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「魚河岸の石松」(その8) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローシリーズの第50弾として記してきた「魚河岸の石松」シリーズも今回限りです。で、残っているシリーズ最終作となる第10作について記します。この作品は、主役が今井俊二(現在は今井健二に改名している。)となった3代目となったということと、全作から3年のブランクをおいて作られたもの座或る。また、これまでのシリーズ9作は全て白黒作品であったが、本作はカラー作品である。

シリーズ第10作三代目 魚河岸の石松
作品データを記しておくと、1958年の東映東京の作品であって、時間は89分、原作は宮本幹也、監督は小石栄一、脚本は笠原良三、撮影は藤井静、美術は進藤誠吾、音楽は飯田三郎である。そして出演は、今井俊二、柳谷寛、清川虹子、暁テル子、星美智子、佐久間良子、宮城まり子、高山道子、大泉滉、小宮光江、宮田悦子、奈良あけみ、村田知栄子、浦野みどり、小川虎之助、三島雅夫、斎藤紫香、トニー谷、高木二朗、萩原満、戸田春子、須藤健、宮田洋容、岩城力、岸井明、桧有子、曽根秀介、関山耕司、志摩栄、乾貞子、ミッキー・カーチス、たちである。

魚河岸の組合長の選挙に瀬川と丸富の2人が立候補した。瀬川は、丸富とも縁の深い清水の網元・権造に選挙が丸く治るように乗り出して貰おうと考え、石松とキノキンの2人が清水の権造の元に向かった。清水駅に到着した石松とキノキンだったが、キノキンが芸者風の粋な年増に鼻の下を伸ばしたことで財布をすられてしまった。更に、権造は清水にはおらず、伊豆・下田に引っ越したということで、下田に向かった。が、下田で石松たちは、鳥羽の網元が倒れたため、復帰するまでの間、権造が変わりの監督を務めることになり、鳥羽に行ったと知る。で、権造を追って鳥羽に向かった2人。賭場に到着したが、今度は怪しげな新興宗教に絡まれたり、海女コンクールに首を突っ込んだりしたこともあって、権造となかなか会うことが出来ないでいた。騒動も何とか一段落すると、ようやく権造に会うことが出来た石松とキノキンだったが、丸富から、石松たちを相手にしないようにという知らせが権造の元に届いていた。しかし権造は、選挙の投票日までには東京に顔を出すことを約束した。その時、昔、自分の元で働いていた熊田という男に注意するようにと助言を受けた。東京・魚河岸では選挙戦が繰り広げられていて、両候補の演説会が行われる。そして丸富の応援演説に熊田が声を張り上げていた。そんな所に権造が駆けつけ、熊田が行っている悪事を暴いた。応援演説をしていた熊田の悪態を知った丸富は、熊田の悪事を知らなかったとして詫びることになった。で、選挙は瀬川が当選した。相変わらず女たちに追われている石松に、瀬川は感謝の言葉を言うのだった。

はっきり言って本作は駄作であって、つまらないものである。単独の物語としたらそれなりであるのだが、過去の9作で見られた調子の良さを始め、女たちが繰り広げる騒動にしても面白みが無くなっていて、魅力が失せてしまっている。

映像がカラーになったとはいうものの、既にカラー作品というものも当たり前になっていた時期の作品であるため、物珍しさも無く、単に昔のシリーズを引っ張り出しただけの凡作でした。→3年前の第9作で完全に幕を下ろしていたら良かったのに、というだけである。(要するに、初代石松を演じた河津清三郎のキャラで持っていただけに、2代目となった第8、9作が転けているので、初代が復帰してというのであればまだ分からないでもないが、それ以上作る意味がない、ということである。

シリーズとしては全10作まであるものの、実質的には第5作までで終わっていたと行ってよいシリーズである。半分が凡作/駄作であったということで、DVD化されないのも納得出来る所である。また、LDでは全作がリリースされていたのだが、恐るべき所までリリースしていたものだということを改めて感じることになりました。

 

魚河岸の石松〈第1〉多情多感の章 (1964年) (芸文新書〈アー1〉)

