OSMONDS『THE VERY BEST OF THE OSMONDS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1996年にリリースされた彼らのベスト盤である。彼らは'60'sから'80's前半にかけて活躍したファミリー・グループである。(JACKSON 5よりもデビューは早いが、全盛期は'70's前半である。)ポップで聴きやすいサウンドを奏でていたグループであり、優しく、それでいてどこか懐かしさを感じるそのサウンドは、'60'sや'70'sといった時代の息吹を感じるものである。そんな彼らのベスト盤も多数リリースされているが、手軽に聴くことが出来る1枚ものであって、内容が充実していてお得な感じのするベスト盤が本アルバムである。(但し、1枚ものの限界もあって、大ヒット曲でもこの中から漏れているものもいくつかありますけど...)
収録曲は以下の全24曲である。『Crazy Horses [Original Version]』『Proud One』『Make The World Go Away』『Love Me For A Reason』『Young Love』『When I Fall In Love』『Puppy Love』『Down By The Lazy River』『Twelfth Of Never』『I'm Leaving It (All) Up To You』『Why』『One Bad Apple』『Deep Purple』『Too Young』『Goin' Home』『Paper Roses』『Morning Side Of The Mountain』『Having A Party』『Let Me In』『I'm Still Gonna Need You』『I Can't Live A Dream』『Long Haired Lover From Liverpool』『Where Did All The Good Times Go』『Crazy Horses [7" Remix]』。
何曲かの大ヒット曲が漏れているものの、全盛期の'70's初期を中心にした構成ということで、彼らの足跡を知ることは出来る内容となっている。(ベスト盤の中でも「THE VERY」の言葉がタイトルにある本アルバムは、それでなくても内容を問われることになるが、一応は合格点である。)ということから、彼らの入門者向けということも出来るベスト盤である。(抜けているヒット曲は、他のベスト盤もありますし、彼らのキャリアを考えたら、1枚ものでオールタイム・ベストを構成するのは無理があるので、ある程度の割り切りも必要である。)ということで、手軽に聴くためのベスト盤ということでよろしいかと...
「LE LOCATAIRE」 [映画(洋画)]
表題の作品は1976年のフランス映画「テナント 恐怖を借りた男」である。尚、英語タイトルとしては「THE TENANT」となっている。日本では劇場未公開となったが、ポランスキー監督が自ら主演を務めた異常心理を描いたサスペンス作品である。
作品データを記しておくと、時間は126分、原作はローラン・トポル、監督はロマン・ポランスキー、脚本はロマン・ポランスキーとジェラール・ブラッシュの2人、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はフィリップ・サルドである。そして出演は、ロマン・ポランスキー、イザベル・アジャーニ、メルヴィン・ダグラス、シェリー・ウィンタース、ジョー・ヴァン・フリート、ベルナール・フレッソン、リラ・ケドロヴァ、クロード・ドーファン、エヴァ・イオネスコ、ジョジアーヌ・バラスコ、たちである。
パリの下町で、古びたアパートに空き部屋を見つけたトレルコフスキーは、その部屋の前の住人が窓から飛び降り自殺を図ったことを聞かされるが、全く気にすることなく、その部屋を借りた。前の住人・シモーヌ・シュールは重体になっていて、回復はあり得ないというので、部屋を貸すことにしたという。トレルコフスキーはシモーヌの病院を見舞い、そこでシモーヌの友人と名乗るステラという女と知り合い、意気投合する。後日、シモーヌは死に、トレルコフスキーは借りた部屋に引っ越してきた。部屋にはシモーヌの痕跡が色々と残っていて、壁に開いた穴の中にはシモーヌのものと思われる一本の前歯が隠されていた。不安を感じながらも新生活を始めたトレルコフスキー。が、直ぐにアパートの管理人や近隣住人たちから苦情が発せられる。それからトレルコフスキーは嗜好も変わっていき、幻想に取り憑かれていく。そしてシモーヌと同じ行動を取っていくことになっていき...
