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「SANDS OF THE KALAHARI」 [映画(洋画)]

表題の作品は1965年の米英合作英がの「カラハリ砂漠」である。サバイバル・サスペンスという作品であるが、制作された時代が時代と言うこともあって、何処かでのんびりした所があるのだが、後に本作のようなジャンルの作品が何本か制作されていることを考えると、最新技術でリメイクをして欲しいと思う作品の1つである。

作品データを記しておくと、時間は119分、原作はウィリアム・マルビヒル、監督はサイ・エンドフィールド、脚本はサイ・エンドフィールド、撮影はアーウィン・ヒリアー、音楽はジョン・ダンクワースである。そして出演は、スチュアート・ホイットマン、スタンリー・ベイカー、ハリー・アンドリュース、セオドア・バイケル、ナイジェル・ダヴェンポート、スザンナ・ヨーク、たちである。

南ア・ヨハネスブルグに行くために、アフリカのある空港にやってきたグレイス、ポンダラカイ博士、ベインの3人だったが、そこからはヨハネスブルグ行の便がないと知ると、小さな乗用機をチャーターした。そして3人にグリメルマンという老人も同乗することになった。で、出発を迎えたが、その時、オブライエンという男が飛びこんで来た。彼は銃の入った鞄を持っていて、飛行機を乗っ取った。飛び立った小型機は数時間後に故障を起し、カラハリ砂漠に墜落したが、飛行機のオーナー兼操縦士のスタアドバンを含めた6人全員は奇跡的に助かったが、そこは砂漠の真ん真ん中で、水も食料もないという状況だった。アフリカに詳しいスタアドバンの意見に従って6人は南に移動し、3日目に池と洞窟のある場所に辿り着いた。スタアドバンは助けを求めるために一行から離れ、5人が残る。洞窟の中にダチョウの卵を見つけると、オブライエンとボンダラカイは卵に穴をあけて、それを水筒にして、食糧となる獲物を得るために出掛ける。が、オブライエンは突然ボンダラカイに銃を向け、砂漠の果てに追い払い、戻って来るとグリメルマンを追い出そうとする。そしてグリメルマンはオブライエンに殺される。オブライエンは人減らしに成功してしてやったりだったが、その様子を見ていたベインは逃げ出した。残ったのはオブライエンとグレイスの2人となる。が、ベインは物陰に隠れていて、隙を見てオブライエンを倒し、深い穴に閉じ込めた。ベインはオブライエンの殺しをグレイスに話した。翌日、オブライエンは自力で穴から脱出していた。ベインとグレイスはスタアドバンが呼びに言った助けが来るまであと何日あるのか、それまで生き延びられるかを考えようとする。そんな時、ヘリコプターが飛んできた、スタアドバンが助けを連れて戻って来たのだった。ベインとグレイスはヘリコプターに救助されたが、オブライエンは砂漠に取り残されるのだった。

登場人物が6人(実際は残っているのは5人ですが...)で、場所は砂漠の中の洞窟ということで、クローズド・サークルというサスペンス劇である。このジャンルの物語は設定が重要であるが、本作では砂漠のど真ん中ということで、申し分のない設定である。但し、クローズド・サークルになるまでの物語の展開にはちょっと強引なところがありますが...

部分的にはのんびりしている所があるものの、クローズド・サークルという緊張感、恐怖を堪能する古都の出来る作品である。で、こういう作品はリメイクして貰いたいところであるのだが...何せ、かつてはLDでリリースされていた本作だが、現在ではDVDもなくもビデオも無いという状況ですし...

 

↓本作の原作です。(但し、洋書です。)

Sands of the Kalahari

  • 作者: William Mulvihill
  • 出版社/メーカー: Amereon Ltd
  • 発売日: 2001/11
  • メディア: ハードカバー

 

↓「クローズド・サークル」というとこういう名作がありますし...

