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STYX『CRYSTAL BALL』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1976年に発表された彼らの6枚目のアルバムである。また、本アルバムからTOMMY SHAWが加わり、サウンドがプログレからハードなロックへと変化を見せて、聴きやすいロック・バンドになったアルバムでもある。ある意味では、'70's終盤から'80'sの全盛期(次のアルバムから5作連続で、Billboardのアルバム・チャートでTOP 10入れを果たしていた時期のこと。)の彼らのスタートはここから始まったと言っても良い。本アルバムはBillboardのアルバム・チャートでは最高位66位を記録している。

収録曲は以下の全7曲である。『Put Me On』『Mademoiselle』『Jennifer』『Crystal Ball』『Shooz』『This Old Man』『Clair De Lune/Ballerina』。

この中からシングル・カットされたのは2曲で、『Mademoiselle』はBillboardのシングル・チャートで最高位36位を記録しているが、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Crystal Ball』の方は特にチャートインはしなかった。(しかし、彼らのライヴなどではお馴染みの一曲である。→「名曲」とチャート成績とは必ずしも一致しないということの代表的な一曲でもある。)

お薦め曲は、『Put Me On』『Mademoiselle』『Crystal Ball』『Clair De Lune/Ballerina』という所をピックアップしておくが、全ての曲が力作であり、捨て曲が無く、気合いが入っていて、バランスが良く、いずれもが一定水準をクリアした完成度の高い曲である。特定の曲をというよりも、アルバム全体をじっくりと聴くことをお勧めしたいアルバムである。

本アルバムには、代表曲と呼ばれる曲は無く、どちらかというと地味な印象のあるアルバムである。しかし、彼らのライヴではお馴染みのアルバム・タイトル・ナンバーがあり、実は隠れた名盤である。兎に角、これだけでもじっくりと聴いておきたい所である。(ベスト・アルバムでも必ず収録されている曲でもありますし...)

まあ、チャート成績というのはあくまでも一つの指標でしかなく、全てではないということが、本アルバムをじっくりと聴くと分かることでしょう。もっと評価されても良いアルバムだと思うのですがね...

 

Crystal Ball

Crystal Ball

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal Japan
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

クリスタル・ボール(紙ジャケット仕様)

クリスタル・ボール(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2009/01/28
  • メディア: CD

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野球狂の詩#23「メッツ買います」 [アニメ]

今回の物語は低迷するメッツを買ってしまおうという男が現れる物語です。劇中でオーナーは「メッツを手放すつもりはない」と言っているが、原作漫画が書かれた当時とアニメではそう言うことを言っていても、後の漫画の方で、メッツは身売りされて「札幌華生堂メッツ」になりました。また、読み切り作品ではあるが、甚九寿がオーナーになった物語もありました。

絶不調のメッツ。投手は打たれる。打者は打てないということで、連敗が続き、客足が鈍っていた。そんな中、メッツを買うという男が現れた。彼は大島丑吉という男で、鳥取から出てきた男だった。オーナーは鉄五郎と五利監督と共に大島に会って話をするが、メッツを手放すつもりはない、と行って断った。大島は金はあると言うが、その場は決裂した。

オーナーは大島が石油会社の社長、または会長ではないかと考えて、商売になるのならばと言う考えもあった。一方、鉄五郎と五利は、大島の後をつけて、大島の素性を探る。が、石油会社の会長でも何でもないことが分かった。

メッツは更に連敗街道を突き進み、大島は球場で、メッツが弱いのはオーナーのせいという野次を飛ばし、更に「メッツ買います」という手書きの看板を掲げた。やがて、その姿が東京日日スポーツの山井が取材して新聞に載せた。で、あらためて大島とオーナーが会う。大島に金を見せてくれ、というオーナーに、大島は30年間働いて貯めた金、300万円を見せて、これで売ってくれ、と言う。が、それを見たオーナーと五利は大笑い。メッツを買うには10億円が必要嫁げると、大島はショックを受けた。が、鉄五郎はその札束がボロボロであることに気づき、大島が苦労して貯めた金だと知った。

