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SAGA『WORLDS APART』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年に発表された彼らの4枚目のアルバムである。カナダ出身の彼らはプログレ・バンドトシテ知られているガ、本アルバムではサウンドに変化が現れて、プログレの要素を遺しつつもポップなサウンドに変わった。で、そのサウンドが受け入れられた。チャート成績は、本国カナダでは最高位22位を記録し、西ドイツでは最高位2位、ノルウェーで5位、アメリカではBillboardで29位、スウェーデンで33位を記録している。

収録曲は、オリジナル盤では全9曲であったが、現在は1曲のボーナス・トラックが追加されて、全10曲となっている。収録曲は以下の通りである。『On The Loose』『Times Up』『Wind Him Up』『Amnesia』『Framed』『The Interview』『No Regrets (Chapter 5)』『Conversations』『No Stranger (Chapter 8)』(以下、ボーナス・トラック)『Wind Him Up (Video Track)』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『Wind Him Up』は本国カナダで22位を記録し、アメリカではBillboardで最高位64位を記録、西ドイツでも7位を記録している。(カナダと西ドイツでは、彼らの最大のシングル・ヒットとなった。)続く2nd.シングルの『On The Loose』はアメリカで最高位26位、西ドイツでも26位を記録して、アメリカでは彼らの最大ののシングル・ヒットになった。

お薦め曲は、彼らの代表曲である『Wind Him Up』と『On The Loose』、更に『Framed』と『No Stranger (Chapter 8)』をピックアップしておく。

'80'sに突入すると、'70'sにプログレ・バンドとして名を馳せたバンドは次々と消えていき、残ったバンドもサウンドが大きく変わっていって「プログレ」というものが絶滅危惧音楽になってしまった。彼らもその並を掴んでサウンドが変化してポップな要素が出てきたが、本アルバムではプログレ的な部分も残っているので、従来のファンも満足出来る内容となっている。

尚、本アルバムでの彼らのサウンドは「ポップ」であるが、それはあくまでも「プログレ」と比べてかなりポップに成っているということであって、ポップなサウンドを中心としているものと比べると、まだまだポップ度は低い。が、ポップの要素とプログレの要素がバランス良く纏まったということで、とても聞きやすいサウンドになっている。

ということで、'70'sのプログレを聴いていた方にも、'80'sになってからのブログレ・バンドのサウンドを聴いていた方にも安心して聴くことの出来るサウンドであり、チェックしておきたいアルバムの一つである。

 

Worlds Apart

Worlds Apart

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Steamhammer Us
  • 発売日: 2003/02/04
  • メディア: CD

↓ジャケット違い

Worlds Apart

Worlds Apart

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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「XTRO Ⅱ: THE SECOND ENCOUNTER」 [映画(洋画)]

表題の作品は1991年のアメリカ映画「エイリアン・ウォーズ」である。原題を見ると「2」ということで、1983年の「エクストロ」の続編として製作したように見えるが、名前だけを借りた作品である。(そもそも1983年の「エクストロ」と言うと、アメリカでは史上最低の映画と呼ばれている作品でもある。)→監督が同一人物という繋がりである。

作品データを記しておくと、時間は89分、監督はハリー・ブロムリー・ダヴェンポート、脚本はジョン・A・カーティス、スティーヴン・リスター、ロバート・スミス、エドワード・コヴァックの4人、撮影はナサニエル・マッセイ、音楽はブラウン・ファーノンとロバート・スマートの2人である。そして出演は、ジャン・マイケル・ヴィンセント、ポール・コスロ、タラ・バックマン、ニコラス・リー、ジャノ・フランドセン、W・F・ワッデン、レイチェル・ヘイワード、たちである。

近未来のある科学研究所。そこではタイムワープの実験が行われていた。実験チームのメンバーが実験台となって別の次元に送られる。実験は成功し、その別の次元を旅行してきた彼は無事に生還した。とかと、彼の身体には凶暴異星獣ガバリオスが侵入していて、身体を支配されていた。やがて、その異星人は成長し、醜悪で巨大な姿となった。そして研究の中心であったシェパード博士やキャサリー博士たちという研究所の職員たちを襲ってきた。強いてく兵器で武装するコマンド部隊の武器も通用せず、外部へと通じる通路を遮断し、彼らは極限状態に追い込まれてしまったが...

