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「喜劇・列車」(その4) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーロー作品第39弾として記してきた「喜劇・列車」シリーズも今回で終了となります。で、残っているシリーズ最終作に付いて記します。(次に取り上げるシリーズはあれだろう、と予想出来ると思いますが、その通りの予定でいます。)

シリーズ第3作喜劇・初詣列車
作品データを記しておくと、1968年の東映東京の作品で、時間は91分、監督は瀬川昌治、脚本は舟橋和郎、撮影は西川庄衛、美術は北川弘、音楽は木下忠司である。そして出演は、渥美清、中村玉緒、佐久間良子、西村晃、城野ゆき、川崎敬三、小松政夫、高橋長英、楠トシエ、若水ヤエ子、小林裕子、財津一郎、園佳也子、伊藤慶子、青山ミチ、清水みつえ、たちである。

本作の主人公は国鉄車掌の上田新作である。新作は妻・幸江と共に平凡な日々を過ごしていて、車掌として頑張っていた。ある日、彼が乗務した列車で、新作は幼なじみの美和子と出会う。美和子は新作の憧れの女であり、美和子は新潟地震で両親を亡くし、行方不明になった弟・研吉を捜すために芸者になっているということだった。で、新作は美和子の相談に乗る。が、事情を知らない幸江は新作の様子が浮気をしているものと思うようになり、眞作の弟に頼み、新作の行動を調べて貰うことにした。一方、新作は研吉を捜すためにあちこちに顔を出す。そんな中、研吉と恋仲であり、やはり研吉を捜しているという房子と会い、研吉はフーテンになったと言うこと知ると、フーテンが行きそうな場所をいくつか回り、フーテン姿の研吉を遂に捜し出し、平凡に生きることを説く。また、自らフーテンになって研吉の気持ちを理解しようともする。そんな中、薬を飲んでふらふらになった新作がフーテン姿で家に戻ってきた。それを見た幸江は、新作が狂ってしまったと思い、大騒動となる。そんな所に、研吉が見つかったという知らせを受けた美和子がやってきて、事情を幸江に話し、幸江の誤解は解けた。また、新作の紹介で、研吉は鉄道弘済会に勤めることになり、全ては丸く収まった。

本作は、登場人物は車寅次郎ではないものの、色々と「男はつらいよ」を強く感じさせるところがある。(本作公開時は「男はつらいよ」は映画は勿論、TVドラマシリーズとしても放送前である。)特に、新作がフーテン姿になるのだから、この部分では「男はつらいよ」と言ってもおかしくないでしょう。物語の展開も色々と「男はつらいよ」を思わせる所があり、その割りに鉄道に関する描写が少ないことも、それを認識させるところでもある。また、世話好きな男の日常をストレートに描いているだけに、何処に出もありそうな物語ということで、寅さんとは違った親近感を感じる作品でもある。

時系列では、本作の方が「男はつらいよ」よりも前の作品であり、全く関係はないのだが、「男はつらいよ」が人気シリーズとして登場した現在では、時系列が逆転してしまったように感じてしまうというのも、またまた映画の世界の楽しいところであり、本作とは関係ない事が色々と思い浮かぶ作品でもありました。

 

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ケータイ刑事銭形泪8話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

BS-TBSの再放送に合わせた「銭形泪・裏ネタ編」の増補作業も、今回からは第8話の「怪奇!よみがえったツタンカーメンのご近所さん! ~ミイラ男の呪い殺人事件」に突入です。この物語については過去にPART 5まで記している(2008/9/18、20、23、25、10/1付けで記しています。)ので、PART 6からということになります。今回はサブタイトルにある言葉から「呪い」について、「ご近所さん」について、そしてちゃんはこの言葉で切り捨てた「赤の他人」と丹間がこの常葉を口にしていたことから「叔父/伯父」と「叔母/伯母」について記します。

この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。

呪い」:相手に対して禍害を及ぼすことを意図して、思念して行われる呪術的な行為のことである。一般的には霊的な手段にすがり、祈祷を行ったり、呪文を唱えることで行われる。そのため、呪術や魔術などに繋がり、邪道とされる宗教(密教)のように発展したものもある。(俗に「黒魔術」と呼ばれているものがこれに該当する。)そういうものの中には神霊を召還して(悪意を持った)願いを祈祷するというものもある。

古くからあるものであり、また何処の国にもあるものである。(宗教、文化的な違いから、スタイルは異なっているが、悪意を持って相手が不幸になることを祈祷する、という所は共通している。)

