SSブログ

THE JETS(US Family Band)『THE JETS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表されたアメリカ・ミネアポリス出身のファミリー・グループである彼らのデビューアルバムである。(彼ら以外にも「THE JETS」というバンドが複数いる。→'70'sのアメリカのロックバンド、'70年代のイギリスのバンドがいる。また「JET」というように複数形になっていない名前のバンドも複数存在している。)彼らはファミリー・グループということで、他の同名バンドとは異なってポップなナンバーを聴かせていて、ダンス系のシングル曲が全米で3位まで上昇する大ヒット曲を産んだ。本アルバムからは全米3位のシングル2曲が生まれている。また、本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位17位を記録している。(年間アルバム・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)

収録曲は以下の全9曲である。『Curiosity』『Crush On You』『You Got It All』『Love Umbrella』『Private Number』『Heart On The Line』『Right Before My Eyes』『La La Means I Love You』『Mesmerized』。

この中からシングル・カットされたのは4曲である。デビュー・シングルでもある『Curiosity』はBillboardのHOT 100にこそランクインしなかったが、ダンスチャートでは21位を記録し、イギリスでは最高位41位を記録することになり、デビュー・シングルとしてはまずまずのヒットとなる。続いてリリースされた2nd.シングルの『Crush On You』はBillboardで最高位3位を記録して、1986年の年間シングル・チャートでも52位にランクインしており、イギリスでは最高位5位を記録する大ヒットとなった。3rd.シングルの『Private Number』はBillboardで最高位47位を記録、4th.シングルの『You Got It All』はBillboardで最高位3位を記録して、1987年の年間シングル・チャートでも43位にランクインする大ヒットとなった。

お薦め曲は、大ヒットシングルの『Crush On You』と『You Got It All』、デビュー・シングルでもある『Curiosity』、それ以外からは『Heart On The Line』と『Mesmerized』をピックアップしておく。

サウンドの方は'80'sらしいポップでダンサブルなものであって、とても親しみやすいものである。(だからこそ全米3位というヒット曲が2曲も生まれている。)また、彼らは男5人、女3人という8人兄妹という大編成であり、それだけの人数がいるからこそ楽しめる所もある。

彼らは次作からも全米TOP 10入りをするシングル曲を複数発表していて、'80's後半ではアメリカを代表するファミリー・グループとして活躍をした。(現在も現役であるが、'90'sに突入してからはこれというヒット曲が生まれていない。)ファミリー・グループは'60's、'70'sにもそれぞれ活躍したグループがあるが、何故か活躍した期間は短く、1つのディケイドの中に収まっている。(後にソロとして活躍する人もいますけど...)そういうファミリー・グループの活躍ぶりを何故か踏襲している彼らは、'80's(後半)を代表するファミリー・グループと言うことが出来る。ということで、'80'sサウンドやダンス系ミュージックがお好きな方だけでなく、ファミリー・グループに注目している方もチェックしておきたいグループの一つである。また、彼らのアルバムを聴くのであれば、やはり本デビュー・アルバムですね。

 

Jets

Jets

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mca
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

古代少女隊ドグーンV#5 [特撮]

製作費削減のためなのか、一部のキャストにお休みを与えるためなのか?今回の物語はいつものお馴染みの要素が出てこないということで、良く言うと「型破りな物語ヶとなるのだが、お楽しみが無くて面白くなかったですね。(TVだからまだ許せるが、これが映画だったり、有料放送だったら、「金返せ作品」となるのは確実ですね...)内容的には決して悪いものではないのだが、本作に期待されている部分が登場しないとなると、やはり期待を裏切ったということで...

また、はっきり言って、今回の物語はドロちゃんとドリちゃんだけで、主役であるはずのドジちゃんとドカちゃん、ドレちゃんはどうでも良いような存在となり、ドグちゃんは単に楽しんでいるだけ、翔太は空気化、売りの一つのアナグリフ式の3D映像もなし、ということで、金銭的な損害が発生していないものの、「詐欺」と言っても良いような内容でした。(今回が前後編となる物語の前編というのならばともかく、そういうものでもなかったですし...)

森ガール・ファッションが流行っていると言うことで、ドリちゃんが森ガール・ファッションを来て盛り上がっているが、ドロちゃんだけは無関心でいた。そんな所にドグちゃんが週刊誌で「森ガール失踪」が立て続けに怒っているという記事を見て、みんなの前に現れた。(週刊誌ばかり読んでいる噂好きの単なるおばちゃん化している...)で、妖怪が関係していると睨み、ドグーンⅤに調査を命じる。が、5人ではなく、指名したのは最も興味を示さなかったドロちゃんだった。

それにドリちゃんが付いていき、2人は森ガール・コンテストの会場となっている森へやってきた。(他のメンバーは完全にお休み状態へ)森ガールが現れて、ドロちゃんとドリちゃん、そしてそれ以外の2人の合計4人がコンテストに参加して、試験が始まった。

