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「犬」(その6) [映画(邦画)]

今回は、シリーズ最終年の1967年に製作された2本の中から、最終作の1つ前となるシリーズ第8作について記します。

シリーズ第8作早射ち犬」(1967年)
作品データを記しておくと、1967年の大映京都の作品で、時間は86分、監督は村野鉄太郎、脚本は藤本義一、撮影は上原明、美術は渡辺竹三郎、音楽は山内正である。そして出演は、田宮二郎、天知茂、小沢昭一、江波杏子、坂本スミ子、成田三樹夫、藤岡琢也、財津一郎、嘉手納清美、橘喜久子、伊達三郎、橋本力、夏木章、仲村隆、北城寿太郎、小山内淳、藤井竜史、山根圭一郎、たちである。

気ままな暮らしをしていた鴨井大介は、ギター片手に流しの歌手として暮らすようになっていて、その美声は界隈では評判となっていたが、華やかな歌手となることを嫌い、ボロアパートでの暮しに満足していた。そんなある日、大阪で三千数百万円の現金が強奪されるという事件が起った。また、底には白井という男の焼死体があり、同じアパートに住む五郎が、その事件の容疑者として浮かび、五郎は全国に指名手配されてしまった。東京でそれを知った大介は、顔馴染みの刑事・木村と協力して事件を究明することに乗り出した。まもなく、クラブ「ハバナ」が麻薬と関係がありそうだと知った大介は、「ハバナ」に潜入して調査をする。そして、「ハバナ」と新興宗教・天心精霊会の関係が麻薬で結ばれていることを突き止めた。一方、五郎は出産間近の妻がいて、逃げ回っていることを知る。五郎は、焼死体で発見されたのは白井ではなく、天心であり、白井は天心に化けていて生きていること、そして自分は白井に身替りの犯人にされそうになって逃げていた。全ての事実を知った大介は立ち上がり、精霊会に乗り込む。そして白井たちとの戦いになる。大介の拳銃の腕前の前に白井たちは敵ではなく、一味は全て倒された。事件の全てが明るみに出て、五郎の容疑は晴れ、身重の妻は無事に赤ちゃんを出産した。

これまでの作品と比べて違うのは、大介の身に降りかかった火の粉を払うために動くのではなく、親しくしている隣人に対する容疑に立ち向かって行くという所である。そのため、「大介がいい人」という印象になってしまい、「鴨井大介」というキャラクタの魅力が半減してしまったのが残念なところであった。一応、見事な曲撃ちが登場して、事件の黒幕をあぶり出し、それをやっつけるというお馴染みの展開はあるものの、スケールが小さくなってしまったという印象だけが残った作品でした。→シリーズも終焉が近い、と感じさせる内容だった、と言うことが出来る。(が、本作は人気が落ちて終演したのではなく、田宮二郎が大映を退社したことによるシリーズ終了だったのですけどね...)

 

↓DVDではなくてビデオです。

早射ち犬 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 大映
  • メディア: VHS


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ケータイ刑事銭形泪4話[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]

銭形泪」第4話「舞台の上で死ねれば本望だ! ~劇団ちからわざ俳優殺人事件」の裏ネタ編・増補の第3回目(この物語についての通算では8回目となる)となる裏ネタ編は、この物語についての打ち止めとなります。今回はこの物語での舞台劇がこれだったことから「学園ドラマ」についてと、そこに出てきた小物から「教卓」について、「黒板」について、「バケツ」について、そしてちゃんはこれが起こったと思った口にした「漏電」について記します。

この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2008/7/29,31,8/5,7,9付けで記しています。)

学園ドラマ」:物語の舞台を学校としたドラマのことである。また、学校全体やクラスなどを中心としたもの、ある一人の教師を中心としたもの、ある一人の生徒を中心にしたものに分類出来る。この物語の舞台劇はあるクラスを中心としたものであったが、佐藤二朗さんの校長先生が中心だったとも言える内容でしたね...

