目の「左」「右」、2年目の「上」「下」に続いて、「前」「後」になると思っていたら、漢字表記ではなくてひらがな表記にしてしまうなんて、やってくれます。が、これで「前後左右上下」という三次元座標で全ての方向にベクトルが向かったことになるので、これで完結といったところでしょうかね。
1年目は「After 銭形雷」、2年目は「After 銭形海」で、早織ちゃんと絢ちゃんの主演だったが、今年は終了したばかりの銭形がいないということもあり、流石に「Befor 銭形命」とはならず、山下リオの主演となったが、「東京少女」の12人のヒロインのトップバッターでもあったことを考えると、「新耳SP」の主演というのは、既定路線だったようにも感じられます。
DVDの方は時間が50分と言うことになっているが、放送されたドラマ本編は39分半だったので、10分ぐらいカットされているということになる。何となく、少し話が飛んだように感じた部分があっただけに、ちょっとガッカリしました。(左右上下の4本の放送の時は、48分ぐらいだったから、まあ許せる範囲だったが、ちょっと酷いですね。)→基本的にはOV作品ということで、ON AIRするにはちょっと問題がある残酷シーンがあるというのならば仕方のないところであるが、山下リオのインタヴュー(こちらはまだ許せる)や、「怪談新耳袋 殴り込み2」の映像を流すためにカットしたのであれば、これは許せないところである。→「DVDを買え」ということなのでしょうね。が、DVDはSD画質でありBSデジタルはHD画質なので、BDでのリリースがあるなら考えるのですけどね...
尚、美術部員でありながら、幽霊部員ということになっているゆきえが、クラスの演し物がお化け屋敷ということで、幽霊メイクと白装束を来ていたというのは、ちょっとシニカルな感じがして、面白い所でした。(下手をすると、コメディ・リリーフになってしまうが、そういう方向にはならず、幽霊メイクを上手く使っていました。→予告を見た範囲では、お化け屋敷ということが分からなかったので、幽霊が現れて...という物語だと思わせることもあっただけに、上手く使っていました。)
まえ「すごい顔」
文化祭の前日の女子校。みんなは文化祭の準備をしている。女子高生の姫野やよいは美術部員で、美術の展示の準備をしていた。そんな中、倉庫で奇妙な絵を発見したやよい。それは、顔を黒く塗りつぶされた女の絵だった。やがて、その黒く塗りつぶされた部分を削って、どんな顔なのかという興味を持つ一同。その顔を見たら死にたくなるという凄い顔らしい。が、途中で削るのを止めてしまい、やよいは絵を倉庫に戻しに行くが...
やがて、やよいの仲間たちが一人、また一人と、絵の女が姿を現し、顔を見せていく。顔を見た仲間は首を吊って自殺していく。やよいの仲間の美術部員たち、更にはコーラス部の生徒たちも絵の女の顔を見て、首を吊った。そして、絵の女はやよいを襲う。
逃げるやよいだったが、の女は追ってくる。そんな中、やよいは、絵の顔を塗りつぶせば、と思い出し、倉庫にやってきて、絵の女の顔を塗りつぶそうとする。が、姿を現した絵の女はやよいに顔を見せようとする。手にしたマジックも飛んでしまったやよいは絶体絶命となるが、やよいの手からこぼれ落ちた血が絵の女の顔の上に散り、血で顔を塗りつぶしたやよい。すると、絵の女の姿が消えた。
やよいは無事だったが、翌日、自転車で登校中に、途中の木で首を吊った...
都市伝説として語られている絵が目の前にあって、伝説の通りにことが進んで行ったことを知り、恐怖のどん底に叩き落とされる女子高生。しかも、その伝説にあるように自分が襲われる恐怖はなかなか怖いものがある。しかも、絵の女の「すごい顔」がどんな顔なのか知りたいという好奇心と、顔を見ると死にたくなるという伝説との間での葛藤もあるだけに、なかなか怖かったですね。
しかも、絵の女の顔は、襲われた女子高生は目にして自殺することになるが、視聴者にはどんな顔なのかを見せない形で物語が進んで行くだけに、恐怖感が最後まで持続するということで、上手い演出でした。
ただ、襲われたものの、何とか無事だったやよいまでもが自殺してしまったラストには、ちょっと説明不足であり、この部分に関してはおそらくカットしている部分があるのであろうが、ちょっと納得できない所でした。
また、都市伝説は、羽根が生えたり、尻尾が生えたりして、面白おかしく伝わっていくものであるだけに、伝えられている襲われた場合の対処方法が通じないというのはあってもおかしくないだけに、物語としては面白くなっている。これを考えるとやよいが最終的に自殺してしまったというのも分からないでもないが、絵の女のすごい顔を直接見ていないやよいまでもが自殺してしまったのには、説明不足で疑問符が付くところでした。
少なくとも、演出においては去年放送された上下、一昨年の左右よりも恐怖感を出すと言うところでは上だったのに、クライマックスに関しては(カットしていたこともあるでしょうが)数段落ちるものになっていたのは残念でした。(でも、去年、BS-i(当時)で放送した「呪いのマンナさん」は比べものにならないほどレベルは上でした。BS-iからBS-TBSに社名が変わってから、クオリティが確実にダウンしているなぁ~~)
来週は「うしろ「記憶」」であるが、「東京少女・山下リオ」の第3話「さよならスケッチ」で共演した山下リオと佐野和真の共演(「さよならスケッチ」では時を超えた親子(父・娘)でした。)というのは楽しみでもあります。
でも、今年は1話5分のTVシリーズ「怪談新耳袋」の再放送が無いのが残念です。これが無いと夏が来たという感じが今一つしないだけに、TVショッピングの1つを潰して再放送してくれればいいのに...
