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TIERRA『GREATEST HITS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2000年にリリースされた彼らのベスト盤である。彼らはロスのバンドであるが、ラテン系のリズムとメロディを取り入れたバンドである。'80's中期になるとラテンのサウンドはMIAMI SOUND MACHINEが大きなヒットを生むようになるが、彼らはそれよりも早い'70's前半にラテンのメロディを取り入れたバンドである。確かに、'70'sには大きなヒットはなく、'80年になってそれなりのヒットを記録することになる。ある意味ではラテン系のサウンドを浸透させた功労者と言うことになる。本アルバムは、そんな彼らのベスト盤ということで、夏に似合うラテン系のサウンドを堪能するということではもってこいのアルバムである。

収録曲は以下の全12曲である。『Together』『Vamanos Pa Monte (Live)』『Gonna Find Her』『Margarita』『Gema』『Barrio Suite』『Let It Be Me』『Celebrate With Tierra』『Let's Just Kiss And Say Goodbye』『Sonya』『A Place Called Home』『Tonight』。

彼らの代表曲である『Tonight』がラストを飾っているという構成となっているが、これはベスト盤らしい構成である。ラテン系のサウンドというとやはり夏にピッタリというイメージがあるが、本ベスト盤も構成も夏を意識したものとなっていて、上手くまとめられている。(大きなヒット曲が少ない彼らだけに、逆にベスト盤ということで選りすぐりの曲を収めたことが幸いしているとでも言ったらいいですかね...)

全体的に聴きやすい曲であるため、お手元にあっても悪く無いベスト盤である。で、そこから彼らの各アルバムに耳を傾けてみるのも宜しいかと...

 

Greatest Hits

Greatest Hits

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Thump Records
  • 発売日: 2000/07/25
  • メディア: CD


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「THE YOUNG AMERICANS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1993年のイギリス映画「プレイデッド」である。往年のフィルム・ノワールを意識した作りとなっている作品である。

作品データを記しておくと、時間は104分、監督はダニー・キャノン、脚本は: ダニー・キャノンとデヴィッド・ヒルトンの2人、撮影はヴァーノン・レイトン、音楽はデヴィッド・アーノルド、主題歌はビョークである。そして出演は、ハーヴェイ・カイテル、ヴィゴ・モーテンセン、イアン・グレン、キース・アレン、クレイグ・ケリー、サンディ・ニュートン、ジョン・ウッド、テレンス・リグビー、たちである。

麻薬に絡んだ殺人事件が続発したことで、ロンドン市警はニューヨーク市警麻薬捜査課の刑事・ジョン・ハリスを呼び寄せた。表向きはアドバイザーとして招いたのだが、実はヨーロッパに潜伏したと思われる宿敵・麻薬王のフレイザーを逮捕するという任務もあった。捜査を開始したジョンは、エリート捜査官のフォスターと組み、ソーホーのディスコ周辺に探りを入れ、かつては暗黒街の顔役であったが、今では引退同然のキャローと接触する。そんな時、ジョンの目の前で2人の警官が火炎瓶を投げつけられて焼き殺されるという事件が起こった。犯人の顔を目撃したジョンは、ディスコのバーテンとして働いているクリスという若者に協力を求め、犯人は「ヤング・アメリカンズ」という少年ギャング団のメンバーだと証言した。フレイザーは未成年の少年たちを言葉巧みに煽って殺し屋に仕立てていたのだった。少年たちが逮捕されるが、証拠不十分で釈放されると、死体となって発見された。更に、麻薬取引の証拠を知る父が殺されたことで、クリスはジョンに捜査協力を申し出た。で、囮捜査を行って仲間を逮捕し、フレイザーを挙げようとしたが、囮捜査で逮捕した男が釈放され、クリスが襲われた。そしてクリスの恋人のレイチェルを人質にしたフレイザーだったが、キャローが現れてレイチェルを助け、遂にフレイザーを逮捕した。

フィルム・ノワールを意識した雰囲気が独特の世界観を生み出していて、それにビョークの主題歌が見事に溶けている。D・キャノン監督は当時25歳であったが、そのセンスの良さが出ている。ただ、彼は2000年以後はTVドラマの方を中心に活動をしている(人気シリーズの「CSI:科学捜査班」に関係している。)が、今になってみるとTVシリーズがヒットするのも納得出来る片鱗を感じる所がある。

