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CHAKA KHAN『CHAKA』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1978年に発表された彼女の1st.ソロ・アルバムである。1973年にRUFUSのボーカリストとしてデビューして、いくつかのヒット曲を放ってきていただけに、その実力派高いものを持っていることは既に知られていたが、ソロとしても「R&Bの女王」と呼ばれるようになるだけのものを持っていることを十二分に知らしめたアルバムである。本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位12位を記録するヒットとなって、RUFUSのシンガーとしてだけでなく、一人のシンガーとしても高い評価を得ることになった。

収録曲は以下の全10曲である。『I'm Every Woman』『Love Has Fallen On Me』『Roll Me Through The Rushes』『Sleep On It』『Life Is A Dance』『We Got The Love』『Some Love』『Woman In A Man's World』『The Message In The Middle Of The Bottom』『I Was Made To Love Him』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。『I'm Every Woman』はBillboardのHOT 100で最高位21位を記録し、イギリスでは最高位11位を記録する大ヒットになった。(後にWHITNEY HOUSTONがカヴァーして、Billboardで最高位4位、イギリスでも最高位4位を記録して、オリジナル異常の大ヒットになった曲でもある。)また、『Life Is A Dance』はBillboardのHOT 100にはランクインしていないがR&Bチャートでは40位を記録している。

お薦め曲は、彼女の代表曲でもある『I'm Every Woman』(WHITNEYのヒットによって、WHITNEYの曲というイメージもあるが、オリジナルは彼女である。)、そしてシングルとしてリリースされている『Life Is A Dance』、6分近い大作の『Some Love』、そして『The Message In The Middle Of The Bottom』『I Was Made To Love Him』をピックアップしておく。

彼女がソロ・シンガーとして放った大ヒット・アルバムというと、1984年の「I FEEL FOR YOU」が余りにも有名であるが、チャート成績では本アルバムの方が上である。完成度も決して劣っているものではなく、中には彼女のアルバムとしては本作を最高傑作という声も多い。ということで、じっくりと聴いておきたいアルバムである。

尚、WHITNEYが『I'm Every Woman』をカヴァーして大ヒットとなったが、これは楽曲自身がよいということもあるのは言うまでも無い。CHAKA KHANのバージョンも歌唱力があって聴き応えがあるだけに、しっかりと聴いておきましょう。

 

Chaka

Chaka

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1998/01/07
  • メディア: CD


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アザミ嬢のララバイ#6 [ドラマ]

今回もファンタジックな物語でした。しかも、舞台劇のセットを上手使った物語で、舞台劇を見ているようでした。(このシリーズはいつもそうですけど...)正に舞台劇でのセットの使い方の教科書のようなものでした。

漏電によって火災が起こったとして、その調査にやってきた電気会社の二人。ベテランの羽田と若い成田。羽田はかつては自動ピアノゆからくり人形を作っていたという器用な男であり、成田は人形を常に持ち歩いている(ちょっと変わった)他人と接することを嫌っている男だった。調査をしながらお互いのことを話しあっている2人。

漏電の原因は規格以下の線材を使っていたことだったが、「漏電の原因は鼠だと報告しておけ」と羽田。で、ケーブルを治すために線材を取りに行った成田は美しいバレリーナの姿を目にしたが、消えてしまった。

戻って来た成田は再びそのバレリーナを目にした。が、それは羽田がかつて作った人形だった。羽田は100年経っても壊れないものを作ったと自負していて、かつて自動ピアノを作っていた。

で、羽田の過去の話となる。羽田は若手の有望株のバレリーナと付き合っていて、結婚しようとしていた。そんな彼女に贈るために等身大のバレリーナの人形を作っていた羽田。彼女は海外公演で名声を得たが、移動中の飛行機事故で突然死んでしまった。完成したバレリーナ人形はリアルな動きをして評判になる。また、羽田は人形を愛してしまうが、人形は人形ということに気づき、壊してしまった。

その人形が甦って目の前に現れた。成田は、そんなものだったら貰う、と言うが、人形は人形であって、本物ではない。が、成田は人形を心から愛してしまった。が、人形は成田を受け入れず、羽田の元へ。「壊したはずだ」と言うが「100年経っても壊れない」と人形。再び羽田に迫る人形に羽田は彼女と同様に本当に愛していて、愛していたから怖くなったという本当の気持ちを伝えた。人形はその言葉に納得すると、壊れていった...

