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POWER STATION『BEST OF: TEN BEST SERIES』 [音楽(洋楽)]

表題のベスト盤は2003年にリリースされたものである。DURAN DURANのJOHN TAYLORとANDY TAYLORがROBERT PALMERとTONY THOMPSONと組んだプロジェクトとしてアルバムが発表されたのが1985年であり、その時にアルバム1枚を発表しただけだったが、1996年に突如再結成してアルバム1枚(通算で2枚目のアルバムである)を発表した彼らであったが、活動は1年で停止してしまった。そんな中、本ベスト盤がリリースされた2003年というのは、ROBERT PALMERが2003年9月に、TONY THOMPSONが2003年11月に亡くなった年でもある。それだけに、本ベスト盤はPOWER STATIONに改めて区切りを付けることになったアルバムと言うことにもなった。(但し、2005年には20周年ということで、1985年のアルバムをリマスターし、7曲のボーナス・トラックを追加したものがリリースされていますが...)

収録曲は以下の全10曲である。『Some Like It Hot』『Murderess』『Lonely Tonight』『Harvest For The World』『Get It On (Bang A Gong)』『Communication (Special Club Mix)』『Taxman』『The Heat Is On (Dub)』『Go To Zero』『Dancing In The Street (Live)』。

尚、ラストの1曲のライヴは、未発表だったということで、R・パーマー、T・トンプソンが亡くなってしまっただけに、思わぬ形のライブ・テイクということで、ファン・サービスになったものでした。

しかし選曲については、やはりとはいうものの、1985年のアルバム(8曲中1曲は別ミックスとはいうものの、7曲が収録されている。)に、シングルのB面曲を1曲、1996年の2nd.アルバムから1曲、未発表だったライヴを1曲という構成であるため、当時としてはまだ良かったが、2005年に1985年のアルバムにボーナス・トラックが追加されてリリースされたことで、殆ど本アルバムの価値は無くなってしまった。→実質的に、ライヴ・テイクの『Dancing In The Street (Live)』だけのために存在しているアルバムと言うことになってしまい、現在ではそのためのコレクター御用達のアルバムということになっている。、

普通に聴くのであれば、ボーナス・トラックが追加された2005年にリリースされた1st.アルバムの20周年盤にすべきであり、そちらの方が時間的にも長いだけに、ライヴ・テイクの『Dancing In The Street』は収録されていないものの、満足できるのではないかと... で、本ベスト盤はコレクター用ということで、こういうアルバムがあるのも悪くは無いが、最近では資源の無駄遣いというようにも思えてきて...

 

Best Of: Ten Best Series

Best Of: Ten Best Series

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI Special Products
  • 発売日: 2003/06/24
  • メディア: CD


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PALE FOUNTAINS『PACIFIC STREET』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼らの1st.アルバムである。1982年にイギリスで数曲のヒット曲を生んでいただけに、待望のアルバムということになる。チャート成績は本国イギリスで最高位84位を記録しているものの、伸び悩んだ。(また、彼らの3枚のアルバムの中では最もチャート成績の良かったアルバムにもなった。)

'80's初頭の第二次ブリティッシュ・インヴェージョンの波はシンセサイザーを導入したエレクトリック・サウンドと呼ばれるものを広く普及させることになり、それが'80'sサウンドの核になったが、そういうサウンドが広がって定着すると、それに版下サウンドも見直しされてくることになる。それはアコースティックなサウンドのものであり、'80'sではネオ・アコースティックト呼ばれ、ネオアコ・ブームという形でそのムーブメントが現れた。彼らはそんなネオアコ・サウンドを聴かせるグループということで智勇目を集めることになった。但し、彼らは単なるアコースティックなバンドではなく、ブラスを取り入れていたということが特徴でもあった。(ブラスも電気楽器ではないので、やはりアコースティックと言うことが出来ますが...)

