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「MAXIMUM RISK」 [映画(洋画)]

表題の作品は1996年の映画「マキシマム・リスク」である。香港のリンゴ・セムをハリウッドに招いたJ.C.ヴァン・ダム主演のアクション作品である。が、リンゴ・ラム監督作品としたら何かと内容のない作品であり、製作費を投入してもダメなものはダメという見本のような作品になってしまった。→お金を掛けすぎたB級アクション作品といったところですね。

作品データを記しておくと、時間は100分、監督はリンゴ・ラム、脚本はラリー・ファーガソン、撮影はアレクサンダー・グラジンスキー、音楽はロバート・フォークである。そして出演は、ジャン・クロード・ヴァン・ダム、ナターシャ・ヘンストリッジ、ジャン・ユーグ・アングラード、ザック・グルニエ、ポール・ベン・ヴィクター、フランク・センジャー、ステファノス・ミルトサカキス、ステファーヌ・オードラン、たちである。

南仏のある港町でミカエルという男が謎の死を遂げた。刑事のアランは、ミカエルが自分と瓜二つということで驚くが、ミカエルは幼い頃に養子に出された敵別れをした双子の弟だと知らされる。ミカエルはロシアのマフィアを裏切って、ニューヨークから兄のアランに会いに来たということが分かり、アランは詳しく調べ始めることにして、ニューヨークに渡った。そしてミカエルの恋人・アレックスと出会うアラン。が、アレックスはミカエルと思ってしまう。また、ロシアのマフィアはFBIを巡る陰謀に関係していて、マフィアもアランをミカエルと思い、アランはその陰謀に巻き込まれていくことになり...

余りにもありふれた内容のアクション作品であり、ストーリーの方は今一つである。まあ、それなりのアクション・シーンを見せているので、そんなものかということで納得してしまう。が、リンゴ・ラム監督作品ということから期待すると、完全に肩すかしを食らうことになる。(まあ、ハリウッドの水が会わなかったということですね。香港に戻ると傑作を発表していますから...)監督の名前を忘れて、J.C.ヴァン・ダム主演作品としてB級アクション映画として楽しむのがよろしいかと...

尚、後にリンゴ・ラム監督は、本作撮影時、製作費が余りにも多額であること、更に余りの制約の多さにうんざりしたという旨の発言をしているが、そういうことは諸に画面に出てしまっている。やはり、愛称というものがあるということを教えてくれる作品でもある。

 

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ケータイ刑事銭形舞12話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形舞[裏ネタ編]」の第12話「金利・手数料は当方が負担します! ~通販番組殺人事件」の「裏ネタ編」の増補は今回で打ち止めです。今回はこの物語の中で出てきた食べ物に関係するものということから、「羊羹」について、「鰹節」について、そして再現実験の時に使われた「わさび」についてと「辛子」について記します。

また、この物語について過去に記した記事(改訂版の方です)は「ここをクリック」してご覧下さい。

羊羹」:和菓子の一つであって、棹ものと呼ばれるものである。基本的には、小豆を使った餡を寒天で固めた菓子である。主に、小麦粉をまぜて蒸し固めた「蒸し羊羹」、煮溶かした寒天を用いて固めた「水羊羹」、練り固めた「練り羊羹」がある。棹ものであるため、数える時は「1棹」「2棹」…、と数える。(「本」や「個」ではありません。)尚、英語では「Sweet Bean Jelly」という。

元々は中国の料理であって、羊の羹であった。日本に入ってきたのは鎌倉時代から室町時代であり、禅僧が日本に持ち込んだものである。しかし、禅宗では肉食が戒律で禁じられていたこともあって、ヒツジの肉を小豆に変えたものが原形となる。また、甘みを付けるために甘葛が使われていた。尚、この時の羊羹は小麦粉を混ぜて作った蒸し羊羹であった。(更に、小豆を他の穀物に変えたものが「ういろう」となり、芋を用いたものが「芋羊羹」として誕生している。)