「エクストロ」はC級どころか「Z級」と言われるような作品であるが、そこからの進歩は見られる作品に成っているのだが、そけでもやはりB級作品のレベルに届いたかどうかという作品である。(C級作品と捕らえたら出来はいいということになる。)但し、モンスターの造形に関してのみはA級にランク出来る良さがある。アクションの方もB級作品らしいものであり、完全にB級作品の嬢ルンになっているJ・M・ヴィンセントは彼らしい持ち味を発揮している。

でも、大作志向の方は絶対に見ないでいる冪作品であって、B級作品がお好きな方にお勧めする作品である。(当然のことながら、本作はLDではリリースされていたがDVD化されていない作品である。DVD化の可能性もゼロに近いでしょうね...)

 

↓ビデオです。(日本版と輸入版)

エイリアン・ウォーズ [VHS]

  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • メディア: VHS

Xtro 2 [VHS] [Import]

Xtro 2 [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: New Line Home Video
  • メディア: VHS


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ケータイ刑事銭形結8話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形結」の「裏ネタ編」は、第8話の「初恋は死の香り! ~愛はかげろうのように殺人事件 捜査事件編」に突入です。サブタイトルは前話と同じなので、サブタイトルからということは省略して、事件はこの中で起こったと言うことから「暗闇」について、劇中でこれが出てきたことから「物真似」について、そして「金八先生」と「飛び出せ!青春」について記します。尚、「暗闇」は「・9話[裏ネタ編]PART 3」で記した者をベースにして、「物真似」は「・24話[裏ネタ編]PART 4」で「形態模写」として記したものを参考にして、それぞれ加筆しました。

また、BS-TBSの本放送時に記した記事(感想)は「
ここをクリック」してご覧下さい。

暗闇」:光が無くて暗いこと、そのような場所、そのような時のことである。単に「闇」と言う場合や、「真っ暗闇」と言う場合もある。尚、その場所では光が無いため、その場所では何も見えない。

更に、そこから派生した意味として、「人目に付かない場所」「人の知らない場所」という意味が生まれている。更に、「暗い」という意味から、疚しく非道徳的なこと、理非のわきまえがないこと、という悪意のある物事を指す言葉が生まれている。これは、「暗闇(闇)」というのは「災い」を暗示する言葉として認識されているためであって、特に「闇」という言葉は、「闇社会」「闇金融」などというような言葉が示しているが、非道徳的な物事を示す接頭語になっている。

宗教の世界では、様々な宗教で「光」(「善」や「生」ということを象徴している。)と対極にあるものとして位置づけられていて、「悪」や「死」を象徴するものとされている。特に「闇」と言う場合は「光と闇」として捕らえられていて、重要なものとされている。

ところで、「ケータイ刑事」と「暗闇」と言うと、銭形本家の姉妹が暗所恐怖症ということで、暗闇の中では弱みを見せていましたね。普段は見せない一面を見せていて、銭形姉妹が身近なように感じられたところでもあった。(但し、分家姉妹にはそういう所がなくなっていて、キャラクターとしての人間的な魅力が減ってしまっていたのが残念な所でもあった。)

尚、英語では「Dark」または「Darkness」と言い、ドイツ語では「Dunkelheit」、フランス語では「Obscurité」、イタリア語では「Oscurità」、スペイン語では「Oscuridad」、ポルトガル語では「Escuridão」、中国語では「黑暗」と言う。

物真似」:「ものまね」と読む。動物や有名人などの動作や声を模倣して見せる演芸のことである。元々は動作を真似る芸のことを「形態模写」と呼び、声を真似ることを「声帯模写」と言って、それぞれ別の芸とされていたが、それらをまとめて「ものまね」と言うようになり、最近では「ものまね」と言うのが主流となっていて「形態模写」という言い方は殆ど無くなった。(「物真似」という表記も少なくなっていて「ものまね」というひらがな表記が一般的になっている。)

ちなみに「声帯模写」という言い方は昭和初期に古川緑波が命名したものである。(但し、芸の内容はそれ以前から存在していた。)言葉としても「形態模写」をもじった命名であるが、頭の子音を変えただけで、実に美味く命名されている。

尚、「物真似」という漢字は古語では、能や狂言の世界で、ある人物に扮して、それらしく演じること、という意味であった。内容的には後に生まれた「形態模写」という芸能と同じことから、「形態模写」が「物真似」と言われるようになっていった。