神霊が行う似たものとして「祟り」があるが、「祟り」は神霊が人間に対して禍を与えること、またはその災いのことでるが、これは人が祈祷を行ったり、呪文を唱えて行うものではなく、神霊の方から一方的に与えられるものであり、この点が「呪い」とは異なっている。「呪い」はあくまでも人間の方から何らかの思念によって願う、という行為が最初にある。

また、「呪術」は一般的には悪意は関係なく、良いことが起こるように祈祷するもの(例えば「雨乞い」や「おまじない」と呼ばれるものには悪意は全くなく、良いことが起こるように祈るものである。)も含まれるが、「呪い」には「悪意」があることが前提であるため、「呪術」の中でも悪い意味に限られるものである。
西洋の悪魔崇拝などもこの一つであり、悪魔の力にすがり、その強大な力を借りて(悪意に満ちた)思念が成就するように祈祷するものである。一方、日本では「呪いの藁人形」や「丑の刻詣り」は「呪い」の代表的な行為として知られている。

尚、英語では「Curse」または「Malediction」という言葉で呼ばれる。(「Malediction」には「呪いの呪文」という意味もある。)

ところで、「呪」という漢字と「祝」と言う漢字には共通点がある。字形を見ると「つくり」が「兄」というのが同じであるが、元々はこの2つの言葉は「人が神前で祈りの言葉を唱えること」という意味である。(「のりとを告げる」という意味である。)(→単語家族とよばれているものであり、兄弟文字である。)そこから「祝」は「幸い」を祈る場合にのみ使われるようになり、「呪」は「不幸」を祈る場合にのみ使われるようになった。

また、神話、童話、物語などの世界にも「呪い」は色々な形で登場している。ギリシャ神話などに登場する異形の怪物は、神の怒りに触れて異形の怪物にさせられた(呪いを掛けられた)というものが多く存在している。また、童話の世界では魔法使いによって姿を変えられたり、眠らされたりするというものが多数ある。(物語の世界では、やはり洋の東西を問わず、多くの例がある。有名なのは「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「白雪姫」などが知られている。)

ご近所さん」:隣近所に住んでいる人、隣人のことを親しみを持って言う言葉である。親しみを込めた言い方としては「お隣さん」と言うこともある。

また、聖書には「汝の隣人を愛せよ」という言葉があるように、「Charity」(隣人愛)という言葉などがあり、自分に対して身近な関わりを持つ人たちになる。(無人島や人里離れた所で隠遁生活をしていない限り、必ず関わりがあります。)

尚、英語では「Neighbor」、ドイツ語では「Nachbar」、フランス語では「Voisin」、イタリア語では「Vicinato」、スペイン語では「Vecino」と言う。

赤の他人」:全く無関係の他人のこと、何の縁もない他人のことである。尚、ここで言う「関係」というのは血縁関係のことを指している。また「赤」は「全く」または「全然」「明かな」という意味であり、「他人」ということを強調して使われている言葉である。(「血縁関係」の「血」から、その血の色である「赤(Red)」という意味ではない。また「真っ赤な嘘」という言葉があるが、これは「明らかな嘘」という意味であり、「赤の他人」の「赤」と同じ意味である。)

尚、英語では「Stranger」と言う言葉が用いられるが、それを強調して「Complete Stranger」「Perfect Stranger」「Total Stranger」と言う。

叔父/伯父」:傍系3親等となる自分の父または母(養父母も含む)の兄弟、または姉妹の夫となる男性のことである。尚、「叔父」はその中でも自分の両親の兄、または姉の夫のことを指し、「伯父」は自分の両親の弟もまたは妹の夫のことを指す。

一応、自分の両親よりも年長者であれば「叔父」となり、年少者であれば「伯父」となるが、両親の姉の夫であれば両親よりも年下である場合や、両親の妹の夫であれば両親よりも年長者という場合もあり得るが、両親よりも年長者の「姉」/年少者の「妹」という時点で、その夫の年齢には関係なく「叔父」/「伯父」ということになる。

また、両親の兄弟にあたることから、基本的には自分よりも年長者となるのが普通であるが、時には叔父/伯父の方が自分よりも年少者になり得る場合もある。(例えば、両親の姉妹が年の差の大きい夫(当然、年下の夫ということになる)であれば、容易に起こりえることになる。)

