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ケータイ刑事銭形舞7話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形舞[裏ネタ編]」の第7話「忙し過ぎる死体 ~チーフ脚本家殺人事件」の「裏ネタ編」の増補の2回目(通算では3回目)は、劇中にこの言葉が出てきて、本人から役者にバトンタッチされることになった「学芸会」について、「放送倫理」についてと、これに書いた脚本を保存していたということから「フロッピーディスク」について、そしてちゃんが事件を解く鍵となった「古語」について記します。(この物語については今回で締めます。)

尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

学芸会」:学校行事の一つであって、主に初等教育で行われる演劇や音楽などの発表会のことである。特に「劇」を行うことが多い。そのため英語では「The School Plays」と呼ばれている。(「Literary Arts Exhibition」と呼ぶこともある。)

尚、学校によっては「学習発表会」と呼ぶこともある。また、小学校では「学芸会」と呼ぶのが一般的であるが、幼稚園や保育所では「生活発表会」または単に「発表会」と呼ぶことの方が多く、中学校や高等学校では「文化祭」と呼ぶことの方が多い。そのため「学芸会」と言うと小学校というイメージが定着している。

これは学習指導要領に於いては「学芸的行事」の一つとされていて、小学校、中学校では正規の履修科目となっているので、履修しなければならず、参加は義務である。(大学祭は課外活動であって参加しなくても問題はない。)

1年に1回行われるが、その時期は主に秋(9月から11月)に行われることが多い。そのため、秋の歳時記というイメージがあるが、これは法律で定められているものではない。そのため、春に行う学校もある。(「秋」の季語にはなっていない。)また、学校によっては、学校全体で同時に行うのではなく、学年事、または学級単位で別々に行う所もある。

小学生が行うものであるため、劇に於いては演技力が求められるものではなく、参加して学ぶことが優先される。そのため、あくまでも素人が行うものであり、演劇の世界で行われる(有料の)上演とは全く異なるものである。よって、演技力については全く問われることがなく、このことからプロの世界の演劇でも演技の技量が低いものの例えとして使われる言葉となっている。

放送倫理」:「倫理」とは、道徳の規範となる原理であり、善悪の基準、人として守るべき道のことである。

テレビやラジオ放送は不特定多数の人を相手に行われるものであり、社会に対する大きな影響力を持っている。そのため、どんな内容でも問題としないで放送すると、様々な問題が生じることになる。また、放送は、福祉の増進、文化の向上、教育・教養の進展、産業・経済の繁栄に役立ち、平和な社会の実現に寄与するという使命がある。そのため、民主主義の精神に乗っ取り、放送の公共性を重んじ、法と秩序を守り、基本的人権を尊重し、国民の知る権利に応えて、言論・表現の自由を守るために、放送業界が自主的に定めたルールのことである。早い話、放送業界に於ける番組内容のガイドラインであり、ルールである。

特に、性的描写など、差別用語などは厳しくチェックしてされている。また、報道番組では真実性ということが重要であり、やらせ、でっちあげが問題となったのは記憶に新しい所である。

人権を守るということでは、1972年に放送された「超人バロム1」という特撮ヒーロー番組に於いて、劇中に登場する魔人ドルゲが、当時日本に在住していたドイツ人が、子どもがこの番組に登場するドルゲが元になっていじめられる、として番組に抗議をした。で、これ行こう、テレビ番組に於いて「この番組はフィクションである」という旨のテロップが挿入されるようになったとされている。

また、1997年にはアニメ「ポケットモンスター」の放送中、視聴者の一部が体調不良を訴え、各地で病院に搬送されるということが起こり、135人の児童が入院するということが起こった。後に、番組内での激しい光の点滅を断続的に見たことによる光過敏性発作が起こったということがわかり、番組製作の段階で、光の点滅に対する規制を強化したり、番組内で「テレビを見るときは離れて、明るい部屋で見る」という旨のテロップが挿入されるようになった。

