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SAD LOVERS & GIANTS『EPIC GARDEN MUSIC』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼らの1st.アルバムである。ポスト・パンクのバンドとしてインディーズ・シーンではそれなりに名前が浸透している彼らであるが、本アルバムは記念すべき最初のアルバムである。当時はインディズ・レーベルからのリリースであって、本アルバムはイギリスのインディースー・チャートでは21位を記録している。

収録曲は以下の15曲である。『Imagination』『Landslide』『When I See You』『Colourless Dream』『Things We Never Did』『Lost In A Moment』『The Tightrope Touch』『Echoplay』『Clocktower Lodge』『Clint』『Lope』『Cloud』『Art (By Me)』『Alice (Isn't Playing)』『Far From The Sea』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。リリース順に『Imagination』『Colourless Dream』『Lost In A Moment』がシングルとしてリリースされたが、この中で3rd.シングルの『Lost In A Moment』がUKインディーズ・チャートで48位を記録している。
お薦め曲としては、シングル曲である『Imagination』『Colourless Dream』『Lost In A Moment』と『The Tightrope Touch』をピックアップしておく。

サウンドの方はポスト・パンクのニューウェーブ系のものである。が、時代(本アルバムは'80'sになってからのものである。)を考えると少し遅れているという感じがしてしまう。確かに、サウンドにはポスト・パンクの流れが感じられるのだが、'80'sに突入しているだけに、既にその方向性もはっきりと定まっていて、そんな時に数年前の傾向のサウンドでは、遅すぎるとしか言いようがない。(時流から遅れていても、独特のものがあれば話は違うのですが...)また、曲の方は平均的なレベルのものばかりであって、捨て曲と呼べるものはないのだが、これぞという曲がないのもまた事実である。

ということで、もう少しインパクトが欲しいところであって、この辺りが残念な所である。ということで、(インディーズが悪いということでは無いのだが、)エネルギー不足という所も感じられてしまい、本当に残念な所である。が、深く考えないのであれば、平均的なレベルに纏まっているだけに、聞き流すということでは悪く無いアルバムである。B級志向の方にはマッチングがよいアルバムかも知れないですね。

 

Epic Garden Music

Epic Garden Music

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Cherry Red UK
  • 発売日: 2009/02/24
  • メディア: CD


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S'EXPRESS『ORIGINAL SOUNDTRACK』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1989年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。イギリスのダンス・ミュージック・グループである彼らは、ユーロ・ビートの嵐が吹き荒れる'80's終盤に彗星のように登場したグループである。(但し、一発屋に近いような形で、後が続かなかったですが...)ちなみに本アルバムはイギリスで最高位5位を記録している。

収録曲は、オリジナル版では全10曲であったが、2010年に再発されたときに4曲のボーナス・トラックが追加されて全14曲の収録となった。収録曲は以下の通りである。『Overture / Theme From S'Express』『L'age De Gateau』『Can You Feel Me』『Superfly Guy』『Blow Me Another Lollypop』『Hey Music Lover』『Pimps, Pushers & Prostitutes』『Special And Golden Parts 1 & 2』『Coma II A.M./O.K.』『Pimps, Pushers & Prostitutes (Instrumental)』。(以下、ボーナス・トラック)『Theme From S-Express (Original 12" Mix)』『The Trip (Microdot House 12" Mix)』『Superfly Guy (The Fluffy Bagel Mix)』『Hey Music Lover (Miller Mash Glass Smash Mix)』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。デビュー・シングルである『Theme From S'Express』はイギリスで1位を獲得するヒットとなり、(西)ドイツでも2位となる大ヒットとなった。アメリカではBillboardで最高位91位を記録しているが、ダンス・チャートでは1位を獲得している。続く2nd.シングルの『Superfly Guy』はイギリスで最高位5位、3rd.シングルの『Hey Music Lover』はイギリスで6位を記録している。