当然、小学校、中学校、高等学校、大学のそれぞれが舞台となる作品があり、それぞれに於いて名作と呼ばれる作品が生まれている。また、それ以外の学校としては、幼稚園や保育園、予備校や塾、専門学校、職業訓練学校(警察学校や消防学校など)を舞台とした作品もある。

ちなみに、「ケータイ刑事」は主役が女子高生であるが、学校が舞台になる物語は無く、「学園ドラマ」ではない。(何本かは学校が事件の舞台となった物語もあるが、それらも「学園ドラマ」とは言うことは出来ない。)

教卓」:英語では「Teacher's Desk」、学校の各教室に設置されているものであり、教師が使用する机のことである。(教師が事務処理などを行うのに使う職員室にある教師用の机のことは含まない。)高さは1m前後であり、立っている教師が使いやすい高さに設計されている。また、天板の大きさは、幅は70cm~1m程度で奥行きは45cm~50cm程度というものが一般的である。

教室にあるため、小学校のように(一部の例外はあるものの)全教科を担任教師が教える場合を除いて、複数の教師が使用することになるため、共用設備ということになる。また、授業の際に教師が教科書や教材を置くのに使われるが、引きだしは無く、天板とその下に一段の棚が設けられている程度である。

また、学校の教室ではなく、体育館や講堂の舞台上に、講演会や演説会が行われる場合などにも使用される。これも「教卓」と呼ばれるが、学校の教室で使用されるものと比べると、見た目もしっかりしたものになっていて、木製のしっかりしたものが多い。また、こちらの教卓には、舞台上に設置されて使用されるのが一般的であるため、その際に使用されるマイクなどの備品を収納する引きだしが付いているものが多い。最近では、講演の際にパソコンを使って資料を見せることが一般的になっていることもあって、電気コンセントやパソコン接続用の端子などを備えたものもある。

黒板」:白墨(チョーク)を使って文字や絵を書くこと/消すことが出来る板である。学校や企業の事務所などで広く使用されるものである。英語では「Blackboard」と言う。

板に油煙済や漆などの塗料が塗布されているため、黒または緑色をしている。(現在では緑色と言うのが一般的である。→それでも「緑板」でなく「黒板」と言う。英語の「Blackboard」の直訳した言葉が定着したためでもある。)

チョークで文字を書き、消すのは黒板消し(「黒板拭き」と言う場合もある。)を使う。原理は、雑巾のように黒板上に記されたチョーク(の粉)を拭き取る。そのため、使用した黒板消しにはチョークの粉が付き、叩いたらそれが飛び散ることになる。(汚れた黒板消しを外で叩いてチョークの粉を落として綺麗にする、ということが一般的に行われるが、掃除機の同じ原理で、クリーナーでチョークの粉を拭き取るクリーナーがある。)で、黒板消しは学校の悪戯の一つとして、古くからある。(教室の扉(→一般的に引き戸ですね。)に挟んでおき、扉を開けた人の頭に落ちるように仕掛けるというもの。)

チョークは粉が残り、また手にもそれが付いて汚れるため、近年では水性ペンを使ったホワイトボードと呼ばれるものに取って代わられるようになっている。(特に企業の事務所ではホワイトボードの方が主流である。)

近年では「電子黒板」と呼ばれるものが登場しているが、これは「ホワイトボード」をより使いやすくしたものであり、正確には「黒板」を電子化したものではない。(ホワイトボードを電子化したもの、と言った方が正しい。)しかし、「電子黒板」が登場した当初は、ホワイトボードもあったものの、一般的には浸透していなかったこともあって、「電子黒板」と呼ばれている。

電子黒板は、盤面上に書いた文字や絵プリントアウトすることが出来るものである。(要するに、移動可能なシートの上に文字や絵を書き、それをスキャニングして、ファックスの原理で紙に印刷する。)近年ではコンピューターと接続して使用するものも登場している。