で、メッツの売却話は消え去るが、オーナーは大島を一日オーナーにすることにした。で、大島が観戦する中、メッツの試合が行われる。オーナーは大島にオーナー室を用意するが、大島はファンの声を聴くためにはスタンドが良いと言って、オーナーを連れて客席に向かった。しかも、あらゆる席に行き、ファンの声に耳を傾けていた。

試合は4-3でメッツが勝利して、久しぶりの勝ち星を挙げた。試合後、大島が選手のロッカールームにやってきて、「今日の試合は何だ」と語り始める。選手たちは勝ったと言うが、大島は8-2の楽勝の試合だったと言うと、主な選手たちが試合中でしたプレーについて語り、記録に残らないミスを私的する。そして、集中していたらそんなミスはしないと告げ、息子の形見のボールを残し、最後に「メッツの優勝を信じている」と言い残して去っていった。

大島の指摘は的確であり、選手たちも納得する。また、鉄五郎は大島が残していったボールから、大島が何者なのかが分かった。(戦前の東京六大学のスター選手・大島辰一の父で、辰一は学徒出陣で戦地に行き戦死した。)で、いい加減な野球をしていたら戦死した選手に申し訳ないと言い、メッツナインは試合に集中することを誓った。

大島は300万の金を1日のオーナー代と言って残していった。オーナーはそんな大島と、非常勤顧問の契約を300万で結んだ。そして、大島の残していったボロボロの1万円札を選手にボーナスとして現物支給した。ボロボロの紙幣を目にした選手たちは、お金の大事さを痛感した。また、その夜の試合では、メッツの選手たちは、そのボロボロの紙幣をお守りとして、バッターはバットに貼り付け、ピッチャーは帽子の中に入れて戦った。集中力を高めたメッツは、試合開始から打線が爆発、投手も相手抑えていた。

鳥取に帰った大島は、メッツの快進撃をラジオで聴いていた。

物語としたら、試合に集中すること、相手の隙を突いた攻撃をすること、という大事なことを語っている物語であって、隠れた名作と言うことが出来る。が、実際にバットに紙幣を貼り付けて、それを使うということはルール上OKなのですかね?

また、本作が書かれたのは'70年代とはいうものの、余りにも地方のことを馬鹿にしすぎているようにも感じるのですが...

今回の物語中のエラーは、いつものように、スコアボードの得点が時々消えるというお馴染みのものがありました。(基本的に、遠景でスコアボードが映っている所です。)

また、この物語はパロディということで、劇中で大島が電車で拾った漫画本を開くと「野球狂の歌 メッツ売ります」という物語が掲載されていたという所と、大島が外野席に行くと、そこには「ドカベン」でお馴染みの岩鬼が観客の一人としていた、という遊びがありました。

次回の物語は「おんぼろルーキー」です。それにしても、メッツの戦力補強は面白い事をやってくれるものです。

 

野球狂の詩 DVD-BOX[キャラクター編+水原勇気編]

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  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
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野球狂の詩 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: デジタルサイト
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野球狂の詩 1~最新巻(文庫版) [マーケットプレイス コミックセット]

  • 作者: 水島 新司
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: コミック
↓甚九寿がオーナーになる「外伝」はこちらに収録
野球狂の詩 (13) (講談社漫画文庫)

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  • 作者: 水島 新司
  • 出版社/メーカー: コミックス
  • 発売日: 1995/10
  • メディア: 文庫
↓今回の特別ゲスト・キャラ

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古代少女ドグちゃん#12[Final] [ドラマ]

最終回の物語は前回の続きとなる後編でした。物語としたらこれまでの物語と違って、かなりノーマルな展開で、「友情」「愛」「家族愛」が描かれていた物語でもありました。また、正義のヒロインが悪(本作では「妖怪」)と戦う物語と言うことでは、ちょっと珍しい終わり方でもあって、「サンダーマスク」の終わり方を思わせるところがありました。→一応、「続編」を作ることを拒んだようなエンディングだったと言うことも出来るが、「実は…」ということにしたり、ドグちゃんに妹がいて...ということで続編を作ることも可能ではありますが...