  • 作者: 宮本 幹也
  • 出版社/メーカー: 芸文社
  • 発売日: 1964
  • メディア: 新書

魚河岸の石松〈第2〉侠気一本の章 (1964年) (芸文新書〈アー2〉)

  • 作者: 宮本 幹也
  • 出版社/メーカー: 芸文社
  • 発売日: 1964
  • メディア: 新書

魚河岸の石松〈第3〉青春転々の章 (1964年) (芸文新書〈アー3〉)

  • 作者: 宮本 幹也
  • 出版社/メーカー: 芸文社
  • 発売日: 1964
  • メディア: 新書

魚河岸の石松〈第4〉奇想天外の章 (1964年) (芸文新書)

  • 作者: 宮本 幹也
  • 出版社/メーカー: 芸文社
  • 発売日: 1964
  • メディア: 新書

魚河岸の石松〈第5〉土竜昇天の章 (1964年) (芸文新書)

  • 作者: 宮本 幹也
  • 出版社/メーカー: 芸文社
  • 発売日: 1964
  • メディア: 新書
映画パンフレット 「魚河岸の石松シリーズ 石松と女石松」

映画パンフレット 「魚河岸の石松シリーズ 石松と女石松」

  • 出版社/メーカー: アットワンダー
  • メディア: おもちゃ&ホビー

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「THE THIEF OF BAGDAD」(1940) [映画(洋画)]

表題の作品は1940年のイギリス映画「バグダッドの盗賊」である。日本での公開は1951年12月である。尚、1940年の作品であるが、本作はカラー撮影が行われており、カラー作品である。尚、カラー作品は'30年代に既に登場しているものの、この時期の主流は白黒作品であり、特別に力の入った作品で無ければカラー作品ということは無かっただけに、本作は大作として製作された作品であったのは言うまでも無い。

作品データを記しておくと、時間は106分、原作はラヨス・ビロ、監督はルドウィッヒ・ベルガー、マイケル・パウエル、ティム・フェーランの3人、脚本はマイルス・メールスン、撮影はジョルジュ・ペリナール、オスモンド・H・ボーラディルの2人、特撮はローレンス・バトラー、音楽はミクロス・ローザである。そして出演は、サブー、コンラート・ファイト、ジョン・ジャスティン、ジューン・デュプレエ、レックス・イングラム、マイルス・メールスン、モートン・セルテン、メアリー・モリス、ブルース・ウィンストン、ヘイ・ピートリー、アデレード・ホール、ロイ・エマートン、アラン・ジース、たちである。また、本作はアカデミー賞で、撮影賞(カラー)、室内装置賞、特殊効果賞を受賞している。

バグダッドの王・アーマッドは宰相ジャファルに填められて投獄され、獄中で「バグダッドの盗賊」と呼ばれる少年・アブウの助けで脱獄し、バスラに逃れる。バスラの王の唯一の姫は美人として知られていて、アーマッドは恋に落ち、姫も彼を愛した。が、ジャファルが姫を貰うと宣言したことから姫は逃げて行き、アーマッドは魔法で盲目にされ、アブウは犬に姿を変えられてしまう。そして、ジャファルが姫を抱く日が来るまでは魔法は解けないと言うことがわかる。逃げた姫も捕らえられ、深い眠りに落とされて目覚めなくなってしまう。そんな所に浮浪者となったアーマッドと犬が連れてこられ、姫はようやく目を覚ます。が、愛するアーマッドの魔法は解けていないことで、彼の魔法を解くためにジャファルに身を委ねる決心をして、身を委ねた。で、アーマッドとアブウの魔法は解け、元の姿に戻ると、姫を助け出そうとして小船で姫を追った。が、嵐に遭い、アブウ一人がある海岸に漂着した。大男のジニーと知り合ったアブウは英知を使ってジニーを服従させ、千里眼のルビーを手に入れようとしてする。苦難の末にルビーを手に入れたアブウはアーマッドの居所を探り、再び合流する。そして姫野様子を探るが、姫は志却の青バラで過去を忘れさせられていた。これに耐えられなかったアーマッドはジニーに乗ってジャファルの宮殿に駆けつけて姫を助けようとするが、それに失敗して捕らえられてしまう。その様子を千里眼のルビーで知ったアブウは、ルビーを岩に投げつけてしまう。するとおとぎの国に一変し、魔法の弓矢と空飛ぶ絨毯を得て、アーマッドを救出するためにジャファルの白に乗り込んだ。で、アーマッドを救出し、ジャファルを倒した。こうしてアーマッドは王位に就き、姫と結ばれることになる。一方、アブウは新しい冒険を求めて旅立っていった。