尚、英語では「Uncle」と言い、ドイツ語では「Onkel」、フランス語では「Oncle」、イタリア語では「Zio」、スペイン語では「Tío」という。また、これらの言語では「叔父」/「伯父」に関係なく同じ言い方をする。また、韓国語では父方と母方によって「叔父/伯父」の言い方は異なるが、「叔父」と「伯父」による区別はない。

また、年少者がよその年配の男性に対して親しんで言う「おじさん」と言う言葉があるが、この「おじ」は漢字で記すと「小父」となり、「叔父/伯父」とは関係ない。

叔母/伯母」:基本的に「叔父/伯父」と同様で「兄」/「弟」を「姉」/「妹」と置き換え、「夫」を「妻」に、「男性」を「女性」に置き換えたものである。一応、言葉で記しておくと以下のようになる。

傍系3親等となる自分の父または母(養父母も含む)の姉妹、または兄弟の妻となる女性のことである。尚、「叔母」はその中でも自分の両親の姉、または兄の妻のことを指し、「伯母」は自分の両親の妹もまたは弟の妻のことを指す。

一応、自分の両親よりも年長者であれば「叔母」となり、年少者であれば「伯母」となるが、両親の兄の妻であれば両親よりも年下である場合や、両親の弟の妻であれば両親よりも年長者という場合もあり得るが、両親よりも年長者の「兄」/年少者の「弟」という時点で、その妻の年齢には関係なく「叔母」/「伯母」ということになる。

また、両親の兄弟にあたることから、基本的には自分よりも年長者となるのが普通であるが、叔母/伯母の方が自分よりも年少者になる場合もある。(特に年の差の大きい妻を迎えた場合では該当する可能性がある。)おそらく、自分よりも年少の「叔父/叔父」の数よりも、自分よりも年少者の「叔母/伯母」の可能性の方が高いのではないかと思われる。

尚、英語では「Aunt」と言い、ドイツ語とフランス語では「Tante」(但し、発音は異なる)、イタリア語では「Zia」、スペイン語では「Tía」という。また、これらの言語では「叔母」/「伯母」に関係なく同じ言い方をする。また、韓国語では父方と母方によって「叔母/伯母」の言い方は異なるが、「叔母」と「伯母」による区別はないのは「叔父/伯父」と同様である。

また、年少者がよその年配の女性に対して親しんで言う「おばさん」と言う言葉があるが、この「おば」は漢字で記すと「小母」となり、「叔母/伯母」とは関係ない。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

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呪いの解き方―なぜかツイてない日の作法

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  • 作者: 川井 春水
  • 出版社/メーカー: 三五館
  • 発売日: 2008/06
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呪い完全マニュアル

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  • 作者: 仙岳坊 那沙
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図説 日本呪術全書

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密教呪術入門―あなたの願いを叶えるこの神秘の方法 (ノン・ブック)

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  • 作者: 中岡 俊哉
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 1988/09
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白鳥の湖

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  • 出版社/メーカー: ノルドズッドジャパン
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眠れる森の美女 (新ディズニー名作コレクション (15))

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  • 作者: 森 はるな
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白雪姫 (グリム童話)

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  • 作者: グリム
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あしながおじさん (続) (新潮文庫)

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  • 作者: ジーン ウェブスター
  • 出版社/メーカー: 新潮社
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ルリユールおじさん

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  • 作者: いせ ひでこ
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スプーンおばさんのぼうけん (新しい世界の童話シリーズ)

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エプロンおばさん (3)

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ぼくの伯父さん [DVD]

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ぼくの伯父さんの休暇 [DVD]

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ケータイ刑事銭形泪39話(2nd.26話・アナザーストーリー4話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

日曜夜のBS-hiの「名曲探偵アマデウス」の放送がお休みなので、ピンチヒッターとしてちゃんの登場です。日曜夜のBS-hiの「名曲探偵アマデウス」の次の放送は1/17のファイルNo.054・ブラームス「交響曲第1番」までオアズケであるが、BS-2が正月三箇日の朝07:15~08:00に放送があります。1/1はファイルNo.014・ショパン「24の前奏曲」、1/2はファイルNo.001・ラヴェル「ボレロ」、1/3はファイルNo.025・マーラー「交響曲第5番」の再放送があります。特に1/2は記念すべき最初の物語ということで、これを見ていないという方はかなりいるのではないですかね?