収録曲は、オリジナル盤では全11曲であったが、現在では4曲のボーナス・トラックが追加されたものと、10曲のボーナス・トラックが追加されたものとがある。オリジナル盤の収録曲は以下の通りである。『Reach』『Something On My Mind』『Unless』『Southbound Excursion』『Natural』『Faithful Pillow (Part 1)』『Don't Let Youll Start A War』『Beyond Fridays Field』『Abergele Next Time』『Crazier』『Faithful Pillow (Part 2)』。

この中からシングル・カットされたのは次の2曲である。1st.シングルが『Unless』、2nd.シングルが『Don't Let Youll Start A War』である。尚、彼らは本アルバムの発表前に3枚のシングルを発表しているが、ボーナス・トラック関係はそれらを中心にしたものである。

お薦め曲は、シングル曲の『Unless』と『Don't Let Youll Start A War』、それ以外からは『Southbound Excursion』『Natural』『Abergele Next Time』という所をピックアップしておく。

サウンドとしては、'80'sのエレクトリックなものと比べると派手さは無いが、ネオアコということでは結構派手な部類に入るものである。それだけに、エレクトリック・サウンドに馴染みがあるものにとっては、おとなしすぎるということになり、本来のアコースティックなサウンドを聴きたいというものに撮っては派手すぎるということになり、どちらからも浮いてしまったサウンドということになってしまい、苦戦することになった。しかし、当時の流れから完全に離れている現在であれば、ネオアコの中では少し派手であるものの、十分その範疇に含めてしまって、落ち着いて聴くことの出来るものということになる。('80's中期のエレクトリック・サウンドと比べるとかなり地味ですが...)時を経て聴くと言うことは、当時の時代の流れを切って。音楽だけを聴くことになるだけに、当時とはまた違った印象を受けることになるだけに、改めて聴き直してみるのが宜しいかと...

 

Pacific Street

Pacific Street

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI Europe Generic
  • 発売日: 1994/04/18
  • メディア: CD

パシフィック・ストリート(紙ジャケット仕様)

パシフィック・ストリート(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: ペイル・ファウンテンズ
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/12/20
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形結1話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

銭形結」の第1話「八代目!ついに登場! ~キング・オブ・クイーン殺人事件」の「裏ネタ編」は今回限りとなります。で、今回は劇中に出てきた飲食物関係から、ちゃんがトリックを見破ることになったのはこれのシミだったことから「ケチャップ」について、あさみさんは事件解決後にこれを口にしていることから「ワイン」について、その蓋である「コルク」について、本作の売りの一つとなっている「AR」について、そしてシリーズ初登場となった柴田池輝さんが口にしている「イケメン」について記します。尚、「ワイン」については「・5話[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして加筆しました。

また、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

ケチャップ」:西洋料理で使用される調味料の一つであり、野菜類を煮込み、裏ごし、濃縮したものに調味料や香辛料を加えたものである。用いられる野菜としてはトマトが一般的であるため、トマトで作ったもの(「トマト・ケチャップ」)のことを「ケチャップ」と言うのが一般的であり、トマト以外の野菜を使って作ったものは、その野菜の名前を付けて「○○ケチャップ」と言う。(例えば「マッシュルーム・ケチャップ」「クルミ・ケチャップ」更には「フルーツ・ケチャップ」(リンゴ、パイナップルなど複数の果物からつくったもの)などがある。)

現在では、アメリカを代表する調味料となっていて、アメリカでは最も良く使われている調味料となっている。そのため、アメリカを象徴する料理(ハンバーガー、ポテト、ホットドッグなど)では当たり前のように使用されている。日本でも洋食に使用される調味料として定着しており、更にはチキンライス、オムライス、スパゲッティ・ナポリタンなどのような日本独自の料理も生まれている。

