「TEXAS ACROSS THE RIVER」 [映画(洋画)]
表題の作品は1966年のアメリカ映画「テキサス」である。日本での劇場公開は1966年12月であった。D・マーチンにA・ドロンという顔ぶれというのも話題を呼んだ作品である。物語は開拓時代のテキサスであって、コメディ色の強い西部劇である。
作品データを記しておくと、時間は101分、監督はマイケル・ゴードン、脚本はウェルズ・ルート、ハロルド・グリーン、ベン・スターの3人、撮影はラッセル・メティ、音楽はデ・ヴォールである。そして出演は、ディーン・マーティン、アラン・ドロン、ローズマリー・フォーサイス、ジョーイ・ビショップ、ティナ・マルカン、ピーター・グレイヴス、マイケル・アンサラ、リンデン・チャイルズ、アンドリュー・プライン、スチュワート・アンダーソン、たちである。
開拓時代のアメリカ西部。ルイジアナ州・ネイラーの大邸宅では、スペイン公爵のドン・アンドレアと、清純な西部娘のフィービーの結婚式が行われようとしていた。が、そこにこの結婚に反対する3人の男たちが乱入して暴れた。そして乱闘騒ぎとなった挙げ句、3人の内の1人が事故死した。で、他の2人は、それはドンの仕業だと主張したことで、ドンはお尋ね者となって追われることになってしまった。で、ドンはテキサスに渡り、射撃の腕で食べていく自信があった。ある日、牛飼いのサム・ホリスと出会ったドンは、その腕を見込まれて雇われることになる。が、ドンはトラブル・メーカーでもあった。サムは友人のインディアンのクロンクと共に、危険なコマンチ地区を牛を追って通過することにしていて、そのための用心棒としてドンを雇ったのだった。ある日、ドンはインディアン娘のロネッタの危機を救うも、自分も負傷した。で、開拓集落へ運ばれた。そんな時、ドンを追って来たフィービーを見たサムは、フィービーに一目惚れをした。ドンが運ばれた開拓村では、ドンが呂ねったを誘拐したのではないかとして、コマンチ族の復讐を恐れていた。で、その通り、ドンが誘拐したと思い込んだコマンチ族が開拓村を襲ってきた。サムとテキサス警備隊の協力でドンとロネッタは無事に救出された。ある日、ドンはフィービーを探しに出かけた町で、サムとフィービーが腕を組んで歩いているのを目にした。で、ドンはサムに決闘を申し込んだ。が、テキサスのアメリカ合衆国加入という騒ぎのために中止となった。後日、ドンは、コマンチ族に襲われて追われていたサムとフィービーを助けた。で、フィービーの口から、結婚式の日の事件は事故死と認められたため、ドンの無実が決まったと聴かされた。こうなると、ドンはサムとフィービーを巡って決着を付けようとする。が、何だかんだで決闘は股も中止となり、ドンはロネッタと、サムはフィービーと結びつくことになった。
コメディ色が前に出ているため、ガンプレイ・アクションを中心としたハードな展開の西部劇ではなく、親しみやすいものに仕上がっている。(と言っても、笑いを中心としたものではなく、エッセンスとして利かせている範囲のコメディ度である。)本格的な西部劇も良いが、時には本作のようなライト・タッチの西部劇に触れてみるのも宜しいかと... 少なくとも、色々と考えて作品を鑑賞する必要がないので、見やすいですよ。
MIKE + THE MECHANICS『THE LIVING YEARS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1988年に発表された彼らの2nd.アルバムである。現在も現役バンドとして活動を続けている彼らであるが、本アルバムは彼らの発表したアルバムの中では最大のヒットを記録したアルバムである。聴きやすい'80'sらしいサウンドを聴かせているアルバムである。チャート成績は、本国イギリスでは最高位2位、アメリカでも13位、カナダでは12位、(西)ドイツでは16位を記録している。また、1989年のBillboard年間アルバム・チャートでは54位にランクインしている。
収録曲は以下の全10曲である。『Nobody's Perfect』『The Living Years』『Seeing Is Believing』『Nobody Knows』『Poor Boy Down』『Blame』『Don't』『Black & Blue』『Beautiful Day』『Why Me?』。
この中からシングル・カットされたのは全部で4曲である。1st.シングルの『Nobody's Perfect』はイギリスで80位、アメリカでもBillboardで最高位63位を記録、2nd.シングルの『Seeing Is Believing』はBillboardで最高位62位を記録しただけで、特に大きなヒットにはならなかった。が、3rd.シングルの『The Living Years』は1週のみとは言うもののBillboardでNo.1の座を獲得し、1989年のBillboard年間シングル・チャートでは31位にランクインしている。また、カナダでも1位を獲得し、イギリスでは2位、(西)ドイツでも13位を記録している。(西ドイツ以外の国では彼らの最大のヒット・シングルになった。)4th.シングルの『Nobody Knows』はイギリスのみで、最高位81位を記録している。
お薦め曲としては、彼らの代表曲であって最大のヒット曲である『The Living Years』を筆頭に、シングル曲の『Nobody's Perfect』と『Nobody Knows』、それ以外からは『Black & Blue』と『Beautiful Day』をピックアップしておく。
彼らはニューウェーブ系のバンドであるものの、大人の鑑賞に堪えうるクオリティの高さと、特に毛嫌いされることのないようなサウンドであるため、親しみを持って聴くことが出来るものである。本アルバムはそんな彼らの放った最大のヒット・アルバムであるだけに、彼らのサウンドを聴く場合は外すことの出来ないアルバムであるのは言うまでも無い。腰を落ち着けて、じっくりと聴きましょう!