お薦め曲としては、彼らの代表曲である『Theme From S'Express』と『Superfly Guy』『Hey Music Lover』というシングル曲、そして『Pimps, Pushers & Prostitutes』をピックアップしておく。

サウンドは'80's後半のダンス・ポップであって、当時のユーロ・ダンスの流を受けているものであるだけに、時代を感じさせてくれるものがある。とは言っても、これが'80's終盤から'90's初頭のサウンドであるので、現在では当時を知る上での資料と言うことになる。

また、彼らは一発屋に近い感じの存在であるため、彼らのサウンドを聴く場合はベスト盤をチョイスするという方法もあるのも事実である。が、勢いよく飛び出したのは本アルバムであるため、オリジナル・アルバムで聴いておくというのもアプローチとしては正しいものである。

ということで、ダンス系サウンド(特にユーロ系のもの)がお好きな方はチェックしておくことをお薦めしておく。

 

Original Soundtrack

Original Soundtrack

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Cherry Pop
  • 発売日: 2010/04/27
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形零16話(2nd.3話)[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形零」の第16話(2nd.3話)「時限爆弾装置の解除キーを探せ!? ~銭形零探偵団VS怪人六面相事件」の「裏ネタ編」の6回目の増補となる今回は、怪人六面相からの第1の出題を受けて繰り広げられたネタ関係から、「福島県」について、「」について、「福島弓子」について、「イチロー」について、「背番号」について、そして正解の場所にはこれがあったということから「銅像」について、五代さんの「正解」という主張はこの言葉であしらわれたことから「こじつけ」について記します。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/23付です。)

福島県」:東北地方南部に位置する県である。面積は北海道、岩手県に次いで3番目に広く、人口は約200万人である。県庁所在地は福島市であるが、県で人口の多い市はいわき市、郡山市、福島市の順であるため、県庁所在地が3番目になっている唯一の県である。(他の都道府県の県庁所在地はその都道府県で人口最多か2番目に多い。)経済的には郡山市が中心で、福島市は政治的な中心都市ということになっている。

太平洋沿岸の浜通り地方、盆地群の中通り地方、西部の会津盆地を中心とした会津地方の3つの地域に大別される

農業出荷額は全国7位であって、水稲をはじめ、モモ、リンゴ、サクランボ、ナシ、イチゴ、柿、イチジクなどの果物などが多い。食としては全国的に知られたラーメンがあって、喜多方、白河ラーメンは共に有名になっている。また、工業生産額も多く、東北地方では1位である。更に、発電所が多く、電源地帯となっている。(水力発電、火力発電、地熱発電、風力発電というように発電方式も多用である。尚、いまや世界に知られることになった原子力発電も立地しているが、これらの原発は県内には供給されず、東京電力管内に供給されていた。)

尚、いわき市にはかつては炭坑が存在していたが、現在は廃坑となっている。(2006年の映画「フラガール」が規模縮小となった炭坑を抱える町の町おこしとして作られた常磐ハワイアンセンターの実話を元にした作品がある。)

」:「箭」と表記することもある。武具、狩猟具の一つであって、弓の弦の弾力を利用して射るものである。これを目標物にめがけて射って、目標を仕留めるために使う。

尚、矢単独では武器としてはそれほど大きな威力を持っているものではなく、弓を使って射ることで、破壊力が大きくなるものである。そのため、弓とセットにして「弓矢」として扱われることも多い。

特殊な矢としては、火を付けた矢(「火矢」という)や毒を塗布した矢(「毒矢」という)があって、これらは二次的な破壊力を大きくしたものである。また「鏑矢」と呼ばれる矢は空中を飛んでいるときに鏑の孔に風が入ることで音を発し、その音が相手を威嚇するというものもある。

尚、弓で発射した矢は、銃で発射した弾丸よりも一般的に破壊力は劣るが、銃の用に大きな発射音がしないため、目標に気づかれにくいという特徴がある。(但し、鏑矢は除く。)そのため、弓矢は現代でも武器として、狩猟具として使用されている。

