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「サラリーマン出世太閤記」(その2) [映画(邦画)]

今回は、1957年に製作されたシリーズ第1作について記します。

シリーズ第1作サラリーマン出世太閤記
作品データを記しておくと、1957年の東宝作品で、時間は88分、白黒作品である。監督は筧正典、脚本は笠原良三、撮影は小泉一、美術は小川一男、音楽は松井八郎である。そして出演は、小林桂樹、加東大介、安西郷子、東郷晴子、白川由美、団令子、沢村いき雄、宝田明、今泉廉、有島一郎、宮田洋容、土屋詩朗、広瀬正一、大友伸、生方壮児、若宮忠三郎、如月寛多、山本廉、椎原邦彦、土屋嘉男、藤木悠、清水一郎、加藤春哉、西条康彦、越路吹雪、たちである。

木下秀吉と前田圭一郎は高校時代からの親友で、現在は東南大学に通う学生だった。2人の性格は正反対であったが気の合う友人だった。そんなかれらも就職活動を始める時期になる。秀吉は応援団に所属しながら、タクシー運転手のアルバイトをしつつ、就職活動を行っていたが、前田は就職活動にのみ専念していた。2人が目指すのは日本自動車会社であった。前田はその社長の姪・悦子と親しくなって、コネを作っていたが、秀吉は就職試験の直前になって大学から成績不良で大学の就職推薦が取り消されてしまった。落ち込む秀吉だったが、学生食堂・パチクリ軒の娘・エイ子に励まされ、日本自動車会社社長に直か談判に行くことにした。が、会社にやってきた秀吉は、そこで岡田係長とぶつかってしまう。岡田は、秀吉がタクシーに乗せたことのある客で、同僚の千枝子に怪しからぬ振舞いをした所を秀吉に止められたことがあった。そのため、岡田は秀吉を門前払いしようとするが、そこに千枝子が通りがかり、助けられた。で、就職試験を受けることになり、秀吉も前田も合格した。で、秀吉は新調の背広を着てパチクリ軒に顔を出して報告をすると、エイ子は大喜びし、彼女の父・為助は娘を嫁にと言いだした。4月になって社会人となった秀吉たちだったが、秀吉は会社に行くと千枝子がネクタイをプレゼントしてくれるというもてっぷりだったが、前田は、悦子が自分を就職活動のために利用したことが分かると、前田にそっぽを向き、秀吉に好意を持つようになった。新人研修が終わると、新入社員たちは社長の家に招待される。社長は相撲が得意であり、新入社員たちに相手をさせる。みんなは社長に負けるが、秀吉だけは熱くなって、社長を投げ飛ばして勝ってしまった。で、前田は社長秘書となり、秀吉は川崎工場への勤務となった。そんな秀吉だったが、数ヶ月後、口上の倉庫に泥棒が入り、その泥棒を取り押さえるという手柄を立てた。その時、怪我をした秀吉は入院することになるが、病室にはエイ子や千枝子、悦子が見舞いにやってくる。3人は遂に秀吉のことで喧嘩まで始める始末。そんな所に、前田が社長滅入れ手を持ってやってきた。それは新設される地方の工場り工場係長という辞令だった。秀吉はその工場は社長が若い時に苦労をした場所だと知ると、願ってもない幸運、と思って辞令を受けた。

まず、主人公の名前が木下秀吉というところから、言うまでもなく、豊臣秀吉の出世していく姿を下敷きにしている作品である。また、コメディ作品であるが、ドタバタ・コメディではなく、将来に燃える若者の姿をしっかりと描いた中での軽いコメディということで、特に物語にもすんなりと入っていくことが出来る。

50年以上昔の作品ということで、確かに現在とは社会インフラのレベルも大きく違っているため、時代としたらのんびりとした所もあるが、これがまた独特のスパイスにもなっている。派手さという所は無いが、古き良き時代を何かと巧みに描いていて、何となく落ち着くことの出来る作品でもある。

本作は現在ではソフトが無いだけに、見ようと思っても苦労することになるが、見る機会があったら見ておきたい作品である。

 

↓一応、こういうものを拾っておきます。

サラリーマン出世太閤記 (1960年) (春陽文庫)

