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スターウォーズ・クローンウォーズ(2nd.)#16 [アニメ]

いつもの枠ではなく、一挙放送の方が先になった2nd.16話以降であるが、日曜日朝の放送に先だって記してしまいます。(これで、2nd.は全て見たことになるが、7本を一気にというのは無理なので、小出しにしていきます。)

尚、本日は天気が悪いことから心配された降雨減衰の影響は、20話と21話の所で、一部分が音が飛ぶということに見舞われたので、保存版とするのは日曜朝の放送まで待つことにするが、レヴューを記すのには差し障りはありませんでした。

16話の物語は、前回(本日朝の放送で、一挙放送でも当然放送されました。)の物語がパドメが主役の物語だったことを受けてなのか(?)、アナキンが派手なン津役をする物語でした。ただ、主役ではなかったものの、ベイル・オーガナ議員が今回もサブとして登場していて、物語に絡んでいたことを考えると、物語の上では脇役でも、共和国の中では前回と今回で最も動いていた人物となっていたことが面白い所でした。

ベイル・オーガナ議員は惑星クリストフシスに派遣されていたが、分離主義勢力が惑星クリストフシスを包囲して封鎖したことで、ベイルは現地の人たちと共に孤立することになった。分離主義勢力の攻撃によって次第に追いつめられていくベイルを救出するために、アナキンが艦隊を率いて派遣された。で、分離主義勢力と対峙する。が、分離主義勢力の艦隊は、これまでの艦隊とは違っていて、アナキンは後手に回っていた。

そんな所に、オビワンが援軍として到着、「玩具を持ってきた」と言って、アナキンに一時引かせる。付きの裏側に退いた共和国軍艦隊。アナキンはオビ・ワンの下に行く。で、オビ・ワンが言う「玩具」とは何?ということから、それは小形のステルス・シップだということで、新たな作戦に出る。それは、ステルス・シップで封鎖線を突破して、地上に救援物資を届け、ベイルを救出することだった。で、アナキンにステルス・シップを任せることにした。

また、分離主義勢力の艦隊を指揮しているのが、死んだはずのトレンチ提督であることが分かり、復調はアナキンに付いていくことにした。

ステルス・シップを発進させたアナキンは、ステルス・モードで進んで行き、敵艦隊の横を通り過ぎるが、敵には全く気づかれずに済んで、一安心するも、トレンチ提督は惑星の地上攻撃のために爆撃機を発進させた。トレンチ提督の作戦が分からないため、アナキンは気づかれたのかもしれないと思うが、自分たちに気づいたかどうかが分からないことで、反撃には出られなかった。爆撃機が迫ってくる中、ステルス・シップの中には緊張が高まるが、敵の爆撃機はステルス・シップには全く気づくことなく通り過ぎていった。

しかし、こうなるとアナキンが動く。敵艦隊に攻撃しようと考えた。オビ・ワンはそれを止めさせて、物資を届ける任務のことを言うが、そこはアナキンのことで、オビ・ワンの話には耳を傾けなかった。で、攻撃準備を整え、ステルス・モードを解除して攻撃を加えた。これによって、トレンチ提督はステルス艦の存在を知ることになった。

トレンチ提督はステルス艦に対する攻撃戦法を得意としていて、これまでにも多くのステルス艦隊を壊滅させてきたという経験があった。アナキンの無謀な攻撃は不利と思われたが、アナキンには考えがあった。

アナキンは再び魚雷攻撃を仕掛けるが、シールドによって防いだトレンチ提督は反撃に出る。しかし、アナキンはそれを逃れた。トレンチ提督はステルス艦にはジェダイがいることを悟り、共用チャンネルで挑発してきた。が、アナキンにも考えがあった。

ステルス・モードを解除して魚雷発射をしたアナキンは再びステルス・モードへ。が、トレンチ提督はシールドを切って、磁気探知によってステルス艦を追尾攻撃する魚雷を発射した。アナキンのステルス・シップは魚雷にマークされて追われることになるが、全力でで敵艦に向かって行く。トレンチ提督はアナキンの作戦を察知して、再びシールドを張ろうとするが、シールドは充電中で直ぐに起動できなかった。アナキンのステルス・シップはトレンチ提督の艦に向かって突っ込んでくる。そして提督のいる艦橋の脇すれすれの所を通過していった。そして、ステルス・シップを追尾していた魚雷はトレンチ提督の艦を直撃した。