人形という現実世界とは別の世界のものを愛してしまった男の心の物語であるが、舞台劇らしい展開と演出の物語でした。一歩間違うと、単なる狂気の世界を描いた物語になってしまうのだが、切ない感じにもって行ったのは上手いところでした。が、描きたいことは分かるが、2人のキャラクターはちょっとデフォルメしすぎているように感じたのですが... まあ、舞台劇らしいと言ってしまうとそれまでのこと何ですが...

それにしても、小野寺昭も随分と老けましたね...最初は彼だとは分からなず、どこぞのオッサンか?と思いました。

ちなみに、ベテランの方の名前が「羽田」、若い方が「成田」というのは、羽田空港と成田空港の名前とダブるように感じたが、そういう意図もあったのでしょうね。とすると、やはり「恋日」(「恋日・文學の唄」)らしい要素もあったということになりますね...

 

↓本作DVD-BOXは7/21発売です。

↓主題歌はこちら

アザミ嬢のララバイ

  • アーティスト: 中島みゆき,船山基紀
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 1988/10/21
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形雷1話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

「裏ネタ編」を最初に記したのは、実は「銭形雷」からでした。が、その時は1話につき1回だけということで記していたので、今回からは増補していきます。(過去に記した「裏ネタ編」は2007/4/15付けです。)第1話の物語は「カミナリ刑事登場! ~お天気クイーン殺人事件」ということで、分家としては初めての物語です。で、今回はサブタイトルにある言葉から「カミナリ」について、ちゃんはこの資格を持っていると言うことで「気象予報士」について、そして本家四姉妹はこれということを教えてくれる岡野さんに行っていたことから「いとこ」について記します。

尚、「カミナリ」については「雷(カミナリ)」として「・27話(2nd.14話)[裏ネタ編]PART 8」で記したものをベースにして加筆しました。

尚、BS-iの本放送時に記した記事は2006/1/2付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

「カミナリ」:雲と雲の間で、または雲と地表の間で自然に起こる放電現象のことである。放電によって閃光が生じ、轟音が轟く。「稲妻」と呼ぶこともあり、漢字表記では「神鳴」と表記することもある。また、読みは「かみなり」の他にも「いかづち」と読むこともある。

英語では「Thunder」または「Lightning」と言い、ドイツ語では「Donner」、フランス語では「Foudre」、イタリア語では「Fulmine」、スペイン語では「Trueno」、韓国語では「ピョラク」と言う。

この現象は、一般的には積乱雲の内部に発生した電荷が溜まり、それが周囲との電位差を生み、電荷が放電されることで発生するものである。エネルギーはとても大きく、1回の放電は、数万~数十万Aという電流値に達し、電圧も数千万~数億Vに達する。(電力量は数百GWにも達する。→この電力の1%でも回収することが出来て蓄電できれば、発電所の数は大きく減らすことが出来る計算になる。)しかも、放電時間は数μ秒であるため、瞬間的なエネルギー量としたらとんでもない膨大なエネルギー量となるため、落雷を受けた樹木が吹っ飛んでしまうと言うのも当然である。

雷の発生原理が解明できなかった昔には、当然のように神の一つとされていた。(日本でも「雷神」と呼ばれていた。)民間伝承では、菅原道真が死して天神(雷の神)になったとされている。で、雷神のことを親しみを持って「雷(かみなり)さま」と呼ぶのが一般的になった。また、民間伝承では、雷さまは落ちては人のヘソをとると言い伝えられてきた。

また、雷鳴を耳にした時に「くわばら、くわばら」と昔から言うのは、都をはじめ、各地に落雷は起こったが、菅原道真の領地であった「桑原(くわばら)」という所には落雷がなかったことから、その地名である「くわばら」と唱えれば雷は落ちないと伝承されてきたためである。

雷神(雷さま)の姿は鬼の様態をしていて、牛の角が頭にあり、虎の革のふんどしを締め、雷鼓と呼ばれる太鼓を持っているものが広く知られている。江戸時代初期の画家である俵屋宗達が描いた「風神雷神図」という屏風が有名であって、現在では雷さまの姿はこれを元にしてものが基本になっている。(ザ・ドリフターズのコントに出てくる雷さまも、角があって虎革のふんどしをしているのもここから来ている。)

日本以外でも、雷を神としているものとしては、ギリシア神話のゼウス、ローマ神話のユピテル(英語読みでは「ジュピター」)、北欧神話のトールなどがいる。また、中国では「雷公」「雷師」「雷祖」などの名称で呼ばれている。→ギリシア神話のゼウスとローマ神話のユピテルは後に同一視されるようになった。また、天を司る神として、神々の王・最高神という位置づけになっている。