また、当時は貴重品であった砂糖を使ったものもあったが、これは高級品であった。やがて、江戸時代になって、砂糖(黒砂糖)が普及するようになると、砂糖を用いたものが一般的になって、甘葛は使われなくなった。

また、安土桃山時代には、寒天に小豆で作った餡を混ぜて、それを練り固めた「練り羊羹」が誕生している。更に、幕末になると、寒天を減らして水分を多くした「水羊羹」が生まれ、現在に至る3種類の羊羹が揃ったことになる。

基本は小豆を使ったものであるが、日本各地ではその土地の名産品を餡に混ぜた羊羹も生まれている。(例えば、栗羊羹、柿羊羹、ユリ羊羹など。)また、20世紀になってからは、果物を混ぜた羊羹も生まれている。現代では、砂糖を減らして甘みを抑えた羊羹も作られている。

鰹節」:カツオ(鰹)から作った保存食品である。だし汁を取るのに使用されたり、削ったものを他の食品に掛けて一緒に食べるのに使われる。

何種類かの鰹節があるが、基本は鰹の肉を茹でて、それを乾燥させたものである。(製造工程の違いによって、異なるものになる。)茹でて乾燥させたものを「なまり節」、なまり節を燻製処理した「荒節」、荒節にカビを付けて水分を抜き、更に熟成させた「枯節」がある。また、大きい鰹の肉を3枚におろし、更に二つ割りにするが、背側を「雄節」、腹側を「雌節」と呼び、小さい鰹を腹と背に割らずに二つ割りにしたものを「亀節」と言う。これらはある程度の大きさの固まりであるが、それほ薄く削ったものを「削り節」と言う。

荒節を削ったものをだし汁を取るのに利用するのが一般的であるが、高級料亭などでは「枯節」を削ったものをだし汁を取るのに使用しているところもある。

また、削り節を佃煮にしたり、醤油であえたものは「おかか」と呼ばれていて、おにぎりの具として古くからあるものである。

鰹節の歴史は古く、鰹を食用としていたのは、日本では縄文時代の頃からである。(縄文時代の遺跡から出土している。但し、当時は鰹節としてではない。)鰹を干したものは5世紀頃に既に存在してとされるが、飛鳥時代には干し鰹が献納されていた記録があり、利用されていたことが分かっている。

その後、室町時代には削り節が存在していたことが分かっている。(但し、今で言うなまり節である。)

荒節以降の鰹節は、江戸時代になってから登場している。燻製方法が発明されて荒節が登場した。また、土佐藩では鰹節にカビが生えることに悩まされていたが、そのカビを利用して乾燥させる方法が考案されて、枯節が登場した。(どうしても生えてしまうカビを逆に利用することで、これが味がよいとされて、高級品を生み出すことになった。→何が幸いするのか分からないものですね。)

わさび」:漢字で表記すると「山葵」、アブラナ科の多年草である。原産地は日本で、ほぼ日本全土に分布している。食用となるものである。渓流のほとり等に自生もするが、食用と言うことで多くが栽培されている。

殺菌効果を持っていて薬草として使用されるだけでなく、強い刺激性のある香味を持っていて、和食の香辛料としても利用されている。現在では世界的にも香辛料「Wasabi」として知られている。

地下茎は肥厚した円柱の形をしていて、これが香辛料として食用となる。葉っぱはハート型をで、これも食用となる。花は白い色をしていて、4弁の小さなものが春になると咲く。

奈良時代には既に薬草としての利用があり、室町時代には薬味としての利用されていた。が、この時は自生しているものを利用するという形であり、貴重品であった。江戸時代になってから静岡で栽培されるようになり、普及するようになり、寿司や蕎麦の薬味として一般的なものになった。

尚、「わさび」「山葵」「土山葵「葉山葵」「山葵田」「山葵沢」などは全て春の季語である。

辛子」:「芥子」と表記されることもある。アブラナ科の一年草または二年草であるカラシナの種子から作られる香辛料である。英語では「Mastard」と言うが、和辛子と洋辛子あって、日本では洋辛子のことを「マスタード」、和辛子のことを「辛子」と呼んで区別するのが一般的である。