俄然張り切るドロちゃんは次々に正解を重ねていく。ドリちゃんは対抗心剥き出しになるが、不正解の連続で、その他2人は単に参加しているだけだった。続いては火を起こせ、という実技試験になる。ドロちゃんは簡単に火を起こすが、他の3人はまったくダメ。その他2人は嫌気が指して文句を言い始める。これに怒った森ガールは正体を現した。これにドロちゃんとドリちゃんも妖怪ハンター(見習い)という正体を見せた。しかし、森ガールに捕らえられてしまう。

森ガールはこの森を守るために生きていた妖怪森ガールであり、森を守っていたが年を取りすぎてしまった。で、自分に変わって森の女王となる自分の後継者を選ぼうとしていたのだった。で、「妖怪ハンターが妖怪の仕事を引き継ぐ」ということで、ドリちゃんを後継者に指名した。しかし、それを嫌がるドリちゃん。するとドロちゃんが「私にやらせてください」と自ら志願した。で、ドリちゃんたちを返すことを条件に出し、森ガールもそれを認めた。

森を離れるドリちゃんだったが、途中でドロちゃんのことが気になって引き返す。森ガールはドロちゃんに洗礼を受けさせようとしていた。それを目にしたドリちゃんが防いだ。正気に戻ったドロちゃんは森ガールを蹴散らし、ドリちゃんの元へ。また、森ガールは自然消滅した。

ドグちゃんは、みんなの前で「大切なのはチームワーク」と言い、それを学んで欲しかったと言う。また、今の2人は息もピッタリと言う。そこにドロちゃんとドリちゃんは漫才を始めた。それを見たドグちゃんは「息もピッタリでしょう」と言うが、場は白けきっていた。

環境破壊という問題と、次の世代に受け継いで守っていく、というテーマがあって、現代っ子は形だけのものを追い求めるとか、根性がないという所を上手く描いていて、一応風刺の要素が出ていたものの、前作のようなブラック度の高いものではなかったのが残念な所でした。

また、今回の妖怪は退治されたのではなくて寿命が来て消え去ったということで、ある意味では結果オーライということで、妖怪ハンター見習いの物語としては悪くないのだが、いつもの見せ場がなかったということで、残念でした。(やっぱり、ドリちゃんがドジちゃんたちを呼びに行き、一同が揃って妖怪を退治するというベタすぎる展開を期待してしまいます。)

また、今回はドロちゃん主役回だったのだから、もっとアクションを見せてくれたら良かったのに、こちらの方でも完全に期待外れということで、今回は今までの中で最も「ハズレ」という物語でした。

尚、ラスト(次回予告の後)の「じゃんけん」はドリちゃんの2回目の登場で、「手(パー)パー」でした。(どうしてドロちゃんでは無いのでしょうかねぇ?今回の実質的な主役はドロちゃんだったのに...)→最後もやはり疑問符の付いた内容でした。

 

↓本作DVD-BOXのリリースは2/9です。

古代少女隊ドグーンV ドキドキBOX(仮)[期間限定版] [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD

↓一応こちらも
古代少女ドグちゃん ドキドキパック 上【期間限定版】 [DVD]

古代少女ドグちゃん ドキドキパック 上【期間限定版】 [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
古代少女ドグちゃん ドキドキパック下【期間限定版】 [DVD]

古代少女ドグちゃん ドキドキパック下【期間限定版】 [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

ケータイ刑事銭形雷15話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形雷・裏ネタ編」は第15話の「幻の女子高生刑事と共に追う謎! ~スカイフィッシュは実在した殺人事件」に突入です。今回はサブタイトルにある言葉から「」について、「スカイフィッシュ」について、そしてこの物語の冒頭で今回の物語について語られた所で出てきた「大袈裟」について、「セミドキュメンタリー」について記します。

また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/4/9付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

」:主に3つの意味がある。実在しないのに、その姿か実在しているかのように見えるもののこと、実在しているのに殆ど存在しないために希少価値の高いもののこと、実際に存在したものであるがその存在を確認できないもののこと、である。最初のものは、実在しないものであり、後ろの2つは実際には存在している(「した」という過去形も含む)ものである。そのため、この言葉が指す者は何でもありに近い状態になっている。

また、実在しないものも若しくは殆ど存在しないものを指すため、何らかの「伝説」を伴って「幻の○○」というような言い方をされることがある。

この物語では、ちゃんのことを指しているので、「実在している」使い方であり、女子高生刑事は殆ど存在しないということで「希少価値のあるもの(人)」ということになる。(女子高生刑事としては、「ケータイ刑事」の銭形姉妹、「スケバン刑事」の麻宮サキ(2代目以降も含む)などがいて、現在では二桁に達していますが...)

