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CRANES『FOREVER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1993年に発表された彼らの4枚目のアルバムである。彼らはシューゲイザーとして知られているが、ポップであってメロディアスな曲と、独特のギター・サウンドを特徴としたシューゲイザーの特徴が分かりやすく出ているアルバムである。

収録曲は以下の全10曲である。『Everywhere』『Cloudless』『Jewel』『Far Away』『Adrift』『Clear』『Sun And Sky』『And Ever』『Golden』『Rainbows』。

この中からシングル・カットされたのは『Jewel』であって、異なるリミックス・バージョンが3種類リリースされている。

お薦め曲としてはシングルでの異なるリミックス・バージョンを含めた『Jewel』と、『Far Away』『Sun And Sky』『And Ever』という所をピックアップしておく。

サウンドの方はポップな所がある(シューゲイザーとしては当たり前のものですが...)のでとても聴きやすいものである。ただ、サウンドとしては内生的な方向に向かっているだけに、聴いていると元気が出るということにはならないのがちょっと...ということになる。とは言っても、それが'80's中期以降の流の中で生み出されて、'90'sになって一つの完成型となったシューゲイザーの特徴であるので、それをが気に入らなければ、シューゲイザーは回避すれば良いだけです。(ただ、シューゲイザーはオルタナティブの中に含まれるとされている所を考えると、ブームとしてはちょっと弱いものだったということになってしまいますが...)

まあ、色々とあるが、'90'sのシューゲイザーに触れておくと言うことでは聴いておきたいアルバムの一つということですね。(オルタナ系がお好きな方ならば、一応チェックしておいた方が宜しいかと...)

 

Forever

Forever

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Cherry Red UK
  • 発売日: 2007/10/30
  • メディア: CD

Forever

Forever

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Bmg Europe
  • 発売日: 2003/12/09
  • メディア: CD

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COMSAT ANGELS『SLEEP NO MORE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年に発表された彼らの2nd.アルバムである。ポスト・パンクのグループの一つとしてイギリス・シェフィールド出身の4人組ニューウェーブ・バンドとして登場した彼らであるが、本作がそこそこのヒットを記録したことで名前が知られることになった記念すべき第2作である。(が、本作がピークという結果になってしまって...)本国イギリスでは最高位51位を記録したが、ニュージーランドでは最高位44位を記録して、本国イギリス以上のヒットになった。

オリジナル版での収録曲は以下の全10曲である。『Eye Dance』『Sleep No More』『Be Brave』『Gone』『Dark Parade』『Diagram』『Restless』『Goat Of The West』『Light Years』『Our Secret』。

尚、1995年に初CD化された時には、『Eye Of The Lens』『Another World』『At Sea』『(Do The) Empty House』『Red Planet Revisited』の5曲がボーナス・トラックとして追加されて全15曲収録となった。また、2006年の再発版では、'95年に追加されたボーナス・トラックの中の前3曲と『Mass』『Dark Parade 1 (demo)』『Goat Of The West (demo)』『Be Brave (demo)』『Gone (demo)』がボーナス・トラックとして収録されて、全18曲の収録となった。

アルバム発表時、シングル・カットされた曲は無く、『Eye Of The Lens』と『(Do The) Empty House』が12"シングル/7"シングルとして、アルバム未収録曲と言う形でシングルがリリースされている。(よって、後にボーナス・トラックとしての追加収録というのも当たり前と言った所である。)

お薦め曲としては、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Sleep No More』と、『Eye Dance』『Dark Parade』をピックアップしておく。

ポスト・パンクということで、「ニューウェーブ」という言葉がジャンルワケの一つとして定着しているが、当時のブリティッシュ・サウンドの新しい波は実に幅広いものがある。そのため、「ニューウェーブ」と言っても幅広く、彼らのサウンドのようなポップなものも「ニューウェーブ」に含まれている。が、そうなると彼らのサウンドはオーソドックス過ぎて目立たなくなってしまい、この点が彼らにとっては不運なところでもあった。(ある意味ではタイミングが悪かったということになる。)

とは言っても、実にエネルギッシュで若々しいエネルギーが炸裂しているアルバムであって、'70's終盤の「ポスト・パンク」という看板を掲げて登場したバンドのサウンドは活きがよい。聴いておいて損はしないアルバムである。

 

Sleep No More & Extras

Sleep No More & Extras

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rpm Records UK
  • 発売日: 2001/01/18
  • メディア: CD

↑ 全15曲 |全18曲 ↓

Sleep No More (Dig)

Sleep No More (Dig)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Renascent UK
  • 発売日: 2006/05/09
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形雷4話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

銭形雷・裏ネタ編」も今回からは第4話の「死体は夜あるく? ~病院たらい回し殺人事件」に突入です。今回はサブタイトルにある言葉から「死体」について、「病院」について、「たらい回し」について記します。

尚、BS-iの本放送時に記した記事は2006/1/23付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

死体」:「屍体」という表記もある。死んだ生物の体のことである。尚、生物というのは、人間だけではなくて動物も含んでいる。普通に「死体」と言うと、人間だけでなくて動物の死体も含んで言う。(人間の死体ということを特に意味する場合は「遺体」という言い方をする。→基本的に「遺体」と言うと人間のことを指すが、学術用語では「生物遺体」「動物遺体」「植物遺体」という言葉があるため、人間以外にも「遺体」という言葉が使われることがあるが、一般的な使用範囲であれば「遺体」は人間に限って使われる言葉である。)

