麻倉未稀『ビューティ・パワー・スーパー・セレクション/麻倉未稀ベスト』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは2003年にリリースされたベスト盤である。収録曲は洋楽ヒット曲のカヴァーを集めたもの(一応、オリジナル曲も申し訳なさそうに収録されていますが...)であるが、1980年代の大映テレビのドラマ主題歌が何曲か収録されていて、これが売りになっている。
洋楽ヒット曲のカヴァーというと、'60'sにもちょっとしたブームがあって、数多くのアーティストがカヴァーをしていたが、そういう姿はいつしか消えてしまった。'80'sでは一部のアーティストが洋楽カヴァーを殺るようになっていたが、彼女はその中心的なシンガーでした。そして、大映テレビのドラマがそういう曲を主題歌に用いて、大ヒット作を生み出していた。その代表的な作品が「スクール☆ウォーズ」「スチュワーデス物語」(これに「不良少女と呼ばれて」を加えた3作は大映テレビの黄金時代を代表する作品です。)であり、その主題歌がしっかりと抑えられているということで、'80'sドラマ・ファンにとっても嬉しい選曲となっている。
収録曲は以下の全16曲である。『ミスティ・トワイライト』『黄昏ダンシング』『ロマンスは熱いうちに~The City of Romance~』『テル・ハー・ノー』『運命のいたずら』『ヒーロー』『RUNAWAY』『Eternal Flame』『パワー・オブ・ラブ』『ファー・フロム・オーバー』『ザナドゥー』『ホワット・ア・フィーリング~フラッシュダンス~』『愛はウイングス』『ネバー・エンディング・ストーリー』『ビリー・ジーン』『Amazing Grace』。
この中からのお薦め曲は、やはり「スクール☆ウォーズ」の主題歌である『ヒーロー』、「スチュワーデス物語」の主題歌の『ホワット・ア・フィーリング~フラッシュダンス~』は'80'sに名前を残す大映テレビ・ドラマの黄金の3作の内の2作で、彼女の洋楽・カヴァーも大きいものがあるだけに、外すことは出来ないでしょう。また、ドラマの格としては半歩下がることになるものの、オリジナルのBON JOVIの名前を有名にしたことにもなった「乳姉妹」の主題歌である『RUNAWAY』は曲の方でも外せないところである。また、一応、彼女のデビュー曲である『ミスティ・トワイライト』が収録されているのは、ベスト盤ということではよろしいんじゃないですかね... また、マイケルの『ビリー・ジーン』、最近では2005年に亡くなった本田美奈子.も歌っていた『Amazing Grace』も注目曲である。
それ以外も、'80'sの洋楽ファンにはお馴染みのヒット曲がズラリと並んでいるだけに、'80's(前半から中盤)の洋楽ファンには思わずニンマリしてしまう曲ばかりである。(ただ、オリジナル曲がアメリカでは今一つのヒットだったという曲もあるものの、日本では本国以上のヒットになった曲もあるだけに、全てがお馴染みの曲と言うことができる。)
洋楽のカヴァーの場合、歌詞が日本語になっていることから嫌うという人も一部には存在しているのも確かなところであるが、彼女のパワフルなボーカルは独特の味わいがあり、原曲に対する違和感も殆ど無い。日本語の歌詞を嫌う人も片意地を張らずに、軽い気持ち(別の曲と思えばよい)で聴くことをお薦めしたいところである。また、'80'sの洋楽ファンはオリジナル曲とは少し違った味付けとなっている所もあるだけに、聴いておきたいベスト盤である。
ビューティ・パワー・スーパー・セレクション / 麻倉未稀ベスト
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2003/09/26
- メディア: CD
↓一応これも拾っておきます。
大映テレビ ドラマシリーズ スチュワーデス物語 DVD-BOX 前編
- 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
- メディア: DVD
大映テレビ ドラマシリーズ スチュワーデス物語 DVD-BOX 後編
- 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
- メディア: DVD
メタル侍#10 [ドラマ]
毎回同じ手でやられていた越後屋たちだったが、ついにメタル侍の攻撃を躱す秘密兵器を完成させた、ということで悪者一味もしっかりと勉強しているということが描かれた物語でした。が、それに対抗するメタル侍の技がベタというのは...
