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XTC『GO 2』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1978年に発表された彼らの2nd.アルバムである。'80's以降はポップなサウンドになる彼らであるが、本作のサウンドは前年のデビュー・アルバムからはポップになっているものの、まだまだニューウェーブと言った方がい内容である。一応、イギリスでは最高位21位を記録して、デビュー・アルバムよりは成績は良かったが、アメリカではさっぱりであり、Billboardのアルバム・チャートにはランクインしていない。(アメリカでの彼らのブレイクは'80年の4th.アルバム「BLACK SEA」ということになる。)

収録曲は、イギリス盤のオリジナル版では全12曲であったが、現在ではラストにボーナス・トラック1曲(シングルとしてリリースされた曲である。)が追加されて全13曲となっているが、アメリカ盤ではその曲が6曲目に収録されていて、最初から全13曲となっている。

収録曲はイギリス盤の方を記すことにする。(シングル曲はラストのボーナス・トラックということになる。)『Meccanic Dancing (Oh We Go!)』『Battery Brides (Andy Paints Brian)』『Buzzcity Talking』『Crowded Room』『Rhythm』『Red』『Beatown』『Life Is Good In The Greenhouse』『Jumping In Gomorrah』『My Weapon』『Super-Tuff』『I Am The Audience』『Are You Receiving Me?』。

この中からシングル・カットされた曲というのは、形の上では『Are You Receiving Me?』と言うことになるが、イギリス盤ではこれが当時のアルバムには収録されていなかったので、シングル曲は無し、アメリカではシングルとして先にリリースされていたことから追加収録されたものである。(シングル・ヒットということにはならず、英米共にチャートインせず、豪で86位を記録しただけであった。)

お薦め曲は、シングル曲の『Are You Receiving Me?』は別扱いということにして、UKオリジナル版に収録の12曲から選ぶことにします。で、『Meccanic Dancing (Oh We Go!)』『Battery Brides (Andy Paints Brian)』『Rhythm』『Red』『Beatown』という所をチョイスしておきます。

本アルバムは、セールスやチャート成績の点では目立った成績を残していないが、彼らのファンの間では比較的人気の高いアルバムであって、評価の高いアルバムである。それはサウンドの方を聴けば分かることであるが、捨て曲がなく、曲の完成度も高く、表現力が豊かであるためである。当時はパンクやニューウェーブ系のバンドと思われていた彼らであるが、そういうものとは別の次元のサウンドであり、ビートルズの後継者になると期待されるようになったことからも、評価が高かったことが分かる。(但し、評価とセールス/チャート成績とは必ずしも一致しない...)また、本作が発表された1978年当時は、世の中はディスコ・ミュージックが幅を利かせていた時期であるが、流行りのディスコ・サウンドに走ることをしなかったのも良かった所の一つである。

本アルバムのサウンドは、'80'sになってからの(ヒットを記録した)ポップなサウンドとは毛色が違っているものの、彼らのキャリアに於いてはポップに近づいたアルバムでもあり、時代をリードするサウンドを築くきっかけにもなったアルバムでもある。ということで、'70'sの作品であるが、'80'sのポップ(特にエレポップ)がお好きな方は聴いておきたいアルバムである。

 

Go 2

Go 2

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Caroline
  • 発売日: 2001/04/28
  • メディア: CD

GO2(紙ジャケット仕様)

GO2(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/09/30
  • メディア: CD

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BEST HIT USA 2010[2010/3/9] [音楽(etc.)]

今回は65分繰り下がって、日付が変わってからの放送でした。今回もアーティストを冒涜するような編集を行ったライヴを流すという気狂いスタッフの本領発揮(?)があったり、誕生日にON AIRとなるゲストが登場しているのに、そのことに全く触れないヘッポコ構成ということでは、もう番組を終了した方がいいですなぁ~

時間の無駄遣いのOP-PVは1987年のU2『Where The Streets Have No Name』、CM明けのOPは「最初はゲストです」ということでCHE'NELLEがスタジオに登場し、いつものようにだべっていて、PVは『Feel Good』(あと少しと言うところでブチ切り)でした。

