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MICHAEL W. SMITH『GO WEST YOUNG MAN』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1991年に発表された彼の6枚目のスタジオ・アルバムであり、彼がブレイクすることになったアルバムである。また、彼の放った最大のシングル・ヒット曲も本アルバムから生まれている。(過去5枚のアルバムは全くチャートインをしていなかった。)本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位74位を記録しているが、デビューして8年目にしてようやくチャートインを果たし、ブレイクすることになった。(チャートでの最高成績は後のアルバムである。)

収録曲は以下の全10曲である。『Go West Young Man』『Love Crusade』『Place In This World』『For You』『How Long Will Be Too Long』『Seed To Sow』『Cross My Heart』『Emily』『Agnus Dei』『1990』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『Place In This World』は彼の最大のヒット・シングルとなり、Billboardで最高位6位を記録し、1991年の年間シングル・チャートでも77位にランクインしている。2nd.シングルの『For You』は同チャートで最高位60位を記録している。

お薦め曲としては、シングル・ヒットを記録している『Place In This World』と『For You』、更にアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Go West Young Man』、バラード・ナンバーの『Emily』をピックアップしておく。

彼はクリスチャン・ミュージックの世界では今や大御所的な存在になっているが、本アルバムは彼がブレイクすることになったアルバムであり、彼のキャリアの上でも重要なアルバムである。また、サウンドの方は明るいポップなサウンドであって、どこにでもあるようなポップなテイストのボーカル・アルバムである。日本では、「クリスチャン」という言葉から宗教音楽を連想されることもあるが、そういうことはなく、親しみを持って聴くことの出来るアルバムである。

ただ、ボーカル・アルバムとしては華となる部分が今一つであって、もう少し派手な所があった方がメリハリもついて、より楽しめることになったと思われるだけに...

 

Go West Young Man

Go West Young Man

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Bmg Special Product
  • 発売日: 2003/08/01
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形雷23話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形雷」の第23話の「時間を操る美女 ~大学教授殺人事件」についての「裏ネタ編・増補」の3回目となる今回は、劇中で岡野さんが間宮のことを言った言葉から「サイボーグ」について、「エスパー」について、間宮はこの効果は無いと言った「タイムトリップ」について、ここに秘密があったということから「オーデコロン」について記します。尚、「エスパー」については「・36話(2nd.23話・AS1話)[裏ネタ編]PART 11」で「超能力者」として記したものを、「タイムトリップ」については「・22話(2nd.9話)[裏ネタ編]」で「タイムスリップ」として記したものをベースとして加筆し、「オーデコロン」については「・6話[裏ネタ編]PART 3」で「香水」として記したものを元にして再編集しました。

また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/6/4付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

サイボーグ」:生命体の重要な機能部分を電子機器を含む人工的なものに代行させたもののことである。漫画やアニメ、映画などに多数登場する用になっていることから、現在では体の一部が機械化されている人間というイメージが定着しているが、定義からすると人間以外の動物を機械化したものもある。(一部のフィクションには登場している。)

元々は、Cybernetic Organism(サイバネティック・オーガニズム)という言葉の省略したところから生まれた言葉であって、「生命体」と「自動制御技術」が融合したもののことである。

尚、「アンドロイド」という言葉と混同されることがあるが、「アンドロイド」は完全なロボットであって、生命体という要素は有していない。また、基本的なアンドロイドと言うと人間の形をしたロボットのことを指し、人間以外の形をしているものは「ロボット」と呼ばれて区別されている。

SF映画などの影響で、「サイボーグ」と言うと超人的な能力を持っていると思われがちであるが、定義化にすると、人工臓器を体内に埋め込んで使用している人も「サイボーグ」ということになる。また、最近の高度なセンシング技術を盛り込んでいる義手や義足を使用している人も、定義からすると「サイボーグ」に含まれる。ということで、現在では意外と身近な存在になっている。(フィクションの世界では、アニメ化された漫画「サイボーグ009」をはじめ、昭和の「仮面ライダー」、「ロボコップ」などのヒーロー、「銀河鉄道999」の機械化人間など、千差万別である。)