↓原作(全10巻)の最初と最後を拾っておきます。
「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その110) [ケータイ刑事]
今回は、7代目・ケータイ刑事「銭形命」のスタート直前ということで、特別企画をもう1回続けまするで、「銭形命」のキャラクタが「絶対音感を持つ」ということから、音楽に関係するキャラクターを改めて取り上げることにします。
「ケータイ刑事」からは7代目・銭形命の登場ということになるが、放送の方はこれからなので、設定資料だけということになります。一方、「007」からは「死ぬのは奴らだ」から1人、「リビング・デイライツ」から2人に登場して貰います。(今回は、「007」の取り上げる作品について、簡単に記しておくことは省略します。)
「ケータイ刑事」:銭形命。青葉台学園高等部に通う高校2年生。血液型は本家・銭形四姉妹や姉・雷、海と同じでAB型。警視庁での階級は警視正。IQ180にして音の天才、絶対音感を持つ、という設定である。また、特技はマウンテンバイク、サックス、耳コピ演奏、モットーは「No Life, No Music!」。(設定だけなので、推測という部分もあるので、その場合は後に改訂版を作成します。)
予告ではサックスを吹いているシーンが出てきていることから、毎回とはいかなくても、何らかの形でサックスを演奏してくれるでしょう。(一応、台詞を廃してサックスでということが考えられているとのことです。)銭形姉妹なので、その腕前の方もブロ級だと考えていいでしょうね。どういう活躍をしてくれるか、また、どれだけ「007」シリーズに登場したキャラクタやストーリー展開などが似ている所も出てくることでしょうが、これから期待というところに留めておきます。
「007」:「死ぬのは奴らだ」からバロン・サメディ男爵。ブードゥー教のシャーマンであり、カナンガの部下である。彼は黄色のフルートを手にしていて、それを演奏する。が、このフルートはトランシーバーにもなっていて、これを通してカナンガからの指示を受けていた。表向きはブードゥー教のシャーマンであるが、サン・モニークの人々に対しては、カナンガの命令通りにケシを栽培し、供給するように命じていて、人々を支配していた。
ボンドとの対決の際、毒蛇がたっぷりと入った棺桶の中に突っ込むことになり、最期を迎えたが、物語のオーラスで不気味に再登場した。→彼はブードゥー教のシャーマンなので、一度死んだものの、「ゾンビとして蘇った」と解釈されている。
「007」:「リビング・デイライツ」からカーラ・ミロヴィ。(ボンドガール)チェリストであり、各地の演奏会に参加していて、その腕前の方は評価されている音楽家である。また、KGBのコスコフ将軍の愛人であったため、コスコフ将軍が軍事予算の使い込みで亡命騒動を起こしてイギリスとソ連を手玉に取ろうとした計画で、コスコフを狙うスナイパーに仕立てられて(空砲)を撃とうとした。ボンドが一瞬で素人と見抜き、殺さなかったことからKGBからも追われることになり、ボンドによって救出される。チェコから脱出する際、大事なチェロもしっかりと持っていきました。最終的に、ボンドがコスコフ将軍たちを始末してケリが付いた後、西側に亡命して、チェリストとして活動することになった。尚、ソ連からは、全KGB議長のゴーゴル将軍が外務省勤務になっていて、そのゴーゴル将軍からソ連への入国も許可されて、世界で活躍するチェリストとなった。
劇中では、オーケストラの一員としてのチェロの演奏をしたのをはじめ、ボンドの前でも(練習ということで)チェロの演奏を行っている。
「007」シリーズにおいて、彼女は楽器を楽器として本来の姿で演奏しているが、主要登場人物としてこのような正しい楽器の使い方をしたのは彼女ぐらいのものである。(武器が仕込んである楽器を使って演奏をしたキャラクタは他にもいるし、楽器ケースの中に銃を隠していたというキャラクタはいる。)
「007」:「リビング・デイライツ」からミス・マネーペニー。(本作からミス・マネーペニーは2代目となって、前作までのマネーペニーから若返りました。)Mの秘書である彼女は、Mから絶大な信頼を受けている。そんなこともあってボンド(007)のことは熟知している。ボンドに気があるところをいつも見せていて、暇なときはボンドとのロマンスを夢見ている。しかしボンドが誘うと、いつも何だかんだと理由をつけて断っている。エンジェル・ケーキを焼くのが得意ということになっているが、何かの楽器を演奏するというような一面は見せていない。
そんな彼女の方から(珍しく)ボンドに誘いを掛けたのが本作である。その時、彼女は「バリー・マニロウ」の名前を出してボンドを誘った。一緒に聴かない?という誘いだったので、彼女がB・マニロウの曲を歌うというようなことはしないと思われる。(当然、耳コピも出来ないでしょうね。)→「007」シリーズでは音楽との接点が少ないが、「音楽を聴く」という数少ないシーンなので、一応取り上げておきました。
「銭形命」に関しては推測だけなので、今回は「共通点」「類似点」「相違点」ということも推論になってしまうので、控えることにします。一応、楽器を演奏するということでは「リビング・デイライツ」のボンドガールのカーラと共通点がいくつか出てくるものと思われる。また、サメディ男爵のように悪意に満ちた行動はしないでしょうから、楽器を正しく使う/悪用するという相違点があるものと思われる。
次回からは「007/慰めの報酬」関係とするか、「ある物」シリーズに戻すか、「シチュエーション」を続けるのかは未定です。「銭形命」に関してはまだ取り上げないと言うことだけは決定です。何が登場するかは次回までのお楽しみということで...
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