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UFO『PHENOMENON』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1974年に発表された彼等の3rd.アルバムである。ハードロック創生期のビッグ・バンドの1つとして知られている彼らは、後のHR/HMシーンを支える大物たちに多大な影響を与えることになる。本アルバムはそれなりの評価はされているものの、チャート成績は振るわなかった。(イギリスでもチャートインしていない。)が、本アルバムからはマイケル・シェンカーがメンバーになったということで、注目のアルバムでもある。それにしても、'70'sのHRは、イギリスと日本では受け入れられたが、アメリカでは本当に鳴かず飛ばずでしたね。

収録曲はオリジナル版では全10曲であったが、2007年にリマスターされた時に6曲のボーナス・トラックが追加されて、以下の全16曲となった。『Too Young To Know』『Crystal Light』『Doctor Doctor』『Space Child』『Rock Bottom』『Oh My』『Time On My Hands』『Built For Comfort』『Lipstick Traces』『Queen Of The Deep』。以下はボーナス・トラックである。『Sixteen』『Oh My』『Give Her The Gun』『Sweet Little Thing』『Sixteen (Unreleased Studio Track)』『Doctor Doctor (Radio 1 Live Version)』。

この中からシングル・カットされたのは2曲であり、『Doctor Doctor』はイギリスで最高位35位を記録している。また、『Rock Bottom』は特にチャートインはしていない。

お薦め曲はシングル・カットされている『Doctor Doctor』と『Rock Bottom』に、『Crystal Light』『Time On My Hands』『Built For Comfort』をピックアップしておく。

やはりM・シェンカーのことが気になるが、当時の彼はまだティーンであって、20歳前である。(1955年生まれである。)それだけに、若さから来る荒々しさと未熟なところの両方が出ているのだが、後の活躍を予感させる片鱗は見せている。(スコーピオンズでもそうでしたけど...)また、マイケルばかりに注目が集まっているが、バンドとしても新たなスタートとなったことで、いよいよブレイクしていくことになるステップとなる。

本アルバムはマイケル在籍時のUFOのアルバムの中では最も人気の高いアルバムであるが、様々な点でも節目となったアルバムであるだけに、ロック・ファン(特にHR/HM)であれば聴いておきたいアルバムである。(特に、マイケル・シェンカーのファンは聴いておかなければならない「MUST」である。)

 

Phenomenon

Phenomenon

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 2000/01/18
  • メディア: CD

Phenomenon

Phenomenon

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Toshiba EMI
  • 発売日: 2008/08/19
  • メディア: CD
現象

現象

  • アーティスト: UFO
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2008/03/12
  • メディア: CD
Phenomenon

Phenomenon

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Caroline
  • 発売日: 2007/12/04
  • メディア: CD
現象(紙ジャケット仕様)

現象(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/11/30
  • メディア: CD

今週の「名曲探偵アマデウス」 [ドラマ]

今週は地上波がバンクーバー五輪に差し変わったため、最新のファイルNo.057のピアソラ「リベルタンゴ」だけの放送という形になりました。(地上波以外のBS-hiの本放送、火曜朝と土曜お昼の再放送とBS-2は全て放送されました。)1本だけというのはちょっと寂しいものの、逆に1つのものばかりとなるので、復習と複々習(?)ということとなり、しっかりと頭に入ることになります。(いわば、集中勉強のような形になります。)

冒頭のカノンさんのゼスチャーを所長が勝手な解釈をしてしまう所は、所長とカノンさんのコンビの息の良さを感じられるところでもありますね。また、依頼人が歌ったところでカノンさんがのど自慢の不合格の鐘(=1回だけ)を鳴らすというのも楽しい所でした。それ以外には、依頼人と依頼人の大ファンという所長と、それを知らないカノンさんとのゼネレーション・ギャップや、ラストで依頼人がプロレス・デビューをした新聞記事を見つけたカノンさんが引いた表情を見せた、というのも面白い所でした。(尚、ゼネレーション・ギャップというのは時々描かれていますけどね...)

次の新作は3/7までオアズケとなるため、再放送ということになるが、21日はファイルNo.021のチャイコフスキーの「くるみ割り人形」です。(23日朝のBS-hiの再放送もこれ。)ということで、BS-hiの再放送とBS-2の放送後の予告が流れました。(過去にあるものだから、簡単ですね。ただ、放送日のテロップとナレーションだけは修正されているが、そういうのは簡単にできることですし...)

