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ケータイ刑事銭形舞1話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

今回の「[裏ネタ編]」で第1話「舞姫登場! ~トップアイドル殺人事件」は打ち止めにします。今回は、この物語の犯人の名前が「パエリア田中」だったということから、「パエリア」について、ヘアースタイルがこれだったということで「アフロヘアー」について、そしてこの物語に登場したネタとしてこの国に繋がるので「スペイン」について記します。

尚、物語について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

パエリア」:スペインの郷土料理の一つであり、バレンシア地方が起源の料理である。スペイン語では「Paella」、日本語表記(カタカナ)の場合「パエリヤ」または「バエジャ」「パエーリャ」と表記される場合もある。

スペイン風炊き込みご飯であって、各種魚介類、鶏肉、野菜、サフランなどを使う。両側に取っ手のあるのあるパエリア鍋と呼ばれる専用の鍋で、具を炒め、米を入れて水を入れ、香料と着色料としてサフランを加え、炊きあげる。(日本の米を炊くときのように蓋はしないのが一般的である。)米に、僅かに芯が残る程度に炊きあげ、その後オーブンに入れて水分を飛ばして完成となる。

サフランによって黄色く着色されることになり、完成した料理は、その色の見た目の美しさも一つの特徴となる。(日本では、黄色というとカレーというイメージがあるが、カレーのような辛い料理ではなく、素材の味を引きだした料理である。)

具は魚介類が中心というイメージがあるが、元々は魚介類ではなくて、ウサギの肉や鶏肉、蝸牛など、陸で手に入るものを入れて作られたのが発祥である。

アフロヘアー」:アフリカン・アメリカンの髪型であり、ちりちりにした髪を大きく丸く盛り上げたヘアースタイルである。英語では「Afro-hair」。略して「アフロ(Afro)」とも呼ばれる。また、日本ではその形状から「爆発頭」と呼ばれることもある。尚、「Afro」とは「アフリカの」という意味であるが、アフロヘアーはアフリカ人の髪型ではなく、アフリカ系アメリカ人の髪型であって、アメリカで生まれたものである。

歴史は、20世紀の前半に、アメリカの黒人の間で生まれたものであり、流行ということで何度かブームになるが、市民権を得たのは1960年代の黒人公民権運動の時である。この時、黒人の髪は縮れ毛が多いことに注目し、それをより目立つようにするためにしたものであり、60年代には数々のアーティストたちがこの髪型にしたことで定着することになった。(特に'60's後半から'70's前半のブラック・ミュージック、ソウル・ミュージックのアーティストたちはアフロがトレードマークになっていた。)

その後は、アフロヘアーの各種キャラクターも登場して人気を得ることになり、完全にファッションの一つになっている。

ただ、日本では、ザ・ドリフターズがコメディで爆発を喰らったり、雷に撃たれたら、この頭になっていたということを派手にやっていたこともあって、ファッションとしても認知されているが、ギャグの一つという認識もある。

スペイン」:南西ヨーロッパ、イベリア半島の大部分と、地中海、大西洋のいくつかの島々、アフリカ大陸に飛地をもつ立憲君主国である。英語では「Spain」と言うが、現地言語のスペイン語では「España」と言う。また、日本語で漢字表記をすると「西班牙」であって、略す場合は「西」と表記される。また、江戸時代の日本では「イスパニア」と呼ばれていた。

国土は約50.5万平方キロで日本の約1.3倍、人口は約4500万人、首都はマドリード(「マドリッド」と表記されることもある。)、公用語はスペイン語である。(地方公用語として、カタルーニャ語、バスク語、ガリシア語が定められている所がある。)尚、国土にアフリカ大陸の飛地があることは意外と知られていない。(モロッコ・ジブラルタル海峡に近い所に「セウタ」という飛地が、またセウタから200キロ以上東方の地中海沿岸に「メリリャ」という飛地がある。→「セウタ」は大阪府伊丹市よりもやや広い程度の面積、「メリリャ」は東京都港区とほぼ同じ面積で、それぞれ7万人ほどが住んでいる。)また、フランスとポルトガルと接していることは知られているが、ピレネー山中にアンドラ公国という小国があって、それとも接しているということは意外と知られていない。(アンドラ公国は、横浜市よりもやや広く、北九州市ぐらい、または種子島よりもやや広い国土に約7万人が住む小国である。)

