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「NEIGHBORS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1981年のアメリカ映画「ネイバーズ」である。「ブルース・ブラザース」の名コンビによるブラック・コメディ作品であり、同時にJ・ベルーシの遺作でもある。ただ、コメディとしては、ちょっと空回りしている所がありますけど...

作品データを記しておくと、時間は96分、原作はトーマス・バーガー、監督はジョン・G・アヴィルドセン、脚本はラリー・ゲルバート、撮影はジェラルド・ハーシュフェルド、音楽はビル・コンティである。そして出演は、ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド、キャスリン・ウォーカー、キャシー・モリアーティ、ローレン・マリー・テイラー、たちである。

ニューヨーク郊外の一軒家に住むアールは平凡な中年男であるが、都会の雑踏が苦手だった。妻のイーニッドは話し相手がいないことが不満だったが、それなりに満足した暮らしをしていた。そんな時、隣にビックとラモーナという夫婦が引っ越してきた。この夫婦の行動は、常識人のアールには理解出来なかった。ビックは勝手にアールの家の中を歩き回り、ラモーナはアールの寝室に忍び込んだり、シャワーを勝手に使っている。アールがその気になったときには姿を隠してしまう。が、イーニッドにしたら話し相手が出来たことを喜んでいた。そんな時、学校の寮に入っている娘・エレインが帰ってきて、両家はパーティを開くことになる。夜遅くまで馬鹿騒ぎをしていると、ビックの家は火事で丸焼けになってしまう。仕方なく、アールは妻と娘に説得されたことで、ビックとラモーナを泊めることにした。しかし、色々と騒動が起こり、遂にアールはぶちぎれて、反撃に出ることにしたが...

コメディとしてのツボは抑えていて、賑やかに物語が展開するが、演出の点でちょっと空回りしている所がある。「ブルース・ブラザース」のコンビと言うことで、あの息のあった所が今一つ出ていないのが寂しい所。しかもこれがベルーシの遺作になってしまったというのは...

ただ、本作に登場したような隣人だと、つきあいは考えてしまうが、隣人とは仲良くしたいところですね。

 

↓本作はDVD化されていません。

ネイバーズ [VHS]

  • 出版社/メーカー: RCAコロンビア・ピクチャーズ・ビデオ
  • メディア: VHS

 

↓J・ベルーシに関して

サタデー・ナイト・ライブとアメリカン・コメディ―ジョン・ベルーシからジャック・ブラックまで

サタデー・ナイト・ライブとアメリカン・コメディ―ジョン・ベルーシからジャック・ブラックまで

  • 作者: みのわ あつお
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 単行本


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ROLLING STONES『BLACK AND BLUE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1976年に発表されたアルバムであり、M・テイラー脱退を受けてR・ウッドが初参加したアルバムである。(ギタリスト探しをすることになったアルバムとしても知られている。)新しいギタリストが誰になるのか?ということもあって、話題を集めたアルバムとなり、イギリスでは最高位2位、アメリカでは1位を獲得している。(2週連続1位の後、1週だけ1位を明け渡し、再び2週連続1位となり、トータルで4週1位を獲得した。)また、1976年のBillboard年間アルバム・チャートでは35位にランクインしている。

収録曲は以下の全8曲である。『Hot Stuff』『Hand Of Fate』『Cherry Oh Baby』『Memory Motel』『Hey Negrita』『Melody』『Fool To Cry』『Crazy Mama』。

この中からシングル・カットされたのは2曲で、『Fool To Cry』はイギリスで最高位6位、アメリカでは最高位10位を記録、『Hot Stuff』はアメリカで最高位49位を記録している。(2曲とも、Billboardの年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)

本アルバムからのお薦め曲は、『Fool To Cry』、『Hot Stuff』のシングル曲と、『Hand Of Fate』『Cherry Oh Baby』『Hey Negrita』をピックアップしておく。特にレゲエの料理方法が上手い『Cherry Oh Baby』はシングル・カットしても良かったと思うのですが...