今後の放送予定は、21日と23日のBS-hiはファイルNo.021のチャイコフスキーの「くるみ割り人形」の再放送(最初の放送から14ヶ月ちょっとということになるが、既に所長とカノンさんのコンビの息は合っています。尚、これは地上波では現時点では未放送です。)です。→久しぶりとなるので、再発見もありそうです。

が、26日のBS-2と27日のBS-hiの放送はお休みで、26日は地上波の方でファイルNo.044のベートーベン「悲愴」が予定されていますが、果たして放送されるでしょうか...(ゴルフで去年の10月にはパスされたものです。)これはゲストが金剛地武志さんということなので、銭形泪・柴田太郎という顔合わせの再現となる物語でもある。(ただ、「ちゃん」「柴田さん」という台詞は出てきませんが...)その後は再放送を挟んで、3/7がファイルNo.058のストラヴィンスキー「春の祭典」、3/14がファイルNo.059のシューベルト「交響曲第7番『未完成』」と続きます。(これが本年度下期では15本目となるが、ここで打ち止めなのか、No.060まで行って、2009年度も30本となるのか、どちらでしょうか?)

 

リベルタンゴ

リベルタンゴ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 1999/09/03
  • メディア: CD

ベスト・アルバム

ベスト・アルバム

  • アーティスト: ヨーヨー・マ,ピアソラ,オコーナー,バッハ,ドヴォルザーク,ポーター,プレヴィン,モーツァルト,ボッケリーニ
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2004/11/17
  • メディア: CD
リベルタンゴ

リベルタンゴ

  • アーティスト: ラ・クァルティーナ
  • 出版社/メーカー: マイスター・ミュージック
  • 発売日: 2006/10/24
  • メディア: CD
リベル・タンゴ ~タンゴ・フォー・4

リベル・タンゴ ~タンゴ・フォー・4

  • アーティスト: タンゴ・フォー・4
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2000/03/23
  • メディア: CD
リベル・タンゴ

リベル・タンゴ

  • アーティスト: アル・ディ・メオラ,マリオ・パルミザーノ,ジョン・パティトゥッチ,アート・タンクボヤチオアン,ハーマン・ロメロ,グンビ・オーティズ,ジラード,トロント交響楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2000/10/25
  • メディア: CD
ピアソラ:リベルタンゴ

ピアソラ:リベルタンゴ

  • アーティスト: アストル・ピアソラ
  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2008/02/06
  • メディア: CD
↓今後の予習を
チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」全曲

チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」全曲

  • アーティスト: チャイコフスキー,グラズノフ,アシュケナージ(ヴラディーミル),ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/05/16
  • メディア: CD
チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」

チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」

  • アーティスト: プレヴィン(アンドレ),チャイコフスキー,ロンドン交響楽団
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/11/21
  • メディア: CD
ストラヴィンスキー:春の祭典

ストラヴィンスキー:春の祭典

  • アーティスト: ショルティ(サー・ゲオルグ),ムソルグスキー,ストラヴィンスキー,ラヴェル,シカゴ交響楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/02/21
  • メディア: CD
ストラヴィンスキー:春の祭典/ペトルーシュカ

ストラヴィンスキー:春の祭典/ペトルーシュカ

  • アーティスト: ブーレーズ(ピエール),ストラヴィンスキー,クリーヴランド管弦楽団,ニューヨーク・フィルハーモニック
  • 出版社/メーカー: SMJ(SME)(M)
  • 発売日: 2008/11/19
  • メディア: CD
シューベルト : 「未完成」&「ザ・グレート」

シューベルト : 「未完成」&「ザ・グレート」

  • アーティスト: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,シューベルト,ヴァント(ギュンター)
  • 出版社/メーカー: BMGビクター
  • 発売日: 1995/09/21
  • メディア: CD
シューベルト:交響曲第7番「未完成」&第5番

シューベルト:交響曲第7番「未完成」&第5番

  • アーティスト: シューベルト,スウィトナー(オトマール),ベルリン・シュターツカペレ
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2008/12/17
  • メディア: CD