英語をはじめ、殆どの言語では「Cyborg」と言うが、これは英語の「Cybernetic Organism」を省略した言葉であることから、それがそのまま定着することになったためである。尚、中国語では「人工控制機械人」という。

エスパー」:「超能力」と呼ばれる能力を持っている人のことである。一般に「超能力者」と呼ばれているが、「エスパー」と呼ぶこともある。

「超能力」とは、通常の人間の力ではとても出来ないようなことを実現してしまう特別な力のことを指す言葉である。または、現代科学では合理的に説明することの出来ない超自然の能力のことである。(現在の科学では、この力について解明されていないため、その力の存在を証明できないでいるのだが、「超心理学」「超科学」などと呼ばれる学問の研究対象となっている。)

これにはいくつかのものがある。テレパシー(精神感応)、透視、予知、念力、サイコメトリー(接触感応、残留思念)、テレポーテーション(瞬間移動)などが主なものとして知られている。(特にテレパシー、予知、テレポーテーションはその代表的なものである。)尚、催眠術を超能力の一つとして認識されることもあるが、超能力には含まれないとする考えもあって、確定していないのが現状である。

日本語では「超感覚」と呼ばれることもあるが、これは中国語での言い方が元になった言い方である。(中国語では「超感官知覺」と言うが、これの省略した形ということも出来る。)但し、このように言う場合は、通常の人間には認識できない現象を認識し、時にはその現象に干渉する能力のことを指すため、サイコメトリー(psychometry、接触感応)、クレヤボヤンス(clairvoyance、透視能力)、テレパシー(telepathy、精神感応)、プレコグニション(precognition、予知能力)、ヒプノシス(hypnosis、催眠能力)などを指す。→「超感覚」では「催眠能力」(=催眠術)もその中の一つという位置づけである。

日本では、1970年代にスプーン曲げの大ブームを起こしたユリ・ゲラーがあまりにも有名であって、超能力、及び超能力者と言うと、真っ先に彼の名前が真っ先に出てくるほどである。(但し、スプーン曲げについては、「超能力ではなく、マジック」として、「超能力」として認めないという意見も根強くある。→この立場では、彼は超能力者ではなくてショー・マン(マジシャン)ということになる。)

また、日本人では、ユリ・ゲラーによる超能力ブームの時に「超能力少年」として名前を知られたエスパー清田(清田益章)や明治時代の超能力者として、神水を取り出すとして知られている長南年恵や、千里眼の持主として知られる御船千鶴子がいる。

また、フィクションの世界ではSF作品を中心に超能力者は多数存在している。(「恋する日曜日・ニュータイプ」が超能力者を主人公にした作品であり、「ケータイ刑事」でも「・1st.8話」で超能力者・レディ・リンが登場したのをはじめ、胡散臭い連中であれば他の物語にも登場している。)

英語では「Psychic」と言うが「Extra Sensory Perception」の頭文字の「ESP」に「人」という意味の接尾語である「ER」を付けた「ESPER」という言い方もあるが、この言い方はあまり使われない。また、ドイツ語では「Person von übernatürlicher Macht」、フランス語では「Personne avec Pouvoir Surnaturel」、イタリア語では「Persona con Potere Soprannaturale」、スペイン語では「Persona con Poder Sobrenatural」、中国語では「特異功能者」と言う。

タイムトリップ」:時を超えて、過去や未来を旅する時間旅行のことである。「時間旅行」または「タイムトラベル」という言い方もある。また、時間を飛び越えて瞬間的に過去または未来のある時間に移動することから、「タイムスリップ」「タイムワープ」と言うこともある。尚、「タイムトリップ」と「タイムトラベル」はタイムマシンのような時間超越装置を使って、意図した別の時間に移動する場合を指し、「タイムスリップ」は何らかの思いもよらない事象が発生したことによって別の時間に移動する場合を指すのが一般的である。これは「トリップ(Trip)」しいう言葉には「旅行」という意味があること、「スリップ(Slip)」と言う言葉は(本人の意思に関係なしに)「滑る」という意味があり、この意味を考慮した和製英語である。