実在しないものという意味では「幻影」「幻覚」と一緒にされることもあるが、医学的な立場で語られるそれらとは別物である。

英語では「Illusion」「Phantom」「Vision」「Shade」などの言葉が使われるが、前2つは「幻覚」としての意味が強く、「Vision」は「幻影」としての意味があり、実体のないものということでは「Shade」が使われる。

スカイフィッシュ」:未確認動物(UMA(「海・1st.6話」で高村さんは「うま」と言っていたが、それは誤りで「ゆーま」と発音する。))の一つである。この物語の中でも簡単に触れられているが、長い棒状の身体を持っていて、空中を高速(280km/h以上)で移動するとされるものである。

体長は数cm~2m程度と幅があり、体の形は棒状で、側面に帯状のヒレを有している。また、体はいくつかの節があって、それぞれに翅があるともされている。(UMAということで、ある程度は好き勝手に言われているところがあるのもまた事実でして...) 超高速で移動するため、肉眼では捕らえることが出来ないとされている。

しかし、一時は動物学的にいくつかの説が主張されていて、実在していると考えられていたが、現在では物理学的にも、動物学的にもあり得ないとして、また、蝿などの昆虫がスカイフィッシュの動きと考えらるような動きをして、実際に高速度カメラで撮影されていて、その解析結果から、存在を否定されている。(正体は、「特定されていないものの「蝿などの小さな昆虫」という考えが主流になっている。)但し、現在でも存在説を唱える人もいるのもまた事実である。

日本では「スカイフィッシュ」と呼ばれるが、「フライング・ロッド」と呼ばれているのが一般的である。(空飛ぶ棒状のもの、ということからきている。)英語では「Flying Rods」または「Rod」と呼ばれていて、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Rod」、フランス語では「Fulgure」、中国語では「飛棍」と呼ばれている。

大袈裟」:実際よりも誇張して語ったり、表現することを言う。英語では「誇張した」ということでは「Large」や「Dramatize」、「ぎょうぎょうしい」ということでは「Pompous」、「誇大な」ということでは「Overdone」という単語が該当することになる。

13世紀初頭(鎌倉時代)に栄西が宋から帰国して臨済宗を伝えて、禅を広める活動をしていた時、禅僧たちは大きな袈裟を着て、街中を歩いて説法をしていた。その様子を見た他の宗派の僧侶や一般人にはおおぎょうなことだと受け取られ、禅を非難する意味でそのことを「大袈裟」と言ったが、これが語源とされている。

また、袈裟は僧侶が左肩から右脇下に掛けるものであるが、刀で人を斬る時に袈裟を掛けたように方から斜めに大きく斬り降ろす斬り方のことでもある。(時代劇では派手になるために、これが登場するのが当たり前になっている。)

セミドキュメンタリー」:半記録的作品のことである。事実の記録と創作した部分とを絡ませて進めていくものである。尚、創作した部分が無ければ「記録作品」または「ドキュメンタリー」と言うことになり、全てが創作したものであれば「フィクション」ということになる。

記録映像に劇的な要素を入れるために創作部分(演出を入れたもの)を加えて作るか、フィクションを作る上で部分的に記録作品の手法を取り入れて作る場合とがある。テレビドラマは基本的に全てフィクションというものが殆どであるが、映画の場合は記録映画(ドキュメンタリー)というものも数多い。映画では純粋な意味での「ドキュメンタリー」というのも数多いが、テレビでは部分的に演出を行った「セミドキュメンタリー」というものが数多い。(旅紀行番組や特集番組でも部分的に演出を行っているのが殆どである。)

この物語での「川渕浩探検隊」は、記録映像という作り方をベースにしていて、部分的に演出(「ヤラセ」とも言う。)を行った創作部分が入る形になっているため、正に「セミドキュメンタリー」と言う言葉がピッタリである。(ちなみに、「川渕浩探検隊」の元ネタとなる「川口浩探検隊」もヤラセ演出が取り入れられていて、「セミドキュメンタリー」である。)

尚、英語では「Semi Documentary」と言うように2語とする場合と、「Semi-Documentary」という用に1語扱いする場合、更には「Semidocumentary」と言うように完全に1語になっている場合とがある。(いずれも意味は同じである。)

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

知覚は幻 ラマチャンドランが語る錯覚の脳科学 (別冊日経サイエンス 174)

知覚は幻 ラマチャンドランが語る錯覚の脳科学 (別冊日経サイエンス 174)

  • 作者: V・S・ラマチャンドラン
  • 出版社/メーカー: 日経サイエンス
  • 発売日: 2010/10/15
  • メディア: 大型本
正体不明の声―幻覚妄想体験の治療ガイド

正体不明の声―幻覚妄想体験の治療ガイド

  • 作者: 原田 誠一
  • 出版社/メーカー: アルタ出版
  • 発売日: 2002/05
  • メディア: 単行本

未確認飛行生物UFC「スカイフィッシュ」 (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス―1テーマ謎学入門シリーズ)

  • 作者: 並木 伸一郎
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2004/08/31
  • メディア: 新書
謎解き 超常現象

謎解き 超常現象

  • 作者: ASIOS
  • 出版社/メーカー: 彩図社
  • 発売日: 2009/04/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
世界の未確認生物<UMA>ファイル (PHP文庫)

世界の未確認生物<UMA>ファイル (PHP文庫)

  • 作者: 株式会社レッカ社
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2010/05/06
  • メディア: 文庫
未確認動物UMA大全

未確認動物UMA大全

  • 作者: 並木 伸一郎
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 単行本
袈裟のはなし

袈裟のはなし

  • 作者: 久馬 慧忠
  • 出版社/メーカー: 法蔵館
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 単行本

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。