歴史は古く、統一王国となったのは15世紀(1479年)にスペイン王国の成立した時である。それ以前、紀元前の時代にはローマ帝国の支配下にあり、その後はいくつもの王国が乱立していた。統一王国としてスペイン王国が成立すると、世界に進出し、1492年にコロンブスがアメリカ大陸を発見すると、アメリカ大陸の植民地化を進め、更には南米大陸、16世紀には「太陽の沈まない国」と呼ばれるように世界各地に植民地を持つスペイン帝国(スペイン・ハプスブルク帝国)として繁栄する。その後植民地が衰退していき、1898年の米西戦争によってアフリカ大陸以外の全ての植民地を失ってスペイン帝国が崩壊、共和制の時代、フランコ独裁時代を経て、1978年から立憲君主制となって現在に至っている。

農業が主で、小麦、オリーブ、オレンジ、ブドウ、ジャガイモなどの生産が盛んである。また、牧畜では羊が中心になっている。また、鉱物資源としては、鉄、石炭、銅、水銀、カリ塩などが豊富で、ビルバオの鉄鋼業やバルセロナを中心とした一体の繊維、機械、化学、金属、セメント工業などが盛んである。

北部のバスク地方では、高度な自治権が認められているが、独立派が盛んで、テロが起こったりしている。

また、世界的に特徴のある文化としては、スペインり食生活であって、1日に5回の食事をとることで知られている。(「デサユノ」(朝食)、「メリエンダ・メディア・マニャーナ」(午前の軽食)、「アルムエルソ」(午後2時頃の昼食)、「メリエンダ」(夕方の軽食)「セナ」(夕食)の5回である。)

 

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD

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↓参考まで

週末はパエリャ名人

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  • 作者: 丸山 久美
  • 出版社/メーカー: 文化出版局
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 単行本

国際理解にやくだつ NHK地球たべもの大百科〈11〉スペイン パエリア

国際理解にやくだつ NHK地球たべもの大百科〈11〉スペイン パエリア

  • 作者: 谷川 彰英
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 大型本

ジャンボアフロヘアー 黒

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  • 出版社/メーカー: アイコ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

スーパージャンボアフロヘアー レインボー

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  • 出版社/メーカー: アイコ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

スーパージャンボアフロヘアー 黒

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  • 出版社/メーカー: アイコ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

A20 地球の歩き方 スペイン 2009~2010 (地球の歩き方)

A20 地球の歩き方 スペイン 2009~2010 (地球の歩き方)

  • 作者: 地球の歩き方編集室
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2009/02/28
  • メディア: 単行本

物語 スペインの歴史―海洋帝国の黄金時代 (中公新書)

物語 スペインの歴史―海洋帝国の黄金時代 (中公新書)

  • 作者: 岩根 圀和
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2002/04
  • メディア: 新書

スペイン (ヨーロッパ読本)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本


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野球狂の詩#7 [アニメ]

今回の物語は、メッツvs広島の三連戦の第2戦から勇気の唯一球のリリーフが定着していくが、ドリームボールを投げずに相手を翻弄していくという物語です。(一応、全て成功するが、メッツ投手陣から不満の声が出てくるようになるが、今回はその前までです。)

広島との第一戦は、武藤が火浦から逆転ホームランを打って、メッツの連勝が止まったが、第2戦では、メッツリードで最終回に広島のチャンスに武藤が代打に登場。カウントが2-3になったところで勇気がリリーフとして登板、唯一球としてドリームボールを投げて、武藤は三振で試合終了。武藤はドリームボールが自分が考えた者よりも凄いものとなっていたことを知り、呆然となる。(そのままファーム行きになる。)この時、2ストライクからのリリーフだったことで、マスコミもドリームボールを捕らえることが出来なかった。

第3戦もメッツリードで最終回、2アウトで2ストライクから勇気がリリーフとなるが、昨日のことがあるので、マスコミのカメラが多数狙っている。そんな中で勇気が投じたのは、ドリームボールではなく、カーブだったが、ドリームボールが頭にあるバッターは三振で、メッツ勝利となる。その後、巨人戦でも同様で、勇気の唯一球リリーフは成功する。しかし、勇気はドリームボールを投げたくて仕方がない。それを鉄五郎が、プロとは騙し合いでもあることを告げた。

この頃の勇気は、まだプロとしての自覚も足りないという所が色々とあるのだが、それを鉄五郎が教えていくということも描かれていて、奥行きのある物語になっているのが良いところです。→これが無かったら、今回の物語は、ドリームボールを引っさげて、勇気は華々しく活躍するだけという薄っぺらな物語になっちゃいますからね...

