忌野清志郎『青山ロックン・ロール・ショー2009.5.9』 [音楽(特撮/邦楽)]
今回は、現時点では発売前というアルバムを取り上げます。(発売は2009/7/29です。)
2009/5/2に58歳で亡くなった忌野清志郎さん。死から一週間後の5/9に青山葬儀所で「忌野清志郎 AOYAMA ROCK'N ROLL SHOW」が約12時間にもわたって行なわれたが、その時に流れた全33曲を、流れた順番に収録した2枚のCDとDVDという3枚組である。
収録曲は全33曲で、DISC 1に16曲、DISC 2に17曲が収録予定となっている。(現時点では、まだ物が無いので、「予定」という言葉が付きます。)DISC 1の収録(予定)曲は以下の通りである。『ロックン・ロール・ショー』『Sweet Soul Music』『君が僕を知ってる』『多摩蘭坂』『Oh! Baby』『口笛』『ラプソディ』『空がまた暗くなる』『ラッキー・ボーイ』『世界中の人に自慢したいよ』『いい事ばかりはありゃしない』『自由』『すべてはALRIGHT(YA BABY)』『ぼくはぼくの為に』『約束』『Oh! RADIO』。
続いてDISC 2の収録(予定)曲は以下の通りである。『宝くじは買わない』『僕の好きな先生』『スローバラード』『ステップ!』『上を向いて歩こう』『い・け・な・いルージュマジック』『トランジスタ・ラジオ』『SUMMER TOUR』『ベイビー!逃げるんだ。』『AROUND THE CORNER』『サン・トワ・マ・ミー San Toi M'amie』『デイ・ドリーム・ビリーバー』『雪どけ』『プライベート』『ひどい雨』『JUMP』『雨あがりの夜空に』。
RCサクセション時代の曲と、ソロ名義の曲とが混ざっていて、しかもオリジナル曲とカヴァー曲との双方があるということで、この内容は、間違いなく彼のキャリアに於けるオール・タイム・ベスト盤ということにもなる。(「オール・タイム」と言うと、CDだと4枚以上になってのCD-BOXになって欲しいとは思いますが...)RC時代やソロのベスト盤はあるが、オール・タイムというものは無かっただけに、追悼企画である本アルバムは、ファンにとっては余りにも嬉しい内容となりました。
尚、初回限定版には、当日にスタッフが来ていたTシャツの色違いが付いているということなので、早く予約しておきましょう!!
↓初回限定版はこちら
忌野清志郎 青山ロックン・ロール・ショー2009.5.9 オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: MILESTONE CROWDS
- 発売日: 2009/07/29
- メディア: CD
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忌野清志郎 青山ロックン・ロール・ショー2009.5.9 オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: MILESTONE CROWDS
- 発売日: 2009/07/29
- メディア: CD
「ロック⑥オン」~銭形命 [ケータイ刑事]
昨日、第1話の放送があって、スタートした「銭形命」だが、ようやく3分版(正確には2分55秒)の「ロック⑥オン」で流れました。この様子だと、第1話の放送を待っていたということですね。
「ナビ」が無かったこと、更には「キ・ニ・ナ・ル!」とその後継番組の「いんふぉる!」という番宣番組も無くなってしまったため、唯一の番宣となるのが「ロック⑥オン」であるが、力を入れる番組は、先日流れた「怪談新耳袋スペシャル」や、今回の「銭形命」のような形で取り上げていくようですね。
で、「怪談新耳袋スペシャル」では主演の山下リオが自ら登場していたが、「銭形命」では主演の岡本あずさが登場していました。
また、3分版は、クイズが出題されるが、当然、この出題もあずさが行っている。(問題は、「銭形命」を見ていれば簡単過ぎる問題でした。)それにしても、選択肢にあった「カスタネット」の方が、犯人逮捕には色々と面白く使えそうに感じるのですけどね...
流れた映像は全て第1話に出てきたものだったことから、番宣をするのと、映像の出し惜しみとの板挟みになっているような感じがするのだが、ここも社名が「BS-i」から「BS-TBS」に変わってから感じるようになった冴えない所の一つでもあるのだが、番宣はもっと派手にやるべきでしょう...