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 作者: アガサ クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2003/10
  • メディア: 文庫


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GEORGE CLINTON『COMPUTER GAMES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼の1st.ソロ・アルバムである。彼というと'70'Sに於いて、PARLIAMENTでの活動と、平行していたFUNKADELICでの活動でPファンクを確立したというミュージシャンであり、'80's以降の黒人音楽に多大な影響を与えた人物である。それだけに、彼の1st.ソロ・アルバムが'80'sになっていらというのはちょっと意外に感じるところでもある。本アルバムはそんな彼がソロとして放った傑作アルバムである。尚、チャート成績の方はBillboardで最高位40位を記録している。

収録曲は以下の全7曲である。『Get Dressed』『Man's Best Friend/Loopzilla』『Pop Sharing Tots』『Computer Games』『Atomic Dog』『Free Alterations』『One Fun At A Time』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Loopzilla』は12"シングルでの発売(時間が9分弱あります。)ということもあったが、BillboardのHOT 100にはランクインせず、R & Bチャートで最高位19位を記録している。続く『Atomic Dog』は、7"と12"の両方がリリースされたが、こちらはBillboardのR & Bチャートで1位に達している。(HOT 100の方では最高位101位を記録している。)また、イギリスでも最高位94位を記録した。しかし、3rd.シングルの『Get Dressed』は特にチャートインを記録していない。

お薦め曲は、シングル曲と一体になって13分弱に達する『Man's Best Friend/Loopzilla』と、シングル曲の『Atomic Dog』、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Computer Games』、そして『One Fun At A Time』という所をピックアップしておく。

本アルバムは'80'sになってからのリリースということもあって、'70'sのファンク・ミュージック全盛時とは音楽シーンの様子が違っていて、前時代的なものになってもおかしくなかったのだが、そんなことを感じさせず、'80'sらしい要素を加えて、'70'sのPファンクの新たな姿を示し、健在ぶりを示すことになった。また、彼の活躍(ヒット)によって、PRINCEのファンキーなサウンドがヒットをしてチャートを生はすることになったり、JAMES BROWNがポピュラー・シーンでまたまた脚光を浴びるなど、'80'sの新たなファンク・ミュージックの土台を築くことにもなった。

ヒットの規模ということでは、'80'sの時代に名を刻んだ様々なアルバムと比べると、本アルバムは残念ながら小さいのだが、'80's後半、更には'90's以降の黒人音楽、R & Bなどに与えた影響を考えると、本アルバムの功績は大きく、やはり'80'sの歴史に刻まれるアルバムである。ということで、'80'sサウンドのファンだけでなく、'90's以降の黒人ダンス・ミュージック、R & Bがお好きな方も要チェックのアルバムである。

 

Computer Games

Computer Games

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI Europe Generic
  • 発売日: 2004/08/23
  • メディア: CD


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BEST HIT USA 2010[2010/9/28] [音楽(etc.)]

今回でこの番組を見ることを止めます。兎に角、最近の内容は実に酷く、マンネリの上にあぐらをかいていて、ミスが多く、しょっちゅう嘘を流している。(それを指摘する意見をBS朝日に送っても、完全に無視して訂正すら一切行わない。)もはや放送局としての資質も失っているため、存在していても待ってく意味のない気狂いゴミ集団に落ちぶれている。(TVショッピングを放送している方が何倍もマシである。)更に、小林克也も老いて、呆けが時々出ているしようで、これ以上付き合いきれません。内容も薄っぺらで、寝息だけでも何処かに吹っ飛んでしまうような内容のなさですからね。

OP-PV(時間の無駄遣い)は1981年のTHE ROLLING STONES『Start Me Up』、OPはとりとめのない話からストーンズの話をしてから1972年のライヴで『Happy』、「HOT MENU」となってMELEEのインタヴューと『On The Movie Screen』、「C/D USA」のPART 1(#20→#11)、CMを挟んでの「STAR OF THE WEEK」はTHIRTY SECONDS TO MARS。(品のない)インタヴューがあってからインタヴューと『Kings And Queens』、「C/D USA」の続き(#10→#4)、CM、「大いなる伝説」というゴミ・メニューが続いて、35分を過ぎてからやっと「TIME MACHINE」のコーナへ。

今回の「TIME MACHINE」は9/28と言うことで、以下の3件が紹介された。(3件では少ないですなぁ...しかも内容的にも誰でも調べれば直ぐに分かってしまうものであって、完全に手抜きをしていますぁ...)