オビ・ワンは、アナキンの作戦を認めたくないと言っていたが、一気の反撃に出る。アナキンはそのままステルス・モードで惑星へ向かい、補給物資を無事に届けた。

アナキンの無謀で無鉄砲な性格を上手く使って描いた作戦であるが、一歩間違えると、宇宙の藻屑になっている所である。それだけに、惑星クリストフシスに到着後、副官がアナキンに「(アナキンが常識にとらわれない指揮官と言うことを)最高議長から伺ってます。ようやくそれが褒め言葉と実感できました」と言ったのがこの物語の全てでした。

トレンチ提督は好敵手になる存在を求めていて、アナキンにそれを感じたようだったが、アナキンの戦術によって自ら攻撃のために発射した魚雷の餌食になって散ったというで、これはこれで彼個人としては満足できる結果だったのでは...???

まあ、アナキンの性格による1話限りの物語と言うことだったので、これはこれで良いとしても、ステルス艦を撃破してきたというトレンチ提督にしたら、ちょっと情けない最期になってしまったということで、もう一捻り欲しいと思った物語でもありましたけど...

 

↓シーズン1はこちら(シーズン2は去年の例からすると、11月のリリースでしょうね...)

↓今回の主役
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『スター・ウォーズ』 【アニメイテッド・マケット】 クローン・ウォーズ/アナキン・スカイウォーカー

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スターウォーズ クローン・ウォーズ 1/6スケール アナキン・スカイウォーカー

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↓色々と飛び回っている議員さんも大変ですね。
スター・ウォーズ ベーシックフィギュア レガシーコレクション ベイル・オーガナ

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STAR WARS ベーシック フィギュア ベイル・オーガナ

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  • 出版社/メーカー: トミーダイレクト
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玉置浩二『ALL I DO』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1987年に発表された彼の1st.オリジナル・ソロ・アルバムである。彼は言うまでも無く安全地帯のボーカリストとして音楽活動を続けていて、幾多のヒット曲を生み出しているが、本アルバムの前年の1986年に俳優としてデビューし、そして本アルバム・タイトルと同名のシングル曲『All I Do でソロ・シンガーとしてもデビューし、完成させたアルバムが本アルバムである。ということで、彼のキャリアに於いても大きなターニング・ポイントとなった時期の作品であるだけに、この点でも注目されるところである。

収録曲は以下の全12曲である。『シー・ドント・ケア』『ラヴ"セッカン"ドゥ・イット』『1/2 la moitie』『ホンコン』『オンリー・ユー』『ホリデイ』『オール・アイ・ドゥ』『チェック・オン・マイセルフ』『なんだ!!』『タイム』『アイル・ビロング』『このゆびとまれ』。

安全地帯としての音楽の延長線上に位置するものでは無く、一人のシンガーである玉置浩二としてのアルバムとして仕上げられているため、聴き応えのあるアルバムとしてまとめられている。ヒット曲を連発しているグループに属しているシンガーのソロ・アルバムとなると、そのグループの色そのままというものも見受けられるが、そういうものではソロ・アルバムをリリースする意味がないが、そのことを分かっていて、彼の個人としての特徴を前面に出しているというのは良い所である。但し、時間の流と共に彼自身も変化しており、ここにあるのは20年ちょっと前の彼の姿である。が、時間の経過による変化が分かると言うこともあるだけに、やはり価値のあるソロ・アルバムと言うことが出来る。

お薦め曲としては、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『オール・アイ・ドゥ』と、『シー・ドント・ケア』『オンリー・ユー』『なんだ!!』『アイル・ビロング』『このゆびとまれ』という所をピックアップしておく。

捨て曲がないということで、内容としては充実しているので、音楽的にはお薦めできるアルバムである。しかし、現在の彼の姿からはかけ離れた世界を構築していることもあるだけに、この点だけはご注意を...(最近の彼が出している要素は期待しないように...)

