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「NATIONAL LAMPOON'S CHRISTMAS VACATION」 [映画(洋画)]

表題の作品は1989年の映画「ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション」である。あの「ナショナル・ランプーン」シリーズの第三弾であり、あのグリズワルド家のバケーションが三度登場ということになった作品である。が、本作は前作までのように旅に出るのではなく、楽しいクリスマスを迎えようというお話である。(当然、これまでと同様にドタバタ・コメディとして展開されていく。→アメリカでは最大のかき入れ時であるクリスマスを如何にして楽しむか、ということで、家族全員で楽しめる作品となるが、日本では今一つなのが残念な所でもある。)

作品データを記しておくと、時間は95分、監督はジェレマイア・チェチック、脚本はジョン・ヒューズ、撮影はトーマス・アッカーマン、音楽はアンジェロ・バダラメンティである。そして出演は、チェヴィー・チェイス、ビヴァリー・ダンジェロ、ランディ・クエイド、ダイアン・ラッド、ジョン・ランドルフ、E・G・マーシャル、ドリス・ロバーツ、ジュリア・ルイス・ドレイファス、メエ・クエステル、ウィリアム・ヒッキー、ブライアン・ドイル・マーレイ、ジュリエット・ルイス、ジョニー・ガレッキ、ニコラス・ゲスト、ミリアム・フリン、たちである。

グリズワルド家の長・クラークは、古き良きアメリカのクリスマスを再現することを決意した。ということで、妻・エレンと息子・ラスティ、娘・オードリーの一家でクリスマスツリーとなる大きな樅木を切り出しに行き、家に持ち帰った。理想的なクリスマスを迎えるために、自分と妻の両親、更には従兄弟も招くことにしたが、両親とは今年の新年に喧嘩していたことを思い出し、ケチがつき始める。が、兎に角、クリスマスの飾り付けを行うことに集中する。ドタバタが繰り広げられていき、何とかして飾り付けが終わるも、クリスマス・ボーナスがまだ届かいていないことから、クラークは社長を誘拐し、クリスマス・ボーナスを支給して貰うように要求する。何だかんだで、ラストは、一家揃っての楽しい楽しいクリスマスを迎えることが出来た...

兎に角、アメリカではクリスマスというと1年の中での最大の楽しみである。それを「理想のクリスマス」を迎えようと考えるのも分かりやすい発想である。そんな中で悪戦苦闘する姿は身近な笑いでもあるだけに、大人から子どもまでがたっぷりと楽しむことが出来る。旅をするロードムービーではないが、「ナショナル・ランプーン」シリーズの楽しい所がたっぷりと出ているだけに、家族みんなで見たい作品の一つである。が、日本ではDVD化されていないという扱いなのが残念です。

 

↓ビデオです。

ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケ [VHS]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: VHS

↓こちらは輸入版なので、日本語字幕はありません。

National Lampoon's Christmas Vacation [VHS] [Import]

National Lampoon's Christmas Vacation [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Warner Home Video
  • メディア: VHS


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下川みくに『Reprise ~下川みくにアニソンベスト』 [音楽(特撮/邦楽)]

2007年にリリースされた2枚組のベスト盤であるが、基本的にはカヴァー曲が中心なので、「ベスト盤」らしいと言うことが出来るベスト盤である。収録曲は全22曲で、トータルでは約100分ということなので、たっぷりと聴くことが出来るのだが、1枚あたりにすると約50分×2ということで、ベスト盤としては中途半端なイメージもするベスト盤でもある。→1枚ものにして80分弱にすると、CDの能力を活用したものということになるが、2枚にしたということで、1枚もののベスト盤が持っているDISCを変える必要がないということが失われ、収録時間も通常アルバムと大差がないので、形ばかりのベスト盤に成り下がっているのが残念な所である。

まあ、アニソン王国のコロムビアではないということもあるのでしょうね...