ちなみに、現在では「ケチャップ」と言うと「トマトケチャップ」となっているが、起源はアジアとされていて、現在とは全く違うものであった。魚を塩漬けにして発酵させた魚醤がその起源とされていて、アジアからヨーロッパに伝わった。すると欧州でキノコ、クルミなどを原料として作られるようになり、野菜を材料にしたものが生まれた。17世紀にはキノコ(マッシュルーム)を使ったケチャップが代表的なものとなる。(カキ、アンチョビ、ロブスターなどの魚介類を使ったものと、クルミ、インゲンマメ、キュウリなどの野菜を使ったもの、ブルーベリー、クランベリー、レモン、ブドウなどの果実を使ったものが他にあった。)トマトケチャップは18世紀の終わり頃になってアメリカで考案されたものである。それ以前は、トマトは有毒植物に形が似ているため、毒があると信じられていたので食用とはならず、観賞用植物であった。しかし、研究されたことで毒はなく、改良されたことで食材となり、18世紀の終わり頃に新しい「野菜」となった。で、アメリカで、新しい野菜であるトマトを使ったケチャップが作られた。(あくまでも野菜ケチャップの一つに過ぎなかった。)しかし、これが次第に浸透していき、19世紀後半になってハインツ社が量産して瓶詰めトマトケチャップとして販売したことが広く普及することとなった。そして、他の材料で作ったケチャップを凌駕して、ケチャップと言えばトマトケチャップという用になった。

英語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語では「Ketchup」、ドイツ語では「Ketschup」または「Ketchup」、スペイン語では「Kétchup」、オランダ語では「Tomatenketchup」、中国語では「番茄汁」と言う。

ワイン」:葡萄果汁を発酵させて作ったアルコール飲料のことである。日本語では「葡萄酒」ということもある。(文字通り、「葡萄のお酒」であり、葡萄以外の果汁は使っていない。)尚、法律的には「果実酒」に分類される。

古くからあるものであって、葡萄の原産地である小アジアから中央アジアに於いて、自然発酵によって作られたのが最初とされている。(紀元前6000年よりも古い時代とされている。)そこから、ギリシャやローマの古代王国に伝わり、ヨーロッパに広がって広く普及したとされている。良質のワインを作るには、葡萄にそれなりに糖分を含む必要があって、南欧を中心に葡萄の生産が発達していき、ワインの主要産地へとなっていった。

現在では、フランス、イタリア、スペイン、アメリカ、アルゼンチンの順で生産量が多く、世界のTOP 5となっている。

また、日本では江戸時代に一部で入って来たが、南蛮の酒ということで、一般には広がっておらず、明治になってから知られるようになった。また、やはり明治になってから葡萄作りとワイン作りが始まっていて、山梨県のワイン、北海道の十勝のワインは有名である。

主に、「赤ワイン」と呼ばれるもの(赤葡萄、または黒葡萄を潰して発酵させて作る。)と「白ワイン」と呼ばれるもの(黄葡萄を潰して果汁だけを発酵させて作る。)とがある。また「ロゼワイン」と呼ばれるものは黒葡萄を赤ワインを作る要領で発酵液が色づいたところで果皮を分離して作るものである。(赤/白ワインを混合して作ったり、白ワインを着色したものもある。)→これに関しては「・4話」の時に、更に詳しく...

また「シャンパン」のように発泡性のワインもある。(発泡ワインとしては、シャンパン(フランス)、カバ(スペイン)、ゼクト(ドイツ)、ランブルスコ(イタリア)、スプマンテ(イタリア)などが知られている。)ワインに炭酸水を加えたものではなく、瓶内で二次発酵などをさせて作るものである。

「赤ワイン」は渋みが強く、濃厚な肉料理に向いていて、「白ワイン」は渋みが無く、淡泊な魚料理に向いている。(肉料理にしろワイン、魚料理に赤ワインというのもダメということは無いが、欧州ではそういう組合せを注文すると、奇異な目で見られる。→「007/ロシアより愛をこめて」でボンドがこれによってMI-6の局員ではなくて敵だということに気づいているが、欧州では常識となっている。)

英語では「Wine」、ドイツ語では「Wein」、フランス語では「Vin」、イタリア語とスペイン語では「Vino」(但し、発音は異なる。)、オランダ語では「Wijn」、ポルトガル語では「Vinho」、中国語では「葡萄酒」という。