70年前の作品と言うことが信じられないほどの出来で、連続活劇と冒険、アクション、ファンタジーが詰まった作品となっている。但し、現在のCGを多用した作品と比べると、特撮などの技術も低いため、映像的なリアルさは最新の作品とは雲泥の差がある。が、手作りの職人芸と面白い作品を作ろうという意気込みと情熱はたっぷりと伝わってくる。ストーリーも連続活劇ということに欠かせないスピード感とテンポの良さがあるため、物語に引き込まれてしまうことになる。

本作は1940年代初頭という戦時下であったにも関わらず、娯楽作品ということに求められる部分に手抜きは一切なく、'40年代の娯楽映画の傑作と呼ばれているが、一目見たらそう言うことも分かる作品である。

最新のCG技術を駆使した作品ではなく、本作のような物量投入したオーソドックスな造りの娯楽大作を見るのもまた面白いものですよ。一度は見ておきたい作品である。

 

バグダッドの盗賊 [DVD]

バグダッドの盗賊 [DVD]

  • 出版社/メーカー: アイ・ヴィ・シー
  • メディア: DVD

世界名作映画全集32 バグダットの盗賊 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
  • メディア: DVD

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OXO『OXO』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。(と同時に、彼らはこのアルバムしか発表していないので、唯一のアルバムでもある。)第二次ブリティッシュ・インヴェージョンの波も引き、アメリカ勢が勢力を取り戻すようになった当時、アメリカ各地から次々と新しいグループが飛び出してきたが、彼らはフロリダ州マイアミ出身ということで、南国の香を持ったニューウェーブ系バンドとして登場し、彗星のように現れて去っていった。(完全な(シングル曲の)一発屋であるが、「一発屋」と呼ぶにはヒットの規模は小さかったですが...)

収録曲は以下の全11曲である。『Whirly Girl』『Dance All Night』『My Ride』『Wanna Be Your Love』『In the Stars』『You Make It Sound So Easy』『Waiting For You』『Back In Town』『I'll Take You Back』『Love I Need Her』『Runnin' Low』。

この中からシングル・カットされたのは『Whirly Girl』である。Billboardで最高位28位を記録するヒットとなった。(他のチャート誌ではTOP 20入りを果たしている。)が、この一曲だけのヒットであって、この曲のヒットで現れて、ヒットの沈静化で消えてしまった...

お薦め曲としては、彼らの代表曲である『Whirly Girl』は当然と言うことになるが、この曲よりも『Dance All Night』『My Ride』『Waiting For You』も悪くない。(シングル・カットについて工夫していれば、これらの曲の方がより大きなヒットになった可能性があるのでは?と感じられる。)

尚、本アルバムは収録時間が33分弱ということで、当時のロック・アルバムとしても時間的に短く、「不景気レコード」と呼ばれたが、その通りである。

サウンドはニューウェーブ系のものであって、当時は新鮮な感じがするものである。それでいてポップなところもあるので、比較的聴きやすいものである。(が、現在では時代を感じさせるものになっている...)

完全に忘れ去られているバンドであり、CD化もされていない(これは「卵が先か鶏が先か」という議論と同じレベルのものになってしまいますが...)ということで、現在では当時のLPでしか聴くことが出来ず、耳にすることもまずあり得ないという状況になっている。よって、再発という話しすら出てこないであろうし、CD化される可能性も限りなく低いであろう。つまり、再評価されるための最低限の音源すら確保されないということになるため、表舞台にすら出てこないと思われるが、こういうバンドあったということで、'80'sの記憶ということで記しておくことにする。

尚、彼らのように、例え1曲であってもBillboardのチャートでTOP 40入りを記録した曲があるバンドはそれなりに成功したと言うことが言える。何せ、TOP 40はおろか、TOP 100、更にはTOP 200にチャートインしないで消えていくミュージシャンの数は山ほどいますからね...