お約束の警察手帳と学生証を間違える所、松山さんの珍推理、「響く、悪の鼓動」などだったが、クイーンの方も「セブンティーンクイーンの…」「黒魔術とは…」と目立つ所が出てきていたため、もはやクイーンの存在あってのものだ、という所を感じさせていました。
あとは1分版の方の登場を待つことになるが、「恋とオシャレと男のコ」のように尻すぼみにならない(4月と5月は別バージョンがあったが、6月は結局無かった。)で、毎月新バージョンになって、最後まで流れてほしいところです。
↓問題の三択枝に出ていたもの
「ロック⑥オン」+BS-TBS深夜「アニメ枠」(7/4)CM+α [BS-TBS(BS-i)関連]
7月になったということで、3分版で流れるクイズ問題は総入れ替えということで、新しい問題に変わりました。その中には、これは意外という問題や、やっぱりという答えの問題もあります。(まあ、雑学の知識を得るには丁度良いという感じです。)
そんな中、「銭形命」と「カルピス・ドラマスペシャル~水っぽかったカルピス」は「ロック⑥オン」では流れていません。共に7月に入ったら流れると思っていただけに、ちょっと意外でした。(「カルピス・ドラマスペシャル」はスポット番宣が流れているが、この調子だと「ロック⑥オン」では流れないままということになりそうです。)
また、「怪談新耳袋スペシャル」で「すごい顔」の方は放送されたということもあるのか、「新耳SP」も見なくなりました。(これこそ、ヘビーローテで流すべきでしょうに...やはり、何処かのネジが1本外れているといった方が良いみたい...)
それではアニメ枠のCMの話へ。前番組終了後の1分の所は収穫無し、前半のアニメ(「Pandora Hearts」)では、ED主題歌の後に「恋する日曜日・アニソンコレクション」のDVD-BOX1の12秒版の宣伝があっただけで、あとは壊滅、後半のアニメ(「けいおん!」)では、A/Bパート間に「カルピス・ドラマスペシャル ~水っぽかったカルピス」の27秒版の番宣と、再放送「銭形愛」の24話の27秒版予告があった以外は壊滅でした。
いままで「カルピス・ドラマスペシャル」は12秒版はやたらと流れていたが、放送が近づいてきたら27秒版もようやく目にしました。そういえば、去年もこんな感じでした。
土曜昼間の再放送「恋とオシャレと男のコ」の後は「銭形命」が本放送から一週間遅れで再放送されるため、「銭形命」の第1話の予告もしっかりと流れていたのは嬉しい所です。兎に角、本放送の方では途中にCMが入るということで、何のための「ワンシーンワンカット」なのか、企画ミスとしか言いようがない放送だったが、再放送の方は途中にCMが入らない形で放送されたので、保存版はこちらに限るのだが、その途中にCMが入らない再放送も無事に終わりました。
7月第1週ということで、再放送「恋する日曜日」ではなくて「恋する星座」が放送されたが、これで全12話の放送が終わったことになるので、ここの所お休みが増えている「恋日(2nd.)」の放送に専念してくれることでしょう。ちなみに、来週は夏帆ポン主演の2nd.7話「僕の森」の再放送です。
「銭形命」の後の枠の放送の「激モテ!セブンティーン学園」だが、来週は再放送ということで、実質的には隔週放送と行っても良いことになる。最初ということで一応録画しておいて、それから見たが、最初の1分で嫌気がさしてうんざりしたので、それ以降は見ないで消去しました。(こういう予感がしていたが、時間の無駄でした。)地上波でも似たような番組があるが、地上波でもやっているようなバラエティ番組をBSがやってどうするつもりなんでしょうね...(来週以降は心置きなく完全に無視します。)
「カルピス」の忘れられないいい話―感動の公募エッセイ集 (集英社文庫)
- 作者: 山田 太一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2000/06
- メディア: 文庫
「カルピス」の忘れられないいい話―時代を映した感動の人生ドラマ
- 作者:
- 出版社/メーカー: チクマ秀版社
- 発売日: 1997/10
- メディア: 単行本
↓カルピス・ドラマスペシャルを見るときにはこれを用意しておきましょう。
↓こちらでもよろしいかと...
ケータイ刑事銭形命1話(感想)+2話予告 [ケータイ刑事]
遂にスタートした待望の7代目ケータイ刑事・銭形命。「銭形海」の時のように、2段構成で記していこうと思います。放送直後に記すのは、感想を中心としたもので、内容については後日(多分、火曜の一番になるはず。)の方に記します。
7代目は、雷と海の妹で、分家シスターズの三女・命(めい)。(→発音の方は良いのだが、この漢字は、やっぱり人名とは思えません...)三女なので赤リボンであるが、TVシリーズの赤リボンで階級が「警視正」ということ、17歳という年齢というのは初めてですね。(赤リボンの舞、零のTVシリーズでは共に「警視」で、舞は16歳、零は13歳でした。)また、TVシリーズにおいての赤リボンの夏服というのも初めてです。(「M1」の舞、零、「M2」の零は夏服でしたけど...)