  • 作者: 笠原 良三
  • 出版社/メーカー: 春陽堂文庫出版
  • 発売日: 1960
  • メディア: 文庫

サラリーマン出世太閤記〈第2部〉サラリーマン奮戦す (1960年) (春陽文庫)

  • 作者: 笠原 良三
  • 出版社/メーカー: 春陽堂文庫出版
  • 発売日: 1960
  • メディア: 文庫

サラリーマン出世太閤記〈〔第1〕〉就職戦術の巻 (1962年)

  • 作者: 笠原 良三
  • 出版社/メーカー: 光風社
  • 発売日: 1962
  • メディア: -

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WOMACK & WOMACK『LOVE WARS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表された彼らの1st.アルバムである。彼らは夫婦デュオであり、夫のセシルはウーマック兄弟の一人として知られ、妻・リンダは有名なシンガーであるサム・クックの娘ということで、ある意味では凄いデュオである。それぞれが音楽活動をしていて、ある程度の実績のある2人が組んでデビューしたのだが、結果的には本国アメリカよりもイギリスでの方が好評だったというのが面白い所でした。キャリアがある2人であるだけに、アルバムとしての完成度も高く、良くできたアルバムである。

収録曲は以下の全9曲である。『Love Wars』『Express Myself』『Baby I'm Scared Of You』『T.K.O.』『A.P.B.』『Catch And Don't Look Back』『Woman』『Angie』『Good Times』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Love Wars』はイギリスで最高位14位を記録する大ヒットとなり、続く『Baby I'm Scared Of You』はイギリスで最高位72位を記録した。また、3rd.シングルは『Express Myself』であったが、特にチャートインは記録していない。

お薦め曲は、シングル・ヒットを記録したアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Love Wars』と『Baby I'm Scared Of You』、そして『T.K.O.』『Woman』『Angie』『Good Times』をピックアップしておく。

デビュー・アルバムとは言っても、元々キャリアのある2人であるだけに、ヒットを記録するのも、また、完成度もあるアルバムになっているのは当然と言えば当然である。が、今一つアメリカではヒットしなかったのが不思議なところである。(キャリアがあるだけに、期待されるレベルが最初から高すぎて、それに達していなかったということですかね...?)が、決して出来が悪いアルバムではなく、たっぷりと聴かせてくれるアルバムとなっている。

特に捨て曲もなく、いずれの曲も2人の持ち味を発揮しているだけに、大きなヒットにならなかったというのが残念な所である。(と言っても、1983年と言うと、マイケルの「THRILLER」を筆頭とした数枚の超ビッグ・ヒット・アルバムが支配した年であり、その陰に隠れてしまった「隠れた名盤」の多い年という特殊な年でもありました。)

彼らの夫婦デュオは、本作から10年にわたって音楽活動をして解散するが、1988年のヒット・アルバムと共に、本デビューアルバムは隠れた名盤であるだけに、再評価されることを期待しつつ、いておきたいアルバムとしてお薦めすることにする。ただ、マイケルのような派手な所は無いが、大人の鑑賞に堪えることの出来る味わいのあるアルバムであり、何度か聴く内にその良さが分かるアルバムである。(大人の鑑賞をしましょう。)

 

Love Wars

Love Wars

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Elektra
  • 発売日: 1990/04/02
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形命6話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形命・裏ネタ編]は第6話の「愛しすぎた男! ~何もそこまで殺人事件」に突入です。物語の初回はサブタイトルにある言葉から記すのだが、今回の物語のサブタイトルは特に記すような言葉もないので、それは省略します。で、冒頭のちゃんと松山さんのやりとりで出てきた言葉の中から「プライベート・ビーチ」について、「軽井沢」について、松山さんが日焼けサロンのこれということで「VIP」について記します。尚、「軽井沢」については「・34話(2nd.21話)[裏ネタ編]PART 1」で記したものに手を加えました。

尚、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

プライベート・ビーチ」:英語では「Private Beach」。私的に利用される海岸のことである。主に、高級ホテルなどが宿泊客専用の利用のために所有していたり、富豪が私的に所有するものである。簡単に言うと、海岸の私有地ということになる。