本アルバムは、チャート成績もセールスも悪くないのに、今一つ評価が良くなく、サウンドが変わったことに賛否が分かれている。そのため、陰に隠れがちのアルバムとなっているが、ファンの間では人気の高いアルバムとして知られている。有名なギタリストがストーンズに加入するのでは?と言われていたこともあって、話題性の点では十二分であったことから、サウンドについての評価が少なくなったこともあるが、ファンはよく分かっているということですね。やはり、じっくりと聴いておきたいアルバムである。

それにしても、『Fool To Cry』の邦題が「愚か者の涙」というのは、なかなか上手い付け方である。'70's中期までは、邦題の付け方も上手かった時期でもありました。

 

Black and Blue

Black and Blue

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Virgin Ben
  • 発売日: 2009/05/05
  • メディア: CD

ブラック・アンド・ブルー

ブラック・アンド・ブルー

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2009/06/24
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形泪37話(2nd.24話・アナザーストーリー1話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

通算では37話となる「銭形泪・2nd.24話」(アナザーストーリー第2話)の「第三帝国からの挑戦状 ~アドルフ・ヒトラーを迎撃せよ!」の「裏ネタ編」の3回目となる今回は、この物語に登場した世是不・月経流巣のモデルとなった「ヨーゼフ・ゲッベルス」について、第一の被害者であるルドルフ・ヒスのモデルである「ルドルフ・ヘス」について、第二の被害者である衛瑠羽院・怒目流のモデルとなった「エルウィン・ロンメル」について、そして月経流巣が口にしていた「同盟」はこれのことであることから「日独伊三国軍事同盟」について記します。

尚、約3年2ヶ月前のBS-i(当時)での再放送時に記した本編について記した記事(「改訂版」となります。)の前半は「ここをクリック」、後半は「ここをクリック」してご覧下さい。

ヨーゼフ・ゲッベルス」:ドイツの政治家であり、ヒトラーの遺言によってドイツの首相まで務めた人物である。フルネームは「PAUL JOSEPH GOEBBELS」(パウル・ヨーゼフ・ゲッベルス)である。

1897年生まれで、亡くなったのは1945年(自殺)である。「プロパガンダの天才」「小さなドクトル」と呼ばれ、ナチスの宣伝大臣として知られている。ヒトラーの政権掌握の過程で辣腕を振るった。(「ちいさなドクトル」と呼ばれるのは小柄だったためであるが、そんな彼をモデルにした月経流巣を小柄な半海一晃さんが演じているというのもなかなか拘ったキャスティングですね。)

第一次大戦に出征を志願するも、兵役不適格とされ、勉学の道に進み、文学、古典文献学、歴史などを学ぶ。1921年にハイデルベルク大学で文学博士号を取得するも、不況で職が無く、ナチスに入党する。ベルリン管区の指導者、党の機関紙「攻撃」の編集長を経て党の宣伝部長、国会議員にもなる。1933年にヒトラー内閣が樹立すると国民啓蒙宣伝相に任命され、言論弾圧、文化統制を押し進めていく。第二次大戦中はプロパガンダを展開し、敗戦が色濃くなってヒトラーが演説を行わなくなると、その代役を務めるようになる。

1944年のヒトラー暗殺未遂事件では、佐野時、唯一人ベルリンにいたナチス最高幹部として鎮圧に大きな役割を果たし、これによってヒトラーから総力戦全国指導者に任命される。更に、1945年1月にはベルリン防衛総監を兼務しするようになる。敗色濃厚となる中、彼はヒトラーの側に残る道を選び、ヒトラーの地下壕に移り住む側近中の側近となり、4/29のヒトラーとエヴァ・ブラウンの結婚の立会人にもなり、ヒトラー自殺を見届けた1人にもなった。

ヒトラーの死後、遺言によって首相に就任し、ソ連と降伏についての交渉を行うが、条件付きが受け入れられず、決裂し、5/1、家族を毒で殺し、最期に妻と共に服毒自殺した。