今回の物語のエラーは、やはり試合の時に多数ありました。(スコアボード関係に多数あり。)しかもたくさんありました。広島戦では、9回表の広島の攻撃なのに、スコアボードには3回裏までしか入っていなかったり、広島の「C」が「G」になっていた所があったりと、同じことが何度もあり、巨人戦でも巨人の「G」が「T」になっていたり、9回表なのにスコアボードは初回のようになって数字が入っていなかったり、3回裏までになったりしていました。

また、広島戦の第3戦でオーナーは超満員の観客席を見て「5万は入っている」と言っていた所で、外野席のライトがかなり広い範囲で空席があって芝が見えていたのが、次の瞬間には満員の観客が入っているというように、手品のように突如大観衆が現れていました。(オーナーの発言は、誇張して言うものなので、例え「100万人」と言ってもエラーではありません。→「ホラフキ」にはなるでしょうが...)

次回は、勇気の唯一球のリリーフが続くが、ドリームボールをいっこうに投げないことから、メッツ投手陣とキャッチャー・帯刀から不満の声が出てきて、メッツが空中分解しそうになっていくのと、相手もドリームボールは存在しないと決める選手が出てきて...ということで、またまた波乱の展開に突入です。尚、29日はプロ野球中継が予定されているので、放送はお休みです。(雨天中止の際は別番組の予定となっている。)→面白いのは、7/29はTwellV、BS11、そしてNHKのBS-1が揃ってプロ野球中継を行うが、3試合ともパリーグの試合という所です。(BS日テレが巨人戦を、地上波ではABCが阪神戦の中継をする予定となっているので、プロ野球が5試合も放送されることになっている...←CSならばともかく、BSで4試合も放送って、すごいですね...でも、もはやプロ野球は地上波はではなくてBSのプログラムと言っても過言ではない...)

 

野球狂の詩 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: デジタルサイト
  • メディア: DVD

野球狂の詩 DVD-BOX[キャラクター編+水原勇気編]

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  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
  • メディア: DVD
野球狂の詩 水原勇気編 1 新装版 (講談社漫画文庫 み 1-47)

野球狂の詩 水原勇気編 1 新装版 (講談社漫画文庫 み 1-47)

  • 作者: 水島 新司
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/02
  • メディア: 文庫
野球狂の詩 水原勇気編 2 新装版 (講談社漫画文庫 み 1-48)

野球狂の詩 水原勇気編 2 新装版 (講談社漫画文庫 み 1-48)

  • 作者: 水島 新司
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/03/12
  • メディア: 文庫
野球狂の詩 水原勇気編 3 新装版 (講談社漫画文庫 み 1-49)

野球狂の詩 水原勇気編 3 新装版 (講談社漫画文庫 み 1-49)

  • 作者: 水島 新司
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/04/10
  • メディア: 文庫
 

水原勇気0勝3敗11S

  • 作者: 豊福きこう
  • 出版社/メーカー: 情報センター出版局
  • 発売日: 1992/05/27
  • メディア: 単行本
水原勇気1勝3敗12S (講談社文庫)

水原勇気1勝3敗12S (講談社文庫)

  • 作者: 豊福 きこう
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 文庫

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ケータイ刑事銭形泪27話(2nd.14話)[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

5回目となる「銭形泪・2nd.14話(通算では27話)」の「BS初のミュージカル!! ~歌って踊って殺人事件(前編)」の「裏ネタ編」ですが、今回はもろこし村の歴史が語られた所で出てきた「織田信長」について、「落ち武者」について、「干ばつ」についてと「凶作」について記します。