 

↓本アルバムはCD化されていません。『Whirly Girl』は'80'sオムニバス盤に収録されているものがあります。

Another Lost Decade: 80s Hard to Find Hits

Another Lost Decade: 80s Hard to Find Hits

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Time Life Records
  • 発売日: 2006/02/28
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形零12話[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]

銭形零」の第12話「耳で楽しむハイビジョンドラマ? ~雪山湯煙混浴温泉あずさ28号殺人事件」の「裏ネタ編」の8回目の増補となる今回は、ラジオドラマにこういう人が出演したということから「プロ」について、「声優」について、そしてラジオドラマを降りる際にこのように言った「学芸会」について、劇中のアクシデントを柴田さんはこういって誤魔化そうとしたということから「ジョーク」について、収拾が付かなくなった時にこれを促したということで「CM」について、零ちゃんに指摘されて高村さんのせいにしたということから「責任転嫁」について、高村さんが劇中で行っていて、実際に劇中にこれが届いたということから「出前」について記します。尚、「学芸会」については「・7話[裏ネタ編]PART 3」で記したものを、「出前」については「・4話[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/9日付です。)

プロ」:「プロフェッショナル」の略であり、それを職業としている専門家のことである。専門的な知識や技術を有している人であり、スポーツ選手の場合は職業選手ということになる。一般的には職業選手のことを「プロ」と言う場合が多い。この意味では「玄人」と言う場合もある。

英語では「professional」、ドイツ語では「professionell」、フランス語では「professionnel」、イタリア語では「professionale」、スペイン語では「profesional」、中国語では「專家」と言う。

それ以外の意味としては、「プログラム」と言う意味、「プロダクション」という意味、「プロレタリア」と言う意味で、それぞれの言葉の省略語として使われている。

声優」:アニメ、ラジオドラマ、テレビゲーム、洋画の吹き替えなどを行い、声だけで出演する俳優のことである。

現在では声優を専業としている人が多数いるが、ラジオ放送が始まった時期、及びテレビ放送の黎明期には声優の需要が急増したこともあって、多くの舞台俳優や映画俳優が声優として出演したことがある。しかし、ラジオやテレビが安定するようになると、俳優は俳優、声優は声優という棲み分けがされるようになった。そして1970年代終盤の第一次アニメ・ブームの時期に、人気声優たちが声優以外の活動(音楽活動や演劇活動など)も盛んに行うようになった。そして'80年代になると俳優の方も声優としての活動も俳優活動の一つとして行うことが増えて、垣根が低くなった。そして、声優の中にもアイドル声優と呼ばれる人たちも登場した。(但し、メインとして声優/俳優のいずれかとしているため、どちらかの活動がメインと言うことになっている。)

英語では「Radio Actor」と言うが、近年では「Voice Actor」という言い方の方が多くなっている。ドイツ語では「Stimmenschauspieler」、フランス語では「Acteur de la Voix」、イタリア語では「Attore di Voce」、スペイン語では「Actor de la Voz」、中国語では「廣播劇演員」と言う。

学芸会」:学校行事の一つであって、主に初等教育(小学校)で行われる演劇や音楽などの発表会のことである。特に「劇」を行うことが多い。尚、小学校では一般的に「学芸会」と呼ばれるが、学校によっては「学習発表会」と呼ぶこともある。また、幼稚園や保育所(これらも初等教育を行う場である。)では「生活発表会」または単に「発表会」と呼ぶことの方が多い。→中学校や高等学校になると「文化祭」と呼ぶことの方が多くなり、「学芸会」と言うと小学校というイメージが定着している。

これは小学校と中学校の学習指導要領に於いて「学芸的行事」の一つとされていて、正規の履修科目となっているものであり、履修しなければならず、参加は義務である。(大学祭となると課外活動であるため、不参加であっても全く問題はない。)

1年に1回行われるが、その時期は主に秋(9月から11月)に行われることが多く、秋の歳時記というイメージがあるが、これは法律で定められているものではない。そのため、春に行う学校もある。(そのため「秋」の季語にはなっていない。)また、学校によっては、学校全体で同時に行うのではなく、学年事、または学級単位で別々に行う所もある。