 

All I Do

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キティ
  • 発売日: 1997/04/25
  • メディア: CD


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スターウォーズ・クローンウォーズ(2nd.)#15 [アニメ]

全22話なので、今回で2/3まで終了ということになる。登場人物が多い作品であるが、今回は「スターウォーズ」では重要なキャラの一人であるものの、本作では完全に脇役の一人に過ぎない状況にあるパドメが主役の物語でした。(アナキンやオビ・ワンは登場せず。)が、「スターウォーズ」の物語というよりは、パドメを主役にした刑事ドラマといった方が良い内容でしたね。(一応、ミスリードを誘い、最終的にはパドメが真犯人を見抜いたのですから...)まあ、「スターウォーズ・サーガ」のサイドストーリーという位置づけがある本作だから、毛色の違う「議員刑事・パドメ」という物語があってもよろしいかと...(あくまでもサイドストーリーの1つとしてですが...)

元老院の議会にクローン兵の増産計画が提出される。しかし、パドメは、兵力増強は戦争を大きくするだけで、外交による話し合いが出来なくなるとして、軍事費削減案を提出した。で、同じ考えを持つ議員たちと結束して、法安を通すために奔走するパドメ。で、議会で演説を行い、好感触を得た。

パドメは気を緩めなかったが、とりあえずは仲間の議員たちの間で乾杯をする。が、仲間の1人であるオナコンダ・ファー議員が倒れた。警察が動き、ファー議員は毒殺されたと言うことが分かった。警察はファー議員の政敵の線を考えるが、パドメは独自に事件を調べることにして、ベイル・オーガナ議員が協力する。

まずパドメは、政敵であって、クローン兵増産計画を提出したミー・ディーチーを疑い、ディーチー議員の元に行く。が、ディーチー議員にとっては、ファー議員は政敵であったが尊敬している所、持ちつ持たれつという所もあって、殺すことはしないと言う。

パドメは調査を続けるが、ベイルと共に襲われた。警察を呼び、その捜査が始まろうという時に、パドメはディーチー議員の策略ではないかと気づき、再びディーチー議員の下に飛んでいく。が、パドメが見たのは、刺殺されたディーチー議員の死体だった。

ディーチー議員が殺されたことで、今度はディーチー議員の側にいたハリー・バートーニ議員が疑われる。パドメの元にやってきたバートーニ議員は犯行を否定するが、ロロ・バース議員がバートーニ議員に襲われたと証言した。更に、警察の捜査でファー議員暗殺の毒とその入手が出来ることなどの状況証拠が揃っていき、警察はバートーニ議員を犯人という結論を出そうとする。

が、パドメがそれは間違っている、と言って、事件の真相に気づき、口にした。パドメはロロ議員を犯人と考えたが、その考えは正しく、ロロ議員は銃を取り出してパドメを人質にして、動機などを語り、部屋から出て行こうとする。

が、警察が部屋の外に手を回し、扉が開くとロロ議員は追いつめられていた。それに動揺したロロ、すの隙を見逃さないパドメ・パドメのパンチがロロに入り、ノックアウトとなったロロは逮捕された。

議会では、パドメが提出した軍事費削減案は否決された。パルパティーン議長は「これが民主主義だ」と言い、パドメもそのことは分かっていた。パルパティーン議長は「これで良かったのかもしれない」と言い、「元老院の警備強化と最前線の戦力強化は連動しないと誰も納得しない」「クローン軍の勝利が銀河を平和に導く唯一の手段」と口にした。

あくまでも「スターウォーズ」の物語であって、パドメが刑事になるものではないのは言うまでも無いが、今回は元老院議員の学芸会で、パドメが主役となった刑事ドラマを演じたという印象でした。状況が状況であるとは言っても、パドメが(警察の捜査の)ルールを破って自ら動くというのは議員らしくないところでもありました。特に、この物語では、パドメは軍事費削減案を提出して、ルールに則ってそれを成立させようと動いていただけに、ファー議員暗殺によってルールに構っていられなくなって動いたというのはどうですかね...(アナキンの性格だったらともかく、パドメの性格からするとちょっと...)

まあ、1話限りの物語であれば、お遊び的な物語があってもよろしいかと...

