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「NIGHTHAWKS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1981年のアメリカ映画「ナイトホークス」である。「ロッキー」でスターとなったスタローン主演の刑事アクション作品であるが、ちょっと違う姿のスタローンを見ることが出来る作品である。(女装しているところなど。)また、こういう作品では悪役の存在感が命であるが、この点に関してはルトガー・ハウアーが存在感を見せている。物語の方は今一つ纏まりが悪いのが残念な所である。が、力だけは入っている作品である。

作品データを記しておくと、時間は99分、原案はデヴィッド・シェイバーとポール・シルバートの2人、監督はブルース・マルムース、脚本はデヴィッド・シェイバー、撮影はジェームズ・A・コントナー、音楽はキース・エマーソンである。そして出演は、シルヴェスター・スタローン、ルトガー・ハウアー、リンゼイ・ワグナー、ビリー・ディー・ウィリアムズ、パーシス・カンバッタ、ナイジェル・ダヴェンポート、ジョー・スピネル、キャサリン・メアリー・スチュワート、フレデリック・トレヴェス、たちである。

ニューヨーク。ディークとフォックスは刑事であり、囮捜査で実績を上げている名コンビである。今日も女装して強盗を逮捕していた。それと同じ頃、ロンドンではあるデパートがテロリストに狙われ、ウルフガーと名乗る犯人は、政府の植民地政策に対するテロ運動として更なる犯行予告声明を出していた。が、ウルフガーの組織が警察の手入れを受けた。しかし、反撃に出て逃亡してしまう。そしてパリに渡り、仲間と落ち合うと、整形してニューヨークに潜り込んだ。で、ニューヨークでは対テロリスト・アクション・コマンド部隊にディークとフォックスが配属され、事件を追う。そしてディークとフォックスはウルフガーに傷を与えるが逃げられてしまう。それからウルフガーの逆襲が始まり、壮絶な戦いが繰り広げられていく。ウルフガーの魔の手はディークの別れた元妻・アイリーンにも迫るが、ディークは女装してアイリーンになりすまし、ウルフガーをおびき出し、決着を付けた。

アクションも派手で、展開としては悪くないのだが、ラストの決着を付けるところが今一つ盛り上がらない。それまではアクション作品という感じで進んでいた物語が、最後の所で毛はコメディになっているように感じてしまい、興ざめてしまう。(ここだけは作り直して貰いたいと...)

が、スタローンの女装姿が見られるということで、アクション映画の展開であるコメディと考えたら宜しいのかと...

 

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古代少女ドグちゃん#9 [ドラマ]

残りも少なくなってきた「ドグちゃん」。(全12話なので年内に終了してしまう。)今回の物語は、妖怪が一度に2人(2匹の方が正しい?)登場し、コンビとして立ち向かってくるというものとなり、今までとは少し違った展開でした。また、ドグちゃんの方も紀美香とコンビになって妖怪に立ち向かっていったということで、こちらも今までにない展開で楽しませてくれました。

また、演出の方には「人間スローモーション/ストップモーション」を駆使した映像表現は面白い所でした。(今回の監督は豊島圭介監督であったが、脚本はKJということで、映画「0093 女王陛下の草刈正雄」を思い出させてくれました。)

冒頭は「エコエコアザラク」を思い出させてくれるホラー作品仕立てでスタートということで、雰囲気が随分と違っているのだが、「肉食系」という流行りの言葉を採り入れ、しかも流行の言葉とは違う意味での解釈もしていて、正に「何でもあり」の「ジャンクドラマ」という看板らしい面白い物語となっていました。

誠の事が好きな紀美香は、ドグちゃんの存在に嫉妬していた。で、黒魔術を使ってあるものを呼び出していた。で、紀美香の前にユカリとクリスチーネと名乗る怪しげなセーラー服姿の姉妹が現れた。廃工場に連れて行かれた紀美香は、姉妹の言いなりで、契約をしてしまい、姉妹はドグちゃんを排除する契約として動き出した。

杉原家では、ドグちゃんが誠に対して恋愛感情を持ち始めているようで、ドキゴローはそのことを心配していた。そんなところにあの姉妹が現れる。「地獄の肉食姉妹」と名乗る姉妹はドグちゃんを襲うが、妖怪臭を感じていたドグちゃんは直ぐに応戦する。この時はユカリに傷を負わせる事が出来て、何とか姉妹を追い払ったドグちゃんだった。