また、今回の物語からは、平八親分は頭に三角頭巾をしている幽霊ということになっているが、前回の内容をしっかりと受け継いでいる。しかし、足のある幽霊と真っ昼間から一緒に行動している出っさんって...
出っさんはおみつに自分がメタル侍ということを明かして、相思相愛で良い関係になった、という夢を見たという話を平八にしていた。で、おみつに告白しようということで、おたふくに向かった。が、そこには酒をたっぷりと飲んで、グタグタになっていたおみつがいた。
一方越後屋は、メタル侍の攻撃を躱す秘密兵器を完成させ、お奉行に報告。そして高笑いをしていた。で、早速、メタル侍を倒す秘策を打った。
一旦諦めた出っさんと平八は、町中でおみつが越後屋に掠われていくのを目にした。平八は直ぐに助けに以降と言うが、出っさんはそれはニセモノだと見抜いて相手にしなかった。が、平八が無理矢理追いかけていき、後を追った。が、そのおみつは越後屋の変装だった。出っさんは早速メタル侍になって一味を退治しようとするが、越後屋たちは秘密兵器を使い、メタル侍の攻撃は全く通じず、メタル侍は捕らえられてしまった。
平八はそこんな所から命からがら(幽霊だから「命からがら」と言うのでしょうか?)脱出しおたふくへ。が、越後屋がおみつを掠いに現れた。松五郎に相手をさせて、おみつを抱えて逃げる平八。
そんな頃、お奉行から折檻を受けていたメタル侍の前に、メタルゴッドが現れる。メタル侍は敗北したことから完全に自信を無くしていて、全てを諦めようとしていた。これにメタルゴッドは、おみつが掠われていく様子を告げ、メタルガッツが大事だと伝える。更に、新たな武器は「新曲」と告げた。
いつものように、賄賂の小判を渡し、「お主も悪よのう」「いえいえ、お奉行様には敵いません」から高笑い、そして掠ったおみつを手籠めにしようとするお奉行。おみつはスッチーの服を着ていて縛られて気を失っていた。そこにメタル侍が割り込んで、おみつを助けようとする。
しかし、完全に越後屋たちの前に歯が立たない。「貴様のぐぃたぁは通用しない」と言う一モニ「果たしてどうかな」とメタル侍。早速、秘密兵器の耳栓をするお奉行たち。メタル侍はメタルガッツの詰まった「新曲」を披露する。これには耳栓をしていても聞こえてきた。ということで越後屋たちはメタル侍に倒されていく。
続いてお奉行を睨むメタル侍。いつものように「南町奉行にあらせられるぞ」から小判をばらまいての命乞いをする。メタル侍は葉巻に火を付けてその様子を見ていると、追いつめていく。で、「鋼鉄葉巻押印」でお奉行を退治した。
去っていくメタル侍に、意識を取り戻したおみつは惚れ直し「あなたの胸に着陸しま~す」と言っていた。
おたふくでは、おみつが二日酔いで「頭が痛い」と言っていた。平八は告白するのは今だと言うが、出っさんは新しいバラードを作ってから告白すると言っていた。また、おみつは松五郎の頭の怪我のことを尋ねていて、おたふくでの騒動のことを全く覚えていなかった。
今回の物語は、これまでのパターンを踏襲しながらも、毎回同じ手で殺られていた越後屋たちも考えているということを描いていて、楽しいものになっていました。ただ、その秘密兵器が「耳栓」というのは余りにもストレートですね。が、耳栓をしたことで音が聞こえないだけでなく、越後屋やお奉行の命令も聞こえなくなるという問題点が出ていて、黒ずくめの手下たちが命令に反応しないというのは面白い所でした。しかし、「秘密兵器に頼るものは秘密兵器に負けた」というシニカルなところもあったのは奥深いところでもありましたね。
一方、今回のおみつは最初から最後まで泥酔状態ということで、これという見せ所が無かったが、CA(スチュワーデス)のコスチュームを着て縛られているというコスプレが唯一でした。これは、前回が完全におみつが喰った物語だったことからの反動でしょうか?