コルク」:ブナ科コナラ属の常緑高木である「コルクガシ」(南欧原産で地中海西部沿岸で広く栽培されている。)の幹の中にあるコルク組織をはぎ取ったものである。軽くて弾性が高いこと、更に空気や水分を通さないという特徴があるため、瓶の栓として広く利用されている。(ワインの場合はこれが使用されている。)また、熱伝導が悪いため、断熱材としても利用されていて、床材としての利用、更に壁の中に入れた断熱材、防音材としての利用もされている。

日本語で言う「コルク」は元々はオランダ語の「Kurk」から来ている。英語では「Cork」、ドイツ語では「Kork」、フランス語では「Liège」、イタリア語では「Sughero」、スペイン語では「Corcho」、ポルトガル語では「Cortiça」、中国語では「軟木」という。

AR」:劇中でちゃんが簡単に語っている通り、「拡張現実」(Augmented Reality)のことである。(「強化現実」と言うこともある。)現実環境にコンピュータを用いて情報を付加提示する技術、または情報を付加提示された環境そのもののことである。→早い話、画像合成技術を駆使して、画像の植えにそれを説明する各種情報を重ね合わせたものである。(乱暴な言い方をすると、その画像に関する情報を表示することである。→テレビの字幕スーパーは、洋画などの台詞の字幕はARとは言い難いが、ドキュメンタリー番組などでは、自由に表示することは出来ないものの、その場合はARの予備軍的なものということが出来る。)

娯楽の世界ではバーチャル・リアリティが一時、大きな話題となった時期があるが、それと同様に研究が行われていたが、ARが一般的に知られるようになったのは2007年以降とされている。しかし、一般に広く知られるようになったのは、スマートフォンを利用してのシステムが登場した2010年になってからのことである。

英語では「Augmented Reality」、ドイツ語では「Erweiterte Realität」、フランス語では「Réalité Augmentée」、イタリア語では「Realtà Aumentata」、スペイン語では「Realidad Aumentada」、中国語では「擴增實境」と言う。しかし、中国語を含めて世界的には英語の言い方である「Augmented Reality」の頭文字を取った「AR」と言う言い方が一般的になっている。

イケメン」:美男子(美形で、顔が格好いい男性)のことである。一応、「イケてる」+「面」という意味と、「イケてる」+ 英語の「Men」の合成語の省略形とされている。但し、広辞苑では前者の意味としている。(「Men」は複数形であるため、一人の人に対して言う言葉ではなく、複数の人を指しているという見解である。)

この言葉が使われたのは1999年とされているが、定着したのは2000年代になってからである。2008年に改訂された広辞苑の第六版に追加収録されたため、現在では一般的な言葉として定着したものとされている。(しかし、使われる意味としては登場当初から変化をしており、広辞苑には載っていない意味(例えば「逝け面」という意味などがある。)としても現在は使われている。)

 

ケータイ刑事 銭形結 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

おいしい手づくり調味料―トマトケチャップからラー油、ウスターソースまで

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  • 作者: 杵島 直美
  • 出版社/メーカー: 家の光協会
  • 発売日: 2010/03
  • メディア: 大型本
Heinz ハインツ ケチャップ 1.25kg

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  • 出版社/メーカー: Heinz
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ワイン完全ガイド

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  • 出版社/メーカー: 池田書店
  • 発売日: 2009/01/17
  • メディア: 単行本
知識ゼロからのワイン入門

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  • 作者: 弘兼 憲史
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2000/12
  • メディア: 単行本
カラー版 ワインの地図帳―産地の基本を地図から学ぶ (Winart Book)

カラー版 ワインの地図帳―産地の基本を地図から学ぶ (Winart Book)

  • 作者: 塚本 悦子
  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 2010/01/16
  • メディア: 単行本

日本コルク工業史 (1976年)

  • 作者: 東京コルク工業協同組合
  • 出版社/メーカー: 東京コルク工業協同組合
  • 発売日: 1976
  • メディア: -
ジョイントマットシリーズ コルクマット 8枚組

