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「スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲」 [映画(邦画)]

原作者の漫画家・和田慎二さんの訃報のため、追悼という意味で、この作品についても取りあげることにします。(尚、18年後の「4代目」の作品は価値無しとして取り上げません。)


表題の作品は1988年2月に公開された作品であって「スケバン刑事」シリーズの劇場版第2弾であり、かつ、シリーズの完結編という位置づけの作品である。キャストは3代目を中心としたものであって、初代と2代目は絡んでいないが、シリーズ第1作が2代目の活躍を描いた作品となったが、本作は3代目の活躍を描いた作品ということで、これはこれで3代目の魅力を堪能出来る作品になっている。

作品データを記しておくと、1988年の東映作品で、時間は90分、原作は和田慎二、監督は田中秀夫、脚本は橋本以蔵、撮影は池田健策、美術は安井丸雄、音楽は新田一郎である。そして出演は、浅香唯、大西結花、中村由真、豊原功補、山本顔之介、磯崎洋介、岩瀬威司、田山真美子、京本政樹、藤代美奈子、田中浩二、江原真二郎、萩原流行、長門裕之、たちである。

国家機関・青少年治安局が関根蔵人という25歳の若手エリートによって設立され、10人の学生刑事たちは不良少年狩りを行っていた。三代目スケバン刑事の風間唯も暗闇指令の命によって学生刑事のメンバーとなっていたが、そのやり方に疑問を持ち、脱退し、九州の田舎に戻る。また、吉良や味志令も関根の行動に疑問を抱き、依田に情報の入ったフロッピーディスクを盗ませた。そのフロッピーディスクには関根のクーデター計画が隠されていた。依田は逃げる途中に瀕死の重傷を負い、フロッピーディスクを唯の姉・結花と由真に託すと死んでしまった。関根は暗闇司令をも国家反逆罪として活動を停止させるだけの権力を握っていて、暗闇司令も動けなくなってしまった。九州にいた唯は依田の死を知ると、姉の元に戻ってきたが、阿川瞳子をリーダーとする3人の学生刑事に襲われた。結花と由真は囮となって運河に飛び込み、唯は不良少年グループ・番外連合のアジトに逃げ込むが、リーダーの京助は、元学生刑事の唯を疑っていた。その頃東京では、関根の企んだ無差別テロが起こり、関根の計画は動き始めていた。唯は京助たちと治安局に乗り込み、漁師に助けられた結花も番外連合に合流し、治安局と対決することになる。阿川瞳子たち学生刑事たちは番外連合のアジトに現れ、唯とフロッピーを要求するが、バトル開始となる。唯は由真と暗闇指令を助けるために治安局に行くと、瞳子と対決し、勝利して2人を救出する。その頃、関根は最後のテロを実行しようして動き出していた。唯は関根の乗ったセスナに向かい、ヨーヨーで決着を付けた。

荒唐無稽さという点では前作よりもパワーアップしているが、スケバンたちの活躍ということでは3代目の唯は見せ場があるが、2人の姉(特に由真は)これぞという見せ場がなかったのが残念な所である。しかし、主役を格好良く見せるということでは文句はなく、娯楽作品という意味ではツボを抑えた作品である。尚、娯楽作品として堪能するのであれば、前作とセットにして楽しむのも悪く無いところである。

そう言えば、関テレが何年か前になるが、この2作を深夜に2日連続だったか、2週だったか忘れたが、この2本を(途中にCMは入るものの、ノーカットで)放送したことがあったのを思い出しました。本作のような荒唐無稽な娯楽作品も、久しぶりに見るのならば宜しいかと。

最後に、改めて、原作者である和田慎二先生のご冥福をお祈り致します。

 

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「スケバン刑事」 [映画(邦画)]

本日、本作の原作者である漫画家の和田慎二さんの訃報が届いたということで、この作品を取り上げることにします。61歳って、まだ若いのに、残念です。(が、手塚治虫も亡くなったのは60歳でした。)ご冥福をお祈り致します。

テレビ・ドラマとしてスタートしたのが1985年ということなので、既に四半世紀以上が流れたことになるが、漫画の連載は1976年にスタートしていたと言うことを改めて知りました。('70'sにスタートしていたとはしっていたが、76年ということまでは頭になかった...)

それにしても、ネットのニュースを見ると、氏の代表作として「スケバン刑事」の名前が出ていて、斉藤由貴、南野陽子、浅香唯の名前は出てくるが、2006年の4代目については全く触れられていないということで、一般常識としても「スケバン刑事」は3代目までという認識なんですね。(筆者も、4代目はパチモンでしかなく、「スケバン刑事」とは思っていないですけど...)


