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成田賢『誰がために 成田賢ヒストリー』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のベスト盤は2007年にリリースされたものである。彼の場合は、有名なアニソンと特撮主題歌があるが、アニソン・シンガーとしての活動期間は長くないこともあって、ベスト盤という形のものがなかっただけに、これは嬉しいリリースである。(アニメと特撮で、その作品のアルバムとしてはリリースされているが、彼を中心にした括りでは存在していなかった。)

選曲は、その有名なアニメ「サイボーグ009」と「電子戦隊デンジマン」が中心になっているが、これは当然である。そして、久しぶりの新曲となった「ゲキレンジャー」が収録されているところが、ベスト盤を待ち望んだファンにとっては嬉しい所である。

収録曲は以下の全22曲である。『誰がために』『九つの命』『母は大地』『闘いは終った』『荒野の呼び声』『しあわせがいない』『コスモス・ドリーム COSMOS DREAM-宇宙をかける夢-』『線路で描ける日本地図』『終りのない旅』『ああ電子戦隊デンジマン』『戦う電子戦隊デンジマン』『星からきた超兵器』『デンジマンにまかせろ!』『虹のように』『人間の醜さがひき起こした奇怪な美しさの裏にひそんだ不快な感情を題にした詩』『ねがい』『すべては一部のすべて』『素晴らしい愛と共に』『春だもの』『1-2-3-4激気正義!』『東ハトキャラメルコーン』『赤福餅の唄』。

後ろの2曲は、アニソンでも特撮でもなく、CMソングであるが、キャラメルコーンは一時期は「戦隊」のスポンサーとして番組の時に必ず耳にした曲であり、赤福餅は伊勢のお土産の定番中の定番であるだけに、馴染みのあるものでもあり、ボーナス・トラックのような感覚がするが、ベスト盤ならではのお楽しみでもある。(2曲とも、TVのCMでは時間の関係で短いものしか耳にすることは出来ないし、宣伝のために曲のみを聴くことと言うのがほぼ不可能であるが、ファンにとっては嬉しい所である。)ただ、ラストにCMが入っているという感じもするのが面白い所である。

成田ファンであれば、待望のベスト盤ということで、手元に置いておきたいアルバムである。

 

誰がために 成田賢ヒストリー

誰がために 成田賢ヒストリー

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2007/05/23
  • メディア: CD


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メタル侍#6 [ドラマ]

今回はこれまでと少し違った顔ぶれが登場した物語でした。(とは言っても、パターンはちゃんと踏まえていましたけど...)今回はおみつのくノ一姿が見られたというのがサービスでした。そして、おたふくでは、おみつに変わる娘の登場(が、その正体は...)ということで、相変わらずツッコミ所満載で楽しくなる物語でした。

町中でおみつが襲われる。それを出っさんが助けて無事だったおみつ。が、襲った黒装束の男たちが消え去ると怒り始めた。出っさんに助けられるのではなく、メタル侍様に助けて欲しかったと言うおみつだった。

で、ふてくされて町を歩いていたおみつは、下駄を飛ばす。それが釣をしていた男に当たってしまった。謝るおみつだったが、男は逆に、おみつの脚力を高く評価して、くノ一にならないかと言ってスカウトした。乗り気でないおみつに「メタルくノ一」になれ、と言い、おみつは決意した。

男の道場に行ったおみつは、修行を始める。で、あっという間に修行を終え、メタルくノ一となったおみつに、催眠術をかけた道場主。そして「メタル侍を倒せ」と吹き込んだ。

おたふくでは、おみつに変わって新しい娘・お絹を雇っていて、平八親分はお絹に惚れていた。そんな所におみつが現れて、店で暴れ、お絹を掠っていった。これに平八親分が「許さねぇ」で、道場に殴り込んだ。が、おみつの前にあっさりと敗退してしまう。

命からがら、おたふくに戻って来た平八親分はおみつからの書状をもっていた、それには、「越後屋の屋敷で待つ」とあった。で、出っさんは「許さねぇ」

越後屋では、お絹と道場主がいて、お絹が小判の入った箱を渡すと、「おみつを洗脳し、メタル侍の仲間たちを始末しようとは、誠に恐れ入りました」とお絹。道場主は「そんなわしを、上手いこと利用しようとするお絹、お前も悪じゃのう」「いやいや、番幣連(ばん・へいれん)様には敵いません」で、高笑いをする。そして「おみつをお気に召しましたか。」というお馴染みのパターンへ。→いつものお奉行と越後屋ではないが、基本は同じ。(が、それぞれの正体を考えると...)