バケツ」:(主に)液体の運搬に使用される取っ手の付いた容器のことである。蓋の付いたものと付いていないものの両者があり、円筒形のものが一般的である。(正確には寸胴ではなく、円錐の一部分を切り取った形というのが正しいですが...)木製や金属製のものがあるが、現在では合成樹脂を使ったものが一般的になっている。

「バケツ」と言う言葉は、元々は英語の「Bucket」であり、鉱石や土砂の運搬に使用されている容器を指す言葉が訛ったものである。そのため「バケツ」以外の名称として「バケット」と言うことも(一部には)ある。

用途は液体の運搬(拭き掃除をする際の水を溜めておくというのは誰もがやっていますね。)に使用したり、家庭ゴミ(主に生ゴミなど)を一時的に保管しておく容器として使用される。また、液体でなくても粉末や小物の運搬、更には土や砂の運搬にも使用されることもある。更に、花瓶の大きなものと見なして、生花の一時的な保存用の容器として使用されることもある。

液体の運搬ということでは、火事の際に行われる「バケツリレー」が知られている。(最近では、バケツで水を運搬しなくても、大人数が列を作り、そこで物資の運搬をリレーすること自体を「バケツリレー」と言う様になっている。)これは、人が水の入ったバケツを移動して運ぶよりも効率が良いということで行われるものである。しかし、バケツリレーを行うにはちょっとしたコツ(水位、リレーの列、受渡しの際にバケツを持つ位置などは効率に直結する。)があり、それから外れると効率が悪くなる。(ちなみに「バケツリレー」と言う言葉は和製英語である。)

現在、一般的に販売されているバケツの容量は、せいぜい15リットル程度まで(大抵は10リットル以下である。)である。これは、容量が大きくなると大量の液体が入るが、それだけ重くなってしまい、運搬しにくくなるためである。尚、家庭ゴミの一時保管として使用される「ポリバケツ」と呼ばれるものがあるが、これは「バケツ」を大きくしたものである。但し、運搬するためというよりも一時保管用の容器という方が強くなっている。ポリバケツでは容量が50リットル~90リットル程度のものが一般的となっている。

漏電」:文字通り、電気が漏れることである。電気自身は目で見ることが出来ないものであるため、「漏れる」と言っても、電気回路から外れて電流が流れる現象のことである。電気配線の絶縁が破けたり、絶縁されている導体間が何かによって接続されることで閉回路が作られ、予期していない所に電流が流れることである。

漏電が起こると、損失電力の増加になり、更にこれが感電の原因になったり、過熱して火災の原因になる場合もある。(火災に至らなくても、熱によって絶縁体が解けることがある。→更なる「漏電」となったり、ショートを起こす原因となる。)

漏電の原因となるのは、長期使用による絶縁体の経年変化によるものもあるため、定期的に点検は必要である。また、時々耳にすることがある動物(鼠など)がケーブルをかじったことが原因となる事故も、定期点検で早期発見が可能になり、事故防止に繋がる。

また「トラッキング現象」と呼ばれるものは、長年の使用で埃が溜まり、それが電気回路を作り、電流が(アース電位に)流れることである。これは過程でも起こることであるが、定期的に電気機器やコンセントを掃除していれば防ぐことが出来る。(→特にコンセント回りは、埃が蓄積しているのを忘れがちになってしまうだけに、1年に1回ぐらいは掃除をしましょう。)

尚、英語では「Leak」と言う。→秘密情報が漏れることを「情報がリークした」と言うが、その「リーク(Leak)」である。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
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黒板イレーザースポンジ・プラ台 CR-ER80-BL

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トンボ ニューセレクトバケツ BL B15

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かしこいバケツ 17L ナパオレンジ

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リッチェル広口バケツ 9型 容量/8.8L 口径303×H207mm(RC:1000066494)

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8l  防火用バケツ[2個組] Ea999ld-1

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Sunny Daysお洗たくバケツ

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ウォッシュマジック(バケツ付)