また、アーチェリーや弓道のように、スポーツとなっているものもある。

英語では「Arrow」、ドイツ語では「Pfeil」、フランス語では「Flèche」、イタリア語では「Freccia」、スペイン語では「Flecha」、ポルトガル語では「Seta」、中国語では「箭」と言う。

福島弓子」:1965年生まれの元TBSのアナウンサーであって、現在はメジャー・リーガーであるイチロー選手の妻である。(1999年に結婚している。姉さん女房である。)

TBSに入局したのは1989年である。当時、姉の福島敦子がNHKの報道番組に出演していたこともあって、姉妹アナウンサーとして話題になった。('80年代には女子アナ・ブームが既に生まれていたこともあって、大きな話題となった。)バラエティ番組、情報番組、スポーツ番組などに登場して活躍した。

1999年にTBSを退社し、イチローと結婚するが、TBS退社後は専業主婦となっているため、最近の元女子アナ・タレントのようなフリーのアナウンサーとしての活動はしていない。

イチロー」:本名は「鈴木一朗」。1973年生まれの野球選手であり、日本のプロ野球(オリックス)を経てメジャーリーグ(シアトル・マリナーズ)に入り、活躍を続けている。背番号は日本でもメジャーリーグでも「51」であって、「51」=イチローというイメージも広く定着している。多数のプロ野球記録/メジャーリーグ記録を有している選手であって、説明の必要はないでしょうね。尚、現役選手であるだけに、記録の方は更に更新していくことでしょうし、(選手としての)活躍が連日報道されるだけに、以下は省略します。

背番号」:スポーツ選手がユニフォームの背中に付ける番号のことである。元々は、離れた位置から選手を見分けるための方法として、選手に番号を付けるものとして生まれたものである。一部のプロスポーツでは、単なる選手を見分けるための番号ではなく、その選手を象徴する番号にまでなった数字もある。そして、そういう選手の場合は、「永久欠番」ということで、そのチームに於いては、その番号は特定の選手を象徴する番号として、その選手以外では使用しないこともある。または、永久欠番とまではしないが、チームとして名誉のある番号として、チームの看板選手が付ける番号というのもある。プロ野球では、エースナンバーと呼ばれる「18」や一桁の数字はチームの顔となる選手が付けるのが一般的である。(新人選手がそういう番号を背負うこともあるが、それだけ期待が大きい選手と言うことになる。)

また、高校野球やサッカー(アマチュア)の場合は、概ねであるが、その選手のポジションを表す番号と一致する数字を使っていることが多い。

陸上競技などで選手が付ける番号を記した「ゼッケン」も、選手を見分けるために与えられる番号であるが、これはその大会の参加者に与えられる番号であって、その大会のみの番号であって、選手を象徴する番号ではない。そのため、「ナンバーカード」と呼ばれることはあるが、「背番号」と呼ばれることはなく、区別されている。

この物語では、野球選手であるイチローの背番号のことで語られていたが、「51」はイチローを象徴する番号になっている。(日本でイチローが所属していたオリックスでは、イチローがアメリカに移籍した後、「51」は空番号になっているが、実質的に「永久欠番」になっていると言っても良いですね。)

英語では「Uniform Number」、ドイツ語では「Uniforme Zahl」、フランス語では「Nombre Constant」、イタリア語では「Numero di Uniforme」、スペイン語では「Número Uniforme」、ポルトガル語では「Número Uniforme」、中国語では「背上的號碼」と言う。

銅像」:銅(青銅)で鋳造された像のことであって、何らかを記念して作られるものである。(功績のあった人物というのが多いが、記念となった人以外のもの、または人物像とセットになった動物像などがある。)