そこにメタル侍が現れた。が、この展開を分かっていて「現れたか、メタル侍」とお絹。で、忍者装束のくノ一・おみつが現れた。で、お絹が「殺っちまいな」と命ずると、くノ一おみつはメタル侍に襲いかかった。メタル侍は防戦一方で手が出せない。で、「仕方ない」と行って、メタル・バラードのプレイを始めた。これを聴いた手下たちは戦意喪失、くノ一おみつも動きが止まった。で、お絹がメタル侍に襲いかかった。が、帯を取られて回転して、その正体がばれる。(越後屋だった。)

残ったのは道場主1人となるが、メタル侍が睨みつけると、ミノカサ、付け髭を取っていき、南町奉行だと言い、いつものように命乞いを始め、小判をばらまき始める。が、メタル侍は許さず、鋼鉄弦首絞で仕留めた。去っていくメタル侍に、おみつは惚れ直していた。

奉行と越後屋が、今回は変装していたというのがミソで、あの手この手と考えるものですね。しかも、おみつを洗脳してということで、自分の配下の手駒を使うのではないという、上手く行けばこれ以上はない合理的な作戦でした。やっぱり悪はあの手この手と考えてくれないとつまらないですからね。

また、今回はおみつのくノ一姿がサービス・カットということで、完全におみつのコスプレもお楽しみになりました。

それにしても、お絹は越後屋が化けていたということになるが、そのお絹に惚れた平八親分は、出っさんに惚れていることをカミングアウトしているが、やっぱりそっちの気があるキャラという所を突き進んでいきますね...

 

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ケータイ刑事銭形泪2話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

BS-TBSの再放送に合わせた「銭形泪・裏ネタ編」の増補も、今回からは第2話「海王星人は実在する ~未知との遭遇殺人事件」です。この物語については過去にPART 3まで記している(2008/7/12、15、17付けで記しています。)ので、PART 4からということになります。で、今回はサブタイトルにある言葉から「海王星」について、「未知との遭遇」について、そして劇中でこの名前が出てきたことから「火星人」について記します。尚、「海王星」については「・26話(2nd.13話)[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして更に加筆しました。

この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。

海王星」:2006年の「惑星」の定義の変更によって、太陽系に存在する8つの惑星の中で最外周に位置する惑星で、太陽系第8番惑星である。(それ以前までは最外周の惑星は「冥王星」とされていた。しかし、冥王星の楕円軌道が海王星の軌道よりも内側に入ることがあり、時期によっては太陽系最外部に位置する惑星になっていた。)この物語は2004年製作であり、太陽系の惑星は9つとされていて、海王星は外から2番目の惑星とされていた。

英語では「Neptune」と言うが、これはローマ神話の海神ネプトゥヌスにちなんで命名されたものである。(惑星の名前は神話に登場する神の名前を元にして名付けることになっている。)イギリスのジョン・C・アダムズやフランスのユルバン・ルヴェリエたちが計算によってこの星の位置を推測し、この計算結果に基づいて、ドイツのヨハン・ガレが1846年に発見した惑星である。(1781年の天王星の発見があり、その後天王星の位置の観測地と計算値との違いから惑星が存在するとされて、計算で算出した仮説を実証した形になった。尚、この発見以前から、海王星という星は観測されていたが、惑星ではなく、遠くにある恒星と考えられていた。)→この3人が海王星の発見者ということになっている。

太陽からの平均距離は約45億km(地球と太陽が約1.5億kmだから、その約30倍となる。)赤道面の直径は約5万km(地球の4倍弱)、質量は地球の約17倍、自転周期は約16時間、公転周期は165.2年、現時点では13個の衛星が発見されている。太陽からの距離が遠いため、地表温度は低く、絶対温度で50゜K前後(摂氏で言うと-220゜C前後)という極寒の惑星であり、巨大な氷の塊というような惑星(「天王星型惑星(巨大氷惑星)」と呼ばれている。)メタンを大量に存在しているため赤色光を吸収するため、緑青色に見える。4本の環を有しており、衛星は現時点で13個発見されている。(衛星の名前は、トリトン、ネレイド、ナイアド、タラッサ、デスピナ、ガラテア、ラリッサ、プロテウス、ハリメデ、プサマテ、サオ、ラオメデイア、ネソ、である。)