地獄の肉食姉妹は、地獄に住む殺し屋であり、誰かの依頼があると現世に現れてその依頼を請け負うという妖怪だった。で、今回は誠の事が好きな紀美香が、誠につきまとうドグちゃんに嫉妬して依頼したものだった。

一方、一旦退散した地獄の肉食姉妹は、怪我をしたユカリは怒りが収まらず、次の手立てを考える。で、ドグちゃんの僕である誠に目を付けた。そしてドキゴローと共に誠は地獄の肉食姉妹に捕らえられてしまった。が、これに紀美香が反発し、誠を助けてくれ、と言うが、地獄の肉食姉妹は一切受け付けなかった。

ということで、紀美香はドグちゃんに助けを求めた。全てを話した紀美香は、誠を巡るライバルということを超えて、協力して地獄の肉食姉妹に立ち向かっていった。

廃工場に乗り込んでいったドグちゃんと紀美香。啖呵を切って2人は名乗り、バトル開始。(当然、戦いはドグちゃんが担当して、紀美香は戦略担当である。)地獄の肉食姉妹のタッグ攻撃にドグちゃんは吹っ飛ばされるが、紀美香の知恵で、次にはその攻撃を躱すドグちゃん。更に紀美香の戦略がハマリ、最後は「パプロフの犬・条件反射」で隙を見せた地獄姉妹はドグちゃんの前に敗れ、「ドキドキウェーブ」で退治された。

ただ、誠の母の形見であるセーラー服はボロボロになってしまい、そのことが気がかりなドグちゃんだったが、誠は「縫えばいい」と言っていた。

ここのところ、ドグちゃんが誠に対して恋心が芽生えているという所が描かれていただけに、今回の紀美香の描き方は面白い所でした。しかも、黒魔術を簡単に使ってしまうというように、後先を考えずに行動しつつも、誠のピンチには、ドグちゃんと協力して立ち向かおうとするなど、良い感じでした。で、ドグちゃんに友情のようなものを感じることになったが、ドグちゃんに対しては「私達かせ見れば、ドグちゃんも妖怪なんだ」と言っていて、自分たちとは違う存在と言っているのも複雑な所で、人間心理の描写の上手い所でした。

ただ、流石に妖怪に対して、紀美香もドグちゃんの様な格好をして立ち向かうということはしなかったが、この点については「残念」という声もあるのかも...???が、優等生でクラス委員長でもある紀美香というキャラは戦略家であって知的なところを描いたということでよろしいかと...(黒魔術に安易に手を出したのは、高校生という若さ故、ということでよろしいかと...)

演出の一つとして使われていた「人間スローモーション」や「人間ストップモーション」であるが、最近のCGを多用した映像を見慣れていると、手作りという感じが出て、しかも「ジャンクドラマ」という言葉の持つイメージにもピッタリ当てはまるというのも良いですね。しかも本作はCGを使った映像も使っているので、ローテクからハイテクまでを駆使していて、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい楽しい世界に満ちていました。

今回は「風刺」というよりも「現実的」な姿が描かれていたが、誠を巡るドグちゃんと紀美香がどうなっていくのか、新たなお楽しみが出来ました。

 

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↓一応、こういうものを...
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野球狂の詩#20「スチール100円」 [アニメ]

今回の物語は、メッツ・ナインではなく、本拠地の国分寺球場を根城としているスリ親子の物語。100円というのは、盗んだ財布から100円だけ盗み、その後で財布を元に戻すということをやっているということで、1回の盗みでは100円しか取らない、ということである。というのは、財布の中身については、大きい方だとどのくらい入っていたのかを把握していても、小銭になるとはっきりとは分からず、100円玉1枚が減っていても、盗まれたことには気づかない、という盲点を突いているということである。

スリの甚五郎とその息子・右太エ門は親子のスリであり、国分寺球場を根城としていた。ターゲットは勝っている方のスタンドの客であり、財布を盗んで100円だけ抜き取り、次は財布を元に返すという手口を繰り返していた。1回の被害額が100円ということと、財布は元に返すことから、被害届は全く出ていなかった。

