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OLIVIA NEWTON JOHN『MAKING A GOOD THING BETTER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1977年に発表された彼女の10枚目のスタジオ・アルバムである。邦題は「きらめく光のように」。カントリー界の妖精からシンガーとして脱皮を図り、随分とサウンドの方にも変化が見られる。本アルバムには有名なカヴァー曲があるのをはじめ、シンガーとして大きく成長した姿が見られる。世界的に見ると、チャート成績やセールスの方は今一つということになったが、日本では正に絶頂期であって、オリコンでは最高位3位を記録している。(チャート成績は日本が最も良かった。)

収録曲は以下の全11曲である。『Making A Good Thing Better』『Slow Dancing』『Ring Of Fire』『Collin' Down』『Don't Cry For Me Argentina』『Sad Songs』『You Won't See Me Cry』『So Easy To Begin』『I Think I'll Say Goodbye』『Don't Ask A Friend』『If Love Is Real』。

本アルバムからシングル・カットされたのは、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Making A Good Thing Better』(Billboardで最高位87位)と『Sad Songs』である。やはり日本でのチャート成績が良く、前者は最高位56位、後者は最高位84位をオリコンで記録している。

本アルバムからのお薦め曲はミュージカル「エヴィータ」からの『Don't Cry For Me Argentina』、シングル・カットされている『Sad Songs』、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Making A Good Thing Better』、そして『Slow Dancing』『Don't Ask A Friend』『If Love Is Real』をピックアップしておく。尚、『Making A Good Thing Better』は杏里のヒット曲「オリビアを聴きながら」が生まれることになった曲でもある。

これまでのアルバムや、後のアルバムと比べると、派手な所が無く、地味な印象のするアルバムであるが、曲の方は粒ぞろいの佳曲が集まっている。所謂「捨て曲」というものがなく、クオリティは高い。彼女の透明感溢れるボーカルも健在であって、たっぷりと聴かせてくれている。これに、もう少し派手な所があったら、チャート成績やセールスも大きく伸びたであろう。が、シンガーとして一皮剥けた所を見せたということで、オリビアを語る上では欠かせないアルバムの一枚である。

彼女のベスト盤でも、本アルバムは置き去りにされていることがあるが、逆に言うと隠れた名曲があるというアルバムということになる。じっくりと聴きたいアルバムである。

 

Making a Good Thing Better

Making a Good Thing Better

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: WM Australia
  • 発売日: 2001/03/27
  • メディア: CD

きらめく光のように

きらめく光のように

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2002/03/06
  • メディア: CD

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OFFSPRING『THE OFFSPRING』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1989年にリリースされた彼らのデビュー・アルバムである。1984年に「MANIC SUBSIDAL」というバンド名で結成されたが、1987年に現在の名前に変えたというのは有名な話である。インディーズ時代ということもあって、チャートを賑わすようなことは無かったものの、'90'sに入って大ブレイクする予感をさせるサウンドを聴かせているアルバムである。

収録曲は以下の全11曲である。『Jennifer Lost The War』『Elders』『Out Of Patrol』『Crossroads』『Demons (A Mexican Fiesta)』『Beheaded』『Tehran』『A Thousand Days』『Blackball』『I'll Be Waiting』『Kill The President』。

この中からはシングル・カットされてヒットを記録したものは無いが、本アルバムのリリース前の1987年に『I'll Be Waiting』と『Blackball』をカップリングして、自分たちで1000枚プレスしてリリースしている。(現在では貴重な者として、プレミアが付いている。)

お薦め曲は、自らプレスするぐらいで力の入っている『I'll Be Waiting』と『Blackball』、そして『Jennifer Lost The War』『Out Of Patrol』『Beheaded』という所をピックアップしておく。

本アルバムでは、まだまだ荒削りであって、完成度も決して高いものでは無いが、後にブレイクするだろうという予感は感じさせてくれる。パンクが生まれて約10年という当時、一時的には死滅したような所があったパンクであるが、'90'sに入って、新たなパンク・ブームが到来する基礎となる部分が構築されていたということ、そして彼らの原点でもあるだけに、彼らのファンとパンク・ロックがお好きな方は聴いておきたいアルバムである。また、'80's終盤のインディーズ界を知る場合、一つの指標にもなるアルバムでもあるので、'80'sサウンドがお好きな方は、「'80's」という時代に幕が下りる直前のアルバムとして、一度は耳を傾けておいた方が宜しいかと...

