SSブログ

「PROTOCOL」 [映画(洋画)]

表題の作品は1984年の映画「アメリカ万才」である。G・ホーン主演のコメディ作品であるが、場末のクラブで働くごく普通のアメリカ娘が特別外交官として大活躍する痛快な作品である。

作品データを記しておくと、時間は95分、監督はハーバート・ロス、脚本はバック・ヘンリー、撮影はウィリアム・A・フレイカー、音楽はベイジル・ポールドゥリスである。そして出演は、ゴールディ・ホーン、クリス・サランドン、リチャード・ロマナス、アンドレ・グレゴリー、ゲイル・ストリックランド、エド・ベグリー・Jr.、ジェームズ・ステイリー、アル・レオン、クリフ・デ・ヤング、キャスリーン・ヨーク、リチャード・ハミルトン、グレインジャー・ハインズ、キース・サラバージャ、ケネス・マース、ジーン・スマート、ジョエル・ブルックス、ケネス・マクミラン、たちである。

場末のサファリ・クラブでコンパニオン・ガールとして働くサニーは、迎賓館正面で、拳銃をもつ怪しげな男の腕にしがみついて叫びまくったため、中東のオタール国のエミール殿下の暗殺計画を阻止することになった。ちょっとだけ怪我をしたサニーはこのことから全米中のスーパー・ヒロインとしてマスコミに取り上げられて、一躍時の人となった。また、オタール国はアメリカにとっても重要な戦略拠点であったため、彼女の功績は国務省も認め、国務省の若手外交官・マイケルがサニーの元にやってきた。そして数日後、副大統領と共に故郷に帰ってきた。そして国務省儀典局への入局も決まった。そしてサニーの初登庁の日がやってきた。サニーは局長のセント・ジョン夫人に迎えられ、各国駐在大使補佐の特別外交官の任に就くことになった。が、サニーはいつもの調子で、エミール殿下をサファリ・クラブヘ連れて行ったりとていて、ミスもしていた。が、殿下に気に入られたサニーは、オタール行きを国務省より命じられることになった。しかも、両国の友好のためと戦略基地確保のためということもあって、オタール国では国賓待遇としてサニーは歓迎される。オタール国のエキゾチックなムードにもサニーは打ち解けていた。一方、エミール殿下はサニーを何番目かのお妃に迎えようとしていて、アメリカはオタール国を戦略拠点とするため、サニーを殿下の嫁にすることに賛成であり、ことは進んで行く。そんな折り、オタール国ではクーデターが勃発した。混乱の中、サニーは何とかアメリカに脱出した。しかし、アメリカでは一連の出来事が問題視されて、事件として扱われることになって、公聴会が開かれることになる。公聴会に出席したサニーは、自分の落ち度を認めたものの、国務省のやり方には反感を持っていて、アメリカ建国の精神を語った。公聴会ではこれが大うけとなった。そして、辞表を提出したマイケルと共に上院議員選挙に立候補して、当選したのだった。

コメディであるのだが、アメリカン・ドリームを掴んであっという間に出世していく展開というのは、見ていても気持ちの良いものである。しかも、国務省の思惑に利用されていると気づくと、それをぶち上げていくというのも、痛快なところである。政治ネタを扱ったコメディでありながら、物語はシンプルであるだけに、色々と悩ませられることが無いのも、本作を笑って楽しむ作品にしている。

また、G・ホーンの大きな瞳とチャーミングな所は相変わらずであり、魅せるという所もしっかりと用意されている。(殿下がサニーを妃の一人にという気持ちも分かります。)

兎に角、難しい所が無いだけに、コメディということでは楽に見ることが出来る作品であるだけに、笑いながら、G・ホーンの魅力と共に楽しめる作品である。

 

アメリカ万才 [DVD]

アメリカ万才 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

WARRANT『CHERRY PIE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1990年に発表された彼らの2nd.アルバムである。邦題は「いけないチェリーパイ」と付けられたが、この邦題のタイトル・センスはちょっと時代からずれているようにも感じる所でもあった。が、'80's中盤以降のHR/HMのブームと前作のヒットによって知られていた彼らにとっては、'90'sという新しい時代でも自分たちのサウンドを突き進んでいこうとしていた。(但し、次のアルバムからはサウンドが大きく変わってしまうことになる。)で、本アルバムは前作同様のヒットとなり、チャート成績では前作以上の最高位7位を記録して、1991年のBillboard年間アルバム・チャートでは21位にランクインする大ヒットとなった。(前作・デビューアルバムは最高位10位、1989年の年間チャートでは28位を記録している。)

収録曲はオリジナル版では全12曲であったが、現在では2曲のデモ・バージョンの曲がボーナス・トラックとして追加されていて、全14曲となっている。収録曲は以下の通りである。『Cherry Pie』『Uncle Tom's Cabin』『I Saw Red』『Bed Of Roses』『Sure Feels Good To Me』『Love In Stereo』『Blind Faith』『Song And Dance Man』『You're The Only Hell Your Mama Ever Raised』『Mr. Rainmaker』『Train, Train』『Ode To Tipper Gore [Live]』『Game Of War (Demo Version)』『Power [Gladiator Mix]([Demo Version)』。