国分寺署の刑事・銭形は、スリが横行しているのに被害届が全く出ていないことに疑問を持っていて、今日もスリに目を光らせていた。そんな中、甚五郎が客の懐から財布を抜き取るところを目撃したことから甚五郎を捕まえた。球団事務所で調べるが、財布は何処にもなく、「間違いだった」ということになってしまった。が、これは甚五郎が財布を盗もうとした時ではなく、返そうとした時だった。

銭形は、警戒を強くするが、甚五郎も何か新しい方法を考えて、警察に取り押さえられても逃げる方法を考えていた。

息子。右太エ門が試合前のメッツ・ベンチの鉄五郎の所に泣きついて、働かせて欲しい、と頼み込む、父は入院中で、母は既に死んでいると言って、情に訴える右太エ門。更に「メッツで一番偉いのは鉄五郎」と言う。で、鉄五郎は気をよくして何とかしようとした。

その日の夜の試合、警察はスリに対する警戒を強める。そんな中、甚五郎はいつものように観客の財布を抜き取った。それを見た銭形が追う。甚五郎は逃げて、バックネット裏に逃げるが、御用となる。が、甚五郎は財布を持っていないと主張し、実際、財布は持っていなかった。銭形は、途中で財布を誰かに渡したと考え、甚五郎が逃げる途中にすれ違ったビール売りの子どもが仲間と考えた。が、その少年は無関係だった。で、甚五郎を捕まえることが出来なかった。その時、グランドにはボールボーイをしていた右太エ門がいた。

警察の目をすり抜けてスリに成功した甚五郎は、次の日も同じ手を使ってスリを行う。そして同じように逃げるが、ここで計算違が起こった。主審からボールを持ってくるように言われた右太エ門。父がこちらに逃げてくるので、その場にいたが、主審から「ボールを」と何度も催促される。で、仕方なくボールを持っていったことで、甚五郎が盗んだ財布を受け取ることが出来ず、甚五郎は遂に逮捕された。

シーズンは終了した。鉄五郎は国分寺球場で練習をしていて、そこに右太エ門がいた。今日は父が退院する日と言う右太エ門。甚五郎は警察を釈放される時、銭形から就職先を紹介され、右太エ門は国分寺球場にいる、と告げられる。で、国分寺球場にやってくると、右太エ門は鉄五郎と一緒に練習をしていた。鉄五郎は右太エ門の足が速いことに注目していた。そして鉄五郎に右太エ門を鍛えて貰い、野球選手となる夢を持った。

人混みではスリというのは必ずと言っていいほどいるものであるだけに、遠くない物語である。が、スリだけでなく、警察は「現行犯」で無ければ被害届が出ていないと動くことが出来ないのが基本である。今回の物語は、そういうところを上手くついた物語である。が、部分的にはスリを擁護する内容という指摘も出来るだけに、微妙な物語ですね。ただ、スリが成功を続けるものの、やがて御用となるとうことで、、悪事を懲らしめるという内容に、一応なっていますけど...

100円という盲点を突いた所、調子に乗って同じ手を使ってスリを続ける所は人間心理を上手く描いており、更に人情深い所が鉄五郎や銭形刑事に見られるというように、物語としたら内容のあるものであるだけに、作品の評価としたら実に難しい物語でした。

今回の物語中のエラーは、スリの息子・右太エ門が鉄五郎に「働かせてくれ」と頼み込むところの観客席である。この時は試合前であって客席には誰もいない状況である。そのため、座席が見えるはずなのに、空の座席ではなくて満員の観客がいるように描かれていました。ただ、観客は顔まで描かれている訳では無く、大観衆の場合によく用いられるものである円をたくさん描いているというものを使っていました。(これって、満員の試合の時の観客席では当たり前のように出てきているものである。)

次回の物語は「鉄五郎のバラード 」です。やはり本作の主役は鉄五郎ということで、またまた鉄五郎が主役の物語です。

 

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ケータイ刑事銭形泪38話(2nd.25話・アナザーストーリー3話)[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形泪[裏ネタ編]」は、通算では第38話となる2nd.25話(アナザーストーリーの第3話)の「未確認生物メッシー現る ~マルコポーロを迎撃せよ!」に突入です、初回となる今回はサブタイトルにある言葉から「未確認生物」についてと「マルコ・ポーロ」について、そして「メッシー」の元ネタとなる「ネッシー」「クッシー」「イッシー」について、そして劇中で少しだけ触れられていた「東方見聞録」について記します。尚、「未確認生物」については「未確認生物(U.M.A.)」として、「ネッシー」については「ネス湖のネッシー」として「・6話[裏ネタ編]」で記しているが、それをベースにして加筆しました。

