白井貴子& CRAZY BOYS『Flower Power』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1985年に発表された「白井貴子& CRAZY BOYS」名義での初めてのアルバムである。バンド名義になっているが、本アルバムの発表以前から一緒に音楽活動をしていたので、特に違和感もありませんでした。(尚、ソロとしてはこの時点までで4枚のアルバムをリリースしていた。)ソロ・シンガーとして活動していた白井貴子がバンドを組んでロックの世界に足を踏み入れたアルバムであり、彼女のキャリアでも一つの節目となったアルバムである。(ただ、バンドで毛でなく、ソロ名義での活動も続けていますが...)
収録曲は以下の全10曲である。『イット・マスト・チェンジ』『チャンス!』『シャイング・ダンス』『チェックしてしまった!!』『フーリッシュ・ウォー』『マイ・グローリー・ロード』『ジャパニーズ~ガール&ボーイズ』『バック・アゲイン』『遥かなる想い~イット・マスト・ビー・チェンジド』『トーク・トゥ・ミー』。
この中からのお薦め曲は、『イット・マスト・チェンジ』『チャンス!』『フーリッシュ・ウォー』『マイ・グローリー・ロード』という所をピックアップしておく。
アメリカでは'80's前半にガールズ・バンドが多数登場して市民権を得ることになったが、日本では'80's中盤になって、ようやく女性ロッカーが現れるようになって、'80's後半には女性ロッカーも認められていくことになる。その意味では彼女は先陣を切っていたアーティストの一人であり、彼女の存在は大きいものである。よって、ジャパニーズ・ガールズ・ロックを聴くのであれば、外せないアーティストであり、本アルバムはしっかりと聴いておきたいアルバムである。
スターウォーズ・クローンウォーズ(2nd.)#7 [アニメ]
前回の続きで、惑星ジオノーシスのドロイド工場破壊に成功したものの、その事後処理として逃亡したポグル・ザ・レッサーを追いかける物語。前回休んでいたオビ・ワンとルミナーラが中心となった物語でした。
逃げたポグルをルミナーラが追う。しかし砂嵐によってアナキンたちは援軍を出せないでいた。で、ルミナーラからの通信も途絶えてしまう。砂嵐が収まると、オビ・ワンとアナキンたちはルミナーラの救出に向かった。荒れ果てた古い寺院には、ルミナーラと共にポグルを追っていたクローン兵の死体があり、何かが起こったようだった。で、オビ・ワンはジオノーシスの伝説である「ジオノーシスの女王」の話を口にした。
で、ルミナーラを探すために地下の洞窟に入っていく一同。が、その前には銃で撃っても、セイバーで斬っても死なないジオノーシスのゾンビ兵がいた。何だかんだで女王の元に向かって行くオビ・ワンとアナキン。オビ・ワンは、ルミナーラがジェダイだから殺しはせずに何かに利用すると考え、危険を顧みずに女王の前に歩んでいく。女王の狙いはオビ・ワンの読んだ通りであって、ジェダイが必要で、その体に寄生虫を入れて育て、マインド・コントロールをすることだった。
交渉は物別れとなって、いつものようにバトルとなるが、ジオノーシス兵は死なないゾンビ兵であり、一同は苦戦する。が、何とか捕らえられているルミナーラを救出し、側にいたポグルもアナキンが確保した。
オビ・ワンは寄生虫も手に入れたものの、逃げる途中でアナキンが寄生虫を潰してしまった。(研究材料にしたかったオビ・ワンと、やんちゃなアナキンらしい所でもありました。)また、敵が死なないのならば埋めてしまえばいい、ということで、天井を支える柱などを攻撃し、ジオノーシス兵を岩で押しつぶすようにして敵の攻撃を躱し、地下洞窟から脱出したオビ・ワンたち。女王たちのジオノーシス人は瓦礫の下に押しつぶされてしまった。
今回は前回は休養だったオビ・ワンがメインとなって、オビ・アナの師弟コンビのエピソードとして、アナキンを弟子のポジションとして描いたのは面白い所でした。また、前回大活躍したアソーカーとバリスのパダワン・コンビは今回はご休憩ということで、こういう所は現実的な感じがするが、それが出来るのは人材豊富と言うことでもある。それだれ登場人物が多いシリーズであるため、このように割り切って登場人物を減らすことも仕方のない所でしょうね。
一応、逃亡したポグル・ザ・レッサーを捕らえたということで、それなりの進展があったが、そこにジオノーシスの女王を登場させることで物語に幅を持たせたということで、全体構成としては良いのだが、物語としては地下での展開ということもあっても暗い映像が多かったこと、また、ジオノーシス人のことを「虫」と言っていたのはともかく、死なないゾンビ兵を「化け物」のように扱い、力でねじ伏せてしまう(生き埋めにしてしまう)というのは、如何にもアメリカ的な発想であって、今一つ乗れない物語でした。まあ、異形の者に対する差別という現実を形を変えて描いていたということでは、それなりに評価は出来るのですが...