ゲッベルスはヒトラーの側近中の側近であることから、ヒトラーの伝記映画である「アドルフ・ヒトラー/最後の10日間」「『ヒトラー ~最期の12日間~」等にも当然のことながら登場する。また、チャップリンの「独裁者」はヒトラーをモデルにした作品であるため、ゲッベルスをモデルにしたキャラクタ(ガービッチ内務大臣)も当然のことながら登場している。

尚、彼は映画愛好家でもあり、1924年のドイツ映画「ニーベルンゲン」(第一部が「ジークフリート」、第二部が「クリームヒルトの復讐」というタイトルで、日本では2本に分けて公開されている。ドイツの国民的英雄の叙事詩であって、英雄ジーフリトの悲劇的な死と、その妻クリエムヒルトの陰惨な復讐劇を描いた作品である。)(原題は「DIE NIBELUNGEN: SIEGFRIED」。フリッツ・ラング監督、テア・フォン・ハルボウ脚本、出演は、パウル・リヒター、テオドル・ロース、ハンナ・ラルフ、マルガレーテ・シェーン、ハンス・アダルベルト・フォン・シュレットウ、ルドルフ・クライン・ロッゲ、たちで、サイレント映画である。)と、1925年のソ連映画「戦艦ポチョムキン」(原題「BRONENOSETS POTYOMKIN」、原作はニーナ・アガジャーノ・シュトコ、監督と脚本はセルゲイ・M・エイゼンシュテイン、出演はアレクサンドル・アントノーフ、グリゴリー・アレクサンドロフ、ウラジミール・バルスキー、たちである。こちらもサイレント映画である。)が好きだったとされている。

ルドルフ・ヘス」:ドイツの政治家であり、ナチスの副総統を務めた人物である。(国家社会主義ドイツ労働者党(=ナチ党)の創設メンバーの1人でもある。)フルネームは「RUDOLF WALTER RICHARD HEß」(ルドルフ・ヴァルター・リヒャルト・ヘス)である。

1894年生まれで、無くなったのは1987年である。ニュルンベルグ裁判で、戦争の陰謀と国際平和の擾乱の容疑で起訴され、終身刑の判決を受け、シュパンダウ刑務所に収監され、保釈されることなく獄中死を遂げた。(首吊り自殺とされているが、暗殺説もある。)

エジプト・アレクサンドリア生まれのドイツ人であり、教育を受けるためドイツ本国の寄宿制学校に入学して学ぶ。第一次世界大戦では父の反対を押し切って志願し、バイエルンの歩兵連隊に入営する。1917年にルーマニアで負傷した後、戦闘機パイロットに転向し、少尉に昇進するも、まもなく第一次大戦は終結し、これという功績はなかった。

その後、ミュンヘン大学に進み、経済学、歴史、地政学を学ぶが、在学中に国粋主義運動に参加し、トゥーレ協会や義勇軍に加わってミュンヘン・レーテ共和国の打倒に参加する。そして1920年にナチ党の創設メンバーとなる。しかし、1923年のミュンヘン一揆に参加するが、これに失敗してスイスに亡命するも、帰国して投獄される。出所すると、ナチ党の党内人事の調整役としてヒトラーとの密接な関係を務め、ヒトラーから信頼される側近中の側近となる。

1932年に党政治局中央委員長に就任し、全国の党活動を監督する責任者となる。1933年にヒトラー内閣が成立すると、4月にナチ党の副総統に就任、12月に国の無任所大臣に就任する。

党の副総統として、党員はヒトラーに対しての無条件服従を誓う個人崇拝を推進し、ヒトラー崇拝の中心的人物だった。これが後にヒトラーが彼を疎んじる原因となり、副総統でありながらも影響力を失っていくことになる。そして第二次大戦勃発前には国防会議のメンバーになるも、名前だけという形になっていた。

そんな中、1941/5/10に、ヘスは、ヒトラーに相談することなしにイギリスに飛び、対英和平工作を行おうとした。ドイツはこれに対して、精神異常の結果の行動と説明した。ヘスはハミルトン公と面会して身分を明かし、囚人としてロンドン塔に幽閉される。チャーチル首相は閣僚の反対で、ヘスの和平意図を公表できず、そのままヘスは監禁生活を続けることになり、鬱病から自殺未遂をするが、命は助かり、精神病院に収容され、終戦を迎える。