この中からシングル・カットされたのは4曲であり、2曲が全米TOP 10入りをする大ヒットとなっている。アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Cherry Pie』が1st.シングルとしてリリースされて、Billboardで最高位10位を記録、続く『I Saw Red』も同様に最高位10位を記録している。尚、『Cherry Pie』は発売時期の関係で年間チャートでは'90年と'91年に分断される形となったため、年間シングル・チャートのOP 100にはランクインしていないが、『I Saw Red』は1991年のBillboard年間シングル・チャートの96位にランクインしている。更に3rd.シングルの『Blind Faith』は最高位88位を、『Uncle Tom's Cabin』は最高位78位を記録している。

お薦め曲はシングル・ヒットを記録した中からは『Cherry Pie』『Uncle Tom's Cabin』『I Saw Red』の3曲と、この曲をシングル・カットしていたら大きなヒットになると思われる『Blind Faith』、そして唯一のライヴ収録である『Ode To Tipper Gore [Live]』(こういうことは、普通はボーナス・トラックとなるのだが、そうなっていない所がミソである。)

次作からの彼らは、ブームを迎えたグランジの方に変化していくのだが、そちらの方は彼らの持ち味が十分に発揮されずに中途半端なものになってしまい、更に、グランジの雄・ニルヴァーナの解散(=K・コバーンの自殺)によってグランジ自体のブームに幕が下りてしまったことで、彼らは完全に忘れ去られた存在となってしまう。(ちなみに、彼らは現在でもメンバー・チェンジはあるものの、現役バントとして活動を続けている。)ということで、彼らの残した最大のヒット・アルバムであり、HR/HMの魂のこもったアルバムと言うことでは貴重なものであるだけに、HR/HMファンとしたら聴いておきたいアルバムである。

 

Cherry Pie

Cherry Pie

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Columbia/Legacy
  • 発売日: 2004/04/13
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

ケータイ刑事銭形命5話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形命」の第5話「売れないモデルの悲劇! ~恋とオシャレと男のコ殺人事件」の「裏ネタ編」は4回目となる今回で幕とします。で、今回は「恋とオシャレと男のコ」関係から「麻祐子」について、「あずさ」について、「杏理」について、「腰崎」について、そして麻祐子がちゃんにこれを尋ねていたことから「」について記します。

また、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

麻祐子」:某モデル事務所のモデルNo.2、で売れないモデル3人組の1人である。3人の中では最年長である。3人の中では最もキャリアもあり、面倒見の良いところもあった。が、3人の中では最も恋にも傾くことがあって、そうなると周りが見えなくなってしまうということがあった。(相手が既婚者で子持ちということもあった。)

最終話で仕事の話が舞い込んだが、保留になったと言われ、マネージャー・腰崎のことを「詐欺師」と言っていたが、この時意外にも腰崎のこと話詐欺師呼ばわりしたことが何度か会った。(大人の事情についても色々と理解しているところがある。)結局、それから3年の間、売れないモデルを続けていて、3年後という設定のこの物語にも、そのままモデルとして所属しつづけていての再登場という形になった。

尚、演じたのは有末麻祐子である。

あずさ」:某モデル事務所のモデルNo.1、で売れないモデル3人組の1人である。(No.1ということで、クレジット上は3人の中で最初にくる。一応、本作の主役は3人と言うことになっているが、強いて1人ということにすると、やはりあずさということになる。)3人の中では真ん中である。名古屋出身で上京してきた。名古屋にいる家族は大家族であり、一郎、二郎、三郎、五郞、六郎という5人の弟と七海という妹がいる。また、おばあちゃんも健在である。ボケキャラで、諺を正しく覚えておらず、適当なことをいつも言っている。(この物語で麻祐子がちゃんに諺を尋ねるのは、あずさだったら諺を正しく言うことが出来ないためである。)

貧乏くさいオーラを持っていると麻祐子に言われているが、明るく楽天的な性格もあって、余り気にしていないようである。また、サックスが得意であり、それを披露したこともあった。

13話で7代目・ケータイ刑事に決まり、売れないモデルから脱出出来ると思われたが、マネージャー・腰崎から保留になったと伝えられて、「心が折れた」と言っていた。

演じたのは岡本あずさであるが、何かと「銭形命」とはキャラ的に対極にあるキャラであり、今になって考えると、「銭形命」のための修行だったと言うことがよく分かりますね。(実際、本放送の時(=「銭形命」のことが伝わる前のことである。)にも、「銭形」を襲名する布石と感じられる所が色々とありました。)

杏理」:某モデル事務所のモデルNo.3、で売れないモデル3人組の1人である。3人の中では最年少である。しっかり者であり、更に計算深く、論理的なキャラである。あずさが諺をいつも正しく言えないでボケると、それをいつも正しく言い直していた。

「ケータイ刑事」に関しても詳しく、12話の「ケータイ刑事になりたくて」と言う物語では、「ケー刑事ファン」が知っていることをいくつか口にしていた。また、その物語で青葉台学園の制服を着て銭形の訳を務めたのは杏理であった。

親との約束があって、売れないままだとモデルを辞めるということになっていて、最終話ではモデルを辞めようとしていたが、モデルを続けたいと親と喧嘩して、結局戻って来た。

この物語では、それから3年後という設定であったため、辞めていったと麻祐子が語っていたが、結局は親との約束もあって辞めていったということでしょうね...