また、命は零よりも年下(1学年下)なので、零よりも年齢が下のケータイ刑事が7代目でようやく誕生しました。(但し、「ケータイ刑事」として活躍したのは零は中1だったので、在任中ではあくまでも零が最年少です。)
そして、今までは本家四姉妹も、分家姉妹も、姉妹とは思えないほど似ていなかったが、命は外見上で海の妹に見えるが、こういうのも初めてです。(ただ、リボンの色が違うことを除くと、遠目だったら、海に見えないこともない。)
まずは、放送フォーマットについて。主題歌の時間が結構長くて、提供部分を含めて2分8秒ということは「雷・2nd.」並ということになり、歴代のシリーズの中では最も長くなる。また、「銭形命、17歳。…」というナレーションは冒頭ではなく、ワンフレーズ歌ってから30秒過ぎになってからということで、「愛」「泪」のパターンではなく、「舞」「零」「雷」「海」のパターンでした。
ロゴにハートマークが入っているが、これがどう「命」と関係するのかと思っていたのだが、1つではなくて4つ集まると四葉のクローバーになるということで、色々と考えているようです。また、OPが森を意識していたが、「緑」「新緑」「生命」と繋げて考えればということのようですね。が、ちょっといちゃもんをつけると、OP主題歌の歌詞では「女神」と歌っているが、OP映像の登場の仕方は「女神」ではなくて「森の精霊」、「妖精」というイメージがするのですけどね。
また、先週までの「恋とオシャレと男のコ」での(天然ボケ・キャラの)あずさとは180度違うIQ180の命ということだが、髪型の違いと、青葉台学園の制服によって、ボケ・キャラは全く感じることはありませんでした。→岡本あずさの(役者としての)成長を見ていくことになるが、キャラの違いの演じ分けが出来ているということで、第一歩は合格ですね。(まあ「東京少女・岡本あずさ」でキャラの演じ分けについては経験していると言えますが...)
第1話はお馴染みの林誠人先生による物語であり、お約束に満ちた物語です。「サックス刑事登場! ~セブンティーンクイーン殺人事件」という物語であるが、「○○刑事登場」というタイトルは、第1話ではお馴染みです。
そして、第1話にはクイーン・宝積さんはお馴染みであるが、「命(・1st.)」は「零・2nd.」以来となるクイーンが1話と2話に連続して登場するということで、やってくれます。(宝積さん、レギュラー・キャスト以外では「ケータイ刑事」シリーズ最多出演であるが、ますます記録を伸ばしてくれます。→全13話の舞よりも、既に出演本数は上回っています。)
まずは、松山さんがどうやってパプア・ニューギニアから戻ってきたかであるが、柴田さんの言葉にあった「現地の人よりも黒くなって国外追放になった」ということだったら、泪ちゃんと別れた高村さんがシベリアに行ったが、KGB長官の娘に手を出して国外追放になったが、それに続いて2件目の「国外追放」になりますね。ただ、色が黒くなっただけで国外追放というのはネタにはなるが、その影に何か隠されている気がします。
「東京少女・岡本あずさ」や「恋とオシャレと男のコ」では、あずさはどちらかというと色が黒い方と感じたが、松山さんが相棒だったら、色白に見えます。(まあ、こういう所は「海・3rd.」でも感じたところであるが、命はシリーズで初めて「妹」に見えるだけに...)
そんな中、命ちゃんから「お姉ちゃまたち」という言葉は出てきたが、海ちゃんが現在どうしているのかの言及が無かったですね。雷お姉ちゃまはまだフィンランド・ムーミン谷署にいるのかということも気になりますが、海ちゃんは全く音沙汰無しと言うことになっちゃいますが...(タキシード刑事・シンさんを追って韓国・ソウルに行ったとか?)
命ちゃんと松山さんのファースト・コンタクトは、公園でサックスの練習をしている命ちゃんの側に松山さんがいたという形だったが、これは「海・2nd.」の海ちゃんと五代さんのファースト・コンタクトの逆パターンです。(五代さんがエア・ピアノをしていた。)それにしても、またも『イケナイ恋』が出てくるなんて、ちょっと引っ張りすぎの様な気がしますが...