ところで、今月のBS-hiは「スターウォーズ」の一挙放送ということで、先週の土日には「クローンウォーズ」のシーズン1を、昨日と本日には2nd.シーズンの一挙放送がある。まずは昨日の2nd.前半・11話の一挙放送によって、日曜朝の2nd.10話の放送時に地震速報のテロップが出たものに代わって、それの無いものを確保出来たのは嬉しい所でした。(いずれは再放送されると思っていたが、こんなに早く放送されて置き換わることになるとは予想外に早かったですから...)

また、本日の(2nd.後半・11話)一挙放送で2nd.は全て放送されることになる。残る7話については、一度に記すのは辛いので、小出しにしていきますが、日曜朝の放送には捕らわれずに記していく予定です。ただ、本日の天候が悪く、一時的な豪雨による降雨減衰で正常に録画出来なかった物語があったり、何らかのテロップが出た物語については、日曜朝の放送まで待ってと言うことになる場合もあるかもしれません。(日曜朝の放送が、そういう場合の予備ということになるが、予備は不必要になってくれるのが一番良いのですが...)

また、来週の土曜日からは6日間でEP1からEP6までと劇場版の「クローンウォーズ」が放送されるが、EP1~6はHD化して保存しようと思っているが、HDDの空き容量を作っておかないと...

※今週の「メジャー」は余りにも面白くなく、愚痴だけとなってしまうので、記すのは中止とします。

 

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↓今回の主役の議員刑事

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この人たちも...
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MM-9 -MONSTER MAGNITUDE-#1(補追・BS-TBS版) [ドラマ]

MBSの放送から丸3日遅れのBS-TBSでの放送であるが、一応初回についてはメリットはありましたね。(BSなので、関西ローカルのMBSの放送と違って全国放送になるということはあるが、それは除く。)

MBSの放送時には、ipadアプリでの同時配信が行われるということで、それに関する字幕が出た(ON AIRをリアルタイムで見ている人に対しては全く意味がないだけでしょ~が...)のだが、BS-TBSの放送時にはそういうことが無いので、その字幕が出ないということである。たった一つの字幕が出た/出ない、ということであるが、物語本編に関係ないものの存在は、作品の雰囲気をぶちこわすだけに、無いに越したことはないですからね。

しかし、OPのタイトルに入る直前に「KING RECORDS」というロゴが出たのだけは残念でした。→邪魔であるのにかわらないが、OPに入る所なので、許せないこともないですし...

尚、次回予告の所で「番組公式HP」というテロップは、両者ともあったので、これは仕方がないが、本編ではなくて次回予告なので、許容範囲内です。

ところで、BS-TBSのアニメ放送の場合、著作権侵害に対する注意事項のテロップが出るだけに、その類のテロップが出るのではないか?という心配があったのだが、そういうテロップが出なかったので、この点では安心しました。

ということで、保存版は、OPタイトルまではMBSでの放送を、本編、EDと次回予告はBS-TBSでの放送をということにして、それらをタイトル分割/結合させるということで、本編中には邪魔なテロップを排除出来るということになります。尚、今回は出なかったが、ニュース速報や気象/地震情報という緊急ニュース関係の字幕はいつ出るか分からないだけに、そういうものが出た場合に備えると、MBSとBS-TBSの両者の放送をチェックしておいた方が良いというのは言うまでもありませんが...

 

↓原作はこちら

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  • 作者: 山本 弘
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  • 発売日: 2010/06/20
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  • 発売日: 2007/12
  • メディア: 単行本

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ケータイ刑事銭形雷4話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形雷」の第4話「死体は夜あるく? ~病院たらい回し殺人事件」の「裏ネタ編・増補」の6回目(通算では7回目)となる今回で、この物語については終了です。で、今回は事件を解く鍵となった「使い捨てカイロ」について、「ブログ」について、そして鑑識メモで柴田さんが手にしていた「マラカス」についてと、そこで意識していた「映画『サタデー・ナイト・フィーバー』」について記します。尚、「使い捨てカイロ」については「・1話[裏ネタ編]PART 6」で記したものをベースにして加筆しました。

尚、BS-iの本放送時に記した記事は2006/1/23付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