今回、出っさんが「バラード」と口にしたが、次回はそのバラードを作ろうとする出っさんの物語ですね。残りもあと3話であるが、たっぷりと楽しませてくれます。現在、唯一の土曜夜のお楽しみであるが、年が変わると土曜夜はこれというものが何もなくなってしまうのでしょうか...???
↓越後屋が開発した「秘密兵器」
TABI TOMO イヤーウィスパー(耳栓) ピンク 3233200 11
- 出版社/メーカー: エース (ACE)
- メディア: ホーム&キッチン
ファン感謝祭DVD宣伝 [BS-TBS(BS-i)関連]
最近はBS-TBSの番組もつまらなくなり、見る時間も減っているので、初登場だったのかは分からないが、5日の「恋日」の再放送、そして6日の「銭形泪」の再放送の所で、「銭形命」の時の公開収録となったイベント・ファン感謝祭のDVDの宣伝(「歌だ!祭りだ!~BS-TBSサマーパーティーin赤坂BLITZ!ファン感謝祭歌謡祭」←相変わらずタイトルが長~~~い。)を目にしました。(30秒バージョンである。)
ただ、「銭形海」の文化祭以降の宣伝と同様に、ナレーションが画一的に感じられて、ごく普通の宣伝の範疇に収まってしまっているのが残念なところですね。まあ、「M2」のようにマヤヤに語らせると言うのは、フリーになった現在では予算のこともあって無理なのは分かるが、形だけの宣伝と言うのは面白みが無くて残念です。ただ、この傾向は「銭形海」のDVD-BOXの頃からでもあり、「東京少女」DVD-BOXや映画「ニュータイプ ただ、愛のために」DVDの宣伝も同様で、こういう所にも元気のなさを感じてしまいます。
それにしても、今回リリースされるファン感謝祭のDVDだが、「銭形海」の夏/冬舞台のDVDのように2枚組にしないというのは、やはり製作費を抑えるためなのでしょうかね?1枚ものであれば、確かにDVDの価格は2枚組よりも安くなるが、内容的には寂しさを感じてしまいます。ただ、「文化祭」のDVDも2枚組としていたが、あれは「M2」との完全抱き合わせということだったので、実質的には1枚ものを無理矢理おまけを付けて高くしていただけで、その批判を受けてということなのでしょうか?(「文化祭」は、初回版には更にHD-DVDの「M2」まで付いていたということで、現在では笑いのネタにもなっていますし...)が、安く抑えたというところはそれなりに評価はするが、ちょっと複雑なところです。
ところで、土曜23時に放送している「真冬の挑戦者」であるが、月刊TV誌の12/26放送分の番組表を見ると、「終」マークが付いていないということは、年明けも続くということなのですかね...が、3ヶ月の1クール単位だと、次クールの途中でバンクーバー五輪が開催されて終了していることになる。まあ、1月まではドキュメンタリーを放送し、五輪開催時には五輪放送などで枠を潰し、終了後は「総集編」とでもして編集したものをほうそうするか、再放送とでもすれば、3月までの穴は埋められますけど...(で、4月からはドラマの復活をと思うのだが、あまり期待しない方が良さそうな気が...)
