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「一心太助」(その2) [映画(邦画)]

今回は、東映のシリーズ以外として製作された作品について、古いものから記していきます。尚、東映シリーズよりも先に制作された作品について詳細内容までは分かりません。(基本データだけを記しておくことにします。)

一心太助」(1930年・日活)
作品データを記しておくと、監督は稲垣浩、であり、主演は片岡千恵蔵である。(これだけしか分かりません。)尚、当時、稲垣監督+片岡千恵蔵主演という作品は結構製作されている。

お馴染 一心太助」(1933年・松竹キネマ)
作品データを記しておくと、監督は秋山耕作、主演は坂東好太郎である。(これだけしか分かりません。)

一心太助」(1938年・日活)
作品データを記しておくと、監督は菅沼完二、主演は尾上菊太郎である。1930年の日活作品のリメイクという訳ではなく、別作品である。

天晴れ一心太助」(1945年・東宝)
作品データを記しておくと、監督は佐伯清、脚本は黒澤明、主演は榎本健一である。黒澤監督が脚本を担当しているが、当時は監督に昇格して間もない時期でもあって、監督だけでなく脚本のみという作品も何本かあるが、そういう作品の一つである。

天下の御意見番を意見する男」(1947年・大映)
作品データを記しておくと、時間は69分、監督は木村恵吾、脚本は依田義賢、撮影は牧田行正である。主演は大友柳太郎であって、それ以外の出演者は、風見章子、喜多川千鶴、山本礼三郎、たちである。

一心太助 江戸っ子祭り」(1967年・東映)
中村錦之助主演のシリーズ全5作よりも後に制作された作品であり、同じ東映京都の製作作品であるが、シリーズ作品を受けてという訳ではなく、別作品である。

作品データを記しておくと、1967年4月公開作品であって、東映京都の製作である。時間は87分、原作は中島貞夫、監督は山下耕作、脚本は中島貞夫と金子武郎の2人、撮影は鈴木重平、美術は吉村晟、音楽は山路進一である。そして出演は、舟木一夫、藤純子、加東大介、里見浩太郎、遠藤辰雄、品川隆二、小池朝雄、吉村絵梨子、三島ゆり子、財津一郎、花紀京、天王寺虎之助、林真一郎、香川良介、笑福亭松之助、八田圭介、松内紀夫、中村錦司、堀正夫、阿波地大輔、有川正治、近江雄二郎、西田良、丘路干、東龍子、須伸太朗、有島淳平、波多野博、小島恵子、岡島艶子、森源太郎、疋田圀男、菅原俊夫、小田利夫、大矢正利、たちである。一心太助と徳川家光を舟木一夫が演じ、大久保彦左衛門は加東大介が演じている。

魚屋の太助は威勢がよく、面倒見もよい男であった。ある日、旗本・大久保彦左衛門の屋敷に商売に行った太助は、将軍家光から賜った皿を割った腰元・お仲が手討ちにされそうになるのを目にすると、「皿より人の命が大切」と彦左衛門を説得した。この一件以来、彦左衛門と太助とは、歳と身分をも超えた友情に結ばれるようになった。

江戸の町では、魚河岸を取締っていた松前屋に代って、相模屋がのさばるようになっていて、魚河岸からは色々ともめ事が起こるようになっていた。相模屋は勘定奉行・川勝丹波守と組んで魚河岸の問屋株を買い占めて、総てを自分の勢力下にしようと企んでいた。彦左衛門は相模屋が悪事を企んでいることを知り、勘定奉行に注意したが、将軍家光から「魚屋風情に味方するな」と言われ、何も出来なくなってしまった。相模屋の悪事はエスカレートしていくがも彦左衛門は病に倒れ、まもなく他界してしまった。太助は彦左衛門の逝去がショックでやけ酒をあおるようになっていた。そんなある日、家光の元に、相模屋と勘定奉行の悪事が伝えられた。しかし、証拠がないということで対応できないでいた。そんな中、太助はお仲から忠告されて、相模屋の悪事の証拠を手に入れて、一味を倒す決心をした。仲間たちと共に調査を開始し、情報を集め、そして勘定奉行の屋敷で賄賂が渡されるという情報を掴んだ。で、その場に乗り込み、相模屋一味を捕らえる手柄を上げた。家光から褒美を貰った太助は、彦左衛門の墓前に報告し、再び威勢のいい魚屋に戻った。

何かと主人公・太助に都合よく進んで行く展開であるのだが、お馴染みの主人公による定番の活躍を見ることが出来るので、こういう展開でも良いでしょう。(定番作品だから許されるところである。)まあ、娯楽作品と言うことでもあるので、これはこれで宜しいかと...