尚、CHE'NELLEは1983年3月10日生まれなので、今回の放送は3/10になってからスタートだったので、「Happy Birthday」とでも言ったらいいのに、それが無かったというのは酷い構成ですね。3/9の放送だが、放送時間の繰り下がりは予め分かっていることであり、対応は可能である。(3/9であれば「1日早いけど」と言っても別に構わないし...)まともな構成作家であれば、誕生日にゲスト出演という滅多にないチャンス(毎日放送している番組ならば調整できるが、週一番組ではこういうことは滅多にないことである。)であるだけに、気づいて当然である。そう言うことが無かったということは、ゲストに付いてのリサーチが足りないということで、スタッフが如何に無能なのかを知らしめているだけである。ということで、この番組にはまともなスタッフはいないということが証明されました。(最近はヘッポコ・スタッフだということを証明することばかりですが...)

続いて「HOT MENU」でGOSSIPを取り上げて、インタヴューと『Heavy Cross』(あと少しという所での無理矢理のFO)、そして「COUNT DOWN USA」(20位から11位の発表)でCMへ。

CM明けの「STAR OF THE WEEK」はSWITCHFOOT。簡単な説明があってからインタヴュー、『Mess Of Me』(ブチ切りでインタヴューの続き)でした。そして「C/D USA」の続き(10位から4位)でCMへ。

CM明けは「大いなる伝説」を挟んでから、もはやこの部分のみしか面白くないと言える「TIME MACHINE」のコーナーへ。今回は3/9ということで、以下の4件が紹介されました。

1976年:QUEENの4th.アルバム「A NIGHT AT THE OPERA」が発売から4ヶ月でゴールドレコードとなる、1977年:FLEETWOOD MACの11th.アルバム「RUMOURS」が発売から1ヶ月でプラチナ・ディスクとなる、1987年:U2のアルバム「THE JOSHUA TREE」が発売される。2曲の全米No.1ソングを生み、グラミー賞で最優秀アルバムを獲得した、1997年:THE NOTORIOUS B.I.G.が射殺される。(享年24歳)。

また、3/9が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の2人でした。CHINGY(1980年生まれ)、BOW WOW(1987年生まれ)。

尚、筆者のデータベースには3/9が誕生日のアーティストとしては、EDDIE FOY, Sr.(1856年生まれ)、ORNETTE COLEMAN(1930年生まれ)、KEELY SMITH(1932年生まれ)、LLOYD PRICE(1933年生まれ)、MICKEY GILLEY(1936年生まれ)、LILL BABS(1938年生まれ)、JOHN CALE(1942年生まれ)、MARK LINDSAY(1942年生まれ)、ROBERT CALVERT(1945年生まれ)、ROBIN TROWER(1945年生まれ)、JIM CREGAN(1946年生まれ)、JEFFREY OSBORNE(1948年生まれ)、TAPANI KANSA(1949年生まれ)、MARK MANCINA(1957年生まれ)、MARTIN FRY(1958年生まれ)、DAVID POGUE(1963年生まれ)、BRENDAN CANTY(1966年生まれ)、JOHNNY KELLY(1968年生まれ)、ROB DUKES(1968年生まれ)、STEFIE SHOCK(1969年生まれ)、SHANNON LETO(1970年生まれ)、C-MURDER(1971年生まれ)、DIEGO TORRES(1971年生まれ)、JEAN LOUISA KELLY(1972年生まれ)、MAITE PERRONI(1983年生まれ)、TAEYEON(1989年生まれ)、と言う名前があります。

一方、3/9が命日のアーティストとしては、THE NOTORIOUS B.I.G.以外に、BOB CROSBY(1993年没、享年79歳)、IVO ROBIĆ(2000年没、享年77歳)、RUST EPIQUE(2004年没、享年36歳)、CHRIS LeDOUX(2005年没、享年56歳)、LAURA STOICA(2006年没、享年38歳)、BRAD DELP(2007年没、享年55歳)、という名前があります。