これらはSF小説をはじめとするフィクションの世界では多数登場している。その元祖とされているのが1895年に発表されたH・G・ウェルズの「タイム・マシン」であって、このジャンルの作品はここから始まっていて、今日まで多数の作品が生まれている。日本でも同様に多数の作品があるが、豊田有恒の「タイムスリップ大戦争」や映画化されている半村良の「戦国自衛隊」、筒井康隆の「時をかける少女」は有名である。映画化されている作品では、H・G・ウェルズの「タイム・マシン」もそうであるが、「猿の惑星」シリーズ、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ、「ターミネーター」シリーズのようにシリーズ化した作品も多数ある。(単独作品では数え切れないほど多数の作品がある。)

英語では「Time Trip」と言うが、「Time Travel」という言い方の方が一般的である。またドイツ語では「Thymianreise」または「Zeitreise」、フランス語では「Voyage du Thym」、イタリア語では「Viaggio di Tempo」、スペイン語では「Viaje de Tiempo」、中国語では「時間旅行」という。

オーデコロン」:体や衣服に付けて、香(匂い)を楽しむ芳香性化粧品である「香水」の一つである。香水はエッセンシャルオイルと呼ばれる芳香性物質(=香料)をアルコールに溶かしたものであるが、その香料の濃度によって4つに分類されている。(「パルファン(エクストレ)」「オードパルファン」「オードトワレ」「オーデコロン」)「オーデコロン」はその4つの分類の中で最も弱いものであり、持続時間は付けてから1、2時間とされている。また、物質的な特製としては、濃度は2~5%、アルコール成分が90%以上、蒸留水が5~10%である。(「パルファン」「オードパルファン」「オードトワレ」「オーデコロン」の順で濃度が薄くなっていき、持続時間も短くなるが、価格も安くなっていく。)

持続時間が短いが、香水の中では安価と言うことで、現在では「万能香水」と呼ばれることもあって、広い範囲で使用されている。

これはドイツ・ケルンに住むイタリア人のフェミニスが売り出したものであり、18世紀中盤に売り出されたものである。この時に「ケルンの水」という意味の「Eau de Cologne(オーデコロン)」(フランス語である。)という生が使われ、今日に至っている。また日本には、明治になって入って来て、文明開化の時期に大流行したことで定着することになった。

元々はフランス語ではあるが、フランス語と英語では「Eau de Cologne」と言い、ドイツ語では「Kölnisch Wasser」、イタリア語では「Acqua di Colonia」、スペイン語では「Agua de Colonia」、中国語では「花香水」または「科隆香水」と言う。→海外旅行の際のお土産品の定番となっていることから、これらの単語は覚えておいても損はしないが、最近の免税店などでは日本語もそれなりに通じるところが多いので...

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

超人類へ!  バイオとサイボーグ技術がひらく衝撃の近未来社会

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  • 作者: ラメズ・ナム
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2006/11/11
  • メディア: 単行本

2012 009 conclusion GOD’S WAR―サイボーグ009完結編〈1(first)〉

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  • 作者: 石ノ森 章太郎
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 単行本

サイボーグ009 (1) (秋田文庫)

サイボーグ009 (1) (秋田文庫)

  • 作者: 石ノ森 章太郎
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 1994/07
  • メディア: 文庫

サイボーグ009 (第1巻) (Sunday comics―大長編SFコミックス)

サイボーグ009 (第1巻) (Sunday comics―大長編SFコミックス)

  • 作者: 石ノ森 章太郎
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 1966/07
  • メディア: 単行本

サイボーグ009 既刊21巻セット  秋田文庫

サイボーグ009 既刊21巻セット 秋田文庫

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • メディア: 文庫

エスパー魔美 1 (藤子・F・不二雄大全集)

エスパー魔美 1 (藤子・F・不二雄大全集)

  • 作者: 藤子・F・不二雄
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/08/25
  • メディア: コミック