URIAH HEEP『DEMONS AND WIZARDS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1972年に発表した彼等の4枚目のアルバムである。邦題は「悪魔と魔法使い」。アメリカでは初めてアルバム・チャートでTOP 40入りをしたアルバムであり、彼等の全盛期の幕開けとなったアルバムである。(人気の点では次作の方が上ですが...)また、本アルバムはBillboardで最高位23位を記録し、イギリスでも最高位20位を記録している。(アメリカでは彼等のアルバムの中では最も上位を記録したアルバムである。)

収録曲は以下の全9曲である。『The Wizard』『Traveller In Time』『Easy Livin'』『Poet's Justice』『Circle Of Hands』『Rainbow Demon』『All My Life』『Paradise/The Spell』『Spell』。

尚、1995年に再発された時は以下の4曲がボーナス・トラックとして収録されている。『Why (Single Version)』『Why (Extended Version)』『Home Again To You (Demo)』『Green Eye』。また、2003年の再発時にはボーナス・トラックが以下の5曲に変更になっている。『Why (Extended Version)』『Rainbow Demon (Single Edit)』『Proud Words On A Dusty Shelf』『Home Again To You (Demo)』『Green Eye (Demo)』。

この中からシングル・カットされたのは2曲で、『The Wizard』と『Easy Livin'』である。イギリスではいずれもがチャートインすることは無かったが、アメリカでは後者がBillboardで最高位39位を記録していて、彼等のシングルとしては最高位を記録している。(と言っても、彼等はシングル曲を聴くというよりも、アルバムを通して聴くというバンドであり、シングルのチャート成績は特に気にする必要は無いですが...)

お薦め曲は『The Wizard』『Traveller In Time』『Easy Livin'』『Rainbow Demon』『All My Life』という所をピックアップしておくが、ボーナス・トラックとして収録されている『Why (Extended Version)』(1995年と2003年のものとは別である。)は2003年の方は10分を超える大作となっていて、これも聴き応えのある曲となっている。

ハード・ロック・バンドである彼等はプログレ寄りのサウンドということもあって、好みの別れるところでもあるが、パワーがあるだけでなく、繊細な所もあるのが彼等の特徴であり、そこが魅力でもある。ある意味では異端児でもあるのだが、'70's前半のロックは、様々な試みが行われ、ロックが細分化されていくことになる時期であり、彼等のサウンドもその中の一つの方向であり、評価できるところである。

ということで、聴いておきたいアルバムの1枚である。(ちょっと、垣根を感じるかも知れませんが...)

 

↓ボーナス・トラックなし

Demons and Wizards

Demons and Wizards

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sanctuary
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

Demons and Wizards

Demons and Wizards

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Castle
  • 発売日: 2001/03/19
  • メディア: CD

 

↓ボーナス・トラック5曲の2003年バージョン

Demons and Wizards

Demons and Wizards

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sanctuary
  • 発売日: 2004/10/04
  • メディア: CD

悪魔と魔法使い

悪魔と魔法使い

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2009/03/04
  • メディア: CD

↓1995年バージョン

Demons and Wizards

Demons and Wizards

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Castle
  • 発売日: 1998/06/30
  • メディア: CD


ケータイ刑事銭形泪15話(2nd.2話)[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]

銭形泪・2nd.」第2話(通算では第15話)「音で人を殺せるか? ~売れっこ漫画家殺人事件」の裏ネタ編・増補は今回で打ち止めです。で、今回はこの物語の事件でトリックに使われた「スリッパ」について、「ステレオ」について、アシスタントがこれを届けに行っていたとしてアリバイを主張した「原稿」について、そして被害者が持病としてもっていた「心臓病」についてと死因となった「心臓麻痺」について記します。

また、この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2009/1/1、3、6、8、12、15日付けで記しています。)

スリッパ」:足を滑らせて履く室内履きである。(一部では屋外で履くことの出来るものがあるが、そう言う物は「サンダル」と呼ばれるのが一般的である。)

踵の部分を覆っているものは何もなく、また、ヒールの高さもなく、靴紐やマジックテープなどのように、足に固定するための留め具も無いのが特徴である。(足に引っ掛ける形で使用するのが一般的である。)

