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「THE TAKING OF BEVERLY HILLS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1991年のアメリカ映画「ビバリーヒルズを乗っ取れ!」である。(日本公開は1992年3月でした。)「ダイ・ハード」ばりのアクションを見せるという触れ込みの作品であったが、冒頭部分がB級作品のノリということで、今一つだった作品である。が、途中からはスイッチが入ったようになって、本格的なアクションを見せてくれる作品でもある。(気が短い人にとっては、冒頭でB級判定をして、それっきりでしょうが、冒頭だけで映画を判断すると謝ることになる見本となる作品である。)

作品データを記しておくと、時間は95分、監督はシドニー・J・フューリー、脚本はリック・ナトキン、デヴィッド・フラー、デヴィッド・J・バークの3人、撮影はフランク・ジョンソン、美術はピーター・ラモント、音楽はヤン・ハマーである。そして出演は、ケン・ウォール、マット・フルーワー、ロバート・ダヴィ、ハーレイ・ジェーン・コザック、パメラ・アンダーソン、ライマン・ウォード、たちである。

ビバリーヒルズ。フットボールのスター選手たちが、ホームレス救済の催しに参加していて盛り上がっていた夜、タンクローリーが横転事故を起こし、積荷の毒物が流れ出した。猛毒と言うことで住民達に避難命令が出る。で、市民がいなくなった町に、警官の姿をした一段が、人のいなくなった家々に入り、宝石などを強奪していった。これらは全て強盗団の一味が計画したことであり、住民を追い払った無人の町で好き放題のことをするための作戦だった。で、スター・プレーヤーのヘイズと、地元の警官のエドの2人は強盗集団に立ち向かっていく。やがて、チームのオーナーのマスターソンが裏で一味を操っているのを知る。で、ヘイズとエドは命がけでマスターソンに挑んでいき...

展開としてはオーソドックスであって、面白みの無いものである。が、こういう物語では定番と言うことの出来る主人公、悪役、そして美女が絡むと言うことで、ある意味では安心して見ることの出来る作品である。ただ、冒頭がちゃちな所があるため、せっかちな人はそこで見ることを放棄してしまうかも知れないが、物語が進んで行くに従ってバイオレンス度が一気に上がり、ありがちな銃撃戦などではなくて素手での戦いという本格的なアクションを見せているので、それなりに見せ場はある。そういう面白いことを遣っているだけに、冒頭にもう少し力が入っていたらと考えてしまう作品でもある。(そのためもあるのか、DVD化されていないのが残念である。→かつてはLDでリリースされていました。)

 

↓ビデオです。

ビバリーヒルズを乗っ取れ!(吹替版) [VHS]

  • 出版社/メーカー: CICビクター・ビデオ
  • メディア: VHS

ビバリーヒルズを乗っ取れ!(字幕版) [VHS]

  • 出版社/メーカー: CICビクター・ビデオ
  • メディア: VHS
  • ↓輸入版ビデオ
Taking of Beverly Hills [VHS] [Import]

Taking of Beverly Hills [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: MGM (Video & DVD)
  • メディア: VHS

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LEIF GARRETT『THE LEIF GARRETT COLLECTION』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1998年にリリースされた彼のベスト盤である。'70'sの終盤にアメリカでもそうであったが、日本でもアイドルとして人気が高かった彼であるが、アイドル歌手としての足跡がここに収められている。

収録曲は以下の全12曲である。『Runaround Sue』『The Wanderer』『I Was Made For Dancin'』『Memorize Your Number』『Feel The Need』『When I Think Of You』『You Had To Go And Change On Me』『New York City Nights』『Runaway Rita』『Surfin' USA』『Put Your Head On My Shoulder』『I Was Looking For Someone To Love』。

尚、彼は全部で10曲のシングル曲をリリースしているが、『You Had To Go And Change On Me』と『New York City Nights』以外は全てシングル曲である。(彼の最大のヒット曲は、全米で10位、全英で4位を記録した『I Was Made For Dancin'』である。尚、これらの10曲はBillboardでは全てがTOP 100内にチャートインしている。(TOP 20内は3曲である。))尚、日本では田原俊彦が『哀愁でいと』というタイトルでカヴァーした(彼のデビュー曲である。)『New York City Nights』の方が有名であるが、アメリカではこの曲はシングル・カットされていない。(一応、収録されているのは心憎いところである。)