 

The Offspring

The Offspring

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Nitro
  • 発売日: 2001/06/26
  • メディア: CD

The Offspring

The Offspring

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Nitro
  • 発売日: 1995/11/21
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形命9話 [ケータイ刑事]

二段構成で記している「銭形命」。第9話の物語は「恋愛泥棒マリン再び現る! ~謎の怪盗予告事件」という物語である。「・2nd.9話」に登場した怪盗マリンの再登場である。(星野真里さんの、「ラ・セーヌの星」を思い起こさせる仮面とマント姿もしっかりと登場しました。)物語の方は「」「」「」に登場した怪人十面相(八面相、六面相、5面相、3面相)のパターンを踏襲していて、それに怪盗マリンの独特の所が加わった物語でした。ただ、怪人さんの物語との大きな違いは「銭形探偵団」とはなっていない所であって、あの迷探偵たちがいないほうが、銭形と相棒のコンビが一段と栄えるので、この方がすっきりと物語が纏まりますね。

また、7話と8話には「鑑識メモ」だけに登場した柴田束志さんも、久しぶりに物語の方に絡んだものとなりました。

それでは物語の方を記していきます。(MBSでの放送(BS-TBSでの終了後になるでしょうが...)後に「改訂版」として記す余地を残しておくため、部分的に端折って記します。)尚、放送直後に記した第一稿は「ここをクリック」してご覧下さい。

ハートマークの封印のしてある封筒を手にしているちゃんと松山さんが街中を歩いている。ちゃんは「生まれて初めてラブレター貰っちゃいました」と言って笑顔を見せている。が、松山さんはそれを笑い「脅迫状の間違いじゃないのか」と返すが、「ハートが付いてるじゃないですか」と言ってラブレターだと主張するちゃん。松山さんは「物好きな人間がいたもんだな」と言って更に貶すが「失礼な、みっともないですよ、いい年して嫉妬なんて」と、こちらも負けていない。そんなことを言い合っている内に封筒を開けて、中から手紙を取りだしたちゃんは、声を出して読み始める。(一番上に「予告状」と記されているのに、舞い上がっているちゃんは気づかなかったようでした。)

銭形命さま、はじめまして」(これに「はじめまして」と反応するちゃん。)「突然のお手紙、お許し下さい」(「許します」とちゃん。)「私は是非、貴方にお会いしたいのです」(「会いたいんだって」と喜んでいる。)「本日午後三時、…」というところでちゃんは詰まってしまう。で「ミスター・ラーが所蔵する秘宝・龍の卵を頂く。恋愛泥棒マリン」と続きを読んだ。これに松山さんも「恋愛泥棒マリン?」と険しい顔つきになる。

で、「警視庁から入電中」ということで事件を知らせる入電が入る。「恋愛泥棒マリンから、怪盗予告事件発生。ターゲットはミスター・ラーが所蔵している秘宝・龍の卵。直ちに現場に急行せよ」ということで、ミスター・ラーの家に2人は向かった。

ラー家は資産家で有名で、豪華なマンションに住んでいた。また、彼は卓球用品を作っている会社を経営していた。で、周囲をキョロキョロしながら進んで行く2人だった。

そんな2人がやってきた所には、ゼッケンを付けて、手には卓球のラケットを持って素振りをしている柴田さんがいた。「お前、何してんの、こんな所で?」と松山さんが尋ねると「遅い、遅い」と柴田さんは言った。