今回は1987年のU2の話をしてから、ビデオの細工をしたという話をして、ライヴの『With Or Without You』のON AIRでした。これは1987年のアリゾナでのライヴと2001年のライヴをつなぎ合わせるという冒涜した内容でした。(こんな酷いことをする気狂いスタッフは追放して貰いたい所である。)

で、「C/D USA」のTOP 3の発表を経て、ラストのリクエストは1988年のTHE POGUESの『Fiesta』でした。(U2のライヴで酷いことをしたショックで、この曲に関しては語る気も失せました。)

次回は通常の23時スタートに戻ります。EPGによると、ゲストはマイケル・ブーブレ、レオナ・ルイス。なと用説明の方は、冬季五輪の土本スター、マイケル・ブーブレを現地で直撃!レオナ・ルイスも登場!「スムース・オペレーター」で大ブレイクしたあのシャーデーが大復活!とあります。

 

ヨシュア・トゥリー~スーパー・デラックス・エディション(初回限定盤)(DVD付)

ヨシュア・トゥリー~スーパー・デラックス・エディション(初回限定盤)(DVD付)

  • アーティスト: U2
  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL INTERNATIONAL(P)(M)
  • 発売日: 2007/12/12
  • メディア: CD

The Joshua Tree

The Joshua Tree

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal/Island
  • 発売日: 2007/12/10
  • メディア: CD
フィール・グッド

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
  • 発売日: 2010/02/10
  • メディア: CD
Music for Men

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2009/06/22
  • メディア: CD
Hello Hurricane

Hello Hurricane

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Credential
  • 発売日: 2009/11/10
  • メディア: CD
U2 魂の叫び [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • メディア: DVD
U2 Go Home: Live From Slane Castle (Jewl) [DVD] [Import]

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  • 出版社/メーカー: Island
  • メディア: DVD
U2 魂の叫び [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント ジャパン
  • メディア: Blu-ray
If I Should Fall from Grace with God

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Strategic Marketing
  • 発売日: 2004/12/25
  • メディア: CD

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WOODENTOPS『LIVE HYPNO BEAT LIVE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1987年に発表されたライヴ・アルバムである。主にインディーズの世界で活動していて、自分たちのサウンドを「ヒプノビート」と呼んでいた彼らであるが、その言葉を表現したライヴ盤ということで、彼らの持ち味がデデイルライヴを堪能出来るアルバムである。また、本アルバムはイギリスのインディーズ・チャートでは1位を獲得している。

収録曲は10曲のライヴに4曲のボーナス・トラック(シングルのB面曲が中心)と言う構成であり、以下の通りである。『Well Well Well』『Love Train』『Travelling Man』『Get It On』『Plenty』『Why』『Everyday Living』『Good Thing』『Everything Breaks』『Move Me』(以下、ボーナス・トラック。但しライヴではない。)『Do It Anyway』『Steady Steady』『Cold Inside』『Stop This Car』。

お薦め曲は(ライヴからの選曲で、ボーナス・トラックは無視しています。)『Well Well Well』『Love Train』『Travelling Man』『Good Thing』『Move Me』という所をピックアップしておくが、全てがライヴならではのスピード感に溢れてていて、ライヴならではの迫力を感じさせてくれるので、通して聴くことをお勧めする。

彼らはあくまでもインディーズを中心として、'80'sに精力的な活動を行ったバンドであるが、現在も現役である。(アルバムなども'90's以降は発表されておらず、21世紀になってからベスト盤やライヴ盤がリリースされている状況ですが...)現在でもインディーズの世界は熱いが、'80'sのインディーズは現在以上に熱く、またとんでもなく活きの良いバンドもいた。(そういうバンドはメジャーへ移行してしますが...)そんな中、インディーズに拘る彼らには、彼らなりの魂を貫いていて、自分たちの世界を見事に構築している。下手をすると、井の中の蛙になってしまう可能性もあるが、彼らの持ち味を十二分に発揮している世界を堪能出来るということでは、それもまた可であろう。

ただ、ふと思ったのは、彼らがこういうサウンドであと数年早く登場していたら、'80'sサウンドも少しは変わっていたのではないかと思える。(要するに、第二次ブリティッシュ・インベージョンに乗っていたら、ということである。)