カラシナは中央アジア原産であり、日本には奈良時代末期から平安時代初期に中国を経由して入ってきたものである。食用としても利用されていて、ザーサイはその一例であるが、日本では漬け物に加工されることが多い。また、種子は辛子になる。尚、「芥子」と表記されることもあるが、「芥子」の元々の意味はカラシナの種子のことである。(「芥」は植物のカラシナを意味している。)尚、「カラシナ」「芥子菜」「芥菜」は全て春の季語である。

「辛子」と呼ばれる香辛料は、「和辛子」と「洋辛子」があるが、和辛子は種子の粒のままであって、すり潰して使用する。(水分を加えることで香と辛味が出る。)洋辛子は種子をすり潰した粉末に酢や水、小麦粉などを混ぜて練ったものである。また、カラシナの近縁の黒辛子、白辛子の種子を使うことが多い。また、マスタードとして販売されているものの中には、練り合わせるときに甘みを加えたり、加熱して辛味を抑えたものもある。

歴史は古く、洋辛子は中央アジアから広がり、古代エジプトやギリシャ、古代中国などの王国で既に利用されていた。エジプトでは種子を挽いて利用していて、ギリシャではすり潰して使用していた。これがローマに伝わり、蜂蜜や酢を使って練って利用していた。また、薬用として湿布薬としての利用もされていた。

但し、香辛料として広く普及するようになったのは18世紀になってからで、油を絞ってから粉末にする製法が発明されてからであり、それ以前は王侯貴族のもの、または薬用であった。

日本では奈良時代末期に入ってきたが、当初はカラシナの葉を薬味として利用していた。種子を利用するようになったのは室町時代になってからのことである。

 

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ケータイ刑事銭形泪35話(2nd.22話)[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

5回目となる「銭形泪・2nd.22話(通算では35話)」の「相棒を射殺せよ! ~催眠術殺人事件」の「裏ネタ編」ですが、今回は高村さんが転勤するということから、「栄転」について、行き先である「シベリア」について、冒頭で練習していた「ロシア語」について、ちゃんがおねだりしていた「ピロシキ」について記します。尚、「シベリア」については「・13話[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースに加筆しました。

尚、約3年1ヶ月前のBS-i(当時)での再放送時に記した本編について記した記事(「改訂版」となります。)の前半(=Aパート)は「ここをクリック」、後半(=Bパートと鑑識メモ)は「ここをクリック」してご覧下さい。

栄転」:職務や職場が従来よりも上の地位に移る人事異動のことである。(逆に、地位がしたになる人事異動は「左遷」という。→中国の故事に由来していて、中国では「右」と「左」では「右」を尊び「左」を卑しんでおり、「遷」には「罰として低い官に移す」という意味もあるため、降格となる場合を「左遷」と言った。尚、「右遷」という言葉は存在しない。これは、「遷」には罰する、降格するという意味があるので、「右」はより高い地位になるが、罰して高い地位になるということはあり得ないためである。)

英語では「Change for the Better」と言うが、転任すると言う意味の「Transfer」を用いて、より高い地位を示す言葉と併用して表す場合もある。(逆に、降格された地位を表す言葉と併用すると「左遷」という意味にもなってしまいます。)

高村さんの警視庁での階級は巡査であるため、普通に考えたら、海外に出向するとなると、「左遷」となることは考えにくいでしょうから、ここは「栄転」ということでよろしいかと...(「・1st.1話」では、日本に戻ってきて交番勤務の巡査になっていたが、この場合は完全に「左遷」と言うことが出来ますけど...)