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漏電保護 ビリビリガード(標準型) GR-XB1515

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  • 作者: 竹谷 是幸
  • 出版社/メーカー: オーム社
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  • 出版社/メーカー: 電気書院
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ケータイ刑事銭形泪37話(2nd.24話・アナザーストーリー2話)[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

今週は「名曲探偵アマデウス」が新作ではないので、ピンチヒッター・ちゃんです。尚、来週の「名曲探偵アマデウス」は、やはり15分繰り下がって20:15からで、ファイルNo.051のフォーク「レクイエム」、12/13はファイルNo.052の武満徹「ノヴェンバー・ステップス」、12/20は年内最後となるファイルNo.053・パガニーニ「24の奇想曲」と続きます。


7回目となる「銭形泪・2nd.24話」(通算では37話)の「第三帝国からの挑戦状 ~アドルフ・ヒトラーを迎撃せよ!」の「裏ネタ編」ですが、今回はちゃんが口にした「インディ・ジョーンズ」についてと「聖杯」について、柴田さんが口にした「クローン人間」について、最初の殺人事件から「貫通」についてと「薬莢」について記します。

尚、約3年2ヶ月前のBS-i(当時)での再放送時に記した本編について記した記事(「改訂版」となります。)の前半は「ここをクリック」、後半は「ここをクリック」してご覧下さい。

インディ・ジョーンズ」:考古学者のインディアナ・ジョーンズを主人公とした映画、ドラマ、とょ右折のシリーズのことである。ジョージ・ルーカスとスティーヴン・スピルバーグが原案を作、現在まで4作製作された映画「インディ・ジョーンズ」シリーズが最も有名であるが、TVの連続ドラマとしてインディの若かりし日々を描いたドラマシリーズ、更にはその小説が発表されている。

インディアナ・ジョーンズ(INDIANA JONES)は考古学者であり、冒険家という設定であり、1899/7/1に、アメリカ・ニュージャージー州プリンストンで、スコットランド出身の中世文学研究者ヘンリー・ジョーンズの長男として生まれる。本名はヘンリー・ウォルトン・ジョーンズ・ジュニアである。父からは「ジュニア」と呼ばれていたが、この呼び方が気に入らず、飼っていた犬の名前である「インディアナ(Indiana)」、またはその略称である「インディ(Indy)」を名乗るようになった。少年時代には、父が世界各地の大学で講演するのに同行し、世界各地を訪れている。この時に考古学の手ほどきを受けている。13歳の時、ボーイスカウトで訪れたユタ州の岩山で、コロナードの十字架を盗掘していた一味と対決することになり、この時に盗掘団のリーダーに度胸を認められ、フェドーラ帽を与えられ、この帽子が彼のトレードマークになる。また、この一連の争奪戦の時に、サーカス列車の中で、多数の蛇の飼育層に落ちて蛇嫌いになり、ライオンを仕込むのに鞭を使っていて、これは後々まで引きずっている。(この部分は、映画第3作で描かれている。)

若かりし日々を描いたドラマシリーズでは、この後の学生時代の冒険物語が描かれていて、第一次大戦に参加している。が、最前線で戦うことに虚しさを感じ、フランス軍の諜報機関に転属して、世界各地で諜報活動を行った。また、戦後、人類学者・ブロニスワフ・マリノフスキー博士と出会って考古学者になる決意をし、アメリカに帰国してシカゴ大学に進学、更にソルボンヌ大学の大学院に進学して、色々と学んだ。そしてプリンストン大学の教授となり、教鞭をとりながら世界各地を冒険するようになる。(時間軸では、映画第2作、第1作、第3作の順になる。)

第二次大戦ではOSSに在籍、再び諜報活動に従事する。終戦後は大学教授に戻るも、ロズウェル事件に関わっている。(映画第4作)

4本製作されている映画は、1981年の「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」、1984年の「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」、1989年の「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」、2008年の「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」があり、いずれもハリソン・フォードがインディを演じている。