大きな特徴は、自転軸が黄道面に対してほぼ横倒しに倒れているという所である。(この原因に付いては、現時点では不明である。)また、13個の衛星の中で、最大の衛星・トリトンだけは海王星の自転とは逆向きに回っている(=逆行衛星)という特徴がある。(トリトンはそれ以外でも希薄な大気を持っている星(→太陽系では、地球、土星の衛星のタイタン、そしてトリトンである。)として知られている。また、冥王星よりも直径は大きく、太陽系に存在する衛星の中でも7番目の大きさである。)

1846年に発見されてから100年以上の間、あくまでも推測だけで語られた惑星であったが、1989年に惑星探査機ボイジャー2号が最接近して、その時に新たなことが色々と判明した。(現在では、この時得られた情報から海王星についての考察が行われている。)地球からははっきりと確認できなかった環が2本あること、当時は2個しか発見されていなかった衛星が新たに6個発見されたこと(その後、更に5個の衛星が発見されている。)、メタンの上昇で生じたと見られる白い雲の存在が確認されたこと(気象現象が起きていると分析された。)などであり、長い間謎に満ちていた惑星の姿が明らかになった。また、この時に衛星・トリトンの地表にも-200゜C前後の低温物質が噴出した跡が確認されている。

海王星で最も有名なのは「風」である。最大風速は時速2000kmにも達していて、太陽系の中では最も速度の速い風とされている。

現在、NASAでは2030年頃に海王星に到達する探査機の打ち上げ計画があるが、地球を出発してから海王星に到達するまでには8~12年程度かかるとされているので、新たなことが分かるのはまだまだ先のことでしょうね。(それだけ遠い所にある惑星です。)

未知との遭遇」:1977年のアメリカ映画のことである。アメリカ公開は1977年であるが、日本公開は1978年2月である。原題は「CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND」、邦題が「未知との遭遇」である。また、劇場公開版から一部シーンの追加とカットを行った「特別版」がビデオソフトとしては中心になっていたが、2002年になって、「特別版」を作る際に追加/カットされたシーンの一部をカット/追加したバージョンが作られ、「ファイナル・カット版」が存在している。(この名称はスピルバーグ監督が指定した名称でもある。)

1975年に大ヒット映画「JAWS」を生み出したスピルバーグ監督が、それに続いて放った新作であり、やはり世界中で大ヒットを記録した。(スピルバーグ監督としては第4作目になる。本作の次が1979年に公開された「1941」となる。)1977年は「スター・ウォーズ」と本作というSF映画の大ヒット作が生まれた年であり、ここからSF映画のブームが起こることになる年でもある。(日本では共に1978年になってからの劇場公開となるが、やはりSF映画のブームが起こった。)

世界各地でUFO遭遇事件が多く起こる中、政府の極秘のUFOプロジェクトが進んでいき、人類と宇宙人との間のファースト・コンタクトを描いたSF作品である。前半は消息不明事件のミステリーが次々と出てきて、ミステリー作品の様な雰囲気があり、終盤の宇宙人のUFOとのコンタクトでは、音と光を使った圧巻のスペクタクル・シーンとなっている。

作品データを記しておくと、製作はジュリア・フィリップスとマイケル・フィリップス、監督と脚本はスティーヴン・スピルバーグ、撮影はヴィルモス・ジグモンドとラズロ・コヴァックス、特撮はダグラス・トランブル、音楽はジョン・ウィリアムスである。そして出演は、リチャード・ドレイファス、フランソワ・トリュフォー、テリー・ガー、メリンダ・ディロン、ボブ・バラバン、ケリー・ギャフィ、ランス・ヘンリクセン、ロバーツ・ブロッサム、カール・ウェザース、J・パトリック・マクナマラ、ウォーレン・ケマーリング、フィリップ・ドッズ、ショーン・ビショップ、エイドリアン・キャンベル、ジャスティン・ドレイファス、メリル・コナリー、ジョージ・ディセンゾ、たちである。また、アカデミー賞では撮影賞を受賞している。(8部門にノミネートされたが、受賞はその1部門だけであった。)尚、ノミネートとは別に、本作の音響効果に対してフランク・F・ワーナーが特別業績賞を受賞している。