シベリア」:英語では「Siberia」、ロシア語では「Сибирь」と表記する。(発音は「シビーリ」)また、漢字表記する際は「西比利亜」と記される。(カタカナ表記の場合、「シベリヤ」という表記もある。)

ユーラシア大陸の北西部のウラル山脈から東のベーリング海にまでわたる広大な地域のことを言う。(一応、ヨーロッパではなくてアジアに入る地域である。)世界最大の国土を持つロシア連邦に属する地域である。狭義のシベリアは、ロシア連邦を構成する7つの管区の中のシベリア連邦管区だけを指し、広義のシベリアはウラル連邦管区、シベリア連邦管区、極東連邦管区の3つを指して言う。(一般的には、広義のシベリアから、極東分水嶺よりも東の極東地域を除いた地域(=極東連邦管区の中でサハ共和国だけがシベリアに含まれる。この地域は「極東地方」とされている。)を「シベリア」と呼ぶ。)

広義のシベリアは、それだけで世界一広い面積を有していて、約1380万平方キロもある。(面積が世界第2位のカナダの国土全体よりも広く、その約1.4倍になる。また、この面積は、広大な国土のロシアの約80%にも及んでいる。)日本の国土の約36倍の面積を有し、人口は約4000万人である。(日本の約1/3である。)東西で約7000km、南北で約3500kmにも及んでいるが、大部分はタイガと呼ばれる亜寒帯の森林地帯である。

歴史は古く、旧石器時代から人類が住んでいた土地である。(とはいっても、人間が住んでいるのは広大なシベリアでも、現在でも人口の多い南部辺りが中心ですけど...)青銅器時代には牧畜や農耕が行われるようになり、後の時代に名を残す民族の祖先となった。特に、1556年に西シベリアのイルティシ川の中流域に成立したシビル・ハーン国の名前が「シベリア」の語源になっていて、有名である。(シビル・ハーン国は1598年に滅亡している。その後、ロシア人が東に侵攻していって、シベリア全土を植民地とした。)

「シベリア」と言うと、タイガと呼ばれる針葉樹を中心とした広大な森林地帯や、ツンドラと呼ばれる永久凍土層の土地というイメージがあるが、それは緯度の高い北部地域のことであり、中央シベリアや西シベリアの発展した地域は、普通の地域である。ただ、大陸性気候のため、冬は寒くて夏は暑いというのが特徴であり、特に「冬の極寒」というイメージが先行している。(1月と7月の平均気温の差は最も差がある所では70゜C近くにまで達する。(冬の平均気温は零下40゜Cよりも下がる所もあり、夏は30゜Cに近い所まで上昇する。))

数多くの先住民族が住んでいて、ロシア共和国の中に自治共和国を形成している民族もある。

シベリアの中心都市は地理的には南部にあるノヴォシビルスクであり、人口は140万人程度(ロシアでは第3の都市である。日本の都市では福岡市と同じぐらいの人口規模である。但し、面積は福岡市の1.5倍ほどになる。)ノヴォシビルスク州の州都でもあり、中央アジアの中心都市である。尚、ハバロフスクやウラジオストクは、広義ではシベリアの都市と言うことになるが、一般的には極東の都市として扱われ、シベリアの都市とは見なさない。(この2つの年は人口は共に60万人弱である。)

鉱物資源が豊富な所であって、石炭、石油、天然ガスなどのエネルギー資源や、各種鉄鉱石や各種非鉄金属なども豊かであり、場所は限られるがダイヤモンドの産出する地域もある。特に西シベリアのクズネツク炭田を中心とした鉱工業は代表的な産業となっている。(その中心となるのはノヴォクズネツクである。(1961年まで「クズネツク」という名前であり、この時の都市名が炭田の名前となっている。)

また、東シベリアの方では近年、開発が盛んに行われている。イルクーツクやチタでは化学工業、機械工業が盛んになっている。

とは言っても、経済規模は大きくなく、気候的にも厳しい冬があるため、広大な土地全体の開発までは行われていない。先住民族も、他の所であれば独立運動を繰り広げていているが、シベリアの先住民族はそこまでの経済力が無く、ロシア共和国内の自治共和国となっていて、独立運動は皆無に等しい。(黒海やカスピ海周辺では、独立運動が盛んですが...)