欧米では家の中でも靴(=外履き)を履いているので、これを使うのは寝室や風呂場などのごく限られた範囲となる。(ホテルの場合でも寝室などの一部だけでの使用が一般的である。)そのため、「Bath Slipper」または「Bedroom Slipper」と呼ばれることもある。日本では、欧米のように家の中では外履きをはかないので、室内用の履き物として、スリッパが使われるが、欧米では「Bath Slipper」または「Bedroom Slipper」と呼ばれているものが一般的である。また、家の中で使用されるため、「House Slipper」と呼ぶこともある。

スリッパは(日本では)家庭内で使用するものであるため、人工皮革を使ったものが多かったが、布を使ったものが増えている。(トイレや風呂場では、防水ということで人工皮革のものが一般的であるのは変わりませんが...)

尚、英語では「Slipper」、ドイツ語では「Pantoffeln」、フランス語では「Pantoufle」、イタリア語では「Pantoufle」、スペイン語では「Zapatillas」と言う。

「ステレオ」:「Stereophonic」の略であって、左右の独立したスピーカーで音声信号を再生する立体音響のことを指す言葉である。また、立体音響関する技術の総称であり、その装置のことも指している。

ステレオ (stereo) は、音響工学ではステレオフォニック (stereophonic) の略語であり、左右2つのスピーカで音声を再生する方式のことである。広義には、ステレオフォニック再生のための音声信号を集音、録音、伝送、通信、放送、加工する技術全般、またはステレオフォニック再生のための音響再生装置(ステレオセット)を指す。

特徴は、異なる2点の位置で捉えた音を独立したチャンネルとして収録し、それを2本の独立したスピーカーで再生することで立体感を得るものである。異なる2点というのは、人間の左右の耳に相当していて、音波の位相が僅かに異なって届くことで方向感が得られる性質を利用したものであり、立体的な音響空間を再生する。

尚、音声が1チャンネルのものは「モノラル」と言う。→左右のスピーカーから同じ信号を再生した場合はダイオティックと言うが、これは実質的にはモノラルと同じであって、立体感は得られない。(信号処理を行って位相差を付けたり、ディレイをすることで擬似的な立体感を得られることもあるが、あくまでも「擬似的」なものである。)

歴史は比較的古く、1930年代に登場しているが、当時は実用化にはならず、研究レベルのものであった。(何せ、装置が大がかりになりましたから...)しかし、現在実用化されているステレオの技術はこの時に生まれているものである。実用化されるのは1950年代になってからである。1950年代の前半には現在のシステムに近いものが開発されていて、また、同時に2チャンネルを再生する技術の方もほぼ実用化できるレベルに達した。そして、この頃から音楽録音がステレオ化されるようになった。

民生用のステレオは1957年の終わりに発売されたレコードが最初である。(EPとLPで、音溝の左右をそれぞれ独立したチャンネルとしてステレオ信号を記録したものである。)これによって立体音響を簡単に得られるようになった。

ちなみに、ラジオ放送はこれよりも早い時期に実験放送を行っているが、実用化されたのはFM放送が1961年になってからのことである。(テレビも同様に1950年代に実験放送が行われているが、こちらの実用化は更に遅れることになる。)

現在では、ステレオというのは当たり前となっているが、当時は再生するにはアンプもスピーカーも複数必要になるということで、装置が高価になるとして普及に疑問が持たれていたが、技術の進歩で安価に2チャンネルのアンプが安価になり、また、音楽放送での立体音響の効果が評価されて広く普及することになった。

但し、当時は複数チャンネルの記録再生を簡単に得られるようにはなったが、ステレオレコードではチャンネル間のクロストークが(原理的に)あったのも事実である。(FM放送でもL+R、L-Rの信号で送出するため、やはりクロストークの問題がある。)→クロストークが原理的に存在しないシステムはリニアPCM方式を採用したPCM録音機が最初であり、CDがこれに続く形となった。(しかし、人間の聴覚の特製を考えると、クロストークが0というのは逆に不自然であると言うことにもなる。)