今回でジオノーシスの三部作が幕と思いきや、次回は捕らえたポグル・ザ・レッサーを護送する物語で、しかも今回登場した寄生虫が絡むということで、ジオノーシス編はまだ続くようです。また、アソーカーとバリスのパドワン・コンビの活躍があるようです。
↓今回の主役
『スター・ウォーズ』 【アニメイテッド・マケット】 クローン・ウォーズ/オビ=ワン・ケノービ
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↓今回はあまり良いところがありませんでした。
スターウォーズ クローン・ウォーズ ベーシックフィギュア ルミナーラ・アンドゥリ
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↓一応、こういうものを拾っておきます。
スター・ウォーズ 30周年バトルパック バトルオブ ジオノーシス
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スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ 〈ファースト・シーズン〉コンプリート・ボックス【初回限定生産】 [Blu-ray]
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スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ 〈ファースト・シーズン〉コンプリート・ボックス【初回限定生産】 [DVD]
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メジャー(6th.)#7 [アニメ]
今回はメジャーに復帰した吾郎と、ライバルのギブソン・ジュニアの苦悩を描いた物語ということで、6th.の中では重要なエピソードとなるのだが、面白みのない物語でした。何せ、あの吾郎がごく平凡な先発投手になってしまい、無難に試合をこなしていくという展開であり、また、ギブソン。ジュニアも荒々しさが無くなって数字だけを残そうとする平凡な選手になってしまっては、面白みがないですからね...
が、ラストで、あのギブソンが電撃復帰を発表ということで、今後の物語では重要なポイントになる所を出していて、一応、次回にご期待下さい、という形にはなっていましたが...
メジャーに復帰した吾郎は平凡なピッチングで、復帰し合いこそ負けたものの、その後は2連勝で、成績は3勝3敗になった。が、勝ちはリリーフ・エースに繋いでのものであって、まさに型にはまった先発ローテーション投手の役割を果たしただけだった。
一方、ギブソン・ジュニアも2年目のジンクスなのか、成績が伸びず、父・ギブソンの元にアドバイスを求めに言ったが、ギブソンは冷たくするだけだった。で、反発するジュニア。しかし、試合では数字をコンスタントに出し続けるしかないということで、平凡な打者になっていた。
で、ワールドカップでの因縁の対決となって、吾郎とギブソン・ジュニアの直接対決となる試合があったが、ワールドカップでのあの息詰まる対決の再現とはならず、平凡なピッチャーとバッターの対戦にしかならなかった。
そんな中、あのギブソンがメジャーに復帰するというニュースが流れた!!!
ラストで今後の物語に大きな影響を与えるギブソンの復帰があったものの、内容的には今回の吾郎と同様に、平々凡々なものであって、面白みのない物語でした。義父がメジャーの解説者になっていて、吾郎が登板した試合で解説をしていて、久しぶりのご対面があったものの、やはりこれということも無く、「消化試合」といった内容となったが、吾郎やギブソン・ジュニアの現状を現すにはマッチしていた、というのが今回の物語の善意の解釈でした。(ただ、2回続けてこれという見所のない内容となったら、ちょっと辛いですね...)
そう言えば、BS-TBSのベストドラマ100の方は「銭形舞」の第1話であったが、「鑑識メモ」はカットされているということで、こちらも平凡過ぎる内容であったが、「メジャー」と同様に中だるみが起こっているということですね。(が、3回目で中だるみというのでは今後に期待出来なくなってしまうだけだし...)→次回は「恋日・1st.」の最初の物語で、「ウェディングベル」の前編です。(そうなると、その次は「ウェディングベル」の後編ですよね???)