1968年:THE BEATLESの『Hey Jude』(18枚目のシングル)が全米シングル・チャートで1位を獲得、9週連続を記録した。この曲はアップル・レコードで初のシングルであり、また、彼らの曲で最も長く1位にいた曲となった。更に、7分11秒という時間は1位になった曲として最も長い曲となった。(この曲は1968年のBillboard年間シングル・チャートの1位になっている。)、1980年:THE POLICEの『Don't Stand So Close To Me』がイギリスでシングル・チャート1位になった。(この曲の邦題は「高校教師」であったが、どうしてこんな邦題になったのかということで、ボロクソに言われたこともあって、これ以降、邦題として、原題の一部または全部をカタカナにしただけというものが増えていくことになったきっかけにもなった曲でもありました。)、1991年:モダン・ジャズの帝王・MILES DAVISが死去、享年65歳。

9/28が誕生日のアーティストとして名前が出たのはHILARY DUFF(1987年生まれ)だけでした。(JAZZのマイルス・デイヴィス死去を取り上げておきながら、あの人とこの人がここに取り上げられないなんて、ここでも手を抜いている...)

筆者のデータベースにある9/28が誕生日のアーティストには、CROMWELL EVERSON(1925年生まれ)、LATA MANGESHKER(1929年生まれ)、VÍCTOR JARA(1932年生まれ)、BEN E. KING(1938年生まれ)、TIM MAIA(1942年生まれ)、NICK ST. NICHOLAS(1943年生まれ)、HELEN SHAPIRO(1946年生まれ)、LAURIE LEWIS(1950年生まれ)、SYLVIA KRISTEL(1952年生まれ)、GEORGE LYNCH(1954年生まれ)、C. J. CHENIER(1957年生まれ)、JENNIFER RUSH(1960年生まれ)、GINGER FISH(1966年生まれ)、MARÍA CANALS BARRERA(1966年生まれ)、MOON ZAPPA(1967年生まれ)、ÉRIC LAPOINTE(1969年生まれ)、JOSEPH ARTHUR(1971年生まれ)、JORI HULKKONEN(1973年生まれ)、ALLAN PINEDA LINDO(1974年生まれ)、YOUNG JEEZY(1977年生まれ)、BUSHIDO(1978年生まれ)、IRACEMA TREVISAN(1981年生まれ)、NOLWENN LEROY(1982年生まれ)、MELODY THORNTON(1984年生まれ)、SHINDONG(1985年生まれ)、ESMÉE DENTERS(1988年生まれ)、という名前があります。

また、M. DAVIS以外に9/28が命日のアーティストとして名前があるのは、LUIS CLUZEAU MORTET(1957年没、享年68歳)、RORY STORM(1972年没、享年33歳)、FRASER MacPHERSON(1993年没、享年65歳)、URMAS ALENDER(1994年没、享年40歳)、という人たちがいます。

今回は19年前にM. DAVISが亡くなったという話から入り、1991年のMILES DAVIS『The Doo-Bop Song』(遺作を途中でブチ切りにしてないがしろにする気狂いスタッフは何とかならないの?)続いて「C/D USA」(TOP 3)を経て、ラストのリクエストへ。今回は1985年のWHITNEY HOUSTONの『Saving All My Love For You』でした。

ネームバリューのあるアーティストの曲が流れたのは良いが、この番組では珍しいジャズ系のM. DAVISをブチ切りにするような気狂い構成、「TIME MACHINE」で取り上げられたものは過去のチャートと命日を調べれば直ぐに分かることという手抜きでしかなく内容のなさ、SOWでのふざけたインタヴューなど、ゴミの集まりでしかなく、見るべき所が10分にも満たないということでは、見る価値もない。最近は時間の無駄遣いをしてしまったと感じることが増えていただけに、来週からはこの番組を見ないことにして、番組予約からも消去しました。

こんな酷い内容ではクレームもたくさん届いていることでしょうが、そういう声を無視し、内容は改悪の繰り返し、しかも過去の栄光にあぐらをかいているだけのカス番組は消えて貰いたいところです。(もう、相手にしませんが...)

一応、次回のEPG情報を見てみると、全米ポップバンド代表のマルーン5がゲストに登場!名曲を過ヴフーしたことでフィル・コリンズ復活!?その本当のわけを本人に直撃!ジョン・レノン生誕70年!とあります。(どうせ、良いところはブチ切りにするでしょうから、名前に関しては気になるところがあるが、期待に応えるはずがないので、もはや相手にしませんが...)