尚、次回からは東映のシリーズ作品について記していきます。

 

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LUCY SHOW『...UNDONE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された彼らの1st.アルバムである。UKのインディーズ・シーンでは名を馳せた彼らであるが、特にブレイクすることはなく、活動期間もそれほど長くはなかったが、ネオサイケというそのサウンドは魅力を持っていた。不遇な扱いをされていただけに、アルバムを手にすると言うことが難しかったが、2005年に2nd.アルバムが、そして2009年に本デビュー・アルバムが再発されたということで、改めて聴くことが出来る用になったのは嬉しいところである。

収録曲は以下の全11曲である。『Ephemeral (This Is No Heaven)』『Resistance』『Come Back To The Living』『The White Space』『Wipe Out』『Twister』『Undone』『Remain』『Better On The Hard Side』『Remembrances』『Dream Days』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルが『Ephemeral (This Is No Heaven)』、2nd.シングルが『Undone』である。尚、彼らは本アルバムを発表する前に、3曲のシングルと1枚のミニアルバムを発表しているので、『Ephemeral』は彼らのデビュー曲ではない。

お薦め曲としてはシングル曲の『Ephemeral (This Is No Heaven)』と『Undone』、そして『Resistance』『Better On The Hard Side』『Remembrances』という所をピックアップしておく。

サウンドの方は'60'sのサイケデリック・サウンドを懐かしみながらも'80'sらしい所が取り入れられている「ネオサイケ」である。こういうサウンドは面白いところがあるのだが、余りにもオーソドックスすぎるため、彼らの個性と呼べるものが今一つというのが残念な所である。が、イギリスならではの新しさと懐かしさが上手く溶け込んでいるという所はある。ブレイクしなかったのは残念な所であるが、UKの底力を感じるところでもあり、ちょっと変わったサウンドがお好きな方であれば、耳を傾けて於いても宜しいかと... 尚、'60'sのサイケデリックサウンドと、'80'sのネオサイケとはオマージュという所はあるものの、別物という認識であるので、'60'sのサイケ・サウンドがお好きな方でも好みは別れるころでしょうが...

 

Undone

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  • 出版社/メーカー: Words on Music
  • 発売日: 2009/11/24
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形零7話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形零」の第7話「金は天下の回り物!? ~福沢U吉誘拐事件」の裏ネタ編・増補の6回目となる今回は、犯人からこれを用いて要求が届いたということで「ファックス」について、紫がこれで一億円を用意するように言った「二千円札」について、新デザインのお札だったことで高村さんが一枚抜いた時にちゃんが口にした「ネコババ」について、身代金をこれに入れていたことから「ジュラルミンケース」について記します。尚、「ファックス」については「・21話(2nd.8話)[裏ネタ編]PART 2」で、「二千円札」については「・7話[裏ネタ編]」で記したものをベースにしてそれぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/2/21日付です。)

ファックス」:電話回線を使って(静止)画像情報を遠隔地に伝送するシステム、装置のことである。英語では「Facsimile」と言うのが正式名称であるが、それを略して「FAX」と言う言い方も一般化している。日本語でもそれを受けて「ファックス」と言う言い方が一般的になっているが、「ファクシミリ」と言う正式の言い方で言うことも残っている。

ファックスは電話回線を使って情報を送信しているため、電話の後に発明されたと思われがちであるが、実はファックスの発明の方が電話の発明よりも時間的に先に発明されている。(電話は1876年にグラハム・ベルが発明したものである。)

ファックスは1843年にイギリス人のアレクサンダー・ベインが発明したものである。但し、実用化されたのは20世紀に入ってからであり、この伝では電話の方が先に実用化されている。→原稿を走査することによって小さな点に分解し、その電気信号を送受信するというものは、後に発明されるテレビも原理的に同じである。開発当初は白黒の二値であったが、その後に中間調のあるもの、そしてカラーに対応する技術が開発され、今日に至っている。

日本では、電話網にファックスを繋いで使用することが制限されていたが、1972年に法改正が行われ、その規制が緩和されてから普及するようになった。現在では、家庭用ファックスも電話機と一体になったものが安価になり、広く普及している。(現在では何処の家にもあるものになっている。)

二千円札」:発行されたのは2000年7月19日である。(西暦2000年と、九州沖縄サミットを記念することで新たな紙幣が発行されることになったものである。)特に「1」または「5」でない単位の通貨が発行されたのは戦後初のこととなった。また、紙幣の表面に人物の肖像画がないのも特徴である。そして、最新の、より高度な偽造防止策が多数採用されたということで、当時、話題にだけはなった。が、殆ど流通しておらず、発行枚数は5千円札よりも多いのに、大半は銀行に眠っていると言われている。(実際、町中でも目にすることも殆どない状況である。)日本銀行は二千円札の有用性を主張しているが、それに納得するような人も殆どいないのが現実である。今では政府の愚策として笑いものにしかなっていない。(例えば、通常は2001円~2500円ぐらいで販売されているものを、「二千円札」で支払うのであれば2000円で購入することが出来るという法律でも作ったら、少しは普及するかと思いますけど...尚、販売店は差額を損することになるが、それは日銀が補償することにすればいいだけのこと。(色々と問題があるのは分かっているが、こういう柔軟な発想も出来ない日銀の主張に耳を傾けるような人はいません。)だけど、2000円弱の物(1800~1999円の物)を2100円ぐらいに値上げするという便乗値上げ組が必ず現れるでしょうが...)