クイーンが登場という物語で、クイーンが死体で発見されなかったら、その時点で犯人はクイーンというのは分かりきっていることであり、ネイルに「星」を付けていたことでもしっかりとアピールしていたので、犯人捜しではなく、トリックを楽しむという物語であるが、まあ大きく予想から外れることも無く、意外性に富んだものではなかったが、最初の物語としたらこういう所でしょうかね。(「ケータイ刑事」の第1話は、シリーズのお約束を楽しむための物語である。)
で、今回のクイーンは「セブンティーン・クイーン」だったが「永遠の17歳」と自ら口にするのは凄い所です。しかも、セーラー服まで着ていた宝積さん。無理があるのは分かっているが、こういう姿を見せてくれると、やはり「東京少女・宝積有香」を見たかったという気持ちが蘇りました。そして、「永遠の」という台詞から、「永遠に10歳」である、あの生意気な検事正・多摩川ドイルのことも思い出しました。「海」では睦月さんの脚本が無かったこともあり、ドイルくんは出てこなかったが、またまたドイルくんを見たい所です。そして、17歳に拘るということで、宝積さんには2代目小銭形パイを襲名して、またまた何かをやらかしてもらいたいですね。
次回は「壊された駄作! ~陶芸家クイーン殺人事件」という物語で、クイーン・宝積さんがまたも登場です。が、次回予告を見た限りでは、クイーンは殺されていなかったので、どうやら2週続けての犯人のようですね。こういうことって、普通では考えられないキャスティングですが、15ヶ月のブランクを埋めるかのように、いきなりやってくれます。身につけていたアクセサリーからも、クイーンが犯人ということを示していたが、やっぱりトリックを楽しむための物語ですね。
ところで、「銭形命・ナビ」の放送は無かったが、今のところは「ロック⑥オン」でも「銭形命」は流れていません。まあ、既に6作のTVシリーズと2本の映画があるシリーズであるので、知名度はある程度になっているとは言っても、もっと力を入れて宣伝するべきでしょう。(これも、社名が変わってから呆けちゃった印象を与えている所の一つです。)
とりあえず、こういう所にしておいて、追加は火曜(予定)の方に示すことにします。
ところで、来週からは「恋とオシャレと男のコ」と同様に、14:00からは本放送から一週遅れで再放送がある。前作は「ワンシーンワンカット」ということで途中にCMが入らない形となった再放送は価値があったが「銭形命」では「途中にCMが」ということは関係ない構成であるが、OPと次回予告の所に提供のDocomoのロゴが出ないことを考えると、保存版は再放送の方を録画するべきですね。(一応、ニュース速報や地震速報、気象情報のテロップが出た場合に備えて、本放送も録画しておきますけど...→あとから部分的に差し替えて保存版を作ることになる。)
↓雷お姉ちゃまと海お姉ちゃま
↓本家四姉妹
ケータイ刑事銭形愛25話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]
2回目となる「銭形愛」の第25話「スーパー五代、遂に登場!! ~連続ヴァーチャル殺人事件」の「裏ネタ編」は、この物語で3つの五代さんが見られるが、それぞれの五代さんについてということで、「ハードボイルド」について、「インテリゲンチャ」について、そして「ネガティブ」について、更に「ハードボイルド」をイメージする「トレンチコート」について記します。尚「ハードボイルド」については「舞・6話[裏ネタ編]」で記しているが、それをベースに加筆しました。
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「ハードボイルド」:英語で記すと「Hard Boiled」。文字通り「固ゆで卵」を意味している。が、そこから転じて、文学の世界で、感情を交えず、客観的な文体で記し、簡潔な描写を行った作品のことを指す言葉となった、更に、どんな感情にも左右されずね冷酷非情、精神的にも肉体的に強靭で一切妥協しないというような性格の持ち主で、行動的な探偵を主人公としたミステリー作品を指して使われるようになった。
小説の世界では1920年代に初めて登場し、ダシール・ハメット、レイモンド・チャンドラー、E・S・ガードナーたちがこのジャンルの代表的な作家とされている。また、それらの小説は映画化され、ハンフリー・ボガート主演、D・ハメット原作の1941年の映画「マルタの鷹」(小説は1930年に書かれたものである。)のイメージが定着している。また、そのボガートの影響で、トレンチコートとソフト帽は「ハードボイルド」の世界では必要不可欠なものとなった。(H・ボガートと言うと、その後、1942年の「カサブランカ」でも渋いところを見せて、この作品はアカデミー作品賞を受賞している。)
特に、「カサブランカ」「マルタの鷹」「三つ数えろ」はハードボイルド映画を見る場合、見ておかなければならない作品である。(ちなみに「三つ数えろ」やハードボイルド作品のパロディ映画「四つ数えろ」(1982年、スティーヴ・マーチン主演、カール・ライナー監督)も見ておいた方がよろしいかと...)日本映画の「用心棒」、松田優作主演の「探偵物語」、'70'sの「ダーティハリー」シリーズ(3まで)や「フレンチ・コネクション」あたりも見ておきたい作品である。