ところで、「シベリア」と言うと余りにも広すぎるが、高村さんはそのシベリアの何処に行ったのでしょうかね?(普通に考えると、ノヴォシビルスクであろうが、他の都市かもしれない。ただ、少なくとも北の方ではなく、地理的には中央アジアの何処かということでしょうね...)

ロシア語」:インド・ヨーロッパ語族のスラヴ語派東スラヴ語群に属する言語であり、ロシア連邦の公用語となっている言語である。(ベラルーシ、カザフスタン、キルギスでも公用語となっている。)また、国連の公用語の1つでもある。英語では「Russian」と言うが、ロシア人も「Russian」と言う。

スラヴ民族が使用していた言語であり、スラヴ民族大移動によって大ロシア語、小ロシア語、白ロシア語に別れたがモスクワを中心とする大ロシア語が現代ロシア語の標準語となっている。

母語話者数は約2億6000万人とされていて、話者数ではアラビア語とほぼ同じで、5番目(または6番目)に多い言語である。また、使用される文字はアルファベットではなくてキリル文字であり、33の文字がある。

ただ、使用されているのは旧ソビエト連邦だった所である。(一部の国では、独立と共に民族言語を公用語にした所もある。)一応、ロシア人のコミュニティのある周辺国では、部分的には使用されているが、中国語、ヒンディー語、ベンガル語、日本語などと同様に、話者数は多いが、使用されている国の数は少ない。

日本では、一部の学校で教育されているものの、第二外国語としては殆ど採用されていないのが現状である。(日本で第二外国語というと、フランス語、ドイツ語、中国語と言ったところである。)

この物語の劇中で出てきた言葉である「ありがとう」の意味の「スパスィーバ」は「Спасибо」という単語である。

ロシア語から日本語になった言葉としていくつか記しておくと、「アジト」「イクラ」「インテリ(インテリゲンチャ)」「ウォッカ」「セイウチ」「タイガ」「ツンドラ」「トーチカ」「トロイカ」「ノルマ」「ピロシキ」等がある。(「イクラ」は「・2nd.13話」でポイントとなっていましたね。)

ピロシキ」:ロシア語では「пирожки」、英語では「Pirozhki」。ロシア料理の一つで、肉などを詰めたパン料理である。(惣菜パンと言ったらいいでしょう。)また、見方によっては「ロシア式肉まんじゅう」ということも出来る。(肉まんのロシア版と言ったら宜しいかと...但し、肉まんは蒸したものであるが、ピロシキは焼いたもの、または油で揚げたものである。)

小麦粉を練り、イースト発酵させた生地に、挽肉と刻んだタマネギなどの各種具材を混ぜたものを中に入れて紡錘型や半月型にして、それをオーブンで焼くか、油で揚げたものである。(日本では油で揚げたものという認識があるが、これは「モスクワの味」というキャッチコピーでお馴染みのパルナス製菓(主に関西で営業していた。)のピロシキが有名なためでもある。尚、そのパルナス製菓は2000年に事業を停止して、2002年には会社も清算したため、現在は存在していない。)

ロシアでは、おやつという位置づけであり、間食として食べられるのが一般的である。また、伝統的な家庭料理でもあって、使用される具材の方は多種多様である。(アメリカで言うと、パイ、日本で言うと味噌汁が伝統的な家庭料理であって、味を受け継いでいるといわれるが、それのロシア版といったものになる。)また、古くから街中でも販売されている食べ物でもある。日本で言うと揚げたてのコロッケといったように、街中で手軽に手に入る食べ物でもある。

尚、日本のピロシキは、パルナスの影響もあってか、油で揚げたものが主流となっているが、使用している具材は日本独自のものもあり、ロシアのピロシキからはアレンジされているものも少なくない。また、カレーパンを油で揚げているが、これはピロシキがヒントになって作られたものとされている。

ロシア以外でも、ロシア人のコミュニティのある所では一般的な食べ物となっているが、具材はその土地に応じたものが取り入れられているなど、ロシアのものから変形されているものが多い。また、ロシア以外のピロシキは、傾向としては揚げたものの方が多いようである。

 

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