尚、約3年前になるBS-i(当時)のこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

織田信長」:日本人であれば誰でも知っている戦国時代の武将である。戦国時代に生きて、全国を統一する目前で、志し半ばで没したが、後の世に多大な影響を与えた人物である。戦乱の時代に決着を付けたこと、楽市楽座など、後の世の中の経済の基礎になることを行ったりしているので、その功績は大きい。

よく「うつけ者」だったと言われているが、(当時の)常識にとらわれず、新しい考えを持っていて、外国から入ってきたものを採り入れたり、キリスト教に理解を示したことでも知られている。特に、鉄砲(火縄銃)を戦に採り入れたことで、それまでの騎馬を中心とした戦のスタイルを完全に変えてしまったことが大きい。

生まれは天文3年(西暦1534年)、没したのは天正10年(西暦1582年)、尾張の城主・織田信秀の次男として生まれる。幼名は吉法師。天文20年(西暦1551年)に急死した父の後を受けて家督を継ぎ、敵対勢力を退けて尾張国を統一する。永禄3年(西暦1560年)の桶狭間の戦いで、圧倒的に少ない兵力で今川義元を破り、その名前が広く轟くことになる。永禄5年(西暦1562年)に三河の松平元康(後の徳川家康)同盟を結び、永禄10年(1567年)に美濃国の斎藤氏を滅ぼす。翌年、上洛し、足利義昭を将軍に擁し、天下統一の足場を固めるも、将軍との関係が悪化すると、元亀4年(西暦1573年)に追放する。また、その前後に、武田氏、朝倉氏、延暦寺、石山本願寺などの有力者たちを滅ぼし、実権を握り、楽市楽座、検地などを導入する。

天正4年(西暦1576年)には安土城の築城を開始し、絢爛豪華な城として天正7年(西暦1579年)に完成する。そしてこの安土城を拠点として、天下統一に邁進していくことになる。

天正10年(西暦1582年)に武田氏を完全に滅ぼし、四国の長曽我部氏、中国地方の毛利氏の攻略に着手する。備中高松城を包囲中の羽柴秀吉を援助しようとして本能寺に宿泊した際、その先発隊であった明智光秀が謀反を起こし、信長を襲い、これによって信長は天下統一目前でこの世を去ってしまった。(「本能寺の変」)その後、明智光秀を羽柴秀吉が討ち、秀吉が信長の後継者として天下を統一することになった。

日本人であれば、小学校の歴史から始まり、「日本史」では必ず習う人物であること、また、彼の生涯をテーマにした数多くの映画やドラマが製作されていること、人気の高い戦国武士用であることから資料も山のようにある。よって、更に詳しく、色々と調べてみるのがよろしいかと...

そう言えば、銭形姉妹では四女・ちゃんがタイムスリップして、織田信長に実際に会っていますね。(伴天連娘としてあわや首をはねられそうになったが、日食によって絶体絶命という窮地を脱出していました。)

落ち武者」:戦に敗れたが生き延び、逃亡して逃げる武士(兵士)のことを言う。そのまま逃げ延びることに成功して、人里離れた山間部などに集落を作って定住するようになった落ち武者もいる。これらは「落ち武者伝説」として伝えられている。

落ち武者は、一般の民にとっては、捕らえて勝者に差し出すことで恩賞を得られる対象となるので、命を狙われる存在である。また、差し出さないにしても落ち武者の所持品を奪って手に入れようとすることも多かったため、常に狙われる対象となった。そのため、落ち武者は極端に人と接することを嫌い、「落ち武者は薄(すすき)の穂にも怖(お)ず」という諺が生まれている。(→意味は、落ち武者は薄の穂が揺れただけでも敵がいるのではないかと怯えていることから、何でもないものにまで怯えてびくびくすること、を意味している。)

また、落ち武者が生き延びて、人里離れたところに住みついた場合、またはその末裔たちのことを「落人(おちうど)」と言う。基本的には参加した戦に敗れて生き延びた人のことを指すが、普通に「落人」と言った場合は源平の戦いで敗れた平家の郎党、またはその末裔のことを指していることが多い。尚、「平家の落人」は伝説となっていて、日本各地にこの話は伝えられている。それなりの資料が残っている場合もあるが、基本的に落ち武者(落人を含む)は、自分が落ち武者であるということは隠し、他の人たちとの交流を拒んでいたことから、噂が伝説になったというものもある。(仲には、妖怪伝説となったものまである。)