'80'sのインディーズを聴くならば、外せないバンドであり、その彼らの最高のライヴを堪能出来るアルバムである。インディーズ・ファンならば聴いておきましょう。

 

Hypno Beat Live

Hypno Beat Live

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Cherry Red
  • 発売日: 2001/11/06
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形命7話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形命・裏ネタ編]は第7話の「犬は知っていた! ~『バスカヴィル家の犬』殺人事件」に突入です。1クール(全13話なので、早くも中間点に辿り着いてしまいました...)初回となる今回はサブタイトルにある言葉から「」についてと「バスカヴィル家の犬」について記します。

尚、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

」:漢字では「狗」という表記もある。食肉目イヌ科イヌ属の哺乳類である。人間によく慣れる動物でもあって、人間とのつきあいが最も古い動物の一つである。(家畜動物としては旧石器時代の後半からということで、数万年という歴史がある。)

嗅覚と聴覚が発達しているため、それを利用した特殊な用途に使われることもあって、その代表的なものが狩猟犬、軍用犬、警察犬である。それ以外としては、番犬として、労役犬として、愛玩用としても利用されている。特に愛玩用ということでは最も一般的な動物となっている。(ペットの王様でもある。)→ペットとして飼育されている犬だけでも世界中には「億」に達しているとされていて、その他、野生の犬などがいるため、地球上には数億匹の犬がいると見られる。

品種は多く、国際畜犬連盟は331種類を公認しているが、それ以外の種類がいて、400種類以上が確認されている。(特に愛玩用の犬は、色々と掛け合わせて作られた種類もある。)ディンゴやパリア犬が犬の祖先とされているが、中には狼やコヨーテと交配されて生まれた種類もあるぐらいで、人間との関わり合いの歴史が長いため、色々と手が加えられている品種が多いのも特徴である。

特に、手を加えるのは、昔は狩猟犬として適した能力を持つようにしたものが多く、鳥猟犬と獣猟犬というように細かく適正が分かれている。しかし、19世紀以降は愛玩用の方に品種改良の力が注がれることが多くなった。

大きいものは肩高が1m近くになるもの(セントバーナード)がいて、体重の方も100kg近くにまでなる。小さいものは肩高が10cm強で、体重も1kgに届かない。(チワワが最小のものとされている。)

犬が高い能力を持っている嗅覚は、人間の数百倍から数千倍と言われているが、これは臭いを感じ取る嗅覚受容神経が発達しているたけでなく、臭いに対する優れた記憶力を有しているためである。(記憶力が無ければ、かぎ分けることが出来ても、その臭いを辿っていく追跡をすることが出来ない。これは、機械センサーの検出精度が高いだけではセンサーとしては役に立たず、検出結果を比較できる処理能力も持ち合わせていないと役に立たないのと同じである。)この特徴を利用したものとしては警察犬が有名であるが、最近では災害救助犬も広く知られるようになってきた。

また、聴覚の方は可聴周波数が40~45kHz程度とされている。(人間は20~20kHz)そのため、人間では可聴帯域外となる25k~30kHz程度の音を出す笛(「犬笛」)を犬の訓練に使用したり、労役犬への命令を出すことに使われる。(人間の可聴帯域外だと、犬には聞こえるが人間には聞こえないため、騒音となることがないというメリットがある。しかし、人には聞こえないため、本当に笛の音が伝わっているのかを確認することが出来ない。→これを解消したものが16kHz~20kHz程度の音を出す犬笛である。しかし、これは騒音とされてしまう場合もある。)

視覚に関しては、優れた動体視力を持っているが、色覚に関しては赤に対してが見えないとされているため、色盲と言うことが出来る。しかし、赤を含まない色であれば見分けられる。

寿命は種類によっての違いがあるが、おおむね10~20年である。一応、12年以上になると老犬とされていることを考えると、犬の実年齢を6倍ぐらいした数字を人間の年令に当てはめるとよろしいかと...(生まれて5年の犬は人間では30歳ぐらいと考える。)

ところで、犬に絶対食べさせてはいけない食べ物があることをご存知ですか?(犬を飼っている方ならば当然知っていますよね...)それは「チョコレート」「ネギ」「タマネギ」である。→中毒を起こす。