本作はかつてはLDでリリースされていたがDVD化されていない作品であるが、チャンスがあれば見ておきたい作品である。

 

↓ビデオです。

プレイデッド〈字幕版・ワイド〉 [VHS]

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • メディア: VHS

プレイデッド(日本語吹替版) [VHS]

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • メディア: VHS
Young Americans [VHS] [Import]

Young Americans [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Live / Artisan
  • メディア: VHS

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THOMPSON TWINS『QUICK STEP & SIDE QUICKS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表されたアルバムであるが、本作からメンバーが3人になって、ブレイクすることになったため、実質的な彼らのデビュー・アルバムと見なされている。(本国イギリスでは3枚目、アメリカでは2枚目のアルバムということになる。)メンバーが減ったと同時にサウンドの方もシンセサイザーを中心に据えたもの(所謂「エレポップ」)となって、とても親しみやすいサウンドに変わったアルバムである。で、イギリスでは最高位2位、アメリカでは最高位34位を記録した。

収録曲は以下の全10曲である。『Love On Your Side』『Lies』『If You Were Here』『Judy Do』『Tears』『Watching』『We Are Detective』『Kamikaze』『Love Lies Bleeding』『All Fall Out』。

尚、2008年にリリースされた2枚組となったデラックス・エディションのDISC 1には以下の6曲がボーナス・トラックとして追加されている。『Love Lies Fierce (Love Lies Bleeding)』『Long Beach Culture (Instrumental)』『No Talkin' - Dub (Lies)』『Rap Boy Rap (Love On Your Side)』『Frozen In Time (Kamikaze)』『Fallen Out (All Fall Out)』。

また、デラックス・エディションのボーナス・ディスクであるDISC 2には以下の11曲が収録されている。『Lies (Single Remix)』『Love On Your Back』『Lucky Day』『Dancersaurus』『Lies (Bigger And Better) (12" Version)』『Beach Culture』『Love On Your Side (No Talkin') (12" Version)』『We Are Detective (More Clues) (12" Version)』『Lucky Day (Space Mix)』『Watching (You Watching Me) (12" Version)』『Dancersaurus (Even Large Reptiles Have Emotional Problems) (12" Version)』。

シングル・カットされた曲は全部で4曲である。1st.シングルの『Lies』はイギリスで初めてチャートインした曲となって、最高位67位を記録、アメリカでも同様で最高位30位(ダンス・チャートでは1位を獲得している。)を記録した。2nd.シングルの『Love On Your Side』はイギリスで9位、アメリカで45位を記録、3rd.シングルの『We Are Detective』はイギリスで7位、4th.シングルの『Watching』はイギリスで33位を記録している。(この後に、次のアルバムが出て、大ヒット曲『Hold Me Now』がリリースされることになる。)

お薦め曲は、シングル曲からは『Lies』『We Are Detective』『Watching』を、それ以外からは『Tears』と『Kamikaze』をピックアップしておく。

1984年に発表される次作が彼らの最大のヒットとなるのだが、本アルバムはその時の体制が出来たと同時に、波に乗り始めてブレイクすることになったアルバムであるだけに、彼らのキャリアに於いても忘れることの出来ないアルバムである。アルバムの完成度ということでは確かに次作に譲るが、活き活きとして「音を楽しんでいる」ということでは本作の方が上である。そういった楽しさが伝わってくると、聴いていても楽しくなってくるものである。

ということで、'80'sのエレポップの立役者の一組である彼らであるだけに、'80'sサウンドを楽しむのであれば、外せないアルバムの一つである。たっぷりと(デラックス・エディションの方で)楽しみましょう。

 

Quick Step & Side Kick

Quick Step & Side Kick

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Superfecta
  • 発売日: 2004/10/12
  • メディア: CD

↓デラックス・エディションはこちら

Quick Step & Side Quicks (Dlx)

Quick Step & Side Quicks (Dlx)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Edsel Records UK
  • 発売日: 2008/03/04
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形結8話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