また、放送フォーマット上のエンディング(次回予告の後)の部分は、ドグちゃんのご挨拶があって、どこかに「ケータイ刑事」シリーズを意識しているように感じられました。(井口監督ですからね。)→井口監督がチーフ監督となった「ケータイ刑事 銭形命」よりも本作の方がはるかに面白かったです。

誠が振り下ろした斧によって倒れてしまったドグちゃん。で、妖怪は再び誠を自殺させようとする。ドキゴローは妖怪検索を行い、死んだ母親に化けて、その家族を自殺に追い込むという妖怪・まぶたの母ということが分かる。で、斧で自殺しようとする誠を辛うじて止めたのはドグちゃんだった。(いつもの僕を懲らしめる「ウララ~」が役に立ちました。)で、正気に戻った誠。ドキゴローはドグちゃんと誠を守り、ドキドキ・ワープ(テレポーテーションですね。)でその場から脱出した。

慎太郎と紀美香が話をしながら下校の道(川原の側)を歩いていた。そんな所にドグちゃん、誠、時期ゴローが現れた。で、駆け寄る慎太郎と紀美香。ドグちゃんの怪我に驚く慎太郎と紀美香は、ドキゴローの指示で、ドグちゃんの傷口に土を盛る。ドキゴローは、このままドグちゃんを土に埋めて、1万年の眠りに就かせた方が良いということ、また、ドグちゃんの身体は限界に達していて、あと1回ドキドキウェーブを使うと死んでしまう、と告げた。これに驚いた誠は、ドグちゃんが大事なこと隠していたことに対して怒る。ドグちゃんは言い出せなかった、と口にした。これに紀美香が反応して、誠の頬を平手打ちをして、ドグちゃんは誠のことが好きだと口にした。→一緒に戦ったことで完全に友情の絆で結ばれたということですね。

これに誠は、妖怪まぶたの母を自分で倒すことを決意して、ドキゴローと共に家に向かう。その途中で話をする誠とドキゴロー。その中で、ドキゴローはドグちゃんが誠を好きになった理由が分かった、と口にした。しかし、ドキゴローはドグちゃんと一心同体であり、ドキゴローもボロボロだった。妖怪まぶたの母に対する注意をするドキゴローだった。

一方、ドグちゃんは、誠が妖怪まぶたの母を一人で倒そうとしていることを知り、慎太郎と紀美香と共に無理を承知の上で後を追った。

杉原家では、妖怪まぶたの母に捕らわれている父の発掘した土器などの発掘品を妖怪まぶたの母が壊していた。そんな所に誠が戻って来た。誠の気配を察した妖怪まぶたの母は、再び小百合として誠を暖かく迎え、再び自殺させようとする。再び誠は妖怪まぶたの母の言いなりになって自殺しようとする誠だったが、それを助けたのは、本当の母・小百合だった。自分が死んでしまうことになった誠に買ってきたプレゼント(ゲームソフト)が未開封で誠が大事にしていたことから誠を諭し、それを妖怪まぶたの母に向けて投げつけた。正体を現して一つ目の化け物(ウルトラ怪獣のガンQのようなイメージでした。)の姿となった妖怪まぶたの母はダメージを追った。で、小百合はドグちゃんに「息子がお世話になっています」と挨拶をし、誠と父へのメッセージを語り、消えていった。(一度戻って来て「布団は一週間に一度は干すんだよ。母さん、ちゃんと見てるからね」と付け加えた。→今回の物語では唯一と言っていい笑いの一コマでした。)

で、ボロボロのドグちゃんは妖怪まぶたの母に立ち向かって行き、人間の素晴らしさを口にすると、「ドキドキウェーブ」を放とうとする。が、誠が「ダメだ」と止める、しかしドグちゃんは誠人に笑顔を見せて、ドキドキウェーブを放ち、妖怪まぶたの母を退治した。しかし、それと共にドグちゃんは倒れてしまった。

慎太郎と紀美香も駆けつけ、瀕死のドグちゃんは横になっている。誠に「最後に膝枕して」とお願いを口にしたドグちゃん、泣きながらそれに答える誠。誠の頭にはドグちゃんとの思い出が駆け巡っていた。ドグちゃんは誠とみんなに「ありがとう」と口にして「さようなら」というと目を閉じた。するとドグちゃんの身体は土になり、泣き崩れる誠。更にドキゴローも土になった。