但し、日本では海岸は私的所有を禁じているため、合法的なプライベート・ビーチは日本には存在しないことになる。(基本的に違法である。→日本では「海岸は国有財産」となっている。よって、日本ではリゾートホテルなどが整備した海岸という程度の認識で良い。)海外では海岸の私的所有を認めている所も多く、「私有地」としてのプライベートビーチが存在する。特に、海岸にあるリゾートホテルはプライベートビーチの整備に力を入れていて、それによって宿泊客を呼び込むというのは当たり前になっている。

軽井沢」:広義では、長野県東部の佐久地方と群馬県西部の吾妻郡一帯にある地方であって、避暑地として知られている一帯のことを言う。また狭義では、長野県にある町(北佐久郡軽井沢町)のことを指して言う。尚、自治体の名前としては長野県の軽井沢町のみであるが、土地の名前としては、福島県福島市、いわき市、相馬市、田村市、河沼郡柳津町、南会津郡南会津町、神奈川県横浜市西区、静岡県田方郡函南町、千葉県鎌ケ谷市にも存在している。→松山さんは「軽井沢のプライベート・ビーチ」と言っていたが、単に「軽井沢」と言っただけなので、長野県軽井沢町ではなく、福島県相馬市の軽井沢は比較的に海に近い所なので、そこにあるのかもしれませんね...???

しかし、一般に「軽井沢」と言うと、避暑地である一帯のこと、特に地方自治体の軽井沢町のことを指している。(命ちゃんの認識(「軽井沢に海はない」)は世間の常識です。)

で、以下はちゃんの認識の通りの長野県軽井沢町の「軽井沢」について記す。尚、「・2nd.21話」で、ちゃんが「軽井沢には銭形家の別荘がある」と言っていただけに、ちゃんにとっても「軽井沢」というと別荘がある軽井沢町のことと考えるのも当然でしょうね。

長野県北佐久郡軽井沢町は、避暑地であり、観光地でもある。が、歴史を紐解くと、観光地としての歴史は浅く、中仙道の宿場町として栄えた町である。(追分、沓掛、軽井沢の3つの宿が発達していた。)

軽井沢が避暑地として知られるようになったのは、1886年にイギリスの宣教師が避暑地に適しているとして紹介したことから、旧軽井沢宿を中心にして避暑地として発展していくことになった。避暑地となると、それなりの住居が必要となるが、避暑地と考えられたことから別荘を作るということで開発されていき、明治、大正の時代には上流社会の人たちが夏を暮らす場所(すなわち「避暑地」である)として定着した。更に、その後はホテルやゴルフ場などの観光資源が整備されていき、観光地としても発展するようになった。

軽井沢町の人口は現在は1.8万人ほどであるが、夏の時期には別荘所有者たちが避暑のためにやってくるので、夏の人口は4万人を超えているとされている。(別荘所有者以外にも、夏の時期は多くの観光客がやってくる。)

尚、軽井沢町は、現時点(2010年)では世界で唯一の場所となっていることがある。それは、夏季五輪と冬季五輪の会場となった所だということである。(1964年の東京オリンピックでは馬術の会場に、1998年の長野(冬季)オリンピックではカーリングの会場となった。)今後、このような土地が出来る可能性があるが、そうなると軽井沢は「世界で初めて」ということになり、いずれにしても名前は残ることになるのは変わらない。

鉄道では、現在では新幹線の駅(新幹線の駅の中では、最も標高が高い位置にある駅である。)があるが、1997年に新幹線が開通する前は、軽井沢駅から碓氷峠の方面にも信越本線は通じていて、軽井沢-橫川の間には旧国鉄の路線の中で最大の勾配(66.7‰)が存在していたことで有名な区間であり、また油圧のアプト式線路があったことでも知られている。(信越本線のアプト式ラックは1963年に廃止されたが、現在の日本では、大井川鐵道の井川線のアプトいちしろ駅-長島ダム駅の間にある。)→鉄道の難所でもあったが、鉄道ファンにはよだれが出るような区間でもあった。現在は、軽井沢-橫川間の線路は撤去されていて、鉄路では完全に繋がっていないが、終点駅となった橫川駅の近くには「碓氷峠鉄道文化むら」というテーマパークが開設されていて、そこでいくつかのものを見ることが出来る。また、その橫川駅は名物駅弁「峠の釜めし」で知られている駅でもあった。また、1962年には上野駅-橫川駅に準急列車「軽井沢」が運行されるようになり、1966年には急行列車「軽井沢」となって1985年まで運行されていた。(特急「あさま」に格上げされて「急行軽井沢」は廃止となった。)