尚、約3年2ヶ月前のBS-i(当時)での再放送時に記した本編について記した記事(「改訂版」となります。)は「ここをクリック」してご覧下さい。

未確認生物」:「未確認動物」と言うこともある。英語では「Cryptid」と言う。尚、日本では「未確認飛行物体」に類似した言い方として「Unidentified Mysterious Animal」として、この頭文字から「UMA(ユーマ)」と言うこともある。(これは日本だけで呼ばれている言い方であって、世界的には通じない。尚、これについては「海・1st.6話」で高村さんは「うま」と呼んでいた、これは謝った読み方であって、「ゆーま」と読むのが正しい。)

生物学的に存在が確認されておらず、目撃例や伝聞による情報のみがある生物のことである。当然のことながら、伝説として語り継がれている空想上の動物や妖怪の類は含まれない。尚、「生物学的に確認する」というのは、目撃(目撃写真やビデオ、足跡などの物的なものを含む)だけがあっても「確認」とはならず、学問的に、どういう分類がされるのか、進化の過程はどういうものなのか、類似した生物との関係は、等が明らかになって生物学的に分類された事で「確認された」ことになる。(当然、生物学的に確認されると、その時点で「未確認生物」ではなくなるが、それまでは「未確認生物」である。)

現在、「未確認生物」として知られているものとしては、アメリカ・ロッキー山脈の「ビッグフット」、イギリス・ネス湖のネッシー(近年では否定する意見が多くなっているが、完全に「否定」という結論は出ていない。)、ヒマラヤ山脈のイエティ(雪男)、中国のテンシー(チャイニーズ・ネッシー)などが知られている。また、日本では、北海道・屈斜路湖のクッシー、鹿児島県・池田湖のイッシー、ツチノコなどが「未確認生物」として知られている。

また、以前は「未確認生物」とされていて、生物学的に確認されたものとしては、ジャイアント・パンダ、ローランド・ゴリラなどがある。これらの動物は19世紀以降に確認されたものであり、それ以前は「未確認生物(動物)」であった。

尚、未確認生物は、目撃談として語られているものであるため、伝聞されている間に尾ひれが付くことがある。また、面白おかしく脚色されていることもある。で、「謎の生物」ということでミステリーやオカルトの世界と融合しやすく、柴田太郎さんのようなマニアも生まれている。→100%信じるというのには色々と無理があります。(ただ、何処まで信じるかは、思想の自由もあるので、人それぞれですけど...)

マルコ・ポーロ」:MARCO POLO、13世紀から14世紀に生きたイタリア・ヴェネチアの旅行家である。生まれは1254年で、商人の子として生まれる。1271年に父と叔父と共に、陸路をアジアに向かい、中央アジアを経て元の(夏の都である)上都に入り、皇帝フビライに謁見し、その後、17年間に渡って元に仕える。その間に中国各地を旅行して見聞を広めた。1292年にイル・ハンに嫁ぐタタール族王女に付き添って、無事に送り届ける役割を命じられ、泉州を航路で旅立つ。マレー半島、スマトラ、インドの海岸沿いに航行し、ペルシャに到着する。任務を終えたマルコ・ポーロは、その後は陸路で故郷・ヴェネチアに向かい、1295年の冬に、24年ぶりに帰国した。

その後、ジェノヴァとの戦いで捕虜となって投獄され、この時に口述したものがルスティケッロが記した「東方見聞録」である。→マルコ・ポーロが記したというのは正確ではなく、彼が口述したものをルスティケリが記して編纂したものである。また、晩年には「自分が本当に見たことの半分も書いていない」と言ったとされている。

ネッシー」:「Nessie」。イギリス・スコットランド北部のハイランド地方にあるイギリス最大の淡水湖のネス湖で多数の目撃例が報告されている未確認生物である。「ネス湖の怪獣」と呼ばれているが、その存在は確認されていない。20世紀の最大の謎の一つとして世界的に知られている未確認生物であり、その代表的なものである。そのため、他の場所でこれに似た未確認生物は「○○ネッシー」と呼ばれることが多い。(「チャイニーズ・ネッシー」はその代表である。)