テロップに関しては、新たに製作される番組では挿入が義務化されるようになったが、それ以前に製作された番組の再放送を行う際にも、字幕テロップを追加挿入されている。

フロッピーディスク」:磁気ディスクの一つで、記憶装置の1つである。磁性体を塗布した円盤を紙またはプラスチック製の保護ケースに入れたものであり、これの読み書きを行う装置に入れて、データを記録したり読み出したりするものである。英語では「Floppy Disk」と言う。(磁気ディスクであるため「Disk」が正しい。CDなどの光ディスクは「Disc」が正しい。→よって「Floppy Disc」や「Compact Disk」というものは(商品としては)存在しない。)

1970年にIBMが開発した8インチ(容量は128バイト)のものが最初に登場し、初期のパソコンでは広く使われた。その後、小型化と大容量化が進んでいくことになり、1976年には80kBの容量を持った5.25インチのものが開発された。また、5.25インチのものは、ディスク・サイズは同じであるが、高密度記録化が進み、1.2MBの記憶容量を持つものまで開発され、'80年代前半のパソコンでは主流になった。

更に小形の3.5インチが1980年に登場するが、これはSONY独自のものであり、これを元にして規格統一が行われ、改良された3.5インチ(容量は1.44MB)のものが1984年に登場し、5.25インチから主役の座を奪うことになった。そして'80年代後半には、ワープロ機を中心に広く普及することになり、パソコンの方でも'90年代は主流を占めるものとなった。

これら以外にも、更に小形の3インチのもの、大容量化を行ったZIP、スーパーディスクなどが登場したが、これらはいずれも広くふきゅうすること無く消えていき、FDの主流は3.5インチであった。しかし、更に大容量の光ディスクの登場や、扱うデータ量の増大によって、2000年頃からは次第に衰退していくようになり、現在では絶滅間近になっている。→今や、大きさでは小指の爪ほどの大きさのmicroSDカードが、3.5インチFDの10000倍以上の容量のものが登場し、USBメモリーでは更に大容量のものまで登場している。FDはあくまでも接触式であり、構造上、回転系が必要であるが、メモリーカードは回転部が無く小形であるという特徴もある。(規格上では、FDの100万倍以上の容量となる2TBまで発表されている。)よって、FDが消えるのも時間の問題ですね。

古語」:「古言(こげん)」と言う場合もある。昔の言葉、古い時代の言葉であって、現在は使われていない言葉のことである。英語では「Archaism」と言う。または古人が言った言葉のことを指す場合もある。(「古人曰く」というものがこれに該当する。)

使われなくなった理由は、言葉は時代と共に変化していくものであり、変化したことで廃れてしまった場合と、方言を含む複数の言葉を統一することで使われなくなったもの、更にはその言語話者が滅亡したなどで誰もいなくなって消滅したものなどがある。

日本語でも、奈良時代に使われていた「上代日本語」、平安時代に確立した「中古日本語」などがこれに該当する。特に「中古日本語」は「ひらがな」(「ゐ」「ゑ」も含まれる)と「カタカナ」(「ヰ」「ヱ」も含まれる)が使われることになり、現代日本語の基礎となったものである。現代日本語の単語の中でも、この時代から変化したものもあるが、そのままというものもある。

ちなみに現在では「ゐ」と「ゑ」は「い」「え」に全て置き換えて表記されるが、「ヱビスビール」は固有名詞であるため、このような場合のみ、現在でも使われている文字である。

 

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD

↓いくつか

必ず成功する!学芸会の指導マニュアル

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  • 作者: 大前 暁政
  • 出版社/メーカー: 学陽書房
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 単行本

現代語から古語を引く辞典

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  • 作者: 金田一 春彦
  • 出版社/メーカー: 三省堂
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 単行本

岩波古語辞典

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1990/02
  • メディア: 単行本

三省堂 全訳読解古語辞典

三省堂 全訳読解古語辞典

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三省堂
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 単行本

旺文社 全訳古語辞典

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 旺文社
  • 発売日: 2003/10
  • メディア: 単行本

 

↓一応まだ販売はしていますが...