ジョイントマットシリーズ コルクマット 8枚組

  • 出版社/メーカー: CBジャパン
  • メディア: Baby Product
コルク 鍋敷 リーフ 小 NBS-54

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  • 出版社/メーカー: トルネ
  • メディア: ホーム&キッチン
ARのすべて-ケータイとネットを変える拡張現実

ARのすべて-ケータイとネットを変える拡張現実

  • 作者: 日経コミュニケーション編集部
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
AR入門―身近になった拡張現実 (I・O BOOKS)

AR入門―身近になった拡張現実 (I・O BOOKS)

  • 作者: 佐野 彰
  • 出版社/メーカー: 工学社
  • 発売日: 2010/11
  • メディア: 単行本
AR(拡張現実)で何が変わるのか? (PCポケットカルチャー)

AR(拡張現実)で何が変わるのか? (PCポケットカルチャー)

  • 作者: 川田 十夢(AR三兄弟)
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2010/11/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
イケメン≠モテメンの新常識 (PHP文庫)

イケメン≠モテメンの新常識 (PHP文庫)

  • 作者: 斉田 直世
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2009/12/01
  • メディア: 文庫

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その203) [ケータイ刑事]

今回は「ある物」シリーズということにして記します。で、テーマは「」です。取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・5話」、「007」からは「ダイヤモンドは永遠に」です。

ケータイ刑事」:「・5話」。「夢を駆ける少女 ~銭形結の悪夢」という物語。タイトルにあるように、この物語は「」「」「」であった「悪夢シリーズ」の物語である。(「ケータイ刑事」シリーズで4度目ということになる。)また、新年の最初の放送(本放送は2011/1/8であり、シリーズ初の新年の第1週がお休みになったため、2週目の1/8が新年最初の放送でした。)ということで、「初夢」ということにしたが、1/8の放送ということになったため、どうしても時期的にずれているということを強くさせて、シリーズも末期的症状でもがき苦しんでいる所を晒してしまった物語となってしまった。

夢の世界に入ってしまったちゃん。そして、そこで自分は今、仮死状態にあって、このままでは死んだこととされてしまい、遺体を焼かれてしまうことになる。で、そうなると永遠に魂が彷徨うことになってしまう、と知らされる。夢から覚めるには仙人の元に行き、元に戻る方法を教えて貰うことと教えられた。で、夢の世界の旅に出て、仙人の元に向かった。

色んな所を通って仙人の元にやってきた結ちゃん。仙人に、現実世界に戻る方法を教えて貰おうとするが、仙人は「正月に因んだ試練を一つ与える。」と言い、「それをクリアしたら、望みを叶えてあげないこともない」と言った。ちゃんは正月の遊びのいずれかと思い、何でも来いと言うが、仙人は「テーブルクロス引きじゃない」と言った。ちゃんは「これってただの隠し芸大会じゃないですか」と言うが仙人はそんなことに構わず「スタート」と言った。

ちゃんは何としても現実の世界に戻る、と強い気持ちをで精神を集中させ、テーブルクロスを引き、見事にクリアした。「あんた、すごいな」と誉める仙人は「望みを叶えてあげる」と言い、現実世界に戻る方法を語り始めた。(道を教えているだけですが...)

仙人が話し始め、ちゃんは真剣に聴いていたが、その仙人が何者かが投げたナイフを受けて死んでしまった。驚いたちゃんだったが、直ぐに人影に気づく。その人影とはニセモノの銭形結だった。(「悪夢シリーズ」ではお馴染みのニセモノの銭形です。)で、「あなたが現実世界に戻るのを邪魔しようとする者がいるみたい」と言った。これにちゃんは「絡む、悪の糸」