母の遺影の側の植木鉢に土となったドグちゃんの一部を入れていて、それに水を与えていた誠。父がやってきた語りかける。誠は、家族とドグちゃん、ドキゴローがいると口にした。

誠と父、更に慎太郎と紀美香は発掘をしていた。誠は、時々掌がうずくときがあり、ドグちゃんは何処かで生きていて、それがいつかは分からないが、また会えるように感じていた。また、植木鉢からは新芽が生えていた。

この後、ドグちゃんのご挨拶。「視聴者の皆様、本日をもちまして「ドグちゃん」最終回となりました。短いようで長い間、12話、本当にありがとうございました」と行ってお辞儀をするドグちゃん。そして「みなさんもお元気でいてくださいね」と言うと「じゃあね~」と行って手を振っていた。

最後の物語の後編は、「風刺」という部分がなかったが、「友情」「愛」そして「家族愛」が前面に出て、ギャグを極力排除し、更にドグちゃんの自己犠牲によって妖怪を退治するということで、これまでにはなかった全く違う作品のような感じで締めくくりました。が、こういう最終回ということで、実に幅広い内容となり、おもちゃ箱をひっくり返したような内容で完結しました。本作は「ジャンクドラマ」という言葉を掲げているが、何でもありということではその言葉通りでした。久しぶりに「怪作」にめぐり逢えたということになり、2009年のドラマの中ではNo.1だったと言って良いですね。(「銭形命」を完全に上回っていた。)

また、最後のドグちゃんのご挨拶というのは、「ケー刑事」ファミリーの井口監督ということを考えたら、なるほどと思わせる所でした。しかも今回は、いつもの「ドグちゃんじゃんけん」を廃してご挨拶にしたというのも、「ケータイ刑事」の本放送時には、いつもは着ボイスDLのお知らせとなるのに、最終回だけはご挨拶になるというのを意識していて、楽しい所でもありました。

兎に角、井口監督をはじめ、出演者の皆さん、お疲れ様でした。(この言葉を言いたくなったドラマというのも久しぶりです。)あとは映画が待っているということですが、今のところは東京地区のみしか上映スケジュールが聞こえてきません。それだけに、東京地区では未放送ということから、劇場版の「ドグちゃん」はTVシリーズの再編集を中心とした内容(部分的には新撮もあるでしょうが...)と言うような感じがしてなりません。また、関西地区での上映は果たしてあるのでしょうか...???

本作は関西地区のみの放送で、福岡がやや遅れて放送しているだけ。一応年明けからは高知、北海道、名古屋地区でも放送されるようだが、全国放送にならないのが残念です。何せ、今年一番の「怪作」と行って良い作品でした。→MBSも株主であるBS-TBSで放送したら良いのに...(「銭形命」終了後、30分のドラマ枠が無くなってしまっただけに...)ここのところ低調気味の丹羽P作品が失っているパワーがあっただけに、BS-TBSドラマ復活の際のエネルギーにもなるでしょうし...(後番組の「あり得ない!」もBS-TBSで放送すべきだと思います。)

今回の途中のCMのところで、本日発売(放送上はあくまでも12/23の深夜なので、23日発売は「本日」ということになる。)の本作のDVD(上巻、1~6話を収録)のCMも「発売」という言葉が使われて流れていましたし、1月からのこの枠で放送される「あり得ない!」というシチュエーション・コメディの予告も流れていました。

 

古代少女ドグちゃん ドキドキパック 上(期間限定版) [DVD]

古代少女ドグちゃん ドキドキパック 上(期間限定版) [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD

↓こちらは今後発売になる後半です。
↓こちらは井口監督がチーフ監督でしたが、本作よりもパワー不足でした。
ケータイ刑事 銭形命 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD
↓井口監督の他の作品をいくつか
クルシメさん/アトピー刑事 愛の井口昇劇場 1988-2003 [DVD]

クルシメさん/アトピー刑事 愛の井口昇劇場 1988-2003 [DVD]