銭形結」の第8話「初恋は死の香り! ~愛はかげろうのように殺人事件 捜査編」の「裏ネタ編」は今回限りです。(3話連続となると、ネタの方も同じものが結構出てきますからね...)で、マリリン主演映画について語られていた「ラストシーン」について、「トロンボーン」について、「」について、そしてねぷたが3人に対して言った言葉から「負け犬」について、「トリオ」について記します。尚、「港」は「・25話[裏ネタ編]PART 7」で、「負け犬」は「・1話[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、BS-TBSの本放送時に記した記事(感想)は「ここをクリック」してご覧下さい。

ラストシーン」:映画やテレビドラマ、演劇に於いて、最後の場面のことである。この部分でその物語は終わることになるので特に舞台劇では「幕切れ」ということもある。

物語の最後の部分であるため、この部分の出来不出来が、その作品の印象として残ることが多いため、特に力が入れられることが多い。→「終わりよければすべてよし」と言われますからね...

英語では「Last Scene」、ドイツ語では「Letzte Szene」、フランス語では「Dernière Scène」、イタリア語では「L'ultima Scena」、スペイン語では「Última Escena」、ポルトガル語では「Última Cena」、中国語では「最後的場景」と言う。

トロンボーン」:金管楽器の1つである。金管楽器としては中型であって、「U」字型の2つの管を組み合わせた構造になっている。そしてスライド式になっている管の部分を伸縮させることで発する音程を変える。

15世紀中頃にトランペットから別れて発達したものとされていて、オペラをはじめクラシック音楽では広く使用される楽器になった。(ベートーベンが『交響曲第5番・運命』と『交響曲第6番・田園』でトロンボーンを取り入れると、その後広く採用されるようになった。)

また、教会などで演奏される宗教音楽の分野でも重要な楽器の一つとなる。また、20世紀になると、ニューオーリンズを中心としたディキシーランド・ジャズの世界で広く使われ、更にビッグバンド・ジャズでもスタンダードな楽器として使用されたことで、ジャズにも欠かせない楽器となった。更に、吹奏楽、ブラスバンドでも不可欠な楽器となっている。また、その後はロックの世界でブラス・ロックが登場すると採用され、サックスと共にお馴染みの楽器となった。で、現在は金管楽器の1つとして広く使用されている。

トロンボーンは音域によって分類される。(ソプラノ、アルト、テナー、バスなどのように分類されるのと同じである。)が、大別すると、テノール・トロンボーン、バス・トロンボーン、テノール・バス・トロンボーンの3つに分類されることになる。(ソプラノやアルトという音域のものは少ないということである。)

英語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語では「Trombone」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Posaune」、スペイン語では「Trombón」、中国語では「長號」と言う。

」:元々の意味は、河、海などの水の出入り口のこと、または海流、河流、潮の満ち引きによって生じた入江、内湖、砂州、潟などのことである。が、その地形を利用して船が安全に停泊できるような施設が作られていったことから、その港湾施設のことを指すようになった。現在では、船が停泊することが出来る港湾施設のことが第一意になっている。

一般的には「港」という漢字が使用されているが、「湊」と言う漢字表記もある。更には「水門」と記して「みなと」と読んだ。(「水(み)の門(と)」から変化して「みなと」となった。)また、別の言い方としては「船着場」「船がかり」「波止場」「桟橋」「乗船所」という言い方もある。

特に、交通機関としての船(フェリー、水上バスなど)が停泊することが出来る場所と言うことでは「船着場」と呼ばれることもよくある。但し、時代劇に船が出てくると、「港/湊」と呼ばずに「船着場」と呼ばれていることが多いため、「船着場」というとイメージ的に小型の船が停泊する場所というようになっていて、「港」と言うと外洋を航行する大型船が停泊するというイメージがある。しかし言葉上は停泊する船の大きさには関係しない。また、「港」と言うと、荷物の積み卸しをするための大がかりな港湾施設を伴っているとか、外洋で捕ってきた魚を水揚げし、側に魚市場があるというようなイメージがあるが、何らかの港湾施設は船が停泊する場所には必要であり、港湾施設の種類によって区別されるものでもない。

港は、その港が果たしている機能的な側面によって、商港、工業港、漁港、フェリー港、マリーナ、軍港、避難港などに分類される。

また、水運は昔から重要な交通手段であったため、港がある町は古くから発展していた町が多い。更に、外国と接触する上では重要な場所となり、国際的な交易の拠点として発展した都市が多い。(特にヨーロッパでは世界的な港湾都市として発展した都市が多い。)日本では、江戸時代は鎖国政策が採られていたが、外国との窓口になった長崎や、明治以後に貿易港として発展した横浜や神戸も港湾都市として発展した都市である。