収録曲は、各DISCに11曲ずつであり、DISC 1の収録曲は以下の通りである。『水の星へ愛をこめて』『魂のルフラン』『悲しみよこんにちは』『願い事ひとつだけ』『想い出がいっぱい』『残酷な天使のテーゼ』『輪舞-revolution-』『ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~』『愛・おぼえていますか』『KUJIKENAIKARA!』『そばかす』。

続いてDISC 2の収録曲は以下の通りである。『Alone』『tomorrow』『枯れない花』『all the way』『それが、愛でしょう』『君に吹く風』『南風』『もう一度君に会いたい』『Bird』『藍色の空の下で』『Life』。

オリジナル曲も含まれているが、こういう内容では、どうしてもカヴァー曲の方に目が入ってしまう。で、オリジナル曲とどうしても比べてしまうことになる。(そうなると、やはりオリジナルの方を聴きたくなってしまって...)

ということで、彼女のファンであれば良いでしょうが、やはり2枚ものにしたことで平凡すぎる内容になってしまい、折角の企画を潰してしまってますね、というベスト盤でした。

 

Reprise~下川みくにアニソンベスト

Reprise~下川みくにアニソンベスト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2007/12/19
  • メディア: CD


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メタル侍#9 [ドラマ]

今回の物語は、越後屋の恋と幽霊、平八親分の死ということがあって、いつも以上にハチャメチャな展開の楽しい物語になっていました。また、今回はBON JOVIの名前が劇中に登場していましたね。また、悪の限りを尽くすお奉行が、意外な一面を見せた物語でもありました。

出っさん、平八親分、おみつは盆除毘(ぼんじょび)渓谷にやってきて、おみつが観光ガイド気分で、過去にここで起こった悲劇の話をする。織物問屋の娘・お岩が悪代官に手籠めにされたことで身投げをし、この場所には幽霊が出るというのだった。江戸の町に戻ってきた3人だったが、急に平八親分が苦しみだして、おたふくに担ぎ込まれる。霊感でおみつは、盆除毘渓谷の幽霊が平八親分に取り憑いたものと考えて、祈祷師・おみつになって、悪霊退散!と始める。

で、お岩が現れた。(足のある幽霊だが、江戸時代以前の幽霊は足があった。17世紀後半から、幽霊は足がないということになっていった。)で、おみつが事情を聴いた。(お岩ちゃんと言っていました。)

そんな所に、越後屋が乗り込んできて、「堂々と(おみつを)掠っていく!」と宣言して、おみつを連れて行こうとするが、お岩に一目惚れして、おみつではなくお岩を掠っていった。

越後屋は奉行に申し出て、お岩と一緒になり、足を洗うという。奉行はそんな越後屋をお払い箱にした。が、それから越後屋は体調を崩してしまった。が、それと入れ替わるように、平八親分は何事もなかったように健康を取り戻した。

お払い箱にしたものの、越後屋の事が気がかりな奉行はお百度参りで越後屋の病気回復を祈っていた。それを目にしたおみつに奉行は、越後屋に対する思いを告げた。(この時、奉行は自分のことを「悪の権化」とまで言っていた。また、何度も掠われているのに、おみつは真剣に話を聞くというのも面白い...)そんなおみつは奉行の心に感動して、あることを告げた。

盆除毘渓谷に出っさんたち3人がいる。おみつは奉行に、越後屋を助けるために、お岩を封印するとして、ここに連れて来るように言っていた。で、お岩を連れて来た奉行は、おみつに引き渡した。で、祈祷師に早変わりしたおみつは、封印しようとする。お岩はその呪文で苦しみだし、お岩に惚れている越後屋は止めに入る。が、おみつは、お岩は幽霊であること、更に、お岩は幼なじみに惚れていて、どう転んでも越後屋を好きにならない、平八親分はお岩の思い人に瓜二つ、ということを告げた。

平八親分に気づいたお岩は、平八親分を追いかけ始めた。また、おみつの言葉で越後屋は元に戻り、奉行に付いていくことを改めて誓う。で、おみつを気絶させ、奪って逃げていった。それを見た出っさんは「許せねぇ」。一方、お岩に追いかけ回されている平八親分は、足を滑らせて盆除毘渓谷に転落してしまった。