干ばつ」:漢字表記は「旱魃」となるが、「旱」「魃」は共に常用漢字でないことから「干ばつ」と表記するのが一般的になっている。尚、「旱」は「ひでり」、「魃」は「ひでりの神」を意味している。また、英語では「Drought」と言う。尚、古語では「かんばち」と呼ばれていたこともある。

長い間雨が降らないことが原因で水が涸れることを言う。また、これによって起こる被害を「旱害」または「干害」と言う。(「旱」は常用漢字でないことから「干害」と表記するのが一般的である。)

また、水は農業に必要なものであり、その夏の時期にひでりが起こった場合も「旱魃(干ばつ)」と言うのが一般的である。→そのため「旱魃(干ばつ)」をはじめ「旱(ひでり)」「旱天(かんてん)」「大旱(たいかん)」という言葉はいずれもが夏の季語である。

旱魃(干ばつ)が起こるのは、気温が高く、また蒸発散の激しい地域で起こりやすく、熱帯地方に於いては雨季と乾季の変わり目がずれることによっても起こる。→アフリカなどではこれによって大規模な干ばつがよく起こる。また、温帯でも季節風地帯では、高気圧の発達状況によっては雨量が減少して起こることがある。日本では西日本では比較的起こりやすい。

干ばつが起こると、農作物の収穫が大きなダメージを受けるが、これによって食糧不足となって飢饉が発生したり、住民が難民となって大量の移住者が生まれたりすること繋がる。食糧を巡って戦争が起こったり、多くの難民の流入による治安の悪化、社会不安を恐れて流入制限を行われたりして、大きな社会問題になる場合もある。また、水が無いことから火災が起こりやすくなったり、土地は荒れてしまうので砂漠化の原因にもなる。更に、衛生面でも悪化することから、疫病の流行に繋がる場合もある。

これまでに起こった大きな干ばつとしては、1900年のインドで死者が25万~325万人に達した大規模なもの、1921年から1922年にソ連(当時)のウクライナ、ヴォルガ地域で死者25万~500万人に達したもの、1932年から1934年にソ連(当時)のウクライナ、クバン、北コーカサス大気で死者500万~1000万人に達したもの、1936年の中国四川省で死者500万人に達したもの、などがある。(これらの死者は飢饉によっての死者数である。)

日本では、江戸時代以降は10年に1度ぐらいの感覚で干ばつが起こっている。特に、寛永の大飢饉、享保の大飢饉、天明の大飢饉、天保の大飢饉は四大飢饉として知られている。20世紀に入ってからは、昭和初期の1930年~1934年の昭和東北大飢饉が知られている。

近年では、治水工事を中心とした灌漑設備(ダムや溜池など)のインフラが整備されてきて、昔のような大干ばつは減少しているが、インフラの整っていない地域では、毎年のように起こっている。(これも地球温暖化の影響の一つと言われているが...)

凶作」:農作物の収穫量が例年よりも極端に少ない状態のことを言う。英語では「Bad Crop」と言い、「凶作の年」ということを「a Lean Year」と言う。

原因はいくつかが考えられるが、大別すると気候不順によるものと天災によるものとがある。気候不順は、長雨、日照不足、冷夏などという農作物の生育期の夏の天候が悪かったことによって十分な発育が出来なかったことによるものと、逆に旱続きで水不足となって干害が発生し、十分な生育が出来なかったことによるものとがある。(要するに、夏は暑くなければならないが、暑すぎてもまたダメということである。→「適温」という言葉があるが、こういう所が自然の力の凄いところである。)一方、天災は、生育期に台風の直撃を受けてしまった、大雨で水害が起こり水に浸かった、地震によって土地がダメージを受けたなど、様々なものがある。また、害虫の大量発生によって収穫物が被害を受けた場合(蝗害(こうがい、バッタの大量発生のことを指すが、日本ではバッタによる蝗害は殆ど起こらないが、イナゴ、ウンカ、メイチュウなどの大量発生による被害も「蝗害」と呼んでいる。)によるもの)も、一応は自然災害の方に分類される。

