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名曲探偵アマデウス・地上波#13(ファイルNo.039)+「BS20才、ドきドき!!」 [ドラマ]

今週の地上波での「名曲探偵アマデウス」は昨年度のもので、ファイルNo.006・ドビュッシー『前奏曲集 第1巻』でした。BS-hiでは2008/5/9に放送されたものであり、初期の作品ということになる。

所長はヒゲを伸ばしておらず、髪の毛も短いことから、最近の雰囲気とは違っている。また、カノンさんも髪が長くて、髪型を毎回変えていて、ここもお楽しみの一つでした。(最近は弾かないが、ピアノを弾く所もある物語でした。)

展開については特に変わっていないのだが、所長やカノンさんの雰囲気が最新のものと少し違っているということで、全体の雰囲気も普子氏違っている様な感じられる。が、この物語では依頼人のシェフが作ったフランス料理を食べる所では、のびのびと良い笑顔を見せているカノンさんでした。

また、この物語の最後のオチの所で、所長が「お腹痛い」と言い出して、依頼人のシェフの店に食べに行くのを諦めさせようとするが、カノンさんが「薬、何の薬?」と行って薬を探すが、仮病だと言うことを見抜き、水虫の薬でも飲ませたら面白いのですけどね...

名曲探偵事務所が夏休み(?)ということで、BS-2の方では既にお休みが続いているが、これからはBS-hiも地上波もお休みモードに突入です。明日8/8のBS-hiのお昼の再放送がファイルNo.017のリスト『ラ・カンパネラ』ですが、それからは2週間はBS-hiの日曜夜、火曜朝の再放送、土曜昼の再放送も含めて、BS-2、地上波での放送が2週間お休みになります。(次の放送は8/23(日)です。(多分、ファイルNo.038・フランク『バイオリン・ソナタ イ長調』の再放送ではないかと思うのですが...))とはいっても、今月中は何かの再放送です。(29日(土)のBS-hiはお休み。)そして9/6に、待望の新作となるファイルNo.042のボロディン『ダッタン人の踊り』(BS-2は9/11の予定)、9/13にはファイルNo.043のホルスト『組曲「惑星」』の登場です。

地上波は、高校野球のためお休みで、次は8/28です。ファイルNo.012のラフマニノフ『ピアノ協奏曲 第2番』が予定されています。そして9/4がディープ内藤の3度目の登場となるファイルNo.040のドビュッシー『月の光』の登場です。(8/14は高校野球が雨天中止になった時の雨天時番組となっているが、21日はそうなっていません。)

本日は、BS-hiで「BS20才、ドきドき!! ななみからのありがとう」というBS放送をPRする番組があって、その中で「名曲探偵アマデウス」も取り上げられていました。(BS-2、BS-1、BS-hiでの番組という順番だったので、終盤でした。)「名曲探偵アマデウス」のコーナーは7分間で、いつもの放送では見られない所長とカノンさんの姿が見られました。また、この中ではファイルNo.011のベルリオーズ『幻想交響曲』の映像が流れていました。(まあ、思った通りの番宣番組で、取り上げられる所に登場したというだけでしたけど...)→昨年度は余り番宣をすることがなかったのに、2年目となる本年度は番宣に登場することも多くなりました。この調子だと、まだまだ続いて3年、4年、と続けて貰いたいですね。取り上げるクラシック音楽の方は、無尽蔵という訳ではないが、題材になるものはまだたっぷりとありますからね。

このコーナーでは『おまえにビリビリ』という所長を演じる筧利夫さんの曲が出てきたが、「この依頼、断る」と立ち上がってしまったが、クラシックではないですからね。でも、カノンさんを演じる黒川芽以さんの歌う『ぼくの気持ち』も出してくれたら良かったのに...(NHK教育で放送しているアニメ「南の島の小さな飛行機バーディー」の主題歌だから、NHKだったら「ケータイ刑事」関係の『泪の海』や『ヒコーキ雲』よりはこちらでしょう。)

 

ドビュッシー:前奏曲集第1巻&第2巻

ドビュッシー:前奏曲集第1巻&第2巻

  • アーティスト: ベロフ(ミシェル),ドビュッシー
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/07/26
  • メディア: CD

ドビュッシー:前奏曲集 第1巻、映像第1集、第2集

ドビュッシー:前奏曲集 第1巻、映像第1集、第2集

  • アーティスト: ミケランジェリ(アルトゥーロ・ベネデッティ),ドビュッシー
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2008/01/23
  • メディア: CD
↓一度じっくりと聴いてみたいところです。
シャバダ ダバダ/おまえにビリビリ

シャバダ ダバダ/おまえにビリビリ

  • アーティスト: 筧利夫・藤谷美和子,筧利夫,秋元康,小原信哉
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックハウス
  • 発売日: 2001/10/24
  • メディア: CD
↓こちらも拾っておきます。
泪の海