また、軽井沢町は、活火山として時々噴火している浅間山も含まれている。但し、浅間山は群馬県吾妻郡嬬恋村(「・14話」に登場した場所ですね。)にもまたがっている。(有名な鬼押出し園は嬬恋村である。)

ビートルズのジョン・レノンが、ビートルズ解散後の1970年代中期から1980年までの間、夏に家族連れで長期間滞在していたという話は、音楽ファンの間では有名な話である。(1980/12/8に射殺されて亡くなったが、生きていたらその後も夏には来ていたでしょうね...)

VIP」:重要人物のことであって、英語の「Very Important Person」の頭文字を取った省略語である。日本語では「ヴィップ」と呼ばれることが多いが、正しくは省略語であるため「ヴィ・アイ・ピー」と言うのが正式である。

また、「要人」「特別待遇の人」という意味もある。→「VIPの警護」の際の「VIP」は「要人」という意味になり、国の元首、政府の高官などの高い地位にいる人のことを指す。

松山さんが日焼けサロンのVIPになっているというのは、それだけ通っているということで、上得意客ということになっているためと考えられる。

 

ケータイ刑事 銭形命 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形命 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

↓南国の一例

《インテリアート》パラオ プライベートビーチ

《インテリアート》パラオ プライベートビーチ

  • 出版社/メーカー: 風景専門店のあゆわら
  • メディア:

↓参考まで

るるぶ軽井沢’10 (るるぶ情報版 中部 21)

るるぶ軽井沢’10 (るるぶ情報版 中部 21)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ジェイティビィパブリッシング
  • 発売日: 2009/04/17
  • メディア: ムック

軽井沢 地図とお店09-10

軽井沢 地図とお店09-10

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 軽井沢新聞社
  • 発売日: 2009/04/15
  • メディア: 雑誌

軽井沢free 2009~’10年最新版 (毎日ムック)

軽井沢free 2009~’10年最新版 (毎日ムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2009/04/22
  • メディア: ムック

軽井沢 (ことりっぷ)

軽井沢 (ことりっぷ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 昭文社
  • 発売日: 2008/02
  • メディア: 単行本

軽井沢ヴィネット2009秋冬号

軽井沢ヴィネット2009秋冬号

  • 作者: 三善里沙子
  • 出版社/メーカー: 軽井沢新聞社
  • 発売日: 2009/10/20
  • メディア: 雑誌

軽井沢 訪ねてみたい美しき信州- (訪ねてみたい美しき信州 (3))

軽井沢 訪ねてみたい美しき信州- (訪ねてみたい美しき信州 (3))

  • 作者: 佐々木 信一
  • 出版社/メーカー: 信濃毎日新聞社
  • 発売日: 2001/05
  • メディア: 大型本


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ケータイ刑事銭形泪17話(2nd.4話)[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]

今週も「名曲探偵アマデウス」は再放送なので、ちゃんにピンチヒッターを務めて貰います。(今週はファイルNo.022・モーツァルト「クラリネット五重奏曲」の再放送でした。津波警報の画面が最初から最後までずっと出ていたことを考えると、1年以上前に放送されたものの再放送だったので、忘れている所が多かったこともあっため、思い出したこともあるので、結果的には再放送で良かったと言えますね。)尚、今週は、BS-hiの火曜朝と土曜昼は別のものなので、地上波と合わせてバラエティに富んだ作品を楽しめます。(火曜はファイルNo.028のドビュッシー「組曲『牧神の午後ヘの前奏曲』」、土曜日はファイルNo.038のフランク「バイオリン・ソナタ イ長調」、金曜の地上波はファイルNo.046のショパン「練習曲集『作品10』」の予定となっています。で、来週日曜は新作となるファイルNo.058のストラヴィンスキー「バレエ曲『春の祭典』」です。