これらのことから、「干ばつ」によって「凶作」は起こるが、「干ばつ」以外の要因によっても「凶作」は起こりえる。(例えば、収穫直前の台風の直撃があったら、それまでは「豊作」として推移していても、一気に「凶作」になってしまう可能性がある。→1993年の台風19号がリンゴの産地・青森県弘前市でのリンゴの被害が甚大だったことから「リンゴ台風」として知られているが、これはその一例である。(尚、「リンゴ台風」という名称は気象庁が命名したものではなく、マスコミが付けた名称である。気象庁の命名は「平成3年台風第19号」であるが、「リンゴ台風」の方が名前が通っている...)

日本では、穀物(特に米)の生産に対して「作況指数」という数値が発表されるが、これが凶作/豊作を判断する一つの目安となる。平年の収穫量を100として、その年の収穫量を比較した指数である。算出された数値は6つの段階に分類され、そこから当年の収穫がどうだったのかが判断できる。作況指数が106以上だと「良」、102~105が「やや良」、99~101が「平年並み」、95~98だと「やや不良」、91~94だと「不良」、90以下だと「著しい不良」となる。最近では、1993年の米の作況指数が「74」という指数となり、タイ米などが緊急輸入されている。→所謂「平成の米騒動」が起こった年である。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓妹・零ちゃんが織田信長と絡んだ物語はこれに収録されています。

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓いくつか

織田信長(1) 無門三略の巻(山岡荘八歴史文庫 10)

織田信長(1) 無門三略の巻(山岡荘八歴史文庫 10)

  • 作者: 山岡 荘八
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1987/09/08
  • メディア: 文庫

織田信長 (1) (講談社漫画文庫)

織田信長 (1) (講談社漫画文庫)

  • 作者: 横山 光輝
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1996/06
  • メディア: 文庫

織田信長合戦全録―桶狭間から本能寺まで (中公新書)

織田信長合戦全録―桶狭間から本能寺まで (中公新書)

  • 作者: 谷口 克広
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2002/01
  • メディア: 新書

織田信長に学ぶ (新人物文庫)

織田信長に学ぶ (新人物文庫)

  • 作者: 童門 冬二
  • 出版社/メーカー: 新人物往来社
  • 発売日: 2009/05/11
  • メディア: 文庫

織田信長―戦乱の世の風雲児 (学習漫画 日本の伝記)

織田信長―戦乱の世の風雲児 (学習漫画 日本の伝記)

  • 作者: 柳川 創造
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1988/01
  • メディア: 単行本

考証 織田信長事典

考証 織田信長事典

  • 作者: 西ヶ谷 恭弘
  • 出版社/メーカー: 東京堂出版
  • 発売日: 2000/09
  • メディア: 単行本

↓「落ち武者」ということで

平家物語を歩く―源平のつわもの、よりそう女人、末裔の落人たちの足跡を訪ねる (JTBキャンブックス)

平家物語を歩く―源平のつわもの、よりそう女人、末裔の落人たちの足跡を訪ねる (JTBキャンブックス)

  • 作者: 林 望
  • 出版社/メーカー: JTBパブリッシング
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: 単行本

鎌倉時代編―嗤う落武者の髑髏 (図書館版 日本史恐怖の館)

鎌倉時代編―嗤う落武者の髑髏 (図書館版 日本史恐怖の館)

  • 作者: 藤田 晋一
  • 出版社/メーカー: 金の星社
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 単行本

↓参考まで

地球温暖化 自然災害の恐怖〈第2巻〉津波・洪水・干ばつ

地球温暖化 自然災害の恐怖〈第2巻〉津波・洪水・干ばつ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ゆまに書房
  • 発売日: 2008/12
  • メディア: 大型本

世界の災害の今を知る 水と風の災害〈4〉干ばつ

世界の災害の今を知る 水と風の災害〈4〉干ばつ

  • 作者: クレール ワッツ
  • 出版社/メーカー: 文溪堂
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 大型本

昭和東北大凶作―娘身売りと欠食児童

  • 作者: 山下 文男
  • 出版社/メーカー: 無明舎出版
  • 発売日: 2001/01
  • メディア: 単行本

平成の大凶作

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 農林統計協会
  • 発売日: 1994/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

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