銭形泪」の最終話(通算では39話、2nd.26話、アナザーストーリー第4話)となる「最終決戦!ケー刑事VSシベ超 ~水野晴郎を迎撃せよ!」の「裏ネタ編」は、シベリア超特急を見た二朗さん・コーナーのネタから、「チアガール」について、「ポンポン」について、「カブトムシ」についてと、シベリア超特急を迎えるときに柴田さんが口にした「貴社の記者が汽車で帰社した」と「受験生」について記します。

尚、約3年3ヶ月前のBS-i(当時)での再放送時に記した本編について記した記事(「改訂版」となります。)の前半は「ここをクリック」、後半は「ここをクリック」してご覧下さい。

チアガール」:女子の応援団員のことである。揃いのユニフォームを着ていて、スポーツ競技会での応援を行うだけでなく、様々なイベントなどでも華やかな応援を行う。また、音楽に合わせたダンスやパフォーマンスを行うのが特徴である。

カタカナ表記であることから英語そのままと思われがちであるが、「Cheer Girl」という英単語は無く、これは和製英語である。で、英語では「Cheerleader」(チアリーダー)という。または「Pompon Girl」と呼ばれることもある。尚、男子の場合は「チアマン」または「チアボーイ」と言うが、これもやはり和製英語である。ただ、日本では男子応援団員というと、長い学生服にハチマキというイメージが強く、横文字ではなくて「応援団員」と言うのが一般的ですが...

アメリカで生まれ、それが発展していったものであり、大学スポーツの応援団として定着することになったが、現在では大学よりも高校の方が広く定着するようになっていて、アメリカの女子高生の間ではチアリーダーがステイタスになっていて、競争率が高くなっている。また、応援団という形で生まれたものであるが、最近では単なる応援団としてではなく、そのパフォーマンスが競技となっていて、そのパフォーマンスを競い合うというスポーツ(チアリーディング、チアダンス)としても広く知られている。よって、応援団ではなくてもそのパフォーマンスを行う一団のことも指している。(実際、応援団ではなく、パフォーマンス集団というチアリーダーも存在している。)

ちなみに、チアダンスはチアリーディングから派生した競技であるが、特にダンスに特化したものである。で、これをアメリカでは「Pom Dance(ポンダンス)」と言うこともある。「泪・27&28話(=2nd.14&15話)」のミュージカルの時に「ポン踊り」というものが劇中に登場したが、「踊り」は「Dance」と言うことから、「ポン踊り」は「Pom Dance」と言うことになりますね。(あの「ポン踊り」が「チアダンス」と誤解されることになっちゃうというのは面白い所である。)

ポンポン」:元々は、帽子や洋服に付けられる装飾用飾り玉のことであり、毛糸や羽毛で作られた小さなものである。元々はフランス語であり「Pompon」と言うが、それが現在は英語にもなっている。

現在では、チアリーダーが手にして、チアリーディングで用いる玉房のことも指している。尚、丸い形状ではなく、短く切った紐を束ねたようなものもこれに含まれている。(→荷造り用のビニール繊維で出来た荷造り紐を束ね、紐を裂くことで簡単に作ったフサフサ(束ねている部分が細く、先に行くほど広がっている三角錐のような形状のもの)であっても「ポンポン」と言う。)ただ、荷造り用の祖もで作ったら、それを降ったら静電気の発生が凄いことになりますが...→これを応用したものとして、わざと静電気を発生させ、それで埃を吸着させるという掃除用具があり、広く利用されている。(ポンポンもアイデア一つで他のものに応用できると言うことです。まあ、よく知られているのはクリーニング屋さんの金属ハンガーにストッキングを着けたものが知られていますけど...)

カブトムシ」:漢字で記すと「兜虫」または「甲虫」と記す。「サイカチムシ」と言うこともある。コガネムシ科の甲虫(こうちゅう)であり、この種の中では大型の昆虫である。尚、カブトムシ亜科に分類されることもある。

体長は35~55mm程度である。オスは2本の角状突起があり、1本は頭部から大きく突き出ている。もう1本は胸の部分から突き出しているが、頭部から出ているものよりは小さい。(この角は外骨格の一部が発達したものである。)身体の色は黒茶色で光沢がある。一方メスには角状突起はなく、身体の表面に細毛があって光沢がない。

カブトムシは、卵から生まれ、幼虫、蛹、そして成虫という完全変態をおこなう動物である。卵は交尾を終えた雌が腐植土や堆肥に潜り込んで1個ずつ産み付ける。そして、産んだ卵を覆うように周りの土を押し固める。また、1匹のメスは数十個の卵を産むが、一度に産むのではなく、数回に分けて産む。卵は2~3mmの楕円形であり、それが成長していき、2週間ほどで孵化する。