そんな所に短パン姿のミスター・ラーと彼の婚約者のミス・リーが卓球のラケットを手に、階段から下りてきた。まずは挨拶をしてから「始めましょう」というが、何のことか分からないちゃんと松山さん。松山さんには柴田さんが、ちゃんにはミス・リーが、それぞれ名前入りのゼッケンを付ける。ちゃんは「私たち、卓球をしにきた訳じゃありません。恋愛泥棒マリンから予告状が来たんです」と事情を語る。で、卓球のことを問うと、ミスター・ラーが手紙が来たと言って、封筒から手紙を取り出した。それには「8月28日午後三時、警視庁卓球部より銭形、松山、柴田が参ります。どうかお相手を」と記されていた。また、封筒にはハートマークが付いていた。(ちなみに、ミスター・ラーの住所は「東京都新宿区新宿9丁目14番7号」)ということで、この手紙も恋愛泥棒マリンが出したものとちゃんは考えた。

そんな中、ミス・リーが「恋愛泥棒マリンって誰ですか?」と尋ねる。これに柴田さんが答えて、前回逃げられているだけに、警察の汚名を覆さないと、と力んでいた。で、ちゃんが「龍の卵は何処にあるんですか?」と尋ね、「あれです」と側にあったケースに入っている龍の卵を指差した。ちゃんはその側に移動して、じっと見るが「どこから見ても卓球の球?」と漏らすが「ただの卓球の球はセルロイドで出来ているんですが、これは象牙で出来ています。重いのに軽く見える。それこそが芸術。これこそが秘宝」と語る。更に、龍の卵はカリオストロ伯爵夫人が所持していた、と語る。で、感心した松山さんが「ちなみにお値段おいくらですか」と尋ねる。値段を付けるとしたら「たった5億」と答えるミスター・リーに目を丸くするちゃんたち3人だった。そこにミス・リーが割って入り「それだけのお金があれば、世界中の恵まれない子供たちがどれだけ助かるか...」と言ってケースを開けて、龍の卵を手にする。が、直ぐにミスター・リーに「ごめんなさい、私ったら不謹慎でしたね」と謝る。(これはお得意のパターンですね。)で、ミス・リーは近所のラーメン屋の店員だったことを語り、(松山さんは「輿の玉ってやつですね」、ちゃんと柴田さんが「それを言うなら玉の輿」と訂正していた。→これもパターンです。)更に、二人のなれそめを語るミスター・ラー。(ラッパの音が繋いだ恋ということでした。ここもパターンですね。)

そんな話を遮るように、ちゃんがポケットから携帯を取りだして開き「まもなく時間です」と言う。今回は絶対に秘宝を守り、マリンを捕まえると意気込む3人。柴田さんが「10秒前です」と言って腕時計を見せ、カウントダウンを始める。そんな中、ミス・リーは口の前に手を持ってきて咳き込み、口を隠していた。で、「3、2、1、0」ということで3時になった。それと同時に階段の上から大量のピンポン球が転がってきて、更には天井からも大量に降ってきた。そして部屋の灯が消えてしまう。一同はピンポン球を除けることに気を取られていた。やがて電気が点くが、その時、床には大量のピンポン球が転がっていた。

また。ちゃんが気づき「秘宝が無い!」と声を上げた。ケースが外されていて、そこに龍の卵はなかった。で、一同は空のケースの前に集まるが、その時、再び明かりが消えて真っ暗になった。が、またも直ぐに電気が点いた。

松山さんは散乱したピンポン球を見て「これじゃあ本物がどれだか分からないじゃないか」ともらすが「慌てないで下さい」とちゃん。柴田さんは「以前にもこんな事がありました」と言って、怪人3面相の時の経験を口にする。(「どれが本物か分からなくさせておいて、後から本物を手に入れるんですよ」)これに「ニセモノの中に本物?」と漏らすちゃん。で、慌てずに、これらの中から本物を探すことにする。ちゃん直ぐに閃き、「水に浮かせれば良いんじゃないでしょうか。本物だったら沈むはずです」と言った。「頭いいなぁ」と言う松山さんに「小学生でも分かります」と返したちゃんだった。