彫像の一つであるため、芸術的な作品として製作されることもあるが、普通に「銅像」と呼ばれるものは、何らかの功績を残した人物を記念して作られることが多い。日本各地には、偉大な功績を残した人物の銅像が、その人の出身地や活躍した場所などに造られていることが多い。それ以外としては、観光目的で、その土地に伝わる記念になるものを作ったりすることがある。(観光スポットとして利用される。)

尚、共産国家では、指導者を崇拝する目的で、独裁的な指導者の銅像が造られることがある。(旧ソ連や北朝鮮では当たり前になっている。)

英語では「Bronze Statue」、ドイツ語では「Bronziere Statue」、フランス語では「Statue de Bronze」、イタリア語では「Bronza Statua」、スペイン語では「Estatua de Bronce」、ポルトガル語では「Bronzeie Estátua」、中国語では「銅像」と言う。

こじつけ」:無理に理由を付けること、つじつまを合わせて押しつけたこと、無理に関係づけたことをいう。動詞の「こじつける」の名詞形である。

語源は「故事(古事)をつける」であって、古くからの言い伝えである故事に対して無理矢理理屈を付けて関連づけることを言った。(要するに、昔も今も、同じようなことが行われていたということでもある。)また、類義語としては「牽強付会」「屁理屈」「無理強い」などがある。

英語では「Distortion」、ドイツ語では「Verzerrung」、フランス語では「Distorsion」、イタリア語では「Distorsione」、スペイン語では「Distorsión」、ポルトガル語では「Distorção」、中国語では「牽強附會」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

福島県の歴史散歩

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 山川出版社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 単行本
改訂版 福島県の山 (新・分県登山ガイド)

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  • 作者: 奥田 博
  • 出版社/メーカー: 山と渓谷社
  • 発売日: 2010/05/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
フラガール メモリアルBOX [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
吹き矢の力学―ものを動かす力と時間 (サイエンスシアターシリーズ―力と運動編)

吹き矢の力学―ものを動かす力と時間 (サイエンスシアターシリーズ―力と運動編)

  • 作者: 板倉 聖宣
  • 出版社/メーカー: 仮説社
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 単行本
弓矢セット

弓矢セット

  • 出版社/メーカー: (有)竹工房はなぶさ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
【2011年度新作破魔弓】矢篭【15号】【はま弓】【MB-KP】【KB】【smtb-k】【kb】

【2011年度新作破魔弓】矢篭【15号】【はま弓】【MB-KP】【KB】【smtb-k】【kb】

  • 出版社/メーカー: 破魔弓15号
  • メディア: おもちゃ&ホビー
イチロー 262のメッセージ

イチロー 262のメッセージ

  • 作者: 『夢をつかむイチロー262のメッセージ』編集委員会
  • 出版社/メーカー: ぴあ
  • 発売日: 2005/03/11
  • メディア: 単行本
イチロー「10年物語」 (集英社ムック)

イチロー「10年物語」 (集英社ムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2010/11/11
  • メディア: ムック
【日米比較】プロ野球背番号を楽しむ小事典

【日米比較】プロ野球背番号を楽しむ小事典

  • 作者: 出野 哲也
  • 出版社/メーカー: 彩流社
  • 発売日: 2010/03/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
銅像めぐり旅―ニッポン薀蓄紀行 (祥伝社文庫)

銅像めぐり旅―ニッポン薀蓄紀行 (祥伝社文庫)

  • 作者: 清水 義範
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 文庫
銅像に見る日本の歴史

銅像に見る日本の歴史

  • 作者: 前田 重夫
  • 出版社/メーカー: 創栄出版
  • 発売日: 2000/01
  • メディア: 単行本
石碑と銅像で読む近代日本の戦争

石碑と銅像で読む近代日本の戦争

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 高文研
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: 単行本

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その210) [ケータイ刑事]