↓共に12/18発売です。
歌だ!祭りだ!~BS-TBSサマーパーティーin赤坂BLITZ!ファン感謝祭歌謡祭~(仮) [DVD]
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- メディア: DVD
↓販売形式を何かと批判されている「文化祭」はこれ
ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~ [DVD]
- 出版社/メーカー: ハピネット
- メディア: DVD
ケータイ刑事銭形泪38話(2nd.25話・アナザーストーリー3話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
通算では38話となる「銭形泪・2nd.25話」(アナザーストーリー第3話)の「未確認生物メッシー現る ~マルコポーロを迎撃せよ!」の「裏ネタ編」の3回目となる今回は、この物語でメッシー関連グッズが色々と登場したことから「関連グッズ」についてと、メッシー関連グッズとして販売しようとしていて劇中に登場した「人形」について、「ストラップ」について、「まんじゅう」について、「ふりかけ」について、「ソーセージ」について記します。尚、「ストラップ」については「愛・17話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして加筆しました。
尚、約3年2ヶ月前のBS-i(当時)での再放送時に記した本編について記した記事(「改訂版」となります。)は「ここをクリック」してご覧下さい。
「関連グッズ」:グッズとは、小物、雑貨、品物、商品である。また、「関連」とは関わり合いのあること、繋がりのあることを意味する言葉である。「関連グッズ」とは、そのものに関係した商品、小物のことである。
現在では、テレビ、映画などの登場キャラクターや登場人物が使用しているものの商品化というのが当たり前になっていて、所謂「版権ビジネス」というものが幅を利かせている。版権ビジネスは、その番組や映画製作費を回収するのに役立つため、現在では当たり前のように行われている。(一部のテレビ番組では、版権ビジネスで得られる収入を推計して、それまで含めた製作費を投入しているものもある。→番組製作だけでは赤字となり、関連グッズの売り上げが伸びないと、製作費の回収が出来ない。そのため、DVDなどの映像メディアは結構いい値段が付いているものも多い。)
ただ、近年ではグッズありきという番組も横行していて、内容の低下という全く別の問題も生まれている。(特にどの番組が、ということは触れないが、1年スパンで製作している児童向け番組はその傾向が強い。)
「ケータイ刑事」の関連グッズも現在では結構販売されているが、最初に登場したのは「銭形泪」の時に発売された警察手帳である。このことからも、「銭形泪」は「ケータイ刑事」の歴史に於いても新たな歴史を作った功労者ということになる。(功績ということでは、「銭形泪」はシリーズの最初で基礎を作った初代「銭形愛」以上のものがある。)
「人形」:英語では「Doll」、土、木、紙などを使って人の形に似せて作ったものである。また、現在では人間以外の動物や架空の生物、ヒーローなどを形度って作られたものもある。(また、縫いぐるみ人形もこれに含まれる。)
人類の歴史に於いては古くからあるものであって、先史時代まで起源は遡る。古代では主に呪術に使われたり、宗教的な儀式で使用されるものとして様々なものが作られてきた。特に王族が墓に入れるために作られたものとしては、古代エジプト王家が使用していて、ピラミッドから数多くの人形と呼ばれるものが発掘されている。(人間以外のものもあって、神を模ったものも多数発掘されている。)また、古代の中国や日本では、やはり王族が古墳に埋葬された時に「埴輪」と呼ばれるものを一緒に埋葬しているというように、重要なものであった。
宗教的な儀式で使用された人形は、やがて祭などで使用されるようになり、宗教的なものから大衆のもとして広がっていくことになる。また、人形劇という、人形を使った演劇に発展していき、これらは文楽、浄瑠璃などの伝統芸能として発展していくことになる。