第二次大戦の戦争犯罪を裁くニュルンベルク裁判では、戦争犯罪には問われなかったものの、戦争の陰謀と国際平和の擾乱の容疑で起訴される。一貫して無罪を主張し、ヒトラーへの変わらぬ忠誠を示していた。しかし、判決は終身刑となり、他の戦犯たちと一緒に、シュパンダウ刑務所に収監されることになる。

他の戦犯たちが釈放されていくが、ヘスだけは釈放されることなく、1966年には唯1人の戦犯として服役を続ける。ヒトラーへの忠誠は変わらなかったことから、いつしか「ナチズムの殉教者」としてネオナチの間で祭り上げられていく。(しかしヘス自身はネオナチを嫌っていた。)

そして、約40年の服役となった1987/8/17、ヘスは電気コードを首に巻き付けて死亡しているのが発見された。公式には鬱病による自殺とされたが、遺書の筆跡が違う、コードが不自然な形で首に巻かれている、などとして、遺族は暗殺説を唱えている。

ちなみに、1941年にイギリスに飛んだヘスは替え玉だったという説もあるが、この時代の人物については色々に説があるものである。(替え玉説を唱える人は、本物のヘスは、イギリスに向かった際に撃墜されて死亡した、としている。)

93歳まで生きたが、ミュンヘン一揆での投獄と、ニュルンベルグ裁判での投獄とによって、人生の半分近くを監獄で生きた人物となった。

エルウイン・ロンメル」:ドイツ陸軍の軍人であり、陸軍元帥である。フルネームは「ERWIN JOHANNES EUGEN ROMMEL」(エルウィン・ヨハネス・オイゲン・ロンメル)である。第二次大戦ではドイツのアフリカ軍を指揮し、「砂漠のキツネ」と呼ばれて連合国を恐れさせたあのロンメル将軍である。アフリカ戦線では、不利な状況であったにも関わらず、巧みな戦術と用兵によってイギリス軍を打ち破り、名を馳せた。特にイギリスのチャーチル首相は彼のことを「ナポレオン以来の戦術家」と呼んで、イギリスを恐れさせた。

1891年生まれで、亡くなったのは1944年(自殺)である。中産階級の出身であり、ドイツ陸軍の元帥としては初めての貴族出身者ではない。また、彼は騎士道精神に溢れた行動と多才な人柄から現在でも人気の高い軍人の一人として知られている。

尚、この物語では「ロンメル」の名前が「ドメル(怒目流)」となっていたが、「ドメル」の名前はアニメ「宇宙戦艦ヤマト」に登場するガミラス軍銀河系方面軍作戦司令長官のドメル将軍から来ているが、このドメル将軍のモデルはロンメル将軍であり、ドメル将軍のキャリアはロンメル将軍のキャリアをもじっていた。また、騎士道精神を持っているところもロンメル将軍をモデルにしているためでもある。

ロンメルはエンジニア志望だったが、父から教師か陸軍士官になれと選択を迫られて軍人の道を選び、プロイセン王国のダンツィヒ王立士官学校に進む。第一次大戦ではルーマニア、イタリア、フランスの各戦線に従軍し、3度の負傷で一級、及び二級鉄十字章を受章し、イタリア北東部のカポレットの戦いで多くの捕虜を得る功績によって最高位のプール・ル・メリット勲章を受章した。(1917年の受賞者の中では最年少だった。)

第一次大戦後、陸軍に残り、ドレスデン歩兵学校、ポツダム歩兵学校の教官を務めている。また、1933年にナチスに入党している。また、1938年には大佐に昇進し、ウィーン郊外の陸軍士官学校の校長に任命され、1939年には総統警護大隊の指揮官に任命され、少将に昇進し、ドイツ軍のポーランド侵攻の際、総統専用列車「アメリカ」の警備にあたっていた。また、彼の記した「歩兵攻撃」という本をヒトラーは高く評価し、前線勤務を志願してポーランド戦の後、新編成された第7装甲師団の師団長に任命された。