また、ステレオは2チャンネルによって立体音響を得るものであるが、チャンネル数を増やしてよりリアルな音響を得ようとしたシステムも存在する。現在では映画館の音響装置に導入されている「DOLBY STEREO」もその一つであり、家庭用では「サラウンド」と呼ばれている。これらは1980年代の後半から家庭に浸透していくようになったが、1970年代には何種類かの4チャンネル・システムが登場している。(結局、各社が独自の方式を発表し、規格統一されることなく淘汰されていき、最終的には全てが消えてしまった。しかし、この時開発された技術は、オーディオ製品(特にカートリッジの再生特性)の高性能化に貢献し、後のサラウンド技術の基礎(マトリクスなど)にもなった。)→ビクターの開発した「CD-4」は前者に貢献し、RM方式は後者に貢献している。

装置としてのステレオは、現在ではミニコンポが標準的なものとなっているが、1960年代から70年代前半には「セパレート・ステレオ」と呼ばれる左右のスピーカーとアンプ、チューナー、レコードプレーヤーの3点を一体にしたセンターユニット(レシーバーとレコードプレーヤーという形ですけど...)の3点セットの家具調ステレオが主流であったが、1970年代後半にはアンプ(セパレート・アンプも含む)、スピーカー、チューナー、レコードプレーヤーをそれぞれ好みのものを選んで組み合わせる「コンポーネント・ステレオ」が人気を博することになった。(コンポーネント・ステレオでは、カセットデッキ、後に登場したCDプレーヤーを加えることが容易に出来るという拡張性も高い。)

1980年代になってCDが登場すると、コンポーネント・ステレオでは装置が大きいと言うことで、サイズを小さくしたミニコンポが登場し、住宅事情もあってこちらがステレオ装置の主流となっていく。また、ミニコンポは形の上ではコンポーネント・ステレオを小型化したものであるが、アンプ、スピーカー、チューナーなどの各装置のばら売りはしないこともあって、実質的にはセパレート・アンプが小型化したような感じのものであった。しかし、その後もこれがステレオ装置の主流を占めることになり、DAT、MDの登場、更にはシリコン・オーディオと呼ばれるデジタル・オーディオ全盛になっても主役の座を占めている。(但し、音質の良さ、再生される音場感などは、やはりコンポーネント・ステレオで良いものを組み合わせた方が上である。)

原稿」:出版物(印刷物)の元になる文章や写真、絵などを記したもののこと、または印刷や口頭発表によって発表する内容を記した下書きのことである。「草稿」と言う場合もある。

基本的には手書きされたものというのが一般的であるが、近年ではワープロ(パソコンのワープロ・ソフト利用を含む)使用が当たり前になっているため、手書きではない原稿や、紙を使っていない原稿も当たり前になっている。

以前は、特に小説家が原稿用紙に原稿を記すことが文章を書く者のシンボルのようになっていて、万年筆を使って記すというのが一般的であって、小説家の直筆の文字の中には読みにくい特徴的な文字が書かれていたのだが、現在ではそういう個性的な文字が無くなってしまったのは寂しい所でもある。(が、電子データー化されたことで、読みにくい癖字というものとはおさらばできることになったのも事実である。)

尚、この物語では漫画家であったが、当然のことながら漫画家の原稿というのは絵ということになる。小説家は原稿用紙を使用するが、漫画家は無地のケント紙などを好んで使用している。(ただ、近年では漫画の原稿にも電子化の波が押し寄せていて、パソコンで原稿を作成して、電子データとして仕上げる漫画家もいる。)

尚、英語では、印刷用の原稿のことは「Copy」、手書きやタイプ打ちの原稿は「Manuscript」、草稿のことは「Draft」と呼んでいて、区別されている。(パソコンを使った電子データとしての原稿は「Draft」または「Manuscript」と呼ばれている。)

心臓病」:心臓の疾患の総称である。英語では「Heart Disease」または「Heart Trouble」と言う。(特に「心臓発作」のことを「Heart Attack」と言うが、この言葉も「心臓病」という意味で使われることもある。)更に、ドイツ語では「Herzkrankheit」、フランス語では「Maladie Cardiaque」、イタリア語では「Cardiopatia」、スペイン語では「Enfermedad Cardiaca」と言う。

主なものとしては、心不全、心内膜炎、心膜炎、心臓弁膜症、心筋梗塞、心臓神経症、心嚢炎などがある。尚、「動悸」もある意味では心臓病ということになる。(激しい運動後の動悸は別ですが...)何せ心臓に異常がある場合は、真っ先に心臓の鼓動に影響が出るため、動悸は心臓病の第一歩と言うことも出来る。そのため、階段を上った程度でも動悸を感じるようだと、何らかの心臓病になっている可能性があるので、専門医に診て貰った方が良いでしょう。