「学芸会」と言うと、主に小学生で行われるものであるため、そこで劇が行われても、出演者には演技力が求められるものではなく、それに参加して学ぶことが優先される。そのため、あくまでも素人が行うものであって、演劇の世界で行われる(有料の)上演(興行)とは全く異なるものである。よって、演技力については全く問われることがない。このことからプロの世界の演劇でも演技の技量が低いものの例えとして使われる言葉となっている。

英語では「The School Plays」または「Literary Arts Exhibition」、ドイツ語では「Schulkünste-Fest」、フランス語では「Festival des Arts Scolaire」、イタリア語では「Festa di Arti di Scuola」、スペイン語では「Fiesta de Artes Escolar」、中国語では「文藝匯演」と言う。

ジョーク」:冗談、洒落のことである。場を和ませたり、相手を楽しい気持ちにさせるために語られる笑い時無しなどのネタである。また、「ジョーク」というのは元々は英語であるが、言葉の意味から「冗句」と漢字で表記することもある。

尚、笑いを取って場を和ませるためのものであって、悪ふざけや悪戯のためというものではない。そのため、笑いと言ってもウィトに飛んだものやユーモアのあるものであって、ギャグとはまた異なるものである。

英語では「Joke」、ドイツ語では「Witz」、フランス語では「Witz」、イタリア語では「Barzelletta」、スペイン語では「Chiste」、中国語では「詼諧」と言う。

CM」:「コマーシャル・メッセージ(Commercial Message)」の略語である。テレビ放送やラジオ放送の商業放送に於いて行われる商業的表示の全般のことである。が、その中でも、番組の中で放送されるスポンサーの商品広告のことを特に指して言う。

近年では、インターネットのサイト上で行われている動画広告に付いても「ネットCM」と呼ばれるようになっているため、放送のメディアに於いてもCMは存在している。(以前は、放送以外で行われるものは「広告」と言って「CM」とは呼ばなかった。)

また、「コマーシャル」と言う言い方や、「コマーシャル・フィルム」、その省略形である「CF」と言う言い方もある。

英語では「Commercial Message」または「Advertisement」、ドイツ語では「Fernsehwerbung」、フランス語では「Publicité télévisée」、イタリア語では「Pubblicità televisiva」、スペイン語では「Comercial de televisión」、中国語では「電視廣告」という。尚、英語では略して「CM」という言い方はしなて。そのため「CM(シー・エム)」と言うのは和製英語と言って良い。(英語で「CM」と言っても通じない。)

責任転嫁」:「転嫁」とは「他人に押しつけること」である。(「再度の嫁入り」という意味から転じて生まれた言葉である。)よって、本来は自分が取らなければならない責任を他人に擦り付けることを言う。(そして自分は責任を取らない。)他人のせいにするということで、これをする人は卑怯者とされる。そして、これをする人は信用を失うことになるのは言うまでも無い。(役所や役人はこれが当たり前というようなところがあり、「想定外」という言葉と組み合わせていることが多いですね...)

よくある間違いとして、「責任転化」という誤字がある。「転化」とは「性質が変わること」「形が変化すること」という意味であるため、「責任転化」と記すと「責任」というものが変質/変化するという意味になってしまうため、「他人に押しつける」ということにならなくなってしまう。→意味を考えたら誤字であることが明白である。

英語では「Buckpassing」、ドイツ語では「Bock-Übergang」、フランス語では「Dollar-Passager」、イタリア語では「Dollaro-Passeggero」、スペイン語では「Ciervo-de Paso」、中国語では「責任轉嫁」と言う。

出前」:飲食店が、注文を受けた料理を店内にいる客に提供するのではなく、店外の特定の場所(基本的には、それを注文した客の自宅ということが多い。)に配達すること、またはその際に届けられる料理のことを言う。また、「仕出し」と呼ばれたり「デリバリー」と呼ばれることもある。

出前される料理というと、丼物、うどん、そば、ラーメン、カレーライス、寿司、ピザなどが定番メニュー(食べ物)となっている。また、喫茶店がコーヒーなどの飲み物を出前するという場合も多い。(喫茶店はその多くで軽食も提供しており、その軽食の出前も行うのが一般的である。)