尚、生息しているとされているネス湖は狭長な形をした淡水湖であり、長さは約35km、幅が約2kmという非常に細長い湖であり、面積は約1800平方キロである。最大深度は230m、氷食を受けた地溝湖である。北東にはネス川が流れ出ていて、その河口にある都市・インヴァネス(ハイランド地方の唯一の市で、人口は約5万人)が最寄りの都市である。

19世紀から目撃例が報告されているが、20世紀になってから、とりわけ1933年以降に目撃例が多くなり、写真や映像も公表された。その正体についても色色々と語られていて、目撃証言や写真から推察して、恐竜時代に生息していた大型水棲爬虫類の首長竜の生き残り説が古くから語られてきた。また、同じ生き残り説でも、竜脚類の生き残り説もあり、更には哺乳類説、両棲類説、魚類説、海牛類説などもある。

但し、目撃証言や写真の多くは自然現象の誤認であり、他の既知の動物であったり、船舶や流木、波またはその影であることが証明されている。若しくは、完全に捏造と判断されているものもある。ということで、存在に関しての決定的な証拠はない。また、「首長竜の生き残り説」はネス湖は氷河の侵蝕によって誕生した湖であるため、恐竜が生きていた時代には氷の地であり、科学的に生き残りということはあり得ないとして否定されている。

また、1993年になって、長い間、ネッシーの存在の根拠となっていた1934年に撮影された写真(既に、大型生物ではなく、小さなものということは証明されていた。)がトリック写真であったと、撮影者が(死の前に)告白したことから、ネッシーの存在を否定する意見が更に強くなった。(この写真は、その時には既に、科学的な検証で、他のものと思われるという考えが主流になっていた。)

それ以外の写真や映像も、21世紀になってからの再調査による解析では、それに写っている物はボートの航跡、群れをなした水鳥、ボート、流木、小さな影であることが確認された。ということで、現在では「存在しない」と言う考えが主流になっている。

クッシー」:北海道屈斜路湖に棲息するとされている未確認生物であり、日本の未確認生物としては最も有名である。名前はネス湖のネッシーに因んで、屈斜路湖の怪物と言うことで「クッシー」と命名された。1972年に最初の目撃例があり、1974年にはクッシーと思われる写真が撮影されている。その後、70年代には多数の目撃証言があるが、1997年6月の目撃証言以降は全く目撃例が報告されていない。

コブのようなものが目撃避けていて、その大きさは10~15m程度であり、首長竜の生き残り説、イトウ説、アメマス説などがあるが、招待は謎のままである。ただ、北海道では首長竜の化石が多数見つかっていることから、首長竜の生き残り説が強く支持されているが、カルデラ湖である屈斜路湖には餌となる魚が存在しないとして、存在自体を否定する意見もある。

屈斜路湖は北海道弟子屈町にあり、日本最大のカルデラ湖である。面積は約80平方キロ、湖岸の長さは約57km、湖面の標高は121m、最大水深は117m、平均深度は28mである。また、湖の中にある中島は周囲12km、面積5.7平方キロという大きな島であって、日本にある湖中島では最大の島である。(また、中島は二重式火山でもある。)

イッシー」:鹿児島県指宿市にある池田湖に棲息するとされている未確認生物である。1961年に初めて目撃されたとされているが、有名になったのは1978年のことである。9月に20人以上が目撃されたとし、更に写真が撮影されて、一気に未確認生物がいるとして話題になった。

イッシーの招待は不明であるが、池田湖にはオオウナギが棲息していることから、その巨大なものというのが定説になっている。またはハクレンの群の魚影の誤認ではないかという説も有力である。イッシーは体長は約10m~20mという大型の水棲生物とされていて、目撃証言の多くは「黒いコブのようなものが移動していた」というものが多い。

尚、池田湖は保母円形のカルデラ湖であって、周囲は約15km、直径は約3.5kmの淡水湖である。九州最大の湖であり、湖面の標高は66m、深さは233mである。また、湖底には固定火山があることでも知られている。

東方見聞録」:イタリアの旅行家・マルコ・ポーロが東洋(元の国)を旅した旅行記である。1298年から1299年に獄中にいたマルコ・ポーロが口述し、それを同じ獄中にいたルスティケッロが筆記したものである。内容は、元の国についてが詳しく記されているのをはじめ、13世紀末の東洋についての様子が詳しく記されている。

