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「OVER THE TOP」 [映画(洋画)]

表題の作品は1987年の映画「オーバー・ザ・トップ」である。「ロッキー」シリーズも一段落ということで、スタローンは親子の絆を描こうということで製作された作品である。が、'70'sの映画「チャンプ」や「コンボイ」などの映画を足し合わせたような感じの作品になっちゃいました。

作品データを記しておくと、時間は94分、原案はゲイリー・コンウェイとデヴィッド・C・エンゲルバック、監督はメナハム・ゴーラン、脚本はシルヴェスター・スタローンとスターリング・シリファントの2人、撮影はニック・マクリーン、音楽はジョルジオ・モロダー、ハロルド・フォルターメイヤー、キース・フォーシイの3人である。そして出演は、シルヴェスター・スタローン、デヴィッド・メンデンホール、ロバート・ロジア、スーザン・ブレイクリー、リック・ザムウォルト、テリー・ファンク、たちである。

義父・ジェイソンとの確執から家を出たリンカーン・ホークはコンボイの運転手をしていて、行く先々でアームレスリングの賭けに熱中する男だった。彼は妻・クリスティーナと息子・マイケルのことは忘れたことが無った。ある日、クリスティーナが入院していると言うことで、ホークは12歳になるマイケルが陸軍幼年学校を卒業したのを迎えに行き、クリスティーナの病院に向かった。しかしマイケルは父・ホークには懐かなかった。ホークは自分の夢を語り、少しだけ心を開くマイケル。が、ジェイソンは孫・マイケルを取り返そうとして男たちを雇い、ホークを襲わせた。ピンチを乗り越えてホークとマイケルは病院に到着したが、その時クリスティーナは既に死んでいた。ショックでマイケルはジェイソンの元に走った。ホークはマイケルを取り返そうとして、ジェイソンの屋敷にトラックごと突っ込み、マイケルの名前を呼ぶも、マイケルは顔を見せず、ホークは警察に逮捕されてしまう。そして、息子を手放すことを条件として州外に追放されることになった。そんなホークは、ラスヴェガスで開催される世界アムーレスリング選手権大会に参加した。勝ち進んだホークは決勝戦に進出する。そして決勝が始まろうとした時、マイケルが会場に現れて、ホークの元にいることを告げた。で、その声がホークに力を与え、ホークは見事に優勝した。

何処かで見たような展開の物語(スタローン出演作でも似たようなものがありました。)であって、新鮮みは無い。が、特に何も考えずに娯楽作品として楽しむのには、こういう作品があっても良いのではと思う所である。

そう言えば、決してメジャーな存在にはなれないものの、腕相撲は度々ブームになるのだが、本作が公開された当時もそうでしたね。(テレビでも腕相撲番組があったぐらいでした。)

 

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TIN MACHINE『TIN MACHINE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1989年に発表されたアルバムである。元々はDAVID BOWIEのソロ・アルバムとして製作される所であったが、BOWIEがバンドを結成して、そのバンドのアルバムとしてリリースされることになったアルバムである。(その後、2nd.アルバムもリリースされたが、そこまでと言うことになった。)

チャート成績は、やはりイギリスの方が上であって、最高位3位を記録している。(アメリカではBillboardで最高位28位であった。)

収録曲は以下の全15曲である。(ラストの1曲はボーナス・トラックである。)『Heaven's In Here』『Tin Machine』『Prisoner Of Love』『Crack City』『I Can't Read』『Under The God』『Amazing』『Working Class Hero』『Bus Stop』『Pretty Thing』『Video Crime』『Run』『Sacrifice Yourself』『Baby Can Dance』『Bus Stop [Live Country Version]』。