その一方で、玩具としても発展していき、16世紀の西欧では貴族の間で人形が流行し、フランス人形のような精巧な人形を生み出すことになった。日本でも、江戸時代になると雛人形や武者人形として桃の節句や端午の節句で使われるようになり、更には玩具としての道を生み出した。また、実用的な人形としては、農作物を鳥獣から守るために田畑に使用される案山子(かかし)が登場した。(日本だけでなく、西洋でも使用されている。)
玩具としての人形は、女子のママゴト遊びや着せ替え遊びとして発展し、20世紀の中盤(戦後)になると、アメリカでバービー人形、日本ではリカちゃん人形が発売され、子どもの玩具として新たな発展を遂げていった。
また、1960年代後半になると、男子向けの人形として、テレビ番組(「ウルトラマン」)の人形や怪獣人形が登場し、これは架空のキャラクターの人形として、後にフィギュアと呼ばれるものの原点となる。そして仮面ライダーの登場で男子向けの玩具としての人形も定着することになる。
1980年代になると、この分野にアニメのキャラクターの人形が登場し、ガレージキットと呼ばれてモデラーたちが作るようになり、現在のフィギュアと呼ばれるものが登場した。そしてこれはサブカルチャーと呼ばれるものの代表的なものとして発展していくことになった。
「ケータイ刑事」でも「フィギュア」と呼ばれる人形が作られて販売されている。最初は泪ちゃんであり、ここから「ケータイ刑事」のフィギュアの歴史が始まることになった。その後、市販されたのは雷ちゃん、零ちゃん、命ちゃんである。(海ちゃんもフィギュア劇のためにフィギュアが作られたが、販売はされていない。)→この点でも「ケータイ刑事」の新たな歴史を作ったのは「銭形泪」である、と言うことが出来る。
「ストラップ」:英語では「Strap」という。一般には「紐」もしくは「帯」のことである。現在では、携帯電話をはじめとする小形の携帯可能な機器に付ける提紐のことを指すことが多い。(携帯電話)が広く普及する前は、衣服関係のものとして、ドレスやブラジャーの肩に掛ける紐のことや、電車やバスの吊革のことを指していたが、一般的にあまり耳にする言葉ではなかった。)
現在では、携帯電話に付ける提紐のことが第一意的な意味になっているが、デジタルカメラ、携帯ゲーム機、ラジオなどにも付けられているのが一般的になっている。
尚、携帯電話にストラップが使われるようになったのは、携帯電話が登場した当初は、端末も大きく、また高価であったため、機器の不意の落下を防ぐために当たり前のように付けられていた。それが端末の小型化や低価格化が進んでも受け継がれ、いつしかファッションのようになって今日に至っている。また、最初は手首に通すための落下防止用の提紐のみを付けていたが、いつしか小さな小物(アクセサリーの類)も一緒に付けられるようになっていった。現在では、1台の端末に複数のストラップと大量のアクセサリーを付けている人もいるが、そうなると、完全に端末の落下防止用途ではなく、ファッションになっていると言って良い。(まあ、所有者がそれで良いと思っているのだから、よろしいんじゃないかと...)
「まんじゅう」:漢字では「饅頭」と記す。蒸し菓子の一つであり、中国を起源とする菓子である。(中国では「饅頭」と記して「まんとう」と読むが、その「まんとう」が起源とされている。尚、「まんとう」は皮をイーストを使って発酵させ、中身を入れないで丸くして蒸したものであり、日本風に言うと「蒸しパン」と言ったらよい。その「まんとう」に餡を入れたり、おかずとなる具を入れたものが生まれ、それが「饅頭(まんじゅう)」に発展した。)
主に小麦粉などの粉を使って、それを練って作った皮で餡を包み、丸い形に整え、それを蒸して作ったものである。尚、小麦粉が一般的であるが、蕎麦粉を使うことも比較的多い。また、近年では米粉を使ったものも広がっている。
日本には14世紀中頃に中国から入ってきたものであり、中国では肉を具の一つとして使っていたものを、当時の日本では肉食の習慣が無く、肉の代わりに小豆を使った餡を入れられた。これが奈良で売り出された日本最初の饅頭となり、やがて茶道の菓子として発展していくことになる。
江戸時代になると、一般的な菓子として日本各地の特産品を使った餡を用いたものや、特産品を模ったものなども登場した。