ポランスキーの怪演ぶりもさることながら、周囲の人たちも存在感たっぷりに怪演ぶりを見せている、また、I・アジャーニも美しく、良いところをしっかりと出している。
色んな意味で恐怖を感じる作品であり、見応えのあるサスペンス作品である。サスペンス作品がお好きな方は見ておきたい作品である。
↓DVDはリージョンコード「1」です。
ケータイ刑事銭形泪31話(2nd.18話)[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]
8回目となる「銭形泪・2nd.18話」(通算では31話)の「君の瞳はゲッツーコース! ~野球大会殺人事件」の「裏ネタ編」ですが、この物語については今回で打ち止めです。で、今回は「照明灯」について、トリックに使われた「糸」についてと、「鑑識メモ」で柴田さんが繰り出そうとしていた「魔球」についてと「大リーグボール」について記します。
尚、約3年1ヶ月前になるBS-i(当時)のこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「照明灯」:簡単に言うと、屋外用の電灯である。道路を照らす道路照明灯(この中には家庭で使われる蛍光灯を使ったものもある。)や飛行場、野球場、陸上競技場、サッカー場などの広い範囲を照らすものなどがある。乱暴な言い方をすると電灯ということになる。
ただ、家庭用の照明器具である電灯と異なるのは、照明柱と呼ばれる鉄塔に電灯が取り付けられているという所である。屋外に設置されるため、それを支える支柱が必要ということである。(但し、野球場や競技場によっては、観客席となるスタンドや屋根の一部に設置されることで、支柱が内場合もあり得る。)
また、道路照明灯以外は大量の電灯を使っているのが特徴であり、1本の支柱に整然と数多くの電灯を配置しているのも特徴である。→この場合、支柱を含めて「照明塔」と呼ばれる。照らす範囲に応じて、複数の照明塔が使われる。競技場の場合はグランド全体を複数の照明塔で照らすのが基本である。
使用される電灯は長寿命の高輝度放電灯が使用されるのが一般的であり、メタルハライドランプが使われることが多い。(水銀灯の仲間である。また、液晶プロジェクターの光源として使用されることも多いものである。但し、大きさが全然違いますが...)
競技中に、選手の目に入りにくいような位置に光源を設置するように設計されているものの、野球では、打球の飛んだ方向によっては選手の目に入ることもあり得る。(これが殆ど起こらないように設計するとはいうものの、完全に無くすことは不可能である。)
「糸」:天然繊維、または化学繊維を引き揃えて、撚りをかけたもののことである。元々は天然繊維で作られている。が、天然繊維では繊維の長さが短いということで、これをまとめてねじり、撚りをかけることで長い繊維を得た。尚、撚りをかけることで強度も上がる。また、たわむことが出来るるという特徴があり、均一な太さで強い伸度を持つことになる。
天然繊維としては、麻、綿、羊毛(ウール)などがその代表的なものであり、植物や動物から繊維を得ていた。また、蚕の繭も天然繊維の代表的なものとして知られているが、繭から作られる絹は動植物の繊維よりも長いという特徴がある。
一方、化学繊維の代表的なものとしてはポリエステルが知られているが、これは(絹以外の)天然繊維と異なり、ある程度の長さを持った繊維である。が、これも複数をまとめて撚りをかけることで強度が増し、更に長い繊維が得られる。(天然繊維では絹が長繊維であるが、やはり撚りをかけることで強度が増す。)
糸は織物を作る場合の原料として使用されるのが殆どであり、一部は縫糸として使用される。織物を作る場合は、大面積の布が良いとされていることから、糸も長いものが必要となる。一方、縫糸の場合は、縫うものの大きさに適した長さでよく、長すぎると作業性が悪くなる。が、織物に使われる糸の方がはるかに多いことから、縫糸として使われる糸は、織物の原料となる糸の一部を切って使用するのが一般的である。
また、長い糸は絡みやすいという欠点があるため、糸を作る時は糸巻きなどに巻き付けて製造される。これによって管理がしやすくなる。尚、より長い糸が必要な場合は、糸巻きに巻かれた糸をつなぎ合わせればよく、それぞれの端部の繊維を一旦ばらし、それらをまとめて撚りをかけることで繋ぐことが出来る。(単純に結んで繋いでも良いが、この場合は玉が出来てしまうことになる。→ものによってはこれでも十分な場合があるので、使用目的に応じて繋げばよい。)
糸には何種類かがある。撚り合わせて作られた1本の糸を「単糸」と言い、その単糸を吹く数本撚りあわせたものを「双糸」または「撚糸」と言う。それぞれに特徴があって、それぞれの用途がある。(裁縫で使う糸は単糸である。)また、基本は単糸であるが、それを撚ることで太くしていき、双糸同士を更に撚りあわせて、より太い糸を作ることもある。このようにしてある程度の太さを持つようになると、「糸」とは呼ばずに「紐」と呼ぶ。更に紐を撚りあわせて太くなったものを「繩」または「ロープ」と呼ぶ。繩やロープは膨大な数の単糸を複数回撚りあわせて作られたものである。(ロープになると、金属繊維を使って作られたものもあるが、この場合でも、金属繊維の糸(=単糸)を撚りあわせたものということになる。)