その後、フランス戦線で功績を挙げ、中将に昇進した。一方、枢軸国のイタリアがアフリカで大敗したことから援軍の要請を受けたドイツは、彼をアフリカ戦線に派遣することにして、アフリカ戦線に参加することになる。数的にも不利で、安定した補給路もない中、巧みな戦略で倍以上の戦力のあるイギリス軍を壊滅させた。(ガザラの戦い)これによって1941年に装甲兵大将に昇進、1942年には元帥に昇進した。(ドイツ軍史上最年少元帥となる。)

1942年、トブルク攻略に成功するも、その後の状況の変化で補給が得られず、撤退していくことになる。(但し、連合国軍に多大な損害を与えている。)そして1943年になるとチュニジアに押し込まれるようになり、ヒトラーの命令で本国に送還される。(その後、部隊は降伏した。)その後は北部フランスの防衛を担当した。

1944/7/17、ノルマンディーの前線近くで負傷して入院、7/20に発生したヒトラー暗殺未遂事件に関与を疑われ、静養中の10/14、ヒトラーの死者から「反逆罪で裁判を受けるか、名誉を守って自殺するか」を迫られ、一切弁明することなく自殺をした。(一応、「戦傷による死」とされ、祖国の英雄として国葬が行われた。)尚、彼が暗殺に関与していたかは不明であるが、戦後、遺族は暗殺計画に反対していたと主張している。

彼の電気を映画化した作品として、1951年のアメリカ映画「砂漠の鬼将軍」(原題:THE DESERT FOX)、デスモンド・ヤングの原作を、ヘンリー・ハサウェイ監督、ナナリー・ジョンソンの脚本で、ロンメルを演じたのはジェームズ・メイソンである。(その他の出演者としては、セドリック・ハードウィック、ジェシカ・タンディ、ルーサー・アドラー、エヴェレット・スローン、レオ・G・キャロル、ジョージ・マクレディ、リチャード・ブーン、ダン・オハーリヒー、たち)と、1953年のアメリカ映画「砂漠の鼠」(原題:THE DESERT RATS)、監督はロバート・ワイズ、脚本はリチャード・マーフィ、音楽はアルフレッド・ニューマンとリー・ハーライン、ロンメルは「砂漠の鬼将軍」と同様にジェームズ・メイソンが演じている。(その他の出演者は、リチャード・バートン、ロバート・ニュートン、チップス・ラファティ、ロバート・ダグラス、トリン・サッチャー、チャールズ・ティングウェル、レオ・G・キャロル、たち)が制作されている。特に「砂漠の鼠」は受賞はならなかったが、アカデミー脚本賞にノミネートされている。

日独伊三国軍事同盟」:「日独伊三国同盟」と言うこともある。1940/9/27に、日本、ドイツ、イタリアの間で締結された同盟であり、これが第二次大戦の枢軸国となった。

条約調印式はベルリンで行われ、ドイツからは外相リのッベントロップが、イタリアからは外相のチアーノが、日本からは特命全権大使の来栖三郎が条約に調印した。

1936年の日独防共協定、1937年の日独伊防共協定では曖昧だった3国の協力関係を具体的らしたものであり、アジアでの日本の指導的地位と、ヨーロッパでの独伊の指導的地位の相互確認、ソ連を除く大戦不参加国からの攻撃に対する政治、経済、軍事面での相互援助の取り決めを定めたものである。

これによって、日本は、ドイツと対立するイギリスとオランダとの関係が悪化し、アメリカを挑発することになり、アメリカのくず鉄・鉄鋼の対日輸出禁止措置を生む原因になり、やがて、ABCD封鎖網を生み出すことになった。

この同盟には、3国のそれぞれの思惑があり、利害が一致したことから締結されたが、その思惑も外れてしまうことになった。特にドイツは、イギリス攻略を諦め、ソ連を撃破することを考え、日本と手を組むことで、日ソ戦開戦となってソ連軍を東西に分断できると考えた。が、日本は日ソ中立条約で戦争を避ける道を選び、ヒトラーが最も恐れていたアメリカに日本が宣戦布告してしまった。