ケータイ刑事銭形零11話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
「銭形零」の第11話「殺意のステップ ~赤い情熱のタンゴ殺人事件」の「裏ネタ編」の5回目の増補となる今回は、この物語に登場した「パイプドア」の元ネタである「ライブドア」について、「百天」の元ネタである「楽天」について、「マサカリサンバ」の元ネタである「マツケンサンバ」について、高村さんは300人の観客にこれを行おうとしたことから「事情聴取」について、零ちゃんが高村さんのこれまで世話をすると宣言したことから「私生活」について、「サポート」について記します。
また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/6日付です。)
「ライブドア」:インターネット、メディア、金融業を行っている企業である。事件に発展した旧ライブドアと同じ社名であるが、問題を起こした企業は分社化や売却によって他に移っており、ウェブサイト事業もライブドアに譲渡される以前からの事業を継続しているだけであり、完全に関係が切れている。(現在のライブドアは2007年4月に新規設立されたものである。)
この物語の本放送(2004/12/12)当時は、プロ野球への新規参入ということで楽天と争っていたことにケリが付いた直後である。(ライブドアは敗北し、楽天の新規参入が決定した。)その後にニッポン放送の買収に動くことになるが、これは2005/2月からであるため、プロ野球新規加入問題とニッポン放送買収問題の狭間の時期であった。そして世間を騒がせて逮捕劇にまで発展した事件は2006年になってからである。
「楽天」:ネットショッピングなど、インターネットを使用したサービス業を行っている企業である。現在では日本国内最大級のインターネットショッピングモールとなっている「楽天市場」や、ポータルサイトの「インフォシーク」の運営というネット事業だけでなく、銀行やクレジットカード事業、証券事業、旅行業、プロ野球球団の運営まで手掛けている。
尚、この物語の本放送は2004/12/12であったが、その当時は、ブロ野球の楽天球団が設立(2004年10月)され、新規参入が決定(2004/11/2)した直後であった。
「マツケンサンバ」:松平健が歌った楽曲であり、また続編がリリースされていることから、シリーズのタイトルでもある。
『マツケンサンバⅠ』が最初にあって、『マツケンサンバⅡ』が作られたが、どちらも通常ルートのレコード販売は行われておらず、松平健の公演で歌われていたり、舞台「暴れん坊将軍」の終演後に歌われていたものである。それが2003年になって突如話題となり、2004年にミニアルバムという形でリリースされた。そしてこれが長期にわたるヒットとなり、2004年の後半は『マツケンサンバ』が大流行した。この物語の本放送が2004/12/12であるが、当時は話題の中心にあって、大ヒットを記録していた時期でもある。で、2004年の紅白歌合戦にも松平健はこの曲で出場している。
ということで、「ライブドア」「楽天」「マツケンサンバ」は、この物語の本放送時にはタイムリーなネタであった。→時事ネタを取り入れるのはテレビ番組の得意とする所であるが、それから6年以上が過ぎた現在では、「そんなこともあったな...」ということになって、忘れ去られているが、こういう所がTV番組らしいところでもある。
「事情聴取」:犯罪捜査に於いて、その事件に関する事実について、人に事情を聞くことを言う。ある意味では「取り調べ」の一つと言うことになる。但し、事情聴取は事実を調べるために行われるものであって、この時に話を聞く人は容疑者でも被疑者でもなく、(但し、実は真犯人だったということはあり得る。)事件が起こったその場に居合わせた人、目撃者、参考人ということになる。
尚、容疑者として逮捕されて拘留中の人に話を聞く場合は「事情聴取」とは言わずに「取り調べ」と言う。
英語では「Interrogation」、ドイツ語では「Verhör」、フランス語では「Entrevue」、中国語では「情況收聽」と言う。
「私生活」:公的、社会的な立場から離れた、その人の個人としての生活のことをいう。「プライベート」または「プライベート・ライフ」と言うこともあり、「プライバシー」と言うこともある。他人に干渉されないものとして誰もが有しているものである。また、公人であっても仕事から離れた場合はこれがあるとされているが、国を動かしている人物や役人に対しては、もっと制限を設けるべきと言う声もある。
英語では「Private Life」または「Privacy」、ドイツ語では「Private Leben」、フランス語では「Vie Privée」、イタリア語では「Vita Privata」、スペイン語では「Vida Privada」、中国語では「私生活」と言う。
「サポート」:支援すること、支えること、支持することであり、「助けること」のひとつである。また「扶養する」「励ます」「擁護する」「立証する」「助演する」「買い支える」という意味もある。
零ちゃんは、「高村さんの私生活をサポートする」と発言したが、何処までのことをするつもりなんですかね?普通に考えると、「支援する」とか「助ける」という範疇と考えるべきであるが、言葉の意味としては「扶養する」ということもありえるだけに、そうなったら「高村零」ということもあるのかも...???(いや、零ちゃんは四女であるが、高村さんが婿に入るということで銭形一平になるのかも...→完全に親子という年の差がありますが...)
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