「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」は、神秘的な力を宿していると言う十戒の破片を納めた聖櫃を巡り、ナチスと対決する物語である。この作品が大ヒットしたことで、シリーズ化されることになった。かつての連続活劇の要素を取り入れた冒険アクションの連続という娯楽作品である。

作品データを記しておくと、1981年、115分の作品で、原題は「RAIDERS OF THE LOST ARK」。原案はジョージ・ルーカスとフィリップ・カウフマン、監督はスティーヴン・スピルバーグ、製作総指揮はジョージ・ルーカスとハワード・カザンジャン、脚本はローレンス・カスダン、撮影はダグラス・スローカム、特撮はILM、音楽はジョン・ウィリアムス、出演は、ハリソン・フォード、カレン・アレン、ウォルフ・カーラー、ポール・フリーマン、ロナルド・レイシー、ジョン・リス・デイヴィス、デンホルム・エリオット、アルフレッド・モリナ、アンソニー・ヒギンズ、たちである。

「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」は、第1作よりも1年前の物語で、チベットからインドの山奥に入ったインディが、伝説の秘宝・サンカラ・ストーンを探し求めるている邪教集団と対決臑物語である。連続活劇がスケールアップして「ジェットコースター・ムービー」と言う言葉が生まれた作品でもある。

作品データを記しておくと、1984年、118分の作品で、原題は「INDIANA JONES AND THE TEMPLE OF DOOM」、原案はジョージ・ルーカス、監督はスティーヴン・スピルバーグ、製作総指揮はジョージ・ルーカスとフランク・マーシャル、脚本はウィラード・ハイクとグロリア・カッツ、撮影はダグラス・スローカム、特撮はILM、音楽はジョン・ウィリアムス、出演は、ハリソン・フォー、ケイト・キャプショー、キー・ホイ・クァン、ロイ・チャオ、アムリッシュ・プリ、フィリップ・ストーン、ロシャン・セス、リック・ヤン、デヴィッド・ヴィップ、チュア・カー・ジョー、フィリップ・タン、ダン・エイクロイド、たちである。

「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」は、インディの少年時代も描かれ、父・ヘンリーも登場するということになった作品であり、ナチスとの間で聖杯を巡る争いということで、今回の「銭形泪」のネタとしては多くのものがこの作品から引っ張られている。

作品データを記しておくと、1989年、127分の作品で、原題は「INDIANA JONES AND THE LAST CRUSADE」。原案はジョージ・ルーカスとメノ・メイエス、監督はスティーヴン・スピルバーグ、製作総指揮はジョージ・ルーカスとフランク・マーシャル、脚本はジェフリー・ボーム、撮影はダグラス・スローカム、特撮はILM、音楽はジョン・ウィリアムス、出演は、ハリソン・フォード、ショーン・コネリー、デンホルム・エリオット、アリソン・ドゥーディ、ジョン・リス・デイヴィス、ジュリアン・グローヴァー、リヴァー・フェニックス、マイケル・バーン、ケヴォルク・マリキャン、たちである。

「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」は19年ぶりとなるシリーズ第4作であり、物語の時代設定も第二次大戦後の東西冷戦下となっている。インディの息子が登場したり、宇宙人が登場するというように、これまでのシリーズでは考えられない要素が入ったことで、期待を裏切られたという声が多かった。(「インディ・ジョーンズ」というよりも「Xファイル」のような雰囲気で...)

作品データを記しておくと、2008年、124分の作品で、原題は「INDIANA JONES AND THE KINGDOM OF THE CRYSTAL SKULL」。原案はジョージ・ルーカスとジェフ・ナサンソン、監督はスティーヴン・スピルバーグ、製作総指揮はジョージ・ルーカスとキャスリーン・ケネディ、脚本はデヴィッド・コープ、撮影はヤヌス・カミンスキー、音楽はジョン・ウィリアムス、出演は、ハリソン・フォード、シャイア・ラブーフ、レイ・ウィンストン、カレン・アレン、ケイト・ブランシェット、ジョン・ハート、ジム・ブロードベント、イゴール・ジジキン、アラン・デイル、たちである。