日本語では、その他にもいくつかの言い方があって、「死骸」「遺骸」「亡骸」「屍」「骸(むくろ)」などと言うこともある。(但し、これらの言葉があるのは、微妙なニュアンスの違いを表現するためであり。上位概念では「死体」ということで共通となるが、細かい所では微妙に意味が異なることになる。

尚、日本の刑法では、「死体遺棄」という言葉はあるが「遺体遺棄」という言葉はない。

英語では「Corpse」と言うが、「Body」「Remains」と言う言い方もある。また、動物などの死体(死骸)のことは「Carcass」と言う。また、ドイツ語では「Körper」、フランス語では「Corps」、スペイン語では「Cuerpo」と言う。

病院」:病人の診察、及び治療を行う公共施設のことである。現在の日本では、医療法によって規定されていて、病人の診察や治療を行う施設であり、更に20人以上の入院設備を備える者を「病院」と呼ぶことと定めている。(19人以下の入院設備を持っているか、入院設備は全く持っていないものは「診療所」と呼ばれる。)尚、「医院」と読んだ場合は、「病院」と「診療所」とのような区別する基準はないことから、「病院」と「診療所」をまとめて「医院」と言うこともある。→この物語では、劇中では「三原医院」と「麻生医院」が登場しているが、この「医院」という言い方は正しいが、サブタイトルでは「病院」と言っているのは、法的なことをいうとおかしいことになる。(「医院たらい回し」または「医療機関たらい回し」、「診療所たらい回し」すべきである。)

「病院」になると、建物の構造や設備に関しては一定の基準が設定されていて、それを達成している必要がある。(普通のビルを建設するよりも、設備を整えるために建設費が高くなる。)

また、病院でも、診察を行う科として、内科、外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科を含んでいるものを「総合病院」と呼ぶことになっている。(総合病院になると、検査室、病理解剖室、研究室など、他にも設置しなければならないものが更に増えることになる。)

英語では「Hospital」と言うが、「入院施設のない診療所」のことは「Clinic」と言う。また、「Hospital」には日本語で言うところの「老人ホーム」「養老院」「孤児院」を指場合もあって、全てが医療機関であるとは限らない。また、ドイツ語では「Krankenhaus」、フランス語では「Hôpital」、イタリア語では「Ospedale」と言い、スペイン語では英語と同じ「Hospital」と綴るが発音は異なる。

たらい回し」:元々の意味は、足でたらいを回す曲芸のことである。それが転じて、つの物事に対して責任をもって処理することなしに、他の部署に送って(押しつけて)責任逃れをすることを言うようになった。

良く言われるのが役所での「たらい回し」と病院の「たらい回し」がある。前者は役所の縦割り意識の弊害として役人根性の悪しき例として語られる物である。しかし、後者についてはマスコミ(この場合は正しい報道を行っていないので「マスゴミ」と言うべきであろう。)にもその責任がある問題である。

救急車の出動が要請された時、その患者の受け入れ病院を打診した歳、(何らかの理由があるのは当然であるが)受け入れを拒否されることになると、早速「病院のたらい回し」と呼ばれる。つまり、「病院の患者受け入れ拒否」=「たらい回し」のような感じて使われる。(受け入れ拒否の理由については何ら触れられないのが一般的である。)で、受け入れ拒否があると別の病院に受け入れを打診するが、更に受け入れ拒否が起こると、マスゴミはこぞって「たらい回し」と書き立てる。受け入れ拒否の理由まで報道しないから、病院だけが悪者のように報道されることになるが、これはマスゴミの責任である。

実際、患者を診ることの出来る専門医がいないこと(病院に籍はあっても、時には学会などで出張のため不在と言うこともある。)を理由に受け入れ拒否をすることは珍しいことではない。逆に、専門医がいない病院に搬送され、手に負えないと言うことで転院となったら、それこそ治療開始が遅れることになって、患者が危険に晒されることになる。よって、患者の受け入れ拒否にも合理的な理由がある。(勿論、論外という理由の場合もあり得る。)その理由まで報道しない報道機関は、そちらの方こそ問題であり、存在価値のないマスゴミでしかない。

一方、元々の意味である曲芸としての「たらい回し」についてであるが、この芸は日本で明治時代から大正時代にかけて人気を集めた芸の一つである。実際に、盥を使っていて、それを足でノミ支えて回転させるという芸である。(有名な者は鉄割一座が行った足芸がある。)そして、この芸が日本で評判と言うことで海外にも紹介され、海外ではその芸の価値を高く認めらることになる。で、更に欧米へと紹介される範囲が広くなり、芸としても完成度の高い高い評価をされる芸として西洋では定着することになる。(但し、欧米では日本で芸の時に使用される盥が無いこともあって、樽を使って行うことが当たり前となる。)一方、日本では、芸人が海外で認められたことで、それを行う芸人が海外に流出してしまうことになり、後継者が育つこともなくなり、芸としても高く評価されることがなくなってしまい、自然に淘汰される形で消えてしまった芸となってしまった。(その後、「病院の患者のたらい回し」というマスゴミの報道によって、現在では曲芸ではなく「患者の受け入れ拒否」という意味の方が一意的に使われるようになってしまった。)→言葉は変改していくものであるが、「たらい回し」という言葉もその典型的な例の一つである。

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

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  • メディア: DVD

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  • 発売日: 2005/02/17
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  • 発売日: 2008/12/20
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  • 作者: 武内 和久
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2009/07/17
  • メディア: 新書

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