ちなみに、複数ある本作の時間は、「劇場公開版」は135分、「特別版」は132分、「ファイナル・カット版」は137分である。

劇中でUFOが降りてくる地は、ワイオミング州にあるデビルズタワー(DEVILS TOWER)であり、実在のものである。(本作のために作り出されたものでは無い。但し、UFO基地に関してはフィクションである。)本作映画の以前から観光地の一つであったが、本作によって改めて有名になった。観光地であるものの、何もない所にあるものであり、交通の便は良くない。

「デビルズタワー」はアメリカのナショナル・モニュメントとして登録されているものであり、第三紀のロッキー山脈隆起の際、堆積岩をマグマが突き破り貫入したものでであり、冷え固まった溶岩が残ったものである。岩の高さは386mであり、頂上部分は約91m×55mの広さがある。

今回の物語は、「100%宇宙人に会える会」が宇宙人とのファースト・コンタクトを試みようとしている所で起こった事件ということであり、「ファースト・コンタクト」ということから「未知との遭遇」の名前が使われているが、この辺りは映画「未知との遭遇」の世界を十分に理解していますね。ただ、「未知との遭遇」では大がかりな装置を使ってコンタクトを試みようとしているが、本作では呪文でUFOを呼び出して、ということを行っていたが、「未知との遭遇」と比べると随分と前時代的なことをやっていて、そのギャップが面白い所である。(低予算作品ならではのアイデアで勝負、というところが発揮されているところでもあります。)

火星人」:火星に住んでいると考えられた生命体のことである。現時点では、火星に生命体の存在は発見されていないこと、及びこれまでに行われた複数の火星探査の結果から、その存在は否定的なものとなっている。一応、空想の世界(小説や映画など)では、存在しているとしている作品もいくつかある。(火星人の存在を信じる人の間では、火星探査機の着陸地点は、地球で言うところの砂漠地帯であっただけのことで、地球に於いて、砂漠だけを調べてそこに生命体やその痕跡がなかったということから「その星に生命体は存在しない」と断定するのはおかしい、と主張している。→これはこれで一理ありますが...)尚、英語では「Martian」と言う。

SFの世界では、宇宙人の存在は当たり前のようになっていて、火星にも文化を構築している知的生命体がいるとして、それが「火星人」である。その姿は様々なものがあるが、特に火星人となると、タコのような姿をしているというイメージが世界的にある。これは1897年にH・G・ウェルズが発表したSF小説「宇宙戦争」(原題は「THE WAR OF THE WORLDS」)に登場したものであり、これが火星人のイメージとなって定着したものである。

尚、このような容姿をしているのは、それなりに考察も行われている。まず、異常に発達した頭脳を有していることから、頭は大きくなる。一方、頭脳が進化した代わりに移動は機械を使うため、四肢の方は退化している。また、火星は地球よりも重力が小さいため、身体を支える足は細いものであって十分であり、細くなる。一方、大気が薄いため、効率的な呼吸を行うようになり、鼻は顔の割りに大きくなる。ということで、火星という環境を学問的に考えているが、「進化/退化」ということが出てくるのは数世代所ではなく、幾多の世代を経て起こることである。それを考えると、とんでもない歴史があることになってしまうのだが、その部分の考察が足りませんね...

尚、この「宇宙戦争」という作品は、1938/10/30に、アメリカCBSラジオで、ラジオドラマとして放送された際、そのリアルな演出(「火星人が攻めてきた」という臨時ニュースを流した。)から、これが真実と受け止められ、全米をパニックに陥れたという逸話がある。