奉行の屋敷では、いつものようにいつもの台詞が語られて、奉行は裸になっておみつを手籠めにしようとする。そこに出っさんが登場し、いつもの展開に。メタル侍になった出っさんは、手下を退治し、越後屋を倒すと、奉行に向かって行く。いつものように「どなたと心得る」「南町奉行であらせられるぞ」「助けてくれ」そして小判をばらまく命乞いをするが、メタル侍はアクビをしてそれを聴いていた。で、奉行の一連の命乞いが終わると、メタル侍は「鋼鉄頭部震源地」を繰り出して、奉行を成敗すると、去っていった。おみつはまたもメタル侍に惚れ直していた。

おたふくで、平八親分の祭壇が飾られている。盆除毘渓谷に落ちた平八親分は死んでしまったのだった。が、そこに平八親分が現れた。遺影を見て「自分だ」と言う平八親分は、棺桶を見て「自分がいる」と言うと、死んだことを口にして、幽霊になって戻って来たことを告げた。更に、お岩と所帯を持つことにしたと言う。平八親分はお岩と共に幽霊として出っさんとおみつの側にいるというのだった。

怪談話の形式でスタートするが、それを面白おかしくおみつが言っていることから、「怖さ」は全くないのだが、時代劇の幽霊登場のパターンをネタにしてしまうのは本作らしいところですね。が、平八親分が死んでしまったというのはちょっと意外な方向に進んでいきました。

後半の奉行の屋敷では、メタル侍がアクビをしながら奉行の一連の台詞を待っているというのは面白い所でした。それぞれの見せ場をちゃんと見せてやるメタル侍は、悪者を退治するヒーローとしては、そこまで余裕を見せないでもと思ってしまうが、「見せる」ということでは視聴者のことをしっかりと分かっているキレモノですね。

今回はおみつのコスプレは無いに等しいものだったが、祈祷師となって「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」の呪文を言っていたところは迫力がありました。メタル侍よりも目立っていて、おみつが完全に主役と言って良い物語でもありました。

 

メタル侍 第参巻 [DVD]

メタル侍 第参巻 [DVD]

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • メディア: DVD

メタル侍 第壱巻 [DVD]

メタル侍 第壱巻 [DVD]

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • メディア: DVD
メタル侍 第弐巻 [DVD]

メタル侍 第弐巻 [DVD]

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • メディア: DVD
メタル侍 第四巻 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • メディア: DVD

↓盆除毘(BON JOVI)のアルバムをいくつか...

ザ・サークル~デラックス・エディション(DVD付)

ザ・サークル~デラックス・エディション(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2009/11/04
  • メディア: CD

クロス・ロード/ザ・ベスト・オブ BON JOVI

クロス・ロード/ザ・ベスト・オブ BON JOVI

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2006/01/25
  • メディア: CD
Bon Jovi

Bon Jovi

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Island / Mercury
  • 発売日: 1999/02/09
  • メディア: CD
New Jersey

New Jersey

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Vertigo
  • 発売日: 1999/02/09
  • メディア: CD
Slippery When Wet

Slippery When Wet

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal Japan
  • 発売日: 1999/02/09
  • メディア: CD
Cross Road

Cross Road

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal International
  • 発売日: 1994/10/18
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形泪37話(2nd.24話・アナザーストーリー2話)[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

6回目となる「銭形泪・2nd.24話」(通算では37話)の「第三帝国からの挑戦状 ~アドルフ・ヒトラーを迎撃せよ!」の「裏ネタ編」は、月経流巣が口にした言葉の中から、第三帝国でも行われていたことでもある事柄に関して、「陰謀」について、「粛清」について、「異常」について、「演説」について、「処刑」について記します。

尚、約3年2ヶ月前のBS-i(当時)での再放送時に記した本編について記した記事(「改訂版」となります。)の前半は「ここをクリック」、後半は「ここをクリック」してご覧下さい。

陰謀」:密かに企む謀(はかりごと)のことである。謀であるため、これは良からぬことを企むものであり、悪事に関係することについてのものである。(人助けなどの善行について、他人に知られないように勧めている事柄は「陰謀」とは呼ばない。)但し、それに加わっている人物にとっては「悪事」という認識はなく、「作戦」「計画」「戦略」などという認識がされている。