彼はオリジナル・アルバムも5枚をリリースしているだけに、ここに収録されている曲はシングル曲と「+α」ということになる。つまり、彼の曲を楽しむ最低限の曲を収めたベスト盤と言うことになる。現在では彼のアルバムは入手しにくい状況になっているだけに、'70's後半に彼の曲に親しんだことがある方は、手元に置いておいてもよろしいかと...

尚、彼はシンガーとして活躍した当時もそうであったが、それ以前に子役として(役者として)デビューしていて、現在でも俳優として活動を続けている。(映画の方にコンスタントに出演し続けている。)

 

Leif Garrett Collection

Leif Garrett Collection

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sbme Special Mkts.
  • 発売日: 1999/01/01
  • メディア: CD

レイフ・ギャレット・コレクション

レイフ・ギャレット・コレクション

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2005/02/23
  • メディア: CD

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その191) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「囚人護送計画」です。取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・6話」、「007」からは「消されたライセンス」です。(「護送」というテーマで過去に記した際(「その102」です。)では、「ケータイ刑事」からはこの物語を、「007」からは「(参考)」としてこの物語を取り上げているが、的を絞るとこの2つの間に共通点が出てくるということです。)

ケータイ刑事」:「・6話」。「闇の暗殺者! ~皆殺しの砦殺人事件」という物語である。この物語は「全編、ハードボイルドタッチでお送りします」ということで、いつもの「ケータイ刑事」の物語とは雰囲気の違う異色の物語であり、ちゃんは銃を握っていないものの、銃撃戦があるというように、普通の「ケータイ刑事」の物語には無い要素に満ちた物語となっている。

27件の殺害事件に関与したという凶悪犯・袴田権四郎(通称:モリアーティ)を護送する任務を与えられたちゃんと五代さんは、囚人護送車でモリアーティの護送を始める。(運転するのは五代さんで、ちゃんは助手席です。→ちゃんは16歳なので車の免許は持っていない(この年では免許は取れません。)ので、運転するのは五代さんということになるが、それ以外に警官がいてもいいと思うのですが...)

道に迷う五代さんだったが、地図で調べて何とか道が分かったと思ったら、モリアーティがトイレに行きたいと言い出す。で、仕方なく、途中にあったあるファミリーレストランにトイレ休憩のために立ち寄った。

が、定休日という感じでもないのに店には誰もいなかった。奥に入っていくと、身元不明の死体があり、更にちゃんたちは襲撃を受けることになった。ダイイングメッセージらしいものとして「シマル」と書かれた紙があったが、その意味は分からない。(モリアーティにも心当たりがなかった。)

狙撃者は執拗に狙ってきて、五代さんは負傷し、このままではちゃんたち3人とも殺られてしまう。ということで、遂にモリアーティの手錠を外し、3人は組んで狙撃者に立ち向かって行くことになった。モリアーティは店の時計の裏に隠してあった銃を手に入れると、それをちゃんに向けた。ちゃんが撃たれると思った時、モリアーティは引き金を引いた。が、ちゃんは撃たれず、背後にいた狙撃者を狙ったのだった。一転して反撃に出たことで、狙撃者は一旦退避した。

状況分析をする中で、ちゃんは「シマル」のメッセージは裏から見ると「ツムラ」と言うことを見抜く。で、モリアーティは、それは凄腕の殺し屋・ツムラのことと察知した。実は、モリアーティは仲間たちと相談していて、このファミレスで救出されることになっていたのだった。が、仲間割れからモリアーティを始末するためにツムラが雇われたということが分かった。

ちゃんは応援を呼ぶために、表に駐めてある護送車に行き、携帯電話で連絡しようとする。(店の電話線は切られていて、トイレ休憩ということで携帯電話は車の中に置いていたためだった。)が狙撃手はちゃんを狙ってきた。ちゃんは、五代さんがアニータの誕生日プレゼントに用意していたマネキン人形を使って、自分が打たれたように見せかけ、ツムラに油断させた。ツムラは残るモリアーティと五代さんを始末しようとして店内に入ってくるが、ちゃんが現れてツムラを逮捕した。