ピンポン球を拾い集め、それをケースに入れて柴田さんが運び、一同は室内プールの部屋にやってきた。(「プールがあるの?」と驚いていた松山さんは「泳ぎたてぇ~」、柴田さんは「金持のやることは違いますね」と違った反応をする所が面白いところです。)ちゃんが「早速入れてみましょう」と言って、柴田さんがピンポン球をプールに投げ入れた。続いてちゃんが「松山さん。沈んでいる球はないか、中に入って確認して下さい」と指示を出す。(警視正のちゃんと巡査の松山さんだから、上司の命令ですね。)「柴田じゃないの?」と言う松山さんだったが「お願いします」と言われると、「分かったよ」と言って服を脱ぎ始めた。(途中で「うわっ、黒い」と言うミス・リーの反応に「日焼けサロンのVIPですから」と言っていた松山さんだった。)

で、プールに入る松山さん。ちゃんは「セルロイドだったら浮く、象牙なら沈むはずです。ちゃんと潜って確認して下さいね」と、改めて指示を出す。で、息を吸って潜った松山さんだったが、水から顔を出すと「無い」と言う。これに「そんな訳ないじゃないですか。もう一回、確認して下さい」とちゃんは指示を出す。柴田さんも「目を開けて潜って下さいよ」と言っていたが、松山さんは「柴田、後で覚えとけよ」と言ってから、再び息を吸って潜る。で、水から顔を出すと、またも「無い!」と叫んだ。

場所を変えて、卓球台の所に戻って来た一同。ちゃんが語る。「マリンは現れなかった。なのに、秘宝は盗まれた。そして、ここは密室。ということは、犯人はこの中にいるはずです」これに「ミスター・ラーかミス・リーってことか?」とちゃんに尋ねる松山さん。これに「はぁ?僕かリーが犯人?」とミスター・ラーは反応し、秘宝は自分のもので、リーも結婚したら妻になり、そうしたらリーのものにもなる、と言う。松山さんはミス・リーに「個人的にお金に困っていることありますか?」と尋ねるが、ミス・リーは「そんなぁ。確かにうちは裕福ではないけど、泥棒だなんて...馬鹿にしてるんですか」と反論する。これをミスター・リーが宥めた。

ちゃんは「すいません。念のため、身体検査させて下さい」と言う。ミスター・ラーは「それで容疑が晴れるなら」と言って受け入れ、ミス・リーも同意した。で、まずはちゃんが「ミス・リー、失礼」と言って、ミス・リーの顔を摘む。(これに「あ痛たたたたた」というのは、変装していないかのチェックですね。これはお姉ちゃまから教えられているのでしょうね。)続いて下の方まで調べる。また、松山さんがミスター・ラーの頬をつねる。更に「全部脱いで頂けますか」ということで裸になるミスター・ラー。が、何も出てこなくて「これで犯人じゃないことが証明されましたね」と言うミスター・ラー。すると「じゃあ、あんたさあ、柴田。あなたも脱げ」と言う。これに「何言ってるんですか。私たちは警察ですよ」と怒った。するとミス・リーも「そうです。警察の方を疑うなんてとんでもありません」とミスター・ラーを怒る。が、「ミス・リーに初めて怒られた」と喜んでいたミスター・ラーだった。ミス・リーは「一般市民を守ってくれる警察の方を疑うなんていけません」と言っていた。

柴田さんは「それにしても、何処に行っちゃったんでしょうね...龍の卵は」と漏らし、壁際にあった椅子に腰を下ろそうとした。すると「ダメ!」とミス・リーが大声を出した。で、飛び上がる柴田さん。直ぐに「大声出してごめんなさい」と謝るミス・リーは「その椅子の背もたれ、ペンキ塗ったばかり何です」と言っていた。柴田さんは「ビックリしたなぁ...」と漏らしていた。また、その様子を見ていたちゃんは「響く、悪の鼓動」(Aパートはここまでで、経過時間は15分を少し回ったところでした。よってBパートは10分強になります。)