英語では「Form Duplicate」または「Mimicry」、ドイツ語では「Mimikry」、フランス語では「imitation」、イタリア語では「Mimica」、スペイン語では「Imitación」、ポルトガル語では「Imitação」、中国語では「仿效」と言う。

金八先生」:TBS系のドラマで長々と(断続的に)製作、放映された人気ドラマ「3年B組欽八先生」のの主人公・坂本金八のことである。

ドラマの方は1979年に最初のシリーズが放送されていて、そこから8シリーズと12本のスペシャルがある。(それ以外にも数本の特番がある。)第8シリーズが2008年3月に終了し、スペシャルの12本目が2011/3/27に放送されて、ここで完結ということになった。(が、数年後に、その後の金八先生ということを企画する可能性を完全否定出来ないですが...)

尚、第3シリーズのみが舞台となる中学校が異なっていて松が丘中学校となっていて、かつ、1クール(12話)であった。(松が丘中学校が舞台となったのは、その他に2本のスペシャルがある。)それ以外のシリーズでは、桜中学校が舞台となっていて、放送の方は2クールである。(但し、2クールのドラマと言っても「ケータイ刑事」のように「26話」ではなく、22話または23話であった。(第2シリーズは25話でした。)))→東京都足立区立中学校、則ち公立中学校が舞台となっていることを考えると、普通はもっと転勤があるはずであるだけに、同じ学校に余りにも長期間務めている先生ですね。

このドラマ・シリーズは、生徒役の中に大ブレイクすることになる若手スターがたくさん生まれているということでも知られている作品である。

主人公の坂本金八は武田鉄矢が演じ通した役であって、彼の代表的な役ともなった。キャラクターとしては、武田鉄矢と被るところもある。(福岡市出身、坂本龍馬を尊敬している、など。)尚、彼は国語の教師である。ちなみに、金八先生は、世田谷区立世田谷第一中学校に最初に赴任していて、その後に足立区立桜中学校、足立区立松ヶ崎中学校に赴任、そして足立区立桜中学校に戻っている。(一時的に教育委員会や文部省に勤務している時期もある。)

妻は桜中学の養護教諭・天路里美であって、第2シリーズ終了後に結婚したということになっている。(しかし、第4シリーズのスタート時には先立たれたということになっている。)子供は娘・乙女と息子・幸作がいる。妻に付きだたれた後、再婚はしていない。また、乙女と幸作は共に桜中学校の卒業生である。

「ケータイ刑事」に繋がるところとしては、第4シリーズ以降で乙女を演じたのが「M2」と「」に登場した「怪盗マリン」でお馴染みの星野真里である。(乙女はスペシャルの2本目に初登場し、第3シリーズからはレギュラーとなった。)

尚、この物語でパジャマくんが物真似をしていたが、似ているかどうかということは問わないことにしておきます...(反応が今一つだったことを考えると、語る必要はないですけど...)

飛び出せ!青春」:学園青春ドラマの金字塔として知られているドラマである。放送されたのは1972年2月から1973年2月までの1年間であるが、全43話である。(当時はプロ野球中継でお休みになることも隔週でありましたし...)また、主演は村野武範、舞台は太陽学園高等学校である。

1965年にスタートした「青春とはなんだ」という作品から始まる学園青春ドラマの第6作(全部で7作ある。)であって、3年ぶりにシリーズとして復活した作品でもある。初期シリーズ作品は白黒作品ということもあって、再放送に恵まれない作品があるが、本作はカラー作品ということで、再放送も頻繁に行われたこともあって、シリーズの代表作となり、同時に学園青春ドラマのバイブルになった作品でもある。(特に、海岸を走る、夕陽に向かって叫ぶ、というのは青春ドラマのお約束になった。)

また、青い三角定規が歌った主題歌の『太陽がくれた季節』はミリオンセラーとなって、彼らの代表曲となっただけでなく、青春学園ものを象徴する曲にもなった。

 

ケータイ刑事 銭形結 DVD-BOX

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5分でできるド定番モノマネ100―『音声学』で学ぶモノマネのコツ(ウケル技術)

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  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 単行本
されど、鶯は鳴きやまず  ~ものまね芸四代~

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  • 作者: 四代目江戸家猫八
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2009/12/02
  • メディア: 単行本
3年B組金八先生 DVDコンプリートBOX(全85枚組) <完全予約限定生産>