泪の海

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2005/04/20
  • メディア: CD
ヒコーキ雲

ヒコーキ雲

  • アーティスト: 黒川芽以,丹羽多聞アンドリウ,沢田聖子,遠藤浩二,林有三
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD
南の島の小さな飛行機バーディー オリジナル・サウンド・トラック

南の島の小さな飛行機バーディー オリジナル・サウンド・トラック

  • アーティスト: 細野晴臣,岡田崇,コシミハル,木本靖夫
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/08/02
  • メディア: CD

「THE KING OF KINGS」(1927) [映画(洋画)]

表題の作品は1927年の映画「キング・オブ・キングス」である。イエス・キリストの生涯をスペクタクルとして描いた作品である。34年後の1961年にニコラス・レイ監督によってリメイクされることになる(邦題は「キング・オブ・キングス」と同じであるが、原題は定冠詞の「THE」が無くなり、「KING OF KINGS」となっている。→一応、リメイク作と区別するために、製作年も表題に記すことにしました。)が、サイレント時代の大作として蘇の評価は変わることのない大作である。(歴史スペクタクル作品を数多く手掛けてきたセシル・B・デミル監督らしいところである。)

作品データを記しておくと、時間は112分、モノクロのサイレント作品である。(「復活」のシーンのみテクニカラーとなっているフィルムもある。)原作と脚本はジャニー・マクファーソン、監督はセシル・B・デミル、撮影はペヴァレル・マーレイ、音楽はヒューゴ・リーゼンフェルドである。そして出演は、H・B・ワーナー、アーネスト・トレンス、ジャクリーン・ローガン、ジョセフ・シルドクラウト、ヴィクター・ヴァルコニ、ロバート・エディソン、ウィリアム・ボイド、ドロシー・カミング、ジェームズ・ニール、たちである。

物語は聖書に記されているものをベースにしたものであって、特に説明の必要もないでしょう。兎に角、功みに映像化して大作として仕上げられている。80年以上昔の作品であるため、映像の技術レベルは現在と比べると足元にも及ばない所があるが、カット割りをはじめとする撮影技法は決して劣っているものではなく、スケール豊かに描かれている。また、出演者たちも熱演していて、素晴らしい演技を見せている。

幾多の奇跡を起こしたイエスだったが、それらの奇跡は富と権力を握っている者たちにとっては脅威であり、安息日を汚したという理由でイエスを迫害していく。そんな中、12人の使徒たちと共に行動するイエスは、ユダの裏切りによって捕らえられ、裁かれて死刑が宣告されて...

1961年のリメイク版も評価されているが、それを見る前に見ておきたい1本である。(時には、サイレント映画を観るというのも良いもんですよ。)

 

キング・オブ・キングス [DVD]

  • 出版社/メーカー: カルチュア・パブリッシャーズ
  • メディア: DVD

 

↓1961年のリメイク版はこちら

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その115) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「車のトランクで運ばれる人」ということで述べていきます。車のトランクというのは、荷物を入れるところであるので、そこに乗るような人はいないが、「運ばれる」という所にポイントがあります。で、取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・1st.9話」と「・1st.4話」を、「007」からは「慰めの報酬」です。

ケータイ刑事」:「・1st.9話」。「引越しする死体!? ~幻の殺人事件」という物語である。この物語では2人の人が殺される。(被害者はある裁判の関係者で、山田と鈴木。)しかも、通報があって現場に行くと、2人とも生きていて、その後で殺され、しかも、山田は鈴木の家で、鈴木は山田の家で発見された。死亡推定時刻は零ちゃんたちが被害者の家で会っていた時刻だった。

ということで、死体移動のトリックが使われるのだが、それが車のトランクである。しかも、死亡推定時刻を誤魔化すために、ドライアイスを使って、死体を冷やして運ぶという手の込みようであった。(こうすることで、死亡推定時刻を早めることが出来る。)

被害者は横浜・緑山に住む建設会社社員・山田太郎と、港区赤坂に住む裁判官・鈴木弘子。関係していた事件のもう一人の当事者・鬼瓦平蔵を調べると「お侍様の祟り」だと言う。調べていくと、鬼瓦は過去に殺した妻を自分の住む土地に埋めていて、再開発によって立ち退くと、死体が発見されることを恐れて、「お侍様」の製にして殺人を犯したのだった。