銭形泪」の2nd.第4話(通算では第17話)「高村刑事、絶体絶命! ~正しい日本語殺人事件」の裏ネタ編・増補は今回が2回目(この物語については通算で9回目)であるが、今回は最初にちゃんたちが言霊名誉教授の下を訪ねた時に出てきた事柄から、泪ちゃんたちが座っていた「ソファ」について、言霊名誉教授がこれを使って記していたことから「万年筆」について、名誉教授が口にした「未確認飛行物体」について、そして表記ということで逃げた「メガネ」について記します。尚、「ソファ」については「・39話(2nd.26話・アナザーストーリー3話)[裏ネタ編]PART 9」で、「万年筆」については「・20話[裏ネタ編]PART 4」で、「メガネ」については「・9話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして加筆し、「未確認飛行物体」については「・2話[裏ネタ編]PART 6」で「UFO」として記したものに加筆しました。(今回は少し手抜きをしました。)

また、この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2009/1/31、2/2、4、5、8、10、11日付けで記しています。)

ソファ」:洋風の椅子の一つであり、背もたれがあり、更に座る部分にはクッションの利いている部材が使用されていることか特徴の椅子である。1人掛け用のものと2~3人が並んで座れるものとがあって、普通は1人掛けのものが2つと2~3人掛け用のもの1つ、更にテーブルとがセットにした応接セットとして利用されていることが多い。尚、1人掛け用のものは左右に肘掛けが就いている。

普通の椅子と違うのは、くつろいで座るための椅子として作られていると言うことであって、クッションが利いていると所である。(クッションが利いていないと、それは「ソファ」」とは呼ばず、単なる「椅子」とされる。また、座り心地を優先しているが、デザイン的にも凝ったものが多く、見た目も豪華に見えるように、装飾が施されているのが一般的である。(装飾が殆ど無くても、腰掛け部や背もたれ部に使われる布や皮に高級感アルデザインが行われているものが多い。)

尚、「・2nd.26話(通算では39話、すなわち最終話)」でちゃんが「フカフカだ」と言っていたが、フカフカだからこそソファである。

また、単なる椅子としてだけではなく、ベッドになるソファもある。(いくつかのタイプがあるが、下に折りたたみ式のベッドが収納されているものや、背部を倒すことでベッドになるものがある。→2~3人掛けのソファであれば、そのままベッドとして使うことも出来ますし...)

尚、英語とドイツ語では「Sofa」(但し、発音は異なる)、フランス語では「Fauteuil」または「Canapé」、イタリア語では「Divano」、スペイン語では「Sofá」という。また、日本語表記では「ソファー」と「ソファ」の両者がある。

万年筆」:英語では「Fountain Pen」という。インクを使う筆記用具であり、ペン軸の内部にインクを蓄えたタンクを保持していて、そこからペン先まで自動的にインクが供給されるように構成されているものである。(インクの供給は、毛細管現象を利用しているものが一般的である。)

歴史は18世紀初頭に遡るが、元になるものは17世紀から様々な工夫が行われていた。そんな中、現在の「万年筆」の原形となるものが1809年にイギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュによって発明された。これはペン軸にインクを蓄えたペンである。(この登場以前は、ペン先をインク瓶に付けて、小まめにインクの補充を行う必要があった。)インクが自動的に供給されることが、泉から水が湧き出るのと同じように見えたことから「Fountain Pen」の名前が付いた。しかし、当時の万年筆は、インクもれが頻発したことから、広く普及することはなかった。1884年にアメリカのルイス・エドソン・ウォーターマンが毛細管現象を利用したペン芯を発明すると、インク漏れが大きく減り、それ以後に広く普及することになった。

現在は、インクタンクがカートリッジ式になっていて、インクが無くなるとカートリッジを交換するものが主流となっているが、昔ながらのインクをペン軸内のタンクに補充することが出来るタイプのものもある。

日本でも、似たようなものが江戸時代に既に存在していて、「御懐中筆」と呼ばれていた。(あくまでも「筆」を使ったものである。)そんな中、明治になって毛細管現象を利用した万年筆が発明されると、その発明されたものが1884年に入って来て、普及していくことになる。特にその生産は盛んとなって、戦前の日本の万年筆の国内生産量は世界生産の半分を占めていた。

戦後も広く使われていたが、ボールペンの登場によって情勢が変わってくる。そして公文書へのボールペンの使用が認められるようになると、一気にボールペンに主役の座を奪われることになり、使用量は減少していくことになった。が、独特の書き心地がある、希少性、独自性が評価されるなど、愛好家も多く、近年では復権の兆しもある。