SONY 10MF2HDQDVB フロッピーディスク(DOS/V用) 10枚プラ

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  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス

TDK 3.5インチ フロッピーディスク DOS/Vフォーマット2枚パック [MF2HD-BMX2PS]

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  • 出版社/メーカー: TDK
  • メディア: エレクトロニクス

三菱化学 2HDV10EC 2HD DOS/Vフォーマット 10枚

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  • 出版社/メーカー: 三菱化学
  • メディア: エレクトロニクス


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今週の「名曲探偵アマデウス」 [ドラマ]

今週金曜日の「名曲探偵アマデウス」は、地上波が大相撲のためにお休みなので、BS-2のみということになりました。BS-2での放送が6週間も休みだったこともあって、こういう形というのは久しぶりとなりました。

BS-2の放送は、日曜日のBS-hiの放送から5日遅れで、最新のものということになるので、今回放送されたのはファイルNo.043のホルストの「組曲『惑星』」でした。

「10文字」というのがポイントで、カノンさんは中盤ではどうしても「11文字」になってしまったのが、ラストのオチの所ではどうしても「10文字」になってしまうというのは面白い所でした。回文も面白いものですが、決まった文字数というのも面白い所です。(文字数でというのは、英語ではまず不可能なもの(音節数ならば容易ですが...)であって、日本語ならではのものである。)こういう言葉遊びというのは「ケータイ刑事」でもお馴染みであるだけに、カノンさんがやっているというのは楽しみです。

また、依頼人が高校生ということで、カノンさんから見たら年下ということにもなることもあって、かなりいじっていて、いつもと違うカノンさんの姿が得られるというのも楽しい所でした。

今後の放送予定は、20日のBS-hiの放送が再放送(ファイルNo.011・ベルリオーズ「幻想交響曲」)ということなので、来週は「再放送ウィーク」となります。また、BS-2の放送はお休みです。(地上波は、大相撲があるのでお休みとなるので、来週25日の金曜日は「名曲探偵アマデウス」の放送は完全にありません。)BS-hiの方は、19日(土)のお昼の再放送はファイルNo.043のホルストの「組曲『惑星』」、20日(日)はファイルNo.011のベルリオーズ「幻想交響曲」、22日(火)はファイルNo.039のスメタナ「交響詩「わが祖国」より『モルダウ』」となります。そして、27日は新作の登場で、ファイルNo.044・ベートーベン「ピアノソナタ第8番 悲愴」、10/4はファイルNo.045のヴィヴァルディ「バイオリン協奏曲集<四季> 秋・冬編」、10/11は新作の放送はなく、10/18はファイルNo.046・ショパン「練習曲集」と続きます。

で、ファイルNo.044はゲストが柴田太郎さん、もとい、金剛地武志さんということで、銭形泪柴田太郎というあの迷コンビの姿が見られるということで、楽しみがあります。(一応、柴田太郎ではなく、ハートフル泉というラジオDJということになっていますが...)「銭形泪」でのネタが(直接的ではなくて)さりげない形で隠されているような気がするのですが、果たして...?(こうなると、クイーン宝積さんや松山さんなども依頼人として登場してほしい、という気になりますね...)

 

ホルスト:組曲「惑星」

ホルスト:組曲「惑星」

  • アーティスト: ホルスト,カラヤン(ヘルベルト・フォン),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/09/05
  • メディア: CD

ホルスト:惑星

ホルスト:惑星

  • アーティスト: メータ(ズービン),ホルスト,ウィリアムズ,ワーグナー(ロジェ),ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2001/04/25
  • メディア: CD
ホルスト:惑星

ホルスト:惑星

  • アーティスト: 小澤征爾,ホルスト,ボストン交響楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2005/06/22
  • メディア: CD
ホルスト:惑星

ホルスト:惑星

  • アーティスト: レヴァイン(ジェイムズ),ホルスト,ヒリス(マーガレット),シカゴ交響楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2006/11/08
  • メディア: CD
ホルスト:惑星

ホルスト:惑星

  • アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン),ホルスト,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2002/03/27
  • メディア: CD
↓「銭形泪」を拾っておきます。
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
一応、↓でも「柴田太郎」が登場します。
キミ犯人じゃないよね? DVD-BOX

キミ犯人じゃないよね? DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • メディア: DVD

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PETER PAUL & MARY『IN CONCERT』 [音楽(洋楽)]

