「THE MURDER SECRET」 [映画(洋画)]
表題の作品は1990年のイタリア映画「新・ゾンゲリア」である。「ゾンゲリア」と言えば1981年の作品で、ゾンビ映画の傑作として知られているが、本作はそれとは全く関係無いB級作品である。(ある意味では、イタリア映画らしい邦題の付け方であるが、これって半分は詐欺みたいで...)
作品データを記しておくと、時間は89分、監修はルチオ・フルチ、原案、監督、脚本はロバート・マーティン、撮影はシルヴァーノ・テッシーニ、音楽はジャンニ・エスポジートである。そして出演は、ペーター・ガブリエル、ジェシカ・ムーア、ノーレン・バーカー、ルーシー・アーランド、サッシャ・M・ダーウィン、たちである。
伯母が精神病院で悲惨な最期を遂げてから30年、。唯一人、その事件を知るリチャードは、30年目の命日に、亡き伯母の別荘で過ごすことして、家族と共に向かった。で、この手の作品のお約束通り、家族が次々と殺されて行って...
一応、スプラッター・ムービーであるのだが、どうしてこの内容に「ゾンゲリア」の名前を付けるのですかね?スプラッター・ムービーとしてはB級作品の範疇であり、B級作品のファンにとってはお約束の展開で物語進んで行き、ラストのオチもB級作品ではありがちなものであるのだが、これらはイタリアン・ホラー作品らしいところでもあって、まあ一応許せる範囲である。(但し、大作志向の人には「何だこれ?」ということで、間違いなく「金返せ映画」になるでしょうが...)が、邦題だけはどうしても理解出来ないのと、許せない所である。→ある意味では、日本の映画会社の洋画に対するいい加減な対応を如実に表していることである。
で、結局、本作は日本では劇場公開とはならず、ビデオでリリースされただけとなった。(で、邦題によって「詐欺紛い」なことになっている...)邦題を一工夫すれば、B級スプラッター作品としては、お約束通りということで、安心できる作品であるのだが、邦題が全てを台無しにしてしまったということで、悪評だけが残ることになった作品である。(イタリアのスタッフやキャストは問題無く、あくまでも日本の映画会社が犯した過ちである。)B級作品のファンにはお薦め出来るが、B級作品を認めない人は見ないようにしましょう...
一応、ビデオはありますが...
↓これとは何の関係もありません。この名前に便乗しようとしているだけです。
BEST HIT USA 2009[2009/11/17] [音楽(etc.)]
今回も平凡な内容で、ごく普通の消化内容でした。まあ、この時期はこんなものでしょう。
時間の無駄遣いのOP-PVは1985年のSTARSHIP『We Built This City』、CM明けの挨拶の後は「珍しい映像から」ということで、1978年のABBA『Dancing Queen』であるが、これは来日した時にテレビ局での映像ということでした。続いて「HOT MENU」のコーナーとしてTHE TEMPER TRAPを取り上げて、4人のインタヴューと、2009/10/9のライヴから『Sweet Disposition』のON AIRでした。そして「COUNT DOWN USA」で20位から11位の発表でした。
CMを挟んで「STAR OF THE WEEK」で、AFIで、4人のインタヴューと『Medicate』(短い曲なので、全部流れました。)だったが、インタヴュー部分が曲の前後に分かれていて長かったですね。そして「C/D USA」の10位から4位の発表と続きました。
CMを挟んで「大いなる伝説」のBEATLES編、そして「TIME MACHINE」のコーナーへ。今回は11/17ということで以下の5件が紹介されました。
1957年:HARRY BELAFONTEの『Mary's Boy Child』が全英シングルチャート1位を獲得、7週連続1位となって、イギリスで初めて100万枚以上売れたシングルとなった、1962年:THE FOUR SEASONSの『Big Girl's Don't Cry』が全米シングル・チャート1位を獲得、5週連続1位の大ヒットとなった。(が、この時期の大ヒット曲は、年間チャートでは2年に別れてしまうことから、この曲は1962年、1963年のいずれもが、年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない)、1972年:ROBERTA FLACKが『Killing Me Softly With His Song』(邦題:やさしく歌って)をNYのアトランティック・スタジオでレコーディングした。(翌年、5週1位を記録する大ヒットとなるが、4週連続1位の後、1週だけ1位をO'JAYSに明け渡し、1週だけ1位に返り咲くという形での通算5週1位でした。また、1973年のBillboard年間シングル・チャートでは3位にランクインしている。)、1984年:WHAM!の『Wake Me Up Before Ypu Go-Go』が全米シングル・チャートで1位を獲得した。この曲からアメリカでも快進撃が始まることになる。(3週連続1位となっているが、1984/1985年の年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)、1992年:WHITNEY HOUSON主演映画「THE BODYGUARD」のサントラ盤が発売になった。彼女の演技は評価されなかったが、主題歌『I Will Always Love You』は14週連続1位(当時は最長1位の新記録だった。)という大ヒットとなり、1993年の年間シングル・チャート1位に輝いた。また、サントラ盤も大ヒットして、都合20週(3度の1位返咲きを果たしている。13週/1週/3週/3週連続の1位でした。)に渡って1位を獲得し、1993年の年間アルバム・チャートで1位となった。