  • 出版社/メーカー: アップリンク
  • メディア: DVD
片腕マシンガール [DVD]

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  • 出版社/メーカー: NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)
  • メディア: DVD
猫目小僧 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: DVD
恋する幼虫 [DVD]

恋する幼虫 [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
オッパイ星人 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
ロボゲイシャ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

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ケータイ刑事銭形泪7話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形泪」第7話「時に愛は命を奪う ~恋愛小説家殺人事件」の裏ネタ編・増補の第3回目(この物語についての通算では7回目となる)となるが、今回は事件現場の残されていた「ワインの瓶」について、これが利用されていたことから「睡眠薬」について、ちゃんが口にした言葉から「嫉妬」について、五代さんが口にした言葉から「トムヤムクン」について記します。尚、「睡眠薬」については「・24話(2nd.11話)[裏ネタ編]PART 6」で「ねむり薬(睡眠薬)」として記したものを改訂し、「嫉妬」については「・27話(2nd.14話)[裏ネタ編]PART 7」で記したものをベースにして追記しました。

この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2008/9/9、11、13、16付けで記しています。)

ワインの瓶」:ワインを保管するための容器であり、基本的にガラス瓶である。最近になって、容器の軽量化などを目的として、ペットボトルを容器としたワインが登場しているが、まだまだ少数派であって、ガラス瓶が中心である。また、瓶の形状は様々であるが、色は緑系のものかが多く、それ以外では褐色系のものと透明のものがある。

形と言うことでは、ほぼ共通しているのは、瓶の底部が瓶の内側に凹んでいるということである。これを「キック・アップ」と言うが、これが付けられている目的はいくつかの説があって定かではない。一応、有力なのは、ガラス瓶製造時の吹きガラス時代の名残説、瓶の安定性を増すため説、瓶の強度を上げるため(これは、炭酸飲料のペットボトルが非炭酸飲料のペットボトルの底部よりも複雑な形状にして、炭酸に対しても薄い容器で高い強度を得るという工夫に繋がっている、とされている。)、などが言われている。

ワインの瓶は、単なる容器という役割だけでなく、一部のワインは瓶の中で長期熟成させて発酵させるというものもある。そのため、長期にわたって安定した容器と言うことで、ガラス瓶が使われる。(基本的には、発酵させたものを瓶に詰めますが...)

尚、緑系の色のガラス瓶が使用されるのは、赤ワインであるが、これは長期保存の際、赤ワインが光を吸収することで劣化することを防ぐようにする為の知恵であり、ワインの赤色の補色となる緑が使われている。(単にデザインからということではありません。)また、白ワインでは褐色系の瓶と、透明の瓶が使われることが多い。

また、瓶の蓋としてはコルクが使用されるのが一般的である。近年になってスクリュー・キャップの瓶も増えている。コルクは長期保存に適したものであり、弾力性があり、防水性に優れているため、密封状態を長期にわたって維持することが用意である。そのため、スクリュー・キャップよりも長期にわたって安定しているコルクが風として使われる事になった。(ワインは数年から数十年にわたって保存するというのが一般的である。)

しかし、コルクは天然素材であるため、品質のバラツキが大きく、コルクの持っている独特の臭いがワインの風味を損ねてしまうという問題もある。(一定の割合で、コルク臭の強いものがある。)→天然コルクではなく、人工的に作られた合成コルクを用いているワインも中にはあります。

睡眠薬」:「眠り薬」「睡眠導入剤」「眠剤」と呼ばれることもある。それらの総称的に使用される言葉が「催眠薬」であるが、一般には「眠り薬」と呼ばれている。これらの薬は睡眠を促すための薬である。服用すると、中枢神経の機能を抑制して睡眠状態を誘発させて、睡眠に入りやすくする。尚、「眠り薬」にのみ、「麻酔剤」という意味があるが、厳密な意味での「麻酔剤」は、薬物によって人為的に感覚を喪失させる薬であるので、別物になる。(局所麻酔では体の一部分に対して感覚を喪失させるが、全身麻酔だと全身の感覚を喪失させ、更には睡眠状態になることから、形の上で睡眠状態に入るため、麻酔剤も眠り薬の一種と見なされることからくる混同である。)