また、日本はこの同盟にソ連を加えて、四国同盟としてアメリカを牽制することを考えていた。しかし、独ソ不可侵条約の破棄により、ソ連を引き入れることが出来なくなってしまった。

この同盟は、最終的には1945年の日本の降伏で消滅することになるが、1943/10/13にイタリア王国は連合国に降伏し、ドイツに宣戦したことで崩れる。一応、イタリア王国ではなく、イタリア社会共和国(サロ共和国)が三国同盟に加わるが、イタリアは内戦状態となり、ドイツの傀儡でもあったため、形だけのものだった。そして1945年になると、4/25のイタリア社会共和国の解体、5/7のドイツ降伏、8/15の日本の降伏で、短期間の間に一気に消滅することになった。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓参考まで

ゲッベルス―メディア時代の政治宣伝 (中公新書)

  • 作者: 平井 正
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1991/06
  • メディア: 新書

映画大臣―ゲッベルスとナチ時代の映画

映画大臣―ゲッベルスとナチ時代の映画

  • 作者: フェーリクス メラー
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2009/06
  • メディア: 単行本

炎と闇の帝国―ゲッベルスとその妻マクダ

炎と闇の帝国―ゲッベルスとその妻マクダ

  • 作者: 前川 道介
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 1995/07
  • メディア: 単行本

ゲッベルス (1971年)

ゲッベルス (1971年)

  • 作者: クルト・リース
  • 出版社/メーカー: 図書出版社
  • 発売日: 1971
  • メディア: -

ナチス情報戦略―操作される欲望ーゲッベルスの哲学 (1975年)

  • 作者: 安西 徹雄
  • 出版社/メーカー: 産業能率短期大学出版部
  • 発売日: 1975
  • メディア: -

戦艦ポチョムキン [DVD]

戦艦ポチョムキン [DVD]

  • 出版社/メーカー: アイ・ヴィー・シー
  • メディア: DVD

アウシュヴィッツ収容所 (講談社学術文庫)

アウシュヴィッツ収容所 (講談社学術文庫)

  • 作者: ルドルフ ヘス
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1999/08
  • メディア: 文庫

アウシュヴィッツ収容所―所長ルドルフ・ヘスの告白遺録 (1972年)

アウシュヴィッツ収容所―所長ルドルフ・ヘスの告白遺録 (1972年)

  • 作者: ルドルフ・ヘス
  • 出版社/メーカー: サイマル出版会
  • 発売日: 1972
  • メディア: -

ロンメル戦記 (学研M文庫)

ロンメル戦記 (学研M文庫)

  • 作者: 山崎 雅弘
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2009/11/10
  • メディア: 単行本

ロンメル語録―諦めなかった将軍

ロンメル語録―諦めなかった将軍

  • 作者: ジョン ピムロット
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 単行本

ロンメル将軍―砂漠の狐 (PHP文庫)

ロンメル将軍―砂漠の狐 (PHP文庫)

  • 作者: 柘植 久慶
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 文庫

カセリーヌ峠の戦い1943―ロンメル最後の勝利 (オスプレイ・ミリタリー・シリーズ 世界の戦場イラストレイテッド)

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  • 作者: スティーヴン ザロガ
  • 出版社/メーカー: 大日本絵画
  • 発売日: 2008/12
  • メディア: 単行本

砂漠の鬼将軍 [DVD] FRT-039

砂漠の鬼将軍 [DVD] FRT-039

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
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砂漠の鬼将軍 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
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砂漠の鼠 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
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日独伊三国同盟と第二次大戦 (岩波ブックレット―シリーズ昭和史)

日独伊三国同盟と第二次大戦 (岩波ブックレット―シリーズ昭和史)

  • 作者: 木畑 洋一
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1988/11
  • メディア: 単行本

第二次世界大戦と日独伊三国同盟―海軍とコミンテルンの視点から

第二次世界大戦と日独伊三国同盟―海軍とコミンテルンの視点から

  • 作者: 平間 洋一
  • 出版社/メーカー: 錦正社
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 単行本


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