尚、演じたのは岡本杏理である。

腰崎」:売れないモデル3人組が所属する事務所のマネージャーで、3人(あずさ、麻祐子、杏理)の担当マネージャーである。(3人以外にも担当しているが、詳細は語られていない。)尚、「恋とオシャレと男のコ」では名前が出てくるが、あくまでも3人に対して電話をしてくるだけであり、劇中には姿を現していない。(声だけの登場もなかった。→よって、演じた人もおらず、今回の物語で初めて姿を現した。)

売れないモデルの3人組の担当マネージャーということで、仕事の話を持ってくるが、早とちりな所があったり、根回しが不十分ということもあって、仕事の話がキャンセルになったり、保留されたりということが何度もあって、3人組からは「詐欺師」と言われ、人間性までも疑われていた。

尚、事務所に入ってからの年数や過去については全て今回の物語で語られたことであって、「恋とオシャレと男のコ」ではヘッポコ・マネージャーというイメージだけが先行することになった。しかし、全13話で毎回名前が出てきてストーリーにそれなりに絡んでいるのに、一度も姿はおろか声だけの登場もなかったが、これは物語の作り方が上手いところでもありました。

」:古くから人々の間で良いならされてきた言葉であり、簡潔ながらも教訓を含んでいたり、鋭い風刺をしていたりしていて、短い文章で真実を鋭く捕らえていたりしている。慣用句の一種であるが、慣用句は数語であって文章にはなっていないものが多いが、「諺」は使用している語数がもう少し多く、1つの文章になっている特徴がある。また、「格言」の仲間である。

尚、英語では「Proverb」という。

それぞれの言語に於いて独特の言い回しがあり、そこで使用されている単語を直訳して他の言語に翻訳すると、意味不明になる場合がある。また、古くからの経験を語り継いでいる言葉であるため、言語が異なると同じ内容のことでも全く異なる言い回しがされていることも多い。そのため、他の言語に翻訳する場合は、その言語の文化的な側面の知識が必要になることもある。

同じ意味の諺でも、言語の違いで全く異なる言い回しとなっているのは、それぞれの文化の違いが出ているだけに、そういうものを比べてみるのも面白い所である。

 

ケータイ刑事 銭形命 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形命 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

↓有末麻祐子出演作品 

魔法のiらんどDVD Re:涙雨、

魔法のiらんどDVD Re:涙雨、

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • メディア: DVD

二重心臓 [DVD]

二重心臓 [DVD]

  • 出版社/メーカー: エースデュース
  • メディア: DVD

制服サバイガール I&II デラックス版 [DVD]

制服サバイガール I&II デラックス版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

↓岡本杏理出演作品

東京少女 DVD-BOX2

東京少女 DVD-BOX2

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD

Pocky 4Sisters! フォーシスターズ [DVD]

Pocky 4Sisters! フォーシスターズ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

NEXT DVD-BOX

NEXT DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

砂時計 スタンダード・エディション [DVD]

砂時計 スタンダード・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • メディア: DVD

小公女セイラ DVD-BOX

小公女セイラ DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

ヤッターマン “てんこ盛りDVD”

ヤッターマン “てんこ盛りDVD”

  • 出版社/メーカー: バップ
  • メディア: DVD

↓岡本あずさ関係(「ケータイ刑事」は除く)

果実(SDP Bunko)

果実(SDP Bunko)

  • 作者: 梶井基次郎、太宰治 他
  • 出版社/メーカー: SDP
  • 発売日: 2009/07/27
  • メディア: 文庫

東京少女 DVD-BOX3

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD

 

↓参考まで

用例でわかる故事ことわざ辞典

用例でわかる故事ことわざ辞典

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/06
  • メディア: 単行本

他諺の空似   ことわざ人類学

他諺の空似 ことわざ人類学

  • 作者: 米原 万里
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2006/08/24
  • メディア: 単行本

ちびまる子ちゃんのことわざ教室 (満点ゲットシリーズ)

ちびまる子ちゃんのことわざ教室 (満点ゲットシリーズ)

  • 作者: さくら ももこ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2000/10
  • メディア: 単行本

ことわざ絵本

ことわざ絵本

  • 作者: 五味 太郎
  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 1986/08/08
  • メディア: 単行本

英語ではこう言う!―ことわざ・四字熟語・慣用句編 (KAWADE夢文庫)

英語ではこう言う!―ことわざ・四字熟語・慣用句編 (KAWADE夢文庫)

  • 作者: 牧野 高吉
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2003/10
  • メディア: 文庫

新明解故事ことわざ辞典

新明解故事ことわざ辞典

  • 作者: 三省堂編修所
  • 出版社/メーカー: 三省堂
  • 発売日: 2001/10
  • メディア: 単行本


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。