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3年B組金八先生 DVD-BOX 第1シリーズ [DVD]

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3年B組金八先生 DVD-BOX 第2シリーズ [DVD]

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3年B組金八先生 第6シリーズ DVD-BOX

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3年B組 金八先生 第7シリーズ1 [DVD]

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3年B組金八先生 第8シリーズ DVD-BOX I

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飛び出せ!青春 Vol.1 [Blu-ray]

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飛び出せ!青春 Vol.5 [Blu-ray]

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その214) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「ある物」というよりは「ある場所」ということになりますが、「洗面所」がテーマです。(また、シチュエーションという意味合いも高いですけど...)で、取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・23話」、「007」からは「サンダーボール作戦」です。

ケータイ刑事」:「・23話」。「姿なき犯罪者 ~凡才柳沢教授の生活」という物語。「ケータイ刑事」らしい発想の物語で、「被害者と犯人が同一人物」という、普通ではあり得ないことを実現した物語でもある。ということで、アイデアが命ということを知らしめることになった作品でもある。

自然食品研究家の柳沢教授が毒殺されたと言うことで現場に行き、捜査を開始したちゃん。が、殺されたはずの柳沢が突然起き上がった。彼はヨーグルトを食べていたお陰で毒素を分解できる身体になっていたということで助かったのだった。(いきなり、被害者が生きていたという展開となり、この時点で既に普通の物語では無くなっている...)しかし、毒物混入方法は不明であり、被害者の指紋しか発見されなかった。

柳沢は脅迫状が届いていたと言うことを口にして、誰かに命を狙われているらしいことが分かる。で、愛ちゃんと五代さんは柳沢を警護をしながら捜査を進めていく。

突然、柳沢の助けを求める声がして、ちゃんと五代さんは駆けつける。トイレにいた柳沢は、トイレットペーパーに書かれていた「死ね」という文字に恐怖を感じたのだった。更に、柳沢は壁に縛られていたり、ポテチの袋が大量に入った浴室に入れられていたりした。しかし、いずれも犯人らしい人影の存在はなかった。

そんな中、ちゃんはようやく事件の謎に気づいた。で、夜、怪しい人影が柳沢のマンションに現れて、洗面所で怪しげな行動を始めた。手には毒の入った注射器を持っていて、それを何かに入れようとしていたのだった。物音に気づいた五代さんが洗面所に駆けつけた。人影は五代さんに気づき、五代さんを躱すと洗面所から逃げて行った。が、その人影に、ちゃんのストラップが飛んできて捕らえた。(口上を挟んで)人影を取り押さえ、怪しげな仮面を取ったら、それは柳沢本人だった。

ちゃんが説明してくれる。「ジキルとハイドですよ」ということで、柳沢は二重人格者だったのだ。1つの人格は健康食品を愛好する人格で、梅干しやヨーグルトが好物であった。そしてもう一つは健康食品は嫌いでジャンクフードが大好きな人格だった。(柳沢への脅迫状にあった名前は「ジャンクフード仮面」(JFK)であった。)幼いときから厳格な母親に育てられた柳沢は、ポテチなどのジャンクフードを食べさせて貰えず、健康食品ばかりで育った。ポテチが食べたかった彼は母が死んで、ようやく自由にポテチを食べられるということで、ポテチを食べようとしたがどうしても口に入れることが出来なかった。それによってポテチをはじめとするジャンクフードが大好きな人格が生まれ、二重人格になったのだった。

ジャンクフード好きな人格は、自分の存在を分かってくれたことに満足して、「あばよ!」と捨て台詞を言うと消え去った。(柳沢の二重人格は消えた。)

この物語では、「犯人逮捕」ということは無かったが、被害者と犯人が同一人物であるということを「二重人格」ということで実現した物語となった。で、その後愛ちゃんは2つの人格を楽しむように、それぞれの人格が嫌いな梅干しとポテチを手にして、それを交互に柳沢の口に運び、その都度人格が入れ替わる柳沢を玩具にして楽しんでいた。で、柳沢は2つの人格を交互に出していて、実に分かりやすいキャラであった。

尚、犯人側の人格であるジャンクフード仮面は洗面所で罠を仕掛けようとしていたが、それに気づかれたことで脱出しようとしたが、主人公に捕らえられ、結局は自ら去っていくことをした。