その後も、1953年と2005年に映画化されたのをはじめ、多くのSF作家に影響を与えている。

1953年の映画は、半世紀以上前の作品ということで、特撮技術なども現在のレベルと比べると陳腐であるが、当時の技術も侮れない所がある。この作品のデータは、時間は85分、原作はH・G・ウェルズ、監督はバイロン・ハスキン、脚本はバー・リンドン、撮影はジョージ・バーンズ、特殊効果はゴードン・ジェニングス、音楽はリース・スティーヴンスである。そして出演は、ジーン・バリー、アン・ロビンソン、レス・トレメイン、ロバート・コーンスウェイト、ルイス・マーティン、ヴァーノン・リッチ、サンドロ・ジリオ、ポール・フリース、ヘンリー・ブランドン、ジャック・クラスチェン、サー・セドリック・ハードウィック、たちである。

一方、2005年の映画のデータは、原作はH・G・ウェルズ、監督はスティーヴン・スピルバーグ、脚本はデヴィッド・コープとジョシュ・フリードマン、撮影はヤヌス・カミンスキー、音楽はジョン・ウィリアムスである。そしてナレーションをモーガン・フリーマンが担当していて、出演は、トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ティム・ロビンス、ジャスティン・チャットウィン、ミランダ・オットー、ダニエル・フランゼーゼ、ジーン・バリー、アン・ロビンソン、リック・ゴンザレス、たちである。

どちらの物語も、火星人が地球の侵略にやってきた、という物語である。

それ以外で火星人が登場する有名な作品は、レイ・ブラッドベリの「火星年代記」がある。(これに登場する火星人の姿は、地球人と殆ど変わらないものである。)26の短編小説が1つの長編作品を構成しているものであり、地球人が火星へ探検するが、火星人はそれを受け入れずに対立し、やがて火星人が絶滅してしまう。で、火星は地球の植民地となるが、地球では全面戦争になり、地球人は滅んでしまう。で、火星に入植した地球人が、火星人となって生き残り...、という物語である。

これは映画にはなっていないが、アメリカで3本の作品としてTVシリーズとなっている。その作品のデータを記しておくと、1979年のアメリカNBCの作品で、100分の物語の3本の作品で、「火星年代記・そして地球は死んだ」(第1部:探検、第2部:移住者たち、第3部:火星人)のタイトルである。(後に「火星年代記」(1:探検隊応答ナシ、2:宇宙都市への脱出、3:火星復活の日、というタイトルに改題されている。)原作はレイ・ブラッドベリ、監督はマイケル・アンダーソン、脚本はリチャード・マシスン、撮影はテッド・ムーア、音楽はスタンリー・マイヤーズ、出演は、ロック・ハドソン、ダーレン・マクギャヴィン、フリッツ・ウィーヴァー、ゲイル・ハニカット、バーナデット・ピータース、ニリー・ドーン・ポーター、マリア・シェル、ジョイス・ヴァン・パタン、ジョン・フィンチ、たちである。

また、天文学の世界では、一時期、火星人が存在すると考えられた時期がある。これは、19世紀後半の火星大接近(1877年)の時、イタリア・ミラノの天文台の天文学者・ジョヴァンニ・スキアパレッリが火星を観測している時に、火星全体の表面に線状模様があることを発見し、これを発表した。この時、イタリア語の「Canali」(「溝」「水路」という意味である)と記したものが英語で「Canal」(「運河」という意味)に誤訳され、「火星には運河がある」と言うことになった。その模様は円、直線などの幾何学模様であり、自然に出来たものとは考えにくいものだったということと、、運河であればそれを造ったものが存在することになるため、火星人がいる、と考えられることになった。

その後、望遠鏡の発展などで、火星をより詳細に観測することが出来るようになり、幾何学模様について、より詳細に、拡大して観測することが可能になり、運河ではないこと、水が存在しないことが判明した。更に、火星の惑星形成理論から、火星に生命体が誕生したことが否定されたこと、更に、火星人自体の発見も無かったことから、火星人の存在は否定されることになった。→天文学では「火星人は存在しない」ではなく、「火星人の存在は証明されていない」ということになっている。

この物語で「火星人」と口にしたのは、容疑者の1人で花火師の佐々木智也ヤオジュンであるが、彼が19世紀後半から20世紀前半の人間であれば、博学な人として受け取れたが、20世紀後半から21世紀の人間であることを考えると、SFかぶれな人間でしかない、ということになる。(が、宇宙人の存在を信じている人と言うことでは、なかなか上手い設定である。)

 

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宇宙戦争 (1953) スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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