今回からは連載5年目に突入ということになりました。連載回数も「ケータイ刑事」の通算話数も越えていて、「007」のシリーズ本数と比べると、まもなく10倍(現在、22作目の「慰めの報酬」まで)に達しようとしているが、ネタはまだあるので、(週一で)続けて記していきます。


今回のテーマは「地球儀」です。取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・1st.11話」、「007」からは「私を愛したスパイ」です。(今回取り上げる物語は、共に3代目同士と言うことになりました。)

ケータイ刑事」:「・1st.11話」。「花粉症にご用心! ~サラリーマン銀太郎殺人事件」という物語である。サブタイトルから分かるように「サラリーマン金太郎」のパロディとした物語であって、登場人物やその人物の勤務先などのネーミングは遊び心に満ちたものである。また、本放送が2004/3/14ということで、遊び心に満ちただけでなく、花粉の飛散が始まった時期でもあって、花粉症素人には、花粉症に関する知識も得られるという上手い物語でもある。

飲料の自販機でお釣り(30円)を忘れていた人(銀太郎)を追ったちゃんが行った先はトヤマ建設という会社だった。30円を無事に届けたちゃんだったが、そこで銀太郎が殺されたということで、捜査を開始した。

捜査を進めていくと、トヤマ建設の社員はほぼ全員が花粉症と言うことが分かる。また、五代さんもブタクサの花粉症と言うことを口にする。しかし、花粉症素人の泪ちゃんは、銀太郎をはじめ、多くの社員が嚔をしているのに五代さんは嚔一つしていないことから、疑問を抱いた。

で、会社のビルの1階ロビー(ここに直径1m程度の地球儀が置いてあった。)で五代さんがちゃんに対して花粉症のことを話す。最初はケチって教えようとしなかった五代さんは「ブタクサの泣きまねをしたら教えてあげる」と口にした。これにちゃんは「うぇ~~ん、五代さんの意地悪~」と行って、得意の嘘泣きを始める。ロビーで人目があるところということで、五代さんはちゃんの作戦に填ってしまい、「ひなあられを買ってあげる」とまで言い、ちゃんの作戦は食べ物の収穫まであって大成功。五代さんは「花粉症素人」のちゃんに、花粉症にはいくつかの花粉があって、杉花粉は春先に、ヒノキ花粉はそのあとに、ブタクサ花粉症は秋ということを話した。

するとちゃんは「謎は解けたよ、ワトソンくん」ということで、事件の謎を解いた。(犯人はトヤマ建設で唯一の花粉症ではない鉛太郎であった。被害者の銀太郎はヒノキ花粉症であって、スギ花粉症の鉄太郎と銅太郎はぐずぐず言っているのに、銀太郎はその症状が出ないということで、鉛太郎は青酸カリを使って毒殺したのだった。)

尚、地球儀は特に物語には絡んでいないのだが、その前でちゃんが得意の「嘘泣き作戦」を展開して、事件に関するヒントとなる花粉症に関する情報を得たのと、「ひなあられを買って貰える」というオマケもゲットし、更に五代さんとコントのようなやりとりをしていました。

007」:「私を愛したスパイ」。1977年のシリーズ第10作で、3代目の第3作である。3代目になってスペクターが登場しなくなったことで、敵のスケールが小さくなった感があったが、本作で久しぶりにスケールが大きい敵が登場し、また、シリーズ10作記念ということで秘密兵器にも力が入り、娯楽作品としてはたっぷりと楽しむことが出来る作品となった。

ストロンバーグの超巨大タンカー・リパラス号(見た目は100万トン以上ある超巨大タンカーであるが、実際は艦首が開くことが出来る潜水艦収容艦である。)の司令室には5mを越えるような大型の地球儀が設置されている。ボンドたちの乗った潜水艦のリパラス号に捕らえられて、中に収容されてしまった。で、ボンドとアマソワ(=ボンドガール)は司令室に連れてこられた。