その後、応援が到着し、五代さんは救急隊員に肩を支えられて運ばれていき、モリアーティはちゃんに両手を出して(改めて)お縄を頂戴した。

007」:「消されたライセンス」。1989年のシリーズ第16作であって、4代目ボンドの第2作(最終作)である。ボンドがCIAの友人・フィリックスの復讐のために行動するということで、人間ボンドを描いた4代目ボンドらしい作品であるのだが、個人的な復讐で動くボンドということで「007」シリーズの中では雰囲気の異なる異色の作品となっている。

冒頭で、フィリックスの結婚式に向かうボンドとフィリックスだったが、麻薬王サンチェスを逮捕できるチャンスがきたということで、サンチェスの逮捕に向かったボンドとフィリックス。ボンドの機転のお陰で、セスナで逃亡するサンチェスをヘリコプターで飛行機ごと吊り上げて逮捕した。で、フィリックスとボンドはそのままスカイダイビングで結婚式場に向かった。

サンチェスは護送されることになり、囚人護送車に乗せられ、その前後には警備の車も付けられて、厳重な体勢の元で護送が行われる。が、サンチェスは取り調べを行ったキリファに200万ドルの取り引きを持ちかけていた。その時は取り引きには応じないと言っていたキリファだったが、段取りは全て出来ていた。で、サンチェスの乗った護送車の助手席に座っていたキリファは、護送車が橋の上を通過中、突然運転手を襲い、車は海の中に転落した。

海中ではサンチェスの息の掛かっている海洋学者の手引きもあって、秘密の潜水艇でサンチェスの部下たちが待っていて、直ちにサンチェス、そして裏切ったキリファの救出を行った。

当然のことながら、護送車が海中に転落したことで、直ちに海の中の捜索活動が始まったが、囚人護送車を引き上げたときには、サンチェスたちの姿は当然の如く消えていた。ということで、サンチェスは逃亡に成功し、護送は失敗という汚点を残すことになった。

尚、この時の護送は地元警察が行っており、ボンドは全く関係していない。ボンドはこういうことが起こったと言うことを全く知らずに、フロリダを離れるために空港に向かったが、空港では「囚人逃亡」ということで警備が厳重になっていることから、サンチェスが逃亡したとボンドは悟った。で、出国を取りやめて、直ちにフィリックスの新居に向かった。(そこで新妻・デラの死体と下半身を覚めに食いちぎられて瀕死の重症を負ったフィリックスを発見したのだった。)

共通点は、囚人護送の際に、その囚人の奪還作戦が実行されたこと、そして(ポジションは異なるが)裏切り者がいたことで裏切り者が出た側の計画が失敗している(「ケータイ刑事」では奪還側に裏切り者が出たために奪還に失敗した。「007」では護送する警察サイドに裏切り者(買収された)が出たために護送に失敗した。)ということである。また、護送される人物が大物である(「ケータイ刑事」では27件の殺人事件に関与している男、「007」では麻薬王と呼ばれている男)ということ、及び、その人物を主役である銭形/ボンドが逮捕しているというのも共通点である。(「ケータイ刑事」では一旦自由にした後、狙撃手を逮捕した後に囚人を銭形が逮捕している。「007」ではそもそもボンドがサンチェスを逮捕したことから始まっていて、ボンドが逮捕してそれを地元警察に引き渡し、護送されることになったのである。)更に、シリーズの中で共に「異色の作品」になっているというのも共通している事柄と言うことにもなる。

相違点は、「ケータイ刑事」では護送に成功していることと主役の銭形が活躍しているが、「007」では護送に失敗していると言うこと、及び主役のボンドは護送には一切関係していないということ、「ケータイ刑事」では護送に際して余りにも無防備で車一台で行われたが、「007」では装甲車まで投入させて物々しい厳重な警備の元での護送だったということである。

次回もやはりシチュエーションということで記します。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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