孵化した幼虫は、7~8mm程度の大屹で、白い色をしている。やがて頭部が茶色くなる。餌として、腐植土や柔らかい朽木を食べるが、これはそう言う環境に卵を産み、そこで孵化し、自分の周囲にあるものを食べるということで、なかなか合理的である。で、餌を食べることで成長していき、幼虫の間に2度の脱皮を行う。早ければ孵化から一ヶ月、遅くても数ヶ月で2度脱皮をした三齢幼虫となり、体長は10cm前後になっていて、そのまま土中で越冬する。

春先になると、三齢幼虫は腐植土中に楕円形の縦長の蛹室を作り、3度目の脱皮を行って蛹となる。雄はこの時に角が出来る。蛹は白から次第に黒ずんできて、成虫に近づいて行く。やがて、殻に割れ目が入り、殻を破って羽化して成虫となる。

羽化してもしばらくは土中にいて、初夏になると夜を舞って地上に現れる。(カブトムシは夜行性である。)成虫になると、寿命は1~3ヶ月程度であり、繁殖行動を行い、メスは産卵を行う。で、夏を過ぎると次第に死んでいき、秋には死滅する。(成虫では越冬しない。)

北海道を除く日本全国に分布していて、更に台湾や中国、朝鮮半島などの東アジアや中南米の森林地帯などに分布している。(現在では北海道にも分布しているが、これは人為的に持ち込まれたものとされていて、元々は棲息していなかったとされている。)棲息しているのは、およそ1500m以下の山地から広葉樹林のある所であり、落葉樹の腐植土中に幼虫が棲息している。また、成虫はクヌギの木の樹液に集まるという特徴があり、クヌギの森はカブトムシの大繁殖地帯となっていることが多い。尚、沖縄ではヤシの木やサトウキビに集まる害虫の一つとしても知られている。

クワガタムシと共に子どもに人気のある昆虫の一つであり、昆虫の王様として知られていて、近年ではペットとして飼育するために養殖もされている。(昔の子どもは、夏休みになるとカブトムシを集めに森に行ったものでした。)一部の種は高値で取り引きされていることでも知られていて、近年ではペットショップの定番としても知られている。→ある子どもがペットショップで買ったカブトムシが動かなくなった(=死んでしまった。)ということで、ペットショップに持っていって「電池を交換してほしい」と頼んだという笑うに笑えないような話もあるぐらいで、カブトムシは店で買うもの、と言う認識が定着してしまっている。

カブトムシは夏に出現する昆虫である事から、俳句の世界では夏の季語である。(別名の「サイカチムシ」も同様である。)また英語では「Beetle」という。尚、よく間違えられるのだが、イギリスのバンド「ビートルズ」は「BEETLES」ではなくて「BEATLES」である。この名前は、カブトムシの「Beetle」と音楽の「Beat」を掛けて作られた造語である。(音楽ファンの間では逆にカブトムシのことを「Beatle」と誤認している人が多い。)

貴社の記者が汽車で帰社した」:同音異義語を4つ並べた文章ということで有名な文章である。同音異義語は殆どの言語に存在しているが、日本語は同じ音でも多数の同音異義語がある言語として知られている言語である。

「同音異義語」(英語では「Homonym」と言う。)とは、文字通りであるが、同じ発音をするが意味が違う言葉のことである。文字で表記すると違う文字を使っている(「異綴同音異義語」と言う。)ため、目で見ると違いが一目で分かるが、音読した場合は同じになるため、区別が付かなくなってしまう。日本語では異なる漢字で表記されるのが一般的であり、英語ではスペルが異なっているのが普通である。(例えば「see」と「sea」)但し、英語には同じスペルの同音異義語(「同綴同音異義語」という。)も少ないながらもあります。(例えば「bear」には動物の「熊」という意味と、(物を)「運ぶ」という動詞があり、これは同綴同音異義語の代表的な単語として知られている。)

日本語では、国語辞典を開いたら分かるが、同音異義語はたくさん存在している。(というよりも、漢字2文字または3文字であると、音数は3~5音というものが多く、大抵のものは同音異義語があると行った方が正しいかも知れない。)この物語に登場した「きしゃ」も、ここで使われた4つ以外にも「喜捨」と「騎射」は国語辞典に載っている。

尚、同音異義語で最も多い異なる意味のある言葉は「こうしょう」である。(ちょっと考えただけでも「交渉」「公称」「校章」「考証」「厚相」「公証」「公傷」「工匠」「鉱床」「高唱」「工商」「香焼」などがありますし...)