俳句の世界では夏の季語であるが、これは夏に多く発生するためである。(原理的には一年中発生するが、夏が最も発生しやすい。)

そんな「かみなり」を漢字表記した「雷」と言う名前の5代目で分家の長女であるちゃんは、口上(「私の稲妻でしびれなさい!」)に続いて犯人に稲妻を落とすのだから、実に凄まじいですね。→実際、落雷を受けたら命を落とす可能性が高い。(電流が体の何処を通ったかが生死を分けるとされていて、心臓を通過しなければ助かる可能性があり、心臓を通過する形(例えば左手・左肩から右足に電流が流れた場合。)だとら絶望とされている。(但し、助かったとしても火傷などを負うのは当たり前である。)まあ、ちゃんの落とす稲妻の電流量は、落雷の電流量と比べるとはるかに小さいものでしょうが、それにしてもおそろしいことに変わりはない。

ところで、ふと思ったのは、犯人が桑原という名前だったら、または「くわばら、くわばら」と唱えていたら、ちゃんの稲妻は落ちるのでしょうか?(ちゃんは菅原道真(の生まれ変わり)ではないから、関係ないとは思いますけど...→「桑原」という名前の犯人はちゃんの前には登場しなかったため、気になったことでした。)

気象予報士」:日本の国家資格の一つであって、気象業務法によって規定されているものである。1993年の気象業務法の改正によって定められたものであり、予報許可を得た機関は予報の作成に気象予報士に行わせることが義務づけられた。

第1回のこの資格試験は1994年に行われ、毎年行われている。(最近は年に2回行われている。)試験内容は予報を行うのに必要な学科試験と技能に関する実技試験がある。尚、受験資格には制限は無いため、誰でも受験することが出来る。(小学生でも問題なく、定年退職した人であっても問題ない。)→現在ではテレビの天気予報を担当する人は気象予報士の資格を持っていることが当たり前となっているが、この資格が出来た当初では、天気予報を担当していた人が受験して、誰々が合格して誰々が落ちた、ということが話題になったものであった。また、関西テレビの名物お天気おじさんだった福井敏雄(2005年に亡くなった。)はこの視覚を持っていないことでも有名である。(この資格が設けられたとき、73歳ということで、天気予報番組を降板していたこともあった。)

尚、この資格は英語では「Weather Expert」と言う。

いとこ」:「ケータイ刑事」に於いては「従姉妹」と記して問題ないが、一般的には「いとこ」というひらがな表記がされる。また「従兄弟」と表記することもある。(それ以外にも「従兄妹」「従姉弟」と表記する場合もある。)

当人から4親等の傍系親族の一つであり、自分からみると親の兄弟姉妹の子供たちということになる。当然、「従兄弟」と記した場合は男であって、「従姉妹」と記した場合は女ということになる。→自分を基準にして、男で年上の場合を「従兄」、年下の場合を「従弟」、女で年上の場合を「従姉」、年下の場合を「従妹」と記す。これらが入り交じるため、一般的な表記はひらがなが用いられる。(発音は異なる漢字表記のいずれの場合でも「いとこ」ということで同じである。)→漢字表記すると、年上/年下の男女までもが一発で分かるというのは実に便利であって、表意文字の特徴が発揮されている言葉である。(音で聴くと「いとこ」と聴いただけでは年上/年下の男女のいずれかは特定できない。)

従兄弟/従姉妹の血縁関係は4親等であるため、日本の法律では「直系血族又は三親等内の傍系血族の間では、婚姻をすることができない。但し養子と養方の傍系血族との間では、この限りでない」という規定となっているため、いとこ同士は問題なく結婚するが出来る。

尚、英語では「いとこ」のことを「Cousin」と言うが、この単語は「従兄」「従弟」「従姉」「従妹」の区別はない。また、口語では短縮して「Coz」と言うことも多い。ちなみにドイツ語では「従兄弟」のことを「Vetter」、「従姉妹」のことを「Kusine」と言い、イタリア語では「従兄弟」のことを「Cugino」、「従姉妹」のことを「Cugina」と言い、スペイン語では「従兄弟」のことを「Primo」、「従姉妹」のことを「Prima」と言って日本語の表記の場合と同様に区別されているが、フランス語では英語と同様に区別されておらず、英語と同じ「Cousin」と言う。(但し、発音は英語は「カズン」、フランス語は「クザン」と言うように異なる。)→表記では日本語が4つの場合を一目で区別出来るため便利であるが、口語ではドイツ語、イタリア語、スペイン語の方が分かりやすくて良いですね。

 

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