2000年に新たに発行されたものであるが、券の種類としてはその時の他の紙幣と合わせるために「D券」と呼ばれている。→2004年に千円、五千円、一万円の各紙幣がE券に移行したことで、現在は一世代前の紙幣になったということにもなる。但し、E券には二千円札で導入された偽造防止策を取り入れることになっている。

現在は、新たな「二千円札」の製造は行われていない。(普及したら新たに生産を再開するとしているが、それだけ在庫があると言うことでもある。→そんな日はいつ来るのでしょうかねぇ?)ということで、「二千円札」に関しては実は面白いことになっている。日本の紙幣の発行は「大蔵省印刷局」が行っていたので、他の額面の紙幣にも「大蔵省印刷局」と印刷されていたが、2001年の省庁再編によって「大蔵省」が「財務省」となったため、「財務省印刷局」に変わり、更に「国立印刷局」に変わっている。しかし、「二千円札」には「大蔵省印刷局」というものしか存在していない。(「国立印刷局」と入っている「二千円札」があったら、それは偽札である。)よって、新札としてこれから支柱に出てくる二千円札は「大蔵省印刷局」が発行したものである。他の額面の紙幣では、既に「財務省印刷局」というものですら見かけなくなっているのですが...

また、笑うに笑えない話として、「ニセ二千円札」が作られて、それが使われた場合、デザインが多少違っていても紙質と手触りが紙幣とほぼ同じであったら、「これが二千円札だ」と言われたら信じてしまい、偽札を使われてしまうのではないか、という話がある。ただ、偽札を作る方にしても、当然のことながらコストが掛かるだけに、二千円札よりは一万円札の方が効率的であるだけに、「ニセ二千円札」を作ろう、と考えるような輩はいないでしょうが...→この点では、政府は「偽札防止対策が効いた」と言うでしょうが、偽札さえ作られないような紙幣は例え流通する通貨であっても名前だけのものであって、貨幣としての存在意義はないですが...→「「ニセモノ」が作られてこそ「本物」だ」ということですね。

※偽札を作ることは犯罪行為であり、出回っていないからと言って「二千円札」の偽札を作るのも当然犯罪行為です。そのような犯罪行為を推奨する意志は微塵もありません。(念のため。)

ネコババ」:漢字では「猫糞」と表記する。悪行を隠して知らんぷりをすることをいう。(例えば、落とし物を拾って、そのまま自分のものにしてしまうことなど。)

猫が脱糞後に砂をかけて糞を隠してしまうことから、このような言い方がされるようになった。尚、その時の猫の動作が、如何にも悪いことをして知らんぷりをしているように見えることから、「悪行を隠す」という意味が生まれたが、見た目が悪行に見えると思われたと言うことを考えると、猫にとっては迷惑でしょうね...

尚、類義語としては「着服」がある。英語では「Pocket」と言うが、これは「着服する」という意味である。その他の言語でもこれに準じた言い方であって、日本語に訳した場合は「着服」という単語が該当することになる。

ジュラルミンケース」:「ジュラルミン」とは、アルミニウムを主成分とした合金であり、銅、マンガン、マグネシウムの合金である。軽量であり、かつ高い強度を持っている。(アルミニウム合金の中では最も固い合金である。)加工性も良いため、様々な所に使用されている合金である。但し、耐食性と溶接性には難点がある。(→万能というものはなく、長所と短所があるということである。)

標準的なジュラルミンは、アルミが95%、銅が4%、マンガンとマグネシウムがそれぞれ0.5%である。またジュラルミンを改良したものとして「超ジュラルミン」と「超々ジュラルミン」とがある。それぞれの組成は「超ジュラルミン」ではアルミニウムが94%、銅が4.5% 、マグネシウムが1.5% となり、「超々ジュラルミン」ではアルミニウムが90.4%、亜鉛が5.5% 、マグネシウムが2.5% 、銅が1.6% となる。

高い強度があるため、金属トランクなどの素材として使用されているが、特に現金の輸送の差異には、軽量でありながら丈夫ということで、使われている。

尚、ジュラルミンは、ドイツの治金学者であるウィルムが1906年に偶然に発見した合金である。元々は薬莢の開発のために銅と亜鉛の合金をより軽くするためにアルミニウムを混ぜたら、という発想から生まれたものである。アルミを混ぜたものは薬莢としては強度不足のために使用されることはなかったが、軽量で丈夫な合金(ジュラルミン)は他の用途で広く使用されるものとなった。→このように、当初の開発目的とは違う所で多く使われることになった発明品、発見された物って、意外と多くあるものです。

用途としては、構造物の骨組み用材料として広く使用されていて、航空機や鉄道車両などの骨組みに使用された。(国産飛行機のYS-11はジュラルミン製であることは有名である。)但し、鉄道車両は耐食性の問題から、他の素材を使った車両に置き換えられている。また、トランクケースの素材としても余りにも有名である。

「ジュラルミンケース」は、ジュラルミンを素材として作られたトランクケースのことである。丈夫なことから広く使用されており、現金(紙幣)を輸送する際には、これに入れて持ち運びされるというのが当たり前になっている。→刑事ドラマで現金輸送というと、必ずこれが出てきますね。(定番のアイテムの一つである。)

 

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