ニセ銭形結は、現実世界は更に悪化している、と言って、ちゃんの葬儀(通夜)の準備が進められているのを(ワンセグ携帯で)見せた。現実世界(警視庁)では、棺の中でちゃんが眠っていて、柴田さんが準備を進めていた。そして葬儀で使う写真としていいのがあったと言ってあさみさんが写真を持ってきた。(焼き芋を手にしている写真だった。)これに文句を言うちゃん。(当然、あさみさんたちには聞こえない)すると柴田池輝さんが「それはないんじゃない」と言った。(すかさず「池輝さん、ナイスフォロー」とちゃんの声。)で、次にあさみさんが出した写真はネコ耳を付けた写真だった。(「狙いすぎ」「撮った覚えない」とちゃんの声)、すると「こんなのもあるぞ」と言って、小学生でデビューした当時の岡本杏理の写真を出し、トドメはニセ銭形結の写真だった。(「私じゃない」とちゃんの声)これに「これが一番しっくり来ますね」「これに勝る写真はせんよ」と束志と池輝。そしてあさみさんも同意した。

ちゃんは悲鳴をあげて「そんなに汚くありません」と言い、ニセ銭形結に対して色々と文句を言い出した。するとニセ銭形結は、現実世界に戻る方法が一つある、と言った。「早く行ってくださいよ」と文句を言ったちゃんだったが、それに挑むことにした。

その方法とは、「クイズ夢からさめまSHOW」で、クイズのキング・オブ・キング王である辰巳琢郎に勝つことだった。で、早押し対決が始まるがクイズ王が続けて正解し、2-0でリーチとなる。が、最後の問題は100ポイントということになる。展開上、「CMの後で」ということで、引っ張られるが、CM明けはクイズではなくて西部劇になっていた。「ここを真っ直ぐ行けば現実の世界に繋がっている」とジョバンニに言われ、ちゃんは走って行く。が、ジョバンニのいた場所は爆発で吹っ飛んでしまった。

その頃、警視庁では、あさみさんが弔辞を読んでいた。(写真はニセ銭形結である。)が、突然、棺の中で眠っていたちゃんが起き上がり、「嘘ばっかりつかないで下さい」と、弔辞に対して文句を言った。驚く柴田さんズ、「迷わず成仏してくれ」と言うあさみさん。すると「私は死んでません」と言うと「これは夢なんです」「この写真は止めてください」「誰かが私を夢の中から出られないようにしているんです」と続けて言った。更に、あさみさんが読んでいた弔辞を目にしたちゃんは「謎は解けたよ、ワトソンくん」

ちゃんは、あさみさんがニセ銭形結と見破り、全てはニセ銭形結が、本物の銭形結を夢の中に閉じ込め、自分と入れ替わることを目指してやったことと指摘した。「何で分からはった?」と問うニセ銭形結に、弔辞の文章で漢字が使用されていたことで、あさみさんが書いたものなら全て平仮名で書いてあるはず、と説明した。

そこに本物のあさみさんがやってきた。口上からちゃんが蝶々結びで捕らえたのはあさみさんだった。いつもより多く回転させたというちゃんは目覚めた。(が、「悪夢シリーズ」のお約束で、相棒(あさみさん)を寝ぼけて捕らえていた。)初詣に行こうとちゃんが誘ったが、ちゃんはあさみさんを待っている間にいつの間にか休憩所で眠ってしまい、全てはそこで見た夢だった。

007」:「ダイヤモンドは永遠に」。1971年のシリーズ第7作であり、初代ボンドが復帰して、6本目となった作品である。アバンは前作のラストを受けて、ボンドが妻の復讐のために動いていたが、前作が2代目ボンドであっただけに、ちょっと浮いてしまった感じが否めなくて、本作の中では色々と言われている所となった。

ブロフェルドと決着を付けたボンドは、新しい任務としてダイヤモンドの密輸事件を担当することになった。当局はダイヤモンド・ブローカーのピーター・フランクスを捕らえていたため、ボンドはピーターになりすましてオランダに入った。そして連絡係のティファニー(=ボンドガール)と接触した。ボンドはMI-6が用意していたピーターの指紋を使ったこともあって、ティファニーはボンドが本物のピーターと判断し、早速仕事に掛かった。

しかし、本物のピーターは当局から脱走し、ティファニーの元に向かった。で、ボンドと(本物の)ピーターがティファニーのアパートに入るところで鉢合わせすることになった。