使い捨てカイロ」:「カイロ(懐炉)」とは、懐中に入れて暖を取る道具である。歴史は意外と古く、江戸時代前半の元禄期(17世紀終盤)にまで遡る。それまでは温石(おんじゃく)と呼ばれる「暖めた石を真綿や布でくるみ、それを懐に入れた道具」が使われていたが、それに取って代わって使われるようになったものである。

「使い捨てカイロ」は、そういうカイロを1回だけ使用できるようにしたものである。(通常のカイロ(懐炉)は燃料を補給してやれば、何度でも使用することが可能である。)

「カイロ」の構造は、金属などで作った容器の中に懐炉灰(木炭と保温力の強いナスの茎などの灰を混ぜたもの)を入れ、それに火を付けて密閉したものが最初の懐炉であった。大正末期になると、イギリスに登場したプラチナ触媒式ライターを参考にして、プラチナの触媒作用を利用し、気化したベンジンをゆっくりと酸化発熱させる懐炉が発明され、これが「ハクキンカイロ(白金懐炉)」として1923年に登場する。戦時中はベンジンの供給問題もあって、軍では広く利用されることになったが、当時、一般にまでは普及せず、一般に普及するようになったのは戦後である。戦後になると、白金懐炉が主流となり、その座は揺るがなかったが、1970年代になって「使い捨てカイロ」が登場し、そこから変化が見られるようになった。

使い捨てカイロは、紙、もしくは不織布で出来た袋の中に鉄粉が入っていて、その鉄粉が空気中で酸化発熱することで熱を得るものである。鉄が発熱体となり、水と食塩が触媒となって、空気中の酸素と鉄が化学反応が起こり、それによって熱を得る。尚、水を吸収する目的の吸水剤や食塩は化学反応を促進させる目的で、材料の鉄粉の中に混ぜられている。

鉄(鉄粉)は化学反応を起こして熱を得られるが、反応してしまうと鉄(鉄粉)は酸化物質に変化するため、再び同じ化学反応は起こらなくなる。よって、これは再使用することが出来ず、一度きりの使用、すなわち「使い捨て」ということになる。(ある意味では、「使い捨て時代」を象徴するものの一つと言うことにもなる。)

最初に登場したのは1978年で、ロッテ電子工業ガ「ホカロン」の名前で販売を開始した。火を使わないこと、使いやすいこと、価格が安いことから広く普及して、現在では「懐炉」というと使い捨てカイロというようになった。

使い捨てカイロは、構造が簡単、各種原料が安価、火を用いない、最高温度は80゜C程度までしか上らないため安全性が高い、使用方法が簡単、持続時間が1日の使用時間に適している(半日から20時間程度である。)など、実使用に適した特徴がある。但し、使いやすい、安全と言っても、酸素との化学反応によって熱を生じるという原理である以上、特殊環境(酸素濃度が特別に高い環境)では、化学反応のスピードが速くなるため、場合によっては炎が出るという高温にまで達する可能性がある。(酸素濃度の高い場所での使用は厳禁である。)

問題点として、原理的に再利用が出来ないため、使用したものはゴミとなるだけであって、この点が問題視されるようになってきた。そこで、繰り返し使用が可能な懐炉(例えば充電式の電子式懐炉)が登場している。資源のことを考えると「使い捨てカイロ」も過去のものになってしまうかもしれませんね...???

ちなみに、「懐炉」は冬の季語であるが「使い捨てカイロ」はこれだけで8文字になることもあって、季語ということにはなっていない。

ブログ」:ウェブサイトの一つであり、「Weblog(ウェブログ)」を略した言葉である。元々の意味は「Web上に残される記録」という意味である。簡単に記事を記して更新することが可能であり、日記形式で記すことが出来ることから、様々なテーマで記されるようになったウェブサイトである。

また、携帯電話から更新できるもの、写真を中心にしたもの、動画を視聴できるようにしたものなど、様々なものがある。(動画を対象にしたものは、その動画が違法なものである場合には大きな問題ということにもなる。)

登場したのは20世紀の間であるが、21世紀になった頃から利用者が増えていき、2002年頃から急速に伸びるようになる。そして2005年、2006年には爆発的に伸びることになった。特に日本では、その利用者数が多く、芸能人やスポーツ選手、著名人であれば誰でもブログを持っているという状況になっている。

その一方で、犯罪に繋がる書き込みが行われていたり、不道徳な発言を行った場合には「炎上」と呼ばれるような状態になるなど、いくつかの問題点もある。

いずれにしても、日々技術が進歩していくウェブ上のものであるため、従来の問題点を解決するようなものが突然現れたり、全く新たな問題が起こるなど、何が起こるか分からない世界でもありまして...