織物や裁縫以外で使われる糸としては、釣り糸(昔はテグスなどの天然繊維で作られた糸があったが、現在では殆どが化学繊維で作られた糸である)や弦楽器の弦(金属繊維、または化学繊維による糸が多い。)に使われる糸、ピアノの弦(ピアノ線=金属繊維で作られた糸)に使われる糸などがある。→楽器に使われるものは「弦」とも呼ばれるが、「糸」のように細くて長いものであることから「糸」とも呼ばれる。(日本古来の弦楽器である三味線では「弦」とは呼ばずに「糸」と呼ぶ。)
英語では「Thread」または「String」、ドイツ語では「Faden」、フランス語では「Fil」、イタリア語では「Filo」、スペイン語では「Hilo」と言う。
「魔球」:1960年代から70年代の野球漫画に多数登場した架空の変化球のことを指して言う。常識では考えられない動きをするものであって、現実世界ではあり得ないものばかりである。また、中には反則球というものも含まれているため、漫画の世界のものである。
1958年の貝塚ひろしの「くりくり投手」で初めて登場し、60年代には多数の野球漫画に登場する。特に「巨人の星」の「大リーグボール」がその代表とされる。が、70年代になると、ネタの枯渇化や読者に飽きられてきたことから、殆ど見かけなくなっていった。
代表的な魔球としては、消える魔球、分身魔球、左右にZ字型に曲がる魔球などがあるが、いずれもが現実世界の物理学を無視した荒唐無稽なものである。
尚、野球の創生期には、カーブですら魔球と言われた時代がある。その他の変化球も、登場したばかりの時はやはり「魔球」と言われている。が、直ぐに誰でもが投げるようになり、バッターの方も研究して、その変化球の打ち方を開発していったことから、「魔球」が普通のボールになっていった。(ちなみに、カーブは誰もが最初に投げる変化球である。)
「大リーグボール」:漫画「巨人の星」の主人公・星飛雄馬が開発した架空の変化球のことである。(漫画ならではのアイデアに満ちたものである。)漫画の世界では「魔球」の代表的な存在として知られているものである。いずれのボールも、肉体的な負担が大きく、これらの魔球を投げられたことと引き替えに、星飛雄馬の選手寿命は短く、最初の3つで3年、4つめも登場してから1年も持たない間に飛雄馬の肉体が壊れてしまった。
「巨人の星」で3種類、「新巨人の星」で1種類の合計4種類がある。(「大リーグボール1号」~「3号」と「大リーグボール右1号」)いずれもが架空のものであるのは言うまでもない。
「大リーグボール1号」は、バットを狙って投げ、バットに当てて凡打にするという魔球である。バッターの動きを予測して、バットにボールを命中させることで凡打に打ち取る。この時、ランナーがいれば併殺を狙うことになる。このボールは投げるのに集中力が必要であり、疲労度が高いというものである。また、精神的に動揺していたら集中することが出来ないので、投げることが出来ない。尚、このボールはバットに命中することになるが、半分はビンボールのようなものである。阪神の花形がこれを打っている。
「大リーグボール2号」は「消える魔球」と呼ばれるものである。(作中の解説では)投球時に右足で蹴られたマウンドの土が跳ね上がって、ボールを離した直後にその土がボールの縫い目に巻き込まれる。ボールは本塁近くで地面すれすれに下降し、そこから上昇するが、この時に本塁付近の土を巻き上げ、同時にボールの縫い目に巻き込まれた土がボールを包み、マウンドの土と本塁付近の土の保護色で消える。(→かなり強引な理屈です。)そのため、風や雨に弱く、雨天の試合や強風の試合では使えないことになっている。→土煙を利用しなくても、一旦落ちたボールが上昇するというだけでも十分魔球になると思いますが...
「大リーグボール3号」はバットをよける遅いボールである。本塁付近でボールの推進力がほぼ0になり、バット・スイングの風圧によって浮き沈みという変化をするため、打たれないというものである。(→推進力が0になると、重力で落下すると思うのですがね...ということで、これもまた強引な理屈である。)一応、強振をしなければ浮き沈みしないので打たれるという弱点がある(ことになっている)。→バント攻撃をしたら言いように思いますが... 尚、3号は飛雄馬の左腕の筋肉を壊すことになるが、打たれることはなかった。
「大リーグボール右1号」は「新巨人の星」で右ピッチャーとして復帰してからのものである。「蜃気楼の魔球」と呼ばれるものであって、野手には普通のボールに見えるが、打者、捕手、主審から見ると目の錯覚によってボールが3つに見えるというものである。2号の逆の変化をすることで生まれるらしい。
いずれも漫画の世界だからこそ生まれたものである。柴田さんが考えたという「スーパー鑑識ボール・スペシャル・ルミノール第1号」から108号の中には、これらを超えたとんでもない動きをするものもあるのでしょうね...(例えば、ブーメランのように一旦ピッチャーの方に戻るボールとか、一旦空中で静止するボールとか...)
↓これも「照明灯」の仲間です。
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↓参考まで
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