法律用語の世界では、2人以上の複数の人間が違法行為(犯罪行為)を謀議することを指している。よって、謀叛、暗殺計画、強盗計画などは、単独犯でなければ「陰謀」と言うことになる。(単独犯でこれらの犯罪行為に手を出そうとしている場合は、法律の世界では「陰謀」と呼ばない。→あくまでも現代の日本の法律が及ぶ範囲に於いてのことである。)

尚、「悪事」というのは、その時の権力者側を中心にした立場ということになり、計画段階は同じであっても、これが成功した場合と失敗した場合とでは呼び方が変わることがあるものでもある。つまり、権力者の暗殺計画というものが練られたする。暗殺が失敗した場合は、権力者は無事で実行犯が捕らえられることになり、権力者を倒すという悪事を防いだことになり、権力者から見るとこの計画は「悪事」と言うことになって「陰謀」と呼ばれる事になる。逆に、暗殺が成功して権力者が倒れた場合は、実行犯は、若しくはその仲間が権力を握ることになり、この実行犯が権力者となるため、以前の(悪い)権力者を倒したという「改革」(または「革命」)を成功させた英雄となる。よって、暗殺計画は悪事ではなくなるので「陰謀」とは呼ばれないことになる。→実行前段階ではどちらも同じであるが、実行した際の結果で180度違うことになってしまう。(失敗したら「極悪人」となり、成功したら「英雄」ですからね...→クーデターも、成功すれば「革命」となり、失敗すれば「陰謀」ですからね...)

また、権力者の方が政敵などを失脚させる目的で、良からぬことを企んでいるように見せかけて、それを暴いて「陰謀を企んでいた」とすることがあるが、この場合は権力者が無事であれば、無実であっても失脚した方が「陰謀」に加担していたとされてしまう。(失脚した人にしてみると、「権力者による陰謀」ということになるのだが...)逆に、これが権力者によるでっち上げと言うことがバレて、権力者の方が失脚した場合は、新たな権力者(この場合は失脚を逃れたものになることが多い。)が前の権力者の陰謀を防いだ、ということになる。

このように、あくまでも「陰謀」というのは、それに加担しているものにとっては単に、理想を求めるための「計画」でしかなく、結果によって「陰謀」となることがあるものである。

尚、英語では「Plot」と言うが、「Conspiracy」「Intrigue」と呼ばれることもある。(日本語の場合と同様に、失敗した場合であり、成功したら「革命(Revolution)」になる。)

粛清」:権力者が、自分の反対勢力の者たちや、将来自分の地位を脅かす存在になりそうな人物や勢力を排除することを言う。その手段は様々であり、暴力を伴って身柄を拘束し、何らかの罪を犯した事にして排除することが多い。または何らかの弾圧をおこなったり、時には強制収容や暗殺ということが行われる場合もある。

捕らえられた方は、主に政治犯として強制収容所に収容されたり、遠方に送致されたりする。中には収容所で死刑が執行される場合もある。

特に、独裁国家の場合は、歴史を紐解くと、当たり前のようにこれが行われていて、独裁者はその地位を保ち、反対者を排除している。(共産主義国家でも多く見られる。)

歴史上では古代から行われていることであって、古代の中国(国名を記すと「秦」「漢」「清」などで行われたものは特に有名である。)では頻繁に行われた記録がある。また、中世のヨーロッパでも多数行われている。日本でも、豊臣秀次が処刑されたり、幕末期の安政の大獄がある。また、昭和初期の治安維持法による弾圧もこれに含まれる。

20世紀になってからは、ソ連が成立した直後のレーニンによる粛清やスターリンの大粛清、ヒトラーが政権を取った後に行われたナチス政権下での大粛清は有名である。また、戦後では、冷戦下でのアメリカでの「赤狩り」、中国の「文化大革命」、カンボジアのクメール・ルージュによる大粛清、北朝鮮での一連の粛清、東欧諸国での粛清などがある。

尚、英語では「Liquidation」または「Purging」という。

ところで、「粛正」も「しゅくせい」と呼んで、同音であるが、これは厳重に取り締まって不正を無くしたり、ぶさんな所を排除するという意味であり、「粛清」とは全く異なるものである。