ボンドは2人きりとなったエレベーターでピーターを倒そうとして襲ったが、ピーターも簡単には殺られない。激しい争いとなり、エレベーターがティファニーの部屋のあるフロアに到着した時も決着が付いていなかった。(ティファニーは既に面識のあるボンドのことをピーターと思っていて、ピーターが何者かに襲われていると感じる。)争いは続き、ボンドは消火器を使い、ピーターを下のフロアに転落させ、ピーターを倒した。

ボンドはピーターの死体に近づくと、自分の身分証とピーターの身分証をすり替え、死体をとりあえずティファニーの部屋まで引っ張ってくる。ティファニーは「誰?」と尋ねるが、ベンドは「知らない。しかし一日中つけられていた」と言った。で、ティファニーが死体の胸ポケットに手を入れて、クラブの会員証を取り出すと「ジェームズ・ボンド」の名前があった。で、ティファニーは慌てだし、ダイヤを早く運ばなきゃ、と言い出した。ボンドが「何処に」ダイヤはあるの?」と問うと、ティファニーは部屋のシャンデリアとなっていた。

ボンドはピーター・フランクスとしてダイヤをアメリカに運ぶ方法(密輸である)として、本物のピーター・フランクスを兄として、兄の遺体をアメリカに運ぶ、ということにして、遺体の中にダイヤを隠した。で、ロスまで運ぶと、CIAのフィリックスが立ち会い、作戦通りアメリカに入った。

ボンドはピーターとしてダイヤの密輸を行ったことになっていたため、受け取りには組織の人間が来ていた。で、棺を火葬場まで運んでいった。火葬場で最後の見送りをして、遺体が仮葬されると、ボンドは骨壺を受け取り、それを墓に納めた。そしてそこには運び料が入った封筒があり、それを受け取る。が、その時ボンドは背後から襲われて気絶してしまった。気を失ったボンドが運ばれていくのと入れ替わるように、男が骨壺を回収していった。

ボンドを襲ったのは組織の殺し屋のウィントとキッドであり、運び屋の口を封じようとしたのだった。気絶した状態のボンドを棺に入れると、そのまま火葬してしまおうとする。熱で意識を取り戻したボンドだったが、棺から脱出することは出来ないでいた。音を立てて何とかしようとするボンドも、今度ばかりはと思っていた。

その時、突然棺の蓋が開けられた。で、ボンドは上半身を起こした。(ボンドは何とか助かった。)が、目の前には骨壺を回収した男がいて、「裏切り者」と罵った。そして「ダイヤは全てニセモノだ」と言った。組織の連中は、ピーター(=ボンド)が本物のダイヤを隠していると判断したため、口封じで殺すのを中止したのだった。で、「本物のダイヤの場所を言え」と迫るが、ボンドは報酬の金がニセモノだったことを指摘して、「本物の金と本物のダイヤを引き換えだ」と言うとホテルに帰っていった。

共通点は、主人公(銭形/ボンド)が棺の中で眠っていてそこから出てくるという所、更に葬儀の一連の流れで(通夜と仮葬の違いがあるものの)式が行われようとしているところ出てくるのはその式の途中であることニセモノの人物(「ケータイ刑事」ではニセ銭形結、「007」ではニセ・ピーター・フランクス)が絡んでいるところ主人公が邪魔と考える人物(「ケータイ刑事」ではニセ銭形結、「007」では密輸組織)が主人公を消そうとしていたという所である。→物語としたら、関連する様な所が一切無いのに、「棺」が絡んだ展開で使われている事柄が余りにも同じものが揃い過ぎている...

相違点は、「ケータイ刑事」では全てがちゃんが見た夢の中での出来事であったが、「007」は現実世界の、しかもボンドの任務中での出来事であったということである。

次回も「銭形結」絡みのネタについて記します。何が登場するのかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形結 DVD-BOX

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ダイヤモンドは永遠に (アルティメット・エディション) [DVD]

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ダイヤモンドは永遠に (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

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