日本では、「東方見聞録」という名前で知られているが、この写本のタイトルは「Il Milione」である。(日本語に訳すと「百万」である。)また、別名としては「世界の記述」(La Description du Monde)という名前が知られている。

尚、ルスティケッロはピサ出身の小説家であり詩人でもある。アーサー王伝説の「アーサー王の円卓騎士物語」の翻訳者として知られている。

「東方見聞録」は4冊の本から構成されていて、1冊目はヴェネチアを出発して元に到着するまでの中央アジアで遭遇したことが記されている。2冊目は元についての内容であり、元の皇帝であるクビライについてや宮廷のことなど、元についてが記されている。3冊目は当時の東アジアの国々についてのことが記されていて、日本が「ジパング(Zipangu)」として記されている。日本以外では、インド、スリランカなどについても言及されている。さして4冊目は、モンゴルの戦争に関してとロシアなどの極東(極北)地域についてが記されている。

当時のヨーロッパでは、アジア(東アジア)を訪れた人は殆どいなかったものの、内容については懐疑的だった。そのため、マルコ・ポーロは嘘つき呼ばわりされることになる。が、彼の死後も写本されていき、ヨーロッパの人々のアジアに対する関心を呼び起こすことになる。また、アジアには財宝がたくさんある、という認識が広がり、人々の関心はアジアに向けられることになる。そして実際にアジアへの旅に出る動きがでてきて、これが新航路の発見や新大陸発見に繋がることになった。

尚、マルコ・ポーロは日本のことを「ジパング」として語っているが、彼は日本を訪れることはしていない。あくまでも元にいた時、または周辺国を旅した時に聴いたうわさ話である。そのため、とんでもない話も記されている。(例えば、莫大な金を産出する、宮殿や民家は黄金でできている、財宝に溢れている、人々は偶像崇拝者であって、礼儀は正しいものの人肉を食べる習慣がある。など)

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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↓参考まで

本当に会った!!未確認生物目撃ファイル

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  • 作者: 並木 伸一郎
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2007/04/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

謎の未確認生物UMAミステリー

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  • 作者: 南山 宏
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2009/09
  • メディア: 単行本

世界未確認生物UMA画像300 (DIA COLLECTION)

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  • 作者: 山口敏太郎
  • 出版社/メーカー: ダイアプレス
  • 発売日: 2008/10/31
  • メディア: 単行本

図説・日本未確認生物事典

図説・日本未確認生物事典

  • 作者: 笹間 良彦
  • 出版社/メーカー: 柏書房
  • 発売日: 1993/12
  • メディア: 単行本

図説・世界未確認生物事典

図説・世界未確認生物事典

  • 作者: 笹間 良彦
  • 出版社/メーカー: 柏書房
  • 発売日: 1996/10
  • メディア: 単行本

マルコ・ポーロは本当に中国へ行ったのか

マルコ・ポーロは本当に中国へ行ったのか

  • 作者: フランシス ウッド
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 1997/11
  • メディア: 単行本

マルコ・ポーロ東方見聞録―全訳

マルコ・ポーロ東方見聞録―全訳

  • 作者: マルコ・ポーロ
  • 出版社/メーカー: 校倉書房
  • 発売日: 1960/11
  • メディア: 単行本

東方見聞録 (1) (東洋文庫 (158))

東方見聞録 (1) (東洋文庫 (158))

  • 作者: マルコ・ポーロ
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 1970/03
  • メディア: 新書

東方見聞録 (2) (東洋文庫 (183))

東方見聞録 (2) (東洋文庫 (183))

  • 作者: マルコ・ポーロ
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 1971/01
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全訳 マルコ・ポーロ東方見聞録―『驚異の書』fr.2810写本

全訳 マルコ・ポーロ東方見聞録―『驚異の書』fr.2810写本

  • 作者: フランソワ アヴリル
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 大型本

マルコ・ポーロ (伝記絵本ライブラリー)

マルコ・ポーロ (伝記絵本ライブラリー)

  • 作者: 木暮 正夫
  • 出版社/メーカー: ひさかたチャイルド
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 大型本

怪物ネッシーを見た!? (1976年)

怪物ネッシーを見た!? (1976年)

  • 作者: 長谷川 善和
  • 出版社/メーカー: 日本交通公社出版事業部
  • 発売日: 1976
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ネッシーに学ぶ生態系

ネッシーに学ぶ生態系

  • 作者: 花里 孝幸
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2008/03
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