また、ハードボイルドには、タバコや酒というアイテムも必須のものであるが、最近では特に「タバコ」に関して、映像作品に登場させないこと(特に、インドでは、法律でタバコを映画の中に登場させることが禁じられている。旧作ではそのことを表記しなければならない...←映像表現の手法としては、タバコは使えなくなったと言って良い。)が増えていることもあって、最近の「ハードボイルド」は軟弱になったと感じさせている。
「インテリゲンチャ」:「Intelligentsia」、知識階級を指す言葉であり、「インテリ」のことである。(但し「インテリ」は「インテリゲンチャ」の略として使われるだけでなく「インテリシェンス(Intelligencr)」(知性)の略として使われる場合もある。)元々はロシア語の「интеллигенция」であり、主に学問を修めていて、広い知識を有している。一般に対して学者や研究者などを指していて、それ以外にも芸術家や作家などの文化的な創作物を生み出す人たちのことをいう。
近年では「ハイソサエティ」「セレブ」という言葉を耳にすることもあるが、前者は上流社会、後者は裕福な著名人を指していて、「インテリ」に備えられている知識を有しているとは限らない。(「ハイソサエティ」や「セレブ」は親の七光りでなれるが、「インテリ」は本人にそれなりの知識を有していなければならず、親の七光りだけではなれない。)
ただ、最近は「インテリ」=「高学歴」という意味で使われることもあって、「インテリゲンチャ」とはかけ離れてきているようになっている。→言葉は変化していくものであることを象徴しているが、言葉が備えている威厳や権威も失墜しているだけということで、「インテリ」という言葉はもはや死語と言っていいでしょうね...
「ネガティブ」:「Negative」、否定的、消極的、マイナス思考という意味である。物事に対して何でも否定的に考えることを言う。
行動する前に結論を否定的なものとして出したり、小さなことが気になって、次も失敗してしまうと替え、それが自己否定に繋がり、自分は何をしてもダメと考える。この物語でのネガティブ五代は、その典型的な姿であり、まさに教科書に出ていそうな症状を見せていました。
「トレンチコート」:外套の一種であり、レインコートの一種でもある。ダブル前になっていて、襟の折り返しにボタン穴を設け、前を合わせられるようになっている。生地は防水加工した綿生地やウールが使われている。(最近は、合成繊維を使ったものもある。)
第一次大戦の時、イギリス兵が塹壕(=Trench)の中で来たコートが原形であり、そこから発展したものである。(但し、この原形となるアイデアはそれよりも前からあった。)特に、冬季の泥濘地での塹壕戦において、耐候性と防水性が高いことを証明することになり、高く評価された。更にデザインの方も優れていたことから、一気に広まっていくことになった。第一次大戦の軍人の写真では、当たり前迷うにこれを着用しているようになった。
その後、1930年代になると、実用性の高さもあって、男性の冬のファッションの定番となり、映画にも登場することになる。特にハンフリー・ボガートのハードボイルド作品でボガードが着用したことで、ボガードの人気と共にコートの方にも人気が集まり、一般にも広がっていくことになる。ボガードは当時出演した幾多のハードボイルド映画でこれを着続け、他の俳優たちも(ハードボイルド映画で)着用していたことから、「ハードボイルド映画」にはトレンチコートというものは必須の衣装となり、無くてはならないものとなった。
↓参考まで
圧巻!無頼派時代劇―ハードボイルド・ヒーローを斬る! (歴史群像シリーズ)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 学研
- 発売日: 2004/03
- メディア: 単行本
ハンフリー・ボガート―ボギー・ハードボイルドの魅力 (シネアルバム 40)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 芳賀書店
- 発売日: 1976/06
- メディア: 単行本
ソヴェト・インテリゲンチャ―形成と成長の歴史(1917年-1965年) (1972年) (現代社会科学叢書)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1972
- メディア: -
知識人と大衆―文人インテリゲンチャにおける高慢と偏見1880‐1939年
- 作者: ジョン ケアリ
- 出版社/メーカー: 大月書店
- 発売日: 2000/11
- メディア: 単行本
↓いくつか
LANDS' END(ランズエンド)レディス・ヘリテージチノ・トレンチ・コート
- 出版社/メーカー:
- メディア: ウェア&シューズ
フォックストリミングトレンチスタイルコート(No.4039)
- 出版社/メーカー:
- メディア: ウェア&シューズ
Eddie Bauer(エディー・バウアー) ハイカラートレンチ
- 出版社/メーカー: エディー・バウアー
- メディア: ウェア&シューズ