特にペン先のデザインは凝ったものが多く、使われている素材は金、白金、イリジウムなどであり、貴金属であるそれらに凝ったデザインが施されていて、これが人気の一つにもなっている。(独特の雰囲気があります。)尚、金が使われているものは、ペン先には耐摩耗性が必要であるため、純度の高い24K等は柔らかいため使用されず、14Kや18Kが主に使用されている。)

ペン先が貴金属であることや、その加工が必要ということで、製造にはある程度のコストが掛かってしまうため、ボールペンのように大量生産出来て安価な筆記用具のように値段が下がらないが、近年ではプラスチック製のペン先を使ったものが登場して、値段が下がったものもある。しかし、プラスチックだと耐久性が劣るため、使い捨ての(安い)万年筆に使用されている。→「万年筆」というのは「半永久的に長い年月使用することが出来るペン」という意味から命名されているので、「使い捨ての万年筆」というのは言葉に矛盾があるのですけどね...)→質の良い万年筆は、インクの供給さえ続けば、少なくとも人間の一生というタイムスケールでの使用は全く問題無く可能である。

万年筆の製造メーカーとしては、日本ではパイロット、プラチナ萬年筆、セーラー万年筆が有名であり、海外メーカーではドイツのモンブラン、ペリカン、イギリスのパーカー、イタリアのアウロラ、フランスのウォーターマンなどが有名である。(特にモンブランの万年筆はステータスになっている。)

未確認飛行物体」:その名の通り、正体が不明である飛行物体のことである。英語では「Unidentified Flying Object」と言って、その頭文字から「UFO」と言い、日本語でも「ユー・エフ・オー」または「ユーフォー」と言うのが一般的になっている。しかし「UFO(ユー・エフ・オー)」と言うと日本では「空飛ぶ円盤」のことを指すのが一般的であり、厳密に言うと「UFO(ユー・エフ・オー)」と「未確認飛行物体」とは異なるものである。

「未確認飛行物体」はアメリカ空軍で用いられた用語である。ここで言う「未確認」というのは「国籍不明」という意味である。そのため、これに該当する飛行物体と言うと、進路を見失った飛行機、他国のスパイ機、ミサイル、軍の管制流域を飛ぶ鳥などである。そして、その正体が判明した時点で「確認済飛行物体」となり、「未確認飛行物体(UFO)」では無くなる。→正体が確認されたものは「確認済飛行物体」(「Identified Flying Object」、略して「IFO」と言う)である。

しかし、日本語で言う「未確認飛行物体」にはそれ以外のものも含んでいて、正体不明の全ての飛行物体を含んでいる。(極端な話、ラジコン飛行機、凧、竹とんぼ、などの玩具であっても、正体が分からなければ「未確認飛行物体」と言う。(この場合は「UFO」とは言わない。)→「未確認飛行物体」と「UFO」は別物とされているためである。)

が、1947年に起こったアメリカワシントン州でK・アーノルドによる空飛ぶ円盤の目撃事件から、状況が大きく変わることになる。この時に目撃された物体に「Flying Saucer」(空飛ぶ円盤)と名付けられた。しかし、以前からいくつかの目撃報告で報告された飛行物体と共に、正体の確認が出来なかったことから空軍で呼ばれている「UFO」と呼ばれるようになり、「空飛ぶ円盤=UFO」という認識で世間に広がることになった。

尚、飛行物体の正体を確認する作業は長い年月が掛かるものもあるが、後にそれらの大部分は流星など、蜃気楼、気球や航空機ロケット、鳥の誤認とされて説明が行われて、形の上では確認されて、「UFO」では無くなった。但し、1948年から1969年の間の12618件の未確認飛行物体の調査を行ったアメリカ空軍でも、この内の約4%の501件は「正体不明」という判断を行っている。(501件の中には「データ不足のために検証できず」というものも含まれている。)

現在、「UFO」=「空飛ぶ円盤」=「宇宙人の乗物」という認識が定着しているが、言葉上の矛盾を突くと、「UFO」と呼ばれている空飛ぶ円盤が宇宙人の乗物である、と確認された場合である。この場合、「(空飛ぶ)円盤」というように「UFO」以外の名称で呼ばれることになったら、全く問題は無いが、それでも「UFO」と言い続けた場合は言葉上に矛盾が生じることになる。というのは「UFO」はあくまでも「未確認飛行物体」のことであって、その正体が不明のもののことである。「宇宙人の乗物」と確認されたら、その時点でそれは「未確認」ではなくなり、「確認済飛行物体(IFO)」になるためである。と言っても、現状では宇宙人の存在も否定的な意見が占めるようになっているだけに、そういう比嘉やってくるのかは分かりませんが...