マラカス」:主にラテンアメリカで用いられている楽器の一つであり、リズム楽器である。ウリ科の植物であるマラカの実を干して、その中に乾燥した種子などを入れたものである。2個一組として使われるため、「マラカ」の複数形となっていて「マラカス」と呼ばれる。(Maracas)使うときはこれを両手に持ち、振ることで音を出す。

マラカの実以外では、ヤシの実などが用いられることもあるが、近年では木製のものや、プラスチックなどの合成樹脂を使ったものが多くなっている。

中南米のラテン系諸国では身近な楽器として使われているものであって、ラテン系諸国の音楽では多く使用されている。(マンボでは余りにも有名ですね。)

映画『サタデー・ナイト・フィーバー』」:1977年のアメリカ映画で、原題は「SATURDAY NIGHT FEVER」。1970年代になって音楽映画は低迷していたが、本作によってディスコ・ミュージックの世界的なブームを巻き起こすことになった大ヒット作品である。また、「フィーバー」という言葉を定着させたのも本作である。そして本作のサントラ盤をビージーズが手掛け、アメリカではBillboardのアルバム・チャートで24週連続1位の座を獲得することになり、1978年のBillboard年間アルバム・チャートでも1位になり、音楽シーンにはディスコ・サウンドの嵐が吹き荒れることになった。(シングル・カットされた曲からも、複数の全米No.1ソングが生まれている。)

「ディスコ」に関係するもの(ミラーボールなど)や「フィーバー」ということ場は、全て本作品の大ヒットによって一般に定着したものである。ということで、1970年代後半に、新たな文化を生み出すことになった大ヒット映画である。また、主演のJ・トラヴォルタは本作でスターの仲間入りを果たした。

映画についてのデーターを記しておくと、時間は119分、アメリカでの劇場公開は1977/12/14、日本公開は1978/7/15である。原作はニック・コーン、製作はロバート・スティグウッド、監督はジョン・バダム、脚本はノーマン・ウェクスラー、撮影はラルフ・D・ボード、音楽はビージーズとデヴィッド・シャイアである。出演は、ジョン・トラヴォルタ、カレン・リン・ゴーニイ、バリー・ミラー、ジョセフ・カリ、ポール・ペイプ、ドナ・ペスコウ、ジュリー・ボヴァッソ、ポール・ペイプ、ブルース・オーンスタイン、マーティン・シェイカー、サム・J・コッポラ、たちである。

尚、1983年に続編となる「ステイン・アライブ」が製作されたが、この続編は不評であって、「史上最悪の続編」という不名誉を2006年に受けることになった。→「大ヒット映画の続編は良くない」と言われているが、その典型的な作品として知られている。(主演のJ・トラヴォルタは続編で完全に低迷期に突入し、役にも恵まれなくなって、10年ちょっとに渡る不遇の時代に突入することになる。彼がスターとしてカンバックすることになるのは1994年の「パルプ・フィクション」ということになる。)

柴田束志さんの年令であれば、映画「サタデー・ナイト・フィーバー」を小学生の時に体験していることになるだけに、何かと影響を受けていても不思議ではありません。

 

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サタデー・ナイト・フィーバー 製作30周年記念版 デジタル・リマスター版 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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サタデー・ナイト・フィーバー

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  • アーティスト: サントラ,クール&ザ・ギャング,ザ・ビージーズ,K.C.アンド・サンシャイン・バンド,トランプス,イヴォンヌ・エリマン,タヴァレス,デヴィッド・シャイアー,M.F.S.B.,ウォルター・マーフィー,ラルフ・マクドナルド
  • 出版社/メーカー: WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)
  • 発売日: 2007/09/26
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映画パンフレット『サタデー・ナイト・フィーバー』

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  • 出版社/メーカー: シネマコレクション
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