ちゃんは事件をふり返りながら考える。で「身体検査しませんか。私たち警察も」と提案した。「えっ?」と柴田さん。「身内を疑うのか?」と松山さんは言うが、ちゃんは「だって、この部屋の何処かに秘宝はあるんですよ。何処を捜しても見つからない。まだ捜していないのは私たちだけじゃないですか」と説明する。これに納得した松山さんは「柴田、お前からだ」と言い、柴田さんはゼッケンを外し、服を脱ぎ始める。松山さんは「銭形、柴田が終わったらお前だ」と言い「はい」と返すちゃんは柴田さんを見ている。が、柴田さんが外したゼッケンを見て手を伸ばすと「あった」と言って龍の卵を発見した。これで、柴田さんは一気に犯人扱いとなり「5億円に目がくらんだのか」と責める松山さん。「とんでもない。僕じゃありませんよ」と否定する柴田さんだったが、松山さんは手錠を手に持って柴田さんを逮捕しようとする。が、ちゃんが「待って下さい」と待ったをかけて「柴田さんじゃありません」と言う。続いて「両手を背中に回して下さい」と指示をする。これに柴田さんは両手を後ろに回していろいろとやってみる。それを見てちゃんは「手がゼッケンに届かないじゃないですか」と説明した。柴田さんは「良かった、容疑が晴れた」と漏らした。

ちゃんはゼッケンを手にすると「やっぱり」と言った。「このゼッケン、内側に隠しポケットがあります」と言うと、「このゼッケン、どうしたんですか?」と尋ねる。これに「さっきの手紙と一緒な送られてきたんです」とミス・リーが答えた。で。ちゃんは「マリンは最初から柴田さんのポケットにこれを隠すことを決めていた。でも、電気の落ちた一瞬で、どうしてこれが本物だって分かったんだろう?」と疑問を口にした。で、ゼッケンが入っていた封筒を改めて見せて欲しい、と言い、ミスター・ラーとミス・リーは封筒を取りに行った。また、柴田さんには「もう一度この部屋の電気を消して貰えますか」と指示をした。で、龍の卵を両手で大事そうに隠すちゃん。で、電気が消えると、龍の卵が部分的に光っていた。で「OKです」と命ちゃん。で、電気が付く。で、ちゃんは「謎は解けたよ、ワトソンくん

バー・カウンターで封筒を手にするミスター・ラーに、「あなたはいい人ね。優しくしてくれてありがとう」とミス・リーが言う。唯市度、お礼が言いたかったと言うリーは「好きよ」と口にして、ミスター・ラーを誘う。で、ミス・リーにキスしようとするミスター・ラーだったが、心臓の鼓動音が聞こえてきた。

荒野に太陽が昇り、ハート型に変わる。ちゃんのサックスからハートマークが飛び出ると「命長けりゃ恥多し。…」命ちゃんの口上が始まり「命の重みを感じなさい!」からストラップを投げる。ハートが大きくなり、ミス・リーを押しつぶす。手足をバタバタさせるミス・リー。ストラップをちゃんが引くと、上半身が起き上がるミス・リー。で、立ち上がる。直ぐに「大丈夫か」とミスター・ラーが寄ってくるが、ちゃんが「ミス・リー。犯人は貴方ですね」と言った。これに「どうして?」と問い返すミス・りー。で、ちゃんの説明が始まる。

ミス・リーは柴田さんのゼッケンの内側ポケットに秘宝が隠されていたことを知っていた。(「知りません」と否定するミス・リー。)知っていたから、柴田さんが椅子の背もたれに寄りかかろうとした時、とっさにペンキが塗りたてと嘘をついた。あの椅子はペンキが塗り立てではなかった。(「ただの勘違いよ」とミス・リー。)そして「決定的な証拠は今からお見せします」と言うと、柴田さんに合図を送る。で、柴田さんが走って行き、部屋の灯を消した。真っ暗になった部屋。が、ミス・リーの唇が光っていた。それを見たちゃんが「OKです」と言う、再び灯りが点く。

松山さんが「唇が光った」と言うと、ミス・リーは慌てて手で口を隠した。呆然となったミスター・ラーは「今のは?」とちゃんに尋ねた。ちゃんは「その口紅こそが動かぬ証拠ですよね」と言った。で、説明を続ける。龍の卵を手にしたミス・リーは、みんなに背を向けた瞬間に唇を秘宝に付けた。たくさんのニセモノが降った後、再び一瞬電気が消えたが、その時に光ったものを拾い上げ、柴田さんのゼッケンの中に隠した。口紅には蛍光塗料が混ざっていたので暗闇の中でも、どれが本物かが分かった。で「そうですよね。恋愛泥棒マリンさん」と言った。