 

↓気狂いスタッフはこういうことすら学べないのか?

「マンネリ思考」を変えれば仕事はうまくいく!

「マンネリ思考」を変えれば仕事はうまくいく!

  • 作者: 日比野 省三
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: 単行本

レディース・アンド・ジェントルメン [DVD]

レディース・アンド・ジェントルメン [DVD]

  • 出版社/メーカー: WHD ENTERTAINMENT(V)(D)
  • メディア: DVD

ザ・マスカレード(初回限定バリュー・プライス盤)

ザ・マスカレード(初回限定バリュー・プライス盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2010/08/18
  • メディア: CD

This Is War

This Is War

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 2009/12/07
  • メディア: CD

All Miles: the Prestige Albums

All Miles: the Prestige Albums

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2010/04/12
  • メディア: CD

Cool Jazz Sound [DVD] [Import]

Cool Jazz Sound [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: Mvd Visual
  • メディア: DVD

Whitney Houston

Whitney Houston

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Arista
  • 発売日: 1991/10/14
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形泪39話(2nd.26話・AS4話)[裏ネタ編]PART 16 [ケータイ刑事]

銭形泪」の最終話(2nd.第26話、アナザーストーリー第4話かつ、通算では第39話)となる「最終決戦!ケー刑事VSシベ超 ~水野晴郎を迎撃せよ!」の裏ネタ編は今回で打ち止めです。(これで「銭形泪」に関しての「裏ネタ編」は終了です。→「・裏ネタ編」は通算で398回になり、最初に記した「1st.1話」のPART 1を記してから2年3ヶ月近くかかってしまい、1話当たりの記した回数も10回を越えてしまった...)尚、ちゃんの後には妹・ちゃんの裏ネタ編・増補を開始することにします。

で、今回は入電の所で出た「重鎮」について、水野先生はこれをこうして伝えていたということから「スケジュール」について、「几帳面」について、ちゃんがこれをやったということで「あっかんべー」について、柴田さんが事件解決後に閣下に言った「恐縮」について、ラストで口にした「無視」について、そしてちゃんが口にした「万が一」について記します。尚、「重鎮」については「・23話(2nd.10話)[裏ネタ編]PART 12」で記したものをベースにして加筆し、それ以外については、今回を最終回とするため、詰め込むという形で比較的シンプルに記すことにしました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])の前編は「ここをクリック」、後編は「こちらをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2009/12/22、27、28、29、31、2010/1/3、4、5、6、9、10、11日付けで記しています。)

重鎮」:その方面に於いて重きをなす人のことである。「○○界の重鎮」という使い方がされる。尚、その方面に於いて、重鎮が何人までいるのか、ということは特に制限は無いが、基本的には数人の範囲である。(多くても2、3人までである。)ちなみに、類義語である「要人」は、重要な地位にある人のことを指すが、こちらはその方面に於いて、数人から数十人程度までを指すのが一般的である。(「幹部」という言い方になると、更に人数的には大きくなる。)それ以外では「お偉方」「有力者」という言い方もあるが、やはりいずれもが数人から数十人の範囲を指すため、「重鎮」が指す範囲(人数)よりは広くなる。

尚、「重鎮」の「鎮」も「重いもの」という意味があるため、この言葉は二重に「重きがある」ということが強調されている言葉でもある。

英語では「Person of Influence」や「The Important People」と言うが、普通、これらの言葉を日本語に訳すと「有力者」「お偉方」「幹部」「要人」という言葉が使われる。特に「重鎮」とする場合には頭に「Very」という言葉を付けて用いることがある。(「Very」が付いていれば迷わずに「重鎮」と訳される。)

スケジュール」:今後の予定、今後の日程のこと、若しくはそれらを記した表のことを言う。また、学校の授業の時間割のことも指す。また、企業会計の世界では、貸借対照表と損益計算書の重要な項目について、期中の増減変化を詳細に示した明細書表のことを言う。

英語では「Schedule」、ドイツ語では「Zeirplan」、フランス語では「Emploi du Temps」、イタリア語では「Programma」、スペイン語では「Plan」、韓国語では「イルチョン」と言う。

尚、社会人であれば、自分のスケジュールの管理は出来て当たり前であるが、水野先生のような仕事をしていれば色々と不規則な予定が入ることもあるため、なかなか難しいのですが...