尚、ピザの場合は、宅配ピザ屋が行う場合は「デリバリー」と呼ばれることが多く、喫茶店が行う場合(ピザトーストなどを含む)は「出前」と呼ばれることが多い。→明確な基準は無いが、提供する飲食物を、その飲食店の店内で提供することが基本となっている店が行う場合は「出前」と言い、宅配専門店のように店内の客には提供しないという店が行う場合は「デリバリー」と言う傾向がある。また、「出前」と言うと、せいぜい2、3人前までの飲食物の提供というのが一般的であり、それを超えた人数分の飲食物を配達する場合は「仕出し」と呼ばれることが多い。(こちらも明確な区分基準がある訳ではないですが...)但し、仕出しの場合は大人数の飲食物を提供することになるのが基本であるため、電話で注文して直ぐにというのではなく、前日までに予約をしておくというのが一般的である。→飲食物を(店外の客に)届けて提供するということでは、「出前」「仕出し」「デリバリー」は基本的には同じことである。

「出前」の発祥に関しては、飲食物を提供する見せが生まれた頃からあったものと考えられているが、それを示す物証や資料は無い。資料として残っているものとしては、江戸時代の中期に蕎麦屋が出前を行っていたという記録が残っている。よって18世紀には「出前」というものは定着したものとなっていたことが分かっている。(発祥の時期は不明ということになる。)

日本で「出前」というと、届ける料理を入れる容器(「岡持ち」と言う)が特に有名である。しかし、うどんや蕎麦などの麺類用の岡持ちと、丼物用、寿司用の岡持ちとでは形状が異なっている。近所への出前であれば、飲食店の子供が岡持ちを持って届けるという微笑ましい姿がお馴染みのものであったが、現在では法的な縛りもあって、そういう姿は過去のものになっていますね...

また、オートバイを出前の際に使用する場合は、オートバイの荷台に「出前機」と呼ばれるものを取り付けて、そこに岡持ちを乗せることで出前を届けることになる。出前機はサスペンションが利いた構造となっているため、バイク走行による振動を吸収することが出来る。(と言っても、100%の振動を吸収するというところまでいかない。)

英語では「Home Delivery Service」若しくは「Catering Service」、または「Delivery」と言い、ドイツ語では「Lieferung」、フランス語では「Livraison 」、イタリア語では「Consegna 」、スペイン語では「Entrega」、中国語では「送菜」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

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プロの条件―人間力を高める5つの秘伝

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  • 発売日: 2010/11
  • メディア: 単行本
はじめての声優トレーニング―声のテクニック編

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 雷鳥社
  • 発売日: 2000/08
  • メディア: 単行本
声優になるための練習問題100

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 雷鳥社
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 単行本
声優グランプリ 2011年 04月号 [雑誌]

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2011/03/10
  • メディア: 雑誌
声優アニメディア 2011年 04月号 [雑誌]

声優アニメディア 2011年 04月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学研マーケティング
  • 発売日: 2011/03/10
  • メディア: 雑誌
必ず成功する!学芸会の指導マニュアル

必ず成功する!学芸会の指導マニュアル

  • 作者: 大前 暁政
  • 出版社/メーカー: 学陽書房
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 単行本
世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)

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  • 作者: 早坂 隆
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 新書
頭がよくなるユダヤ人ジョーク集 (PHP新書)

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  • 作者: 烏賀陽 正弘
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/02/14
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ジョーク世界一―毎日笑って半年笑える

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  • 作者: クリントン西森
  • 出版社/メーカー: アカデミー出版
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 単行本
世界のジョーク事典

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 東京堂出版
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 単行本
CM好感度NO.1だけどモノが売れない謎ー明日からテレビCMがもっと面白くなるマーケティング入門ー

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  • 作者: 鷹野 義昭
  • 出版社/メーカー: ビジネス社
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おかもちCDケース 蓮々亭

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  • 出版社/メーカー: 友愛玩具
  • メディア: おもちゃ&ホビー
アルミ出前箱(岡持ち) 縦3段(3ヶ入) 間口260mm×奥行250mm×高さ320mm

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  • 出版社/メーカー: 厨房卸問屋 名調
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お好み岡持ち 18-0 EBM

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  • 出版社/メーカー: 厨房卸問屋 名調
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