ミスター・ラーは「嘘だ。リーが恋愛泥棒マリンだなんて。ラーメン屋で一生懸命働いていたリーが、ほっぺを膨らませてラッパを吹いていたリーが...」と信じられないようだった。これにちゃんは「ミスター・ラー。その出会いもきっとマリンがあなたに取り入ろうと企てた作戦です」と言う、しかし「嘘だ...」とミスター・ラーは信じられなかった。で「嘘だと言ってくれ」とリーに言うラー。これに「本当よ」とリーは認めた。で、松山さんがリーの右腕を掴んで手錠を掛けた。

が、その時、手錠を掛けた腕が抜けた。「何だこれは?」と驚く松山さん。その隙をついてリーは走って逃げていった。ちゃんたちは慌てて追いかける。表に出ると、そこには仮面とマントを着けた怪盗マリンがいた。そして「私は怪盗マリン。以後、お見知りおきを」と挨拶をする。これにちゃんが「あなたが盗もうとしたのは龍の卵だけじゃない。あなたを愛しているミスター・ラーの心まで盗んだ。人の心を弄んだ」と悲痛な面持ちで叫んだ。マリンは「ごめんね。でも私、あなたのこと、本気で好きになりかけた。心にブレーキ掛けたけど、だって、私はマリンだもの」と言った。ミスター・ラーは「リーとかマリンとか関係ない。僕は君を愛してる」と言った。するとマリンぱ「だったら、私にその龍の卵を投げて」という。松山さんは「投げろと言われて投げる馬鹿が...」と言うが、ラーは龍の卵をマリンに投げた。「いた!」と松山さん。ラーは「僕からのプレゼントだ」と言った。受け取ったマリンは「アイ・ラブ・ユー。ミスター・ラー。これからも恵まれない子たちに愛の手を。それが私の願いよ」と言うと投げキスをして、マントを翻すと姿を消した。

呆然と立ち尽くす一同。そこにマリンの声。「銭形命さん。私はこれからも世界中の金持男性のハートを盗むつもりよ。またお会いしましょう」ちゃんは悔しいという表情を見せていた。

事件解決(?)後、自転車を押しながら松山さんと歩いているちゃん。松山さんは「前回も最後は被害者が自分でプレゼントしたもんだって言い張っていたそうだけど、ああ~今回もミスター・ラーがマリンに秘宝を投げちまった。どうしたのかね~」と漏らした。ちゃんは「恋愛泥棒か~、本当にハートまで盗んだんですね...」と返すのがやっとだった。そんな所に、松山さんの携帯に着信があった。電話に出ると、柴田さんからで、報告を受けた。「分かった」と言って電話を切ると、ちゃんが「もしかして...」と尋ねる。松山さんは「マリンが恵まれない子供たちに5億円寄付したそうだ」と言った。「またですか。マリンの目的は何なんでしょうね」とちゃん。いつもと違って心の中は荒れている。松山さんは「まあ、次回は明かされるだろう」と楽観的に言うと「そうですね。私もそんな気がします」とちゃん。

ちゃんは「あっ、そうだ。これ、松山さんに署に届いていたそうです」と言ってポケットに入っていた封筒を取り出して。松山さんに渡した。とマークが付いていたことから顔がにやける松山さん。ちゃんは「もしかしてラブレターじゃないですか」と冷やかし気味に言うと、松山さんは笑いながら「貰い慣れてるからなぁ」と言って封を開けた。で、声を出して読む松山さん。「お寿司おごって下さい あなたの命(いのち)より」が、直ぐに気づき「命(めい)、おい」が、ちゃんは既に自転車をこぎ始めていて「回らないやつでお願いしま~す」と言って走り去っていった。松山さんは「大人をからかうんじゃないって」と言って後を追いかけていった。

次回は「美しき脚本家たち ~美脚連殺人事件」という物語です。中江有里さんも「ケータイ刑事」に登場ということになるが、どうせなら脚本も書いてくれたら良かったのに...