几帳面」:物事の隅々まで気を配って注意して、きちんとするさまのこと、または細かい点までも規則正しく行うさままことである。

元々は、建築用語であって、柱などの方形の角を撫で角に削り、その両側に段を付けたもののことを指していた。そのように加工した柱は室内に立てて仕切りとして使った「几帳」の柱に使われたことから、面取りした面のことを「几帳面」と言うようになった。そして、これは隅々まできちんとしているということから、先に記した意味として転用されるようになった。

尚、英語では意味の上でいくつかの言葉があって、時間的なこと、性格的なことに応じて使い分けられている。

あっかんべー」:「あかべ」「あかんべ」「あかんべい」「あかんべえ」という表記がされる場合と、カタカナで「アッカンベー」と表記されることもある。相手をバカにした態度の一つであって、右手(左手)の指で右目(左目)の下瞼を下げ、同時に舌を出すことである。(特に左右のどちらの目を使うかは決まりがない。また、時には両手で両目の下瞼を下げることをする場合もある。)

基本的には相手を侮辱する際に使われるが、この物語でのちゃんのように、怒りを表す際に行われることもある。また、拒否の意思を示す場合にも行われる。

元々は瞼の裏の赤目を見せる行為と、舌を出す行為はそれぞれ別の行為であったが、組み合わさったことで特別の意味を持つようになって、現在に至っている。

尚、外国でも全く同じ動作がされる場合もあるが、国によっては意味が異なっているという所もあるため、注意が必要である。(但し、子供っぽいと思われるのだけは万国共通である。)→イタリアでは「用心せよ」、フランスでは「信じられない」、フィリピンでは「泣く」、スペインでは「美人がいるよ」、オーストラリアでは「性的誘惑」を意味している。

英語ではいくつかの言い方があるが、国によって意味が違うということから「Pull Down one's Lower Eyelid」「Put Out One's Tongue」と言うように動作そのものを説明するような言い方がされる場合と、相手を軽蔑する仕草であることから「Cock a Snook」と言う場合とがある。また、日本語をそのままローマ字表記した「Akanbe」若しくは「Akkanbee」と言うこともある。

恐縮」:身も縮こまるほど恐れ入ることを言う。尚、感謝の気持ちを伝える場合、気の毒な気持ちを伝える場合、恥じ入る気持ちを伝える場合、お礼の気持ちを伝える場合に使われる。

英語では「Greatful」や「Obliged」という単語を用いて「I'm very grateful to you.」とか「I'm much obliged to you.」等という口語表現がある。

ちなみに「強縮」という言葉も存在しているが、こちらは医学用語(筋肉にある頻度以上に反復して刺激を与えた場合、筋肉の攣縮に加重が起こって生じる持続的収縮のことである。)であって、専門用語である。→漢字の間違いにだけ注意しましょう。「恐縮」は「恐れ多くて縮こまる」という意味であるため「恐」が使われる。

そう言えば、先日(2010/8/21)に亡くなった芸能レポーターの梨元勝が「恐縮です」という台詞がトレードマークになっていましたね。この物語では柴田太郎さんが「恐縮です」と入っていたが、人が違うと同じ言葉でも随分と違った雰囲気となるものですね。

無視」:存在や価値を認めないこと、ないがしろにすること、軽視すること、相手にしないことを言う。最近では「しかと」(ひらがな表記である。)という言い方も一般的になってきた。(「しかと」の語源は、花札に於いて、「紅葉に鹿」の札で鹿が後ろを向いて知らん顔をしているように見えるということから、(賭博に於いて)「相手を無視する」という意味になり、「相手を無視する」という意味に広がっていった。尚、「確と」または「聢と」いう言葉も「しかと」と読むが、これらは「はっきりと、たしかに、しっかりと、びっとりと、という意味であって「無視する」という意味の「しかと」とは全く別の言葉である。)

英語では「Neglect」と言うが、この単語には「軽視する」「放置する」という意味もあって、100%相手のことを無視するという意味のみではない。尚、動詞(「無視する」)は「Ignore」と言う。また、「Don't ignore me.」というと「無視するな」という意味になる。(覚えておいても良い言い方の一つである。)