テレビシリーズは「『インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険」というタイトルの作品で、放送されたエピソードは22本ある。(これに映画の4本がエピソード23~26として加わって、「インディ・ジョーンズ」シリーズが完成する。但し、映画第2作がエピソード23で、映画第1作がエピソード24となっている。→時系列順に並べているためである。)

1992年~1993年に製作され、1~5はインディが10歳頃、(演じたのはコーリー・キャリアー)、6~22はインディが17歳頃(演じたのはショーン・パトリック・フラナリー)の物語である。

聖杯」:いくつかの意味があり、一般的に知られているのは、キリスト教の儀式で用いる祭具の一つであり、聖餐に用いられる杯のことを指している。ラテン語では「Calix」、英語では「Chalice」と言い、日本語では「カリス」とも呼ばれる。儀式では葡萄酒を入れる。

また、キリスト教では、聖遺物の一つとされていて、キリストの最後の晩餐の時に使われたとされる杯のことでもある。これは英語では「Holy Chalice」と言う。

そして、映画「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」に登場したものであり、ちゃんが言葉として発したものは、所謂「聖杯伝説」として語られているものであり、十字架に架けられたキリストの身体から流れた血を受け止めたとされるものであり、中世の西ヨーロッパにはこれにまつわるいくつかの伝説がある。(「聖杯伝説」)これはフランス語では「Graal」、英語では「Holy Grail」と呼び、日本語でも「聖杯」と呼ばれているが、伝説であって、本当に杯であるのかは定かではない。また、複数の伝説があり、それらが同一物とは思えない節もある。

尚、「聖杯伝説」については、アーサー王の伝説が有名であり、これについて記された書物もいくつかあるので、興味があれば読んでみるのがよろしいかと...

クローン人間」:「クローン」とは、同一の起源を持ち、かつ、均一な遺伝情報を持つ核酸、細胞、個体の集団のことである。1個の細胞(または1個の固体)から無性生殖によって増殖した生物であるため、元になったものと同一という特性を有している。英語では「Clone」と言う。

古くからあるものとしては、植物の「挿し木」がこれに該当する。(農業の発展にも寄与している。)

近年では、遺伝子工学の発展により、遺伝子クローンが作り出されている。また、動物も実際に生み出されている。古い所では1891年にドリーシュがウニ卵の分割によって正常なウニ幼生を発生させていて、これが人工的に作られた動物固体のクローンとされている。その後、研究が進み、1952年にヒョウガエルの初期胚の細胞や核を不活化した未受精卵に移植することで作り出されたものが世界初のクローン動物となった、その後、研究対象が哺乳類になって、カエルと同様の方法で1981年に羊のクローンが誕生している。(但し、これらは動物細胞のクローンであって、実際の動物固体ではない。)

動物の体細胞を持ったクローンは、1962年にアフリカツメガエルのオタマジャクシから核を移植することで作り出されたのが最初である。そして1996年7月に、有名な羊のドリーというクローン羊が作り出されている。(ドリーは2003/2/14に死亡している。現在は剥製されて、エディンバラの王立博物館に陳列されている。)

現在では、クローンが作成された動物としては、ヒツジ、ウマ、ヤギ、ウサギ、ブタ、ネコ、ラット、イヌなどがある。

「クローン人間」となると、人間のクローンということになるが、現時点ではこれに成功下という報告は無い。但し、既に成功しているが、それが公にされていない、とも考えられている。また、積極的には研究されておらず、倫理的な問題から、ヒトクローンは禁止するということがほぼ合意されつつある。というのは、他の動物のクローンから分かったこととして、ほぼ全ての動物のクローンには、何らかの欠陥(エラー)が報告されているため、人間に適用するには倫理的に問題がある、とされている。そのため、既に法律でクローン人間を生み出すことを禁止している国もある。(イギリス、フランス、ドイツ、日本などでは既に法律が施行されている。)