メガネ」:漢字表記では「眼鏡」と記すが、カタカナ表記がされることも多い。(言霊名誉教授の言うように、「眼鏡」という漢字表記があるため「メガネ」というのはそのカタカナ表記に過ぎません。)また、英語では「Glasses」または「Eyeglasses」、ドイツ語では「Brille」、フランス語では「Lunettes」、イタリア語では「Occhiali」、スペイン語では「Gafas」という。

目の屈折異常(遠視、近視、乱視、老眼など)の矯正のために使用して視力を上げるために使う場合と、紫外線やアーク光、各種閃光などの有害光線や異物が飛んできて目に入ることを防ぐために、目の保護用に使用されたり、ファッションのために使用される道具である。(ファッション用の眼鏡は、度の入っていないレンズが一般的であり、それよりもフレームのデザイン(色や形)の方が優先されているて、一般的に「伊達眼鏡」と呼ばれている。)

眼鏡は13世紀末のイタリアで発明されたものとされている。それ以前にも、レンズを使ってものを見ると言うことは行われていたが、現在の眼鏡のように目の前に固定するパーツは無く、しかもレンズは1つであり、それを手で持って使用するというのが一般的であった。そのため、最低でも片手を取られてしまうことになる。(手を自由にするために、目の上下に挟むようにして使用するレンズも登場している。)但し、13世紀末に登場した眼鏡は、現在のように耳に引っ掛けるというものではなく、左右のレンズを固定した枠を手でもって使用するものであった。また、視力矯正の観点から言うと、老眼鏡であった。

やがて眼鏡は「知識」と「教養」の象徴となって、学者や偉大な聖人たちの持ち物というイメージが生まれることになる。(このイメージは現在でも残っていて、日本でも、学者や天才少年のイメージを決めるアイテムの一つでもある。)そういうこともあって、光学的な補正を行わない眼鏡(視力矯正能力のない眼鏡)がファッションとして広く使用されている、ということも出来る。)

視力矯正用の眼鏡には、近視用の凹レンズを使ったもの、遠視用の凸レンズを使ったもの、乱視用の円筒レンズを使ったものの3種類があり、これらを組み合わせた「両用レンズ」と呼ばれるものがある。これらの中で最も早く登場したのは近視用のものであり、15世紀に当時用している。その後、17世紀頭に遠視用の凸レンズと近視用のの凹レンズが理論的に確立して、凸レンズの眼鏡が登場した。尚、乱視用の眼鏡の登場は19世紀になってからである。また、18世紀後半には、近視と老眼の両方に対応した多重焦点レンズが登場している。(いちいち眼鏡を変えるのが面倒ということから生まれたものである。)

また、手でもって使用するものだったが、鼻に挟んで使用することで両手を自由にしたものが眼鏡登場からまもなく登場したが、それ以外では大きな発展無く、眼鏡に紐を付けて頭に巻きつけて使用するものが登場する。現在のように耳に引っ掛ける形のものは18世紀前半に生まれている。

一方、目の保護用途の眼鏡としては「サングラス」がその代表的なものである。サングラスの原理は目の前に透過率の低いものをフィルターとして使うことで、目に入る光量を減衰させるというものである。原形となるものは眼鏡の登場以前から存在していたが、目の前に平らな板状素材のものを持って使っていて、とても「眼鏡」と呼べるような代物ではなかった。が、眼鏡が普及するようになると、レンズではなくてそこにフィルターとして使用する透過率の低いものを入れられで、現在のサングラスと呼べるものが生まれた。尚、サングラスには視力矯正用のレンズが入っていなかったが、このことから視力の矯正は必要ないが、目に飛び込んでくるものを防ぐ用途となる保護眼鏡としての利用に使われるようになった。で、防塵用の眼鏡、半田付け作業用の「保護眼鏡」、溶接作業時に使用する「遮光眼鏡」が登場した。また、ゴーグルと呼ばれるものや水中眼鏡なども、役割からは「保護眼鏡」に含まれることになる。