ケータイ刑事」:「・1st.4話」。「炎天下の殺意! ~渚のお嬢様殺人事件」という物語。お嬢様学校のヨーク女学院に通う海音寺エリカの溺死体がプライベートビーチで発見された。友人の3人を呼んで、別荘に滞在していた。エリカを解剖すると、肺には大量の海水があったが、熱射病の兆候もあったという。3人にはアリバイがあり、ティータイムになっても戻ってこないのでビーチに行ったらエリカが死んでいたという。事故の可能性もある中で捜査を開始したちゃんだったが、エリカは水泳が得意で、溺死と言うのが腑に落ちない。また、ヨーク女学院はエスカレーター式の学校であって、小学校からいる生徒を内部生、中学や高校、大学から入って来た生徒を外部生と呼び、内部生が幅を利かせていた。やがて、浴室に、海水が乾いた後に残る成分があったこと、3人の中で車の免許を持っているのは1人だけで、死亡推定時刻には車で買い物に出ていた。そして車のトランクにあるマットの繊維がエリカの爪に残っていた。また、車の免許を持つ磯山今日子は小学校の時はヨークにいたが、家庭の問題で一度退学して、大学で改めて入学してきた外部生だったが、エリカが内部性として扱ってくれていた。その代わりに今日子はエリカの召使いとしてこき使われていた。

結局、今日子は浴室に海水を張り、そこでエリカを溺れさせた。が、この時エリカはまだ生きていた。エリカを車のトランクに入れて、買い物をしてきて、帰りにビーチに放置してきたが、真夏ということで車のトランクに入れられたエリカはそこで熱中症になって息絶えたのだった。

007」:「慰めの報酬」。シリーズ第22作で、前作「カジノ・ロワイヤル」から続く物語である。ということで、レギュラー・キャスト以外にも前作から引き続いて登場するキャラクターも何人かいるが、今回取り上げるのは、前作「カジノ・ロワイヤル」にも登場した人物である。(が、トランクで運ばれたのは「慰めの報酬」でのことである。)

ミスター・ホワイトは謎の組織の幹部である。ヴェスパー(「カジノ・ロワイヤル」のボンドガール)の残した情報によってボンドはそのことを知って、ホワイトを捕らえた。(ここまでは「カジノ・ロワイヤル」での物語である。)

「慰めの報酬」は、ボンドの乗ったアストン・マーチンが追われている。カーチェイスを繰り返しながら、追っ手を撃退しながら逃げるボンド。が、ドアももげ、ボディーはボロボロになっている。が、何とか追っ手を振りきって、イタリアのシエナという町に到着した。この町にはMI-6の秘密基地があって、そこに到着したボンドは、車を降りると、トランクを開けた。するとその中に捕らえたホワイトがいた。あの追いつ追われつのカーチェイスをしていた車のトランクの中に押し込められていたということになるが、この時は無事に生きていた。

で、ボンドに連れられていき、謎の組織のことで尋問をうけることになる。が、謎の組織と繋がっているMの警備を5年間も務めていたミッチェルが組織を守るためにホワイトを射殺して逃亡したため、謎の組織についての詳しい情報を得ることは出来なかった。(手掛かりは掴み、それによってボンドはハイチに飛ぶことになって、物語が開けていくことになる。)

共通点は、いずれもが人を人間扱いとしないで物扱い(「ケータイ刑事」では人ではなくて「死体」という認識であり、「007」では人手はなくて謎の敵組織の「情報源」という認識である。)されて運ばれていること、そして他人には気づかれないように運ばれているということ、そして運ばれた人は全て死んでいる(既に死んでいた/その中で死んだ/到着後に別の形で殺された、という違いはあるが、トランクで運ばれる前後に命を落とすことになっている。)ということである。

違いは、トランクでは特に何の細工もされることなく運ばれた「銭形海」のエリカと「007」のホワイトと、ドライアイスで冷やすという細工をされて運ばれた「銭形零」の山田と鈴木の間で違いがあるのと、「ケータイ刑事」では少なくとも死体として運ばれていた時間帯があるが、「007」ではトランク内では死んでいないということである。(あの壮絶なカーチェイスを暗所に閉じ込められた形で体験している(実際には目では見ていないのが救いということでしょうか)が、これは拷問のようなものだったでしょうね...)

尚、「銭形海」で述べられているが、真夏の車のトランク内は高温になるので、その中に閉じ込められると熱中症になって死亡するという可能性がある。(トランクでなくても車内であっても、屋外に駐車した車では同じことである。)そのような危険なことは絶対にしないようにしましょう。

次回も「007」からは「慰めの報酬」ということで、キャラクターにするか、シチュエーションにするか、ある物にするか、決めかねているところです。何が登場するかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD
007 / 慰めの報酬  [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray
007 / 慰めの報酬 (2枚組特別編) 〔初回生産限定〕 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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↓これも拾っておきます。
007 カジノ・ロワイヤル スペシャル・エディション (2枚組) [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: Blu-ray
007 カジノ・ロワイヤル デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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