この中からシングル・カットされたのは全部で4曲である。(イギリスでは3曲である。)チャート成績はいずれもがイギリスの方が上であり、アメリカでは全てがBillboardのHOT 100にはランクインしていない。まずは『Under The God』がイギリスで最高位51位を記録し、『Tin Machine』が最高位48位、『Prisoner Of Love』が最高位77位を記録している。また、『Heaven's In Here』はアメリカのみのシングル・カットであった。新人バンドということではそこそこのヒットと言うことになるが、D. BOWIEの名前があることを考えると、ちょっと物足りなさを感じるチャート成績である。

この中からのお薦め曲は、(一応は)デビュー・シングルとなる『Under The God』、(イギリスで)ヒットを記録した『Tin Machine』、ボーナス・トラックでライヴ・バージョンが追加された『Bus Stop』、『Amazing』『Working Class Hero』という所をピックアップしておく。

BOWIEの名前があるものの、特にアメリカでは大きくヒットすることは無かったが、それでもBOWIEらしい所が出ている。また、ソロとしては(当時では)20年ほどのキャリアがあったBOWIEであるが、(彼が率いていたとはいうものの)バンドとしては完成度も高く、アルバムとしても上手くまとめられている。(が、新人バンドにあるような将来性という伸びしろは感じられないですが...この当たりが否定派が指摘する所でもある。)

とは言っても、'70'sからBOWIEは色々と変化をしていることを考えると、ソロではなくてバンドで彼のサウンドを聴くことが出来るというのはよろしいかと...(ただ、10年早くバンドをやっていたら、また違ったことになったでしょうね...)

 

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その139) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「サービス券」です。(一応、割引券やクーポン券もこれに含むと言うことで述べることにします。)で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・3rd.4話」、「007」からは「ダイヤモンドは永遠に」です。(ここのところ、やたらと「ダイヤモンドは永遠に」を取り上げている気がしますが、またもということになります。)

ケータイ刑事」:「・3rd.4話」。「松山刑事、最大の危機! ~会社社長誘拐殺人事件」という物語。ちゃんが事件を解決した後のことである。松山さんが日焼け焼肉店の「1割引」という割引券を10枚持っていると言うことで、焼き肉を奢ってやる、ということでお店に向かった2人。松山さんは上機嫌でいて、ちゃんに割引券を持っていることを自慢げに話す。が、その割引券の裏を目にしたちゃんは「ご来店1回につき一枚までご利用できます」という注意書きに気づき、そのことを松山さんに言った。すると、「えっ?10枚一緒に使えないの?」と驚いてちゃんに尋ねた。これに「そういうことですね。残念。」とちゃん。すると松山さんは「全て忘れてくれ」と言って、焼き肉を奢ると言ったことを取り消した。

ちゃんは「綺麗さっぱり忘れますから、その代わりお寿司奢ってください。勿論、日焼けはなし」と言って、焼き肉の代わりに奢って貰おうとするが、松山さんは日焼けなしでは食事は出来ないと言って断った、すると、ちゃんは「じゃあ、松山さんとは永遠に一緒に食事は出来ないということですね」と言うと帰って行ってしまった。

そもそもは、松山さんが、1割引の割引券が10枚あるということで、「1割×10=10割引→ただ」と考えていたのだが、この考えが誤っていることから起こった珍騒動である。それにしても、ちゃんも波風立てないように、上手くいったものですね。(普通なら、「そんなはずはない」などと、結構きつくいってしまうものである。)やっぱり銭形は大人という性格を上手く描いているということになります。

007」:「ダイヤモンドは永遠に」。1971年のシリーズ第7作であり、初代ボンドのS・コネリーの第6作である。歴代ボンドで、一度降りた後で再びボンドとして復帰するのは初代のこの作品だけであり、シリーズの中では異例のことである。