その後、視力矯正用の光学レンズをサングラスと組み合わせたもの(所謂「度入りサングラス」と呼ばれるもの)が登場している。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓いくつか

最新家具大図鑑1000―ソファ・テーブル・食器棚から小家具まで (別冊プラスワン PLUS1 LIVING)

最新家具大図鑑1000―ソファ・テーブル・食器棚から小家具まで (別冊プラスワン PLUS1 LIVING)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 大型本

自分だけのソファの探し方

自分だけのソファの探し方

  • 作者: 秋元 康
  • 出版社/メーカー: ニッポン放送プロジェクト
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 単行本

デザインリビング (エイムック (1162))

デザインリビング (エイムック (1162))

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 枻出版社
  • 発売日: 2006/03/02
  • メディア: ムック

3人掛けソファS角ロータイプブラック

3人掛けソファS角ロータイプブラック

  • 出版社/メーカー:
  • メディア:

マーブルソファ ブラック

マーブルソファ ブラック

  • 出版社/メーカー:
  • メディア:

カウチソファ IN 韻 ブラウン

カウチソファ IN 韻 ブラウン

  • 出版社/メーカー: セルタン
  • メディア:

エアーソファーベッド ダブルサイズ

エアーソファーベッド ダブルサイズ

  • 出版社/メーカー:
  • メディア:

マーブルソファ ホワイト

マーブルソファ ホワイト

  • 出版社/メーカー:
  • メディア:

L.I.D(R) エアソファーベッド

L.I.D(R) エアソファーベッド

  • 出版社/メーカー: ビーズ
  • メディア:

万年筆を極める (上手になる本)

万年筆を極める (上手になる本)

  • 作者: 赤堀 正俊
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 2008/02
  • メディア: 単行本

PEN BRAND 世界の万年筆ブランド (エイムック 1641)

PEN BRAND 世界の万年筆ブランド (エイムック 1641)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: エイ出版社
  • 発売日: 2008/11/25
  • メディア: ムック

ペリカン ペリカーノJr - Pelikan Pelikano Junior - 本体:ブルー 万年筆

ペリカン ペリカーノJr - Pelikan Pelikano Junior - 本体:ブルー 万年筆

  • 出版社/メーカー: Pelikan
  • メディア: エレクトロニクス

パイロット万年筆 カヴァリエ レッド 中字 FCA-3SR-R-M

パイロット万年筆 カヴァリエ レッド 中字 FCA-3SR-R-M

  • 出版社/メーカー: 株式会社パイロットコーポレーション
  • メディア: オフィス用品

未確認飛行物体UFO大全

未確認飛行物体UFO大全

  • 作者: 並木 伸一郎
  • 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
  • 発売日: 2010/02/02
  • メディア: 単行本

未確認飛行物体の科学的研究―コンドン報告 (第1巻) POD版

未確認飛行物体の科学的研究―コンドン報告 (第1巻) POD版

  • 作者: エドワード・U.コンドン
  • 出版社/メーカー: 本の風景社
  • 発売日: 2003/05
  • メディア: -

完全ファイルUFO&プラズマ兵器 友好的エイリアンvsシークレット・ガバメントの地球 (超知ライブラリー)

完全ファイルUFO&プラズマ兵器 友好的エイリアンvsシークレット・ガバメントの地球 (超知ライブラリー)

  • 作者: 飛鳥 昭雄
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2005/08/31
  • メディア: 単行本

UFO学入門―伝説と真相

UFO学入門―伝説と真相

  • 作者: 皆神 龍太郎
  • 出版社/メーカー: 楽工社
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 単行本

眼鏡コレクション vol.4 (NEKO MOOK 1438)

眼鏡コレクション vol.4 (NEKO MOOK 1438)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
  • 発売日: 2009/11
  • メディア: ムック

眼鏡Begin Vol.7 (別冊Begin) (別冊ビギン)

眼鏡Begin Vol.7 (別冊Begin) (別冊ビギン)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 世界文化社
  • 発売日: 2009/10/21
  • メディア: ムック


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