PPM(PETER PAUL & MARY)の「M」となるMARY TRAVERS(マリー・トラヴァース)が白血病のため亡くなった(享年72歳)というニュースが飛び込んできたこともあるので、追悼の意味を込めて、PPMのアルバムを取り上げることにします。彼女が白血病というのは4年前に予定されたツアーが中止された時に発表されていたので知っていたので、亡くなったというニュースを知っても、それほど驚かない(6月末のマイケルの訃報はには驚きましたけど...)とはいうものの、訃報を耳にするとやっぱり寂しいものです。(ご冥福をお祈りいたします。)

で、取り上げるのは1964年にリリースされたライヴ・アルバムである。'60'sのフォーク・ムーブメントにおいてはPPMはその中心にいたグループであり、MARYの透き通るようなボーカルがPETERとPAULのボーカルと見事に溶けあい、美しいハーモニーを聴かせてくれていたグループである。スタジオ収録アルバムでも、美しいハーモニーを聴くことが出来るが、ライヴ盤となるとそのハーモニーが広い空間に漂うことになり、安らぎの空間を与えてくれることになる。また、観客席の声援がスパイスとなって、癒しの空間も味わい深いものになる。ということで、スタジオ収録アルバムも魅力的な彼らであるが、ライヴ盤にはまた違った魅力があるのが彼らである。(実際、ライヴ盤の方が評価が高いぐらいである。)本ベスト盤は、そんな彼らの代表的な曲が一通り揃っているということで、実に嬉しいアルバムであり、(他のアーティストたちも含めて)数多いライヴ盤の中でも最高峰に位置するという高い評価のあるアルバムである。

尚、本アルバムは、当時は2枚組のLPでリリースされたが、2枚組にも関わらず、Billboardのアルバム・チャートで最高位4位を記録する大ヒットとなり、1964年の年間アルバム・チャートでも63位にランクインしている。

DISC 1の収録曲は以下の全10曲である。『The Times They Are A-Changin'』『A'soalin'』『500 Miles』『Blue』『Three Ravens』『One Kind Favor』『Blowin' In The Wind』『Riding In My Car (Car Song)』『Puff (The Magic Dragon)』『Jesus Met The Woman』。

続いてDISC 2の収録曲は以下の全8曲である。『Le Déserteur』『Oh My Soul』『Paultalk』『Single Girl』『There Is A Ship』『It's Raining』『If I Had My Way』『If I Had A Hammer』。

1964年のライヴであるため、この時点でリリースされていたスタジオ収録アルバムは3枚だけであるものの、主だったヒット曲が入っているというのは凄いことである。('60's後半にもいくつかのヒット曲があるが、勢いがあったのは'60's前半で、3rd.アルバムまでである。)ただ、彼らの最大のヒット曲であり、唯一の全米No.1ソングとなった『Leaving On A Jet Plane』は1969年の曲なので、入っていないのは当然である。とは言っても、主だった曲はほぼ揃っていると言うことが出来ます。(やはり、『Blowin' In The Wind』と『Puff 』が収録されていると、そういう気になってしまいます。)ただ、日本では『Where Have All The Flowers Gone?』が反戦ソングとして余りにも有名であるため、これが無いのはどうして?と疑問に思うであろう、この曲は日本で余りにも有名であるが、アメリカではシングル・カットされた訳でもないアルバム中の1曲でしかない。日本での反響が余りにも大きかったこともあって、ベスト盤ではほぼ収録されるようになっていますが...