英語では「Port」「Harbor」「Wharf」「Pier」「ferry」などの言い方があって、港の機能的なことからこれらの呼び名が変わることになる。(但し、総称的な言い方をする場合は「Port」と言う。)また、ドイツ語では「Hafen」、フランス語では「Port」(英語の「Port」と発音は異なる。)、イタリア語では「Porto」、スペイン語では「Puerto」、ポルトガル語では「Porto」、中国語では「港」と言う。

負け犬」:本来の意味は、(犬同士の)喧嘩に負けて、尻尾を巻いて逃げる犬のことである。これかせ転じて、競争や勝負事に敗れた人間のこと、則ち「敗者」のことも指すようになった。

また、近年では、2003年に出版された酒井順子のエッセイ「負け犬の遠吠え」によって、30代、子供のいない、未婚女性のことを指す言葉として使われ、これが流行語にもなった。(ある程度は「負け犬」という言葉が一人歩きした部分もありますが...)ただ、これは2004年の「流行語大賞」の上位にランクインした言葉ということもあって、それから数年が流れた現在では、半分以上は死後になっているような所もありますが...

英語では「Loser」または「Underdog」、ドイツ語では「Verlierer」、フランス語では「Perdant」、イタリア語では「Perdente」、スペイン語、ポルトガル語では「Perdedor」、中国語では「敗犬」と言う。

トリオ」:「3人組」と言う意味である。また、音楽用語としては「三重奏」または「三重唱」のことを指す。(2人組は「コンビ」、4人組は「カルテット」という。)尚、音楽用語の「トリオ」はイタリア語から来ている。(英語などと同じ綴りであるが、語源はイタリア語である。)

また、かつては「トリオ(TRIO)」というブランドのオーディオ・メーカーが存在した。(現在のケンウッド(KENWOOD)である。)民放FMが全国で4局しかなかった時代には、時報はトリオが独占提供を行っていたこともあって、特定の世代では「トリオ」という名前は頭に焼き付いているメーカーの一つであった。また、当時のオーディオでは、FMチューナーでは良品を発売していたことでも知られているメーカーであった。(無線機器関係に強みを持っていた。)

英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語では「Trio」(但し。発音は異なる。)、スペイン語では「Trío」、中国語では「三重奏」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形結 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

ラストシーンをもう一度―名画のエンディング ベスト80

ラストシーンをもう一度―名画のエンディング ベスト80

  • 作者: 高沢 瑛一
  • 出版社/メーカー: 清水書院
  • 発売日: 1998/06
  • メディア: 単行本
トロンボーンで吹くとカッコイイ曲あつめました。(カラオケCD付)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: シンコーミュージック・エンタテイメント
  • 発売日: 2010/11/09
  • メディア: 楽譜
うまくなろう!トロンボーン (Band Journal Book)

うまくなろう!トロンボーン (Band Journal Book)

  • 作者: 小田桐 寛之
  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 1999/02/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
トロンボーン・パライダス

トロンボーン・パライダス

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: JP-International
  • 発売日: 2008/04/04
  • メディア: CD
トランペット&トロンボーン協奏曲集

トランペット&トロンボーン協奏曲集

  • アーティスト: ハイドン,フンメル,ダーヴィッド,ジンマン(デイヴィッド),チューリヒ・トーンハレ管弦楽団,セガール(ジェフリー),ベルトンチェロ(マイケル)
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2004/11/24
  • メディア: CD
ピンバッチ トロンボーン PUEBCO

ピンバッチ トロンボーン PUEBCO

  • 出版社/メーカー: プエブコ
  • メディア:
ビジュアル図解 まるごと!船と港 (DO BOOKS)

ビジュアル図解 まるごと!船と港 (DO BOOKS)

  • 作者: 森 隆行
  • 出版社/メーカー: 同文舘出版
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 単行本
負け犬の遠吠え (講談社文庫)

負け犬の遠吠え (講談社文庫)

  • 作者: 酒井 順子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/10/14
  • メディア: 文庫
負け犬 (講談社文庫)

負け犬 (講談社文庫)

  • 作者: 志水 辰夫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/04/15
  • メディア: 文庫

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