超能力おもしろ実験室―遊び感覚であなたもエスパーに挑戦! (KAWADE夢文庫)

  • 作者: 秋山 真人
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1995/04
  • メディア: 文庫

京都・観光文化時代MAP (Time Trip Map-現代地図と歴史地図を重ねた新発想の地図-)

京都・観光文化時代MAP (Time Trip Map-現代地図と歴史地図を重ねた新発想の地図-)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 光村推古書院
  • 発売日: 2006/10
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東京時代MAP―大江戸編 (Time trip map-現代地図と歴史地図を重ねた新発想の地図-)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 光村推古書院
  • 発売日: 2005/10
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時間旅行は可能か?―相対性理論の入り口 (ちくまプリマー新書 119)

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デキる男は香りが違う! プロが教える香水120%活用術 (ソフトバンク新書 91)

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4711 オーデコロン 100ml

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  • 出版社/メーカー: 柳屋本店
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品


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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その196) [ケータイ刑事]

今回は久しぶりに「ある物」シリーズということにして、劇中に登場した小物を対象にして記します。で、テーマは「ノック式ボールペン」です。取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・2nd.8話」、「007」からは3回連続となる「ムーンレイカー」です。(「その66」(テーマは「筆記用具」)に於いて、「ムーンレイカー」は触れたことがあるのだが、「ケータイ刑事」はその時には全く触れなかった別の物語です。)

ケータイ刑事」:「・2nd.8話」。「心に嘘はつけないぜ! ~サイコドクター殺人事件」という物語である。「銭形雷」の2nd.シリーズは全14話ということなので、この物語から2nd.シリーズの後半に突入となった(「」「・2nd.」「・1st.」は2クール、「」は10話であるため除外するとして、それ以外のシリーズは全13話(「」と「」は1st./2ne./3rd.(「」のみ)をそれぞれ分けることとする。)であるため、第7話が折り返しということになる。)が、傑作が続出した時期の物語である。

心理カウンセラーの西湖独太(さいこ・どくた)が殺され、助手の美山華子に話を聞いたちゃんは、以前、西湖と口論していた患者の戸ヶ里益男(とがり・ますお)の名前を挙げた。で、ちゃんと高村さんは戸ヶ里のアパート(なだそう荘)に行き、戸ヶ里に話を聞いた。

戸ヶ里が「先生を殺してやる」と言ったことがあると言うことは認めたが、西湖のクリニックに通っていたのは半年も前のことであり、更にそんな話しは守秘義務がある医者としては最低と口にする。で、高村さんが、西湖先生が殺されたことを告げ、「あなたのアリバイを聞かせてくれ」と言って手帳とボールペンを手にした。(ノック式のボールペンである。)で、ボールペンをノックした高村さんだったが、突然戸ヶ里が怯えだして「それを俺に向けないでくれ」と言って座り込み、頭を抱えてしまった。高村さんは「それってこれ?」と言ってボールペンを何度かノックするが、戸ヶ里は頭を抱えて震えるだけだった。

カルテから、戸ヶ里は極端な尖端恐怖症であることが分かり、先の尖った包丁で刺し殺されていた西湖を戸ヶ里が殺すことは不可能だとちゃんは判断した。が、今度はその戸ヶ里が殺されたという知らせが入った。で、西湖の事件と戸ヶ里の事件を調べるちゃんと高村さんだった。

高村さんは戸ヶ里が西湖殺害犯人であって、逃げ切れないと思って自殺したと判断し、西湖殺害にとんでもないトリックを使ったと言うが、ちゃんはそれをあっさりと否定した。で、結局のところ、2つの事件は美山が犯人であり、美山と戸ヶ里は共犯で西湖を殺害し、口封じと全ての罪を戸ヶ里になすり付けるために戸ヶ里は殺されたのだった。美山が犯人と分かったのは、美山が潔癖性というよりも「不潔恐怖症」だったということで、西湖殺害時のアリバイ工作が裏目に出たのだった。