また、倫理以前に技術的な問題(欠陥)があるとされている。クローンには何らかの欠陥があるため、現時点では通常のその動物固体よりも寿命が短いのではないかと言われている。

現実世界ではクローン人間は法的に禁止された国もあるが、禁止されていない国もある。また、技術的な問題と倫理的な問題があって、完成したという報告は現時点では全く無いが、空想の世界(映画や小説などの世界)では既に一般的なものになっていて、クローン人間が登場する作品は既に多数ある。(「スター・ウォーズ」のクローン兵はクローン人間であり、共和国側が兵士として生み出したものである。)

クローン人間というと、同じ顔をしているというイメージがあり、実際、「スター・ウォーズ」に登場するクローン兵は同じ顔である。(髪型までは同一ではない。)また、同じ顔になるということから、「独裁者がクローンで自分の影武者を作る」「クローン人間同士による殺人ゲームをギャンブルとする」というアイデアを映画化した作品もある。→これらを認めると、クローン人間は人間と違って人権を認めないことになり、奴隷と同じになってしまうため、現実世界ではこれを防ぐためにもヒトクローンは全面禁止されるべき、という考えが主流になっている。

まあ、空想世界の話として、SFの世界に登場するもの、という認識でよろしいかと...

貫通」:突き通すこと、または突き通ることである。身の回りにあるものでは、「トンネルが貫通した」「ピアス用の穴が貫通した」などと言うことがある。また、この物語では被害者の身体から銃弾が発見されなかったために「銃弾が貫通した」と考えられたが、銃社会のアメリカでは、比較的耳にすることの多い使い方でもある。(但し、「銃弾が貫通した」ということは、この傷が致命傷となって死亡する場合もあるが、その部位にもよるが、銃弾が体内に残らなかったことから命が助かった、ということもあり得る。)

鉄道車両では、複数の車両が連結されているが、車両と車両との間を貫く通路のことを「貫通通路」と言い、そこにある扉を「貫通扉」と言う。特に先頭車両の場合には、先頭車両同士を連結することもあるが、先頭車両には運転台があるため、貫通通路が設けられない場合がある(新幹線の車両はこの代表例である。)が、一部のJR特急車両や一部の鉄道会社の車両では、先頭車両同士が連結された場合でも貫通通路が確保されている車両もある。(貫通扉が設けられている先頭車両を「貫通型」、貫通扉が設けられていない先頭車両を「非貫通型」と言う。但し、貫通型であっても、運転台には立入出来ないようにする扉の工夫がされている。)

英語では「Penetration」または「Perforation」と言うが、「Go through」と言う言葉も使われることがある。ちなみに「胸に貫通銃創を受ける」ことを「Be shot through the chest」と言う。

薬莢」:英語では「Cartridge Case」または「Shell」と言う。銃砲で弾丸を発射するための発射薬(一般には火薬が使われる)を詰めるための容器のことである。材質は真鍮、軟鋼などの金属というものが一般的であるが、猟銃用の薬莢では、プラスチック製や紙製というものも一部にある。(軍や警察が使用する銃砲の薬莢は金属製である。)

薬莢の役割は、これを用いることで、銃に弾頭と火薬を迅速に装填することが可能になるということと、発射薬を水分から保護する(高湿や乾燥の両方から守ることになる。)こと、更に、発射時に銃砲尾から火薬ガスが発生して漏れないように、銃砲尾を塞ぐ役割がある。

尚、薬莢の開発の時に、偶然に発見された金属が「ジュラルミン」(アルミニウムと銅、マグネシウムなどの合金である。)であるということは有名な話である。(軽い薬莢を開発する際、アルミニウム製の薬莢が開発されたが、アルミは強度が高くないので、より強度のある金属材料の開発が行われていた。この時、軽いアルミに銅を混ぜたらよいのでは、という発想から生まれた。但し、薬莢としては失敗したが、この時生まれたジュラルミンは軽量で強度の高い金属として幅広く利用されていくことになった。→このように、当初の開発目的とは違う所で多く使われることになった発明品って、意外と多くあります。)