ここの所、面白い物語とつまらない物語が交互に来ているだけに、次は余り期待をしないでいた方が正解かもしれませんね。次回予告には「刺客連」という遊び心に満ちたものも出ていたが、KJ脚本ということなので、いじり方も何となく予想出来ちゃったんですけど... また、熊谷監督というと「」ではフィギュア劇を担当し、それ以外では「大根刑事」という作品がある。それだけに、人間以外を上手く扱うというイメージがあるだけに、何か仕込んでいてくれたらいいのですけどね...

鑑識メモ」:左手にハンカチを被せて立っている柴田さん。「どうも柴田です」といつものように挨拶をして「鑑識メモ」と言って例の手帳を見せる。「怪盗マリンは絶対マジシャンに違いない」と言うと手帳補後ろに放り投げる。「では、私、柴田もマジックをお見せいたしましょう。鳩を出します。1、2、3」と言ってハンカチをどける。すると左手でキツネを作っていて「コンコン」。これに「それはキツネだろう」と自分で突っ込むと両手で鳥を作り羽ばたかせる。これに「蝶々だろう」と突っ込んだ。で、周囲を見回してから鳩の物まねをしていた。

この後は、久しぶりにちゃんによる着ボイスDLのお知らせに戻っていました。

」「」「」に登場した怪人さんが逮捕されたことから、「」からはそれに変わって登場した恋愛泥棒マリン(怪盗マリン)の第2弾であるが、怪人さんの時には否定した方法を実際に使って、しかもニセモノの中から本物を見分けていたということで、同じパターンを踏襲しながらも、違った展開に持っていき、本物と見分けたトリックを暴いていくということにしたのは面白いところでした。

マリンは怪人さんと違うのは、変装をしないでいることと、ターゲットを得るためには長期的な計画を立てているということがある。変装していないかということで、顔を摘み、これに「あ痛たたた」というのはお約束である。ちゃんは顔を摘まれていたが、ちゃんはそれが無かったのがちょっと残念でした。最初の頃と比べると、ちゃんも少し弾けてきたものの、まだ一枚殻があるようで、残り4話でどこまで弾けてくれるでしょうかね。

また、怪盗マリンは変装をしないことから、次に登場するのは、銭形の相棒が高村さんか岡野さんということになるのでしょうね。で、4人に対して一度ずつは逃げて、(5人目の相棒が登場しないという前提ですが)5度目の登場の時、つまり誰かは分からないが、相棒としてはマリンに二度目の顔合わせとなる時に、最初から睨まれていて、その時に遂に逮捕されるということですかね...それにしても、怪人さんと同じように、手錠を掛けられてて(腕)が抜けて、逃亡するということを考えたら、怪人さんとマリンはやはり兄妹なんでしょうね。が、怪人さんと違って、義賊のようなことをしているマリンであるだけに、まだまだ捕まらないで逃げて貰いたいと思います。

ところで、お姉ちゃまは焼き芋だったが、ちゃんとちゃんは(回らない)お寿司が好物のようですね。本家四姉妹とちゃんの「焼き芋組」と、分家のちゃんと、ちゃんの「(回らない)お寿司組」(ちゃんはこれにも目がなかったので、両方に入ります。でも、ちゃんと言うと「ストロベリー・ジャンボ・パフェ」をはじめ、何でも来いですけど...)ということになるが、お姉ちゃまはちゃんと仲が良かったから、好物は焼き芋ということになるが、分家は焼き芋よりもお寿司派のようですね。

それにしても、「銭形命」は奇数話はレベルが高く、偶数話が今ひとつという感じになっているが、何とかならないものですかね。が、手を入れると言っても、残り4話だし、消化試合ということで流すしかないのでせうか...

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事マニアルBOOK 2

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2009/08
  • メディア: 単行本
ケータイ刑事マニアルBOOK

ケータイ刑事マニアルBOOK

  • 作者: テレビライフ編集部
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本
↓一応、これも拾っておきます。
ルパン三世「カリオストロの城」 [Blu-ray]

ルパン三世「カリオストロの城」 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: VAP,INC(VAP)(D)
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