英語では「Sleeping Drug」または「Sleeping Pill」、ドイツ語では「Schlaftablette」、フランス語では「Somnifere」、イタリア語では「Sonnifero」、スペイン語では「Somnifero」と言う。

睡眠薬にはベンゾジアゼピン系、チエノジアゼピン系、バルビツール酸系、シクロピロロン系などの薬があり、この中でもベンゾジアゼピン系の薬は抗不安剤として使用される場合もある。(抗不安剤が睡眠導入剤として使用される場合もある。)尚、副作用としては習慣性のあるものが多く、慢性中毒になると全身倦怠や幻覚などの症状がある。

また、眠りに入りやすい状態にする薬であるが、全ての薬で同じ様な効果がある訳ではない。服用してから睡眠に入るまでの作用時間に違いがあって、それによって即効型と持続型に分類される。また、更に細かく分類すると、超短時間作用型、短時間作用型、短-中時間作用型、中時間作用型、長時間作用型とに分けられる。

超短時間作用型には「ハルシオン」や「アモバシ」などの薬があり、短時間作用型には「デパス」「レンドルミン」「ブロバリン」などが、短-中時間作用型には「ラボナ」「リスミー」などが、中時間作用型には「才レース」「ユーロジン」「ドラール」などが、長時間作用型には「ダルメート」「フェノバール」「ソメリン」等がある。(いくつかの薬は、以前に処方されて使用していたことがあります。→一度に2種類の薬を飲んでいたが、こうやってみると、1つは短時間作用型のもので、もう1つは中時間作用型の薬でした。(早く睡眠状態に入るようにして、更に安定した睡眠を持続させるために2種類の薬が処方されていました。))

睡眠薬は一度に大量に服用すると危険があるため、医師が処方する場合でも、薬の使用方法についての注意説明が十分に行われ、薬局で受け取る時にも、再度薬剤師から薬の使用方法についての説明が行われる。早く睡眠に入りたいと思って、処方された量よりも多く服用するのは危険がある。(自己判断で服用量の増減をしないことが重要である。)また、薬局で一般的に販売されている睡眠剤(睡眠導入剤)も同様であって、決められた量の服用を守る必要がある。更に、基本的には2週間分までしか一度に処方されない。(年末年始や盆休みなどの特別な場合でも3週間分までである。)よって、睡眠薬の処方を受けている場合は、基本的に2週間に一度は医師の診察を受けることになる。

睡眠薬を服用した場合の注意事項としては、アルコールと一緒に服用しないこと、服用後はおとなしく寝ること、ということがある。(アルコールは効果増強の恐れがあり、眠気が誘発されるので「速やかに寝ろ」ということである。)よって、睡眠薬を服用後に車の運転をはじめ、出歩くことは厳禁である。(車の運転は居眠り運転になる可能性が高くなる。)→処方される場合、医師、薬剤師から説明されます。

また、向精神薬規制されている睡眠導入剤を他人に譲渡、または転売すると、麻薬及び向精神薬取締法によって処罰の対象となる場合がある。何らかの理由で服用せずにに余ったからと言って、他人に譲渡、転売することはやめましょう。医師に薬が余っていることを告げ、次の処方の際に量の制御をしてもらうのが一番である。また、使用期限が過ぎてしまった場合は、他の薬と同様に廃棄するのが一番であるが、それを拾った人が使うことがないように、潰して廃棄するように、という注意がある。(薬局で、薬剤師にそのように言われた経験があります。)

睡眠障害がある場合は、薬局で睡眠薬(睡眠導入剤)を買い求めるのではなく、睡眠の専門の医療機関の診察を受けることにして、より適切な対処を受けるようにしましょう。(基本的に、医師の処方箋無しで購入できる「睡眠導入剤」として販売されている薬は、その効果はあるものの、弱いものでしかないので、それほど大きな効果は期待できない。)

嫉妬」:英語では、物に対する場合は「Envy」、人に対する場合は「Jealousy」と言う。自分にはないもの、異なっている所、自分が欲しいと思う物が良く見えて、それらを持っている人のことを良く思わない感情のことを言う。そしてここから「ひがみ」「妬み」ということが生まれる。