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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インディ・ジョーンズ コンプリート・コレクション [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
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インディ・ジョーンズ/ クリスタル・スカルの王国 スペシャルコレクターズ・エディション【2枚組】 [Blu-ray]

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The Adventures Of Young Indiana Jones Vol.1 [DVD] [Import]

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インディ・ジョーンズアルティメット・ガイド (LUCAS BOOKS)

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  • 作者: ジェームズ ルシーノ
  • 出版社/メーカー: エフエックス
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 大型本

インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 (ハヤカワ文庫NV)

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  • 作者: ジェイムズ・カーン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2008/04/09
  • メディア: 文庫

ヤング・インディ・ジョーンズ(全8巻)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/03
  • メディア: 単行本

アーサー王と聖杯の物語―サトクリフ・オリジナル〈2〉 (サトクリフ・オリジナル (2))

アーサー王と聖杯の物語―サトクリフ・オリジナル〈2〉 (サトクリフ・オリジナル (2))

  • 作者: ローズマリ サトクリフ
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2001/03
  • メディア: 単行本

レンヌ=ル=シャトーの謎―イエスの血脈と聖杯伝説 (叢書ラウルス)

レンヌ=ル=シャトーの謎―イエスの血脈と聖杯伝説 (叢書ラウルス)

  • 作者: マイケル ベイジェント
  • 出版社/メーカー: 柏書房
  • 発売日: 1997/07
  • メディア: 単行本

聖杯の探求―キリストと神霊世界

聖杯の探求―キリストと神霊世界

  • 作者: ルドルフ シュタイナー
  • 出版社/メーカー: イザラ書房
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 単行本

知られざる聖杯伝説―死海文書と聖杯の謎 (開かれた封印 古代世界の謎)

知られざる聖杯伝説―死海文書と聖杯の謎 (開かれた封印 古代世界の謎)

  • 作者: クリストファー ナイト
  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 1998/04
  • メディア: 単行本

クローン人間 (光文社新書)

クローン人間 (光文社新書)

  • 作者: 粥川 準二
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2003/01
  • メディア: 新書

生命科学の冒険―生殖・クローン・遺伝子・脳 (ちくまプリマー新書)

生命科学の冒険―生殖・クローン・遺伝子・脳 (ちくまプリマー新書)

  • 作者: 青野 由利
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: 新書

クローン、是か非か

クローン、是か非か

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 産業図書
  • 発売日: 1999/08
  • メディア: 単行本

人クローン技術は許されるか

人クローン技術は許されるか

  • 作者: 御輿 久美子
  • 出版社/メーカー: 緑風出版
  • 発売日: 2001/09
  • メディア: 単行本

マイクロエース クモハ123-2・3 前面非貫通 2両セット A3680 【鉄道模型・Nゲージ】

マイクロエース クモハ123-2・3 前面非貫通 2両セット A3680 【鉄道模型・Nゲージ】

  • 出版社/メーカー: マイクロエース
  • メディア: おもちゃ&ホビー

ドイツ軍弾丸ネックレス ペンダント ミリタリー

ドイツ軍弾丸ネックレス ペンダント ミリタリー

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: ウェア&シューズ

スカイ・クロラ 押井守モデル 薬莢(やっきょう)型ドアチャイム

スカイ・クロラ 押井守モデル 薬莢(やっきょう)型ドアチャイム

  • 出版社/メーカー: プロモーショナル・パートナーズ・ワールドワイド
  • メディア: おもちゃ&ホビー

1/35 12.7mm弾(Cal.50)空薬莢(10発入)

  • 出版社/メーカー: アドラーズネスト
  • メディア: おもちゃ&ホビー

各種薬きょう記号集 (1965年) (科警研資料〈第34号〉)

  • 作者: 警察庁科学警察研究所
  • 出版社/メーカー: 警察庁科学警察研究所
  • 発売日: 1965
  • メディア: -


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