尚、英語では「Manju」と言うが、日本語をそのままローマ字にした言葉が通用するようになっている。以前は「Japanese-style Bun Stuffed with Adzuki-Bean Paste」というように、具体的な饅頭の形を説明した言い方がされていた。→起源となったものは中国で誕生しているが、明治以後の日本の海外進出でアメリカなどに入ったため、「日本のもの」ということで定着している。
「ふりかけ」:飯にふりかけて食べる食品の総称であり、粉末状、またはそぼろ状にした各種食品を混ぜ合わせたものであり、副食物である。使用されている主な食品は、魚粉、海苔、塩、ゴマ、乾燥野菜などである。また、栄養成分(特にカルシウム)を補強したものもあって、栄養補助食品という位置づけの出来るものもある。
市販されているものは乾燥させた粉末状になっているものが殆どであるが、ふりかけは乾燥させたものではなく、フレーク状にした魚の身や佃になどもふりかけとして食されている。(市販されているものが乾燥させているのは、作り置きしておくことで長期保存が可能になるというためでもある。)
また、丸美屋食品が製造販売している「のりたま」(これは「ふりかけ」の代名詞のようになっていますね。)は、卵を使っているが、これは乾燥させているからこそ安心して食することが出来るものでもある。
最近では、フードプロセッサの普及により、家庭でも適当な食材をていれて粉末状にした自家製ふりかけを作っている家庭も増えている。(特に魚の骨やちりめんじゃこなどを用いて、カルシウムの取るために作るというのが多い。)
「ソーセージ」:英語では「Sausage」、牛、豚、羊などの腸に、調製した鳥獣類の肉を詰め、それを湯煮したり燻煙などの処理を行って保存食とした食品である。日本語では「腸詰め」と言う。尚、日本では魚肉を使ったものもあるが、西欧では鳥獣の肉を使ったものが基本である。
また、現在では動物の腸ではなくてプラスチックフィルムなどの人造ケーシングを使ったものが一般的となっていて、日本では魚肉ソーセージがその代表格となっている。(魚肉ソーセージは、鳥獣類の肉よりも安価であること、日本では漁獲高が多いことが広く普及している理由である。また、人造ケーシングも、腸を使ったものよりも安価になるためである。)
日本では、ソーセージの本場として有名なのはドイツであるが、西欧諸国にはそれぞれ特徴的なソーセージがある。日本でも広く食されているウインナー(ウインナーソーセージ)はオーストリア・ウィーンが本場のソーセージである。その他にもスペインやラテン系諸国のチョリソ、ポルトガルのリングィーサ、フランスのトゥールーズ、リヨネーズ、イタリアのチポラータ、モルタデッラ、ハンガリーのハンガリーサラミ、トルコのケバブポーランドのキェウバーサなどもソーセージの仲間である。
ちなみに「サラミ」というのはソーセージを乾燥させたドライソーセージの一種である。乾燥食品であるため、保存性が高い。サラミの発祥地はイタリアであり、代表的な存在となっている。低温で長時間掛けて乾燥させる(2~3ヶ月架けて乾燥させる)ことが製造上の特徴である。
尚、イスラム教の国では、豚肉を食さないため、豚肉は使用しないが、牛や羊などの肉を使ったソーセージがある。→こうして考えると、魚肉ソーセージは日本が生んだソーセージということが出来る。
現在、日本では一部のアニメ作品のキャラクターや特撮ヒーローのキャラクターを使ったソーセージ(一応、子ども向けということで、特定の栄養成分を補強したソーセージとなっている。)が製造販売されているため、ソーセージもキャラクター・グッズとして知られている。→この物語では、メッシー・ソーセージを考えていたということになっていたが、なかなか研究していますね。
ハローキティ×『ケータイ刑事 銭形命』★コラボ根付ストラップ
- 出版社/メーカー: 株式会社StrapyaNext
- メディア:
- ショップ: 愛される明月堂の博多通りもん
- 価格: 1,050 円
- ショップ: 京都の和菓子 京みずは
- 価格: 1,500 円
- ショップ: 海鮮工房 礼文島の四季
- 価格: 3,654 円