ラスベガスで、ボンドとティファニー(=ボンドガール)は、一大帝国を築き上げ、現在は隠遁生活をしているウィラード・ホワイトの片腕であるバート・サクスビーを目にしたことで、ホワイトの行方を突き止めようとして壱馨を案じた。サクスビーはガソリンスタンドで給油をするが、車から降りると、側で待っていた男とすり替わった。それを見たボンドは、サクスビーが乗っていた車の行き先を調べるために、給油を終えてガソリンスタンドを出ようとしていた車を止めるようにティファニーに指示をして車から降りた。で、ティファニーは、ガソリンスタンドを出ようとした車の前に織り込んで道を塞ぐと、車から降りて「クーポン券はくれないの?」と文句を言い始めた。(これによって車はガソリンスタンドを出る事が出来なくなり、クラクションの嵐となる。)

ティファニーはガソリンスタンドの店員に文句を言うが、店員は「給油をしていないのに...」と返す。すると、「給油してよ」とティファニー。店員は、車をバックさせるように言うが、ティファニーは文句を言うだけだった。一段とクラクションを鳴らす他の客達だったが、ティファニーは車を動かさない。で、店員は仕方なく、そのままの位置でティファニーの車に給油しようとする。

その間にボンドは、サクスビーが乗っていたボックスカーの後部扉を開けて、その中に乗り込んだ。ボンドが乗り込んだのを確認したティファニーは、今度は店員がレギュラー・ガソリンを入れようとしていたことに対して「私のはハイオクよ」と文句を付けた。で、店員はレギュラー・ガソリンを給油せずに元に戻っていく。

ボンドは既に(サクスビーの)車に潜り込んでいるため、これ以上時間を稼ぐ必要はないため、ティファニーはのろのろとしている店員に対して更に文句を言うと、「もういい」と口にすると車に乗り込んだ。で、バックをしてから(給油をせずに)ガソリンスタンドを出て行った。で、塞がれていた道が空いたことで、運転手がすり替わったサクスビーの車もガソリンスタンドを出て行った。(サクスビーの車はティファニーの車を追い抜いて言って町中に消えていった。)

結局、ここでのティファニーは、他の客からすると、給油をせずにクーポン券のことでクレームを付けて、騒いでいっただけの迷惑な客にしか見えなかったが、ボンドが車に潜り込むのには十分な時間を稼ぎ、ボンドの役には立っている。(特に実害のない騒ぎを起こして人々の注意を引き裂けるということは成功した。)また、ボンドはサクスビーの乗っていたボックスカーに乗り込み、ティファ二ーは乗っていたマスタングに再び乗り、ここから先は2人は別行動と言うことになった。

共通点は、「サービス券」が出てきているのだが実際にはそれを使うこと/貰うこともなく、手持ちのサービス券の増減がなかったこと何かを購入することもなかったことである。また、それまでは主人公(銭形/ボンド)と相棒(松山さん/ティファニー)は一緒に行動していたが、「サービス券」のやりとりの後は分かれて別行動になったというところも共通している。(→シチュエーションとしてはサービス券が分かれさせることになったという所は同じである。)また、「サービス券」を口にした本人(「ケータイ刑事」では松山さん、「007」ではティファニー)は他の人からは呆れられた(「ケータイ刑事」ではちゃんが呆れており、「007」では他の客とガソリンスタンドの店員が呆れていた。)というのも共通点ということになる。

相違点は、「ケータイ刑事」ではそれを使おうとしていたが「007」では貰おうとしていたということ、「ケータイ刑事」では使用しなかったものの、実際にサービス券が出てきたが「007」では名前だけの登場で実際の券は出てこなかったという所である。また、「ケータイ刑事」では「サービス券」の常識を無視した都合の良い解釈(「1割引×10枚」でただになると思っていた。(→これがOKならば「1割引×20枚」ではどうなると考えるのでしょうか?ひょっとしたら「その代金だけ貰える」と考えていたりして...))をしていて「サービス券」に対する常識が無かったが、「007」では人目を引きつけるための時間稼ぎをするために「クーポン券」を口にしたが、「給油していない」と言われると「じゃあ入れてよ」と言っているので、「サービス券」の常識は一応持っていることがわかり、この点も相違点となる。

次回も「ある物」シリーズで記していきます。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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