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「SILENT ASSASSINS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1987年のアメリカ映画「サイレント・アサシン」である。日本では劇場未公開となった作品であるが、「フラッシュ・ゴードン」のサム・ジョーンズと、「エクソシスト」のリンダ・ブレアが共演しているということで、如何にもという作品であるが、ネタとしては細菌兵器にまつわる物語ということで、サスペンス・アクションと成るところであるのだが、という作品である。

作品データを記しておくと時間は90分、監督はリー・ドゥ・ヨンとスコット・トーマス、脚本はリン・エイダとウィル・ゲーツである。そして出演は、サム・ジョーンズ、リンダ・ブレア、マコ、ジュン・チョン、フィリップ・リー、ビル・アーウィン、グスタフ・ヴィンタス、レベッカ・フェラッティ、ピーター・ローニー、チャールズ・ヤング、デイビッド・コレット、ジョアンナ・チョン、たちである。

全人類を絶滅させるだけの強力な威力を持った病原菌が発見された。発見した科学者は発見したことを世間に発表しなかったが、その博士が何者かに誘拐された。犯人は、強力な生物兵器を作ることを考えている危険人物ということで、当局は、博士が病原菌のことを話してしまうのではないかと考え、博士が口を割る前に発見しようと、必死の捜索を始めたが...

キャストだけ見るとA級作品で主演を張った人をはじめ、一癖も二癖もあるような人がいるのだが、作品ということでは本作は完全にB級作品である。(C級と言っても良いかも...)ストーリーとしては特に捻りも何もなく、ネタとしても'80's後半になっては特に恐怖感を感じるものでもなくなっているだけに、10年遅かったという様な作品である。また、S・ジョーンズにしろ、L・ブレアにしろ、「昔の名前で出ています」と言った感じでしかない。

本作はB級作品の楽しみ方を知っている方が、色々と突っ込みながら茶化した楽しむのにはピッタリのC級作品と言ったら良い作品である。ということなので、B級作品やC級作品にに対して理解のない方は、初から避けておいた方が宜しいかと...

また、当然のことながらDVD化はされていないので、B級作品を楽しむことを知っている方が、ビデオソフトを手に入れること(レンタルを含む)までも楽しいと感じられる方でないと、見た後は(その出来に)怒り狂ってしまうかも... 尚、本作は、かつてはLDでリリースされていた作品であるということで、LDのリリースの幅が広かったということを改めて知ることにもなる作品でもある。

 

↓ビデオです。一応、日本版もあるようですが...

サイレント・アサシン [VHS]

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • メディア: VHS

Silent Assassins [VHS] [Import]

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  • 出版社/メーカー:
  • メディア: VHS

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GRAND FUNK RAILROAD『CLOSER TO HOME』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1970年に発表された彼らの3枚目のスタジオ・アルバムである。また、彼らの発表したアルバムの中では最大のヒットとなったアルバムである。(但し、チャート成績ではベストではない。→チャート成績はセールス以外の要素もある。また、順位はその時点の相対的なものであるため、同じ順位で会ってもセールスの規模に大小があるのは当然である。)本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位6位を記録し、1970年の年間アルバム・チャートでは65位、1971年の年間アルバム・チャートでは100位にランクインしている。(→ロングセラーになったことと、2年分に秀敬が別れたため、それぞれの年度での順位が低くなってしまった。)

収録曲は、オリジナル盤では全8曲であったが、2002年の再発時に後ろに4曲のボーナス・トラックが追加されて、全12曲となった。収録曲は以下の通りである。『Sin's A Good Man's Brother』『Aimless Lady』『Nothing Is The Same』『Mean Mistreater』『Get It Together』『I Don't Have To Sing The Blues』『Hooked On Love』『I'm Your Captain』。(以下、ボーナス・トラック)『Mean Mistreater (Alternate Mix)』『In Need (Live)』『Heartbreaker (Live)』『Mean Mistreater (Live)』。

この中からシングル・カットされたのは2曲であって、『Sin's A Good Man's Brother』と『I'm Your Captain (Closer to Home)』である。しかし、チャートインしたのは後者だけで、Billboardで最高位22位であった。(彼らは元々シングル志向ではないので、シングルのチャート成績は気にするようなものでは無いですけど...)