現在、日本では心臓病は死因別死亡率が第2位になっている病気でもある。

心臓麻痺」:心臓の機能が急に不全となって停止することを言う。これが起こると死に至る確率が高く、死因として賞されることにもなる。但し、「心臓麻痺」というのは医学用語では無く、心臓が急な不全となったことで死亡した急死の場合に使われる言葉である。(医学用語では、更に心臓の状態を調べて、より細かい病名で語られることになる。(「心不全」を初とする心臓病の病名はたくさんありますから...))

また、英語では「Cardiac Failure」「Heart Failure」または「Cardioplegia」と言う。

心臓麻痺が起こると、死に至る可能性が高いが、対処方法が無い訳ではない。(医師を直ぐに呼んで診て貰う必要があるのは言うまでもない。また、救急車も当然のことながら呼ぶ。)医師が来るまでの間は、兎に角、絶対安静として、体を動かすこともNGである。仰向けでも起きた姿勢でも良く、楽な体位にすることが最重要である。出来ることとしては、携帯用の酸素吸入器を付けて酸素を吸入させること、心臓停止の場合は心臓マッサージを行う、ということがある。しかし、一刻も早く医師に来て貰うことが重要である。(病院に運ぶよりも、医師に現場に来て貰った方がよい。)

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
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↓いくつか

OKA 光触媒 Ag+ 安心スリッパ Lサイズ ダークブルー

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  • 出版社/メーカー: オカ
  • メディア: ホーム&キッチン

ぽかぽかスリッパ

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  • 出版社/メーカー: ベリー
  • メディア: ホーム&キッチン

使い捨て お掃除スリッパ 15足入り SV-2027

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  • メディア: ホーム&キッチン

OKA 光触媒 Ag+ 安心スリッパ Mサイズ レッド

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  • 出版社/メーカー: オカ
  • メディア: ホーム&キッチン

抗菌レザー調スリッパ ブラック 36013

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  • 出版社/メーカー: エフィル
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マリ・クレール スリッパ5足セット

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  • 出版社/メーカー:
  • メディア:

stereo ( ステレオ ) 2010年 02月号 [雑誌]

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 2010/01/19
  • メディア: 雑誌

ステレオサウンド 173 冬号

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ステレオサウンド
  • 発売日: 2009/12/11
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よくわかるオーディオコンポの楽しみ方―見分ける・生かす92のポイント (1981年) (サンシャインブックス)

  • 作者: 細谷 信二
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原稿編集ルールブック―原稿整理のポイント

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本エディタースクール出版部
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本

アイシー マンガ原稿用紙 B4厚135KG IM-35B

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  • 出版社/メーカー: アイシー
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アイシー マンガ原稿用紙 B4薄110KG IM-10B

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  • 出版社/メーカー: アイシー
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  • 出版社/メーカー: アイシー
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  • 出版社/メーカー: アートカラー
  • メディア: おもちゃ&ホビー

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心臓病―最新治療&予防 全国名医118人 (疾患別全国実力医師シリーズ)

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心臓病は食生活で治す

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  • 発売日: 2009/10/23
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心臓病の予防と治療のコツがわかる本―自分で、すぐできる!生活習慣リセット法

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  • 作者: 青野 治朗
  • 出版社/メーカー: 永岡書店
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 単行本

徹底図解 不整脈と心臓病―動悸・息切れ・胸痛を解消する最新治療と生活 (目で見る医書シリーズ)

徹底図解 不整脈と心臓病―動悸・息切れ・胸痛を解消する最新治療と生活 (目で見る医書シリーズ)

  • 作者: 伊東 春樹
  • 出版社/メーカー: 法研
  • 発売日: 2004/02
  • メディア: 単行本

心臓病の予防・治療と生活のしかた

心臓病の予防・治療と生活のしかた

  • 作者: 伊東 春樹
  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 2002/11
  • メディア: 単行本

高血圧の知識―脳卒中・心臓麻痺はこうして防ぐ (1957年)

  • 作者: 竹川 不二男
  • 出版社/メーカー: 青山書院
  • 発売日: 1957
  • メディア: -


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