また、11/17が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の1名でした。VENTURESのGERRY McGEE(1937年生まれ)。
尚、筆者のデータベースに名前のある11/17が誕生日のアーティスト(上記以外)は以下の名前があります。(本日もやや多めでする。)DOUGLAS SHEARER(1899年生まれ)、CAMILLO FELGEN(1920年生まれ)、ROBERT DRASNIN(1927年生まれ)、GORDON LIGHTFOOT(1938年生まれ)、LUKE KELLY(1940年生まれ)、GENE CLARK(1944年生まれ)、MARTIN BARRE(1946年生まれ)、EAST BAY RAY(1948年生まれ)、DEAN PAUL MARTIN(1951年生まれ)、DEDE FORTIN(1962年生まれ)、RANDU BLACK(1963年生まれ)、AMANDA BROWN(1965年生まれ)、JEFF BUCKLEY(1966年生まれ)、KATE CEBERANO(1966年生まれ)、RICHARD FORTUS(1966年生まれ)、PAUL ALLENDER(1970年生まれ)、KIMYA DAWSON(1972年生まれ)、ANDREAS HEDLUND(1973年生まれ)、LORD INFAMOUS(1975年生まれ)、ISSAC HANSON(1980年生まれ)、SARAH HARDING(1981年生まれ)、KAT DeLUNA(1987年生まれ)、SHANICA KNOWLES(1990年生まれ)。
今回は1969年に帰るということで、サンフランシスコが注目されたということから、JEFFERSON AIRPLANEを取り上げて、1969年のセッション的なライヴから『Somebody To Love』でした。「C/D USA」のTOP 3の発表を挟んで、ラストのリクエスト曲は、1985年のA-HA『The Sun Always Shines On T.V.』でした。このPVはかなり力が入っていましたね。また、曲の方もなかなかスケールの大きな一曲でした。
次回は、EPGによると、ゲストはスティング。内容説明の方は、スティングがソロ活動開始!世界初公開の映像&本人独占インタビュー!幻想的な音楽は必見!この日はフレディ・マーキュリーの命日。改めてクイーンです。とあります。ちなみに、フレディが亡くなったのは1991年なので、18年前ということになります。(尚、1991/11/24はフレディだけでなく、KISSの2代目ドラマーのエリック・カーも無くなっています。)
フライ~ジェファーソン・エアプレイン・ストーリー [DVD]
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ケータイ刑事銭形泪3話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
「銭形泪」第3話「泪と五代の張り込み大作戦! ~一億円消失事件」の裏ネタ編・増補の第3回(この物語についての通算では6回目となる)裏ネタ編は、泪ちゃんと五代さんとのやりとりの中で出てきた言葉から、「ゲッツ」について、「セクハラ」について、「ショキハラ」について、「倒産」について、「横断歩道」について、「坂道」について記します。尚、「セクハラ」については「泪・3話[裏ネタ編]PART 1」で記したものをベースにして加筆しました。
この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2008/7/22、24、26付けで記しています。)
「ゲッツ」:ダンディ坂野の持ちギャグであり、この物語の本放送(2004/1/18)の頃には既にピークを過ぎていた。(一応、「ゲッツ!」のピークは2003年だった。当時、プロ野球・ヤクルトに所属していたラミレス(後に巨人に移籍した)がホームランを打った後、このポーズをしていた。)
また、流行から後れを取っている五代さん(「愛・20話」(本放送は2003/2/16)では「たまごっち」にハマっていました)にとったら、1998年から2002年に連載されていた漫画「ポケモンゲットだぜ!」のことも頭にあったのかも知れませんね。
「ゲッツ」というのは英語の「Get's」であり、「獲得する」「修得する」「取得する」「入手する」という意味の言葉であるのは言うまでもない。(それ以外にも色んな意味がありますが...)