007」:「サンダーボール作戦」。1965年のシリーズ第4作であって、初代ボンドの第4作である。シリーズ初期作品は作品が進むにつれて本編の時間も拡大していくのだが、それが続いたのも本作まででした。(第1作から順に、105分、110分、112分、130分でした。尚、次作は117分、その次は140分である。→3代目ボンドの7作だけを捕らえると、次第に時間が拡大している。)まあ、本編を楽しむ上では特に関係ないとはいうものの、ちょっと面白い数字があると言うことです。

スペクターがNATOの原爆を強奪して英米に対して恐喝してきた事件で、ボンドはバハマに入って調査を進めていた。スペクターでその作戦の指揮を執っているラルゴは、部下のクィストを使って接触してきたボンドの周囲を調べさせていた。で、ボンドの泊まっているホテルの部屋に忍び込んだクィストは、ボンドが何処までのことを掴んでいるのかを調べていた。

そんな所にボンドが戻って来た。クィストは洗面室に隠れた。が、ボンドは部屋に仕掛けていた録音装置を再生すると、足音とドアが閉まる音が録音されていたことから何者かが部屋に忍び込んでいたと知る。で、銃を手にして、忍び込んでいる刺客と思われる存在を探る。

洗面室に入ったボンドだったが、一度は見逃した振りをして一旦洗面室から出た。そんな所にドアをノックする音がした。で、ボンドは警戒してドアを開けた。すると親友で一緒に調査をしているCIAのフィリックスがいた。が、ボンドはいきなりフィリックスの腹を殴りつけ、フィリックスを部屋の中に入れ、再び銃を構えて洗面室に入った。そして洗面室からシャワー室の様子を見ると、蛇口を捻って熱湯を出した。

すると男の悲鳴がした。それがクィストだった。ボンドはクィストを捕らえたが、「雑魚」と言って相手にしなかった。フィリックスにさっきのことを詫びると、「ボスに伝えろ」と言い、「雑魚は返す」と言って部屋から追い出したのだった。

クィストはその足でラルゴの屋敷に向かった。そして報告しに来たと言うが、怯えていた。その様子からクィストは失敗したことと悟ったラルゴは、クィストを羽交い締めにさせて問う。が、「何も見つけられなかった」と答えたクィスト。で、ラルゴはクィストがボンドにあしらわれてほっぽり出されたと悟った。で、「失敗した者には死を」という起きてで、クィストを人食い鮫の射るプールに叩き落とした。人食い鮫はあっという間にクィストを襲い、プールは赤く染まった。

ボンドのホテルの部屋に潜入したが、ボンドが戻って来たことで逃げ場のない袋小路となる方向に隠れたという浅はかな行動を取っており、単なる下っ端のチンピラであって雑魚でしかないということを感じさせるキャラでもある。ラルゴはそのことを分かっていて、クィストに対しては愛人の尾行をさせるなど、さほど重要ではない汚い仕事をさせていたが、落ち着きのない態度といい、その程度のことしかさせて貰えないということから、如何にも小心者の小物という分かりやすいキャラでした。

共通点は、洗面所で何かを企んだ人物がその企みを行おうとしていたことその場で発見されてしまうこと、そして主人公によって追い出されているということである。また、その人物のキャラクターは共通点はないものの実に分かりやすいキャラクターであったと言うこと、そして主人公(銭形/ボンド)に遊ばれたということも共通している。

一方、相違点は「ケータイ刑事」では自らの意思で去っていくことを決めているが、「007」ではボンドによってあしらわれて追い返されたということ、「ケータイ刑事」ではその後去っていって消えたが、その後の人格がどうなったのかは不明であるが、「007」はボスの下に逃げ帰り、殺されているという違いがある。また主人公に遊ばれているという共通点があるものの、「ケータイ刑事」では文字通り玩具にされての遊ばれ方であるが、「007」では雑魚扱いされて弄ばれたという遊ばれ方だったという違いもある。(「ケータイ刑事」では人物的にはある程度の大物であったが、「007」は小物のチンピラに過ぎなかったというキャラの違いを彷彿させていて、キャラを上手く描いていました。)

次回はも今回と同様に「ある物」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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サンダーボール作戦 [Blu-ray]

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サンダーボール作戦 (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

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サンダーボール作戦 (アルティメット・エディション) [DVD]

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