バスカヴィル家の犬」:アーサー・コナン・ドイルの人気小説シリーズ「シャーロック・ホームズ」の中の一編であり、1901年に発表された作品である。(8年ぶりの新作として発表された。)「シャーロック・ホームズ」シリーズは短編作品が多いが、4本の長編作品がある。本作はその4作ある長編の中の1つである。(但し、他の3作の長編は2部構成となっているが、本作は2部構成にはなっていない。)尚、原題は「THE HOUND OF THE BASKERVILLES」である。

また、事件の調査の依頼をホームズが受けるが、ロンドンで別の事件に関わる必要があったことから、ホームズではなくて助手のワトソンが調査を行うことになる。ということで、物語の前半はワトソンが主役になるという作品でもある。(最終的に事件の謎を解くのはホームズですが...)

この事件は何年に起こったかというはっきりとした記述がないが、劇中の話から1889年に起こったとされているが、1889年はワトソンは既に結婚していてホームズと同居していないのてで、基本的な設定が狂ってしまう。そのため、1886年に起こったという説から、1900年に起こったという説まである。→シャーロキアンであれば、これぐらいのことは常識である。

事件(物語)の方は、劇中でちゃんが簡単に語っているが、それを捕捉する形で簡単に記しておくことにする。

魔の犬の伝説がある富豪・バスカヴィル家。当主のチャールズ・バスカヴィル卿が死体で発見された。死体の側には巨大な犬の足跡があった。表向きには心臓発作による病死と発表されたが、チャールズ卿の死には謎があり、チャールズ卿の主治医であって友人でもあるモーティマー博士がホームズに調査を依頼する。しかし、ホームズはロンドンで別の事件に関わる必要があって、チャールズ卿の事件の調査をすることが出来ず、助手のワトソンが調査をすることになった。

チャールズ卿には子供はおらず、正統な後継者は甥のヘンリー・バスカヴィル卿だけであった。そのヘンリー卿の元にも、バスカヴィル家の館を訪ねることを警告する手紙が届いていた。ワトソンはヘンリー卿の客人として、バスカヴィル家の館に向かった。

館には執事のバリモアとその妻がいた。また、脱獄囚のセルデン、近所の住人で昆虫学者・ステープルトンとその妹・ベリル嬢などがいた。ワトソンは館で見聞きしたことを日記に綴り、また、ホームズへの手紙として書き記していく。

やがて真実に迫っていくワトソンだったが、ホームズがやって来てからは主役が交代して、ホームズが事件の謎を解く事になる。(ホームズがワトソンに「君の下した結論は大部分間違っているよ」と言う。)

今回の物語は「バスカヴィル」の名前が使われているが、特にこの作品をヒントにしたような事件ではない。強いて言うと、ワトソンが謎を解けず、ホームズが説くということが、松山さんが解けなくてちゃんが解くというお馴染みのパターンが一致していると言ったところですかね...

ホームズの物語は多くが映像化されているが、本作もその例外にはならずに映像化されている。特に1959年にはイギリスで映画化されている。(日本では劇場未公開である。)

この作品のデータを記しておくと、原題は「THE HOUND OF THE BASKERVILLES」(小説と同じである。)、時間は100分、原作はアーサー・コナン・ドイル、監督はテレンス・フィッシャー、脚本はピーター・ブライアン、撮影はジャック・アッシャー、音楽はジェームズ・バーナードである。出演は、ピーター・カッシング、アンドレ・モレル、マーラ・ランディ、クリストファー・リー、ユアン・ソロン、フランシス・デ・ウルフ、マイルズ・メイルソン、ジョン・ル・メスリエール、たちである。ホームズはP・カッシングが、ワトソンはA・モレルが、ヘンリー卿はC・リーが演じている。