007」:「ムーンレイカー」。1979年のシリーズ第11作、3代目ボンドの第4作である。I・フレミングの原作小説ではミサイルを使ったロンドン壊滅計画に立ち向かうボンドの活躍を描いた物語ということで、物語の全てがイギリス国内だけというものだったが、映画版では大きく改変されて、全人類の壊滅計画に対するボンドの活躍を描き、地球上だけでなく宇宙にまでボンドが進出することになり、原作と映画との差が大きい作品となった。(3代目ボンドの作品は原作小説からの飛躍が大きいというのが当たり前になりました。)

ドラックスを追ってベネチアに入ったボンドは、マークしていたガラス工房を調べるが、そこで再びグッドヘッド博士(=ボンドガール)の姿を目にした。

夜になって、再び工房に潜入したボンドは、ドラックスの用心棒のチャーに襲われる。工房の展示物を派手に破壊し、ステンドグラス裏の時計台でのバトルから、チャーを倒したボンドは、グッドヘッド博士のホテルに忍び込んだ。

グッドヘッド博士は話をはぐらかそうとするが、ボンドはグッドヘッド博士の所持品を一つずつ手にしていく。最初に手にしたのは、一見したところは普通のボールペンであった。何か文字を書いたボンドはそこに仕込まれている毒針をだした。ということで、そのボールペンは普通のボールペンではなくて「毒針ボールペン」であった。(見た目にはそれなりのブランド品と思われる高級ボールペンである。)そして針を出し、毒液が出ることを確かめた。

更に、ボンドはグッドヘッド博士の所持品である手帳サイズ日記帳(矢を発射することが出来る。)、香水の瓶(火炎を放射することが出来る。)、ハンドバッグ(通信用のアンテナが飛び出した無線通信機であった。)を次々と手にして、それらが秘密兵器であるということを指摘した。そしてこれらはCIAでよく使われているものだと指摘し、彼女はCIAから派遣されていると言うことを見抜いた。で、グッドヘッド博士はこれまでに掴んでいる情報交換をすることを提案し、ボンドはそれを受け入れた。(その夜、2人はベッドインということになった。)

また、この時、グッドヘッド博士はホテルを引き払って次の場所に向かう用意をしていたが、ボンドは荷物の様子からそれを見抜き、また、行き先がリオデジャネイロということも、グッドヘッド博士に悟られないように掴んでいた。(で、ボンドはガラス工房の後処理(結局、ドラックスも手を打っていて)何事もないガラス工房ということで、Mは恥を回とと言ってボンドを叱責していた。)

また、その毒針ボールペンは、後にアマゾンのドラックスの地上秘密基地で、ボンドが巨大アナコンダのいる水槽に落とされた時、これをアナコンダに突き刺してアナコンダを倒してピンチを脱出するのに使われている。

共通点は、身の回りの日用文具品が恐怖の対象物になっているということ(「ケータイ刑事」では尖端恐怖症患者がいたこと、「007」では毒針が仕込まれていた。)、しかし、恐怖の対象になる物でありながら、全く恐怖を感じることの無かった人物も登場していること(「ケータイ刑事」では普通のちゃんや高村さんは全く何でもなく、「007」ではボンドが秘密兵器と言うことを見抜いて、全く動じなかった。)である。また、そのポールペンの持主は主人公(銭形/ボンド)ではなくてその相棒(高村さん/ボンドガールのグッドヘッド博士)であったこと、そして当たり前過ぎる当然のことであるのだが、そのボールペンは正しい筆記用具として(一応)使われているというのも共通点ということになる。

一方、相違点は、「ケータイ刑事」では、何の仕掛けもない、何処にでもあるごく普通のボールペンであったが、「007」では(CIAの支給品である)秘密兵器であったということ、登場したポールペンに絡んだ人物が「ケータイ刑事」では死んでいる(戸ヶ里が殺された。)が、「007」では死んでいないということである。(アナコンダは人手はないですからね...)

次回から16クール目に突入となる本連載ですが、とりあえずは「ある物」シリーズということで記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

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ムーンレイカー [Blu-ray]

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