焼き芋を手にしてこの言葉を口にした五代さんは、ある意味では正しい言葉の使い方をしていることになるのだが、「愛」「舞」での五代さんのことを考えると、時代遅れのギャグも兼ねていたものと考えるのが妥当なところかと...
「セクハラ」:「セクシャル・ハラスメント(「セクシュアル・ハラスメント」と表記されることもある)(=「SEXUAL HARASSMENT」)」の省略した言い方であり、「性的嫌がらせ」のことである。現在では「セクハラ」と言う言い方が一般的になっていて、特別なことがない限りは「セクシャル・ハラスメント」または「セクシュアル・ハラスメント」と言うことは無くなりつつある。
性暴力の一つであって、男女間の力関係の不均衡を不当に利用して行われる行為である。特に男から女に対することで、身体的な接触を行ったり、卑猥な言葉によって不快な気持ちにさせる行為はその代表的なものである。
「セクハラ」という言葉が生まれたのは1970年代のアメリカであり、1986年にはアメリカ最高裁が裁判で、セクハラ行為は人権法に違反する性差別であると判断されたことから、日本でも注目されるようになった。(それ以前では、日本では「セクハラ」という行為は行われていても、「セクハラ」という言葉が無いような状況であった。)1990年代になると、日本でもいくつかの裁判で判決が出て、これに対する大作が行われるようになり、企業の中でも色々と指導が行われるようになった。
但し、日本では「セクハラ」と言うと、男性が女性に対して行う嫌がらせ、と認識されているところがあるが、男性から男性、女性から女性という同性同士のセクハラや、女性から男性に対するセクハラ行為もある。そもそも「セクハラ」は性的嫌がらせであって、性別の違いに基づいた嫌がらせである。よって、加害者、被害者の双方に性的な区別は無い。
尚、「嫌がらせ」というのは、人によってはそれを「嫌がらせ」と感じないことがあり、特に言葉上の「嫌がらせ」の場合は、加害者の方には「嫌がらせ」という認識がないことが多い。それだけに、この問題は意外と身近なところにもあるものである。
「ショキハラ」:五代さんは「職権乱用ハラスメント」のことを省略してこのように言ったが、これは地位や権力を利用した嫌がらせということになるため、「パワーハラスメント(Power Harassment、略してパワハラ)」の一つである。但し、「パワーハラスメント」と言うと、主に雇用関係で行われる嫌がらせのことを指すのだが、上司と部下という関係にあることを利用したものだったら、やはり「パワーハラスメント」と言うべきなのでしょうね。→「上司=ボス」ということから、最近では「ボス・ハラスメント(略してボスハラ)」という言い方がされるようになっていることから、「ボスハラ」の一つと言った方が良いでしょうね。
で、権力や地位を利用した嫌がらせとしては、上司と部下というだけでなく、先輩と後輩という間でもある。一応、地位が上にいる者が下にいる者に対する嫌がらせを「パワー・ハラスメント」と言うが、地位が同じであっても先輩後輩という関係の間で行われる嫌がらせもこれに含まれる。
しかし、学校関係であれば、教師と生徒という立場の違いで行われる嫌がらせのことを「アカデミック・ハラスメント」(略して「アカハラ」)と言うが、共に学生である先輩後輩の間での嫌がらせは「アカデミック・ハラスメント」に含まれることが多い。
それ以外では、病院に於いて、医者や看護師から患者に対する嫌がらせの「ドクター・ハラスメント」(略して「ドクハラ」)も、地位を利用した嫌がらせ、すなわち、「パワーハラスメント」の一例である。
「倒産」:財産を使い果たすことを言うが、一般的には、法人(企業)が不渡手形などを出して銀行から取引停止処分となり、経済的に破綻して事業を継続できなくなることを言う。(個人の場合は「破産」と呼ばれることの法人版といったら良いですね。→実際、個人の場合は「破産」、企業の場合は「倒産」と言うのが一般的に定着している。)
また、事業継続が困難になった企業のその手続きのことも指して言う。(倒産処理のことで、会社更生法、民事再生法などの法律に沿って行われる手続きのこと。)
英語では「Bankruptcy」と言うが、「Crash」という言葉が使われることもある。(商店の場合は結構使われる。)また、「倒産する」ということを「Go Bankruptcy」と言うが、単に「Fail」と言ったり、「Go out of Business」「Go under」と言うこともある。