表題の作品は1987年2月に劇場公開となったシリーズ初の劇場作品である。TVではシリーズ第3作(3代目)がスタートしていたが、本作の物語の方は第2作の後日談という位置づけである。が、初代は登場していないものの、2代目を中心に、2代目の仲間と3代目が顔を見せていねのも嬉しいところであった。

そういえば、暗闇司令の長門裕之さんも一月半ほど前(2011/5/21)に亡くなっていました。

作品データを記しておくと、1987年の東映作品で、時間は93分、原作は和田慎二、監督は田中秀夫、脚本は橋本以蔵と土屋斗紀雄の2人、撮影は大町進、美術は安井丸男、特技監督は成田亨、音楽は新田一郎である。そして出演は、南野陽子、相楽ハル子、吉沢秋絵、浅香唯、大西結花、中村由真、蟹江敬三、伊武雅刀、小林亜也子、長門裕之、村松克巳、片岡五郎、坂上忍、杉本哲太、田中やよい、内藤武敏、たちである。また、和田慎二もヨーヨー売りのおじさんとして出演している。

2代目スケバン刑事を解任されてから4ヶ月、五代陽子(2代目麻宮サキ)は普通の女子高生として平穏な学園生活を送っていた。が、ある日、和夫という少年の落とし物を拾い、これが彼女を事件に巻き込むことになった。それは、ある孤島に停学となった不良生徒たちを改心させる学校があったが、好調の服部は生徒たちを殺人兵士にしてクーデターを計画していたのだった。和夫は仲間の喜久男と共にその証拠写真を持ち出して逃亡したのだった。で、暗闇司令と接触したサキは調査を依頼し、自らは昔の仲間のビー玉のお京を訪ねた。また、喜久男の妹・めぐみも加わり、助っ人たちと合流する約束の場所に向かった。が、その場を襲撃され、3代目スケバン刑事も見方として加わったが、和夫は死亡し、ボロボロになってしまう。お京は英国留学をする雪乃に声を掛け、仲間に加わるよう頼んだ。その頃、暗闇司令は、首謀者の服部は、5年前のクーデター事件の首謀者で爆死したとされた北時宗という確証を得ていた。雪乃の別荘では、サキたちが地獄城に攻め込む作戦を練っていた。西脇はこれまでの4倍の重量と16倍の破壊力を持つ究極のヨーヨーをサキに届け、サキたちは作戦を実行に移した。しかし、兄を救けると言われためぐみが密告していて、一同は捕らえられてしまう。しかし、兄・喜久男はボロボロにされていて、それを見ためぐみはサキを救い、改めて攻略作戦を開始した。激しい戦いが繰り広げられ、生徒たちを救出し、サキは服部と対決し、怒りのヨーヨーが飛び、服部を倒した。そして全員無事に島を脱出して戻って来た。

あくまでも2代目の五代陽子が主役となっている作品である。そのため、3代目の2人の姉は顔を見せているだけ、3代目の見せ場は殆ど無い(3代目は劇場版第2作があるので、それはそれでいいんですが...)が、クロスオーバーして登場している所は嬉しいところである。(初代も絡んでいたら、更に嬉しかったですが...)

本作公開時は、シリーズとして初の劇場版であるとか、2代目と3代目が顔を合わせるなど、初めての映画ならではのお楽しみがあって、娯楽作品としてのクオリティも高く、大いに楽しむことが出来る作品である。(こういう企画は、2度目以降は新鮮みが無くなってしまうため、苦しくなるのだが、最初だからこそ楽しめるものである。→本シリーズは、2匹目のドジョウも良かったですけど...)

 

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↓原作漫画

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↓TVシリーズ

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TECHNOTRONIC『TRIP ON THIS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1990年にリリースされたリミックス・アルバムである。ベルギー出身のスタジオ・ミュージシャンたちのユニットであって、'80's終盤の欧州のダンス系ミュージックの台頭期に登場し、ハウス系サウンド、ユーロ・ビートのダンス・ミュージックのブームの一翼を担ったグループの一つである彼らが、勢いのあるときにはなったのが本リミックス集である。(現在も現役として活動しているが、21世紀になってからは殆ど新曲を発表していないですが...)勢いがあった時期にリリースされていることもあって、イギリスでは最高位7位を記録する大ヒットになった。

収録曲は以下の全9曲である。『Techno Medley (Pettibone Mix)』『Spin That Wheel (Morales Spinster Mix)』『This Beat Is Technotronic (Dust Mix)』『Get Up (Happy Jack Mix)』『Rockin' Over The Beat (Rockin' Over Manchester Hacienda Mix)』『Pump Up The Jam (Terry Dome Mix)』『Take It Slow (Fab'bibulous Mix)』『Raw Update』『Techno Medley (Pettibone Mix)』。

収録曲は基本的に前年に発表された彼らのアルバム「PUMP UP THE JAM: THE ALBUM」の収録曲と、シングル曲としてリリースしたものをリミックスしたものである。現在ではリミックス集や別バージョンというものも一般的に浸透しているが、当時はこういう試みが定着し始めた頃であって、特にダンス・ミュージックの分野では盛んに行われるようになっていたことでもある。(現在では、リミックス・アルバムのリリースもあるが、「SPECIAL EDITION」として関連するアルバムを2枚組にして、ボーナス・ディスクをリミックス集にするということがよく行われていますね...)そして本リミックス集は、そういう流れを加速することになったものでもある。(何せ、売れたのですからね...)