尚、日本語の場合は、更に名前の漢字も読み方を変える(音(訓)読みを訓(音)読みにする)ことで同音異義語となってしまうので、更にその数は膨大なものになってしまうでしょうね。(基本的に名前の漢字は同音のものが多数あるが、これらは「同音異義語」とは言わないのですけど...)

受験生」:英語では「Candidate」または「Examinee」と言う。広義では、試験を受ける人のことであるが、一般的には進学のために入学試験を受ける学生のことを指して言う。(「試験」というと、学校の入学試験、定期試験(中間/期末試験など)の他にも、就職試験、資格試験、運転免許などの実技試験、昇進試験などがある。)

また、進学のための入学試験と言っても、下は幼稚園からある。(小学校と中学校でも私立であれば入学試験があります。)一般的には高校と大学の入学試験が認識されているが、高専や各種専修学校、また大学院にも当然のように入学試験があり、それを受験する学生は「受験生」と言うのは言うまでもない。

尚、特に大学入試の場合であるが、高校3年に在学中の生徒は「現役生」、既に高校を卒業している生徒のことを「過年度生」または「浪人生」と呼んで、進学データでは分けられて扱われるのが一般的であるが、現役生であろうと浪人生であろうと、「受験生」であることに変わりはなく、大学入学試験ではこの差は特にない。(但し、30代や40代の社会人が再び大学に入学しようとして受験した場合、学部によっては年齢制限などの制約がある場合がある。)

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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キューティー チアガール 青

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  • 出版社/メーカー: ジグ
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キューティー チアガール 赤

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  • 出版社/メーカー: ジグ
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応援ポンポン(ゴールド)

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  • 出版社/メーカー: 丸惣
  • メディア: おもちゃ&ホビー

フェザーポンポン

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  • 出版社/メーカー: 東京堂
  • メディア: おもちゃ&ホビー

応援ポンポン (青)

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  • 出版社/メーカー: 丸惣
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応援ポンポン(シルバー)

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  • 出版社/メーカー: 丸惣
  • メディア: おもちゃ&ホビー

日本と世界のカブトムシ クワガタの飼いかた

日本と世界のカブトムシ クワガタの飼いかた

  • 作者: 安藤“アン”誠起
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2007/06/29
  • メディア: 単行本

カブトムシとクワガタ飼いかた&図鑑―カブ&クワのオールカラー図鑑

カブトムシとクワガタ飼いかた&図鑑―カブ&クワのオールカラー図鑑

  • 作者: 安藤 アン誠起
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2008/06/13
  • メディア: 単行本

カブトムシ・クワガタムシ (小学館の図鑑NEO)

カブトムシ・クワガタムシ (小学館の図鑑NEO)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/06/29
  • メディア: 大型本

カブトムシ・クワガタムシスーパーカタログ

カブトムシ・クワガタムシスーパーカタログ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2009/05
  • メディア: 大型本

原色図鑑 世界のクワガタムシ・カブトムシ

原色図鑑 世界のクワガタムシ・カブトムシ

  • 作者: 吉田 賢治
  • 出版社/メーカー: 成美堂出版
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 単行本

森と小川の仲間 カブトムシ

森と小川の仲間 カブトムシ

  • 出版社/メーカー: 富士コスモサイエンス
  • メディア: おもちゃ&ホビー

同じ読みで意味の違う言葉の辞典

同じ読みで意味の違う言葉の辞典

  • 作者: 現代言語研究会
  • 出版社/メーカー: あすとろ出版
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 単行本

漢字を正しく使い分ける辞典

漢字を正しく使い分ける辞典

  • 作者: 中村 明
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 単行本

英語同音異義語辞典

英語同音異義語辞典

  • 作者: スティーヴン N. ウィリアムズ
  • 出版社/メーカー: 研究社出版
  • 発売日: 1988/07
  • メディア: 新書

受験生手帳

受験生手帳

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: アルス工房
  • 発売日: 2001/06
  • メディア: 文庫

受験生の心の休ませ方 (YA心の友だちシリーズ)

受験生の心の休ませ方 (YA心の友だちシリーズ)

  • 作者: 加藤 諦三
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/06/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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