それぞれの国の法律で、処理に関しての規定があるため、国によって多少の違いがあるが、会社が破産して事業停止になる、ということは世界共通である。
尚、この物語では、五代さんが「父さんの会社が倒産した」と口にしていたが、会社勤めの「父さん」の会社が「倒産」した、ということは一般的に怒ることであるが、同音異義語になっているというのは日本語ならではであり、言葉って面白いものだと感じるところである。
「横断歩道」:道路上に表示された区域で、歩行者が安全に(道路を)横断出来るように設置された場所のことである。アメリカ英語では「Pedestrian Crossing」または「Crosswalk」と言い、イギリス英語では「Zebra Crossing」、ドイツ語では「Zebrastreifen」、フランス語では「Passage pour Piétons」、イタリア語では「Strisce Pedonali」、スペイン語では「Paso de Peatones」と言う。
日本では全国共通であるが、国によっては同一国であっても微妙に違いがあったりする。一般的には道路上に白色で縞模様が描かれているものが多いが、横断歩道の両端の部分に道路の進行方向と直角方向に横断歩道の領域の境界線を引いただけのものや、縞模様と両方が描かれているものなどがある。ちなみに、イギリスでは名称に「Zebra」という言葉が使われているが、これは白い縞模様がシマウマの柄に似ているためである。
交通量の多い道路に設けられる場合は、信号機と一緒に設置され、信号機に連動して道路を横断することになるが、信号機が設置されていない横断歩道の方が数は多い。(都市部では信号機が併設されているのが殆どであるが、郊外に行くとそうではなくなる。)
日本に最初に設置された横断歩道は、1920年に東京の本所江東橋-錦糸掘の市電線を横断するものであった。
この物語では、五代さんが交通安全の本を見て、横断歩道を渡る場合は、左右どちらの手を上げるのか?と出題していたが、どちらでも良いのは言うまでもない、但し、日本では車は左側通行であるため、左右の確認を行う場合は、「右を見て、次に左を見て、更にもう一度右を見て安全を確認してから渡りましょう。」(海ちゃんも言っていましたね。→某ヒーロー番組では「右を見て左を見て渡りましょう」と言っていたが、これでは不十分である。こんなことを言っている番組は社会の害でしかない。)
「坂道」:道路の中で、進行方向に対して水平ではなく、傾斜がある道路のことである。単に「坂」ということもある。また、英語では「Slope」という。
これがあるのは、地形が完全に平ではためである。市街地の短い道路であれば、完全に水平で傾斜の無い道路を造ることが出来るであろうが、ある程度の広さの土地になると、必ず起伏があるため、そこを通る道路に傾斜が生じるのはごく当たり前のことである。
車の無い江戸時代であれば、道路というと基本的に人が通行するためのものだったので、階段を設けた道もあったが、車社会の現在では、車は階段道を通行できないので、傾斜を持った道、すなわち「坂道」が作られる。
ちなみに、「坂道」の多い町として知られているのは、長崎、神戸、東京、サンフランシスコ、ナポリ、などが知られている。
五代さんは、この物語で交通安全の本にある問題として「自転車で上り坂を下るにはどうしたらいいのか?」と泪ちゃんに出題してたが、先の横断歩道を渡るときに上げる手の問題といい、とてもまともな内容ではありませんね。→こんな交通安全の本を読んでいたら、とんでもないことを覚えてしまいそうですね。(例えば、「赤信号は「停止」なので、横断歩道を渡っている途中で赤信号になったら、その場に止まる」など)泪ちゃんが呆れかえってしまうのも当然です。(一応、この問題では、電車と同じように道路にも「上り線」と「下り線」があって、「下り勾配の上り線を通る」場合のことを問うていると考えたり、「問題自体に言葉の矛盾がある」として切り捨ててしまうとか、まともに「適宜、ブレーキを掛けながらスピードが出すぎないように注意して...」とか、遊んで答えることで良いんじゃないですかね...→泪ちゃん殿、いかがでせふか?)
↓一応...
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