異常」:「普通とは違った状態」のことを指す言葉である。ここでいう「普通」というのは、「正常」「通常」「健常」ということである。しかし、人によって「正常」「通常」というものは違いがあるため、「正常」や「通常」という言葉自体もはっきりと定義する事が出来ないので、「異常」という定義もはっきりと行うことが出来ない。

しかし、統計学的な概念を導入すると、「通常」というものは平均値と標準偏差からある程度定義することが可能となる。例えば、気象学ではこれが適用されて、「異常気象」ということが言われる。(例えば「今年の夏は異常に暑い」「異常に雨が降る」などであり、これらは平均気温や平均降水量と比べて標準偏差以上に差がある場合を言う。)

また、形などを対象とした場合は、奇形なものであれば「異常」と言うことが出来る。但し、工業製品の形であれば、量産品の場合では奇形な場合、すなわち正しくないものは「不良(品)」と呼んで「異常」とは言わないし、動物学的な奇形であれば「奇形」と言って「異常」とは言わないことが多い。

つまり、言葉の上では基本となる「普通」ということが定義出来ないため、一般的な通念が基準となって、それと違っているものが「異常」と呼ばれる事になる。よって、時代の変化によっては、これまでは「異常」と呼ばれたものが「異常」では無くなるということもある。

違った所では、特に評点が劣っているものに対して「異常」と言うことがある。尚、この場合は「居城」という言葉に蔑視しているという意味合いが含まれていることになる。逆に、飛び抜けて優れているものに対しても「異常」と言う場合がある。(この場合は「蔑視」ではなくて「畏敬の念」があるのが一般的である。)→要するに、正規分布で平均値から標準偏差の±σは「普通」であるが、±2σや±3σに入るようだと「普通ではない」と見なされるということですね...

この物語では、月経流巣が「異常」という言葉を口にしたのだが、月経流巣の考えている「普通」というものと、ちゃんが考えている「普通」というもの、更にはマニアックな柴田太郎さんの考えている「普通」というものは、ある程度は重なっているでしょうが、隔たりも大きいような気もするのですが...(誰の「普通」が、一般人の考える「普通」に最も近いのでしょうかねぇ?→普通に考えるとちゃんということになるでしょうが、ちゃんは「IQ180」ということでは「異常」ですし...(IQは平均が100ですから...))

演説」:議会や民衆の前で、自分の主義や主張を話すことである。現在では、選挙の際に候補者が選挙運動の一つとして行ったり、各国首脳が議会などで行うのが一般的なものとなっている。また、「演舌」という表記もある。

「演説」という言葉は、元々は仏教語であって、道理、教義、仏の教えを人々に説いて布教するという行為のことを指した言葉である。これが、いつしか、自分の意見や主張を人々に向けて述べるという現在の「演説」に転じて用いられるようになった。

歴史上でも、近代国家では政治家がこれを行うことで民衆に広く支持されるようになるため、重要視されていて、現代ではその意見や主張の内容だけでなく、「演説」の上手い下手が選挙に大きな影響を与えるようになっている。(特に、アメリカの大統領選挙は演説が下手であると致命的になる。)

歴史上では、1863年のアメリカ・リンカーン大統領のゲティスバーグ演説、1961年のケネディ大統領の大統領就任演説は余りにも有名である。

日本でも、明治時代には多くの政治家の演説の中に有名なものがいくつかある。(残念ながら、現代の政治家は、演説が上手いと言えるような人がいないので...)

尚、英語では「Speech」と言うが、「Address」「Harangue」「Oration」という単語も「演説」という意味がある。また「Public Speaking」と言う場合もある。

処刑」:刑に処すことである。尚、「刑に処す」と言うのは、懲役○年ということで刑務所に収監されることであっても、「罰金○万円」ということで罰金を払うことであっても「刑に処せられた」ことになる。しかし、「処刑」というと、いくつかある刑罰の中でも「死刑」に処すことを言う。(「死刑」以外の刑に処した場合は「(刑罰を)執行」と言うのが一般的である。但し「死刑」も「死刑を執行した」と言う場合もある。)よって、「死刑」と同義語と言って良いのが現状である。(ちなみに「死刑」と「私刑」は、共に「しけい」と読むが、前者は法的に定められた刑罰で命を絶つ刑罰であるが、後者は方に寄らずに私人が勝手に制裁を加えるものである。)