お薦め曲は、シングル曲の『Sin's A Good Man's Brother』と、シングル曲ではあるが10分にも及ぶ超大作となっているアルバム・バージョンの『I'm Your Captain』をピックアップしておく。

アメリカのハードロックの祖と言っても良い彼らであるが、彼らのスタイルも浸透していき、'70's前半の快進撃が続くことになるのが本アルバムである。それだけに、彼らのキャリアの上だけでなく、'70'sのアメリカン・ロックの歴史に於いても重要なアルバムの一つである。ということで、じっくりと堪能しておきたいアルバムであり、アメリカン・ロックがお好きな方は聴いておくべきアルバムである。スケールのでかさを堪能しましょう!

 

Closer to Home

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 2002/08/07
  • メディア: CD

クローサー・トゥ・ホーム(紙ジャケット仕様)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/04/26
  • メディア: CD
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Closer to Home

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1995/03/07
  • メディア: CD

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その176) [ケータイ刑事]

今回はシチュエーションということで、「足場の崩壊」をテーマとします。取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・2話」、「007」からは「私を愛したスパイ」です。

ケータイ刑事」:「・2話」。「壊された駄作! ~陶芸家クイーン殺人事件」という物語である。この物語は、前回(=「・1話」)に続いて、クイーン女優・宝積有香さんがゲスト出演した物語である。(過去にも、前後編ではない独立した物語である「・2nd.」の1話と2話にも連続ゲストとして出演している。)が、「・1話」と「・2話」では、2話続けて犯人役(勿論、別人ですが...)を演じるということになった。(「」の時は、犯人役と被害者役だった。)

陶芸家クイーン・清水由香の夫・憲忠が自宅で変死した。死体が発見されたときには棚の下敷きになっていた。どうやら、緩んだ棚の留め金を直そうとしていた時に、棚が倒れてきて下敷きになったらしい。鑑識の柴田束志さんは、事故で、打ち所が悪かったと判断した。(死亡推定時刻は昨夜の7時頃。)

捜査を開始ししたちゃんは色々と不審な所を発見していく。(憲忠が手にしていた懐中電灯は電池切れ、ボケットに新品の乾電池があった、朝仕事場から帰ってきた床が棚の下敷きになっているのを発見したと言うが、テーブルの上には新聞の折り込み広告が広げてあった。)で、ちゃんは「これは事故じゃないかも知れません」と言って、懐中電灯についてのおかしな所を説明し、殺人事件だと判断した。が、由香は、夫は人に殺されるような人ではないと主張した。

で、由香のアリバイを確かめたちゃんだったが、由香の犯行を証明できない。死亡推定時刻に壷の色つけ作業をしていたこと、作業場と自宅の間は往復1時間の距離で、一人になっていた時間での犯行は可能だが、壷の絵付け作業の時間が足りないということで、何かトリックがあると考えたが、それが分からなかった。そんな時、松山さんが持ってきたバナナの皮を剥くのを見て閃き、由香を罠に掛ける捜査を行った。

で、由香が犯人と言うことを説明し、由香もちゃんの罠にはまり、犯行を認めざるを得なくなった。で、犯行を認めた。動機は、陶芸家として売れるようになったが、夫が自分の金を頼りにして会社を辞め、ヒモのようになってしまったことから、夫を切り捨てるための犯行だった。

由香は、夫・憲忠が棚の留め金の修理をするための足場として脚立に断って作業をしている所に、棚が倒れてきてが崩壊、棚の下敷きになってしまったという事故の筋書きを考えた。で、脚立を用意しておき、棚の留め金の修理をさせようとして夫を呼んだ。で、懐中電灯を手にして夫がやってくると、夫の背後から壷で頭部を殴打して殺した。そして棚と脚立を倒して、事故死と見せかける細工をした。犯行後、直ぐにアトリエに戻った。絵付け作業の壷は、予め絵付けが終わっていた壷の上から水で落ちる白色の塗料を塗っておいたものであり、これから絵付け作業を行うと見せかけ、実際は短時間でその塗料を落としただけだった。が、アシスタントにはその間に絵付け作業をしていたように見せかけたのだった。