↓原作ではこの辺りです。
↓いよいよ発売となる最新巻
ケータイ刑事銭形命13話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]
1クールしかない「銭形命」であるが、その裏ネタ編も今回からは最終話(第13話)の「愛のメモリーよ、永遠に! ~売れっ子作曲家殺人事件」に突入です。(何だかんだで小分けして引っ張ってきたので、1話について1.5週ぐらい持ったものの、1クールしかなかっただけに、やはり早いですね...)初回となる今回は、サブタイトルにある言葉から「『愛のメモリー』」について、「売れっ子」について、「作曲家」について記します。尚、「『愛のメモリー』」については「海・39話(3rd.13話)[裏ネタ編]」で、「売れっ子」については「泪・15話(2nd.2話)[裏ネタ編]PART 7」で記したものをベースにして加筆しました。
尚、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「『愛のメモリー』」:1977年8月にシングル曲として発売され、オリコンで最高位2位を記録する大ヒットとなった曲で、松崎しげるの代表曲である。また、現在では多くのミュージシャンがカヴァーするスタンダード・ナンバーとなっている。(1970年にデビューしていて、シングルを多数リリースしているため、何枚目のシングルなのかまでは分かりませんでした。)
元々は、1976年のスペイン・マジョルカ音楽祭(欧州での「○○音楽祭」というのは色々とあるが、60年代から70年代が最も華やいでいた時期でもあった。)に出場した『愛の微笑』という曲として生まれた局である。音楽祭では、松崎しげるは最優秀歌唱賞を受賞し、この曲は第2位に輝いた。(しかし、日本では殆ど盛り上がらずだった。)しかし、翌年になってCMソングとして使われたことで注目されることになった。で、歌詞の一部を修正し、タイトルを『愛のメモリー』と変えて、満を持してのリリースとなった。リリースされると大ヒットを記録して、1978年の選抜高校野球(春)の入場行進曲に使用された。
作詞はたかたかし、作曲と編曲は馬飼野康二である。国際的な舞台に出す曲ということで、スケールの大きな曲にする、ということで力が注がれることになる。また、シンガーも歌唱力のあるシンガーを起用するということで、松崎しげるが選ばれた。
カヴァーの方も色々と行われているが、その殆どはアルバムの中の1曲ということが多い。そんな中、注目されたカヴァー曲は、2005年に及川光博がカヴァーしたものである。これはTVドラマ「富豪刑事」の主題曲として使われたためでもある。また、このドラマには松崎しげるもゲスト出演して、及川光博とデュエットするというサービスがあった。また、「ケータイ刑事」では「海・3rd.」と「命」でしばしば登場しているが、「命」ではサックスによるインスト・バージョンまで登場しているが、メロディも綺麗な曲ならではの美しさもある。「名曲はいつの時代でも名曲である」という言葉が正しいことを証明する一曲でもある。
尚、1976年のアメリカ映画「OBSESSION」(ブライアン・デ・パルマ監督、クリフ・ロバートソン主演)の邦題も「愛のメモリー」であるが、松崎しげるの『愛のメモリー』とは全く関係ない。(そもそも、この映画の方が先に生まれている。)この映画はカルト作品として知られている作品であり、ヒッチコック監督の「めまい」を意識した所がある心理サスペンス作品である。
「売れっ子」:とても人気があって持てはやされている人のこと、すなわち「人気者」のことである。しかし、人気というのは常に変化しているので、ある意味では「流行している人」と言っても差し障りは無いでしょうね。また、「流行児(はやりっこ)」という場合もある。
元々は、花柳界に於いて、方々でお座敷のかかる人気のある芸妓のことを「売れっ妓(こ)」と言っていた。それが転じて、花柳界以外でも人気のある人に対して呼ばれるようになった。但し、芸妓ではないため、漢字の「妓」は「子」に置き換えられて「売れっ子」という表記になった。また類義語としては「寵児」「花形」「流行児」「人気者」という言葉がある。
尚、英語では「Popular Person」または「Sought-after Person」と言う。(前者は「人気者」、後者は「引っ張りだこの人」というのが本来の意味である。
「作曲家」:音楽を作り出すことを生業としている人のことである。音楽のジャンル(クラシック音楽、ポピュラー音楽、民謡、歌詞のない曲、映画音楽(スコアなど)、その他)に関係なく、曲を作る人のことを言う。日本では、主にクラシック音楽を作る人のことを「作曲家」またはその英単語を直訳して「コンポーザー」と言う傾向が強く、ポピュラー音楽(歌謡曲やJ-POPなど)を作る人のことを「ライター」または「ソングライター」と言う傾向が強い。また、曲を作るだけでなく、自作自演で曲を作って歌う人のことを「シンガー・ソングライター」と言う。
ただ、古くから伝わる民謡などでは「作曲者不詳」ということも珍しいことではないが、これは曲自体が代々受け継がれてきて、最初に作られた時の譜面などが残っていないことにもある。また、人々の間で演奏することで受け継がれてきて、時と共に多少の変化(「編曲」と言うことが出来る。)も加わっている。また、ジャズなどでは、その場で即興的に演奏されることもよくあることであって、その場で新しい曲が作られる場合もある。しかし、即興演奏で曲を作る人のことは「作曲家」とは呼ばず、「音楽家」または「演奏者」と呼ぶのが一般的である。
音楽は古くからあるものであるが、「作曲家」ということで認識される用になったのは比較的新しく、楽譜が体型付いて完成してからということになる。(現在の五線譜による楽譜が完成したのは17世紀になってからであって、せいぜい400年程度である。)
英語では「Composer」と言うが、「Writer」もしくは「Songwriter」と言うこともある。英語でも、クラシック音楽の作曲家のことは「Composer」、ポピュラー音楽ま作曲家のことは「Writer」または「Songwriter」と言う傾向がある。
この物語に登場した作曲家は、歌詞のある曲を作る売れっ子ということだったので、所謂「歌謡曲」などのポピュラー音楽の作曲家である、と思われる。
↓一応、これも...
↓参考まで
超売れっ子2ちゃん出身作家が明かすネットでビジネスに成功する方法
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シンガーソングライター―Ver.6.0 for Windows (3) (DTM実践講座シリーズ)
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