現在、前年のアルバムとセットにして聴くと、'80'sサウンドとは違う'90'sを意識したサウンドであるが、完全に陳腐化しているサウンドということで、新鮮さなどを感じることは全くないが、当時を知る上ではそれなりに役立つことになる。(特に、バブル期末期の華やいだサウンドということを強く感じることが出来る。)

ということで、音楽的に楽しむというよりも、現在では音楽史を語る上での一つの資料ということで宜しいかと...

 

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ケータイ刑事銭形零18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]

銭形零」の第18話(2nd.5話)「富豪刑事もビックリ!勝手にコラボレーション ~刑事まつり殺人事件」の「裏ネタ編」の7回目の増補となる今回は、第2の競技がこれのテストであったことから「協調性」について、その競技はこれだったことから「パン食い競争」について、使われたパンはこれだったことから「アンパン」について、出場者たちはこれをしていたことから「おんぶ」について、競技中にこれが轟いたと言うことから「銃声」について記します。尚、「おんぶ」は「・26話[裏ネタ編]PART 5」で、「アンパン」は「・10話[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/30付です。)

協調性」:性格や育った環境、考え方、意見の異なった複数の人たち同士が、同じ目標を達成するために、譲り合ったり協力し合ったりして、物事を進めていく資質、素質のこと、またはその性質のことを言う。

完全個人主義の世の中であったり、独裁君主であればともかく、人間社会にはルールがあって、それに従って生きていくため、必ず何処かで他人との共同作業ということを行うことになる。その際、それぞれの人が勝手にやりたいようにしていては物事は上手く進まず、一緒にやっていかなければならないことになる。その際、この資質は必ず必要になるものである。これが無いと「わがまま」ということになり、協調性がないとされる。(但し、協調性があれば良く、なければ悪い、と言うものでもない。→要は、適度な協調性が必要と言うことである。)

英語では「Sense of Cooperation」、ドイツ語では「Gefühl der Zusammenarbeit」、フランス語では「Sens de Coopération」、イタリア語では「Senso della Cooperazione」、スペイン語では「Sentido de Cooperación」、ポルトガル語では「Senso de Cooperação」、中国語では「協調性」と言う。

パン食い競争」:運動会ではお馴染みの競技の一つであって、コースの途中に吊されたパンを口でくわえてゴールするというと競争を変形したものである。尚、基本的に、パンを咥える際、手を使うことは禁止されている。また、パンは直立した場合では、人の口の高さよりもやや高め(地面からは、人の頭ぐらいの高さ)に吊すのが一般的である。(衛生上の観点から、パンが単体で吊されるのではなく、パンが入っている包装袋のまま吊される。)

このため、パンを簡単に咥えられないため、例え足が速くなくても正気は十分にある競技ということになる。(徒競走の類は、足が速くなければ勝てないが、この競技は借り物競走と共に、見る楽しみを加えたものでもある。)

尚、出場者はパンを咥えてゴールすると、そのパンは貰えるのが一般的である。

この競技で使われるパンは、基本的に「アンパン」である。近年ではアンパン以外の菓子パンも使用されることもあるが、「パン食い競争」のイメージとしてはアンパンが絶対である。

起源についてははっきりしていないが、19世紀末の日本で生まれていることだけは分かっている。尚、アンパンの誕生も19世紀末(1874年)であるため、明治の中期までには確立した競技と言うことになる。

英語では「Bread Eating Competition」、中国語では「麵包魚上鉤競爭」と言う。

おんぶ」:(人、特に子供を)背負うことを言う。漢字で表記すると「負んぶ」と記す。元々は「おぶう」と呼んでいたが、発音が転化して「おんぶ」と言うことになったとされている。また、この言葉は幼児語とされているため、大人を背負うことも「おんぶ」と言うこともあるが、基本的には子供を背負う際に用いられる言葉である。

英語では「Piggyback Ride」、ドイツ語では「Huckepack」、フランス語では「Sur le Dos」、イタリア語では「Sulle Spalle」、スペイン語では「Cuestas」、ポルトガル語では「Nas Costas」、中国語では「背」と言う。