万が一」:「万一」と言う言い方を強めた言い方である。意味としては「万一」と同じであるが、この言い方をした方がより強い意味となる。

「万一」は「1万分の一」という言葉の省略形であって、確率的には1万分の一という殆ど起こらないこと、あり得ないことを言う。しかし、この確率は0ではないので、「極めて希に起こること」という意味もある。

そう言えば、ちゃんの妹・ちゃんが「確率は0.003%」と言ったことがあったが、「万一」というのは確率で言うと「0.01%」ということになる。「万が一」は「万一」よりも強い意味であるから、ちゃんの口にした「0.003%」は「万が一」の確率として当てはまると思って良いでしょうね...(言語学的な見地ではなくて、数字から来る数学的見地による解釈ですが...)

※「銭形泪・裏ネタ編」はこれにて幕とします。一応、更なる追加を記す確率は「万が一」の確率よりは高く、「万一」の確率よりは低い、ということにしておきます。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

財界重鎮 (光文社文庫)

  • 作者: 清水 一行
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 1988/07
  • メディア: 文庫

レイメイ スケジュールボード・600×450 LNH283

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  • 出版社/メーカー: レイメイ
  • メディア: オフィス用品

「超」整理手帳2011 週間スケジュール・シート バーティカル

「超」整理手帳2011 週間スケジュール・シート バーティカル

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/09/16
  • メディア: 単行本

入社3年までに習慣づけるスケジュール&時間管理 (仕事の基本)

入社3年までに習慣づけるスケジュール&時間管理 (仕事の基本)

  • 作者: 松尾 梓司
  • 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
  • 発売日: 2006/09/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

きちょうめんななまけもの

きちょうめんななまけもの

  • 作者: ねじめ 正一
  • 出版社/メーカー: 教育画劇
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本

日本人の几帳面さが世界の信頼を得た (シリーズ現代の塩梅 2)

  • 作者: 長谷川 慶太郎
  • 出版社/メーカー: 日本ビクタービデオソフト事業部
  • 発売日: 1989/04
  • メディア: 文庫

あかんべえ

あかんべえ

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2002/03/16
  • メディア: 単行本

梨元勝の大恐縮

  • 作者: 梨元 勝
  • 出版社/メーカー: 大洋図書
  • 発売日: 2005/07/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

「恐縮です」で25年―ワイドショー最前線・芸能スクープ史

  • 作者: 梨元 勝
  • 出版社/メーカー: テレビ朝日
  • 発売日: 1992/11
  • メディア: 単行本

恐縮です!梨元勝のマスコミ面接 [DVD]

恐縮です!梨元勝のマスコミ面接 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ホットエンターテイメント
  • メディア: DVD

なぜ、仕事ができる人は「効率」を無視するのか?―逆転発想の時間術

なぜ、仕事ができる人は「効率」を無視するのか?―逆転発想の時間術

  • 作者: 夏川 賀央
  • 出版社/メーカー: アスペクト
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本

避けられない、無視できない(身近な困った人たちへの対処法)

避けられない、無視できない(身近な困った人たちへの対処法)

  • 作者: ジョン・タウンゼント
  • 出版社/メーカー: きこ書房
  • 発売日: 2006/04/21
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恥ずかしくて聞けない数学64の疑問―疑問の64(無視)は、後悔のもと!

恥ずかしくて聞けない数学64の疑問―疑問の64(無視)は、後悔のもと!

  • 作者: 仲田 紀夫
  • 出版社/メーカー: 黎明書房
  • 発売日: 1999/08
  • メディア: 単行本

週末救車術―万が一の時の応急処置編 (やさしいクルマいじりシリーズ)

週末救車術―万が一の時の応急処置編 (やさしいクルマいじりシリーズ)

  • 作者: JAF=
  • 出版社/メーカー: JAF出版社
  • 発売日: 1999/03
  • メディア: 単行本

「危機管理途上国」日本―万一の事態にどこまで対応できるのか?

「危機管理途上国」日本―万一の事態にどこまで対応できるのか?

  • 作者: 大森 義夫
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2000/05
  • メディア: 単行本

倒産学入門―会社が万一のとき (1971年) (トクマ・ビジネス)

  • 作者: 青野 豊作
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1971
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