マリーは亡くなってしまい、新たに歌声を聞くことは出来なくなってしまったが、彼女のボーカル(PPMとしてですが...)は残っているのは嬉しい所である。特にライヴに定評がある彼らのライヴ版というのは、改めて聴くにはもってこいのアルバムである。特に彼らを知らない方にも、入門者向けのアルバムということも出来るし、よく知っているというファンの肩にもたっぷりと堪能出来るアルバムとなっているので、このアルバムを聴いて、マリーのボーカルに浸りましょう。

 

In Concert

In Concert

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1989/05/09
  • メディア: CD

In Concert

In Concert

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 1990/10/17
  • メディア: カセット
 

イン・コンサート

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1990/03/25
  • メディア: CD

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その121) [ケータイ刑事]

今回はシチュエーションとして「空からの飛び降り」ということをテーマにして記します。尚、「飛び降り」と言っても「自殺」ではなく、「乗物」からの飛び降りです。普通であれば「スカイダイビング」ということになるのだが、両作とも「スカイダイビング」と言うことは出来ない要素があるだけに、あえて「飛び降り」という言葉にしました。で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・3rd.7話」、「007」からは「ムーンレイカー」と「慰めの報酬」です。

ケータイ刑事」:「・3rd.7話」。「BS初!ついにやるのかフィギュア劇!? ~銭形海、世界を駆ける!」と言う物語で、いつもとは違ってフィギュア劇となった物語である。フィギュア劇ということで、単に人形劇ということで描いた物語ではなく、悪の天才・ドクター・アンドリウが開発した衛星兵器によってフィギュアにされてしまった、という設定で進んで行く物語であり、唐突にフィギュア劇となったものではない。(考えようによっては、もの凄くスケールの大きい物語である。「007」でも「007は二度死ぬ」「ダイヤモンドは永遠に」「ゴールデンアイ」に引けを取らない衛星兵器が登場するのですから...)

この物語での飛び降りは、目的地の上空に到達した乗物が降下できないということで、地上に降りる方法として飛び降りることしかない、ということだったので意図的な飛び降りである。

フィギュア化されてしまったちゃんたちは事件現場の下北沢に向かうのに、柴田さんが作ったバケツに風船を付けた気球に乗った。が、この気球は自力で着陸することが出来ないということで、下りるには飛び降りるしかない、ということで、ちゃんたちは下北沢の上空から飛び降りた。(一応、「気球から飛び降りた」ということになる。)但し、パラシュートを身につけてではなく、傘を手にして飛び降りた。ちゃんはメリーポピンズのように軽やかに降下してきて着地したが、柴田さんは地面に頭から突っ込み、松山さんは電柱に引っかかった。(一応、3人とも無事に着地した。)

007」:「ムーンレイカー」。1979年のシリーズ第11作。3代目ボンドの4作目であるが、殺し屋ジョーズが前作に続いて登場した物語でもある。同一キャラで同じ俳優が演じた敵キャラとしては初めてのことである。(ブロフェルドも複数回登場しているが、異なる俳優が演じている。)

この物語での飛び降りは、飛行機からである。が、これは意図して飛び降りたものではなく、ボンドが敵に突き落とされた、というものである。(突き落とされた時にはパラシュートも付けていなかった。)

アフリカでの任務を終えて戻る飛行機の中、突然ボンドは銃を突きつけられた。また、パイロットはパラシュートを身につけていて、自動操縦装置を撃って壊した。そして飛行機のドアを開けて、ボンドをそこから外に突き落とそうとした。何とかこれを躱したボンドは、パイロットを突き落とした。で、安心したのもつかの間で、背中を強く押されたボンドは飛行機から突き落とされた。

パラシュートを付けていないボンドの目標は、パラシュートを身につけて降下しているパイロットだった。空中で姿勢を整えて、そのパイロットに迫り、空中体当たりをして絡み、1つのパラシュートを巡っての奪い合いとなる。で、パイロットの背後からパラシュートを奪ったボンドは身につけ、パイロットはなすすべもなく落下していくことになった。

で、安心したボンドはスカイダイビング気分で降下していく、が、今度はジョーズが追ってきて、上空から迫ってきた。ジョーズもボンドが突き落とされた飛行機に乗っていた。(ボンドを突き落としたのはジョーズの手だった。)で、ボンドとジョーズの空中での自由落下をしながらのバトルとなる。ジョーズはボンドに噛みつき、攻撃をするが、この時ボンドは、とっさにパラシュートを開いた。これによってジョーズを振り払うことが出来た。そのまま自由落下を続けるジョーズも、この後直ぐに身につけていたパラシュートを開こうとしたが、力が強すぎたのか、思いっきり引っ張った紐が切れてしまって、パラシュートは開かなかった。で、鳥のように手足をバタバタさせて焦るジョーズは、地上にサーカスのテント小屋があるのを見つけると、そこに向かって落ちていく。で、テント小屋はジョーズによって潰されたが、ジョーズは無事だった。で、何語もなかったように、潰れたテントから抜け出たジョーズだった。