司令室で、ストロンバーグがボンドとアマソワに対して、現在進行中の作戦(拉致した米ソの潜水艦を使って、それぞれがソ連/アメリカの主要都市をミサイルで攻撃する)と、人類を壊滅させて海底に新しい人類を想像するという自身の野望を語った。ボンドはそれを止めるにはいくらか?と問うが、ストロンバーグは、金には興味はない、と言って野望を実現させようとして、最終作戦に出る。ボンドは囚人(=捕虜として捕らえられている拉致された潜水艦の乗組員たちのこと)の元へ、アマソワはストロンバーグに連れられて基地である要塞・アトランティスに行くとストロンバーグが命令し、ストロンバーグはリパラス号を脱出してアトランティスに向かった。

ボンドは囚人の元に連行されていくが、その途中でボンドは隙を見て反撃に出た。そして牢に行き、捕虜たちを解放し、潜水艦の艦長に指示して一気に反撃に出た。が、敵は司令室に防御シールドを下ろし、そこを要塞のようにして、ストロンバーグの計画を推進する。ボンドたちは司令室を攻撃するが、シールドには歯が立たない。そこで、監視カメラに爆弾をセットして、それが司令室の側に行った時に爆破するという作戦を実行した。何とかシールドの側にカメラを移動させることに成功したが、そこから離れることが出来なくなってしまったが、何とか爆発させてシールドを破った。そして司令室を占拠した。

しかし、ストロンバーグの計画は進行中だった。地球儀には2隻の潜水艦の位置が表示されていた。で、ボンドは2隻の潜水艦に、お互いを攻撃させることで、ストロンバーグの計画を阻止しようとすることにした。で、攻撃目標が変わったとして、互いの潜水艦に相手の位置を伝えた。2隻の潜水艦は攻撃目標を変えて、ミサイルを発射した。

ボンドたちは司令室でその様子を地球儀でモニターしていた。ミサイルが進んで行き、交差すると、互いの潜水艦に向かって行き、それぞれが相手の潜水艦を撃沈させた。で、地球儀からは2隻の潜水艦は消え、ストロンバーグの計画を阻止することが出来た。が、リパラス号は先ほどの攻撃で爆発寸前になっていたということで、ボンドたちは残っていた1隻の潜水艦に乗り込み、魚雷でリパラス号の艦首を破壊して脱出した。まもなくリパラス号は爆発して海の藻屑となって沈んでいった。

最初は、地球儀は単なる司令室にある備品の一つのように思われた。ボンドはその前でストロンバーグから計画を聞かされて情報を得たが、その後で司令室を占拠してからは、その地球儀の表示を見ながら任務を遂行していた。

共通点は、地球儀の大きさが大きい(「ケータイ刑事」は1m程度、「007」では5mはある)ということで、一般的な地球儀(直径30cm程度が一般的である。)ではなかったということそしてその前で主人公(銭形/ボンド)は任務として当たっている事柄(事件)に関する情報を得たということである。更に、その前でシリーズではお馴染み展開(「ケータイ刑事」では銭形と相棒との間のコントのようなやりとりと事件解決の閃き、「007」では敵のボスがボンドに作戦を語り、その場でボンドを始末しないということ)が行われているということもシリーズ作品ならではの共通点である。

一方、相違点としては、「ケータイ刑事」では、その場にたまたま(大きな)地球儀(特に特殊な機能がある様子はなく、単に直径が1m程度の大きな地球儀である。)があっただけであって、ストーリーには全く絡んでいないのだが、「007」では、その地球儀はディスプレイになっていて、潜水艦とリパラス号の現在位置を表示していたということで、単なる(大きな)地球儀ではなかったということ、そしてボンドはそれを利用して任務に当たっていたということで、ストーリーに絡んでいたということである。

次回も引き続き「ある物」をテーマとして記します。何が登場するのかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

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私を愛したスパイ (アルティメット・エディション) [DVD]

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私を愛したスパイ (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

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