アンパン」:中に小豆のあんこ(餡)が入った菓子パンのことである。明治初期に日本で開発されたパンであって、菓子パンの代名詞的なパンとなっている。また、現在では海外でも知られている。

中に入っている餡は様々なあんこがあって、つぶあん、こしあん、白あん、うぐいすあんなどで、それぞれの店が特徴のある餡を作っている。(小豆以外で作った餡を用いたものもあるが、その場合は使用した材料の名前も名前に入れるのが普通であるため、「アンパン」とは区別されることになる。)

表記としては、全て平仮名の「あんぱん」」、全てカタカナの「アンパン」、更には漢字を一部に使った「餡パン」また、平仮名と片仮名が混在した「あんパン」がある。(特に差がある訳ではない。)

歴史は、1874年に木村屋(現在の木村屋總本店)の創業者である木村安兵衛と息子・木村英三郎が考案して売り出したことから始まる。当時、これが発売されると好評を博したとされている。また、翌年の4/4には明治天皇に献上され、これが新聞などで報道されたことから、「アンパン」と「木村屋」の名前は一起に全国的なものとなった。(4/4はこれを記念して「アンパンの日」となっている。)

その時のアンパンは、平たい円盤状の丸い形であって、中心部分にはくぼみがあって、その部分には桜の花の塩漬けが乗せられた。これが現在でもアンパンの基本的な形とされているが、そういうものを乗せないアンパンも大手製パンメーカーは製造している。また、桜の花の塩漬けでなく、ケシの実やゴマの実が飾りとして乗せらている場合もある。また、カレーパンのように、パンを油で揚げてあるアンパンなども現在では存在している。

アンパンは中に餡を入れてある菓子パンとしては基本的なものになっているが、現在ではそのバリュエーションと呼ぶことの出来る様々なパンが登場している。それらの中でも「ジャムパン」を生み出したのは、アンパンを生んだ木村屋の3代目・木村儀四郎であって、1900年に登場している。(よって、ジャムパンはアンパンの従兄弟といって良いですね。)但し、当時は杏子のジャムが入っていた。(現在、「ジャムパン」と言うとイチゴジャムが一般的となっているが、イチゴジャムのジャムパンは昭和になってからである。)また、クリームパンは1904年に登場しているが、こちらは木村屋ではなくて中村屋が開発したものである。→アンパン、ジャムパン、クリームパンは中にクリーム状のものが入った代表的なパン(菓子パン)として定着している。

以前は英語では「Bean Jam Bun」と言っていたが、現在では英語だけでなくドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語など、多くの研吾で日本語をローマ字表記した「Anpan」と言い、中国語では「豆沙麵包」と言う。

銃声」:銃を発射した際に生じる音のことである。「発射音」「発砲音」と言うこともある。尚、大砲の場合は「銃声」と言う場合もあるが、「砲声」と言うのが一般的であるため、「銃声」はピストルなどの銃に限られるのが一般的である。

銃は、火薬を爆発させて、その時に生じる力で弾丸を発射するものである。そのため、発射する際には爆発を生じさせるため、必ず音がする。(サイレンサー(消音器)と呼ばれるものを取り付けると、大きな音は生じなくなるが、それでも何らかの音(=銃声)を生じることになる。)

尚、銃声は銃の種類によっても異なるが、音の大きさは大きく、会話が不能とされる120dBよりも大きい音がする。(電車のガード下や地下鉄車内などが100dB、会話困難とされる人通りの多い道路沿いが80dBであることを考えると、スカに大きい音であるかが分かる。)但し、銃声は(機関銃のように連射するものを除くと)長時間継続する音ではなく、瞬間的な音ということになる。120~130dBを越える音を連続して聴くと、耳が痛くなると感じることがあるが、銃声は瞬間的な音であるため、一発だけであれば耳が痛くなるということは少ない。しかし、何発も撃つ場合(例えば、射撃訓練場での練習時など)は大きな音から耳を保護する目的で、耳栓を装着するのが一般的である。

尚、銃声は空砲であっても発生する。それを応用したのが陸上競技や水泳競技でスタートの合図に使用されるスターターピストルである。それらの音も「銃声」に含まれることになる。(ただ、スターターピストルは競技会では記録を測定するために、計時器と連動するようになっており、ピストル単体というものではない。(学校や町内の運動会ではピストル単体ですが...))

英語では「Shot」または「Gunshot」、ドイツ語では「Schuß」、フランス語では「Coup」、イタリア語では「Colpo」、スペイン語では「Tiro」、ポルトガル語では「Tiro」、中国語では「槍聲」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

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協調性をやしなう 室内ゲーム85 (遊びのアイディア)

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おーくん おんぶ (0.1.2えほん)

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アンパンブック

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銀座木村屋あんパン物語 (平凡社新書)

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こだわりあんぱん (ショトル・ライブラリー)

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  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1997/08
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