007」:「慰めの報酬」。2008年(日本公開は2009年)のシリーズ第22作。6代目ボンドの2作目であって、前作から続く物語である。シリーズ第7作の「ダイヤモンドは永遠に」は前作「女王陛下の007」の後に続く物語ということで、前作で殺された妻・テレサの復讐のためにブロフェルドを追っていたボンドが冒頭に登場していて、物語としては前作を踏まえていて、時間軸上では続いているが、その間にある程度の時間の経過がある。が、「慰めの報酬」は「カジノ・ロワイヤル」の後の1時間後から始まるということで、完全に連続した内容となっている。

この物語での飛び降りは意図した飛び降りである。但し、乗っていた飛行機が敵の攻撃を受けたことで、墜落が決定的となったため、緊急脱出として飛び降りた、というものである。

ボリビアで、カミーユと共に旧型のDC-3で目的地に向かうボンドだったが、謎の組織と手を組む将軍の命を受けた空軍機がボンドの乗った飛行機を攻撃してきた。DC-3には武器は一切搭載されていないので、敵の攻撃を回避するとか手はなく、砂漠の岩場を利用して何とか逃れるボンド。が、敵の機銃掃射によってボロボロになる。岩場を利用して敵を激突させてやっつける事に成功するも、飛行機はボロボロになっていて、エンジンからは黒煙が上がっていた。で、カミーユにパラシュートを先に付けさせていたボンドは、何とかして飛行機を操縦して水平飛行の状態にさせると、カミーユと共に飛び降りた。操縦者を失ったまもなく墜落し、爆発した。

しかし、カミーユはパラシュートを付けているものの、ボンドは付けていない。で、空中で抱き合うようになった2人は、パラシュートを開いて無事に着地、墜落した飛行機から助かったものの、そこは岩場の砂漠のど真ん中だった...(この後、夜となり、2人は色々と話をして互いを理解し合うことになる。で、砂漠を歩き、人のいるムラに辿り着き、それから都市に戻って行くことになる。)

共通点は、「慰めの報酬」と「ケータイ刑事」ということでは、主人公(ボンドと銭形)は自分の意思で飛び降りていることである。(墜落する飛行機からの脱出/目的地上空に達した、というためである。)が、パラシュートを身につけずに飛び降りているという所も同じである。(パラシュートを身につけずに、というのは突き落とされた「ムーンレイカー」でも同じであり、この点が今回取り上げた物語の全てに共通する所である。)

尚、「ムーンレイカー」ではボンドがどのように着地したのかまでは描かれていないが、パラシュートを開、敵もいなくなった状況であることから、悠々としながら着地したものと思われる。(少なくとも、この後に新たな任務に就いているので、無事に着地したのは言うまでもない。)ということなので、主人公は無事に着地にも成功しているのも共通点ということになる。

異なっているのは、「007」ではスカイダイビングの基本であるパラシュートを使っているが、「ケータイ刑事」では常識では考えられない「傘」を使って降下しているという所である。(例え1/6サイズになっているとは言っても、傘では無事に着地出来ないと思いますけど...→フィギュアになったことで、墜落に対しても生身の体よりも耐えられることになったのかも知れませんが...)

次回からは、「007」に対しては「慰めの報酬」に限らないことにして、「ある物」をテーマにして記していくことにします。尚、「銭形命」については、もうしばらくの間封印することにしておきます。何が登場するかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

ムーンレイカー [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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ムーンレイカー (アルティメット・エディション) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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007 / 慰めの報酬  [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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007 / 慰めの報酬 (2枚組特別編) 〔初回生産限定〕 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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↓一応、こういうものを...
いまから始める趣味のスカイスポーツ

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: イカロス出版
  • 発売日: 2008/08/11
  • メディア: 単行本

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