また、自分の愛する人の愛情が他の人や特定の物に向くことを恨み憎むことと言う意味もある。(これは「やきもち」「悋気(りんき)」などと呼ばれることもある。)これは男女の愛憎劇に発展すると、事件を起こすということも多い。(「ケータイ刑事」では、「嫉妬」が殺人の動機になっている事件が多いが、これはある意味では当を得た物語の設定と言うことが出来る。)

キリスト教に於いては「七つの大罪」というものがあるが、「嫉妬」はその中の1つとされている。(他の6つは、傲慢、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲である。)そして、その「七つの大罪」はそれぞれが悪魔と結びつけられているが、「嫉妬」はレヴィアタンという悪魔に結びつけられている。→レヴィアタン(Leviathan)は旧約聖書に登場する海に棲む海獣(怪獣)である。英語では「リヴァイアサン」と発音するが、1989年のアメリカ映画に「リバイアサン」(原題:LEVIATHAN)という深海を舞台にした遺伝子実験によって生まれた怪獣が暴れる海洋スリラー映画が製作されているが、これは悪魔であるレヴィアタンの名前が元になって付けられたタイトルでもある。(但し、映画では愛憎劇から発展してという物語ではなく、普通のモンスター映画ですが...)

また、ギリシャ神話にある「パンドラの箱」の中にはこの世の悪の全てが入っていたとされているが、その中に「妬み」が含まれていることから、「嫉妬」も含まれていたと考えられている。

トムヤムクン」:タイ料理で、スープ料理である。現地語では「Tom yum goong」という。(「トム)」は煮る、「ヤム」は混ぜる、「クン」はエビを意味している。→海老を使っていない「トムヤムクン」はあり得ず、海老以外の具を使っていると「トムヤム○○」(○○の所に使用した具が入る)となる。)

熱湯にすり潰したレモングラスとカフィルライムを葉を加えて煮て、海老を具として使用したものである。味付けにはナムプラーという魚醤油を用いていて、好みによってはココナッツミルクを加えてあるものもある。

柑橘系の香と酸味、香辛料の辛味が独特の味を出していて、暑い国である東南アジアらしい料理の一つである。現在では、日本でもタイ料理店が進出しており、日本でも珍しくなくなった料理の一つとなっている。但し、日本のタイ料理店で提供されるトムヤムクンは、日本人好みにアレンジされている場合もある。(タイに行って食べた場合、日本のタイ料理店の味とは異なっているということは珍しいことではない。)また、日本国内ではトムヤム・スープの素が販売されているため、それを使えば家庭でも比較的簡単に作ることが出来る。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓いくつか

 

↓参考まで

不眠症と睡眠薬―患者さんの疑問に答えるQ&A

不眠症と睡眠薬―患者さんの疑問に答えるQ&A

  • 作者: 谷口 充孝
  • 出版社/メーカー: フジメディカル出版
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 単行本

抗不安薬・睡眠薬・抗うつ薬・気分安定薬の使い方―レジデントハンドブック・Case Study

抗不安薬・睡眠薬・抗うつ薬・気分安定薬の使い方―レジデントハンドブック・Case Study

  • 作者: 上島 国利
  • 出版社/メーカー: アルタ出版
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 単行本

詳しくわかる睡眠薬と精神安定剤 (詳しくわかるシリーズ)

詳しくわかる睡眠薬と精神安定剤 (詳しくわかるシリーズ)

  • 作者: 福西 勇夫
  • 出版社/メーカー: 法研
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 単行本

睡眠薬―快適睡眠のための安全で効果的な飲み方

睡眠薬―快適睡眠のための安全で効果的な飲み方

  • 作者: 田中 正敏
  • 出版社/メーカー: 保健同人社
  • 発売日: 2002/05
  • メディア: 単行本

嫉妬学

嫉妬学

  • 作者: 和田 秀樹
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2003/07/01
  • メディア: 単行本

嫉妬の世界史 (新潮新書)

嫉妬の世界史 (新潮新書)

  • 作者: 山内 昌之
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: 新書


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