007」:「私を愛したスパイ」。1977年のシリーズ第10作で、3代目ボンドの第3作である。シリーズ第10作ということで、力の入った作品ということになったが、シリーズのスタートは1962年であったため、15年で10作に到達したことになる。尚、シリーズ第20作が製作されたのは2002年であるため、次の10作には25年の歳月がかかっている。

殺し屋ジョーズはストロンバーグの命を受けて、原子力潜水艦航行追跡システムのマイクロフィルムに近づくものを消すため、マイクロフィルムに接近してきた本土とアマソワ少佐(=XXX(トリプルX)、ボンドガールである。)を消そうとする。2人が車に潜り込んでいることを知りつつ、エジプトの遺跡に車を走らせ、そこで車を離れた。ボンドたちは当然、ジョーズの後を追う。

ボンドとアマソワは遺跡に消えたジョーズを追うが、突然上から大きな石が落ちてきた。それを逃れたボンドにジョーズが工事中の足場を利用して、上から降りてきて襲いかかった。ボンドも反撃に出るが、全く敵わない。木材を手にしたジョーズは、それでボンドを叩きのめそうとしたが、アマソワが銃を構えて、マイクロフィルムを渡すように迫った。この時、ボンドは周囲の様子を再確認していた。

ジョーズはゆっくりとポケットからマイクロフィルムを取り出すと、足元に落とした。銃を構えながらジョーズを見上げ、ゆっくりと拾おうとするアマソワ。手がマイクロフィルムに触れようとして下を見た時、ジョーズの足がでて、銃を落としてしまうアマソワだったが、マイクロフィルムを広い、素早く走り去っていく。登藤時に、ボンドがジョーズの前に立ちはだかる。ジョーズは木の棒を手にしていてボンドにゆっくりと近づいてくる。ゆっくりと後ずさりするボンド。

で、ジョーズは思いっきり木の棒をバットのように振り抜いた。が、ボンドは腰を屈めてそれをよれた。空振りとなった木の棒は、工事現場の足場の支柱を直撃し。支柱が折れ、足場は崩れた。で、ジョーズは崩れ落ちた足場によって生き埋め状態となり、ボンドは辛うじて逃れた。

ジョーズが足場の瓦礫の下敷きになったのを確認したボンドは、アマソワを追った。乗ってきた車の運転席に腰を下ろしたアマソワだったが、キーが抜かれていてお手上げだった。そこにボンドが現れ、車のキーを見せてから助手席に乗り込んだ。が、ジョーズは瓦礫を自ら崩していって、瓦礫から脱出し、追ってきて、車の屋根をはぎ取ろうとしていた。

車のキーを受け取ったアマソワは必死に車を運転してジョーズを撃退使用とする。で、ギアをバックに入れて、ジョーズを思いっきり後ろの壁にぶつけた。しかし、不死身のジョーズは何とももなかった。後輪を持ち上げたジョーズだったが、手を離すと車は走り去っていく。ジョーズは岩を持ち上げて投げようとするが、鴇巣出に遅く、ボンドとアマソワの乗った車は走り去り、岩ほ自分の足の上に落としてしまったジョーズだった。(と言っても、怪我はしていないジョーズだった。)

共通点は、足場が崩れて、その下敷きになるという筋書きである。また、その現場では人を殴打するということが行われているのも共通している。(「ケータイ刑事」では壷で人の後頭部を、「007」では木の棒でボンドを殴打しようとした(空振りとなって足場を叩いてしまった。))

相違点は、「ケータイ刑事」では犯行を事故と見せかけるための細工であって、実際には足場の崩壊は無かったが、「007」では工事の足場が実際に崩壊しているということ、「ケータイ刑事」では(足場の崩壊が原因ではないが)人が死亡しているが、「007」ではジョーズは自力では出しているため、人は死んでいないという所である。

次回も「シチュエーション」ということで記す予定です。何が登場するかはお楽しみに。

 

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