英語では「Execute」と言い、「死刑執行」のことを「Execution」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓いくつか

陰謀の世界史 (文春文庫)

陰謀の世界史 (文春文庫)

  • 作者: 海野 弘
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 文庫

世界の陰謀論100―天使と悪魔のデスノート人類家畜化計画進行中。 (SAKURA・MOOK 62)

世界の陰謀論100―天使と悪魔のデスノート人類家畜化計画進行中。 (SAKURA・MOOK 62)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 笠倉出版社
  • 発売日: 2009/05
  • メディア: 単行本

「陰謀」大全 (宝島社文庫)

「陰謀」大全 (宝島社文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 文庫

世界陰謀史事典

世界陰謀史事典

  • 作者: ジョエル レヴィ
  • 出版社/メーカー: 柏書房
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本

ソ連極秘資料集 大粛清への道―スターリンとボリシェヴィキの自壊1932‐1939年

ソ連極秘資料集 大粛清への道―スターリンとボリシェヴィキの自壊1932‐1939年

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 大月書店
  • 発売日: 2001/10
  • メディア: 単行本

20世紀最大の謀略 赤軍大粛清 (学研M文庫)

20世紀最大の謀略 赤軍大粛清 (学研M文庫)

  • 作者: ルドルフ シュトレビンガー
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 文庫

赤軍大粛清―20世紀最大の謀略 将校大量殺戳の謎に潜むスターリンの狂気とヒトラーの陰謀

赤軍大粛清―20世紀最大の謀略 将校大量殺戳の謎に潜むスターリンの狂気とヒトラーの陰謀

  • 作者: ルドルフ シュトレビンガー
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 1996/10
  • メディア: 単行本

異常値の出るメカニズム 第5版

異常値の出るメカニズム 第5版

  • 作者: 河合 忠
  • 出版社/メーカー: 医学書院
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 単行本

データマイニングによる異常検知

データマイニングによる異常検知

  • 作者: 山西 健司
  • 出版社/メーカー: 共立出版
  • 発売日: 2009/05/23
  • メディア: 単行本

後世に伝える言葉―新訳で読む世界の名演説45

後世に伝える言葉―新訳で読む世界の名演説45

  • 作者: 井上 一馬
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本

名演説で学ぶアメリカの歴史

名演説で学ぶアメリカの歴史

  • 作者: 上岡 伸雄
  • 出版社/メーカー: 研究社
  • 発売日: 2006/09/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

演説力―わかりやすく熱い言葉で政治不信を吹き飛ばせ

演説力―わかりやすく熱い言葉で政治不信を吹き飛ばせ

  • 作者: 岩見 隆夫
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2009/07/25
  • メディア: 単行本

リンカーン演説集 (岩波文庫 白 12-1)

リンカーン演説集 (岩波文庫 白 12-1)

  • 作者: エイブラハム・リンカーン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1957/01
  • メディア: 文庫

世界を変えた名演説集―その時、歴史は生まれた

世界を変えた名演説集―その時、歴史は生まれた

  • 作者: サイモン・シーバッグ モンテフィオーレ
  • 出版社/メーカー: 清流出版
  • 発売日: 2009/06
  • メディア: 単行本

ナチ・ドイツと言語―ヒトラー演説から民衆の悪夢まで (岩波新書 新赤版 (792))

ナチ・ドイツと言語―ヒトラー演説から民衆の悪夢まで (岩波新書 新赤版 (792))

  • 作者: 宮田 光雄
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 新書

拷問・処刑・虐殺全書―現代も行なわれている残酷刑のすべて

拷問・処刑・虐殺全書―現代も行なわれている残酷刑のすべて

  • 作者: 柳内 伸作
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 1999/04
  • メディア: 単行本

知れば知るほど残酷な世界史―拷問、処刑、殺人…禁断のファイル (祥伝社黄金文庫)

知れば知るほど残酷な世界史―拷問、処刑、殺人…禁断のファイル (祥伝社黄金文庫)

  • 作者: 桐生 操
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 文庫

処刑と拷問の事典

処刑と拷問の事典

  • 作者: ジェフリー アボット
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2002/09
  • メディア: 単行本


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