また、1983年にはイギリスでリメイクされているが、日本ではやはり劇場未公開である。こちらのデータは、原題は「HOUND OF THE BASKERVILLES」(原作小説にはあった「THE」が外されている。)、原作はアーサー・コナン・ドイル、監督はダグラス・ヒコックス、脚本はチャールズ・ポーグ、音楽はマイケル・J・ルイス、出演は、イアン・リチャードソン、ドナルド・チャーチル、グリニス・バーバー、ブライアン・ブレッスド、コニー・ブース、エレノア・ブロン、ニコラス・クレイ、デンホルム・エリオット、フランチェスカ・ゴンショー、エドワード・ジャッド、ロナルド・レイシー、ピーター・ラザフォード、マーティン・ショウ、たちである。

更に、TVムービーということでは、これまでに何度か製作されていて、日本でもテレビ放送されたものもある。(最近では2002年製作で、デヴィッド・アットウッド監督、リチャード・ロクスバーグがホームズを、イアン・ハートがワトソンを演じたものがある。)→ホームズは人気があるので、何度も映像化されるのは当たり前ですね。(日本では名探偵金田一耕助が何度もドラマ化されるのと同じです。)

(ここでは「バスカヴィル家の犬」の結末は記していないが、結末を知りたい方は原作小説を読むか、映像化作品を見てください。→犯人は○○で、□□という動機で、…と記してしまうのは簡単であるが、ホームズ作品はやはり自分で読んで謎を解いていく方が良いですから...)

 

ケータイ刑事 銭形命 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

↓いくつか

犬語の話し方 (文春文庫)

犬語の話し方 (文春文庫)

  • 作者: スタンレー コレン
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2002/09
  • メディア: 文庫

新犬種大図鑑

新犬種大図鑑

  • 作者: ブルース フォーグル
  • 出版社/メーカー: ペットライフ社
  • 発売日: 2002/04
  • メディア: 単行本

犬の科学―ほんとうの性格・行動・歴史を知る

犬の科学―ほんとうの性格・行動・歴史を知る

  • 作者: スティーブン ブディアンスキー
  • 出版社/メーカー: 築地書館
  • 発売日: 2004/02
  • メディア: 単行本

よくわかる犬種図鑑ベスト185 (主婦の友ベストBOOKS)

よくわかる犬種図鑑ベスト185 (主婦の友ベストBOOKS)

  • 作者: 藤原 尚太郎
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2009/03/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

だっこだいすきワンちゃん ゴールデンレトリーバー オフホワイト

だっこだいすきワンちゃん ゴールデンレトリーバー オフホワイト

  • 出版社/メーカー: タカラトミー
  • メディア: おもちゃ&ホビー

あまえんぼワンちゃん こいぬのレトリバー

あまえんぼワンちゃん こいぬのレトリバー

  • 出版社/メーカー: イワヤ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

↓読む/見る ぐらいはしましょう。

バスカヴィル家の犬 (新潮文庫)

バスカヴィル家の犬 (新潮文庫)

  • 作者: コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1954/05
  • メディア: 文庫

バスカヴィル家の犬 (創元推理文庫 101-7)

バスカヴィル家の犬 (創元推理文庫 101-7)

  • 作者: コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1960/07
  • メディア: 文庫

バスカヴィル家の犬―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

バスカヴィル家の犬―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

  • 作者: アーサー・コナン ドイル
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 文庫

シャーロック・ホームズ/バスカヴィル家の犬 (ラダーシリーズ)

シャーロック・ホームズ/バスカヴィル家の犬 (ラダーシリーズ)

  • 作者: コナン ドイル
  • 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
  • 発売日: 2010/02/07
  • メディア: 単行本

シャーロック・ホームズバスカヴィル家の犬 (新潮CD 名作ミステリー)

シャーロック・ホームズバスカヴィル家の犬 (新潮CD 名作ミステリー)

  • 作者: コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1998/08
  • メディア: CD

シャーロック・ホームズ/バスカヴィル家の犬 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

シャーロック・ホームズ/バスカヴィル家の犬 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

  • 作者: コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
  • 発売日: 2006/06/21
  • メディア: コミック

シャーロック・ホームズ バスカヴィル家の犬【字幕版】 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • メディア: VHS

シャーロック・ホームズ バスカヴィル家の犬【日本語吹替版】 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • メディア: VHS


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